JP3756736B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3756736B2
JP3756736B2 JP2000222689A JP2000222689A JP3756736B2 JP 3756736 B2 JP3756736 B2 JP 3756736B2 JP 2000222689 A JP2000222689 A JP 2000222689A JP 2000222689 A JP2000222689 A JP 2000222689A JP 3756736 B2 JP3756736 B2 JP 3756736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
fet
mos
control device
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000222689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002037033A (ja
Inventor
弘男 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000222689A priority Critical patent/JP3756736B2/ja
Priority to US09/910,839 priority patent/US6555980B2/en
Priority to DE60113610T priority patent/DE60113610T2/de
Priority to EP01117956A priority patent/EP1176066B1/en
Publication of JP2002037033A publication Critical patent/JP2002037033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3756736B2 publication Critical patent/JP3756736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/06Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
    • B60S1/08Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOS−FET等の半導体スイッチ素子を用いたワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術のワイパ制御装置として、特開平9−193748号公報に開示されているものがある。このワイパ制御装置は、図14に示すように、コンビスイッチ17が間欠モード(INT)に設定されると、駆動回路20はスイッチ素子(MOS−FET)19をONさせて、ワイパーモーター15を起動させてワイパーを1往復させる。ワイパーが1往復するとモータASスイッチ16の接点P,Qが接続し、駆動回路20はスイッチ素子19をOFFさせてワイパーモーター15への電力供給を遮断する。モータASスイッチ16の接点P,Qが接続すると接点端子T1とブレーキ抵抗18を経由してバッテリー電圧側端子Kと接地側端子Jが接続されてワイパーモーター15が制動され、ワイパーが速やかに停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のワイパ制御装置は、次のような問題点がある。
(1)ワイパーモーター15が、ロックした時のような異常電流発生時に、MOS−FET19またはブレーキ抵抗18を通って大電流が流れ続けるため、ブレーキ抵抗18またはMOS−FET19が過熱し焼損するおそれがある。焼損を避けるためには、ブレーキ抵抗18およびMOS−FET19の電流定格を大きくして放熱器を設ける等の対策が必要となり、装置が大型化、高コスト化する。
(2)バッテリー11のプラス端子とマイナス端子を間違って逆につないだとき、MOS−FET19の寄生ダイオードおよび抵抗18を通って大電流が流れ続けるので、抵抗18およびMOS−FET19が焼損するおそれがある。
(3)MOS−FETがオンしてしばらくの間は、ワイパスイッチ16の接点PおよびQがつながっているので、バッテリー11からワイパスイッチ16→抵抗18→MOS−FET19の経路で貫通電流が流れてしまう。このため、不要な発熱やノイズの放射が発生する。
(4)間欠時間設定やウォッシャ作動後の後ふき動作時間設定を、コンデンサの充放電原理を用いてアナログ的に行っているため、時間のばらつきが大きい。
【0004】
そこで、出願人は、上述のワイパ制御装置の問題点(1)〜(4)を解決し、半導体スイッチ素子とデジタル制御されるコントローラとを用いた小型で信頼性が高く動作が確実なワイパ制御装置を先に提案している(特願平11−151903号参照)。
【0005】
ところが、上述の従来のワイパ制御装置では、さらに、ワイパーモーター15の下流の配線がシャーシ(接地)にショートする異常時にも、抵抗18を通って大電流が流れ続け、過熱し焼損するおそれがある。
【0006】
たとえば、接地側端子Jとコンビスイッチ17の間でシャーシ(接地)にショートした場合について説明する。なお、コンビスイッチ17は、OFFポジションにあるものとする。このようなショートが起こった場合、ワイパーモーター15のバッテリー電圧側端子K、接地側端子Jおよびショート地点を経由してシャーシ(接地)に電流が流れるので、ワイパーモーター15は回転する。
【0007】
一方、ワイパモーター15の回転に同期して、ワイパースイッチ16の接点Pが、接点Qと接点Rに周期的に切り替わる。接点Pが接点Qにつながっている期間(約0.1秒)は、接点P、抵抗18、コンビスイッチ17およびショート地点を経由して大電流が流れる。コンビスイッチ17とスイッチ素子19の間またはコンビスイッチ17と抵抗18の間で同様である。
【0008】
このとき、2〜4オームの抵抗値を持つ抵抗18により、電流が制限される(バッテリー11の電圧が12Vの場合は、最大6アンペアになる)ため、ヒューズ13が切れることはない。その結果、抵抗18に電流が流れ続けるため、やがて過熱し焼損するおそれがある。焼損を避けるためには、抵抗18の電流定格を大きくして放熱器を設ける等の対策が必要となり、装置が大型化、高コスト化する。
【0009】
図15は、図14のワイパ制御装置のイグニッション(IG)スイッチ12、モータASスイッチ16,ワイパーモータ15およびブレーキ抵抗18における信号のタイミング図である。図14において、ワイパーモータ15の下流ショート異常発生時、ワイパーモータ15に電流が流れ続け、モータASスイッチ16がハイ側、ロー側に周期的に切り替わり、それに連動してブレーキ抵抗18に電流が流れ続ける様子が示されている。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上述の先に提案したワイパ制御装置をさらに改良し、従来のワイパ制御装置におけるワイパーモータの下流ショート異常発生時の問題点を解決し、半導体スイッチ素子とデジタル制御されるコントローラとを用いた小型で信頼性が高く動作が確実なワイパ制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的にかんがみて、請求項1記載の発明のワイパ制御装置は、
ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、
上記コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、
上記ワイパモータの回転にしたがって上記ワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、
上記ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、
上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻って上記ワイパモータへの通電がオフされた時に上記ワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、
上記第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、
