JP3713151B2 - 鍋底センサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鍋底センサー、特に、テーブルコンロや炊飯器等の調理器に設けられ且つ鍋底温度を検知する鍋底センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の鍋底センサーの断面図である。
上記調理器として、鍋底温度を検知してその検知温度に基づいて加熱動作を制御することによって、鍋内の天ぷら油の過熱を防止したり炊飯するものがあり、この調理器には、前記検知の為の鍋底センサーが備えられる。
【0003】
そして、同図に示す従来の鍋底センサーは、調理器の固定壁(9) から上方に延びる中空の支柱(9b)と、この支柱(9b)により支持された検知トップ(9a)とを具備する構成となっている。
検知トップ(9a)は、その上端の受熱部(90a) と、この受熱部(90a) から下方に突出する筒部(90b) とからなり、受熱部(90a) には、感熱素子(91)が内蔵されている。
【0004】
筒部(90b) には、支柱(9b)の上端部が挿入されており、検知トップ(9a)は、支柱(9b)の上端部に形成された拡大部(90c) との間に介装されたバネ(93)により上方に付勢されている。又、この検知トップ(9a)には、拡大部(90c) に係合して支柱(9b)の抜けを防止する係合リング(94)が設けられている。更に、拡大部(90c) と検知トップ(9a)との間、及び、係合リング(94)と支柱(9b)との間には、間隙が形成されている。
【0005】
これら構成によって、検知トップ(9a)が支柱(9b)に対して昇降可能に且つ首振り可能に支持されたものとなっている。
このものでは、調理器に鍋が載置されると、鍋底(80)が受熱部(90a) に当接して検知トップ(9a)が押し下げられるが、このとき、支持体(9b)に対して検知トップ(9a)が首振り可能となっていることから、前記載置時に鍋底(80)が傾いた場合でも、これに応じて受熱部(90a) が傾くものとなる。従って、鍋底(80)と受熱部(90a) とが確実に面接触して、この鍋底センサーの温度検知精度が向上する。
【0006】
尚、感熱素子(91)のリード線(92)が筒部(90b) 及び支柱(9b)を通じて固定壁(9) の下方まで延びており、これら筒部(90b) 及び支柱(9b)によって、リード線(92)が保護されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、検知トップ(9a)の筒部(90b) に支柱(9b)の上端部が挿入された構成となっており、この支柱(9b)は、筒部(90b) よりも横幅(直径)が小さく設定されているから、これら検知トップ(9a)や支柱(9b)に大きな外力が加わったときに、支柱(9b)が折れたり曲がったりし易い。
【0008】
本発明は、鍋底センサーの強度を向上させ、加えて、リード線を保護することを課題とする。
[1項]
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、『調理器の底部側に設けられた固定壁から上方に延びる支持体と、前記支持体に首振り可能に支持された検知トップと、前記検知トップの上端の受熱部に内蔵された感熱素子と、前記感熱素子から前記固定壁の下方まで延びるリード線とを具備する鍋底センサーにおいて、
前記支持体は、中空又は側方に開放する構成であり、前記支持体には、その上端を閉じる頂壁部が備えられ、
前記検知トップに於ける前記受熱部から下方に突出する中空の軸部が前記頂壁部に首振り可能に且つ昇降可能に貫通し、前記軸部には、前記頂壁部に対して下方から係合する抜止め用の突出部が設けられ、前記受熱部と前記頂壁部との間には、前記受熱部を上方に付勢する第1バネが介装され、
前記支持体内には、前記固定壁に首振り可能に且つ昇降可能に貫通する保護筒が設けられ、前記保護筒の上端部は、前記軸部の下端部に首振り可能に外嵌すると共に、前記突出部に当接し、前記保護筒と前記固定壁との間には、前記当接状態が維持されるように前記保護筒を上方に付勢する第2バネが介装され、
前記軸部及び前記保護筒に前記リード線が挿通されることを特徴とする』ものである。
【0010】
