JP2590362Y2 - 車両用ワイパ制御ユニット - Google Patents

車両用ワイパ制御ユニット

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JP2590362Y2
JP2590362Y2 JP1993017361U JP1736193U JP2590362Y2 JP 2590362 Y2 JP2590362 Y2 JP 2590362Y2 JP 1993017361 U JP1993017361 U JP 1993017361U JP 1736193 U JP1736193 U JP 1736193U JP 2590362 Y2 JP2590362 Y2 JP 2590362Y2
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隆文 市川
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイパの間欠払拭周期
を可変抵抗によって調整可能な車両用ワイパ制御装置に
対して、その間欠払拭周期に車速情報を反映させる機能
を増やすために追加接続される車両用ワイパ制御ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパの間欠払拭周期を変更できる機能
を備えた車両用ワイパ制御装置は、例えば、間欠払拭モ
ードが選択された状態ではワイパの払拭動作が終了する
毎に可変抵抗を通じた充電動作を初期状態(放電状態)
から開始するコンデンサを設けると共に、このコンデン
サの充電電圧が所定値まで上昇したときに次回のワイパ
払拭動作を開始させる構成、つまり、可変抵抗によりコ
ンデンサの充電時定数を調節することによって、ワイパ
動作の休止期間ひいては間欠払拭周期を所定範囲で変更
設定できる構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、特に車両の
フロントガラス用のワイパを間欠払拭動作させる場合に
は、そのフロントガラスに付着する水滴の量が車両の走
行速度に応じて大小変化することになるから、設定され
た間欠払拭周期に過不足が生ずることが避けられず、こ
のため間欠払拭周期の設定状態が不適切になって使用感
が悪くなると共に、場合によっては間欠払拭周期の再設
定操作を行う必要が生じて使い勝手が悪くなるという問
題点があった。
【0004】そこで、従来では、車両の走行速度に応じ
て間欠払拭周期を補正する機能を備えた車速応動回路を
ワイパ制御装置に内蔵させる構成とすることが行われて
いるが、これでは装置全体のコストが上がって車両価格
に影響を及ぼすことになる。このような状況への対策案
としては、間欠払拭周期に車速情報を反映させる機能を
備えた車両用ワイパ制御ユニットを所謂オプション部品
として用意し、必要に応じてこのワイパ制御ユニットを
既存のワイパ制御装置に追加接続する構成を採用し、以
て車両価格の上昇を抑制することが考えられる。
【0005】このように、可変抵抗による間欠払拭周期
調節機能を備えた既存の車両用ワイパ制御装置に対し、
間欠払拭周期に車速情報を反映させるためのワイパ制御
ユニットを追加接続する場合には、ワイパ制御装置側に
設けられた可変抵抗の設定抵抗値を示す情報(つまり間
欠払拭周期の設定値を示す情報)をワイパ制御ユニット
側に取り込む必要がある。ところが、車両用ワイパ制御
装置は、一般的には、レバーコンビネーションスイッチ
に内蔵されるものであって、前記可変抵抗もレバーコン
ビネーションスイッチ内に組み込まれた状態になってい
る関係上、内部の可変抵抗の抵抗値を示す情報をワイパ
制御ユニット側に取り込むことは不可能である。このた
め、実際には、既存の車両用ワイパ制御装置に対し、間
欠払拭周期に車速情報を反映させるためのワイパ制御ユ
ニットを追加接続する構成を採用することは実現困難で
あり、また、このような構成を実現するためには車両用
ワイパ制御装置の内部構造に変更を加える必要があり、
そのコストの上昇を招くことになる。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、可変抵抗による間欠払拭周期調節機
能を備えた既存の車両用ワイパ制御装置に対して、その
間欠払拭周期に車速情報を反映させる機能を極めて簡単
に付加することができると共に、この場合に車両用ワイ
パ制御装置側の構成を変更する必要がなくなるという新
規な効果を奏する車両用ワイパ制御ユニットを提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、ワイパモータの通電路を間欠的に形成する
ためのスイッチング要素のオンオフ周期をコンデンサ及
び車両運転者により抵抗値が設定される可変抵抗の時定
数に基づいて決定するように構成された間欠払拭機能付
きの車両用ワイパ制御装置に対し、その間欠払拭周期に
車速情報を反映させる機能を増やすために追加接続され
る車両用ワイパ制御ユニットにおいて、当該ワイパ制御