上記第2の半導体素子5を過熱状態時に遮断保護する過熱遮断保護回路30と、
上記過熱遮断保護回路30の過熱遮断動作を検出する過熱遮断検出手段R2と、
上記過熱遮断検出手段R2からの検出信号に応じて、上記過熱遮断保護回路30の過熱遮断回数が予め設定された回数に達した場合、上記第2の制御信号を遮断ラッチする過熱遮断検出ラッチ回路30Aとからなり、
上記第2の半導体スイッチ素子は、上記過熱遮断ラッチ回路により上記第2の制御信号が遮断ラッチされた後は、上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻ってもオンすることはないようになっている
ことを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明においては、ワイパ制御装置は、ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、ワイパモータの回転にしたがってワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻ってワイパモータへの通電がオフされた時にワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、第2の半導体素子を過熱状態時に遮断保護する過熱遮断保護回路と、過熱遮断保護回路の過熱遮断動作を検出する過熱遮断検出手段と、過熱遮断検出手段からの検出信号に応じて、過熱遮断保護回路の過熱遮断回数が予め設定された回数に達した場合、第2の制御信号を遮断ラッチする過熱遮断検出ラッチ回路とからなり、第2の半導体スイッチ素子は、過熱遮断ラッチ回路により第2の制御信号が遮断ラッチされた後は、オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻ってもオンすることはないようになっている。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のワイパ制御装置において、前記第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETであり、前記第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETである
ことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明においては、第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETとされ、第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETとされる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のワイパ制御装置において、前記第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている
ことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明においては、第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれか1項記載のワイパ制御装置において、
前記第1の半導体スイッチ素子は、前記ワイパモータ7の下流側または上流側に接続されている
ことを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明においては、第1の半導体スイッチ素子は、ワイパモータ7の下流側または上流側に接続されている。
【0019】
請求項5記載の発明は、
請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備し、前記コントローラは、上記ワイパ制御装置と上記リレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
ことを特徴とする。
【0020】
請求項5記載の発明においては、請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備している。コントローラは、ワイパ制御装置とリレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるワイパ制御装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明によるワイパ制御装置の実施の形態を示すブロック図である。ワイパ制御装置は、コンビスイッチ2、コントローラ3、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6,6a,6b,6cおよび過熱遮断検出抵抗R2からなる制御部1と、ワイパモータ7と、AS(オートストップ)スイッチ8と、ウォッシャモータ9とから構成されている。
【0023】
コンビ(コンビネーション)スイッチ2は、車両の運転者が操作してワイパの種々の動作モードを設定するものであり、ON端子、INT端子、GND端子およびWASH端子の接続組み合わせにより、ワイパの動作モード、すなわちOFF(停止)モード、INT(間欠動作)モード、ON(連続動作)モードおよびWASH(洗浄)モードを選択することができる。また、コンビスイッチ2は、間欠時間設定用の可変抵抗10を接続するVR端子も備えている。
【0024】
コントローラ3は、図2にその構成例を示すように、デジタル制御部3A、5ボルトレギュレータ3B、リセット回路3C、発振回路3D、入力回路3E、レベルシフト回路3F、VR変換回路3G、MOS−FETゲートドライブ3Hおよび電流検出回路3Jからなる。
【0025】
デジタル制御部3Aは、たとえばマイクロコンピュータ等からなり、ワイパ制御装置の全体動作を制御する。
【0026】
5ボルトレギュレータ3Bは、車両の電源であるバッテリー11からIG(イグニッション)スイッチ12およびヒューズ13を介してバッテリー電源電圧(たとえば、13.5ボルト)が供給され、デジタル制御部3Aの駆動用電圧、たとえば5ボルト、を供給する。
【0027】
リセット回路3Cは、IGスイッチ12のオンによるワイパ制御装置への電源電圧投入時に、デジタル制御部3Aの動作を初期値にする。
【0028】
発振回路3Dは、デジタル制御部3A用のクロック信号を発生し、デジタル制御部3Aに供給する。
【0029】
入力回路3Eは、コンビスイッチ2のINTおよびON端子に電流を流し、各端子のオンオフを検出して、INTモードオン信号またはONモードオン信号をデジタル制御部3Aに供給する。
【0030】
レベルシフト回路3Fは、コンビスイッチ2のWASH端子およびASスイッチ8の共通端子aで検出されるバッテリー電源電圧(13.5ボルト)を5ボルトに変換して、検出信号をデジタル制御部3Aに供給する。
【0031】
VR変換回路3Gは、コンビスイッチ2のVR端子に接続され、INTモード時の間欠時間設定のために設けられている。VR変換回路3Gの構成例は図12に示される。
【0032】
MOS−FETゲートドライブ3Hは、デジタル制御部3Aから出力されるMOS−FET制御用デジタル出力をMOS−FETの動作レベル電圧に変換して、制御出力端子FET−aおよび制御出力端子FET−bに出力する。
【0033】
電流検出回路3Jは、後述する保護動作を行う過熱遮断検出ラッチ回路30Aの一部を構成し、過熱手段検出手段としての過熱遮断検出抵抗R2による電圧降下を入力端子OTDから入力し、検出信号をデジタル制御部3Aに供給する。
【0034】
図3は、過熱遮断検出ラッチ回路30Aの構成例を示す回路図である。図3において、過熱遮断検出ラッチ回路30Aは、電流検出回路3Jと、デジタル制御部3Aの一部であるアンドゲート74、タイマ75、カウンタ76、D型フリップフロップ77およびアンドゲート78と、MOS−FETゲートドライブ3Hの一部であるアンプ79とから構成される。電流検出回路3Jは、オペアンプ71と、基準電圧源72と、コンパレータ73からなる。オペアンプ71は、FET−b端子とOTD端子から過熱遮断検出抵抗R2の検出信号が供給され、その電圧出力がコンパレータ73で基準電圧源72と比較される。アンドゲート78の一方の入力には、コンビスイッチ2のON端子からのオン信号が供給される。
【0035】
