JP3715185B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOS−FET等の半導体スイッチ素子を用いたワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術のワイパ制御装置として、特開平9−193748号公報に開示されているものがある。このワイパ制御装置は、図12に示すように、コンビスイッチ17が間欠モード(INT)に設定されると、駆動回路20はスイッチ素子(MOS−FET)19をONさせて、ワイパーモーター15を起動させてワイパーを1往復させる。ワイパーが1往復するとモータASスイッチ16の接点P,Qが接続し、駆動回路20はスイッチ素子19をOFFさせてワイパーモーター15への電力供給を遮断する。モータASスイッチ16の接点P,Qが接続すると接点端子T1とブレーキ抵抗18を経由してバッテリー電圧側端子Kと接地側端子Jが接続されてワイパーモーター15が制動され、ワイパーが速やかに停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のワイパ制御装置は、次のような問題点がある。
(1)ワイパーモーター15が、ロックした時のような異常電流発生時に、MOS−FET19またはブレーキ抵抗18を通って大電流が流れ続けるため、ブレーキ抵抗18またはMOS−FET19が過熱し焼損するおそれがある。焼損を避けるためには、ブレーキ抵抗18およびMOS−FET19の電流定格を大きくして放熱器を設ける等の対策が必要となり、装置が大型化、高コスト化する。
(2)バッテリー11のプラス端子とマイナス端子を間違って逆につないだとき、MOS−FET19の寄生ダイオードおよび抵抗18を通って大電流が流れ続けるので、抵抗18およびMOS−FET19が焼損するおそれがある。
(3)MOS−FETがオンしてしばらくの間は、ワイパスイッチ16の接点PおよびQがつながっているので、バッテリー11からワイパスイッチ16→抵抗18→MOS−FET19の経路で貫通電流が流れてしまう。このため、不要な発熱やノイズの放射が発生する。
(4)間欠時間設定やウォッシャ作動後の後ふき動作時間設定を、コンデンサの充放電原理を用いてアナログ的に行っているため、時間のばらつきが大きい。
【0004】
そこで、出願人は、上述のワイパ制御装置の問題点(1)〜(4)を解決し、半導体スイッチ素子とデジタル制御されるコントローラとを用いた小型で信頼性が高く動作が確実なワイパ制御装置を先に提案している(特願平11−151903号参照)。
【0005】
ところが、上述の従来のワイパ制御装置では、さらに、ワイパーモーター15の下流の配線がシャーシ(接地)にショートする異常時にも、抵抗18を通って大電流が流れ続け、過熱し焼損するおそれがある。
【0006】
たとえば、接地側端子Jとコンビスイッチ17の間でシャーシ(接地)にショートした場合について説明する。なお、コンビスイッチ17は、OFFポジションにあるものとする。このようなショートが起こった場合、ワイパーモーター15のバッテリー電圧側端子K、接地側端子Jおよびショート地点を経由してシャーシ(接地)に電流が流れるので、ワイパーモーター15は回転する。
【0007】
一方、ワイパモーター15の回転に同期して、ワイパースイッチ16の接点Pが、接点Qと接点Rに周期的に切り替わる。接点Pが接点Qにつながっている期間(約0.1秒)は、接点P、抵抗18、コンビスイッチ17およびショート地点を経由して大電流が流れる。コンビスイッチ17とスイッチ素子19の間またはコンビスイッチ17と抵抗18の間で同様である。
【0008】
このとき、2〜4オームの抵抗値を持つ抵抗18により、電流が制限される(バッテリー11の電圧が12Vの場合は、最大6アンペアになる)ため、ヒューズ13が切れることはない。その結果、抵抗18に電流が流れ続けるため、やがて過熱し焼損するおそれがある。焼損を避けるためには、抵抗18の電流定格を大きくして放熱器を設ける等の対策が必要となり、装置が大型化、高コスト化する。
【0009】
図13は、図12のワイパ制御装置のイグニッション(IG)スイッチ12、モータASスイッチ16,ワイパーモータ15およびブレーキ抵抗18における信号のタイミング図である。図13において、ワイパーモータ15の下流ショート異常発生時、ワイパーモータ15に電流が流れ続け、モータASスイッチ16がハイ側、ロー側に周期的に切り替わり、それに連動してブレーキ抵抗18に電流が流れ続ける様子が示されている。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上述の先に提案したワイパ制御装置をさらに改良し、従来のワイパ制御装置におけるワイパーモータの下流ショート異常発生時の問題点を解決し、半導体スイッチ素子とデジタル制御されるコントローラとを用いた小型で信頼性が高く動作が確実なワイパ制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的にかんがみて、請求項1記載の発明のワイパ制御装置は、
ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、
上記コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、
上記ワイパモータの回転にしたがって上記ワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、
上記ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、
上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻って上記ワイパモータへの通電がオフされた時に上記ワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、
上記第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、
上記第2の半導体スイッチ素子5を流れる電流を制限する電流制限用抵抗とからなり、