ユニットを、車速を検知する車速検知手段と、前記スイ
ッチング要素及びワイパモータ間に接続される制御回路
装置とにより構成すると共に、特に上記制御回路装置
を、スイッチング要素のオフ時間の長短に基づいて前記
可変抵抗の設定抵抗値を判断すると共に、その判断抵抗
値により示される間欠払拭周期を前記車速検知手段によ
る検知車速が早い場合ほど短くなるように補正した状態
で前記ワイパモータの通電制御を実行する構成としたも
のである。
【0008】
【作用】ワイパモータの通電路はスイッチング要素によ
り形成される構成となっているから、ワイパの間欠払拭
周期を決定付ける上記スイッチング要素のオフ時間は、
可変抵抗に設定された抵抗値に応じたものとなる。制御
回路装置は、前記スイッチング要素及びワイパモータ間
に接続された状態では、そのスイッチング要素のオフ時
間の長短に基づいて前記可変抵抗の設定抵抗値を判断す
ると共に、その判断抵抗値により示される間欠払拭周期
を車速検知手段による検知車速が早い場合ほど短くなる
ように補正した状態でワイパモータの通電制御を実行す
るようになる。従って、スイッチング要素及びワイパモ
ータ間に制御回路装置を接続するだけで、車両用ワイパ
制御装置による間欠払拭周期に車速情報を反映させる機
能を追加することができると共に、この場合において車
両用ワイパ制御装置側の構成に変更を加える必要がなく
なる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1実施例について図1〜図
4を参照しながら説明する。図3において、フロントウ
インドガラス用の車両用ワイパ制御装置1は、レバーコ
ンビネーションスイッチ2に内蔵された構成となってお
り、このワイパ制御装置1とワイパモータ3との間に本
考案の対象である車両用ワイパ制御ユニット4が介在さ
れる構成となっている。このワイパ制御ユニット4は、
車速を検知するための車速検知手段としての車速センサ
5と、制御回路装置としてのECU(Electronic Contr
ol Unit )6とにより構成されている。
【0010】ここで、上記車両用ワイパ制御ユニット4
は所謂オプション部品として用意されるもので、車両に
は当初において車両用ワイパ制御装置1のみが組み込ま
れるようになっている。しかして、図2には、車両用ワ
イパ制御装置1のみを車両に組み込んだ状態(ECU6
を接続しない通常の状態)での電気的構成が示されてお
り、以下これについて説明する。
【0011】即ち、車両用ワイパ制御装置1は、外部端
子1a〜1fを備えており、これら各外部端子1a〜1
fは、前記ワイパモータ3及びフロントウインドガラス
にウオッシャ液を噴射するためのウオッシャモータ7な
どに対して以下のように接続されるものである。
【0012】外部端子1aはアース端子に接続され、外
部端子1bはワイパモータ3の高速回転端子Hに接続さ
れ、外部端子1cはワイパモータ3の低速回転端子Lに
接続される。外部端子1dは定位置停止スイッチ10の
共通接点cに接続され、外部端子1eはイグニッション
スイッチ8を介して車載バッテリ9のプラス側端子に接
続され、外部端子1fはウオッシャモータ7及びイグニ
ッションスイッチ8を介して車載バッテリ9のプラス側
端子に接続される。
【0013】尚、上記定位置停止スイッチ10は、ワイ
パモータ3に付随して設けられた周知構成のものであ
り、ワイパが所定の待機位置にあるときに接点(c−
b)間をオンした検知状態に切換えられると共に、ワイ
パが上記待機位置から移動されたときに接点(c−a)
間をオンした非検知状態に切換えられる。このとき、定
位置停止スイッチ10にあっては、その接点aが前記外
部端子1eに接続され、接点bがアース端子に接続され
ている。また、ワイパモータ3の共通端子Cもアース端
子に接続されている。
【0014】端子T1〜T7を有したワイパスイッチ1
1は、図示しない操作レバーの操作に応じて、停止モー
ド位置OFF、間欠モード位置INT、ローモード位置
LO、ハイモード位置HIへ夫々切換可能に構成されて
おり、これらの位置OFF、INT、LO、HIへ切換
えられた各状態では、端子T1〜T7間を図示の如く選
択的に接続するようになっている。尚、ワイパスイッチ
11が間欠モード位置INT及びローモード位置LO間
で切換えられるときには端子T1・T4間がショートし
ない構成となっている。
【0015】この場合、ワイパスイッチ11の端子T1
は、電源ライン+B1を介して外部端子1eに接続さ
れ、端子T2及びT3は、外部端子1b及び1cに夫々
接続され、端子T4は、スイッチング要素としてのリレ
ースイッチ12aの共通接点cに接続される。尚、上記
リレースイッチ12aは、常開側の接点(c−a)間を
オンさせた状態が本考案でいうオン状態に対応し、その
接点(c−a)間をオフさせた状態(常閉側の接点(c
−b)間をオンさせた状態)が本考案でいうオフ状態に
対応するものであり、上記常開接点aは電源ライン+B