コントローラ3は、デジタル制御部3Aの制御の下で、図7から図9に示すタイミング図に基づいて後述するように、各動作モード時に優れた時間制御機能を働かせている。この時間制御機能は、特に以下に列挙するような特徴的な機能がある。
【0036】
(機能A)制御出力FET−aと制御出力FET−bに時間差tdを設けて動作を送る機能。
(機能B)コンビスイッチ2をワイパ動作途中で切った時などにおいてワイパがパーク位置に戻るまで制御出力FET−aを出し続ける機能。
(機能C)ウォッシュ操作後の後ふきを正確に規定する機能。
(機能D)ウォッシュ操作後の後ふき時にコンビスイッチをONからOFFに切り替えた場合でも、後ふきを正確に規定する機能。
(機能E)可変抵抗10の抵抗値をデジタル変換して間欠時間を正確に規定する機能。
(機能F)ワイパモータ7下流でのショート異常時にMOS−FET5の過熱遮断の回数をカウントし、ある回数が積算されると、MOS−FET5出力を遮断ラッチさせる機能。
上述の各機能の細部については後述する。
【0037】
MOS−FET4は、第1の半導体スイッチ素子としてのNチャンネル型MOS−FETであり、そのオンオフによりワイパモータ7への駆動電圧を供給または遮断するための半導体スイッチ素子として働き、ドレインがワイパモータ7に接続され、ソースがコンビスイッチ2のGND端子と接地に接続され、ゲートがコントローラ3の制御出力端子FET−aに接続されている。
【0038】
MOS−FET5は、第2の半導体スイッチ素子としてのPチャンネル型MOS−FETであり、そのオンオフにより、ワイパモータ7のブレーキ動作を行うためのブレーキ電流を流す閉回路を構成する半導体スイッチ素子として働き、ドレインがヒューズ13に接続され、ソースがツェナーダイオード6を介してMOS−FET4のドレインに接続され、ゲートがコントローラ3の制御出力端子FET−bに接続されている。
【0039】
また、MOS−FET5は、そのゲート回路に図4および図5に示す過熱遮断保護回路30を内蔵している。この過熱遮断保護回路30は、温度検出回路、ゲート遮断回路およびラッチ回路を含む。
【0040】
ツェナーダイオード6は、そのツェナー電圧Vzがバッテリー電圧(たとえば、13.5ボルト)<Vz<MOS−FET4の定格電圧VDSS なる定格を持つように選択される。これにより、ツェナーダイオード6は、後述するように、MOS−FET4が過熱遮断したときのワイパモータ7の逆起電圧を逃がす働きと、バッテリー11の接続ミスによる逆接続時の保護と、MOS−FET5のオフ時そのゲート電位を0.7ボルトシフトして確実にオフさせる働きとの3つの働きを兼ね備えている。ツェナーダイオード6には、通常動作時はブレーキ電流しか流れないので、小電流容量で済むため小型、低コストとなっている。ツェナーダイオード6は、図1ではMOS−FET5のソース側に接続している(制御部の耐圧が十分ある場合)が、代わりにドレイン側に接続しても良い。ツェナーダイオード6a,6b,6cは、それぞれ、MOS−FET4,5のゲート保護用である。
【0041】
過熱遮断検出抵抗R2は、MOS−FET5の過熱遮断回路30の過熱遮断保護動作を検出する過熱遮断検出手段として働き、その検出出力をコントローラ3の端子OTDに供給する。すなわち、過熱遮断回路30によるMOS−FET5の過熱遮断時は、コントローラ3の制御出力FET−bの電流が増えるので、過熱遮断検出抵抗R2による電圧降下が増加する。コントローラ3は、この電圧降下の変化によりMOS−FET5の過熱遮断状態を検出する。
【0042】
ワイパモータ7は、そのプラス端子がヒューズ13に接続され、マイナス端子がMOS−FET4のドレインに接続されている。
【0043】
ASスイッチ8は、周知のように、ワイパモータ7の回転に伴って、共通接点aがワイパのパーク位置で接点bに接続されると共に、ワイパがパーク位置以外の場所にあると接点cに接続されるものである。
【0044】
ウォッシャモータ9は、そのプラス端子がヒューズ13に接続され、マイナス端子がコンビスイッチ2のWASH端子に接続されている。
【0045】
上述の構成による本発明のワイパ制御装置の通常時の動作には、間欠ワイパ動作、連続ワイパ動作およびウォッシャ後ふき動作の3つがある。以下の各々の動作について説明する。
【0046】
まず初期状態では、IGスイッチ12がオン状態で、最初はワイパがパーク位置にあるため、ASスイッチ8は、共通接点aが、ハイレベル接点bに接続されている。また、各FET4,5へのコントローラ3からの制御出力は、制御出力FET−bがハイおよび制御出力FET―aがローであり、MOS−FET5およびMOS−FET4が共にオフとなっている。MOS−FET4は、Nチャンネル型なので、ハイレベルの制御信号がゲートに入力されるとオンとなり、ドレインとソース間に電流が流れ、ローレベルの制御信号がゲートに入力されるとオフとなる。これに対して、MOS−FET5は、Pチャンネル型なので、ローレベルの制御信号がゲートに入力されるとオンになり、ハイレベルの制御信号が入力されるとオフになる。ハイまたはローの制御信号は、それぞれのMOS−FETの動作しきい値よりも十分高いまたは低いレベルに設定される。
【0047】
(間欠ワイパ動作)
まず、間欠ワイパ動作について、図1のブロック図と、図7に示すこの動作モード(INTモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0048】
初期状態から、コンビスイッチ2をINTポジションに切り換えると、コンビスイッチ2からコントローラ3にINTオン信号(ローレベル)が入力される。INTオン信号が入力されると、コントローラ3は、INTオン信号の立ち下がりで直ちに、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにして、MOS−FET4をオンになるように制御する。
【0049】
MOS−FET4がオンになると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ワイパモータ7→MOS−FET4→グラウンド(接地)の経路で電流が流れ、ワイパモータ7は回転を始める。ワイパモータ7の回転に同期しているASスイッチ8は、ハイレベル接点bからローレベル接点cに切り替わるため、コントローラ3のAS入力は、ハイレベルからローレベルに変わる。ワイパモータ7が回転を続け、ワイパが車両のウインドシールドガラス上を1往復すると、ワイパはパーク位置に戻る。このとき、ASスイッチ8は、ローレベル接点cからハイレベル接点bに戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が再度入力される。
【0050】
コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が再入力されると、コントローラ3は、直ちに制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後制御出力FET−bをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET5をオンする。
【0051】
デッドタイムtdは、上述のコントローラ3の機能Aとして、MOS−FET5とMOS−FET4が同時にオン状態となって貫通電流が流れるのを防ぐために設けられており、FETの応答時間よりも十分に長い時間とすれば良い。
【0052】
ワイパモータ7は、MOS−FET4のオフにより通電が止められたため、逆起電力を生じるが、MOS−FET5がオンするので、ワイパモータ7のプラス端子→ツェナーダイオード6→MOS−FET5→ワイパモータ7のマイナス端子という閉回路が形成される。そのため、ワイパモータ7に逆電流(ブレーキ電流)が急激に流れて逆起電力を消費するので、ワイパモータ7はブレーキがかかって急速に停止し、ワイパはパーク位置からはみ出ることなく停止する。
【0053】
MOS−FET5には、ワイパモータ7の停止動作時のブレーキ電流のみが流れるように構成されている。ブレーキ電流は、数十ミリ秒の短時間流れるだけなので、MOS−FET5のRDSON定格を、MOS−FET4の2〜20倍と大きくしている。そのため、MOS−FET5は、さらに小型、低コストとなっている。
【0054】
コントローラ3は、制御出力FET−bをブレーキ電流を流すのに必要な所定期間tbだけローレベルにしてMOS−FET5のオン状態を維持し、所定期間tb後再び制御出力FET−bをローレベルからハイレベルに戻して、MOS−FET5をオフにする。
【0055】
