JPH07177791A - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置Info
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- JPH07177791A JPH07177791A JP5325058A JP32505893A JPH07177791A JP H07177791 A JPH07177791 A JP H07177791A JP 5325058 A JP5325058 A JP 5325058A JP 32505893 A JP32505893 A JP 32505893A JP H07177791 A JPH07177791 A JP H07177791A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リレーを作動不良としないようにすることに
よって確実な制御動作を行うことができるモータ駆動装
置を提供する。 【構成】 制御手段2よりの出力が第1の回転方向指令
信号から第2の回転方向指令信号に切換わることによっ
てモータシャフト20cの回転方向が反転した後に、第
1可動接点RL1−1の作動を予め定められた時間禁止
し、制御手段2よりの出力が第2の回転方向指令信号か
ら第1の回転方向指令信号に切換わることによってモー
タシャフト20cの回転方向が反転した後に、第2可動
接点RL2−1の作動を予め定められた時間禁止する禁
止手段5をそなえているモータ駆動装置1。
よって確実な制御動作を行うことができるモータ駆動装
置を提供する。 【構成】 制御手段2よりの出力が第1の回転方向指令
信号から第2の回転方向指令信号に切換わることによっ
てモータシャフト20cの回転方向が反転した後に、第
1可動接点RL1−1の作動を予め定められた時間禁止
し、制御手段2よりの出力が第2の回転方向指令信号か
ら第1の回転方向指令信号に切換わることによってモー
タシャフト20cの回転方向が反転した後に、第2可動
接点RL2−1の作動を予め定められた時間禁止する禁
止手段5をそなえているモータ駆動装置1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウインドガラス等の
負荷を駆動するモータの回転を正方向または逆方向に切
換えて制御するのに利用されるモータ駆動装置に関す
る。
負荷を駆動するモータの回転を正方向または逆方向に切
換えて制御するのに利用されるモータ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインドガラス等の負荷を駆動す
るモータの回転を正方向または逆方向に切換えて制御す
るモータ駆動装置としては、モータの一方側ブラシ端子
に正回転用リレーが電気的に接続されているとともに、
このモータの他方側ブラシ端子に逆回転用リレーが電気
的に接続されているものが知られている。モータの一方
側ブラシ端子には正回転用リレーの可動接点が接続さ
れ、この可動接点は正回転用リレーのオフ状態で、電源
に接続された正回転用リレーの常閉固定接点に接続され
るとともに接地された正回転用リレーの常開固定接点か
ら離隔している。また、モータの他方側ブラシ端子には
逆回転用リレーの可動接点が接続され、この可動接点は
逆回転用リレーのオフ状態で、電源に接続された逆回転
用リレーの常閉固定接点に接続されるとともに接地され
た逆回転用リレーの常開固定接点から離隔している。
るモータの回転を正方向または逆方向に切換えて制御す
るモータ駆動装置としては、モータの一方側ブラシ端子
に正回転用リレーが電気的に接続されているとともに、
このモータの他方側ブラシ端子に逆回転用リレーが電気
的に接続されているものが知られている。モータの一方
側ブラシ端子には正回転用リレーの可動接点が接続さ
れ、この可動接点は正回転用リレーのオフ状態で、電源
に接続された正回転用リレーの常閉固定接点に接続され
るとともに接地された正回転用リレーの常開固定接点か
ら離隔している。また、モータの他方側ブラシ端子には
逆回転用リレーの可動接点が接続され、この可動接点は
逆回転用リレーのオフ状態で、電源に接続された逆回転
用リレーの常閉固定接点に接続されるとともに接地され
た逆回転用リレーの常開固定接点から離隔している。
【0003】制御手段が正回転指令信号を発生すると、
逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁で、正回転用リ
レーはリレーコイルが励磁されて可動接点を常閉固定接
点から常開固定接点に切換え、電源の電流をモータの一
方側ブラシ端子から他方側ブラシ端子に供給するため、
モータのモータシャフトを正回転させ、モータシャフト
に結合されている負荷となるウインドガラスを全開側に
移動させる。制御手段よりの正回転指令信号が消滅する
と、逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁で、正回転
用リレーのリレーコイルは非励磁となり可動接点を常開
固定接点から常閉固定接点に切換えるため、モータの各
ブラシ端子に対する通電経路を遮断してモータシャフト
を停止させる。
逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁で、正回転用リ
レーはリレーコイルが励磁されて可動接点を常閉固定接
点から常開固定接点に切換え、電源の電流をモータの一
方側ブラシ端子から他方側ブラシ端子に供給するため、
モータのモータシャフトを正回転させ、モータシャフト
に結合されている負荷となるウインドガラスを全開側に
移動させる。制御手段よりの正回転指令信号が消滅する
と、逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁で、正回転
用リレーのリレーコイルは非励磁となり可動接点を常開
固定接点から常閉固定接点に切換えるため、モータの各
ブラシ端子に対する通電経路を遮断してモータシャフト
を停止させる。
【0004】また、制御手段が逆回転指令信号を発生す
ると、正回転用リレーのリレーコイルは非励磁で逆回転
用リレーのリレーコイルは励磁され、逆回転用リレーは
可動接点を常閉固定接点から常開固定接点に切換えて電
源の電流をモータの他方側ブラシ端子から一方側ブラシ
端子に供給するため、モータのモータシャフトを逆回転
させ、モータシャフトに結合されている負荷となるウイ
ンドガラスを全閉側に移動させる。制御手段よりの逆回
転指令信号が消滅すると、正回転用リレーのリレーコイ
ルは非励磁で、逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁
となり可動接点を常開固定接点から常閉固定接点に切換
えるため、モータの各ブラシ端子に対する通電経路を遮
断してモータシャフトを停止させる。
ると、正回転用リレーのリレーコイルは非励磁で逆回転
用リレーのリレーコイルは励磁され、逆回転用リレーは
可動接点を常閉固定接点から常開固定接点に切換えて電
源の電流をモータの他方側ブラシ端子から一方側ブラシ
端子に供給するため、モータのモータシャフトを逆回転
させ、モータシャフトに結合されている負荷となるウイ
ンドガラスを全閉側に移動させる。制御手段よりの逆回
転指令信号が消滅すると、正回転用リレーのリレーコイ
ルは非励磁で、逆回転用リレーのリレーコイルは非励磁
となり可動接点を常開固定接点から常閉固定接点に切換
えるため、モータの各ブラシ端子に対する通電経路を遮
断してモータシャフトを停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のモータ
駆動装置において、制御手段によって各指令信号の発生
が瞬間的に切換えられて正回転用リレーの可動接点およ
び逆回転用リレーの可動接点を同時に切換えられ、モー
タの各ブラシ端子に対する給電がカットオフされたタイ
ミングでモータのコイルに発生したインダクタンス成分
による逆起電力が電源電流の通電方向と同一の方向に流
れている状態で、逆回転用リレーの可動接点が電源側に
接続されている常開固定接点から離れると、電源電圧と
モータに発生している逆起電力とが合わされた大きな電
流が可動接点においてカットされることとなるため、可
動接点と常開固定接点との間でアーク放電を起こす原因
となりうることから、アーク放電によって接点が溶着す
るとリレーが作動不良となってモータの駆動制御を的確
に行えなくなる可能性があるという問題点があり、前記
問題点を解決することが課題となっていた。
駆動装置において、制御手段によって各指令信号の発生
が瞬間的に切換えられて正回転用リレーの可動接点およ
び逆回転用リレーの可動接点を同時に切換えられ、モー
タの各ブラシ端子に対する給電がカットオフされたタイ
ミングでモータのコイルに発生したインダクタンス成分
による逆起電力が電源電流の通電方向と同一の方向に流
れている状態で、逆回転用リレーの可動接点が電源側に
接続されている常開固定接点から離れると、電源電圧と
モータに発生している逆起電力とが合わされた大きな電
流が可動接点においてカットされることとなるため、可
動接点と常開固定接点との間でアーク放電を起こす原因
となりうることから、アーク放電によって接点が溶着す
るとリレーが作動不良となってモータの駆動制御を的確
に行えなくなる可能性があるという問題点があり、前記
問題点を解決することが課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わるモータ駆動装置は、リ
レーを作動不良としないようにすることによって確実な
制御動作を行うことができるモータ駆動装置を提供する
ことを目的としている。
レーを作動不良としないようにすることによって確実な
制御動作を行うことができるモータ駆動装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるモータ
駆動装置は、正回転、逆回転可能なモータシャフトを備
えたモータと、外部指令信号に基いて第1の回転方向指
令信号および第2の回転方向指令信号のいずれかを発生
する制御手段と、モータに備えられた一方のブラシ端子
に接続された第1可動接点と、電源に接続された第1常
開固定接点と、接地された第1常閉固定接点と、一端が
電源に接続され且つ他端が制御手段に接続された第1リ
レーコイルとを備え、制御手段よりの第1の回転方向指
令信号によって形成された通電経路により第1リレーコ
イルが励磁されて第1可動接点を第1常閉固定接点から
第1常開固定接点に切換える第1の駆動手段と、モータ
に備えられた他方のブラシ端子に接続された第2可動接
点と、電源に接続された第2常開固定接点と、接地され
た第2常閉固定接点と、一端が電源に接続され且つ他端
が制御手段に接続された第2リレーコイルとを備え、制
御手段よりの第2の回転方向指令信号によって形成され
た通電経路により第2リレーコイルが励磁されて第2可
動接点を第2常閉固定接点から第2常開固定接点に切換
える第2の駆動手段と、第1リレーコイルと第2リレー
コイルとに接続されているとともに制御手段に接続さ
れ、制御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から
第2の回転方向指令信号に切換わることによってモータ
シャフトの回転方向が反転した後に、第1可動接点の作
動を予め定められた時間禁止し、制御手段よりの出力が
第2の回転方向指令信号から第1の回転方向指令信号に
切換わることによってモータシャフトの回転方向が反転
した後に、第2可動接点の作動を予め定められた時間禁
止する禁止手段をそなえている構成としたことを特徴と
しており、必要に応じて採用される実施態様において禁
止手段は、第1の回転方向指令信号および第2の回転方
向指令信号を判別して出力を発生する論理手段と、論理
手段の出力により予め定められた時定数の時間作動する
時定数手段と、時定数手段の出力に基いて第1の駆動手
段、第2の駆動手段に対する出力を保持する出力保持手
段とからなることとしている。
駆動装置は、正回転、逆回転可能なモータシャフトを備
えたモータと、外部指令信号に基いて第1の回転方向指
令信号および第2の回転方向指令信号のいずれかを発生
する制御手段と、モータに備えられた一方のブラシ端子
に接続された第1可動接点と、電源に接続された第1常
開固定接点と、接地された第1常閉固定接点と、一端が
電源に接続され且つ他端が制御手段に接続された第1リ
レーコイルとを備え、制御手段よりの第1の回転方向指
令信号によって形成された通電経路により第1リレーコ
イルが励磁されて第1可動接点を第1常閉固定接点から
第1常開固定接点に切換える第1の駆動手段と、モータ
に備えられた他方のブラシ端子に接続された第2可動接
点と、電源に接続された第2常開固定接点と、接地され
た第2常閉固定接点と、一端が電源に接続され且つ他端
が制御手段に接続された第2リレーコイルとを備え、制
御手段よりの第2の回転方向指令信号によって形成され
た通電経路により第2リレーコイルが励磁されて第2可
動接点を第2常閉固定接点から第2常開固定接点に切換
える第2の駆動手段と、第1リレーコイルと第2リレー
コイルとに接続されているとともに制御手段に接続さ
れ、制御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から