1に接続され、常閉接点bは外部端子1dに接続され
る。
【0016】また、ワイパスイッチ11の端子T5は、
抵抗13を介して電源ライン+B1に接続され、端子T
6は、間欠払拭周期決定用のコンデンサ14を介して外
部端子1dに接続されると共に、可変抵抗15a及び抵
抗15bを介して電源ライン+B1に接続される。さら
に、ワイパスイッチ11の端子T7は、図示極性のダイ
オード16及び抵抗17を介してnpn形トランジスタ
18のベースに接続される。
【0017】前記リレースイッチ12aを駆動するため
の励磁コイル12bは、一端が電源ライン+B1に接続
され、他端が前記トランジスタ18のコレクタ・エミッ
タ間を介してアース端子に接続されている。尚、上記ト
ランジスタ18には、そのベース・エミッタ間にバイア
ス用の抵抗19が接続され、コレクタ・エミッタ間には
過電圧保護用の図示極性の定電圧ダイオード20及びミ
ストスイッチ21の並列回路が接続されている。
【0018】連動運転回路22は、ウオッシャスイッチ
23のオン操作後に所定の遅延時間が経過したときにワ
イパを駆動するためのものであり、これは次のような構
成となっている。即ち、ウオッシャスイッチ23は、外
部端子1fとアース端子との間に介在されており、電源
ライン+B1と外部端子1fとの間には、遅延時間決定
用のコンデンサ24及び抵抗25が直列に接続され、そ
のコンデンサ24と並列に抵抗26が接続されている。
また、電源ライン+B1とアース端子との間に、pnp
形トランジスタ27のエミッタ・コレクタ間、抵抗28
及びワイパ連動時の動作時間を確保するためのコンデン
サ29が直列に接続されており、さらに、前記コンデン
サ24及び抵抗25の共通接続点がトランジスタ27の
ベースに接続されていると共に、前記抵抗28及びコン
デンサ29の共通接続点が前記トランジスタ18のベー
スに抵抗30を介して接続されている。
【0019】一方、図1には、車両用ワイパ制御装置1
に対してECU6を追加接続した状態での電気的構成が
示されており、以下これについて説明する。即ち、EC
U6は、外部端子6a〜6kを備えており、これらのう
ち外部端子6a〜6eは車両用ワイパ制御装置1の外部
端子1a〜1eに夫々接続される。また、外部端子6f
はアース端子に接続され、外部端子6gはワイパモータ
3の高速回転端子Hに接続され、外部端子6hはワイパ
モータ3の低速回転端子Lに接続され、外部端子6iは
定位置停止スイッチ10の共通接点cに接続される。さ
らに、外部端子6jは、車速検知手段としての前記車速
センサ5が有するリードスイッチ31を介してアース端
子に接続され、端子6kはイグニッションスイッチ8の
負荷側端子に接続される。尚、上記車速センサ5は、車
両の走行速度に応じた周期でリードスイッチ31をオン
オフさせる周知構成のものである。
【0020】ECU6の中核をなすCPU32は、外部
端子6e及び6k間に接続された電源ライン+B2から
電圧安定化回路33を介して給電される構成となってい
る。尚、上記電圧安定化回路33は、その出力端子+V
cc及びアース端子間に例えば+5Vの制御電圧を出力す
るように構成されたものである。上記CPU32は、出
力ポートOUT1、OUT2、OUT3からの各出力信
号(ハイレベル信号)によって対応するnpn形トラン
ジスタ34、35、36をオンさせるようになってい
る。
【0021】トランジスタ34は、そのコレクタがリレ
ースイッチ37a用の励磁コイル37bを介して電源ラ
イン+B2に接続され、エミッタがアース端子に接続さ
れている。この場合、リレースイッチ37aは、常開側
接点a及び常閉側接点bが電源ライン+B2及びアース
端子に夫々接続されていると共に、共通接点cが外部端
子6dに接続されている。
【0022】トランジスタ35は、そのコレクタがリレ
ースイッチ38a用の励磁コイル38bを介して電源ラ
イン+B2に接続され、エミッタがアース端子に接続さ
れている。この場合、リレースイッチ38aは、常開側
接点a及び常閉側接点bが電源ライン+B2及び外部端
子6iに夫々接続されていると共に、共通接点cが後述
するリレースイッチ39aの共通接点cに接続されてい
る。
【0023】トランジスタ36は、そのコレクタが上記
したリレースイッチ39a用の励磁コイル39bを介し
て電源ライン+B2に接続され、エミッタがアース端子
に接続されている。この場合、リレースイッチ39a
は、常開側接点a及び常閉側接点bが外部端子6g及び
6hに夫々接続されている。
【0024】CPU32の入力ポートIN1、IN2、
IN3には、npn形トランジスタ40、41、42の
各コレクタが接続されている。この場合、上記トランジ
スタ40、41、42は、コレクタがプルアップ抵抗4
0a、41a、42aを個別に介して前記電圧安定化回
路33の出力端子+Vに接続されていると共に、エミッ
タがアース端子に接続されている。従って、CPU32
の入力ポートIN1、IN2、IN3には、対応するト