コントローラ3は、MOS−FET5をオフにした後、可変抵抗10により設定されたINT時間(ワイパが停止している時間)をカウントした後再びMOS−FET4をオフからオンにし、以後上述と同様の動作を繰り返す。このようにして間欠ワイパ動作が行われる。
【0056】
次に、間欠ワイパ動作中、コンビスイッチ2がINTポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラ3のINT入力にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。このとき、ワイパがまだウインドシールドガラス上にあり、ASスイッチ8がローレベル接点c側であると、コントローラ3のAS入力はローレベルであるので、コントローラ3は制御出力FET−aおよびFET−bの制御信号をハイレベルのままに保つ(上述のコントローラ3の機能B)。したがって、MOS−FET4がオン、MOS−FET5がオフのままに保たれ、ワイパモータ7は回転し続ける。
【0057】
ワイパモータ7が回転を続けて、ワイパがパーク位置まで戻り、ASスイッチ8がハイレベル接点b側に切り替わると、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が供給され、コントローラ3は、直ちに制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、MOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後制御出力FET−bを所定期間tbの間ハイレベルからローレベルにして、MOS−FET5をオンし、ワイパモータ7の回転が停止する。
【0058】
なお、コンビスイッチ2がINTポジションからOFFポジションに切り替えられたとき、ASスイッチ8がハイレベル接点b側になっていれば(したがって、ワイパがパーク位置になっていれば)、直ちにコントローラ3からのローレベルの制御信号がMOS−FET4およびMOS−FET5に供給され、MOS−FET4がオフ、MOS−FET5がオンとなり、ワイパモータ7も直ちに停止状態となる。
【0059】
このようにして、コンビスイッチ2をOFFポジションに切り替える段階で、ワイパがどの位置にあっても、IGスイッチ12がオンされている限り、ワイパは必ずパーク位置で停止する。ASスイッチ8は、単にワイパのパーク位置を検出するためだけに用いられており、ワイパモータ7の駆動電流が流れないので、その接点を小電流容量型とすることができ、小型かつ低コストにできる。さらに、接点の信頼性も高まる。
【0060】
次に、間欠ワイパ動作時の間欠(INT)時間は、コンビスイッチ2のVR端子に接続された可変抵抗10により設定される。可変抵抗10の抵抗値は、コントローラ3のVR変換回路3Gでデジタル値に変換され、デジタル制御部3Aに送られる。それにより、間欠(INT)時間がデジタル的に正確に規定される(コントローラ3の機能E)。
【0061】
(連続ワイパ動作)
次に、連続ワイパ動作について、図1のブロック図と、図8に示すこの動作モード(ONモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0062】
初期状態から、コンビスイッチ2をONポジションに切り替えると、コンビスイッチ2からコントローラ3のON入力にオン信号(ローレベル)が入力される。オン信号が入力されると、コントローラ3は、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにするが、制御出力FET−bをハイレベルに維持する。それにより、MOS−FET5をオフし続け、MOS−FET4をオフからオンになるように制御する。
【0063】
MOS−FET4がオンすると、ワイパモータ7が回転を始める。ワイパモータ7の回転に同期しているASスイッチ8は、ハイレベル接点b側からローレベル接点c側に切り替わるため、コントローラ3のAS入力はローレベルに変わる。ワイパモータ7が回転を続けると、ワイパは、ウインドシールドガラス上を1往復するたびにパーク位置を通過する。このとき、ASスイッチ8は一時的にハイレベル接点b側に戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が入力されるが、コントローラ3は、制御出力FET−aおよびFET−bからMOS−FET4およびMOS−FET5の各ゲートへハイレベルの制御信号を出力し続ける。そのため、ワイパモータ7は回転を続ける。
【0064】
コンビスイッチがONポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラのON入力端子にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。このとき、ワイパがまだウインドシールドガラス上にあり、ASスイッチ8がローレベル接点c側であると、コントローラ3は、MOS−FET4およびMOS−FET5への制御信号出力をハイレベルのままに保つ。したがって、ワイパモータ7が回転を続けて、ワイパがパーク位置まで戻り、コントローラ3のAS入力にハイレベル信号が入力され、それに基づいて、コントローラ3は、制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにして、直ちにMOS−FET4をオフし、続いてデッドタイムtdの経過後MOS−FET5を所定期間tbの間オンになるように制御し、ワイパモータの回転を停止させる。このときのブレーキ動作は前述の通りである。
【0065】
(ウォッシャ後ふき動作)
次に、ウォッシャ後ふき動作について、図1のブロック図と、図9に示すこの動作モード(WASHモード)時のコントローラ3の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。
【0066】
コンビスイッチ2が、OFFポジションからWASHポジションに切り替えられると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ウォッシャモータ9→コンビスイッチ2のWASH端子→GND端子→グラウンド(接地)の経路で電流が流れ、ウォッシャモータ9は回転を始める。ウォッシャモータ9は、ポンプ(図示しない)を作動させ、洗浄液タンク(図示しない)から洗浄液がウインドシールドガラス上に送出される。
【0067】
このとき、ウォッシャモータ9への通電と同時に、コントローラ3のWS入力にオン信号(ローレベル)が入力される。コントローラ3は、オン信号の立ち下がりから遅れ時間taの経過後、制御出力FET−aをローレベルからハイレベルにして、MOS−FET4をオンする。MOS−FET4がオンすると、ワイパモータ7は回転を始め、ワイパがウインドシールドガラス上を往復運動して洗浄液によるウインドシールドガラスの洗浄を行う。コンビスイッチ2がWASHポジションにある期間中は、コントローラ3は、MOS−FET4およびMOS−FET5にハイレベルの制御信号を出し続ける。遅れ時間taは、ウォッシャモータ9が回転を始めてから洗浄液がウインドシールドガラス上に届くまでの時間遅れを想定して設けられている。
【0068】
コンビスイッチ2が、WASHポジションからOFFポジションに切り替えられると、コントローラ3のWS入力端子にはオフ信号(ハイレベル)が入力される。コントローラ3は、WS入力にオフ信号が入力された後、予め設定された後ふき時間Taの間、MOS−FET4およびMOS−FET5にハイレベルの制御信号を出し続け、その後制御出力FET−aをハイレベルからローレベルにすることにより、MOS−FET4をオフにして、ワイパをパーク位置で止める。
【0069】
したがって、このウォッシャ後ふき動作では、コンビスイッチ2のポジションをWASHポジションにしてウォッシャ動作をさせ、ウォッシャ動作を止めるためにOFFポジションにしたときは、さらに後ふき時間Taの間だけ後ふき作業を行った後、動作が完了するものである(コントローラ3の機能C)。
【0070】
一方、コンビスイッチ2がWASHポジションからONポジションに切り替えられた場合は、コントローラ3は、そのまま連続ワイパ動作を継続するように制御する。また、WASHポジションからONポジション、さらにOFFポジションと切り替えられたとき、まだ後ふき時間が経過していなかった場合は、コントローラ3は、ワイパが残りの時間だけ後ふきを行った上でパーク位置で停止するように制御する(コントローラ3の機能D)。なお、この実施の形態では、後ふきを時間で規定したが、これに限らず後ふきを回数で規定することもできる。