このものでは、上記固定壁から上方に延びる支持体の頂壁部に検知トップの軸部が首振り可能に且つ昇降可能に貫通し、軸部には、頂壁部に対して下方から係合する抜止め用の突出部が設けられ、検知トップの受熱部と頂壁部との間には、受熱部を上方に付勢する第1バネが介装されている。従って、支持体に対して検知トップが昇降可能に且つ首振り可能に支持されたものとなる。
【0011】
そして、支持体内には、上記固定壁に首振り可能に且つ昇降可能に貫通する保護筒が設けられ、この保護筒の上端部は、軸部の下端部に首振り可能に外嵌すると共に、抜止めリングに当接し、保護筒と固定壁との間には、前記当接状態が維持されるように保護筒を上方に付勢する第2バネが介装されている。従って、保護筒が検知トップに一体的に取り付けられたものとなる。
【0012】
このものでは、調理器に鍋を載置する前に、検知トップの軸部に設けられた突出部と頂壁部とが係合することから、この鍋載置前では、検知トップがその上死点に維持される。
このものでは、調理器に鍋を載置すると、鍋底が受熱部に当接してこれを下方に押圧するが、検知トップ及び保護筒が頂壁部及び固定壁に対して昇降可能であるから、前記当接状態で、検知トップ及び保護筒が第1バネ及び第2バネの付勢力に抗して押し下げられる。
【0013】
そして、調理器に鍋を載置する際に鍋底が傾いた場合、検知トップ及び保護筒が首振り可能であることから、検知トップ及び保護筒が全体的に「く」字状に折れ曲った状態となる。これによって、前記鍋底の傾きに応じて検知トップの受熱部が傾くものとなり、これら両者の接触が確実となる。
このものでは、上記固定壁から上方に延びる支持体は、中空又は側方に開放する構成であり、この支持体の頂壁部に検知トップの軸部が貫通しているから、この支持体は、検知トップの軸部よりも横幅が大きいものとなる。
【0014】
又、感熱素子から固定壁の下方までリード線が延びているが、このリード線は、検知トップの中空の軸部と上記固定壁に貫通する保護筒とに挿通されているから、検知トップの下方でリード線が露出せず、例えば、固定壁の前記貫通孔の周縁などにリード線が接触しないものとなる。
【0015】
【発明の効果】
本発明では、前記したように、検知トップを支持する為の支持体は、検知トップの軸部よりも横幅が大きくなるから、軸部よりも横幅が小さい従来のものに比べて、支持体の強度が向上する。
又、上記保護筒によって、検知トップの下方でリード線が露出せず、このリード線が保護筒により保護されたものとなる。特に、支持体が側方に開放する構成であるものでは、上記保護筒によって、リード線が支持体の外部に露出しないものとなるから、この保護筒によるリード線の保護効果が顕著となる。
【0016】
そして、検知トップの軸部が支持体の頂壁部で保持される構成となっており、検知トップと保護筒とからなる首振り動作部分がその上端部で保持されたものとなるから、これら検知トップ及び保護筒の首振り動作が安定する。
更に、保護筒の上端部は、検知トップの軸部の下端部に首振り可能に外嵌すると共に、軸部に設けられた突出部に当接する構成であるから、これら検知トップ及び保護筒の首振り動作時に、これら両者が相互に殆ど摺動せず、前記首振り動作がスムーズとなる。
【0017】
[2項]
上記1項に於いて、『前記支持体は、逆U字状に屈曲形成された帯板よりなる』ものでは、逆U字状の帯板で支持体が構成されているから、この支持体が側方に開放したものとなる。
このものでは、支持体が逆U字状の帯板であるから、この支持体の構成が簡素化される。
【0018】
[3項]
上記1項又は2項に於いて、『前記軸部に於ける前記保護筒への嵌入部分は、下方に向って直径縮小するテーパ部であり、前記テーパ部の上端の外径は、前記保護筒の上端の内径に略一致する』ものでは、軸部に於ける保護筒への嵌入部分が下方に向って直径縮小するテーパ部であるから、この軸部が保護筒に対して首振り可能に嵌入された構成となる。
【0019】
このものでは、テーパ部の上端の外径が保護筒の上端の内径に略一致しているから、このテーパ部と保護筒の上端との同心性が確保され、軸部と保護筒との嵌合状態が安定する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本願発明の実施の形態に於ける炊飯器の構成の概要を示す図であり、図2は、図1の鍋底センサー(100) の斜視図であり、図3は、図1の鍋底センサー(100) の鍋載置前のIIIーIII断面図であり、図4は、図1の鍋底センサー(100) の鍋載置後の通常姿勢のIIIーIII断面図であり、図5は、図1の鍋底センサー(100) の鍋載置後の傾斜姿勢のIIIーIII断面図である。