ランジスタ40、41、42のオンに応じてローレベル
信号が入力されることになる。
【0025】トランジスタ40は、そのベースがベース
バイアス回路40bを介して外部端子6cに接続され、
以て外部端子6cにハイレベル信号が与えられた状態で
オンするように構成されている。また、トランジスタ4
1は、そのベースがベースバイアス回路41bを介して
外部端子6bに接続され、以て外部端子6bにハイレベ
ル信号が与えられた状態でオンするように構成されてい
る。さらに、トランジスタ42は、そのベースがベース
バイアス回路42bを介して外部端子6i接続され、以
て外部端子6iにハイレベル信号が与えられた状態でオ
ンするように構成されている。
【0026】CPU32の入力ポートIN4は、抵抗4
3及び44を直列に介して電圧安定化回路33の出力端
子+Vに接続されており、それらの抵抗43及び44の
共通接続点は外部端子6jに図示極性のダイオード45
を介して接続されている。従って、入力ポートIN4に
は、車速センサ5により検知される車速を示すパルス信
号Pvが入力されることになる。
【0027】さて、以下においては上記構成の作用につ
いて説明するに、まず、車両用ワイパ制御装置1に対し
てECU6が接続されていない状態(図2の状態)での
作用のうち、本考案の要旨に関係した部分の作用につい
て説明する。
【0028】イグニッションスイッチ8がオンされたと
きには、電源ライン+B1に対し車載バッテリ9から給
電されるようになる。この場合、ワイパスイッチ11が
オフモード位置OFFにあってワイパが待機位置に停止
されている状態では、定位置停止スイッチ10が接点
(c−b)間をオンした状態にあるため、コンデンサ1
4が、電源ライン+B1から上記定位置停止スイッチ1
0の接点(c−b)間などを介して充電されるようにな
り、そのコンデンサ14の端子電圧が電源ライン+B1
の電位レベルまで上昇した状態に保持される。
【0029】この状態から、ワイパスイッチ11が間欠
モード位置INTへ切換えられたときには、ワイパスイ
ッチ11の端子T3・T4間、T6・T7間が夫々接続
された状態となり、また、コンデンサ14は前述のよう
に充電された状態にあるため、トランジスタ18のベー
ス電位が、電源ライン+B1の出力電圧によって、抵抗
15b、可変抵抗15a、端子T6・T7間、ダイオー
ド16、抵抗17を通じて直ちに上昇するようになり、
そのトランジスタ18がオンされる。
【0030】すると、励磁コイル12bに通電されてリ
レースイッチ12aの接点(c−a)間がオンされるた
め、電源ライン+B1から上記接点(c−a)間、ワイ
パスイッチ11の端子T4・T3間、ワイパモータ3の
低速回転端子L及び共通端子C間を介してアース端子に
至る通電路が形成され、ワイパモータ3が比較的低速で
回転されるようになる。これによりワイパによるウイン
ドガラスの低速払拭動作が開始され、これに連動して定
位置停止スイッチ10が接点(c−a)間をオンした状
態に切換わる。
【0031】このため、コンデンサ14の両端が、定位
置停止スイッチ10の接点(c−a)間、可変抵抗15
a、抵抗15bを介して電源ライン+B1の両端に接続
されるようになり、当該コンデンサ14の充電電荷が端
子T6、T7、ダイオード16、抵抗17及び19を介
して放電されるようになるが、トランジスタ18のオン
状態は、抵抗15b、可変抵抗15a、ワイパスイッチ
11の端子T6・T7間、ダイオード16、抵抗17を
通じてそのまま保持されてワイパモータ3への通電が継
続される。
【0032】このような通電継続に応じてワイパが待機
位置まで復帰し、以て定位置停止スイッチ10が接点
(c−b)間をオンさせた状態に戻ると、このときには
コンデンサ14の充電電荷が放電されているから、抵抗
15b及び可変抵抗15aを介して上記コンデンサ14
に対する再充電が行われることになる。このようにワイ
パが待機位置へ復帰した瞬間にコンデンサ14への充電
が開始されるが、このときにはトランジスタ18のベー
スバイアスが消失するため、そのトランジスタ18がオ
フされ、これに伴う励磁コイル12bの断電に応じてリ
レースイッチ12aが接点(c−b)間をオンした状態
に復帰し、ワイパモータ3が断電停止される。
【0033】尚、この場合には、ワイパモータ3の低速
回転端子L及び共通端子C間が、ワイパスイッチ11の
端子T3・T4間、リレースイッチ12aの接点(c−
b)間、定位置停止スイッチ10の接点(c−b)間を
介して短絡されるようになるから、ワイパモータ3に制
動がかけられてワイパが待機位置に確実に停止するよう
になる。
【0034】また、上述のようにコンデンサ14に対す
る充電が開始された後には、その端子電圧が所定レベル
以上になった段階でトランジスタ18が再オンされるこ
とになる。このため、これ以降は、前述したようなワイ
パモータ3の通断電に応じたワイパの払拭動作及び待機
位置への停止動作が反復して行われるものであり、以て
ワイパの間欠払拭動作が行われる。