前記コントローラは、前記オートストップ(AS)スイッチからの信号のレベル変化を監視し、ワイパ停止中に上記レベル変化があった場合、上記レベル変化が予め設定された回数に達したとき、前記第2の制御信号を遮断することを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明においては、ワイパ制御装置は、ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、ワイパモータの回転にしたがってワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻ってワイパモータへの通電がオフされた時にワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、第2の半導体スイッチ素子5を流れる電流を制限する電流制限用抵抗とからなり、コントローラは、オートストップ(AS)スイッチからの信号のレベル変化を監視し、ワイパ停止中にレベル変化があった場合、レベル変化が予め設定された回数に達したとき、第2の制御信号を遮断する。
ことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のワイパ制御装置において、
前記第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETであり、前記第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETである
ことを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明においては、第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETとされ、第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETとされる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のワイパ制御装置において、前記第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている
ことを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明においては、第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれか1項記載のワイパ制御装置において、
前記第1の半導体スイッチ素子は、前記ワイパモータ7の下流側または上流側に接続されている
ことを特徴とする。
【0020】
請求項4記載の発明においては、第1の半導体スイッチ素子は、ワイパモータ7の下流側または上流側に接続されている。
【0021】
請求項5記載の発明は、
請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備し、前記コントローラは、上記ワイパ制御装置と上記リレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
ことを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明においては、請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備している。コントローラは、ワイパ制御装置とリレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるワイパ制御装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、本発明によるワイパ制御装置の実施の形態を示すブロック図である。ワイパ制御装置は、コンビスイッチ2、コントローラ3、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6,6a,6b,6cおよび電流制限用抵抗R1からなる制御部1と、ワイパモータ7と、AS(オートストップ)スイッチ8と、ウォッシャモータ9とから構成されている。
【0025】
コンビ(コンビネーション)スイッチ2は、車両の運転者が操作してワイパの種々の動作モードを設定するものであり、ON端子、INT端子、GND端子およびWASH端子の接続組み合わせにより、ワイパの動作モード、すなわちOFF(停止)モード、INT(間欠動作)モード、ON(連続動作)モードおよびWASH(洗浄)モードを選択することができる。また、コンビスイッチ2は、間欠時間設定用の可変抵抗10を接続するVR端子も備えている。
【0026】
コントローラ3は、図2にその構成例を示すように、デジタル制御部3A、5ボルトレギュレータ3B、リセット回路3C、発振回路3D、入力回路3E、レベルシフト回路3F、VR変換回路3G、MOS−FETゲートドライブ3Hおよび電流検出回路3Iからなる。
【0027】
デジタル制御部3Aは、たとえばマイクロコンピュータ等からなり、ワイパ制御装置の全体動作を制御する。
【0028】
5ボルトレギュレータ3Bは、車両の電源であるバッテリー11からIG(イグニッション)スイッチ12およびヒューズ13を介してバッテリー電源電圧(たとえば、13.5ボルト)が供給され、デジタル制御部3Aの駆動用電圧、たとえば5ボルト、を供給する。
【0029】
リセット回路3Cは、IGスイッチ12のオンによるワイパ制御装置への電源電圧投入時に、デジタル制御部3Aの動作を初期値にする。
【0030】
発振回路3Dは、デジタル制御部3A用のクロック信号を発生し、デジタル制御部3Aに供給する。
【0031】
入力回路3Eは、コンビスイッチ2のINTおよびON端子に電流を流し、各端子のオンオフを検出して、INTモードオン信号またはONモードオン信号をデジタル制御部3Aに供給する。
【0032】
レベルシフト回路3Fは、コンビスイッチ2のWASH端子およびASスイッチ8の共通端子aで検出されるバッテリー電源電圧(13.5ボルト)を5ボルトに変換して、検出信号をデジタル制御部3Aに供給する。
【0033】
VR変換回路3Gは、コンビスイッチ2のVR端子に接続され、INTモード時の間欠時間設定のために設けられている。VR変換回路3Gの構成例は図12に示される。
【0034】
MOS−FETゲートドライブ3Hは、デジタル制御部3Aから出力されるMOS−FET制御用デジタル出力をMOS−FETの動作レベル電圧に変換して、制御出力端子FET−aおよび制御出力端子FET−bに出力する。
【0035】