【0071】
次に、本発明のワイパ制御装置では、上述の各種動作モードにおいて、ワイパモータ7の下流で配線がシャーシ(接地)にショートする異常を起こしたとき保護動作を行う(コントローラ3の機能F)。
【0072】
(保護動作例)
上述の保護動作例について、図1に示すワイパ制御装置のブロック図と、図3に示す過熱遮断保護回路の回路図と、図4および図5に示す過熱遮断検出ラッチ回路の回路図と、図10に示すワイパ制御装置の各部信号のタイミング図とを参照しながら説明する。以下に説明する例では、ワイパ停止中(コンビスイッチ2はOFFのポジション)に上述のショート異常が発生し、保護動作するまでを示している。
【0073】
ワイパ停止中(コンビスイッチ2はOFFのポジション)では、図3の回路図において、オン信号はハイレベル、D型フリップフロップ75のQ(バー)出力はハイレベルになっており、アンドゲート76の出力もハイレベルになっている。
【0074】
そこで、図10のタイミング図において、時刻t1でワイパモータ7と制御部1の間でワイパモータ7下流の配線がシャーシ(接地)にショートすると、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→ワイパモータ7→ショート地点を経由して接地へ電流が流れるので、ワイパモータ7は回転する。ワイパモータ7の回転に伴い、ASスイッチ8は、共通接点aがハイレベル接点b側からローレベル接点c側に切り替わるため、コントローラ3のAS入力はローレベルに変わる。ワイパが1往復すると、コントローラ3のAS入力は再びハイに戻る。ショートが続く限り、ワイパモータ7は回転を続け、コントローラ3のAS入力はハイ、ローを繰り返す。
【0075】
一方、コントローラ3は、上述の動作説明にあるように、コンビスイッチ2がOFFでも、ワイパがパーク位置まで戻るようにMOS−FET4およびMOS−FET5を駆動する機能があるので、ワイパモータ7が1回転して、ASスイッチ8が時刻t2でローからハイに変わったとき、ブレーキをかけようとしてMOS−FET5をオンさせる。このとき、バッテリー11→IGスイッチ12→ヒューズ13→MOS−FET5→ツェナーダイオード6→ショート地点の経路でショート電流が流れる。
【0076】
このショート電流によりMOS−FET5は発熱するが、そのゲート回路に内蔵された図4および図5に示す過熱遮断保護回路30が働き、チップの温度破壊に至る前にオフされる。
【0077】
この過熱遮断保護回路30は、MOS−FET5のチップ温度を検出する温度検出回路を有する。図5に示すように、この温度検出回路は、抵抗40を介してコントローラ3の制御出力FET−bから制御信号が供給されるMOS−FET5のゲートに接続された、MOS−FET5の発熱を検出するための複数の直列接続されたダイオードからなる温度検出部32と、MOS−FET5のソースに接続された電流源31との接続点の電圧をコンパレータ37のマイナス入力端子に供給し、プラス端子に抵抗35を介して供給される基準電圧源34の基準電圧と比較して、比較結果を温度検出として出力する。
【0078】
温度検出回路の温度検出出力は、ラッチ回路として働くD型FF(フリップフロップ)38のクロック入力端子に供給される。D型FFのD入力端子にはコントローラ3の制御出力FET−bからの制御信号が入力され、Q出力端子からの出力は、MOS−FET5のゲートとソース間に接続されてゲート遮断回路として働くPチャンネル型MOS−FET39に供給される。逆接続されたツェナーダイオード41および42は、MOS−FET5のゲートに過電圧が印加されるのを防止する過電圧保護手段である。尚、ラッチ回路として働くD型FF38を省略して、温度検出回路からの温度検出力で直接、ゲート遮断回路として働くPチャンネル型MOS−FET39を遮断動作させても良い。
【0079】
ワイパモータ7の下流のショート異常によりMOS−FET5にショート電流が流れた場合、MOS−FET5の発熱が温度検出部32で検出される。温度検出部32で検出された検出電圧が基準電圧源34の電圧より下がると、コンパレータ37から比較結果のハイレベル出力がD型FF38のクロック入力端子に供給される。それにより、D型FF38のQ出力端子からローレベル出力がMOS−FET39のゲートに印加され、MOS−FET39がオンとなる。MOS−FET39がオンになると、MOS−FET5はオンからオフになり、通電が遮断される。
【0080】
コントローラ3の制御出力FET−bは、パルスでMOS−FET5へ与えられるので、過熱遮断保護回路30の遮断ラッチが解除される。その後、ワイパモータ7の2回転目にAS信号が時刻t2でローレベルからハイレベルに変わったとき、再度制御出力FET−bにローレベルが出力されるので、再び、MOS−FET5はオンする。そして、再度、MOS−FET5にショート電流が流れ、過熱遮断保護回路30が働いて、MOS−FET5は過熱遮断される。
【0081】
このような過熱遮断動作は、図3の過熱遮断検出ラッチ回路に示すように、過熱遮断検出抵抗R2の電圧降下に基づいて、コントローラ3のカウンタ76で積算され、2回以上の所定回数、例えば2回まで積算されると、MOS−FET5を遮断ラッチさせる。
【0082】
詳細には、電流検出回路3Jにおいて、入力端子OTDより過熱遮断検出抵抗R2の電圧降下分が入力されると、オペアンプ71で増幅され、基準電圧源72による予め設定されたしきい値を越えると、コンパレータ73からハイレベルの出力がアンドゲート74の一方の入力に供給される。一方、アンドゲート74の他方の入力には、AS信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりに基づいてトリガーされたタイマー75からのハイレベル出力が一定期間の間入力される。そこで、アンドゲート74から、ハイレベルの出力がカウンタ76に供給される。カウンタ76は、このハイレベル出力の入力回数を積算し、その回数が予め設定された回数、たとえば2回に達するとハイレベルの出力をD型FF77のクロック入力端子に供給し、D型FF77のQ(バー)出力はローレベルにラッチされ、アンドゲート78からハイレベルの出力がアンプ78を介してコントローラ3のFET−b端子に供給され、遮断ラッチする。
【0083】
このため、遮断ラッチされた後は、AS信号がローレベルからハイレベルに変わっても、MOS−FET5はオンすることはなく、制御部1はショート異常から保護される。
【0084】
ラッチの復帰は、制御部1の電源リセット、バッテリー11の端子開放、リセット回路3cのリセット信号の入力等により行われる。
【0085】
ワイパ連続動作中にモータ下流でショート異常が生じ、コンビスイッチ2がオフされた場合も同様に保護動作する。また、間欠動作中にショート異常が発生した負荷電流が流れ続けるのを防止する。
【0086】
以上の構成および動作から、次のような利点がある。
(1)ブレーキ動作用のMOS−FET5のRDSON定格をMOS−FET4の2〜20倍と大きくしていいるため、小型、低コストとなる。
(2)バッテリーの逆接続時の電流阻止用ツェナーダイオード6とMOS−FET5には、ブレーキ電流しか流れないようにすることにより、ツェナーダイオード6の電流容量を小容量に出来、小型、低コストとなる。
(3)コントローラ3の制御出力FET−aとFET−bの立ち下がりに時間差tdを設けてMOSーFET4とMOS−FET5に供給することで、貫通電流がなくなり、不要な発熱やノイズ放射がなくなる。
(4)ワイパモータ7のASスイッチ8に信号電流のみが流れるようにして、コンビスイッチ2をワイパ動作途中で切ったときなどの場合、ワイパがパーク位置に戻るまで制御出力FET−aを出し続けるようにコントローラ3が制御することで、ASスイッチ8、MOS−FET5およびツェナーダイオード6が小型、高信頼性化できる。
(5)ウォッシュ操作後の後ふきを正確に規定することにより、後ふきの誤差がなくなる。
(6)ウォッシュ操作後の後ふき時にコンビスイッチ2をONポジションからOFFポジションに切り替えた場合でも、後ふきを正確に規定することにより、後ふき数の誤差がなくなる。
(7)ワイパモータ7の異常発生時に通電を遮断し異常解除後に通電を復帰させる制御を行うことにより、MOS−FETを必要以上に大型化する必要がなくなり、小型、低コストにできる。さらに、駆動回路やモータを含めた装置の信頼性が高まる。