【0035】つまり、ワイパの間欠払拭動作時における
休止時間ΔTを決定するリレースイッチ12aの接点
(c−a)間のオフ時間(本考案でいうスイッチング要
素のオフ時間に相当)は、コンデンサ14、可変抵抗1
5a及び抵抗15bの充電時定数に応じた時間となるも
のであり、従って、上記休止時間ΔTは、可変抵抗15
aの抵抗値を設定変更することにより所定範囲内で調節
できることになる。
【0036】次に、車両用ワイパ制御装置1に対してE
CU6を接続した状態(図1の状態)での作用並びにこ
れに関連したCPU32の制御内容について説明する。
即ち、イグニッションスイッチ8がオンされた状態で
は、車両用ワイパ制御装置1内の電源ライン+B1及び
ECU6内の電源ライン+B2に対し車載バッテリ9か
ら給電されるようになる。
【0037】この場合、ワイパスイッチ11がオフモー
ド位置OFFにあるときには、後の説明から明らかとな
るようにECU6内のリレースイッチ37aが常閉側接
点(c−b)間をオンした状態にあるため、車両用ワイ
パ制御装置1内のコンデンサ14が、電源ライン+B1
から上記リレースイッチ37aの接点(c−b)間など
を介して充電されるようになり、そのコンデンサ14の
端子電圧は電源ライン+B1の電位レベルまで上昇す
る。
【0038】このようなコンデンサ14の充電状態か
ら、ワイパスイッチ11が各動作モード位置へ操作され
るのに応じて、以下に述べるような動作が行われる。
【0039】(1)ワイパスイッチ11が間欠モード位
置INTへ切換えられたとき… このときには、ワイパスイッチ11の端子T3・T4
間、T6・T7間が夫々接続された状態となり、また、
コンデンサ14が前述のように充電された状態にあるた
め、トランジスタ18のベース電位が、抵抗15b、可
変抵抗15a、端子T6・T7間、ダイオード16及び
抵抗17を通じて電源ライン+B1の電位レベルまで直
ちに上昇するようになり、そのトランジスタ18がオン
される。
【0040】すると、励磁コイル12bに通電されてリ
レースイッチ12aの接点(c−a)間がオンされるた
め、電源ライン+B1とECU6の外部端子6cとの間
が、上記接点(c−a)間、ワイパスイッチ11の端子
T4・T3間を介して接続された状態、つまり上記外部
端子6cにハイレベル信号が与えられた状態を呈するよ
うになり、これに応じてトランジスタ40がオンされて
CPU32の入力ポートIN1にローレベル信号が与え
られるようになる。
【0041】CPU32は、入力ポートIN1にローレ
ベル信号が与えられたときには、これを間欠モード或い
はローモードの何れかが選択された状態と見なすもので
あり、出力ポートOUT1から比較的短い設定時間τ
(ワイパの往復所要時間より短い時間)だけハイレベル
信号を出力してトランジスタ34を時間τだけオンさせ
ると共に、出力ポートOUT2からハイレベル信号を出
力開始してトランジスタ35をオン状態に切換える。
【0042】この場合、トランジスタ34のオン期間に
は、励磁コイル37bに通電されてリレースイッチ37
aの接点(c−a)間がオンされるため、コンデンサ1
4の両端が、互いに同電位の電源ライン+B1及び+B
2間に接続された状態となって、当該コンデンサ14の
充電電荷が放電されるようになる。そして、この後に時
間τが経過してトランジスタ34がオフされ、これに応
じてリレースイッチ37aが接点(c−b)間をオンさ
せた状態に復帰したときには、可変抵抗15aなどを介
してコンデンサ14に充電開始されるようになるが、こ
のときにはトランジスタ18のベースバイアスが消失す
るため、そのトランジスタ18がオフされ、これに伴う
励磁コイル12bの断電に応じてリレースイッチ12a
が接点(c−b)間をオンした状態に復帰する。する
と、外部端子6cにローレベル信号が与えられるように
なるため、トランジスタ40がオフされ、これに応じて
入力ポートIN1に対する入力がローレベル信号からハ
イレベル信号に反転するようになる。
【0043】CPU32は、このように出力ポートOU
T1からのハイレベル信号の出力を停止したときにおい
て、入力ポートIN1に対する入力がローレベル信号か
らハイレベル信号に反転するか否かに基づいて、間欠モ
ード及びローモードの何れが選択されているか判断す
る。ワイパスイッチ11が間欠モード位置INTへ切換
えられている状態では、CPU32は、その旨を上記の
ようにして判断し、前述のように出力ポートOUT2か
らハイレベル信号を出力してトランジスタ35をオンさ
せた状態を、入力ポートIN1に対する入力がハイレベ
ル信号に反転するまでの期間だけ継続するようになって
いる。
【0044】トランジスタ35が上記のようにオンされ
た状態では、励磁コイル38bに通電されてリレースイ
ッチ38aの接点(c−a)間がオンされるため、電源
ライン+B2から、上記接点(c−a)間、リレースイ
ッチ39aの常閉側接点(c−b)間、ワイパモータ3
の低速回転端子L及び共通端子C間を介してアース端子