コントローラ3は、デジタル制御部3Aの制御の下で、図5から図7に示すタイミング図に基づいて後述するように、各動作モード時に優れた時間制御機能を働かせている。この時間制御機能は、特に以下に列挙するような特徴的な機能がある。
【0036】
(機能A)制御出力FET−aと制御出力FET−bに時間差tdを設けて動作を送る機能。
(機能B)コンビスイッチ2をワイパ動作途中で切った時などにおいてワイパがパーク位置に戻るまで制御出力FET−aを出し続ける機能。
(機能C)ウォッシュ操作後の後ふきを正確に規定する機能。
(機能D)ウォッシュ操作後の後ふき時にコンビスイッチをONからOFFに切り替えた場合でも、後ふきを正確に規定する機能。
(機能E)可変抵抗10の抵抗値をデジタル変換して間欠時間を正確に規定する機能。
(機能F)AS信号のレベルを絶えず監視し、INT、WS、ONが入力されない状態または制御出力FET−aが内情対でAS信号がハイレベル→ローレベル→ハイレベル・・・を繰り返した場合、ワイパモータ下流のショート状態と判断して制御出力FET−bを遮断ラッチする機能。
上述の各機能の細部については後述する。
【0037】
MOS−FET4は、第1の半導体スイッチ素子としてのNチャンネル型MOS−FETであり、そのオンオフによりワイパモータ7への駆動電圧を供給または遮断するための半導体スイッチ素子として働き、ドレインがワイパモータ7に接続され、ソースがコンビスイッチ2のGND端子と接地に接続され、ゲートがコントローラ3の制御出力端子FET−aに接続されている。
【0038】
MOS−FET5は、第2の半導体スイッチ素子としてのPチャンネル型MOS−FETであり、そのオンオフにより、ワイパモータ7のブレーキ動作を行うためのブレーキ電流を流す閉回路を構成する半導体スイッチ素子として働き、ドレインが電流制限用抵抗R1を介してヒューズ13に接続され、ソースがツェナーダイオード6を介してMOS−FET4のドレインに接続され、ゲートがコントローラ3の制御出力端子FET−bに接続されている。
【0039】
ツェナーダイオード6は、そのツェナー電圧Vzがバッテリー電圧(たとえば、13.5ボルト)<Vz<MOS−FET4の定格電圧VDSS なる定格を持つように選択される。これにより、ツェナーダイオード6は、後述するように、MOS−FET4が過熱遮断したときのワイパモータ7の逆起電圧を逃がす働きと、バッテリー11の接続ミスによる逆接続時の保護と、MOS−FET5のオフ時そのゲート電位を0.7ボルトシフトして確実にオフさせる働きとの3つの働きを兼ね備えている。ツェナーダイオード6には、通常動作時はブレーキ電流しか流れないので、小電流容量で済むため小型、低コストとなっている。ツェナーダイオード6は、図1ではMOS−FET5のソース側に接続している(制御部の耐圧が十分ある場合)が、代わりにドレイン側に接続しても良い。ツェナーダイオード6a,6b,6cは、それぞれ、MOS−FET4,5のゲート保護用である。
【0040】
電流制限用抵抗R1は、ワイパモータ7下流のショート時にMOS−FET5を流れる電流を制限するためのものである。電流制限用抵抗R1の抵抗値は、ブレーキ動作に支障がなく、ショート電流がMOS−FET5のパルス電流定格以下に抑えられるように設定する。
【0041】
ワイパモータ7は、そのプラス端子がヒューズ13に接続され、マイナス端子がMOS−FET4のドレインに接続されている。
【0042】
ASスイッチ8は、周知のように、ワイパモータ7の回転に伴って、共通接点aがワイパのパーク位置で接点bに接続されると共に、ワイパがパーク位置以外の場所にあると接点cに接続されるものである。
【0043】
ウォッシャモータ9は、そのプラス端子がヒューズ13に接続され、マイナス端子がコンビスイッチ2のWASH端子に接続されている。
【0044】
上述の構成による本発明のワイパ制御装置の通常時の動作には、間欠ワイパ動作、連続ワイパ動作およびウォッシャ後ふき動作の3つがある。以下の各々の動作について説明する。
【0045】
まず初期状態では、IGスイッチ12がオン状態で、最初はワイパがパーク位置にあるため、ASスイッチ8は、共通接点aが、ハイレベル接点bに接続されている。また、各FET4,5へのコントローラ3からの制御出力は、制御出力FET−bがハイおよび制御出力FET―aがローであり、MOS−FET5およびMOS−FET4が共にオフとなっている。MOS−FET4は、Nチャンネル型なので、ハイレベルの制御信号がゲートに入力されるとオンとなり、ドレインとソース間に電流が流れ、ローレベルの制御信号がゲートに入力されるとオフとなる。これに対して、MOS−FET5は、Pチャンネル型なので、ローレベルの制御信号がゲートに入力されるとオンになり、ハイレベルの制御信号が入力されるとオフになる。ハイまたはローの制御信号は、それぞれのMOS−FETの動作しきい値よりも十分高いまたは低いレベルに設定される。
【0046】
(間欠ワイパ動作)
まず、間欠ワイパ動作について、図1のブロック図と、図5に示すこの動作モード(INTモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0047】
初期状態から、コンビスイッチ2をINTポジションに切り換えると、コンビスイッチ2からコントローラ3にINTオン信号(ローレベル)が入力される。INTオン信号が入力されると、コントローラ3は、INTオン信号の立ち下がりで直ちに、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにして、MOS−FET4をオンになるように制御する。
【0048】
MOS−FET4がオンになると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ワイパモータ7→MOS−FET4→グラウンド(接地)の経路で電流が流れ、ワイパモータ7は回転を始める。ワイパモータ7の回転に同期しているASスイッチ8は、ハイレベル接点bからローレベル接点cに切り替わるため、コントローラ3のAS入力は、ハイレベルからローレベルに変わる。ワイパモータ7が回転を続け、ワイパが車両のウインドシールドガラス上を1往復すると、ワイパはパーク位置に戻る。このとき、ASスイッチ8は、ローレベル接点cからハイレベル接点bに戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が再度入力される。
【0049】
コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が再入力されると、コントローラ3は、直ちに制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後制御出力FET−bをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET5をオンする。
【0050】
デッドタイムtdは、上述のコントローラ3の機能Aとして、MOS−FET5とMOS−FET4が同時にオン状態となって貫通電流が流れるのを防ぐために設けられており、FETの応答時間よりも十分に長い時間とすれば良い。
【0051】
ワイパモータ7は、MOS−FET4のオフにより通電が止められたため、逆起電力を生じるが、MOS−FET5がオンするので、ワイパモータ7のプラス端子→ツェナーダイオード6→MOS−FET5→ワイパモータ7のマイナス端子という閉回路が形成される。そのため、ワイパモータ7に逆電流(ブレーキ電流)が急激に流れて逆起電力を消費するので、ワイパモータ7はブレーキがかかって急速に停止し、ワイパはパーク位置からはみ出ることなく停止する。
【0052】
MOS−FET5には、ワイパモータ7の停止動作時のブレーキ電流のみが流れるように構成されている。ブレーキ電流は、数十ミリ秒の短時間流れるだけなので、MOS−FET5のRDSON定格を、MOS−FET4の2〜20倍と大きくしている。そのため、MOS−FET5は、さらに小型、低コストとなっている。
【0053】
コントローラ3は、制御出力FET−bをブレーキ電流を流すのに必要な所定期間tbだけローレベルにしてMOS−FET5のオン状態を維持し、所定期間tb後再び制御出力FET−bをローレベルからハイレベルに戻して、MOS−FET5をオフにする。
【0054】
コントローラ3は、MOS−FET5をオフにした後、可変抵抗10により設定されたINT時間(ワイパが停止している時間)をカウントした後再びMOS−FET4をオフからオンにし、以後上述と同様の動作を繰り返す。このようにして間欠ワイパ動作が行われる。
【0055】
次に、間欠ワイパ動作中、コンビスイッチ2がINTポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラ3のINT入力にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。このとき、ワイパがまだウインドシールドガラス上にあり、ASスイッチ8がローレベル接点c側であると、コントローラ3のAS入力はローレベルであるので、コントローラ3は制御出力FET−aおよびFET−bの制御信号をハイレベルのままに保つ(上述のコントローラ3の機能B)。したがって、MOS−FET4がオン、MOS−FET5がオフのままに保たれ、ワイパモータ7は回転し続ける。
【0056】
ワイパモータ7が回転を続けて、ワイパがパーク位置まで戻り、ASスイッチ8がハイレベル接点b側に切り替わると、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が供給され、コントローラ3は、直ちに制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後制御出力FET−bを所定期間tbの間ハイレベルからローレベルにして、MOS−FET5をオンし、ワイパモータ7の回転が停止する。
【0057】
なお、コンビスイッチ2がINTポジションからOFFポジションに切り替えられたとき、ASスイッチ8がハイレベル接点b側になっていれば(したがって、ワイパがパーク位置になっていれば)、直ちにコントローラ3からのローレベルの制御信号がMOS−FET4およびMOS−FET5に供給され、MOS−FET4がオフ、MOS−FET5がオンとなり、ワイパモータ7も直ちに停止状態となる。
【0058】
このようにして、コンビスイッチ2をOFFポジションに切り替える段階で、ワイパがどの位置にあっても、IGスイッチ12がオンされている限り、ワイパは必ずパーク位置で停止する。ASスイッチ8は、単にワイパのパーク位置を検出するためだけに用いられており、ワイパモータ7の駆動電流が流れないので、その接点を小電流容量型とすることができ、小型かつ低コストにできる。さらに、接点の信頼性も高まる。
【0059】
次に、間欠ワイパ動作時の間欠(INT)時間は、コンビスイッチ2のVR端子に接続された可変抵抗10により設定される。可変抵抗10の抵抗値は、コントローラ3のVR変換回路3Gでデジタル値に変換され、デジタル制御部3Aに送られる。それにより、間欠(INT)時間がデジタル的に正確に規定される(コントローラ3の機能E)。
【0060】
(連続ワイパ動作)
次に、連続ワイパ動作について、図1のブロック図と、図6に示すこの動作モード(ONモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0061】
初期状態から、コンビスイッチ2をONポジションに切り替えると、コンビスイッチ2からコントローラ3のON入力にオン信号(ローレベル)が入力される。オン信号が入力されると、コントローラ3は、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにするが、制御出力FET−bをハイレベルに維持する。それにより、MOS−FET5をオフし続け、MOS−FET4をオフからオンになるように制御する。
【0062】
MOS−FET4がオンすると、ワイパモータ7が回転を始める。ワイパモータ7の回転に同期しているASスイッチ8は、ハイレベル接点b側からローレベル接点c側に切り替わるため、コントローラ3のAS入力はローレベルに変わる。ワイパモータ7が回転を続けると、ワイパは、ウインドシールドガラス上を1往復するたびにパーク位置を通過する。このとき、ASスイッチ8は一時的にハイレベル接点b側に戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が入力されるが、コントローラ3は、制御出力FET−aおよびFET−bからMOS−FET4およびMOS−FET5の各ゲートへハイレベルの制御信号を出力し続ける。そのため、ワイパモータ7は回転を続ける。
【0063】
コンビスイッチがONポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラのON入力端子にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。このとき、ワイパがまだウインドシールドガラス上にあり、ASスイッチ8がローレベル接点c側であると、コントローラ3は、MOS−FET4およびMOS−FET5への制御信号出力をハイレベルのままに保つ。したがって、ワイパモータ7が回転を続けて、ワイパがパーク位置まで戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が入力され、それに基づいて、コントローラ3は、制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、直ちにMOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後MOS−FET5を所定期間tbの間オンになるように制御し、ワイパモータの回転を停止させる。このときのブレーキ動作は前述の通りである。
【0064】
(ウォッシャ後ふき動作)
次に、ウォッシャ後ふき動作について、図1のブロック図と、図7に示すこの動作モード(WASHモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0065】
コンビスイッチ2が、OFFポジションからWASHポジションに切り替えられると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ウォッシャモータ9→コンビスイッチ2のWASH端子→GND端子→グラウンド(接地)の経路で電流が流れ、ウォッシャモータ9は回転を始める。ウォッシャモータ9は、ポンプ(図示しない)を作動させ、洗浄液タンク(図示しない)から洗浄液がウインドシールドガラス上に送出される。
【0066】
このとき、ウォッシャモータ9への通電と同時に、コントローラ3のWS入力にオン信号(ローレベル)が入力される。コントローラ3は、オン信号の立ち下がりから遅れ時間taの経過後、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにして、MOS−FET4をオンする。MOS−FET4がオンすると、ワイパモータ7は回転を始め、ワイパがウインドシールドガラス上を往復運動して洗浄液によるウインドシールドガラスの洗浄を行う。コンビスイッチ2がWASHポジションにある期間中は、コントローラ3は、MOS−FET4およびMOS−FET5にハイレベルの制御信号を出し続ける。遅れ時間taは、ウォッシャモータ9が回転を始めてから洗浄液がウインドシールドガラス上に届くまでの時間遅れを想定して設けられている。
【0067】
コンビスイッチ2が、WASHポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラ3のWS入力端子にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。コントローラ3は、WS入力にオフ信号が入力された後、予め設定された後ふき時間Taの間、MOS−FET4およびMOS−FET5にハイレベルの制御信号を出し続け、その後制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにすることにより、MOS−FET4をオフにして、ワイパをパーク位置で止める。
【0068】
したがって、このウォッシャ後ふき動作では、コンビスイッチ2のポジションをWASHポジションにしてウォッシャ動作をさせ、ウォッシャ動作を止めるためにOFFポジションにしたときは、さらに後ふき時間Taの間だけ後ふき作業を行った後、動作が完了するものである(コントローラ3の機能C)。
【0069】
一方、コンビスイッチ2がWASHポジションからONポジションに切り替えられた場合は、コントローラ3は、そのまま連続ワイパ動作を継続するように制御する。また、WASHポジションからONポジション、さらにOFFポジションと切り替えられたとき、まだ後ふき時間が経過していなかった場合は、コントローラ3は、ワイパが残りの時間だけ後ふきを行った上でパーク位置で停止するように制御する(コントローラ3の機能D)。なお、この実施の形態では、後ふきを時間で規定したが、これに限らず後ふきを回数で規定することもできる。
【0070】
次に、本発明のワイパ制御装置では、上述の各種動作モードにおいて、ワイパモータ7の下流で配線がシャーシ(接地)にショートする異常を起こしたとき保護動作を行う(コントローラ3の機能F)。
【0071】
(保護動作例)
上述の保護動作例について、図1のブロック図と、図8に示すワイパ制御装置の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。以下に説明する例では、ワイパ停止中(コンビスイッチ2はOFFのポジション)に上述のショート異常が発生し、保護動作するまでを示している。
【0072】
そこで、図8のタイミング図において、時刻t1でワイパモータ7と制御部1の間でワイパモータ7下流の配線がシャーシ(接地)にショートすると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ワイパモータ7→ショート地点を経由して接地へ電流が流れるので、ワイパモータ7は回転する。ワイパモータ7の回転に伴い、ASスイッチ8は、共通接点aがハイレベル接点b側からローレベル接点c側に切り替わるため、コントローラ3のAS入力はローレベルに変わる。ワイパが1往復すると、コントローラ3のAS入力は再びハイに戻る。ショートが続く限り、ワイパモータ7は回転を続け、コントローラ3のAS入力はハイ、ローを繰り返す。
【0073】
一方、コントローラ3は、上述の動作説明にあるように、コンビスイッチ2がOFFでも、ワイパがパーク位置まで戻るようにMOS−FET4およびMOS−FET5を駆動する機能があるので、ワイパモータ7が1回転して、時刻t2でASスイッチ8がローからハイに変わったとき、ブレーキをかけようとしてMOS−FET5をオンさせる。このとき、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→電流制限用抵抗R1→MOS−FET5→ツェナーダイオード6→ショート地点の経路で電流が流れるが、電流制限用抵抗R1により電流量が制限されるので、MOS−FET5は破壊に至らない。
【0074】
