JP3629928B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイパ装置に係り、詳しくはワイパモータを作動させるためのワイパ駆動回路構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
車両に搭載されるウィンドウ用のワイパ装置では、ワイパモータの出力軸にリンク機構を介してワイパアームがウィンドウ表面を往復動可能に接続されており、さらにワイパモータはワイパ駆動回路を介してバッテリ電源に電気的に接続されている。
【0003】
ワイパ駆動回路には、ワイパモータを低速作動、高速作動及び間欠作動させるためのワイパ作動速度切換スイッチ(以下、ワイパSWと略す)が設けられており、このワイパSWをそれぞれ作動停止位置(OFF位置)、間欠作動位置(INT位置)、低速作動位置(LO位置)及び高速作動位置(HI位置)の複数の駆動位置に切り換えることでワイパアームを所望の作動状態とすることができる。
【0004】
また、ワイパ駆動回路には、主としてワイパSWの接点を保護することを目的として、ワイパSWの切換に応じて回路の連通と遮断とが実施されるリレーが設けられており、通常は、INT位置及びLO位置に対応するLOリレーとHI位置に対応するHIリレーとがそれぞれ設けられている。つまり、ワイパSWがINT位置或いはLO位置とされているときにはLOリレーがON状態となってワイパモータが低速作動或いは間欠作動し、ワイパSWがHI位置とされているときにはLOリレーとともにHIリレーもONとなってワイパモータが高速作動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常、ワイパSWは、構成を簡単にできることから、OFF位置、INT位置、LO位置及びHI位置の各位置がこの順に配されたダイヤルスイッチからなっており、故に、例えばワイパ作動状態をOFF位置からLO位置に切り換えたい場合には、INT位置を経由するように構成されている。
【0006】
ところが、このようなダイヤルスイッチでは、各位置が断続的に不連続に位置していることから、例えばINT位置からLO位置に切り換える際、或いはLO位置からINT位置に切り換える際には、一旦回路が遮断されることになる。このように回路が一時的に遮断されると、ワイパモータを低速作動させるべくON状態とされていたリレーが一旦OFF側に戻った後ワイパSWがINT位置とされた瞬間に再びON状態とされるという不要な作動をすることになる。そして、このような不要な作動が発生すると、OFF状態のときにワイパモータを自身の発電により停止させるべく制動電流が流れるように図った構成のリレーにあっては、この不要な作動が電気回路の劣化、損傷等の問題を生じさせる要因となっている。以下、図4乃至図6を参照して具体的に説明する。
【0007】
公知のワイパ装置は、図4に示すように、モータユニット10とバッテリ20との間にワイパスイッチ(ワイパSW)30が介装され、モータユニット10とワイパSW30との間にLOリレー40とHIリレー60とが配設され、さらにワイパSW30とLOリレー40間にINTコントローラ70が介装されてワイパ駆動回路が構成されている。
【0008】
より詳しくは、モータユニット10は、ワイパモータ12と該ワイパモータ12の回転に連動して回転することでON−OFF操作が行われるロータリ式のオートストップスイッチ(オートストップSW)14とからなっている。
オートストップSW14は、ワイパSW30がOFF位置とされてワイパ装置が停止状態となったときにワイパアーム(図示せず)が中途半端な位置で停止するのを防止し、ワイパアームを確実に格納位置に戻すためのものである。つまり、このオートストップSW14の存在により、ワイパアームの作動途中にワイパSW30がOFF位置とされても、オートストップSW14の回転子15が弧状に配設された接点16と接触している間はワイパモータ12が回転し続け、その後回転子15が接点18と接触すると、バッテリ20からの電力の供給が断たれるとともにワイパモータ12のプラス端子とマイナス端子間を短絡する閉回路が形成され、これにより、回転し続けようとするワイパモータ12が逆起電力を生起して自身を逆回転させ停止させる制動電流を発生し、ワイパモータ12を停止させワイパアームを確実に格納位置に格納することが可能となっている。