に至る通電路が形成され、ワイパモータ3が比較的低速
で回転されるようになり、以てワイパによるウインドガ
ラスの低速払拭動作が開始される。
【0045】この後に、CPU32が出力ポートOUT
2からハイレベル信号を出力した状態を停止してトラン
ジスタ35をオフさせるようになるため、リレースイッ
チ38aが接点(c−b)間をオンした状態に復帰する
が、ワイパの動作開始後には、定位置停止スイッチ10
が接点(c−a)間をオンした状態に切換わっているた
め、リレースイッチ38aが接点(c−b)間をオンし
た状態に復帰した後には、ワイパモータ3への通電路
が、イグニッションスイッチ8、定位置停止スイッチ1
0の接点(c−a)間、リレースイッチ38a及び39
aの各接点(c−b)間を介して形成されるから、その
ワイパモータ3への通電が継続される。
【0046】そして、このような通電継続に応じてワイ
パが待機位置まで復帰し、以て定位置停止スイッチ10
が接点(c−b)間をオンさせた状態に戻ったときに
は、上述のようなワイパモータ3への通電路が遮断され
るため、当該ワイパモータ3が断電停止される。尚、こ
の断電停止時には、ワイパモータ3の低速回転端子L及
び共通端子C間が、リレースイッチ38a及び39aの
各接点(c−b)間、定位置停止スイッチ10の接点
(c−b)間を介して短絡されて、ワイパモータ3に制
動がかけられるようになる。
【0047】しかして、CPU32は、前述のように出
力ポートOUT1からハイレベル信号を一定時間だけ出
力した後には、入力ポートIN1へのハイレベル信号の
入力継続時間を計数する。ここで、入力ポートIN1へ
ハイレベル信号が入力される時間は、リレースイッチ1
2aの接点(c−a)間のオフ時間を決定する可変抵抗
15aの設定抵抗値に対応するものであり、CPU32
は、上記のような計数結果(つまりリレースイッチ12
aの接点(c−a)間のオフ時間の長短)に基づいて可
変抵抗15aの抵抗値を判断する。
【0048】CPU32は、このように判断した可変抵
抗15aの抵抗値により示される間欠払拭動作時におけ
る休止時間ΔT(これは予め抵抗値に対応づけて記憶し
ておいたデータを利用して得ても良く、また、上記判断
抵抗値に基づいた演算により得ても良い)を、車速セン
サ5からのパルス信号Pvにより示される車速に基づい
て補正する。この補正は、具体的には図4に示すよう
に、パルス信号Pvにより示される車速が早い場合ほど
休止時間ΔTが短くなるように補正する。尚、図4にお
いて、ΔT(抵抗値大)は前記判断抵抗値が比較的大き
い場合の補正特性例を示し、ΔT(抵抗値小)は判断抵
抗値が比較的小さい場合の補正特性例を示すものであ
る。また、CPU32は、上記のような補正を、入力ポ
ートIN1への入力がハイレベル信号からローレベル信
号に反転する毎に行うものである。
【0049】そして、CPU32は、入力ポートIN3
に対する入力がハイレベル信号に反転したタイミング、
つまりワイパの払拭動作が終了して定位置停止スイッチ
10が接点(c−b)間オン状態に復帰したタイミング
から上記のような補正後の休止時間ΔTが経過したとき
に、出力ポートOUT2からハイレベル信号を出力して
ワイパモータ3への通電を開始させると共に、その後に
入力ポートIN3に対する入力が再度ハイレベル信号に
反転したときに出力ポートOUT2の出力をローレベル
信号に反転させてワイパモータ3への通電を停止させる
という制御を反復する。
【0050】これにより、ワイパモータ3が間欠的に通
電されてワイパの間欠払拭動作が行われるようになり、
その間欠払拭動作の休止時間は、前述のように車速に応
じて補正された休止時間ΔTとなるように制御される。
【0051】(2)ワイパスイッチ11がローモード位
置LOへ切換えられたとき… このときには、ワイパスイッチ11の端子T1・T3間
が接続された状態となるため、電源ライン+B1とEC
U6の外部端子6cとの間が、上記端子T1・T3間を
介して接続された状態、つまり上記外部端子6cにハイ
レベル信号が連続して与えられた状態を呈するようにな
り、これに応じてトランジスタ40がオンされてCPU
32の入力ポートIN1にローレベル信号が継続的に与
えられるようになる。
【0052】このように入力ポートIN1にローレベル
信号が与えられたときには、CPU32は、前にも述べ
たように、出力ポートOUT1から比較的短い時間τだ
けハイレベル信号を出力してトランジスタ34を一定時
間τだけオンさせると共に、出力ポートOUT2からハ
イレベル信号を継続的に出力してトランジスタ35をオ
ン状態に切換える。
【0053】この場合、ワイパスイッチ11は端子T1
・T3間のみを接続した状態にあるから、上記のような
トランジスタ34のオンに伴いリレースイッチ37aが
オンしたとしても、ワイパスイッチ11がINTモード
位置へ切換えられた場合のようにCPU32の入力ポー
トIN1に対する入力信号が変化することはなく、ワイ
パモータ3の通電制御には影響が及ぶことはない。