第2の回転方向指令信号に切換わることによってモータ
シャフトの回転方向が反転した後に、第1可動接点の作
動を予め定められた時間禁止し、制御手段よりの出力が
第2の回転方向指令信号から第1の回転方向指令信号に
切換わることによってモータシャフトの回転方向が反転
した後に、第2可動接点の作動を予め定められた時間禁
止する禁止手段をそなえている構成としたことを特徴と
しており、必要に応じて採用される実施態様において禁
止手段は、第1の回転方向指令信号および第2の回転方
向指令信号を判別して出力を発生する論理手段と、論理
手段の出力により予め定められた時定数の時間作動する
時定数手段と、時定数手段の出力に基いて第1の駆動手
段、第2の駆動手段に対する出力を保持する出力保持手
段とからなることとしている。
【0009】
【発明の作用】この発明に係わるモータ駆動装置におい
て、制御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から
第2の回転方向指令信号に切換わることによってモータ
シャフトの回転方向が反転すると、禁止手段によって第
1可動接点の作動が予め定められた時間禁止され、制御
手段よりの出力が第2の回転方向指令信号から第1の回
転方向指令信号に切換わることによってモータシャフト
の回転方向が反転すると、禁止手段によって第2可動接
点の作動が予め定められた時間禁止される。それ故、モ
ータシャフトの反転に同期して、第1可動接点が第1常
開固定接点から離れることもなく、第2可動接点が第2
常開固定接点から離れることはないものとなる。
て、制御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から
第2の回転方向指令信号に切換わることによってモータ
シャフトの回転方向が反転すると、禁止手段によって第
1可動接点の作動が予め定められた時間禁止され、制御
手段よりの出力が第2の回転方向指令信号から第1の回
転方向指令信号に切換わることによってモータシャフト
の回転方向が反転すると、禁止手段によって第2可動接
点の作動が予め定められた時間禁止される。それ故、モ
ータシャフトの反転に同期して、第1可動接点が第1常
開固定接点から離れることもなく、第2可動接点が第2
常開固定接点から離れることはないものとなる。
【0010】
【実施例】図1ないし図3には、この発明に係わるモー
タ駆動装置の一実施例が示されており、図1はモータ駆
動装置の概要図、図2はモータ駆動装置の具体的回路
図、図3はモータ駆動装置の時間を追った動作を説明す
るタイムチャートである。
タ駆動装置の一実施例が示されており、図1はモータ駆
動装置の概要図、図2はモータ駆動装置の具体的回路
図、図3はモータ駆動装置の時間を追った動作を説明す
るタイムチャートである。
【0011】図1に示すモータ駆動装置1は、主とし
て、制御手段2、第1可動接点RL1−1と第1常開固
定接点RL1−2と第1常閉固定接点RL1−3と第1
リレーコイルRL1−4とを有する第1の駆動手段3、
第2可動接点RL2−1と第2常開固定接点RL2−2
と第2常閉固定接点RL2−3と第2リレーコイルRL
2−4とを有する第2の駆動手段4、第1の駆動手段3
の第1のリレーコイルRL1−4と第2の駆動手段4の
第2リレーコイルRL2−4および制御手段2間に接続
された禁止手段5をそなえている。
て、制御手段2、第1可動接点RL1−1と第1常開固
定接点RL1−2と第1常閉固定接点RL1−3と第1
リレーコイルRL1−4とを有する第1の駆動手段3、
第2可動接点RL2−1と第2常開固定接点RL2−2
と第2常閉固定接点RL2−3と第2リレーコイルRL
2−4とを有する第2の駆動手段4、第1の駆動手段3
の第1のリレーコイルRL1−4と第2の駆動手段4の
第2リレーコイルRL2−4および制御手段2間に接続
された禁止手段5をそなえている。
【0012】制御手段2には、図示しない電子素子が内
蔵されており、図示しないパワーウインドスイッチなど
の操作手段が乗員によりオン操作されることによって送
給された外部指令信号となるアップ指令信号によって第
1の回転方向指令信号となる正方向回転指令信号を発生
し、前記パワーウインドスイッチの操作によって送給さ
れた外部指令信号となるダウン指令信号によって第2の
回転方向指令信号となる逆方向回転指令信号を発生す
る。制御手段2によって発生した正方向回転指令信号、
逆方向回転指令信号は禁止手段5に送給される。
蔵されており、図示しないパワーウインドスイッチなど
の操作手段が乗員によりオン操作されることによって送
給された外部指令信号となるアップ指令信号によって第
1の回転方向指令信号となる正方向回転指令信号を発生
し、前記パワーウインドスイッチの操作によって送給さ
れた外部指令信号となるダウン指令信号によって第2の
回転方向指令信号となる逆方向回転指令信号を発生す
る。制御手段2によって発生した正方向回転指令信号、
逆方向回転指令信号は禁止手段5に送給される。
【0013】禁止手段5は図2に示すように、主とし
て、時定数手段となる第1の時定数回路6、第2の時定
数回路7と、論理手段となる第1のアンド論理回路8、
第2のアンド論理回路9、第3のアンド論理回路10、
第4のアンド論理回路11、第5のアンド論理回路1
2、第6のアンド論理回路13、ナンド論理回路14
と、出力保持手段となる第1のフリップフロップ回路F
1、第2のフリップフロップ回路F2とからなる。
て、時定数手段となる第1の時定数回路6、第2の時定
数回路7と、論理手段となる第1のアンド論理回路8、
第2のアンド論理回路9、第3のアンド論理回路10、
第4のアンド論理回路11、第5のアンド論理回路1
2、第6のアンド論理回路13、ナンド論理回路14
と、出力保持手段となる第1のフリップフロップ回路F
1、第2のフリップフロップ回路F2とからなる。
【0014】第1のアンド論理回路8の一方の入力は禁
止手段5に備えた一方の入力端子5aを介して制御手段
2の正回転側出力段に接続されているとともに第1のイ
ンバータ15を介して第2のアンド論理回路9の一方の
入力に接続されており、第1のアンド論理回路8の他方
の入力は第2のアンド論理回路9の他方の入力に接続さ
れているとともにナンド論理回路14の出力に接続され
ており、第1のアンド論理回路8の出力は第1のフリッ
プフロップ回路F1のセット端子Sに接続されているた
め、第1のアンド論理回路8は制御手段2からの正方向
回転指令信号があり(1)、且つナンド論理回路14の
出力がある(1)ことによって出力(1)が発生し、第
1のフリップフロップ回路F1をセット状態にする。
止手段5に備えた一方の入力端子5aを介して制御手段