【0009】
また、バッテリ20は所定電圧EB(例えば、24V)の直流電流(DC)を発生する二次電池であり、ワイパSW30は、上述したようにダイヤルスイッチ32に各接点が配設されて構成されている。
LOリレー40は、電磁コイル42に通電することで可動接点44をOFF接点(オフ接点)46からON接点(オン接点)48側に切り換えることが可能に構成されており、通常電磁コイル42への通電がない場合には可動接点44はOFF接点46側に付勢されてOFF接点46と接触しこれらが連通するようにされている。HIリレー60についても、LOリレー40と同様に、電磁コイル62に通電することで可動接点64をOFF接点66からON接点68側に切り換えることが可能に構成されており、電磁コイル62への通電がない場合には可動接点64はOFF接点66側に付勢されてOFF接点66と接触しこれらが連通するようにされている。
【0010】
INTコントローラ70は、ワイパSW30がINT位置とされINT信号が流れることで作動開始し、ワイパ駆動回路の連通と遮断とを間欠的に行うタイマ内蔵の間欠スイッチからなっており、これにより、ワイパSW30がINT位置にあるときには、ワイパモータ12ひいてはワイパアームが所定の周期で間欠作動することになる。
【0011】
なお、図中符号22で示すように、バッテリ20のプラス端子近傍には過電流により溶断するヒューズが介装されている。
以下このように構成されたワイパ装置においてワイパSW30が例えばLO位置からINT位置に切り換えられた際に発生する問題点について述べる。
ワイパSW30が図4中矢印で示すようにLO位置からINT位置に切り換えられると、上述した理由により先ずLOリレー40の電磁コイル42を流れていた電流が一旦遮断されて可動接点44がON接点48側からOFF接点46側に切り換わる(二点鎖線で示す)。そして、このときオートストップSW14の回転子15が接点18と接触するタイミングにあると(二点鎖線で示す)、上記閉回路が形成されて制動電流が可動接点44を通って破線矢印で示すように回転子15を流れることになる。
【0012】
ところが、この状態でその後ワイパSW30が完全にINT位置に切り換わると、INT信号として電流が電磁コイル42を流れることになるため、可動接点44が再びOFF接点46側からON接点48側に切り換わろうとしてOFF接点46を離れることになり、このとき、ワイパモータ12からの逆起電力が大きいと可動接点44とOFF接点46間で放電Sが発生することになる。このように可動接点44とOFF接点46間で放電Sが生じると、可動接点44やOFF接点46を溶損させる要因となる。
【0013】
そして、通常、可動接点44やOFF接点46が溶損すると、図5に示すように、一方の表面がえぐれて他方に凸状に付着することになり、可動接点44とOFF接点46間の最短距離、即ち接点ギャップが狭くなる。これにより、可動接点44とOFF接点46間で放電Sを発生した状態のままに可動接点44がON接点48と接触するという状況が起こりうる。
【0014】
このように、可動接点44とOFF接点46間で放電Sを発生させたままに可動接点44がON接点48と接触すると、制動電流の電圧は通常は所定電圧E1(例えば、24V)よりも若干低いことから、バッテリ20からの電流、即ちバッテリ電流が実線矢印で示すように放電Sを介して流れることになる。つまり、図6を参照するとLOリレー40の拡大図が示され、バッテリ電流が放電Sを流れた様子が示されているが、このように本来可動接点44側に流れるべきバッテリ電流が放電Sをあたかも導線の一部のようにして実線矢印のように流れるようになるのである。このようにしてバッテリ電流が流れると、バッテリ電流はオートストップSW14を介して短絡(ショート)することになり、これによりヒューズ22が容易に溶断してしまうといった不具合を発生する。
【0015】
本発明は上述した事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、制動電流によるリレー接点間の放電を抑制し、リレー接点の溶損を低減して該放電によるバッテリ電流の短絡を確実に防止可能なワイパ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明によれば、ワイパ装置は、ワイパモータの駆動回路と制動回路との切換を行う第1のワイパリレーとともに、オフ接点が第1のワイパリレーのオフ接点と直列に配された第2のワイパリレーを備えている。
【0017】
これにより、第1のワイパリレーにより制動回路が閉成されると、同時に第2のワイパリレーによっても制動回路が閉成され、一方、第1のワイパリレーによりワイパモータの駆動回路が閉成されると、同時に第2のワイパリレーの可動接点がオフ接点から離間して制動回路が開成することになる。
従って、例えばワイパスイッチが複数の駆動位置間で切り換えられる際には、ワイパスイッチが一旦オフ状態となり各リレーの可動接点がオフ接点と当接して制動電流が各リレー内を流れ、その後ワイパスイッチが確実に駆動位置とされ可動接点が各オフ接点から離間すると上記制動電流により可動接点とオフ接点間に放電が発生するのであるが、第1と第2のワイパリレーの各オフ接点が直列に配列されていることで、各オフ接点に掛かる電圧がそれぞれ低くされて放電量が少なく放電時間が短くされ、放電による可動接点及びオフ接点の溶損等が好適に抑止される。故に、上述のバッテリ電流の短絡が確実に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1を参照すると、車両に搭載された本発明に係るワイパ装置の回路図が概略的に示されており、以下同図に基づいて本発明に係るワイパ装置の構成を説明する。
【0019】
なお、本発明に係るワイパ装置は、上記図4で示したワイパ装置に別途LOリレーを付加して構成されている。従って、モータユニット10、バッテリ20、ワイパSW30、HIリレー60及びINTコントローラ70については上述したとおりであるため説明を省略し、ここでは主として上記図4で示した従来のワイパ装置と異なるLOリレーの部分について説明する。
【0020】
図1に示すように、本発明に係るワイパ装置では、#1LOリレー(第1のワイパリレー)40と#2LOリレー(第2のワイパリレー)50とがモータユニット10とワイパSW30との間に直列に配設されて構成されており、詳しくは、OFF接点46とOFF接点56とが直列に接続されて配設されている。
以下、このように構成された本発明に係るワイパ装置の作用を説明する。
【0021】
ここでは、上述した問題点に対応させ、ワイパSW30をLO位置からINT位置に切り換えた場合の作用について詳しく説明する。
ワイパSW30が図中矢印で示すようにLO位置からINT位置に切り換えられると、上記同様にして先ず#1LOリレー40と#2LOリレー50の電磁コイル42,52を流れていた電流が同時に一旦遮断され、可動接点44,54がそれぞれON接点48,58側からOFF接点46,56側に切り換わる(二点鎖線で示す)。そして、このときオートストップSW14の回転子15が接点18と接触するタイミングにあると、上記同様にワイパモータ12のプラス端子とマイナス端子間を短絡する閉回路が形成され、制動電流が可動接点44,54を通って破線矢印で示すように回転子15を流れることになる。
【0022】
そして、その後ワイパSW30が完全にINT位置に切り換えられると、INT信号として電流が電磁コイル42,52を流れることになり、可動接点44,54がそれぞれ同時にOFF接点46,56側からON接点48,58側に切換わろうとしてOFF接点46、56を離れることになる。
このように可動接点44,54がそれぞれOFF接点46,56を離れることになると、やはり、上記同様に可動接点44,54とOFF接点46,56間で放電が発生することになる。
【0023】
しかしながら、本発明のワイパ装置のように#1LOリレー40と#2LOリレー50とが直列に接続され、つまりOFF接点46とOFF接点56とが直列に接続されていると、可動接点44とOFF接点46間及び可動接点54とOFF接点56間に掛かる各電圧は制動電流の全電圧値E0よりも低い値となる。つまり、#1LOリレー40と#2LOリレー50とが全く同仕様であって可動接点44とOFF接点46間の距離及び可動接点54とOFF接点56間の距離、即ち接点ギャップが距離D1(例えば、1.15mm)で同一であれば、キルヒホッフの法則等に基づき可動接点44及び可動接点54に掛かる電圧値E1及びE2はそれぞれ全電圧値E0の半分となる。例えば、ワイパモータ12で発電される制動電流の全電圧値E0が24Vであれば、電圧値E1,E2はそれぞれ半分の12Vとなる。
【0024】
このように可動接点44及び可動接点54に掛かる電圧値E1,E2がそれぞれ制動電流の全電圧値E0よりも小さくなると(E1,E2<E0)、放電エネルギが小さいことから、上記従来の場合とは異なり、可動接点44,54がOFF接点46,56から遠ざかるにつれて比較的早期に放電が減衰することになる。
つまり、図2を参照すると、ワイパSW30が、LO位置にあるとき(a)、LO位置とINT位置の中間に位置しOFF状態にあるとき(b)、INT位置にあり可動接点44,54が切り換わっている最中であるとき(c)及びINT位置にあり可動接点44,54が切り換わった直後であるとき(d)の#1LOリレー40及び#2LOリレー50を流れるバッテリ電流(実線矢印)及び制動電流(破線矢印)の様子がそれぞれ示されているが、同図(c)及び(d)に示すように、可動接点44,54とOFF接点46,56間で発生していた放電Sは、それぞれの放電エネルギが小さく放電時間が短いこともあって、可動接点44,54がOFF接点46,56から離れると早期に減衰し、可動接点44,54がON接点48,58に接触した時点で放電Sは完了していることになる。
【0025】
従って、上記従来の場合のように、可動接点44,54やOFF接点46,56が大きく溶損して一方の接点表面が凸状に盛り上がることが防止されて接点ギャップが好適に保持され、#1LOリレー40において放電Sがバッテリ電流の短絡回路を形成することがなくなり、バッテリ電流は正規の回路を流れ、故にヒューズ22が不用意に溶断することがなくなる。
【0026】
OFF接点の溶損に関する実験によれば、上記従来の場合のようにLOリレーを1個のみとした場合には放電Sの発生回数230回程度で可動接点及びOFF接点が完全に溶損したが、本発明のワイパ装置のようにLOリレーを2個とし#1LOリレー40のOFF接点46と#2LOリレー50のOFF接点56とを直列に設けた場合には、可動接点及びOFF接点に関し従来の約400倍以上の放電発生回数でも溶損しない耐久性が確認された。
【0027】
また、放電Sが減衰するとこれに応じて放電電流も小さくなるのであるが、このとき一方で電圧値E1,E2が大きくなるという現象が一般に知られている。
従って、たとえ可動接点44がON接点48に接触した時点で放電Sが完了していなくても、その時点では放電電流は極めて小さいと考えられ、故に電圧値E1はバッテリ20の所定電圧EB(例えば、24V)よりもはるかに大きく、バッテリ電流が電圧値E1に抗して放電Sを通って短絡するようなことはない。つまり、可動接点44がON接点48に接触するまで放電Sが継続していたとしても、この時点では電圧値E1は所定電圧EBよりも大きく、故に制動電流は上記図2(d)に破線で示すようにバッテリ電流に抗して流れようとするものの、バッテリ電流が#1LOリレー40において放電Sを通って短絡してしまうことはないのである。これにより、不用意なヒューズ22の溶断がさらに好適に防止されることになる。
【0028】
つまり、図3を参照すると、ワイパSW30をOFF位置からLO位置に切り換え、さらにLO位置からINT位置を経てOFF位置に戻したときのワイパSW30、LOリレー(#1LOリレー40及び#2LOリレー50)、ワイパ作動電流(バッテリ電流または制動電流)及びオートストップSWの時間変化が示されているが、本発明のワイパ装置では、このように、ワイパSW30がLO位置からINT位置に切り換えられてLOリレーが一旦OFF状態となった後再びON状態となるとき(aで示す)、オートストップSW14の回転子15が接点16を離れて接点18と接触しているような場合であっても(つまりオートストップSW14がON状態からOFF状態に切り換わっている場合であっても)、従来(破線で示す)のようにバッテリ電流が可動接点44とON接点48間の放電Sを通って短絡することなく制動電流のみが回路内を流れ(実線で示す)、ヒューズ22の溶断が好適に防止されることになるのである。
【0029】
なお、上記実施形態ではワイパSW30をLO位置からINT位置に切り換えた場合を例に説明したが、ワイパ装置を本発明のように構成することにより、ワイパSW30をINT位置からOFF位置に切り換え再びINT位置に切り換えた場合等においても同様の効果が得られる。
また、本発明のワイパ装置は、バッテリ20の所定電圧EBが大きく、且つワイパモータ容量が大きく、つまりモータの起電力が多い場合程高い効果を発揮する。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1のワイパ装置によれば、第1と第2のワイパリレーの各オフ接点が直列に配列されているので、例えば、ワイパスイッチが複数の駆動位置間で切り換えられる際において、ワイパスイッチが一旦オフ状態となり各リレーの可動接点がオフ接点と当接して制動電流が各リレー内を流れ、その後ワイパスイッチが確実に駆動位置とされ可動接点が各オフ接点から離間すると上記制動電流により可動接点とオフ接点間に放電が発生するのであるが、各オフ接点に掛かる電圧をそれぞれ低くして放電量を少なく放電時間を短くでき、放電による可動接点及びオフ接点の溶損等を好適に抑止できる。
【0031】
これにより、溶損等による変形で可動接点とオフ接点間の距離が小さくならないようにしてバッテリ電流が制動電流の放電を通って短絡してしまわないようにでき、ヒューズを容易に溶断させないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパ装置の回路図を示す概略図である。
【図2】ワイパスイッチをLO位置からINT位置に切り換えたときに#1LOリレー及び#2LOリレーを流れるバッテリ電流及び制動電流の様子を示す図である。、
【図3】ワイパスイッチをOFF位置からLO位置に切り換え、さらにLO位置からINT位置を経てOFF位置に戻したときのワイパスイッチ、LOリレー、ワイパ作動電流及びオートストップスイッチの時間変化を示す図である。
【図4】従来のワイパ装置の回路図を示す概略図である。
【図5】図4中のLOリレーにおいて溶損によりOFF接点の一部が可動接点に付着した状態を示す図である。
【図6】図4中のLOリレーにおいてバッテリ電流が短絡したときの様子を示す図である。
【符号の説明】
10 モータユニット
12 ワイパモータ
14 オートストップスイッチ
15 回転子
16 接点
18 接点
20 バッテリ
22 ヒューズ
30 ワイパスイッチ
40 LOリレー、#1LOリレー(第1のワイパリレー)
42 電磁コイル
44 可動接点
46 OFF接点(オフ接点)
48 ON接点(オン接点)
50 #2LOリレー(第2のワイパリレー)
52 電磁コイル
54 可動接点
56 OFF接点(オフ接点)
58 ON接点(オン接点)
60 HIリレー
70 INTコントローラ
S 放電

Claims (1)

  1. バッテリからの電力供給によりワイパアームを駆動するワイパモータと、
    停止位置と複数の駆動位置とを有し、前記ワイパモータを停止状態及び複数の駆動状態のいずれかに断続的に切換操作するワイパスイッチと、
    前記ワイパスイッチが前記停止位置或いは前記複数の駆動位置間にあるとき可動接点がオフ接点と当接して前記ワイパモータを自身の発電により停止させる制動回路を閉成し、前記複数の駆動位置のいずれかにあるとき可動接点がオン接点と当接して前記ワイパモータを駆動する駆動回路を閉成する第1のワイパリレーと、
    オフ接点が前記第1のワイパリレーのオフ接点と直列に設けられ、前記ワイパスイッチが前記停止位置或いは前記複数の駆動位置間にあるとき可動接点が該オフ接点と当接して前記第1のワイパリレーとともに前記制動回路を閉成する一方、前記複数の駆動位置にあるとき可動接点が前記オフ接点から離間する第2のワイパリレーと、
    を備えたことを特徴とするワイパ装置。
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