【0054】一方、CPU32は、時間τが経過して出
力ポートOUT1からのハイレベル信号の出力を停止し
たときにおいて、入力ポートIN1に対する入力がロー
レベル信号からハイレベル信号に反転するか否かに基づ
いて間欠モード及びローモードの何れが選択されている
か判断するが、ワイパスイッチ11がローモード位置O
FFへ切換えられている状態では入力ポートIN1に対
する入力がローレベル信号のままであるから、CPU3
2は、ローモードが選択されている旨の判断を行い、出
力ポートOUT2からハイレベル信号を出力した状態を
保持する。
【0055】そして、トランジスタ35のオンによって
リレースイッチ38aの接点(c−a)間がオンされる
のに伴い、電源ライン+B2から、上記接点(c−a)
間、リレースイッチ39aの常閉側接点(c−b)間、
ワイパモータ3の低速回転端子L及び共通端子C間を介
してアース端子に至る通電路が形成されるようになるか
ら、ワイパモータ3が比較的低速で回転されるようにな
ってワイパによるウインドガラスの払拭動作が開始され
る。このとき、CPU32は、前述したように、出力ポ
ートOUT2からハイレベル信号を出力した状態を保持
する構成となっているから、ワイパスイッチ11がロー
モード位置LOへ切換えられた場合には、ワイパモータ
3が低速回転される状態が継続されて、ワイパの低速払
拭動作が行われることになる。
【0056】尚、CPU32は、その入力ポートIN1
に対するローレベル信号の継続的な入力が停止したと
き、つまりワイパスイッチ11がローモード位置LO以
外へ切換えられたときに、出力ポートOUT2からハイ
レベル信号を出力した状態を停止するものであり、これ
に応じてリレースイッチ38aが接点(c−b)間オン
状態に戻されてワイパの低速払拭動作が停止されるよう
になる。
【0057】(3)ワイパスイッチ11がハイモード位
置HIへ切換えられたとき… このときには、ワイパスイッチ11の端子T1・T2間
が接続された状態となるため、電源ライン+B1とEC
U6の外部端子6bとの間が、上記端子T1・T2間を
介して接続された状態、つまり上記外部端子6bにハイ
レベル信号が連続して与えられた状態を呈するようにな
り、これに応じてトランジスタ41がオンされてCPU
32の入力ポートIN2にローレベル信号が継続的に与
えられるようになる。
【0058】このように入力ポートIN2にローレベル
信号が与えられた状態では、CPU32は、出力ポート
OUT2及びOUT3からハイレベル信号を継続的に出
力してトランジスタ35及び36をオン状態に切換え
る。
【0059】すると、トランジスタ35のオンによって
リレースイッチ38aの接点(c−a)間がオンされる
と共に、トランジスタ36のオンに応じてリレースイッ
チ39aの接点(c−a)間がオンされるため、電源ラ
イン+B2から、上記各接点(c−a)間、ワイパモー
タ3の高速回転端子H及び共通端子C間を介してアース
端子に至る通電路が形成されるようになるから、ワイパ
モータ3が比較的高速で回転されるようになってワイパ
によるウインドガラスの高速払拭動作が開始される。
【0060】尚、CPU32は、その入力ポートIN2
に対するローレベル信号の入力が停止したとき、つまり
ワイパスイッチ11がハイモード位置HI以外へ切換え
られたときに、出力ポートOUT3からハイレベル信号
を出力した状態を停止するものであり、これに応じてリ
レースイッチ39aが接点(c−b)間オン状態に戻さ
れてワイパの高速払拭動作が停止されるようになる。
【0061】以上要するに、上記した本実施例によれ
ば、間欠払拭機能を有した既存の車両用ワイパ制御装置
1に対して、ECU6を追加接続するだけで、その間欠
払拭周期に車速情報を反映させる機能を極めて簡単に付
加できるものである。この場合、上記実施例では、車両
用ワイパ制御装置1側の可変抵抗15aに設定された抵
抗値、つまり間欠払拭周期を決定する情報をリレースイ
ッチ12aの接点(c−a)間のオフ時間を計数するこ
とによって得る構成となっているから、車両用ワイパ制
御装置1の内部構造に変更を加える必要がなくなり、そ
のコストの上昇を招く虞がなくなるものである。
【0062】図5には本考案の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、本実施例による車両用ワイパ制御ユニ
ット46は、外部端子6bに対する入力信号を、トラン
ジスタ35及び36のベースに与えるために、当該端子
6bとトランジスタ35のベースとの間に抵抗47及び
図示極性のダイオード48の直列回路を接続すると共
に、外部端子6bとトランジスタ35のベースとの間に
抵抗49及び図示極性のダイオード50の直列回路を接
続し、さらに、CPU32の出力ポートOUT2及びO
UT3とトランジスタ35及び36のベースとの各間に
図示極性のダイオード51及び52を接続する構成とな
っている。
【0063】このような構成とした本実施例によれば、