(8)可変抵抗の抵抗値をデジタルに変換して、間欠時間を正確に規定することにより、間欠ワイパ動作の時間精度が向上する。
(9)コンビスイッチ2のVR端子解放時は、コントローラ3で間欠時間を予め決められた時間に正確に規定することにより、間欠動作の時間精度が向上する。
(10)ワイパモータ7の下流でショート異常が発生した場合、MOS−FET5によるブレーキ回路を確実に遮断することにより、ワイパ制御装置の安全性を向上させる。通常動作時およびショート異常時の発熱を小さくすることにより、装置が小型化できる。
【0087】
以上のように、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変形、応用が可能である。
【0088】
たとえば、上述の実施の形態では、1回目の過熱遮断動作で遮断ラッチをかけていない理由は、人為的ミスによる瞬間的なショートなどでの遮断ラッチを回避するためであるが、信頼性をより高めるために1回目の過熱遮断で遮断ラッチしても良い。
【0089】
本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、図6に示すように、ワイパモータ7への駆動電圧を供給または遮断するための半導体スイッチ素子として働くNチャンネル型MOS−FET4のゲート回路に過熱遮断保護回路30′を設けることができる。この過熱遮断保護回路30′は、温度検出回路、ゲート遮断回路およびラッチ回路を含む。
【0090】
具体的には、過熱遮断保護回路30′は、図6に示すように、温度検出回路として働く、抵抗40′を介してコントローラ3の制御出力FET−aから制御信号が供給されるMOS−FET4のゲートに接続された電流源31′と、MOS−FET4の発熱を検出する複数の直列接続されたダイオードからなる温度検出部32′との接続点の電圧を、抵抗33′を介してコンパレータ37′のマイナス入力端子に供給し、プラス端子に抵抗35′を介して供給される基準電圧源34′の基準電圧と比較して、比較結果を温度検出として出力する。
【0091】
温度検出回路の温度検出出力は、ラッチ回路として働くD型FF(フリップフロップ)38′のクロック入力端子に供給される。D型FF38′のD入力端子にはコントローラ3の制御出力FET−aからの制御信号が入力され、Q出力端子からの出力は、MOS−FET4のゲートとソース間に接続されてゲート遮断回路として働くNチャンネル型MOS−FET39′に供給される。逆接続されたツェナーダイオード41′および42′は、MOS−FET4のゲートに過電圧が印加されるのを防止する過電圧保護手段である。尚、ラッチ回路として働くD型FF38′を省略して、温度検出回路からの温度検出力で直接、ゲート遮断回路として働くNチャンネル型MOS−FET39′を遮断動作させても良い。
【0092】
MOS−FET4のゲートにコントローラ3の制御出力FET−aからハイレベルの制御信号が供給され、MOS−FET4がオンとなってワイパモータ7に通電中において、ワイパモータ7のロックやショート等の異常発生時にMOS−FET4に大電流が流れた場合、MOS−FET4の発熱が温度検出部32′で検出される。温度検出部32′で検出された検出電圧が基準電圧源32′の電圧を超えると、コンパレータ37′から比較結果のハイレベル出力がD型FF38のクロック入力端子に供給される。それにより、D型FF38′のQ出力端子からハイレベル出力がMOS−FET39′のゲートに印加され、MOS−FET39′がオンとなる。MOS−FET39′がオンになると、MOS−FET4のゲート電位がローレベルに成るので、MOS−FET4はオンからオフになり、通電が遮断される。
【0093】
以上説明した各々の保護動作により、ワイパモータに異常電流が流れ続けることがなくなるので、モータや電線、コネクタの信頼性も向上する。また、上述の各保護動作例を適宜複数組み合わせて保護動作を構成しても良い。
【0094】
さらに、本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、図11に示すように、2スピードのワイパモータを駆動する制御装置に適用することができる。2スピードワイパモータは、車両のフロントガラス用ワイパに一般的に用いられている。
【0095】
図11において、ワイパ制御装置は、コンビスイッチ2D、コントローラ3D、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6、2スピードワイパモータ7A、ウォッシャモータ9、可変抵抗10および過熱遮断検出抵抗R2で構成されている。
【0096】
コンビスイッチ2Dは、MOS−FET4のドレインとMOS−FET5のソースの接続点に接続されたFET端子と、ワイパモータ7Aの低速端子に接続されたLO端子と、コントローラ3BのINT2端子に接続されたAMP_IN端子と、ワイパモータ7Aの高速端子に接続されたHI端子と、接地に接続されたGND端子と、ウォッシャモータ9に接続されたWASH端子とを有する。
【0097】
コントローラ3Dは、図1のコントローラ3の構成からON入力を省略した構成を有する。
【0098】
図11の構成において、間欠動作時に、MOS−FET4によりワイパモータ7Aが駆動される。動作タイミングは図7と同じである。低速連続回転および高速回転は、コンビスイッチ2DのLO端子およびHI端子により直接オンオフされる。低速連続回転(LO)および高速連続回転(HI)動作時は、コンビスイッチ2のFET端子により、MOS−FET4はワイパモータ7Aと切り離される。ワイパがウインドシールドガラス上で止まったまま、IGスイッチ12が投入されたときなどは、コンビスイッチ2DがOFFポジションでも、ワイパがパーク位置に来るまで、MOS−FET4によりワイパモータ7Aが駆動される。
【0099】
このように、低速連続運転(LO)および高速連続回転(HI)は、コンビスイッチ2DのLO端子およびHI端子により直接オンオフされるようにすることで、MOS−FET4,5の電流定格を小さいものとすることができ、小型、低コスト化される。さらに、LOおよびHI動作時は、コンビスイッチ2DのFET端子により、MOS−FET4,5がワイパモータ7と切り離されるようにすることで、ワイパモータコイル起電力の影響を受けないようにでき、保護素子等の追加が必要なくなる。
【0100】
さらに、本発明によるワイパ制御装置の他の実施例として、リレーと組み合わせた制御装置に適用することができる。1台の車に2系統のワイパを備える場合、1系統に本発明のワイパ制御装置を用い、他系統に公知技術であるリレーを用いたリレー式ワイパ制御装置を用いることができる。
【0101】
この場合は、図12に示すように、コンビスイッチ2、コントローラ3B、MOS−FET4,5、ツェナーダイオード6および過熱遮断検出抵抗R2からなる制御部1と、ワイパモータ7と、ASスイッチ8と、ウォッシャモータ9とから構成される本発明のワイパ制御装置と、コンビスイッチ2B(可変抵抗10Aを含む)、2スピード型のワイパモータ7Aと、ASスイッチ8Aと、ウォッシャモータ9Aと、リレー60とから構成されている従来構成のリレー式ワイパ制御装置とが組み合わされる。
【0102】
コンビスイッチ2Bは、リレー60を介してASスイッチ8Aに接続されたAS端子と、ワイパモータ7Aの低速端子に接続されたLO端子と、コントローラ3BのINT2端子に接続されたAMP_IN端子と、ワイパモータ7Aの高速端子に接続されたHI端子と、接地に接続されたGND端子と、ウォッシャモータ9Aに接続されたWASH端子とを有する。
【0103】
コントローラ3Bは、図1のコントローラ3の構成に加えて、ワイパモータ7Aに電源電圧を供給するヒューズ13Aに接続されたIG2端子と、リレー60のコイルに接続されたRLY端子と、コンビスイッチ2BのWASH端子に接続されたWS2端子と、コンビスイッチ2BのAMP_IN端子に接続されたINT2端子と、コンビスイッチ2BのVR端子に接続されたVR2端子およびGND端子を備え、MOS−FET4,5とリレー60の両方を制御する機能を有する。
【0104】
たとえば、従来構成のリレー式ワイパ制御装置のワイパモータ7Aは、フロントワイパを駆動し、本発明のワイパ制御装置のワイパモータ7は、リアワイパを駆動する。
【0105】
このように、コントローラ3Bには、MOS−FET4,5とリレー60の両方を制御する機能を盛り込むことにより、2個の機能を集約することで、コントローラが小型化、低コスト化される。また、フロントワイパとリアワイパの制御に関連性を持たせることができるようになる。