【0021】
図1に示すように、この実施の形態の鍋底センサー(100) は、炊飯器の底部に備えられた水平な固定壁(11)に装着されると共に、固定壁(11)の上方近傍に配置されたガスバーナ(13)の中央の孔部(13a) に挿通された構成となっている。
そして、この鍋底センサー(100) は、図2に示すように、固定壁(11)から上方に延びる支持体(2) と、この支持体(2) により支持された検知トップ(3) と、この検知トップ(3) の下方に設けられた保護筒(4) とを具備する構成となっている。
【0022】
[各部の構成について]
*支持体(2) *
上記の支持体(2) は、図2及び図3に示すように、逆U字状に屈曲形成された帯板で構成されており、これによって、この支持体(2) が側方に開放すると共に、その上端が頂壁部(2a)で閉じられた構成となっている。そして、この頂壁部(2a)には、後述の検知トップ(3) を挿通させる為の孔部(22)が設けられている。
【0023】
尚、この支持体(2) の下端部には、その両側に張り出す一対の固定片(21)が備えられており、これら固定片(21)が固定壁(11)に対してネジ止めや溶接等により固定されている。
*検知トップ(3) *
上記の検知トップ(3) は、図2及び図3に示すように、円板状の受熱部(3a)と、この受熱部(3a)の中央部から下方に延びる中空の軸部(3b)とからなり、これら両者は、ダイカスト成形等により一体成形されている。
【0024】
受熱部(3a)には、サーミスタ等の感熱素子(5) が内蔵されており、この感熱素子(5) から軸部(3b)内を通じて下方にリード線(5a)が延びている。又、この軸部(3b)内には、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性樹脂が充填されている。
そして、上記した孔部(22)は、軸部(3b)よりも僅かに大径となっており、これによって、軸部(3b)が頂壁部(2a)に首振り可能に且つ昇降可能に貫通したものとなっている。又、受熱部(3a)と頂壁部(2a)との間には、受熱部(3a)を上方に付勢する第1バネ(6a)が介装されている。
【0025】
又、軸部(3b)の下部には、その外周面から張り出す抜止め用のリング部材(38)が固定されており、このリング部材(38)は、孔部(22)よりも大径となっている。従って、このリング部材(38)によって、軸部(3b)の孔部(22)からの抜けが防止されている。
従って、この検知トップ(3) が保護筒(4) に対して昇降可能で且つ首振り可能に支持されたものとなる。
【0026】
*保護筒(4) *
上記の保護筒(4) は、上下に延びる直管であり、その下部は、固定壁(11)に形成された貫通孔(15)に挿通されている。この貫通孔(15)の直径は、保護筒(4) よりも僅かに大径となっており、これによって、保護筒(4) が固定壁(11)に首振り可能に且つ昇降可能に貫通したものとなっている。
【0027】
そして、上記した軸部(3b)に於けるリング部材(38)以下の部分は、下方に向って直径縮小するテーパ部(31)となっており、この保護筒(4) の上端部は、テーパ部(31)に外嵌すると共に、リング部材(38)に当接している。これによって、検知トップ(3) が保護筒(4) に対して首振り可能となっている。
又、リング部材(38)に保護筒(4) が当接した状態に維持されるように保護筒(4) を上方に付勢する第2バネ(6b)が設けられている。具体的には、保護筒(4) の中程には、第2バネ(6b)用の筒状カバー(4b)が被せられており、この筒状カバー(4b)の上端から内周側に突出するフランジ部(41)が保護筒(4) に嵌着された止めリング(4a)に対して下方から重ね合わされている。そして、このフランジ部(41)と固定壁(11)との間に第2バネ(6b)が介装されている。
【0028】
これら構成によって、検知トップ(3) に対して保護筒(4) が一体的に取り付けられたものとなる。
更に、上記した感熱素子(5) から固定壁(11)の下方までリード線(5a)が延びているが、このリード線(5a)は、軸部(3b)及び保護筒(4) に挿通されている。