ワイパスイッチ11がハイモード位置HIへ切換えられ
たときには、これに応じて外部端子6bに与えられるハ
イレベル信号によって、トランジスタ35及び36がC
PU32の出力と無関係にオンされてワイパの高速払拭
動作が行われることになる。従って、CPU32に異常
が発生した場合でも、ワイパの高速払拭動作が実行可能
となるものであり、CPU32に暴走或いは故障などの
異常が発生した状態での冗長性が高くなる。
【0064】図6には本考案の第3実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1及び第2実施例と異なる
部分のみ説明する。即ち、本実施例による車両用ワイパ
制御ユニット53は、前記第2実施例におけるリレース
イッチ37aの機能を、2個のnpn形トランジスタ5
4及び55によって得るように構成し、以て頻繁にオン
オフされるリレースイッチ37aを除去したことによる
無音化及び信頼性の向上を図ると共に、全体の小形化を
実現したものであり、これに伴いCPU32に上記トラ
ンジスタ54及び55を選択的にオンさせるための出力
ポートOUT1a及びOUT1bを設ける構成としたも
のである。
【0065】図7には本考案の第4実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、本実施例による車両用ワイパ制御ユニ
ット56は、前記第3実施例と同様にリレースイッチ3
7aの機能をトランジスタ54及び55により得るよう
に構成して信頼性の向上などを図ると共に、励磁コイル
38b及び39bに対し端子6bから直接的に通電する
構成とすることによって、CPU32での異常発生時に
おける冗長性を高めるように構成したものである。
【0066】具体的には、この実施例では、トランジス
タ35によりオンされるpnp形トランジスタ57によ
って励磁コイル38bに通電するように構成すると共
に、当該励磁コイル38bに対し外部端子6bからダイ
オード58を通じて通電されるように構成し、トランジ
スタ36によりオンされるpnp形トランジスタ59に
よって励磁コイル39bに通電するように構成すると共
に、当該励磁コイル39bに対し外部端子6bからダイ
オード60を通じて通電されるように構成している。
【0067】
【考案の効果】本考案によれば以上の説明によって明ら
かなように、可変抵抗による間欠払拭周期調節機能を備
えた既存の車両用ワイパ制御装置に追加接続された状態
において、当該ワイパ制御装置側にワイパモータの通電
路を間欠的に形成するために設けられたスイッチング要
素のオフ時間の長短に基づいて前記可変抵抗の設定抵抗
値を判断する構成としたから、ワイパの間欠払拭周期に
車速情報を反映させる機能を、上記のような追加接続に
応じて極めて簡単に付加できるようになると共に、この
場合に車両用ワイパ制御装置側の構成を変更する必要が
なくなるという新規な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、車両用ワイ
パ制御装置に対して車両用ワイパ制御ユニットを接続し
た状態での電気回路構成図
【図2】車両用ワイパ制御ユニットを接続する前の状態
を示す電気回路構成図
【図3】配置関係を説明するための実体図
【図4】作用説明用の特性図
【図5】本考案の第2実施例を示す車両用ワイパ制御ユ
ニットの電気回路構成図
【図6】本考案の第3実施例を示す図5相当図
【図7】本考案の第4実施例を示す図6相当図
【符号の説明】
図面中、1は車両用ワイパ制御装置、3はワイパモー
タ、4、46、53、56はワイパ制御ユニット、5は
車速センサ(車速検知手段)、6はECU(制御回路装
置)、11はワイパスイッチ、12aはリレースイッチ
(スイッチング要素)、14はコンデンサ、15は可変
抵抗、32はCPUを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータの通電路を間欠的に形成す
    るためのスイッチング要素のオンオフ周期をコンデンサ
    及び車両運転者により抵抗値が設定される可変抵抗の時
    定数に基づいて決定するように構成された間欠払拭機能
    付きの車両用ワイパ制御装置に対し、その間欠払拭周期
    に車速情報を反映させる機能を増やすために追加接続さ
    れる車両用ワイパ制御ユニットにおいて、 車速を検知する車速検知手段と、 前記スイッチング要素及びワイパモータ間に接続され、
    当該スイッチング要素のオフ時間の長短に基づいて前記
    可変抵抗の設定抵抗値を判断すると共に、その判断抵抗
    値により示される間欠払拭周期を前記車速検知手段によ
    る検知車速が早い場合ほど短くなるように補正した状態
    で前記ワイパモータの通電制御を実行する制御回路装置
    とを備えたことを特徴とする車両用ワイパ制御ユニッ
    ト。
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