JP3717383B2 - 強誘電体膜のエッチング方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、不揮発性メモリ素子、揮発性メモリ用キャパシタ、光変調素子、圧電素子、焦電型赤外線センサ等に用いられる強誘電体膜を微細加工するための強誘電体膜のエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自発分極を有する強誘電体膜をキャパシタに用いた強誘電体不揮発性メモリデバイスが活発に開発されている。上記強誘電体材料としては、PZT(Pb(Zr,Ti)O3、チタン酸ジルコン酸鉛)、PbTiO3(チタン酸鉛)、BaTiO3(チタン酸バリウム)、PLZT((Pb,La)(Zr,Ti)O3(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛))等の酸化物が主である。中でもPZTが、現在、不揮発性メモリ用材料として最も有望視され、精力的な研究がなされている。
【0003】
強誘電体膜を強誘電体不揮発性メモリに応用する場合、強誘電体膜の微細加工が重要である。従来、PZT膜等の強誘電体膜のエッチングには、ウェットエッチング(S. Trolier, et.al,Proc.Sixth IEEE Int. Symp. on Appl.of Ferroelectrics,Bethlehem,PA.(1986) p.107)、Arを用いたイオンミリング(S.Lee,et.al.,Optical Engineering 25(1986) p.250)、CCl2F2混合ガスによる化学エッチング(Dilip P,et.al.,J.Electrochem.Soc., Vol.140,No.9,(1933)p2635)あるいはHCl/CF4混合ガスによる化学エッチング(M.R.Poor,et.al.,Mat.Res.Soc.Symp.Proc.vol.200(1992)p.211)やCCl4を用いた化学エッチング(K. Saito,et.al.,Jpn,Appl.Phys.Vol.31(1992) p.L1260)等が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、集積度の高い強誘電体不揮発性メモリを形成する場合、非常に微細な加工が要求されるので、ウェットエッチングでは対応が困難である。また、アルゴン等の不活性ガスを用いたイオンミリングでは、エッチングレートが遅く、エッチングされた物質の再付着による汚染の問題や、マスク側壁への再付着による寸法シフトの問題等がある。一方、この再付着を少なくすべく、圧力を高くして強誘電体膜に垂直に入射するイオンを少なくし、かつ側壁にテーパを付ける場合には、そのテーパの存在により線幅の正確な制御ができないという問題もある。更に、フッ素ガスや塩素ガスを用いた化学エッチングでも、特にPZTやPLZT等の強誘電体膜の場合には、鉛に対して蒸気圧の高いハロゲン化物の形成が困難なため、エッチングレートが遅かったり、マスク側壁への堆積物による寸法シフトが起こるという問題があった。
【0005】
例えば、図14に示すように、アルゴンガスによるスパッタエッチングまたはSF6のみを用いたケミカルエッチングを行った場合、マスク側壁に不揮発性の堆積物が付着し、寸法シフトが生じる。図14は従来技術の問題点の説明に供する図であり、21はシリコン基板、22はNSG(Non-doping Silicate Glass)膜、23はTi膜、24はTiN膜、25はPt/Ti膜、26はPt膜、27はPZT膜、28は側壁デポ膜を示している。
【0006】
本発明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされたものであり、高いエッチングレートで寸法シフトの発生を抑制または防止できる、強誘電体膜のエッチング方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、強誘電体膜上にマスクとなる耐エッチング膜をパターニングし、耐エッチング膜に覆われていない領域の上記強誘電体膜をエッチングする強誘電体膜のエッチング方法において、エッチングガスとして不活性ガスとハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスと炭化水素ガスとからなる混合ガスを、エッチングガスの総流量に対するハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスの流量比を10%以上50%以下にするとともに、エッチングガスの総流量に対する炭化水素ガスの流量比を2〜10%として、ドライエッチングを行うことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2記載の本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、上記不活性ガスがArガスであり、上記ハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスが塩素ガス又は塩化物ガスであることを特徴とする、請求項1記載の強誘電体膜のエッチング方法である。
【0009】
また、請求項3記載の本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、上記炭化水素ガスがCnH2n+2、CnH2nまたはCnH2n-2(nは正の整数)であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の強誘電体膜のエッチング方法である。
【0010】
また、請求項4記載の本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、上記ドライエッチングを行う場合に、放電時の真空チャンバー内のガスの圧力が0.5mTorr以上10mTorr以下の範囲内であることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項3記載の強誘電体膜のエッチング方法である。
【0011】
また、請求項5記載の本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、上記エッチング時の基板温度が150℃以下の範囲であることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の強誘電体膜のエッチング方法である。
【0012】
また、請求項6記載の本発明の強誘電体膜のエッチング方法は、上記エッチング時に前記強誘電体膜の側壁に形成される堆積物を水溶液によるウェット処理により除去することを特徴とする、請求項1記載の強誘電体膜のエッチング方法である。
【0013】
【作用】
本発明にあっては、エッチングガスとして不活性ガスとハロゲンガス又はハロゲン化物ガスと炭化水素ガスとからなる混合ガスを用いて強誘電体膜をエッチングする。強誘電体膜中に含まれるPb、Zr、Ti等の各元素は、不活性ガスでスパッタリングすることにより酸素との結合力が弱められる。これにより、強誘電体膜中に含まれる各元素のハロゲン化を促進して、ハロゲン化物ガスとして揮発させる。また、炭化水素ガスを用いることにより、フォトレジストの側壁が浸食されるのを抑制しながらエッチングを行って、エッチングレートを速くすると共に、寸法シフトを抑えることができる。このとき、ハロゲン化されて側壁に付着した化合物は水等により除去することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
(実施例1)図1は本実施例における強誘電体膜のエッチング工程を示す断面図であり、図2は本実施例に用いるECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマエッチング装置の概要図であり、図3は塩素ガスの添加量を変化させたときのマスクのエッチングレートの変化を示す図であり、図4はRF出力とエッチングレートの関係を示す図であり、図5はRF出力と選択性との関係図である。図1において、1はシリコン基板、2はNSG膜、3はTi膜、4はTiN膜、5はPt膜、6はPZT膜、7はPt/Ti膜、8はSOG膜であり、図2において、9はマイクロ波、10は高周波電源、11はソレノイドコイル、12はウェハ、13は電極、14はCl2ガス導入口、15はArガス導入口である。尚、本発明は、ECRプラズマエッチング装置で発生するような低圧力下で高密度プラズマ{例えば、HWP(ヘリコン波)、ICP(誘導結合)プラズマ}を発生できるような装置を用いれば実施可能である。
【0016】
以下に、図1を用いて本実施例の強誘電体膜のエッチング方法を説明する。
【0017】
まず、シリコン基板1上にCVD法により、NSG膜2を約300nm程度成膜し、その上に、NSG膜2とTiN膜4との密着性を向上させるため、スパッタ法を用いてTi膜3を約20nm程度成膜する。このスパッタはアルゴンの流量=85SCCM、RFパワー=3kW、圧力=2.5mTorrの条件で行った。
【0018】
次に、バリア層として、スパッタ法を用いてTiN膜4を約200nm程度成膜した。このスパッタはアルゴン流量=58SCCM、窒素流量=76SCCM、RFパワー=5kW、圧力=4mTorrの条件で行った。その後、TiN膜4とPt膜5との密着性を向上させるために、上述の条件でTi膜3を成膜し、続いて、強誘電体膜キャパシタの下部電極としてスパッタ法によりPt膜5を約100nm程度成膜した。このスパッタはアルゴン流量=120SCCM、RFパワー=2kW、圧力=4mTorrの条件で行った。
【0019】
次に、強誘電体膜であるPZT膜6をゾル−ゲル法を用いて成膜した。この成膜方法はPZTのゾル−ゲル液をスピンコーターでPt膜5上に成膜し、400℃で1時間の仮焼成を行った(図1(a)参照)。その後、PZT膜6の本焼成として、600℃で30秒のアニールとしてRTA(Rapid Thermal Anneal)を行った。本焼成後のPZT膜6の膜厚は約250nmであった。また、この際、Pt膜5とTiN膜4間のTi膜3はPtと共晶し、共晶部分にPt/Ti膜7が形成される(図1(b)参照)。更に電極としてのPt膜5はグレインの集合体のような状態になる。
【0020】
次に、PZT膜6上に耐エッチング膜として、SOG(Spin On Grass)膜8をスピンコーターで1μm成膜し、焼成して形成する。
【0021】
マスクとして用いるためには、成膜時にマスク材料とPZT膜6との反応を抑えなければならない。例えば、本実施例のようにSOG膜をマスクとして用いた場合、成膜時の温度が350°C近くまで上昇しても界面反応は起こらず、また、NSG膜をマスクとして用いた場合は400°C付近まで上昇しても界面反応は起こらないことが、TEM解析よりわかっている。
【0022】
その後、レジストを用いたフォトリソグラフィーにより、0.8μm〜2.5μm角のパターニングを実施し、SOG膜8をエッチングすることにより、SOG膜8をマスクとした。SOG膜8のエッチング条件は、μ波プラズマエッチング装置を用い、CF4の流量を50SCCMとし、圧力を5mTorr、μ波出力を200mA、RF出力を40Wとした。その後、アッシング工程によりレジストを剥離した(図1(c)参照)。
【0023】
次に、図2に示すようなECRプラズマエッチング装置を用いて、エッチングガスとして、Arを流量63SCCM、Cl2を流量27SCCMで導入し、圧力=1.4mTorr、μ波出力を1000W、RF出力を100W、基板表面温度を300℃として、PZT膜6のエッチングを行う(図1(d)参照)。
【0024】
尚、基板表面温度は、鉛のハロゲン化物を揮発させるためには、100℃以上が適当であり、エッチングマスクとPZTとの界面で反応を起こさず、且つ、PZT膜6の膜質を変えない程度の温度とする必要があることから、400℃以下が適当である。また、ハロゲンガスとしては、他のハロゲンガスよりも揮発し易い、塩素(Cl2)ガス又は塩化物を用いるのが適当である。塩化物としては、CCl4やCHCl3等を用いることができる。また、エッチング時の真空度に関しては、μ波(ECR)にて安定なプラズマが得られる範囲として1〜10mTorrである。また、図3に示すように、塩素ガスのエッチングガスの総流量に対する流量比が50%以下の範囲では、マスクであるSOG膜8のエッチングレートが落ちる傾向にあるものの、PZT膜6との選択性を持たせマスクとして使用できる範囲として塩素ガスのエッチングガスの総流量に対する流量比は50%より小さくすることが適当であり、本実施例では選択比(SOG膜8/PZT膜6)を考慮し、流量比を30%とした。更に、RF出力が、図4に示すように大きくなるにつれて、エッチングレートは上昇するが、図5に示すように選択性を考慮すると、100〜150(W)の範囲がより適当である。100〜150(W)の範囲とする理由は、エッチングすべきPZT膜6とその下のPt膜5との選択比(PZT/Pt)が100Wでは高いものとなるが、Pt膜5のエッチング後の表面形状の均一性を考慮すると、PZT/Ptの選択性は1より大を必要とするためである。
【0025】
従来のフッ素系ガスによるケミカルエッチングでは、PZT膜の膜厚が3000オングストロームの場合、テーパ角度が45゜、寸法シフトが0.3μmであったが、本実施例では、上述の条件で行った場合、0.05μm以下の寸法シフトに抑えられた。
【0026】
また、Arガスによるスパッタエッチングでは、圧力を1.4mTorr、μ波出力を1000W、RF出力を200W、基板表面温度を200〜300℃とした場合、エッチングレートが300オングストロームであったが、Arの流量を63SCCM、Cl2の流量を27SCCMとしたガス系を用いるようにした場合には、エッチングレートが520オングストロームまで上がった。
【0027】
尚、基板表面温度が、100℃以上150℃以下の範囲では、マスクとしてレジストを用いることができるが、レジストの側壁がエッチングされて後退するため0.1〜0.2μmの寸法シフトが生じる。一方、耐エッチング膜としてシリコン酸化膜を用いた場合には、エッチング時の基板温度が100℃以上400℃以下の場合にもパターンの変形が起こらず、寸法シフトを押さえることができると共に、ハロゲン化物の揮発をさらに促進することができる。
【0028】
以上詳細に説明したように、本実施例による場合には、高いエッチングレートで、寸法シフトも無くまたは少なく、高精度で、鉛の化合物等を含む強誘電体膜の微細加工が可能となる。
【0029】
尚、本実施例による場合、レジストマスクを用いることのできる温度範囲でマスクとしてレジストを用いると、寸法シフトが僅かであるが生じることがあり、改善の余地が残されていた。
【0030】
(実施例2)本実施例は、寸法シフトを完全に防止する場合である。
【0031】
図6は、本実施例の強誘電体膜のエッチング工程を示す断面図である。図6において、31はシリコン基板、32はNSG膜、33はTi膜、34はTiN膜、35はTi膜、36はPt膜、37はPZT膜、38はPt/Ti膜、39はレジスト膜、40は側壁デポ膜である。
【0032】
本実施例では、以下のようにしてエッチングを行う。
【0033】
まず、図6(a)に示すように、シリコン基板31上に、CVD法によりNSG膜32を300nm成膜し、その上にNSG膜32とTiN膜34との密着性を上げる為の密着層として、スパッタ法を用いてTi膜33を20nm成膜した。このスパッタはAr流量=85SCCM、RFパワー=3kW、圧力=2.5mTorrの条件で行った。
【0034】
その後、バリア層としてスパッタ法を用いてTiN膜34を200nm成膜した。このスパッタはN2流量=76SCCM、Ar流量=58SCCM、RFパワー=5kW、圧力=4mTorrの条件で行った。
【0035】
その後、TiN膜34とPt膜36の密着性を上げる為の密着層として、前述のTi膜33と同じ条件でTi膜35を20nm成膜した。
【0036】
その後、強誘電体薄膜キャパシタの下部電極としてスパッタ法によりPt膜36を100nm成膜した。このスパッタはAr流量=120SCCM、RFパワー=2kW、圧力=4mTorrの条件で行った。
【0037】
その後、強誘電体薄膜であるPZT膜37をゾル−ゲル法を用いて成膜した。この成膜はPZTのゾル−ゲル液をスピンコーターで前述のPt膜36上に成膜し、400℃で1時間の仮焼成を行った。
【0038】
次に、このように積層した後に、PZT膜37の本焼成として660℃で30秒のRTA(Rapid Thermal Anneal)を行った(図6(b)参照)。本焼成後のPZT膜37の膜厚は250nmである。本焼成後はPt膜36とTiN膜34との間のTi膜35はPtと共晶し、Pt/Ti膜38となる。このようにして得られた試料ウェハーに対して、エッチングが行われる。次に、図6(c)に示すように、PZT膜37の上にレジスト膜39を2μm成膜し、フォトリソグラフィーにより0.8〜2.5μm角のパターンを形成して、それをマスクとした。
【0039】
次に、図2に示したECRプラズマエッチング装置を用いてPZT膜37のエッチングを行った。エッチング条件は、エッチングガスとしてAr:CF4(ハロゲン系第1ガス):CHF3(ハロゲン系第2ガス)=1:1:2またはAr:SF6(ハロゲン系第1ガス):CHF3(ハロゲン系第2ガス)=1:1:2とし、圧力=1.4mTorr、μ波出力=1000W、RF出力=100W、基板表面温度=50℃とした。このエッチングにより、図6(d)に示すように、PZT膜37の側壁に側壁デポ膜40が形成された。
【0040】
次に、温水により側壁デポ膜40を除去し、その後、アッシングによりレジスト膜39を除去した(図6(e)参照)。温水の処理としては、25℃で10分以上、100℃では5分以上で除去可能なことが確認済みである。なお、温水を用いることにより、他の処理液を使用する場合のコストアップを回避でき、また、処理液によるダメージも回避できる。尚、エッチング時の真空度については、μ波(ECR)にて安定なプラズマが得られる範囲として1〜10mTorrが望ましく、より高い異方性を出す為にはできるだけ高真空領域を用いるのが望ましい。よって、本実施例では圧力を1.4mTorrとした。
【0041】
以上のように、本実施例2による場合には、側壁デポ膜を無くすことが可能となり、寸法シフトもなく高精度でPZTの微細加工が可能となる。
【0042】
また、実施例1では蒸気圧を高めるべく基板温度を300℃程度に高くする必要があり、そのためにSOG膜をマスクに用いたが、本実施例では基板温度を低くしてもエッチングすることができるので、一般のレジスト膜39の使用が可能となった。そのレジスト膜39の除去はアッシングにて行うことができるため、工程の簡略化が図れる。
【0043】
また、不活性ガスとハロゲン系の第1ガスおよび第2ガスとの総流量に対する不活性ガスの流量比率を50%未満とすることにより、選択比を向上できる。例えば、Arのみの場合、PZT/P.R(フォトレジスト)の選択比は0.5、Ar:CF4=1:1ではPZT/P.Rの選択比は2.4となる。更に、CHF3混合のAr:CF4:CHF3=1:1:2での選択比は6.6であった。このように、ハロゲン系の第1ガスとハロゲン系の第2ガスにおいて、ハロゲン系の第2ガスの流量のハロゲン系の第1ガスの流量に対する流量比率を70%未満とすることにより、更に選択比を向上できる。選択比の向上はマスクであるレジストのサイドエッチが少ない事であり、本実施例のエッチング方法を用いて温水処理を行うことにより、0.05μm以下の寸法シフトに抑えられる。
【0044】
また、Arスパッタエッチングでは、エッチングレートは圧力=1.4mTorr、μ波出力=1000W、RF出力=200Wで300オングストローム/分であったが、Ar/CF4/CHF3ガス系を用いた場合には550オングストローム/分までエッチングレートが向上した。Ar/SF6/CHF3ガス系を用いた場合には、900〜1000オングストローム/分までエッチングレートを向上することができた。従って、このようなエッチングガスを使用することにより、迅速なエッチングが可能となる。
【0045】
(実施例3)本実施例は、実施例2とは異なる方法により、寸法シフトを完全に防止する場合である。また、本実施例に係る方法では、強誘電体膜としては鉛との化合物に限らず、LaやNb等の不純物を含むPLZT、PNZTやその他の強誘電体膜に対しても適用できる。また、上述した実施例1、2においても、上記PLZTやPNZTに適用できる。
【0046】
本実施例では、図7に示すような試料ウェハーを作製し、炭化水素ガスを含むエッチングを用いてエッチングを行った。図7において、41はシリコン基板、42はNSG膜、43はTi膜、44はTiN膜、45はTi膜、46はPt膜、47はPZT膜である。
【0047】
本実施例では、以下のようにしてエッチングを行った。
【0048】
まず、シリコン基板41上に、CVD法によりNSG膜42を300nm程度成膜し、その上にNSG膜42とTiN膜44との密着性を上げる為の密着層としてスパッタ法を用いTi膜43を20nm程度成膜した。このスパッタはAr流量=85SCCM、RFパワー=3kW、圧力=2.5mTorrの条件で行った。
【0049】
次に、バリア層として、スパッタ法を用いてTiN膜44を約200nm成膜した。このスパッタはN2流量=76SCCM、Ar流量=58SCCM、RFパワー=5kW、圧力=4mTorrの条件で行った。
【0050】
その後、TiN膜44とPt膜46との密着性を上げる為の密着層として前述のTi膜43と同じ条件でTi膜45を20nm成膜した。
【0051】
その後、強誘電体薄膜キャパシタの下部電極として、スパッタ法によりPt膜46を100nm程度成膜した。このスパッタはAr流量=120SCCM、RFパワー=2kW、圧力=4mTorrの条件で行った。
【0052】
その後、強誘電体薄膜であるPZT膜47をゾル−ゲル法を用いて成膜した。成膜はPZT前駆体溶液をスピンコーターで前述のPt膜46上に成膜し、400℃で1時間の仮焼成を行った。更に、RTA(Rapid ThermalAnneal)により、660℃で30秒の本焼成を行った。このようにして得られた試料ウェハーに対して、エッチングが行われる。
【0053】
次に、半導体装置の製造において一般的に行われているフォトレジストを用いたフォトリソグラフィーにより、0.8〜2.5μm角のパターンを形成し、それをマスクとした。
【0054】
次に、図2に示したECRプラズマエッチング装置内に試料ウェハーを設置してPZT膜47のエッチングを行った。エッチングガスは、Arガス流量=59.5SCCM、Cl2ガス流量=25.5SCCM、CH4ガス流量=5.0SCCMで導入した。このとき、Cl2ガスおよびArガスの導入にはガス導入口14、15を用い、CH4ガスの導入にはガス導入口14及び/又は15を用いた。他の条件としては、エッチング装置の反応室内のトータル圧力は1.4mTorrに保ち、μ波パワー=1kW、RF出力=100Wとし、ソレノイドコイルの電流20Aで基板表面温度を80℃とした。
【0055】
上記エッチング時の反応室内のトータル圧力は、ECRで安定なプラズマを得られる範囲である、0.5〜10mTorrが望ましい。また、混合ガスの総流量は、可変バルブにより反応室内の圧力を安定に保持できるように、40〜90SCCMが望ましい。
【0056】
図8に、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比とエッチングによる強誘電体膜の断面プロファイル角との関係を示し、図9に、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比とエッチング速度との関係を示す。図8に示すように、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比が50%を超える範囲では、エッチングによる強誘電体膜の断面プロファイル角が小さくなって寸法シフトが大きくなる。また、図9に示すように、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比が10%未満では、エッチング速度が低下する。従って、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比は10%以上50%以下の範囲であるのが望ましい。
【0057】
また、図10に、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比とエッチングによる強誘電体膜およびフォトレジストの選択比との関係を示し、図11に、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比と側壁デポ膜の厚みとの関係を示す。図10に示すように、エッチングガス中にCH4ガスを添加することによりフォトレジストの側壁が保護され、強誘電体膜とレジストとの選択比が向上する。しかし、図11に示すように、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比が10%を超える場合には、側壁のデポ膜(堆積物)が増加して寸法シフトが大きくなる。また、流量比が2%未満の場合には、フォトレジストの側壁がエッチングされて後退するため、寸法シフトが大きくなる。従って、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比は、2〜10%の範囲であるのが望ましい。
【0058】
このようなエッチングガス中に含まれる不活性ガスとしてはArガス等を用いることができ、これにより強誘電体膜中に含まれる鉛などの元素をスパッタしてハロゲン化を促進させることができる。また、ハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスとしては、塩素ガス又はBCl3、CCl4、SiCl4等の塩化物ガス等が望ましく、他のハロゲンガスやハロゲン化物ガスを用いた場合より、ハロゲン化物の揮発性が向上し、迅速なエッチングが可能となる。さらに、炭化水素ガスとしては、CnH2n+2、CnH2nまたはCnH2n-2(nは正の整数)等を用いることができ、これにより強誘電体膜とマスクとの選択比を向上させることができる。
【0059】
このようにしてエッチングされたPZT膜の断面は、図12に示すようなものとなり、従来のイオンミリングを用いたエッチング方法では、図15に示すようなものとなった。2つの断面を比較すると、本実施例のエッチング方法によれば、従来のエッチング方法を用いた場合に比べてプロファイル角が大きく、寸法シフトの小さなPZT薄膜の微細加工が可能であることが分かる。尚、この図12および図15において、51および71はSi基板、52および72はNSG膜、53および73はTi膜、54および74はTiN膜、55はおよび75はTi膜、56および76はPt膜、57および77はPZT膜、58および78は側壁デポ膜を示している。
【0060】
また、本実施例3におけるエッチング速度は、450〜500オングストローム/分であり、RIEによるエッチング速度が300オングストローム以下であるのと比較して1.5倍以上の高速にすることができた。
【0061】
さらに、本実施例3では炭化水素ガスを用いることにより、フォトレジストの側壁が浸食されるのを防ぐことができ、フォトレジスト膜を使用することにより工程の簡略化が図れた。尚、基板表面温度が150℃を超える場合には、フォトレジストが軟化して変形するため、高精度の微細加工が困難になる。従って、冷却装置等を用いて基板表面温度を150℃以下に保つのが望ましい。
【0062】
本実施例3のエッチングにより発生する側壁デポ膜は、常温の純水中で20分間洗浄することにより除去でき、図13に示すような、プロファイル角が大きく寸法シフトの小さい、高精度の微細加工を実現することができた。常温の水を用いることができるのでコストアップを回避でき、処理液によるダメージも生じない。尚、この図13において、61はSi基板、62はNSG膜、63はTi膜、64はTiN膜、65はTi膜、66はPt膜、67はPZT膜を示している。
【0063】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記不活性ガス、ハロゲンガス、ハロゲン化物ガス、ハロゲン系の第1ガス、ハロゲン系の第2ガスおよび炭化水素ガスは、上記実施例に示した以外のものを用いてもよい。また、上記実施例では、PZT膜のエッチングについて説明したが、LaやNb等の不純物を含むPLZT、PNZTやその他の強誘電体膜に対しても同様の効果があり、広い範囲の強誘電体膜のエッチングに適用することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、エッチングガスとして、不活性ガスとハロゲンガス又はハロゲン化物ガスと炭化水素ガスとの混合物を用いることにより、高いエッチングレートで、寸法シフトもなく、高精度で、強誘電体膜の微細加工が可能となる。
【0065】
また、本発明において、耐エッチング膜としてフォトレジストを用いることができるので、マスクの成膜やパターニング、除去等の工程を容易に行うことができ、製造コストを安くすることができる。
【0066】
また、本発明において、不活性ガスとしてArガスを用い、ハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスとして塩素ガス又はBCl3、CCl4、SiCl4等の塩化物ガスを用いることにより、他のハロゲンガスやハロゲン化物ガスを用いた場合より、ハロゲン化物の揮発性が向上し、迅速なエッチングが可能となる。
【0067】
また、本発明において、炭化水素ガスとしてはCnH2n+2、CnH2nまたはCnH2n-2等を用いることができ、これにより強誘電体膜とマスクとの選択比を向上させることができる。
【0068】
また、本発明において、放電時の真空チャンバー内のガスの圧力を0.5mTorr以上10mTorr以下の範囲内とすることにより、プラズマを安定化でき、また高い異方性が得られる。
【0069】
また、本発明において、エッチング時の基板温度を150℃以下とすることによりフォトレジストの軟化・変形を防いで高精度の微細加工を行うことができる。
【0070】
さらに、本発明において、ドライエッチング時に前記強誘電体膜の側壁に形成されるデポ膜は、水等により除去することができるので、さらに寸法シフトの小さな高精度の微細加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、実施例1の強誘電体膜のエッチング方法を説明するための工程断面図である。
【図2】実施例1〜3で用いたECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマエッチング装置の概略図である。
【図3】実施例1において、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比とSOGマスクのエッチングレートとの関係を示すグラフである。
【図4】実施例1において、RF出力とエッチングレートとの関係を示すグラフである。
【図5】実施例1において、RF出力と選択性との関係を示すグラフである。
【図6】(a)〜(e)は、実施例2の強誘電体膜のエッチング方法を説明するための工程断面図である。
【図7】実施例3の強誘電体膜のエッチング方法によりエッチングされる試料ウェハーを示す断面図である。
【図8】実施例3において、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比と断面プロファイル角との関係を示すグラフである。
【図9】実施例3において、エッチングガスの総流量に対するCl2ガスの流量比とエッチングレートとの関係を示すグラフである。
【図10】実施例3において、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比と選択比との関係を示すグラフである。
【図11】実施例3において、エッチングガスの総流量に対するCH4ガスの流量比と側壁堆積物の厚みとの関係を示すグラフである。
【図12】実施例3の強誘電体膜のエッチング方法によりエッチングが行われた試料ウェハーを示す断面図である。
【図13】実施例3の強誘電体膜のエッチング方法によりエッチングが行われ、水洗処理により側壁堆積物が除去された試料ウェハーを示す断面図である。
【図14】従来のエッチング方法によりエッチングが行われた基板を示す断面図である。
【図15】従来のエッチング方法によりエッチングが行われた基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71 Si基板
2、22、32、42、52、62、72 NSG膜
3、23、33、35、43、45、53、55、63、65、73、75 T i膜
4、24、34、44、54、64、74 TiN膜
5、26、36、46、56、66、76 Pt膜
6、27、37、47、57、67、77 PZT膜
7、25、38 Pt/Ti膜
8 SOG膜
9 マイクロ波
10 高周波電源
11 ソレノイルドコイル
12 試料ウェハー
13 電極
14、15 ガス導入口
28、40、58、78 側壁デポ膜
39 レジスト膜

Claims (6)

  1. 強誘電体膜上にマスクとなる耐エッチング膜をパターニングし、耐エッチング膜に覆われていない領域の上記強誘電体膜をエッチングする強誘電体膜のエッチング方法において、
    エッチングガスとして不活性ガスとハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスと炭化水素ガスとからなる混合ガスを、エッチングガスの総流量に対するハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスの流量比を10%以上50%以下にするとともに、エッチングガスの総流量に対する炭化水素ガスの流量比を2〜10%として、ドライエッチングを行うことを特徴とする、強誘電体膜のエッチング方法。
  2. 上記不活性ガスがArガスであり、上記ハロゲンガスまたはハロゲン化物ガスが塩素ガス又は塩化物ガスであることを特徴とする、請求項1記載の強誘電体膜のエッチング方法。
  3. 上記炭化水素ガスがC2n+2、C2nまたはC2n−2(nは正の整数)であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の強誘電体膜のエッチング方法。
  4. 上記ドライエッチングを行う場合に、放電時の真空チャンバー内のガスの圧力が0.5mTorr以上10mTorr以下の範囲内であることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項3記載の強誘電体膜のエッチング方法。
  5. 上記エッチング時の基板温度が150℃以下の範囲であることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の強誘電体膜のエッチング方法。
  6. 上記エッチング時に前記強誘電体膜の側壁に形成される堆積物を水溶液によるウェット処理により除去することを特徴とする、請求項1記載の強誘電体膜のエッチング方法。
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