【0106】
さらに、本発明のワイパ制御装置の他の実施例として、ワイパモータブレーキ用MOS−FET5に、Pチャンネル型の代わりにNチャンネル型を用いても良い。この場合は、図13に示すように、Nチャンネル型MOS−FET5のゲート回路に、ブートストラップ回路やチャージポンプ回路等の昇圧手段61を追加する必要がある。Nチャンネル型MOS−FETは、単位チップ面積あたりのオン抵抗がPチャンネル型の半分程度と小さいので、同じオン抵抗の定格を持たせたとき、Pチャンネル型よりも小型化、低コスト化できる。
【0107】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ワイパモータの下流でのショート異常の発生時、確実にブレーキ用閉回路を遮断することにより、ワイパ制御装置の安全性を向上させることができる。また、通常動作時およびショート異常時の発熱を小さくすることにより、ワイパ制御装置が小型化される。
【0108】
請求項2記載の発明によれば、第1の半導体スイッチ素子はNチャンネル型とし、第2の半導体スイッチ素子はPチャンネル型としたので、小型、低コストに構成できる。
【0109】
請求項3記載の発明によれば、第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードを接続したので、第1の半導体スイッチ素子が過熱遮断したときのワイパモータの逆起電圧を逃がし、また、バッテリーの接続ミスによる逆接続時の保護が可能となり、さらに、第2の半導体スイッチ素子のオフ時その制御電極の電位をシフトして確実にオフさせることができる。
【0110】
請求項4記載の発明によれば、第1の半導体スイッチ素子は、ワイパモータの下流または上流のどちら側に配置しても良く、特に上流側に配置した場合は、電線のショート等の故障に対する保護も可能となり、装置の安全性が向上する。
【0111】
請求項5記載の発明によれば、コントローラには、半導体スイッチ素子とリレーの両方を制御する機能を盛り込むことにより、2個の機能を集約することで、コントローラが小型化、低コスト化される。また、フロントワイパとリアワイパの制御に関連性を持たせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイパ制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のワイパ制御装置におけるコントローラの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のワイパ制御装置における過熱遮断検出ラッチ回路を示す回路図である。
【図4】図1のMOS−FETのゲート回路に内蔵された過熱遮断保護回路を示す回路図である。
【図5】図4における過熱遮断保護回路の具体的構成例を示す回路図である。
【図6】本発明による他の実施例を示す回路図である。
【図7】図1のワイパ制御装置におけるINTモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図8】図1のワイパ制御装置におけるONモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図9】図1のワイパ制御装置におけるWASHモード時のコントローラの各部信号のタイミング図である。
【図10】図1のワイパ制御装置における保護動作を説明するための各部信号のタイミング図である。
【図11】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示すブロック図であり、2スピードのワイパモータを駆動する制御装置を示す。
【図12】本発明によるワイパ制御装置の他の実施例を示すブロック図であり、リレー式ワイパ制御装置との組み合わせ例を示す。
【図13】本発明による他の実施例を示す回路図である。
【図14】従来のワイパ制御装置の構成例を示す回路構成図である。
【図15】図14のワイパ制御装置における各部の信号のタイミング図である。
【符号の説明】
2 コンビスイッチ
3 コントローラ
4 Nチャンネル型MOS−FET(第1の半導体スイッチ素子)
5 Pチャンネル型MOS−FET(第2の半導体スイッチ素子)
6 ツェナーダイオード
7 ワイパモータ
8 オートストップ(AS)スイッチ
9 ウォッシャモータ
10 可変抵抗
11 バッテリー
12 イグニッション(IG)スイッチ
13 ヒューズ
R2 過熱遮断検出抵抗(過熱遮断検出手段)
30 過熱遮断保護回路
30A 過熱遮断検出ラッチ回路

Claims (5)

  1. ワイパの動作モードを設定するコンビスイッチと、
    上記コンビスイッチで設定された動作モードに応じて駆動されるワイパモータと、
    上記ワイパモータの回転にしたがって上記ワイパのパーク位置とパーク位置以外の位置とでレベル変化する信号を出力するためのオートストップ(AS)スイッチと、
    上記ワイパモータへの通電をオンオフする第1の半導体スイッチ素子と、
    上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻って上記ワイパモータへの通電がオフされた時に上記ワイパモータに逆電流を流してブレーキをかける閉回路をオンする第2の半導体スイッチ素子と、
    上記第1の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第1の制御信号と上記第2の半導体スイッチ素子のオンオフを制御する第2の制御信号を供給するコントローラと、
    上記第2の半導体素子を過熱状態時に遮断保護する過熱遮断保護回路と、
    上記過熱遮断保護回路の過熱遮断動作を検出する過熱遮断検出手段と、
    上記過熱遮断検出手段からの検出信号に応じて、上記過熱遮断保護回路の過熱遮断回数が予め設定された回数に達した場合、上記第2の制御信号を遮断ラッチする過熱遮断検出ラッチ回路とからなり、
    上記第2の半導体スイッチ素子は、上記過熱遮断ラッチ回路により上記第2の制御信号が遮断ラッチされた後は、上記オートストップ(AS)スイッチがパーク位置以外の位置からパーク位置に戻ってもオンすることはないようになっている
    ことを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 前記第1の半導体素子はNチャンネル型MOS−FETであり、前記第2の半導体素子はPチャンネル型MOS−FETである
    ことを特徴とする請求項1記載のワイパ制御装置。
  3. 前記第2の半導体素子と直列にツェナーダイオードが接続されている
    ことを特徴とする請求項2記載のワイパ制御装置。
  4. 前記第1の半導体スイッチ素子は、前記ワイパモータの下流側または上流側に接続されている
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のワイパ制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のワイパ制御装置と、リレー式ワイパ制御装置とを具備し、前記コントローラは、上記ワイパ制御装置と上記リレー式ワイパ制御装置の両方の動作を制御する
    ことを特徴とするワイパ制御装置。
JP2000222689A 2000-07-24 2000-07-24 ワイパ制御装置 Expired - Fee Related JP3756736B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000222689A JP3756736B2 (ja) 2000-07-24 2000-07-24 ワイパ制御装置
US09/910,839 US6555980B2 (en) 2000-07-24 2001-07-24 Wiper control apparatus
DE60113610T DE60113610T2 (de) 2000-07-24 2001-07-24 Wischersteuervorrichtung
EP01117956A EP1176066B1 (en) 2000-07-24 2001-07-24 Wiper control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000222689A JP3756736B2 (ja) 2000-07-24 2000-07-24 ワイパ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002037033A JP2002037033A (ja) 2002-02-06