[鍋底センサー(100) の首振り動作等について]
この鍋底センサー(100) では、炊飯器に鍋(8) を載置する前に、図3に示すように、検知トップ(3) の軸部(3b)に固定されたリング部材(38)と頂壁部(2a)とが係合することから、この鍋載置前では、検知トップ(3) がその上死点に維持される。
【0029】
このものでは、図1に示すように、上記炊飯器の支持壁(12)に鍋(8) を吊下げ状態に載置すると、鍋底(80)が受熱部(3a)に当接して、これを下方に押圧するが、検知トップ(3) 及び保護筒(4) が頂壁部(2a)及び固定壁(11)に対して昇降可能であるから、この鍋載置によって、図4に示すように、検知トップ(3) 及び保護筒(4) が第1バネ(6a)及び第2バネ(6b)の付勢力に抗して押し下げられる。
【0030】
そして、上記炊飯器に鍋(8) を載置する際に、支持壁(12)と鍋(8) との間に異物が挟まったりすると、載置状態の鍋(8) の鍋底(80)が図5のように傾く場合がある。このとき、検知トップ(3) 及び保護筒(4) が頂壁部(2a)及び固定壁(11)に首振り可能な状態となるように貫通しており、この保護筒(4) の上端部が検知トップ(3) の下端部に対し首振り可能な状態に連なっているから、検知トップ(3) 及び保護筒(4) は、図5に示すように、全体的に「く」字状に折れ曲った状態となる。
【0031】
従って、鍋底(80)の傾きに応じて検知トップ(3) の受熱部(3a)が傾くものとなり、これら両者の接触が確実となる。
又、検知トップ(3) と鍋底(80)の間に異物が挟まった場合でも、検知トップ(3) 及び保護筒(4) の上記した首振り可能構造によって、これら検知トップ(3) 及び保護筒(4) が全体的に「く」字状に折れ曲った状態となる。
【0032】
このものでは、固定壁(11)から上方に延びる側部開放の支持体(2) の頂壁部(2a)に検知トップ(3) の軸部(3b)が貫通する構成であるから、この支持体(2) は、軸部(3b)よりも横幅が大きいものとなる。従って、軸部よりも横幅が小さい従来のものに比べて、支持体(2) の強度が向上する。
このものでは、感熱素子(5) から固定壁(11)の下方まで延びるリード線(5a)は、検知トップ(3) の中空の軸部(3b)と、固定壁(11)に貫通する保護筒(4) とに挿通されているから、検知トップ(3) の下方でリード線(5a)が露出せず、例えば、固定壁(11)の貫通孔(15)の周縁などにリード線(5a)が接触しないものとなる。従って、この保護筒(4) によって、このリード線(5a)が保護されたものとなる。
【0033】
又、支持体(2) が側方に開放する構成であるが、保護筒(4) によって、支持体(2) の外部にリード線(5a)が露出しないものとなるから、前記した保護効果が顕著となる。
このものでは、検知トップ(3) の軸部(3b)が支持体(2) の頂壁部(2a)で保持される構成となっており、検知トップ(3) と保護筒(4) とからなる首振り動作部分がその上端部で保持されたものとなるから、これら検知トップ(3) 及び保護筒(4) の首振り動作が安定する。
【0034】
又、保護筒(4) の上端部は、検知トップ(3) の軸部(3b)の下端部に首振り可能に外嵌すると共に、軸部(3b)に装着されたリング部材(38)に当接する構成であるから、これら検知トップ(3) 及び保護筒(4) の首振り動作時に、これら両者が相互に殆ど摺動せず、前記首振り動作がスムーズとなる。
更に、テーパ部(31)の上端の外径は、保護筒(4) の上端の内径に略一致しているから、このテーパ部(31)と保護筒(4) の上端との同心性が確保され、検知トップ(3) と保護筒(4) との嵌合状態が安定する。
【0035】
このものでは、支持体(2) が逆U字状の帯板であるから、この支持体(2) の構成が簡素化されている。
尚、このものでは、鍋(8) の載置に伴う検知トップ(3) 及び保護筒(4) の押下げによって、保護筒(4) の下端部が、これに装着された合成樹脂製のキャップ(4c)を介して、固定壁(11)の下方のスイッチ(17)の可動片(17a) を押圧する構成となっている。この押圧によって、前記載置状態になったことが検知される。尚、保護筒(4) の押下げ時に保護筒(4) が上記首振り状態であっても、この保護筒(4) が可動片(17a) を押圧する構成となっている。