正常時は2度目のAS信号の立ち上がりが来ることはないので、コントローラ3は、時刻t3における2度目のAS信号の立ち上がりを異常と判断して制御出力FET−bを出さないように制御する。時刻t4における3往復目のAS信号の立ち上がりでは、コントローラ3は、制御出力FET−bを出力し、MOS−FET5のオンによるブレーキ動作の再トライを行う。時刻t5における4回転目のAS信号の立ち上がりでは、コントローラ3は、ショート異常と判断して制御出力FET−bを遮断ラッチさせる。
【0075】
このため、遮断ラッチ後は、ワイパモータ7が回り続けて、ASスイッチ8がローからハイに変わっても、MOS−FET5はオフ状態を維持してオンすることはなく、制御部1はショート異常から保護される。
【0076】
なお、上述の動作において、ブレーキ動作を再トライする理由は、正常時に不完全なブレーキ動作でワイパがパーク位置を通り過ぎて再度AS信号がハイからローに立ち下がってしまった場合のリカバリーのためである。2往復目で制御出力FET−bを停止する理由は、ショート電流を連続して流さないようにしてMOS−FET5の温度上昇を抑えるためである。MOS−FET5の電流容量に余裕がある場合は、単純にAS信号の立ち上がりをカウントして、2回以上の任意回数のカウント時に、制御出力FET−bを遮断ラッチしても良い。
【0077】
ラッチの復帰は、制御部1の電源リセット、バッテリー11の端子開放、リセット回路3cのリセット信号の入力等により行われる。
【0078】
なお、電流のしきい値には、ヒステリシスを設けても良い。電流がしきい値を越えてMOS−FET5をオフさせてから、電流が下がって再度MOS−FET5をオンさせるまでの間に休止期間を設けても良い。
【0079】
ワイパ連続動作中にモータ下流でショート異常が生じ、コンビスイッチ2がオフされた場合も同様に保護動作する。また、間欠動作中にショート異常が発生した負荷電流が流れ続けるのを防止する。
【0080】
以上の構成および動作から、次のような利点がある。
(1)ブレーキ動作用のMOS−FET5のRDSON定格をMOS−FET4の2〜20倍と大きくしているため、小型、低コストとなる。
(2)バッテリーの逆接続時の電流阻止用ツェナーダイオード6とMOS−FET5には、ブレーキ電流しか流れないようにすることにより、ツェナーダイオード6の電流容量を小容量に出来、小型、低コストとなる。
(3)コントローラ3の制御出力FET−aとFET−bの立ち下がりに時間差tdを設けてMOSーFET4とMOS−FET5に供給することで、貫通電流がなくなり、不要な発熱やノイズ放射がなくなる。
(4)ワイパモータ7のASスイッチ8に信号電流のみが流れるようにして、コンビスイッチ2をワイパ動作途中で切ったときなどの場合、ワイパがパーク位置に戻るまで制御出力FET−aを出し続けるようにコントローラ3が制御することで、ASスイッチ8、MOS−FET5およびツェナーダイオード6が小型、高信頼性化できる。
(5)ウォッシュ操作後の後ふきを正確に規定することにより、後ふきの誤差がなくなる。
(6)ウォッシュ操作後の後ふき時にコンビスイッチ2をONポジションからOFFポジションに切り替えた場合でも、後ふきを正確に規定することにより、後ふき数の誤差がなくなる。
(7)ワイパモータ7の異常発生時に通電を遮断し異常解除後に通電を復帰させる制御を行うことにより、MOS−FETを必要以上に大型化する必要がなくなり、小型、低コストにできる。さらに、駆動回路やモータを含めた装置の信頼性が高まる。
(8)可変抵抗の抵抗値をデジタルに変換して、間欠時間を正確に規定することにより、間欠ワイパ動作の時間精度が向上する。
(9)コンビスイッチ2のVR端子解放時は、コントローラ3で間欠時間を予め決められた時間に正確に規定することにより、間欠動作の時間精度が向上する。
(10)ワイパモータ7の下流でショート異常が発生し、MOS−FET5にショート電流が流れた場合、電流制限抵抗R1の存在により電流値が制限されるので、MOS−FET5は破壊に至らない。
(11)ワイパモータ7の下流でショート異常が発生し、MOS−FET5にショート電流が流れた場合、MOS−FET5によるブレーキ回路を確実に遮断することにより、ワイパ制御装置の安全性を向上させる。通常動作時およびショート異常時の発熱を小さくすることにより、装置が小型化できる。
【0081】
以上のように、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変形、応用が可能である。
【0082】
たとえば、本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、図3に示すように、ワイパモータ7への駆動電圧を供給または遮断するための半導体スイッチ素子として働くNチャンネル型MOS−FET4のゲート回路に過熱遮断保護回路30を設けることができる。この過熱遮断保護回路30は、温度検出回路、ゲート遮断回路およびラッチ回路を含む。
【0083】
具体的には、過熱遮断保護回路30は、図4に示すように、温度検出回路として働く、抵抗40を介してコントローラ3の制御出力FET−aから制御信号が供給されるMOS−FET4のゲートに接続された電流源31と、MOS−FET4の発熱を検出する複数の直列接続されたダイオードからなる温度検出部32との接続点の電圧を、抵抗33を介してコンパレータ37のマイナス入力端子に供給し、プラス端子に抵抗35を介して供給される基準電圧源34の基準電圧と比較して、比較結果を温度検出として出力する。
【0084】
温度検出回路の温度検出出力は、ラッチ回路として働くD型FF(フリップフロップ)38のクロック入力端子に供給される。D型FFのD入力端子にはコントローラ3の制御出力FET−aからの制御信号が入力され、Q出力端子からの出力は、MOS−FET4のゲートとソース間に接続されてゲート遮断回路として働くNチャンネル型MOS−FET39に供給される。逆接続されたツェナーダイオード41および42は、MOS−FET4のゲートに過電圧が印加されるのを防止する過電圧保護手段である。尚、ラッチ回路として働くD型FF38を省略して、温度検出回路からの温度検出力で直接、ゲート遮断回路として働くNチャンネル型MOS−FET39を遮断動作させても良い。
【0085】