2の正回転側出力段に接続されているとともに第1のイ
ンバータ15を介して第2のアンド論理回路9の一方の
入力に接続されており、第1のアンド論理回路8の他方
の入力は第2のアンド論理回路9の他方の入力に接続さ
れているとともにナンド論理回路14の出力に接続され
ており、第1のアンド論理回路8の出力は第1のフリッ
プフロップ回路F1のセット端子Sに接続されているた
め、第1のアンド論理回路8は制御手段2からの正方向
回転指令信号があり(1)、且つナンド論理回路14の
出力がある(1)ことによって出力(1)が発生し、第
1のフリップフロップ回路F1をセット状態にする。
【0015】第2のアンド論理回路9の出力は第1のフ
リップフロップ回路F1のリセット端子Rに接続されて
いるため、第2のアンド論理回路9は制御手段2からの
正方向回転指令信号がない(0)と第1のインバータ1
5によって一方の入力があり(1)、ナンド論理回路1
4の出力がある(1)と出力(1)が発生し、第1のフ
リップフロップ回路F1をリセットする。
リップフロップ回路F1のリセット端子Rに接続されて
いるため、第2のアンド論理回路9は制御手段2からの
正方向回転指令信号がない(0)と第1のインバータ1
5によって一方の入力があり(1)、ナンド論理回路1
4の出力がある(1)と出力(1)が発生し、第1のフ
リップフロップ回路F1をリセットする。
【0016】第1のフリップフロップ回路F1の出力端
子Qは禁止手段5に備えた一方の出力端子5cに接続さ
れている。
子Qは禁止手段5に備えた一方の出力端子5cに接続さ
れている。
【0017】第5のアンド論理回路12の一方の入力は
禁止手段5に備えた他方の入力端子5bを介して制御手
段2の逆回転側出力段に接続されているとともに第2の
インバータ16を介して第6のアンド論理回路13の一
方の入力に接続されており、第5のアンド論理回路12
の他方の入力は第6のアンド論理回路13の他方の入力
に接続されているとともにナンド論理回路14の出力に
接続されており、第5のアンド論理回路12の出力は第
2のフリップフロップ回路F2のセット端子Sに接続さ
れているため、第5のアンド論理回路12は制御手段2
からの逆方向回転指令信号があり(1)、ナンド論理回
路14の出力がある(1)ことによって出力(1)が発
生し、第2のフリップフロップ回路F2をセット状態に
する。
禁止手段5に備えた他方の入力端子5bを介して制御手
段2の逆回転側出力段に接続されているとともに第2の
インバータ16を介して第6のアンド論理回路13の一
方の入力に接続されており、第5のアンド論理回路12
の他方の入力は第6のアンド論理回路13の他方の入力
に接続されているとともにナンド論理回路14の出力に
接続されており、第5のアンド論理回路12の出力は第
2のフリップフロップ回路F2のセット端子Sに接続さ
れているため、第5のアンド論理回路12は制御手段2
からの逆方向回転指令信号があり(1)、ナンド論理回
路14の出力がある(1)ことによって出力(1)が発
生し、第2のフリップフロップ回路F2をセット状態に
する。
【0018】第6のアンド論理回路13の出力は第2の
フリップフロップ回路F2のリセット端子Rに接続され
ているため、第6のアンド論理回路13は制御手段2か
らの逆方向回転指令信号がない(0)と第2のインバー
タ16によって一方の入力があり(1)、ナンド論理回
路14の出力がある(1)と出力(1)が発生し、第2
のフリップフロップ回路F2をリセットする。
フリップフロップ回路F2のリセット端子Rに接続され
ているため、第6のアンド論理回路13は制御手段2か
らの逆方向回転指令信号がない(0)と第2のインバー
タ16によって一方の入力があり(1)、ナンド論理回
路14の出力がある(1)と出力(1)が発生し、第2
のフリップフロップ回路F2をリセットする。
【0019】第2のフリップフロップ回路F2の出力端
子Qは禁止手段5に備えた他方の出力端子5dに接続さ
れている。
子Qは禁止手段5に備えた他方の出力端子5dに接続さ
れている。
【0020】ナンド論理回路14は一方の入力が第1の
時定数回路6に接続されている。第1の時定数回路6は
第1の抵抗R1、第2の抵抗R2、第1のダイオードD
1、第1のコンデンサC1からなる。
時定数回路6に接続されている。第1の時定数回路6は
第1の抵抗R1、第2の抵抗R2、第1のダイオードD
1、第1のコンデンサC1からなる。
【0021】第1の抵抗R1の一端は第3のアンド論理
回路10の出力に接続され、第1の抵抗R1の他端は一
端が接地された第1のコンデンサC1の他端を介してナ
ンド論理回路14の一方の入力に接続され、第2の抵抗
R2の一端は第3のアンド論理回路10の出力に接続さ
れ、第2の抵抗R2の他端は第1のダイオードD1のア
ノードに接続され、第1のダイオードD1のカソードは
第1の抵抗R1の他端に接続されている。第1の抵抗R
1は第2の抵抗R2にパラレル接続されており、第1の
抵抗R1の抵抗値は第2の抵抗R2の抵抗値よりも小さ
いため、第3のアンド論理回路10の出力がある(1)
と、第1の抵抗R1と第1のコンデンサC1とから予め
設定された時定数T1により第1の抵抗R1、第1のダ
イオードD1を介して第1のコンデンサC1は瞬時のう
ちに充電が行われ、充電が行われている状態で第3のア
ンド論理回路10の出力がなくなる(0)と第2の抵抗
R2と第1のコンデンサC1とによって予め設定された
時定数T2により第2の抵抗R2を介して第1のコンデ
ンサC1は時定数T1よりも長い時間の時定数T2でゆ
っくりと放電が行われる。
回路10の出力に接続され、第1の抵抗R1の他端は一
端が接地された第1のコンデンサC1の他端を介してナ
ンド論理回路14の一方の入力に接続され、第2の抵抗
R2の一端は第3のアンド論理回路10の出力に接続さ
れ、第2の抵抗R2の他端は第1のダイオードD1のア
ノードに接続され、第1のダイオードD1のカソードは
第1の抵抗R1の他端に接続されている。第1の抵抗R
1は第2の抵抗R2にパラレル接続されており、第1の
抵抗R1の抵抗値は第2の抵抗R2の抵抗値よりも小さ
いため、第3のアンド論理回路10の出力がある(1)
と、第1の抵抗R1と第1のコンデンサC1とから予め
設定された時定数T1により第1の抵抗R1、第1のダ
イオードD1を介して第1のコンデンサC1は瞬時のう
ちに充電が行われ、充電が行われている状態で第3のア
ンド論理回路10の出力がなくなる(0)と第2の抵抗
R2と第1のコンデンサC1とによって予め設定された
時定数T2により第2の抵抗R2を介して第1のコンデ
ンサC1は時定数T1よりも長い時間の時定数T2でゆ
っくりと放電が行われる。