[他の実施の形態]
▲1▼.図6は、本願発明に於ける他の実施の形態の鍋底センサーの断面図である。
【0036】
上記の実施の形態では、保護筒(4) の上端部を検知トップ(3) の軸部(3b)の下端部に首振り可能に外嵌させる為に、軸部(3b)に於ける保護筒(4) への嵌入部分を下方に向って直径縮小するテーパ部(31)としたが、これを、同図に示すように、その上方部分よりも外径の小さい小径部(35)としてもよい。尚、同図のものでは、支持体(2) が上記の実施の形態と同様、逆U字状に形成されている。
【0037】
▲2▼.図7は、本願発明に於ける更に他の実施の形態の鍋底センサーの斜視図である。
上記の実施の形態では、支持体(2) を、逆U字状の帯板により構成したが、これを、同図に示すように、筒体により構成してもよい。この場合でも、支持体(2) の上端を閉じる頂壁部(2a)に形成した孔部(22)に検知トップ(3) を首振り可能に貫通させる。
【0038】
尚、この筒体とした支持体(2) の周壁の上端部及び下端部には、同図に示すように、空気通過用の透孔(25)が形成されており、下方の透孔(25)を通じて支持体(2) 内に流入した空気が上方の透孔(25)を通じて流出することによって、この支持体(2) 内が空冷されるようになっている。
▲3▼.上記の実施の形態では、軸部(3b)に設けられて頂壁部(2a)に下方から係合する抜止め用の部材を、リング部材(38)としたが、軸部(3b)から突出するものであるかぎり、軸部(3b)の周方向の一部から突出する係合突起としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に於ける炊飯器の構成の概要を示す図
【図2】図1の鍋底センサー(100) の斜視図
【図3】図1の鍋底センサー(100) の鍋載置前のIIIーIII断面図
【図4】図1の鍋底センサー(100) の鍋載置後の通常姿勢のIIIーIII断面図
【図5】図1の鍋底センサー(100) の鍋載置後の傾斜姿勢のIIIーIII断面図
【図6】本願発明に於ける他の実施の形態の鍋底センサーの断面図
【図7】本願発明に於ける更に他の実施の形態の鍋底センサーの斜視図
【図8】従来の鍋底センサーの断面図
【符号の説明】
(100) ・・・鍋底センサー
(2) ・・・支持体
(2a)・・・頂壁部
(3) ・・・検知トップ
(3a)・・・受熱部
(3b)・・・軸部
(4) ・・・保護筒
(5) ・・・感熱素子
(5a)・・・リード線
(6a)・・・第1バネ
(6b)・・・第2バネ
(31)・・・テーパ部
(38)・・・リング部材

Claims (3)

  1. 調理器の底部側に設けられた固定壁から上方に延びる支持体と、前記支持体に首振り可能に支持された検知トップと、前記検知トップの上端の受熱部に内蔵された感熱素子と、前記感熱素子から前記固定壁の下方まで延びるリード線とを具備する鍋底センサーにおいて、
    前記支持体は、中空又は側方に開放する構成であり、前記支持体には、その上端を閉じる頂壁部が備えられ、
    前記検知トップに於ける前記受熱部から下方に突出する中空の軸部が前記頂壁部に首振り可能に且つ昇降可能に貫通し、前記軸部には、前記頂壁部に対して下方から係合する抜止め用の突出部が設けられ、前記受熱部と前記頂壁部との間には、前記受熱部を上方に付勢する第1バネが介装され、
    前記支持体内には、前記固定壁に首振り可能に且つ昇降可能に貫通する保護筒が設けられ、前記保護筒の上端部は、前記軸部の下端部に首振り可能に外嵌すると共に、前記突出部に当接し、前記保護筒と前記固定壁との間には、前記当接状態が維持されるように前記保護筒を上方に付勢する第2バネが介装され、
    前記軸部及び前記保護筒に前記リード線が挿通されることを特徴とする鍋底センサー。
  2. 前記支持体は、逆U字状に屈曲形成された帯板よりなる請求項1に記載の鍋底センサー。
  3. 前記軸部に於ける前記保護筒への嵌入部分は、下方に向って直径縮小するテーパ部であり、前記テーパ部の上端の外径は、前記保護筒の上端の内径に略一致する請求項1又は2に記載の鍋底センサー。
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