MOS−FET4のゲートにコントローラ3の制御出力FET−aからハイレベルの制御信号が供給され、MOS−FET4がオンとなってワイパモータ7に通電中において、ワイパモータ7のロックやショート等の異常発生時にMOS−FET4に大電流が流れた場合、MOS−FET4の発熱が温度検出部32で検出される。温度検出部32で検出された検出電圧が基準電圧源32の電圧を超えると、コンパレータ37から比較結果のハイレベル出力がD型FF38のクロック入力端子に供給される。それにより、D型FF38のQ出力端子からハイレベル出力がMOS−FET39のゲートに印加され、MOS−FET39がオンとなる。MOS−FET39がオンになると、MOS−FET4のゲート電位がローレベルになるので、MOS−FET4はオンからオフになり、通電が遮断される。
【0086】
以上説明した保護動作により、ワイパモータに異常電流が流れ続けることがなくなるので、モータや電線、コネクタの信頼性も向上する。また、上述の各保護動作例を適宜複数組み合わせて保護動作を構成しても良い。
【0087】
さらに、本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、図9に示すように、2スピードのワイパモータを駆動する制御装置に適用することができる。2スピードワイパモータは、車両のフロントガラス用ワイパに一般的に用いられている。
【0088】
図9において、ワイパ制御装置は、コンビスイッチ2D、コントローラ3D、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6、2スピードワイパモータ7A、ウォッシャモータ9、可変抵抗10および電流制限用抵抗R1で構成されている。
【0089】
コンビスイッチ2Dは、MOS−FET4のドレインとMOS−FET5のソースの接続点に接続されたFET端子と、ワイパモータ7Aの低速端子に接続されたLO端子と、コントローラ3BのINT2端子に接続されたAMP_IN端子と、ワイパモータ7Aの高速端子に接続されたHI端子と、接地に接続されたGND端子と、ウォッシャモータ9に接続されたWASH端子とを有する。
【0090】
コントローラ3Dは、図1のコントローラ3の構成からON入力を省略した構成を有する。
【0091】
図9の構成において、間欠動作時に、MOS−FET4によりワイパモータ7Aが駆動される。動作タイミングは図5と同じである。低速連続回転および高速回転は、コンビスイッチ2DのLO端子およびHI端子により直接オンオフされる。低速連続回転(LO)および高速連続回転(HI)動作時は、コンビスイッチ2のFET端子により、MOS−FET4はワイパモータ7Aと切り離される。ワイパがウインドシールドガラス上で止まったまま、IGスイッチ12が投入されたときなどは、コンビスイッチ2DがOFFポジションでも、ワイパがパーク位置に来るまで、MOS−FET4によりワイパモータ7Aが駆動される。
【0092】
このように、低速連続運転(LO)および高速連続回転(HI)は、コンビスイッチ2DのLO端子およびHI端子により直接オンオフされるようにすることで、MOS−FET4,5の電流定格を小さいものとすることができ、小型、低コスト化される。さらに、LOおよびHI動作時は、コンビスイッチ2DのFET端子により、MOS−FET4,5がワイパモータ7と切り離されるようにすることで、ワイパモータコイル起電力の影響を受けないようにでき、保護素子等の追加が必要なくなる。
【0093】
さらに、本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、リレーと組み合わせた制御装置に適用することができる。1台の車に2系統のワイパを備える場合、1系統に本発明のワイパ制御装置を用い、他系統に公知技術であるリレーを用いたリレー式ワイパ制御装置を用いることができる。
【0094】
この場合は、図10に示すように、コンビスイッチ2、コントローラ3B、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6および電流制限用抵抗R1からなる制御部1と、ワイパモータ7と、ASスイッチ8と、ウォッシャモータ9とから構成される本発明のワイパ制御装置と、コンビスイッチ2B(可変抵抗10Aを含む)、2スピード型のワイパモータ7Aと、ASスイッチ8Aと、ウォッシャモータ9Aと、リレー60とから構成されている従来構成のリレー式ワイパ制御装置とが組み合わされる。
【0095】
コンビスイッチ2Bは、リレー60を介してASスイッチ8Aに接続されたAS端子と、ワイパモータ7Aの低速端子に接続されたLO端子と、コントローラ3BのINT2端子に接続されたAMP_IN端子と、ワイパモータ7Aの高速端子に接続されたHI端子と、接地に接続されたGND端子と、ウォッシャモータ9Aに接続されたWASH端子とを有する。
【0096】
コントローラ3Bは、図1のコントローラ3の構成に加えて、ワイパモータ7Aに電源電圧を供給するヒューズ13Aに接続されたIG2端子と、リレー60のコイルに接続されたRLY端子と、コンビスイッチ2BのWASH端子に接続されたWS2端子と、コンビスイッチ2BのAMP_IN端子に接続されたINT2端子と、コンビスイッチ2BのVR端子に接続されたVR2端子およびGND端子を備え、MOS−FET4,5とリレー60の両方を制御する機能を有する。
【0097】
たとえば、従来構成のリレー式ワイパ制御装置のワイパモータ7Aは、フロントワイパを駆動し、本発明のワイパ制御装置のワイパモータ7は、リアワイパを駆動する。
【0098】
このように、コントローラ3Bには、MOS−FET4,5とリレー60の両方を制御する機能を盛り込むことにより、2個の機能を集約することで、コントローラが小型化、低コスト化される。また、フロントワイパとリアワイパの制御に関連性を持たせることができるようになる。
【0099】
さらに、本発明のワイパ制御装置の他の実施例として、ワイパモータブレーキ用MOS−FET5に、Pチャンネル型の代わりにNチャンネル型を用いても良い。この場合は、図11に示すように、Nチャンネル型MOS−FET5のゲート回路に、ブートストラップ回路やチャージポンプ回路等の昇圧手段61を追加する必要がある。Nチャンネル型MOS−FETは、単位チップ面積あたりのオン抵抗がPチャンネル型の半分程度と小さいので、同じオン抵抗の定格を持たせたとき、Pチャンネル型よりも小型化、低コスト化できる。
【0100】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ワイパモータの下流でショート異常が発生し、ブレーキ回路をオンオフする半導体スイッチ素子にショート電流が流れた場合、ブレーキ回路を確実に遮断することにより、ワイパ制御装置の安全性を向上させることができる。また、通常動作時およびショート異常時の発熱を小さくすることにより、ワイパ制御装置が小型化される。
【0102】
請求項3記載の発明によれば、第1の半導体スイッチ素子はNチャンネル型とし、第2の半導体スイッチ素子はPチャンネル型としたので、小型、低コストに構成できる。
【0103】
請求項4記載の発明によれば、第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードを接続したので、第1の半導体スイッチ素子が過熱遮断したときのワイパモータの逆起電圧を逃がし、また、バッテリーの接続ミスによる逆接続時の保護が可能となり、さらに、第2の半導体スイッチ素子のオフ時その制御電極の電位をシフトして確実にオフさせることができる。
【0104】
請求項5記載の発明によれば、第1の半導体スイッチ素子は、ワイパモータの下流または上流のどちら側に配置しても良く、特に上流側に配置した場合は、電線のショート等の故障に対する保護も可能となり、装置の安全性が向上する。
【0105】
請求項6記載の発明によれば、コントローラには、半導体スイッチ素子とリレーの両方を制御する機能を盛り込むことにより、2個の機能を集約することで、コントローラが小型化、低コスト化される。また、フロントワイパとリアワイパの制御に関連性を持たせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイパ制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のワイパ制御装置におけるコントローラの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示す回路図である。
【図4】図4における過熱遮断保護回路の具体的構成例を示す回路図である。
【図5】図1のワイパ制御装置におけるINTモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図6】図1のワイパ制御装置におけるONモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図7】図1のワイパ制御装置におけるWASHモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図8】図1のワイパ制御装置における保護動作を説明するための各部信号のタイミング図である。
【図9】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示すブロック図であり、2スピードのワイパモータを駆動する制御装置を示す。
【図10】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示すブロック図であり、リレー式ワイパ制御装置との組み合わせ例を示す。
【図11】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示す回路図である。
【図12】従来のワイパ制御装置の構成例を示す回路構成図である。
【図13】図12のワイパ制御装置における各部の信号のタイミング図である。
【符号の説明】
2 コンビスイッチ
3 コントローラ
4 Nチャンネル型MOS−FET(第1の半導体スイッチ素子)
5 Pチャンネル型MOS−FET(第2の半導体スイッチ素子)
6 ツェナーダイオード
7 ワイパモータ
8 オートストップ(AS)スイッチ
9 ウォッシャモータ
10 可変抵抗
11 バッテリー
12 イグニッション(IG)スイッチ
13 ヒューズ
R1 電流制限用抵抗
Claims (5)
- ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、
上記コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、
上記ワイパモータの回転にしたがって上記ワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、
上記ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、
上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻って上記ワイパモータへの通電がオフされた時に上記ワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、
上記第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、
上記第2の半導体スイッチ素子を流れる電流を制限する電流制限用抵抗とからなり、
前記コントローラは、前記オートストップ(AS)スイッチからの信号のレベル変化を監視し、ワイパ停止中に上記レベル変化があった場合、上記レベル変化が予め設定された回数に達したとき、前記第2の制御信号を遮断する
ことを特徴とするワイパ制御装置。 - 前記第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETであり、前記第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETである
ことを特徴とする請求項1記載のワイパ制御装置。 - 前記第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている
ことを特徴とする請求項2記載のワイパ制御装置。 - 前記第1の半導体スイッチ素子は、前記ワイパモータの下流側または上流側に接続されている
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のワイパ制御装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備し、前記コントローラは、上記ワイパ制御装置と上記リレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
ことを特徴とするワイパ制御装置。
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