【0022】第3のアンド論理回路10は、一方の入力
に第3のインバータ17を介して第2のフリップフロッ
プ回路F2の出力端子Qが接続され、他方の入力に第1
のフリップフロップ回路F1の出力端子Qが接続されて
いるため、第2のフリップフロップ回路F2の出力端子
Qに出力がなく(0)、第1のフリップフロップ回路F
1の出力端子Qに出力がある(1)と、第1の時定数回
路6によってナンド論理回路14の一方の入力は時定数
T1の時間だけ遅れて生ずる。
に第3のインバータ17を介して第2のフリップフロッ
プ回路F2の出力端子Qが接続され、他方の入力に第1
のフリップフロップ回路F1の出力端子Qが接続されて
いるため、第2のフリップフロップ回路F2の出力端子
Qに出力がなく(0)、第1のフリップフロップ回路F
1の出力端子Qに出力がある(1)と、第1の時定数回
路6によってナンド論理回路14の一方の入力は時定数
T1の時間だけ遅れて生ずる。
【0023】ナンド論理回路14は他方の入力が第2の
時定数回路7に接続されている。第2の時定数回路7は
第3の抵抗R3、第4の抵抗R4、第2のダイオードD
2、第2のコンデンサC2からなる。
時定数回路7に接続されている。第2の時定数回路7は
第3の抵抗R3、第4の抵抗R4、第2のダイオードD
2、第2のコンデンサC2からなる。
【0024】第3の抵抗R3の一端は第4のアンド論理
回路11の出力に接続され、第3の抵抗R3の他端は一
端が接地された第2のコンデンサC2の他端を介してナ
ンド論理回路14の他方の入力に接続され、第4の抵抗
R4の一端は第4のアンド論理回路11の出力に接続さ
れ、第4の抵抗R4の他端は第2のダイオードD2のア
ノードに接続され、第2のダイオードD2のカソードは
第3の抵抗R3の他端に接続されている。第3の抵抗R
3は第4の抵抗R4にパラレル接続されており、第3の
抵抗R3の抵抗値は第4の抵抗R4の抵抗値よりも小さ
いため、第4のアンド論理回路11の出力がある(1)
と、第3の抵抗R3と第2のコンデンサC2とから予め
設定された時定数T3により第3の抵抗R3、第2のダ
イオードD2を介して第2のコンデンサC2は瞬時のう
ちに充電が行われ、第4のアンド論理回路11の出力が
ない(0)と第4の抵抗R4と第2のコンデンサC2と
によって予め設定された時定数T4により第4の抵抗R
4を介して第2のコンデンサC2は時定数T3よりも長
い時間の時定数T4でゆっくりと放電が行われる。
回路11の出力に接続され、第3の抵抗R3の他端は一
端が接地された第2のコンデンサC2の他端を介してナ
ンド論理回路14の他方の入力に接続され、第4の抵抗
R4の一端は第4のアンド論理回路11の出力に接続さ
れ、第4の抵抗R4の他端は第2のダイオードD2のア
ノードに接続され、第2のダイオードD2のカソードは
第3の抵抗R3の他端に接続されている。第3の抵抗R
3は第4の抵抗R4にパラレル接続されており、第3の
抵抗R3の抵抗値は第4の抵抗R4の抵抗値よりも小さ
いため、第4のアンド論理回路11の出力がある(1)
と、第3の抵抗R3と第2のコンデンサC2とから予め
設定された時定数T3により第3の抵抗R3、第2のダ
イオードD2を介して第2のコンデンサC2は瞬時のう
ちに充電が行われ、第4のアンド論理回路11の出力が
ない(0)と第4の抵抗R4と第2のコンデンサC2と
によって予め設定された時定数T4により第4の抵抗R
4を介して第2のコンデンサC2は時定数T3よりも長
い時間の時定数T4でゆっくりと放電が行われる。
【0025】第4のアンド論理回路11は、一方の入力
に第4のインバータ18を介して第1のフリップフロッ
プ回路F1の出力端子Qが接続され、他方の入力に第2
のフリップフロップ回路F2の出力端子Qが接続されて
いるため、第1のフリップフロップ回路F1の出力端子
Qに出力がなく(0)、第2のフリップフロップ回路F
2の出力端子Qに出力がある(1)と、第2の時定数回
路7によってナンド論理回路14の他方の入力は時定数
T3の時間だけ遅れて生ずる。
に第4のインバータ18を介して第1のフリップフロッ
プ回路F1の出力端子Qが接続され、他方の入力に第2
のフリップフロップ回路F2の出力端子Qが接続されて
いるため、第1のフリップフロップ回路F1の出力端子
Qに出力がなく(0)、第2のフリップフロップ回路F
2の出力端子Qに出力がある(1)と、第2の時定数回
路7によってナンド論理回路14の他方の入力は時定数
T3の時間だけ遅れて生ずる。
【0026】禁止手段5の一方の出力端子5cには第1
の駆動手段3が接続されている。第1の駆動手段3は、
第1リレーコイルRL1−4の一端が電源50に接続さ
れ、第1リレーコイルRL1−4の他端がエミッタを接
地した第1トランジスタTR1のコレクタに接続され、
第1可動接点RL1−1がモータ20に備えられた一方
のブラシ端子20aに接続され、第1常開固定接点RL
1−2が電源50に接続され、第1常閉固定接点RL1
−3が接地されているため、第5の抵抗R5と第6の抵
抗R6を介して第1のトランジスタTR1にベース電流
(1)が供給されることによって第1のトランジスタT
R1がオンされ、第1リレーコイルRL1−4に通電経
路を形成する。第1リレーコイルRL1−4に通電経路
が形成されると第1可動接点RL1−1は第1常閉固定
接点RL1−3から離れて第1常開固定接点RL1−2
に接続されるため、モータ20の一方のブラシ端子20
aに電源50の電圧を印加する。
の駆動手段3が接続されている。第1の駆動手段3は、
第1リレーコイルRL1−4の一端が電源50に接続さ
れ、第1リレーコイルRL1−4の他端がエミッタを接
地した第1トランジスタTR1のコレクタに接続され、
第1可動接点RL1−1がモータ20に備えられた一方
のブラシ端子20aに接続され、第1常開固定接点RL
1−2が電源50に接続され、第1常閉固定接点RL1
−3が接地されているため、第5の抵抗R5と第6の抵
抗R6を介して第1のトランジスタTR1にベース電流
(1)が供給されることによって第1のトランジスタT
R1がオンされ、第1リレーコイルRL1−4に通電経
路を形成する。第1リレーコイルRL1−4に通電経路
が形成されると第1可動接点RL1−1は第1常閉固定
接点RL1−3から離れて第1常開固定接点RL1−2
に接続されるため、モータ20の一方のブラシ端子20
aに電源50の電圧を印加する。
【0027】禁止手段5の他方の出力端子5dには第2
の駆動手段4が接続されている。第2の駆動手段4は、
第2リレーコイルRL2−4の一端が電源50に接続さ
れ、第2リレーコイルRL2−4の他端がエミッタを接
地した第2トランジスタTR2のコレクタに接続され、
第2可動接点RL2−1がモータ20に備えられた他方
のブラシ端子20bに接続され、第2常開固定接点RL
2−2が電源50に接続され、第2常閉固定接点RL2
−3が接地されているため、第7の抵抗R7と第8の抵
抗R8を介して第2のトランジスタTR2にベース電流
(1)が供給されることによって第2のトランジスタT
R2がオンされ、第2リレーコイルRL2−4に通電経
路を形成する。第2リレーコイルRL2−4に通電経路
が形成されると第2可動接点RL2−1は第2常閉固定
接点RL2−3から離れて第2常開固定接点RL2−2
に接続されるため、モータ20の他方のブラシ端子20
bに電源50の電圧を印加する。
の駆動手段4が接続されている。第2の駆動手段4は、
第2リレーコイルRL2−4の一端が電源50に接続さ
れ、第2リレーコイルRL2−4の他端がエミッタを接
地した第2トランジスタTR2のコレクタに接続され、
第2可動接点RL2−1がモータ20に備えられた他方
のブラシ端子20bに接続され、第2常開固定接点RL
2−2が電源50に接続され、第2常閉固定接点RL2
−3が接地されているため、第7の抵抗R7と第8の抵
抗R8を介して第2のトランジスタTR2にベース電流
(1)が供給されることによって第2のトランジスタT
R2がオンされ、第2リレーコイルRL2−4に通電経
路を形成する。第2リレーコイルRL2−4に通電経路
が形成されると第2可動接点RL2−1は第2常閉固定
接点RL2−3から離れて第2常開固定接点RL2−2
に接続されるため、モータ20の他方のブラシ端子20
bに電源50の電圧を印加する。
【0028】モータ20にはモータシャフト20cが備
えられており、このモータシャフト20cには図示しな
いガラス昇降手段を介してウインドガラスが結合される
ため、一方のブラシ端子20aから他方のブラシ端子2
0bに通電が行われるとモータシャフト20が正回転し
てウインドガラスを全開側に移動し、他方りのブラシ端
子20bから一方のブラシ端子20aに通電が行われる
とモータシャフト20cが逆回転してウインドガラスを
全閉側に移動する。
えられており、このモータシャフト20cには図示しな
いガラス昇降手段を介してウインドガラスが結合される
ため、一方のブラシ端子20aから他方のブラシ端子2
0bに通電が行われるとモータシャフト20が正回転し
てウインドガラスを全開側に移動し、他方りのブラシ端
子20bから一方のブラシ端子20aに通電が行われる
とモータシャフト20cが逆回転してウインドガラスを
全閉側に移動する。
【0029】このような構造を有するモータ駆動装置1
は図3に示す動作を行う。
は図3に示す動作を行う。
【0030】制御手段2から正方向回転指令信号が発生
していると、禁止手段5の一方の入力はあり(1)、第
1の時定数回路6は第3のアンド論理回路10の出力が
ある(1)ので第2の抵抗R2、第1のダイオードD1
を介して第1のコンデンサC1は瞬時のうちに充電がな
されているためd点に出力が発生(1)しており、第2
の時定数回路7は作動していないのでe点に出力は発生
しておらず(0)、ナンド論理回路14は出力がある
(1)のでf点に出力が発生(1)し、第1のアンド論
理回路8は出力がある(1)ため、第1のフリップフロ
ップ回路F1はセット状態となり、出力端子Qに出力が
発生(1)し、禁止手段5の一方の出力端子5cすなわ
ちa点に出力が発生(1)しているので、第1トランジ
スタTR1にベース電流が供給され、第1リレーコイル
RL1−4に通電経路が形成されて第1リレーコイルR
L1−4は励磁され、第1可動接点RL1−1は第1常
閉固定接点RL1−3から離れて第1常開固定接点RL
1−2に接続され、モータ20の一方のブラシ端子20
aから他方のブラシ端子20bに電流を供給することに
よってモータシャフト20cを正回転させている。
していると、禁止手段5の一方の入力はあり(1)、第
1の時定数回路6は第3のアンド論理回路10の出力が
ある(1)ので第2の抵抗R2、第1のダイオードD1
を介して第1のコンデンサC1は瞬時のうちに充電がな
されているためd点に出力が発生(1)しており、第2
の時定数回路7は作動していないのでe点に出力は発生
しておらず(0)、ナンド論理回路14は出力がある
(1)のでf点に出力が発生(1)し、第1のアンド論
理回路8は出力がある(1)ため、第1のフリップフロ
ップ回路F1はセット状態となり、出力端子Qに出力が
発生(1)し、禁止手段5の一方の出力端子5cすなわ
ちa点に出力が発生(1)しているので、第1トランジ
スタTR1にベース電流が供給され、第1リレーコイル
RL1−4に通電経路が形成されて第1リレーコイルR
L1−4は励磁され、第1可動接点RL1−1は第1常
閉固定接点RL1−3から離れて第1常開固定接点RL
1−2に接続され、モータ20の一方のブラシ端子20
aから他方のブラシ端子20bに電流を供給することに
よってモータシャフト20cを正回転させている。
【0031】モータ20の一方のブラシ端子20aから
他方のブラシ端子20bに電流を供給してモータシャフ
ト20cを正回転させている状態で、時刻Gにおいて制
御手段2からの正方向回転指令信号がなくなると同時に
逆方向回転指令信号が発生すると、制御手段2からの正
方向回転指令信号がなくなるため、第2のアンド論理回
路9に出力が発生(1)して第1のフリップフロップ回
路F1がリセット状態となるため、第3の論理回路10
は出力がなくなり(0)、これによって、第1の時定数
回路6は第1のコンデンサC1に蓄えられている電荷が
第1の抵抗R1を介して放電され、d点は第1の時定数
回路6によって設定された時定数T1の時間の後の時刻
Hにおいて出力がなくなり(0)、第2の時定数回路7
は第4の抵抗R4、第2のダイオードD2を介して瞬時
のうちに第2のコンデンサC2に対する充電が行われる
のでe点に出力が発生(1)し、ナンド論理回路14の
出力すなわちf点の出力は第1の時定数回路6によって
設定された時定数T1の時間だけなくなり(0)、第1
の時定数回路6により設定された時定数T1の時間の後
に再び発生(1)する。
他方のブラシ端子20bに電流を供給してモータシャフ
ト20cを正回転させている状態で、時刻Gにおいて制
御手段2からの正方向回転指令信号がなくなると同時に
逆方向回転指令信号が発生すると、制御手段2からの正
方向回転指令信号がなくなるため、第2のアンド論理回
路9に出力が発生(1)して第1のフリップフロップ回
路F1がリセット状態となるため、第3の論理回路10
は出力がなくなり(0)、これによって、第1の時定数
回路6は第1のコンデンサC1に蓄えられている電荷が
第1の抵抗R1を介して放電され、d点は第1の時定数
回路6によって設定された時定数T1の時間の後の時刻
Hにおいて出力がなくなり(0)、第2の時定数回路7
は第4の抵抗R4、第2のダイオードD2を介して瞬時
のうちに第2のコンデンサC2に対する充電が行われる
のでe点に出力が発生(1)し、ナンド論理回路14の
出力すなわちf点の出力は第1の時定数回路6によって
設定された時定数T1の時間だけなくなり(0)、第1
の時定数回路6により設定された時定数T1の時間の後
に再び発生(1)する。
【0032】ここで、ナンド論理回路14の出力がない
(0)時間T1は、第1のアンド論理回路8の出力が発
生せず(0)に、第1のフリップフロップ回路F1のセ
ットを阻止するため、第1の駆動回路3は第1トランジ
スタTR1がオンされず、それによって、第1リレーコ
イルRL1−4の通電経路を形成させないので、第1可
動接点RL1−1は第1常開固定接点RL1−2から離
れることはない。
(0)時間T1は、第1のアンド論理回路8の出力が発
生せず(0)に、第1のフリップフロップ回路F1のセ
ットを阻止するため、第1の駆動回路3は第1トランジ
スタTR1がオンされず、それによって、第1リレーコ
イルRL1−4の通電経路を形成させないので、第1可
動接点RL1−1は第1常開固定接点RL1−2から離
れることはない。
【0033】制御手段2よりの逆方向回転指令信号が発
生することにより、第5のアンド論理回路12に出力が
発生(1)し、第2のフリップフロップ回路F2はセッ
トされて出力端子Qに出力が発生(1)するので禁止手
段5の他方の出力端子5dすなわちb点に出力が発生す
る(1)ため第2トランジスタTR2にベース電流が供
給され、第2リレーコイルRL2−4に通電経路が形成
されて第2リレーコイルRL2−4は励磁され、第2可
動接点RL2−1は第2常閉固定接点RL2−3から離
れて第2常開固定接点RL2−2に接続され、モータ2
0の他方のブラシ端子20bから一方のブラシ端子20
aに電流を供給することによってモータシャフト20c
を逆回転させる。
生することにより、第5のアンド論理回路12に出力が
発生(1)し、第2のフリップフロップ回路F2はセッ
トされて出力端子Qに出力が発生(1)するので禁止手
段5の他方の出力端子5dすなわちb点に出力が発生す
る(1)ため第2トランジスタTR2にベース電流が供
給され、第2リレーコイルRL2−4に通電経路が形成
されて第2リレーコイルRL2−4は励磁され、第2可
動接点RL2−1は第2常閉固定接点RL2−3から離
れて第2常開固定接点RL2−2に接続され、モータ2
0の他方のブラシ端子20bから一方のブラシ端子20
aに電流を供給することによってモータシャフト20c
を逆回転させる。
【0034】モータ20の他方のブラシ端子20bから
一方のブラシ端子20aに電流を供給することによって
モータシャフト20cを逆回転させている状態で、時刻
Iにおいて制御手段2からの逆方向回転指令信号がなく
なると同時に正方向回転指令信号が発生すると、制御手
段2からの逆方向回転指令信号がなくなることによって
第6のアンド論理回路13に出力が発生(1)して第2
のフリップフロップ回路F2がリセット状態となるた
め、第4の論理回路11は出力がなくなり(0)、これ
によって、第2の時定数回路7は第2のコンデンサC2
に蓄えられている電荷が第3の抵抗R3を介して放電さ
れ、e点は第2の時定数回路7によって設定された時定
数T2の時間の後の時刻Jにおいて出力がなくなり
(0)、第1の時定数回路6は第2の抵抗R2、第1の
ダイオードD1を介して瞬時のうちに第1のコンデンサ
C1に対する充電が行われるのでd点に出力を発生
(1)させ、ナンド論理回路14の出力すなわちf点の
出力は第2の時定数回路7によって設定された時定数T
2の時間だけなくなり(0)、第2の時定数回路7によ
り設定された時定数T2の時間の後に再び発生(1)す
る。
一方のブラシ端子20aに電流を供給することによって
モータシャフト20cを逆回転させている状態で、時刻
Iにおいて制御手段2からの逆方向回転指令信号がなく
なると同時に正方向回転指令信号が発生すると、制御手
段2からの逆方向回転指令信号がなくなることによって
第6のアンド論理回路13に出力が発生(1)して第2
のフリップフロップ回路F2がリセット状態となるた
め、第4の論理回路11は出力がなくなり(0)、これ
によって、第2の時定数回路7は第2のコンデンサC2
に蓄えられている電荷が第3の抵抗R3を介して放電さ
れ、e点は第2の時定数回路7によって設定された時定
数T2の時間の後の時刻Jにおいて出力がなくなり
(0)、第1の時定数回路6は第2の抵抗R2、第1の
ダイオードD1を介して瞬時のうちに第1のコンデンサ
C1に対する充電が行われるのでd点に出力を発生
(1)させ、ナンド論理回路14の出力すなわちf点の
出力は第2の時定数回路7によって設定された時定数T
2の時間だけなくなり(0)、第2の時定数回路7によ
り設定された時定数T2の時間の後に再び発生(1)す
る。
【0035】ここで、ナンド論理回路14の出力がない
(0)時間T2は、第5のアンド論理回路12の出力が
発生せず(0)に、第2のフリップフロップ回路F2の
セットを阻止するため、第2の駆動回路4は第2トラン
ジスタTR2がオンされず、それによって、第2リレー
コイルRL2−4の通電経路を形成させないので、第2
可動接点RL2−1は第2常開固定接点RL2−2から
離れることはない。
(0)時間T2は、第5のアンド論理回路12の出力が
発生せず(0)に、第2のフリップフロップ回路F2の
セットを阻止するため、第2の駆動回路4は第2トラン
ジスタTR2がオンされず、それによって、第2リレー
コイルRL2−4の通電経路を形成させないので、第2
可動接点RL2−1は第2常開固定接点RL2−2から
離れることはない。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるモータ駆動装置は上述した構成としたことから、制
御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から第2の
回転方向指令信号に切換わることによってモータシャフ
トの回転方向が反転すると、禁止手段によって第1可動
接点の作動を予め定められた時間禁止し、制御手段より
の出力が第2の回転方向指令信号から第1の回転方向指
令信号に切換わることによってモータシャフトの回転方
向が反転すると、禁止手段によって第2可動接点の作動
が予め定められた時間禁止することによって、モータシ
ャフトの反転に同期して第1可動接点を第1常開固定接
点から離すことも、モータシャフトの反転に同期して第
2可動接点を第2常開固定接点から離すことも行わない
ので、各可動接点と各常開固定接点との間でアーク放電
を起こす原因をなくすことによってリレーを作動不良と
しないようにすることによって確実な制御動作を行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
わるモータ駆動装置は上述した構成としたことから、制
御手段よりの出力が第1の回転方向指令信号から第2の
回転方向指令信号に切換わることによってモータシャフ
トの回転方向が反転すると、禁止手段によって第1可動
接点の作動を予め定められた時間禁止し、制御手段より
の出力が第2の回転方向指令信号から第1の回転方向指
令信号に切換わることによってモータシャフトの回転方
向が反転すると、禁止手段によって第2可動接点の作動
が予め定められた時間禁止することによって、モータシ
ャフトの反転に同期して第1可動接点を第1常開固定接
点から離すことも、モータシャフトの反転に同期して第
2可動接点を第2常開固定接点から離すことも行わない
ので、各可動接点と各常開固定接点との間でアーク放電
を起こす原因をなくすことによってリレーを作動不良と
しないようにすることによって確実な制御動作を行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係わるモータ駆動装置の一実施例の
概要図である。
概要図である。
【図2】図1に示したモータ駆動装置の具体的回路図で
ある。
ある。
【図3】図1に示したモータ駆動装置の時間を追った動
作を説明するタイムチャートである。
作を説明するタイムチャートである。
1 モータ駆動装置 2 制御手段 3 第1の駆動手段 4 第2の駆動手段 5 禁止手段 20 モータ 20a 一方のブラシ端子 20b 他方のブラシ端子 20c モータシャフト 50 電源 RL1−1 第1可動接点 RL1−2 第1常開固定接点 RL1−3 第1常閉固定接点 RL1−4 第1リレーコイル RL2−1 第2可動接点 RL2−2 第2常開固定接点 RL2−3 第2常閉固定接点 RL2−4 第2リレーコイル
Claims (2)
- 【請求項1】 正回転、逆回転可能なモータシャフトを
備えたモータと、 外部指令信号に基いて第1の回転方向指令信号および第
2の回転方向指令信号のいずれかを発生する制御手段
と、 モータに備えられた一方のブラシ端子に接続された第1
可動接点と、電源に接続された第1常開固定接点と、接
地された第1常閉固定接点と、一端が電源に接続され且
つ他端が制御手段に接続された第1リレーコイルとを備
え、制御手段よりの第1の回転方向指令信号によって形
成された通電経路により第1リレーコイルが励磁されて
第1可動接点を第1常閉固定接点から第1常開固定接点
に切換える第1の駆動手段と、 モータに備えられた他方のブラシ端子に接続された第2
可動接点と、電源に接続された第2常開固定接点と、接
地された第2常閉固定接点と、一端が電源に接続され且
つ他端が制御手段に接続された第2リレーコイルとを備
え、制御手段よりの第2の回転方向指令信号によって形
成された通電経路により第2リレーコイルが励磁されて
第2可動接点を第2常閉固定接点から第2常開固定接点
に切換える第2の駆動手段と、 第1リレーコイルと第2リレーコイルとに接続されてい
るとともに制御手段に接続され、制御手段よりの出力が
第1の回転方向指令信号から第2の回転方向指令信号に
切換わることによってモータシャフトの回転方向が反転
した後に、第1可動接点の作動を予め定められた時間禁
止し、制御手段よりの出力が第2の回転方向指令信号か
ら第1の回転方向指令信号に切換わることによってモー
タシャフトの回転方向が反転した後に、第2可動接点の
作動を予め定められた時間禁止する禁止手段をそなえて
いることを特徴とするモータ駆動装置。 - 【請求項2】 禁止手段は、第1の回転方向指令信号お
よび第2の回転方向指令信号を判別して出力を発生する
論理手段と、論理手段の出力により予め定められた時定
数の時間作動する時定数手段と、時定数手段の出力に基
いて第1の駆動手段、第2の駆動手段に対する出力を保
持する出力保持手段とからなる請求項1に記載のモータ
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5325058A JPH07177791A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5325058A JPH07177791A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177791A true JPH07177791A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18172686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5325058A Pending JPH07177791A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07177791A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704481B1 (ko) * | 2005-01-06 | 2007-04-10 | 엘지전자 주식회사 | 모터 구동 제어장치 |
CN102064748A (zh) * | 2009-10-23 | 2011-05-18 | 王光树 | 集合继电器的方法及遥控闸刀 |
CN103699024A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 北京京盾通商贸易有限公司 | 继电器系统 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5325058A patent/JPH07177791A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704481B1 (ko) * | 2005-01-06 | 2007-04-10 | 엘지전자 주식회사 | 모터 구동 제어장치 |
CN102064748A (zh) * | 2009-10-23 | 2011-05-18 | 王光树 | 集合继电器的方法及遥控闸刀 |
CN103699024A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 北京京盾通商贸易有限公司 | 继电器系统 |
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