JP3756736B2 true JP3756736B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=18716900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000222689A Expired - Fee Related JP3756736B2 (ja) 2000-07-24 2000-07-24 ワイパ制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6555980B2 (ja)
EP (1) EP1176066B1 (ja)
JP (1) JP3756736B2 (ja)
DE (1) DE60113610T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012063456A1 (en) 2010-11-08 2012-05-18 Yazaki Corporation Combination switch

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10053303A1 (de) * 2000-10-27 2002-05-16 Bosch Gmbh Robert Kontaktscheibensystem und Verfahren zum Steuern eines Scheibenwischermotors
KR20050006757A (ko) * 2003-07-10 2005-01-17 현대자동차주식회사 우적 감응형 윈드 시일드 와이퍼 시스템
DE102004015426A1 (de) 2004-03-26 2005-10-13 Robert Bosch Gmbh Scheibenwischvorrichtung, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
KR20080039014A (ko) * 2006-10-31 2008-05-07 현대자동차주식회사 지능형 와이퍼 시스템의 제어방법
KR100801426B1 (ko) * 2006-11-01 2008-02-05 주식회사 현대오토넷 차량의 지능형 와이퍼 제어 시스템
JP4655149B2 (ja) * 2007-01-10 2011-03-23 住友電装株式会社 ワイパー制御回路
US7919942B2 (en) * 2007-09-06 2011-04-05 Chrysler Group Llc Front/rear wiper algorithm
JP5074142B2 (ja) * 2007-10-09 2012-11-14 ナイルス株式会社 ワイパー制御装置
WO2011078399A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 独立行政法人科学技術振興機構 結晶性コバルトシリサイド膜の形成方法
DE102010056361A1 (de) * 2010-12-29 2012-07-05 Valeo Systèmes d'Essuyage Schutzschaltung in einem Scheibenwischerantrieb und Scheibenwischerantrieb

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4896245A (en) * 1989-03-13 1990-01-23 Motorola Inc. FET overtemperature protection circuit
JPH02256551A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Tokai Rika Co Ltd ワイパ制御装置
JPH02303957A (ja) * 1989-05-16 1990-12-17 Tokai Rika Co Ltd ワイパ制御装置
US5525878A (en) * 1994-09-30 1996-06-11 Itt Automotive Electrical Systems, Inc. Apparatus and method for controlling an electric motor
US5748428A (en) * 1995-07-28 1998-05-05 United Technologies Automotive, Inc. Pulse width modulation and protection circuit
JPH09193748A (ja) 1996-01-16 1997-07-29 Nissan Motor Co Ltd ワイパー駆動回路
US5694011A (en) * 1996-04-25 1997-12-02 Eaton Corporation Windshield wiper control with stall protection
DE19629597A1 (de) * 1996-07-23 1998-01-29 Bosch Gmbh Robert Schaltanordnung zur Ansteuerung eines Wischermotors
JP3241279B2 (ja) * 1996-11-14 2001-12-25 株式会社日立製作所 保護機能付きスイッチ回路
JP3629928B2 (ja) * 1997-12-05 2005-03-16 ふそうエンジニアリング株式会社 ワイパ装置
JP3731793B2 (ja) * 1999-05-31 2006-01-05 矢崎総業株式会社 ワイパ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012063456A1 (en) 2010-11-08 2012-05-18 Yazaki Corporation Combination switch

Also Published As

Publication number Publication date
EP1176066A3 (en) 2004-01-21
DE60113610T2 (de) 2006-07-06
EP1176066B1 (en) 2005-09-28
EP1176066A2 (en) 2002-01-30
DE60113610D1 (de) 2005-11-03
JP2002037033A (ja) 2002-02-06
US20020008486A1 (en) 2002-01-24
US6555980B2 (en) 2003-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3731793B2 (ja) ワイパ制御装置
JP3756736B2 (ja) ワイパ制御装置
JP3715185B2 (ja) ワイパ制御装置
US5530788A (en) Electric motor drive control apparatus
JPH02303957A (ja) ワイパ制御装置
US6624604B2 (en) Wiper controller with fault detector device
EP2030840B1 (en) Lock detection method and lock detection circuit for motor for power-folding mirror
JP3581838B2 (ja) 電動格納式ドアミラーの制御方式
JP2002037034A (ja) ワイパ制御装置
JP3901439B2 (ja) ワイパ制御装置
JP2004009912A (ja) ワイパ制御装置
JP4435068B2 (ja) モータ制御装置
JPH04278867A (ja) ワイパ制御装置
KR200183344Y1 (ko) 와이퍼 구동회로
JPH04110245A (ja) 電動格納ドアミラー制御装置
JPH0947080A (ja) モータコントローラ
JP2004148896A (ja) ワイパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees