JP2648008B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、内鍋を収容する容器本体とこの容器本体の
開口を閉鎖する蓋本体とから構成される炊飯器に関する
ものであって、容器本体、蓋本体、容器本体と蓋本体と
の嵌合部分の構成に係る。
<従来技術> 第4図は従来の炊飯器の断面図である。この第4図に
おいて、1は上面側に開放する容器本体、2はこの容器
本体1の開口を閉鎖する蓋であって、図示しないヒンジ
機構によって蓋2が容器本体1に装着されている。
上記容器本体1は、外面側の外殻部材1aと、内面側の
外鍋1bとから構成されている。この外殻部材1aは樹脂材
料あるいは金属材料によって容器状に形成されているも
のであって、この外殻部材1aの上端に環状を成す支持部
材3が内嵌されている。上記外鍋1bは耐熱性の良い金属
材料によって形成されているものであって、上記支持部
材3に固定されている。4は外鍋1bの内部底面に設けら
れた熱板であって、電気ヒータ5を内設している。6は
この熱板4に底面を密着して着脱される内鍋であって、
この内鍋6は外鍋との間に所定隙間をもって配置され
る。7は内鍋6の底面の中央に密着して配置される感熱
体であって、バネ7aにて上方に付勢され内鍋に密着する
ようになっている。8は外殻部材1aと外鍋1bとの間に形
成された空間内に設けられた制御基板であって、制御を
司る電子回路等が搭載されている。
上記蓋2は、把手9等を形成した蓋本体10と、この蓋
本体2aの内面側に着脱自在に装着された内蓋11とから成
る。上記蓋本体10は、外殻を構成する外殻部材10aの内
面側に蓋カバー10bを嵌着し、この蓋カバー10bの内面側
に上記内蓋外周に当接するシリコンゴム等の環状パッキ
ン12を設け、この環状パッキン12を蓋カバー10bに固定
すべくホルダープレート13を蓋カバー10bに嵌着するこ
とにより構成されている。上記内蓋11は、ホルダープレ
ート13に垂設された吊下棒14にシリコンゴム等の弾性部
材15を介して嵌着されているものであって、この弾性部
材15によって下方に付勢されることになる。この内蓋11
には複数の蒸気孔11aが設けられており、内鍋6内で発
生した蒸気がこの蒸気孔11aを通して蓋2側の空間16に
逃げるようになっている。17はこの蓋側の空間16と外部
とを連通して設けられる蒸気逃がし装置であって、この
蒸気逃がし装置17に形成した蒸気孔17aから蒸気が外部
に逃げるようになっている。
上記構成の炊飯器において、蓋2で容器本体1を閉成
している状態では、上記内蓋11が内鍋6の上部に接合
し、弾性部材15にて内蓋11が内鍋6に押さえ付けられ、
内鍋6内部を密閉するようにしている。また内鍋6の上
端には、全周に亙って蓋2に設けた環状パッキン12が当
接しており、密閉性を高めて吹きこぼれがないようにし
ている。
さて、このような炊飯器において、炊飯は上記感熱体
7の検知する温度曲線が例えば第5図に示すような特性
になるように制御される。このような炊飯を行うと、内
鍋6に収容した水が沸騰するまではあまり上記の発生は
ないが、水が沸騰してA点(100℃)に到達すると多量
の蒸気が発生するようになり、水が蒸発しきるまで蒸発
が発生し続ける。この発生した蒸発は、内蓋11の蒸気孔
11aから空間16に逃げ、そこから蒸気逃がし装置17の蒸
気孔17aから外部に逃げるようになっている。Cの期間
加熱を続けることで水分は蒸発し続け、内鍋6の温度が
急上昇してB点に到達すると、電気ヒータ5への通電を
停止して、むらしを行うものである。
<本発明が解決すべき課題> ところで、通常炊飯をおこなった場合に、突沸による
米汁(いわゆる“おねば”)が吹きこぼれると水分が不
足して炊飯の不良が生じるばかりでなく、水分によって
電気製品である炊飯器を損傷し、また損傷しないまでも
炊飯器を汚すことになる。
このため、上記のように外部に通じる蒸気通路を形成
し、内鍋6の密閉度を高めることによって、内鍋6内の
蒸気を適切に外部へ逃がし、内鍋6の密閉を保って吹き
こぼれが生じないようにしている。
このため従来の炊飯器は、弾性部材15で内蓋11を内鍋
6に強く押し付けるようにし、更に内鍋の外周を環状パ
ッキン12で押えている。しかもこの内蓋11の支持のため
にホルダープレート13,吊下棒14を設け、このホルダー
プレート13を支持すべく蓋カバー10bを設けている。こ
のように従来の炊飯器は非常に複雑な構成を採用してい
たため、部品点数が多く組み立てが複雑で、コストの高
いものであった。
しかも、容器本体1が、外殻部材1aと外鍋1bと支持部
材3とから構成されているため、部品点数が多く組み立
てが複雑で、コストの高いものであった。
また従来の炊飯器は、内蓋11を弾性部材15によって内
鍋6に押し付けることによって内鍋6内の密閉度を保つ
ようにしているが、この弾性部材15だけでは十分密閉度
を得ることはできないため、環状パッキン12に押し付け
力の強いものを採用したり、上記のように環状パッキン
12を設ける必要があり、炊飯器の部品点数を多くすると
共に組み立てが複雑で、炊飯器のコストアップを招くも
のであった。
本発明は上記の点に鑑み、従来と同じ機能を有しなが
ら炊飯器の構成を簡単にして、炊飯器の大幅なコストダ
ウンを行えるようにすることを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記課題を解決するために、 1.内鍋を収容する容器本体とこの容器本体の開口を閉鎖
する蓋本体とから構成し、 上記容器本体は、外面側の外殻部と内面側の外鍋部と
を樹脂材料にて一体成型し、 この容器本体と蓋本体との嵌合部分に、小隙間を形成
する。
2.内鍋を収容する容器本体とこの容器本体の開口を閉鎖
する蓋本体とから構成し、 上記蓋本体を、外面側の外殻部と、この外殻部の内面
側に直接装着され上記内鍋の開口を閉鎖するものであっ
て内鍋側に弾性的に付勢された内蓋と、から構成し、 この内蓋には内鍋からの水蒸気を逃がすための蒸気逃
がし部を設け、この蒸気逃がし部で回収した水蒸気を内
鍋に戻す開口を当該蒸気逃がし部の内蓋に設ける。
3.内鍋を収容する容器本体とこの容器本体の開口を閉鎖
する蓋本体とから構成し、 上記蓋本体を、外面側の外殻部と、この外殻部の内面
側に直接装着され上記内鍋の開口を閉鎖するものであっ
て内鍋側に弾性的に付勢された内蓋と、から構成し、 上記内鍋の内蓋との嵌合部分に内蓋側に開放する傾斜
面を形成すると共に、上記内蓋の内鍋との嵌合部分に上
記内鍋の傾斜面に接合する傾斜面を形成する。
<作用> 上記構成によって、 1.容器本体の外殻部と外鍋部とが樹脂材料にて一体成型
されるから、部品点数が減少し一体成形によるコストダ
ウンを可能とする。
この場合、容器本体と蓋本体との嵌合部分に小隙間を
形成するから、外鍋内の熱気の一部がこの小隙間から外
部に逃げて外鍋部の温度が極端に高温にならない。この
ため、外鍋部が樹脂材料で形成されていても、外鍋部の
変形等は生じない。
2.上記蓋本体の外殻部の内面側に直接内蓋を装着したの
で、従来内蓋を支持するために設けられていた部品は省
略され、部品点数が減少し構造が簡略化されることによ
りコストダウンを可能とする。
この場合、内蓋が内鍋側に弾性的に付勢されて内鍋の
開口を閉鎖するので内鍋の密閉度が確保される。また、
蒸気逃がし部から内鍋の水蒸気を適切に逃がしながら、
この蒸気逃がし部で回収した水蒸気を開口より内鍋に戻
すので、簡単な構造ながら吹きこぼれがなく、適切な炊
飯が行われる。
3.上記蓋本体の外殻部の内面側に直接内蓋を装着したの
で、従来内蓋を支持するために設けられていた部品は省
略され、部品点数が減少し構造が簡略化されることによ
りコストダウンを可能とする。
この場合、上記内鍋の内蓋との嵌合部分に内蓋側に開
放する傾斜面を形成すると共に、上記内蓋の内鍋との嵌
合部分に上記内鍋の傾斜面に接合する傾斜面を形成する
ので、蓋本体の閉成時に上記傾斜面同志が弾性部材で付
勢されながら接合することにより高い気密性を得ること
ができ、簡単な構造ながら吹きこぼれがなく、適切な炊
飯が行われる。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明実施例の断面図である。この第1図に
おいて、18は上面側が開放した容器本体、19はこの容器
本体18の開口を開閉する蓋本体である。
上記容器本体18は、外面側の外殻部20aと内面側の外
鍋部20bとを樹脂材料にて一体成型した二重構造の容器
体20と、この容器体20の下面開口を閉鎖する底体21とか
ら構成され、この容器体20と底体21とを結合することに
より中空状の上面側に開放した容器本体18が形成される
ことになる。上記容器体20は成形を容易にすべく型抜き
の勾配が下面側に開放するように形成され、ある程度の
耐熱性を有し比較的強度に優れる樹脂材料によって成型
されている。尚、この樹脂材料の選択は、耐熱性,強度
を考慮しながら、極力コストの低い材料が選択される。
この容器本体18の内部底面には電気ヒータ22を有する熱
板23が設けられ、この熱板23上に金属製の内鍋24が載置
されるようになっている。25はこの内鍋24の底面に密着
して設けられる感熱体であって、この感熱体25が検知す
る内鍋24の温度によって炊飯に係る上記電気ヒータ22へ
の通電が制御される。26は容器本体18内部の外鍋部20b
に設けられた異常温度検出用のサーミスタであって、こ
のサーミスタ26の出力に応答して、外鍋部20bが異常に
高温になるのを防止するため所定温度以上を検知したと
きに上記電気ヒータ22の通電を遮断もしくは通電を低く
するように制御する。これによって、何らかの原因によ
り電気ヒータ22や制御回路に異常を来しても外鍋部20b
の温度が異常に上昇せず、樹脂材料の外鍋部20bが熱に
よって変形することがない。27は制御回路基板、28はコ
ードリールの収納部である。
上記容器本体18の上端内面側には、段部29が形成され
ている。この段部29には上記蓋本体19が内嵌されてお
り、この蓋本体19の外周と段部29内面すなわち容器本体
18との間には小隙間Aが形成されており、外鍋部20bと
内鍋24との間の空間30の熱気がこの小隙間Aを通して外
部に漏れ出るようになっている。この小隙間Aはこの熱
気の流出によって、上記空間30が異常に高温に成らない
程度に形成されるものであって、熱効率を考慮しながら
その大きさが決定されることになる。この小隙間A形成
のために上記段部29には、適宜リブ等が設けられ、熱気
がスムーズにこの小隙間Aを通過するようになってい
る。
次に、蓋本体19の構成について、拡大断面図である第
2図を用いて説明する。
この蓋本体19は、外面側の外殻部材31と、この外殻部
材31の内面側に直接装着され上記内鍋24の開口を閉鎖す
るものであって内鍋24側に弾性的に付勢された内蓋32
と、から構成されている。上記外殻部材31は樹脂材料に
よって成型されているものであって、把手等が一体成型
されている。上記内蓋32は、内鍋24と同様の金属材料で
形成されているものであって、外殻部材31に固定したば
ね33,34にて支持されて外殻部材31の内面側に後述の蒸
気逃がし部と共に組み品として内嵌されている。内蓋32
がばね33,34にて支持されることによって、内蓋32は蓋
本体19閉成時に内鍋24の方向に付勢されることになる。
この内蓋32には内鍋24からの水蒸気(おねば)を逃がす
ための蒸気逃がし部34が設けられている。この蒸気逃が
し部34は、下面側に開放した容器状に形成されたスチー
ムキャップ35と、このスチームキャップ35内の内蓋32に
設けられたスチームボス36とから構成されている。この
スチームキャップ35は上記内蓋32に固定されているもの
であって、天面にはスチームキャップ35内部空間37と外
部とを連通する蒸気孔35aが形成されている。上記スチ
ームボス36は、内蓋32によって閉鎖された内鍋24内空間
とスチームキャップ35内空間37とを連通するものであっ
て、スチームキャップ35内の空間37に向かって所定高さ
に立設されている。38はこのスチームキャップ35内空間
37で回収した水蒸気(おねば)を内鍋24に戻すための開
口であって、この開口38はスチームボス36周囲の内蓋32
に複数設けられている。尚、31aは上記外殻部材31の端
部内面に設けられたストッパー突起であって、このスト
ッパー突起31aはばね33,34にて付勢される内蓋32を開放
したときに内蓋32の外周がこのストッパー突起31aに当
接することによって内蓋32の位置を規制するものであ
る。
次に内鍋24と内蓋32との嵌合構造について同じく第2
図を用いて説明する。
上記内鍋24の内蓋32との嵌合部分には、内蓋32側すな
わち上方側に開放する傾斜面39が形成されている。一
方、上記内蓋32の内鍋24との嵌合部分に上記内鍋24の傾
斜面39に接合する傾斜面40が形成されている。これら傾
斜面39,40は、蓋本体19の閉成時に、平面的に接合され
て、上記ばね33,34の付勢力とも相俟って内鍋24内空間
を気密に保持するものである。
上記構成によって、容器本体20の外殻部20aと外鍋部2
0bとが樹脂材料にて一体成型されるから、部品点数が減
少し一体成形によるコストダウンを可能とする。すなわ
ち、従来は個別に外殻部材,外鍋を設け、これらを支持
部材によって組み合わせていたので、部品が個々に必要
となって組み立ても面倒であったが、上記実施例のよう
に容器本体20が一体成型されることで大幅なコストダウ
ンが期待できるものである。この実施例の場合、上記小
隙間Aによって上記空間30の熱気が外部に漏れ出るよう
になっているので、上記空間30の温度が異常に高くなる
ことはなく、外鍋部20bを樹脂材料で構成しても外鍋部2
0bが熱によって変形したり溶けたりすることが防止さ
れ、この一体成型される樹脂材料に高価な耐熱性の樹脂
材料を用いる必要がない。尚、上記小隙間Aからの熱気
漏洩によって、熱効率は若干低下するが、外鍋部20bが
受ける温度と熱効率を勘案して小隙間Aの大きさを設計
すれば特に大きな問題はない。ちなみに、熱気はほんの
少しの隙間から漏れ出るので、ほとんど熱効率を低下さ
せることなく空間30の温度を外鍋部20bの溶解温度より
低くできることが実験によって確かめられている。
また、上記実施例の炊飯器は、上記蓋本体19の外殻部
31の内面側にばね33,34で直接内蓋32を装着したので、
従来内蓋を支持するために設けられていた部品(内鍋の
外周を押える環状パッキン12、内蓋11を支持するホルダ
ープレトー13,吊下棒14、このホルダープレート13を支
持する蓋カバー10b)は省略され、部品点数が減少し構
造が簡略化されることによりコストダウンを可能とす
る。
この場合、内蓋32が内鍋24側に弾性的に付勢されて内
鍋24の開口を閉鎖するので、内鍋24の密閉度が確保され
る。また、蒸気逃がし部34から内鍋24の水蒸気を適切に
逃がしながら、この蒸気逃がし部34で回収した水蒸気を
開口より内鍋24に戻すので、簡単な構造ながら吹きこぼ
れがなく、適切な炊飯が行われる。
すなわち、水加減が多かったりお粥を炊く場合には、
米の煮汁(いわゆるおねば)が内鍋24から吹きこぼれよ
うとするが、この煮汁は蒸気逃がし部34のスチームボス
36からスチームキャップ35内の空間37に流入する。この
煮汁のうち、水蒸気の一部がスチームキャップ35の蒸気
逃がし孔35aから外部に逃げる。残りの煮汁は一旦スチ
ームキャップ35内の空間37内に溜られ、内鍋24の内圧が
下がったときに順次開口38から内鍋24に滴下して戻るよ
うになっている。このように吹きこぼれようとする煮汁
はスチームキャップ35内に溜られ順次内鍋24に戻るよう
になっているので、それ以上外部に吹きこぼれることは
なく、適切な炊飯が行われると共に炊飯器を汚したり炊
飯器を破損するという不都合は生じない。
上記実施例の炊飯器の場合、上記内鍋24の内蓋32との
嵌合部分に内蓋32側に開放する傾斜面39を形成すると共
に、上記内蓋32の内鍋24との嵌合部分に上記内鍋24の傾
斜面39に接合する傾斜面40を形成するので、蓋本体19の
閉成時に上記傾斜面39,40同志がばね33,34で付勢されな
がら接合することにより高い気密性を得ることができ、
簡単な構造ながら吹きこぼれがなく、適切な炊飯が行わ
れる。この傾斜面39,40による内鍋24の気密性の保持に
より、従来内鍋24の外周に当接するように蓋本体19側に
設けていた蓋パッキンは不要となり、その分コストダウ
ンが可能となる。また、内鍋24は容器本体20内で熱板23
に載置されるだけであるので、容器本体20内でその位置
が不安定になりがちである。ところが蓋本体19を閉めれ
ば、上記傾斜面39,40同志の結合により内蓋32に体する
内鍋24の位置が規制され、内鍋24を簡単に容器本体20の
中心に設置して熱板23との密着性を確保し熱効率の低下
を防止することができる。尚、内蓋32は上記傾斜面40を
形成すべく金属板の絞り加工によって形成されるため、
構造的な強度の向上が期待できる。
尚、他の実施例として、第3図に示すような炊飯器も
コストダウン効果がある。この第3図のものは、上記傾
斜面39,40の形成により蓋パッキンの省略が可能である
ので、当該傾斜面39,40の結合構造だけ採用し、その他
の構造は従来のものと同一である。この第3図のもの
は、内蓋32aを蓋本体19aに設けたゴム等の弾性体41にて
内鍋24側に付勢し、上記傾斜面39,40同志の結合構造に
よって内鍋24の気密性を高く維持しているものである。
これにより、内鍋24外周に当接する蓋パッキンは必要が
ない。
<効果> 以上本発明によれば、従来の炊飯器と同等んの機能を
有しながら、部品点数を削減し組み立て作業を簡略化す
ることにより、炊飯器の大幅なコストダウンを可能と
し、そして、外鍋部及び外殻部が樹脂材料にて一体成形
されているので、内鍋を外した状態で万一漏電を起こし
ているようなことがあっても感電する恐れがなく、安全
性を簡単な構成で確実に向上させることができ、また、
内鍋の外面をコーティングしている場合でも、外鍋部と
の接触部分の摩耗が促進されることがなく、コーティン
グ材の劣化の心配がなく、しかも、加熱器具特有の高温
化における材質違いによる熱膨張率の関係から惹起され
るキシミ音も発生することがなく、そのうえ、防菌、防
カビ剤の外鍋部への添加も容易におこなうことができ、
さらに、小隙間によって外鍋部と内鍋との空間の熱が外
部に漏れ出るので、空間の温度が異常に高くなることが
なく、外鍋部を樹脂材料で構成しても外鍋部が熱によっ
て変形したり溶けたりすることが防止され、従って、一
体成型される容器本体の樹脂材料に高価な耐熱性の樹脂
材料を用いる必要がないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の断面図、 第2図は本発明実施例の拡大断面図、 第3図は他の実施例の断面図、 第4図は従来の炊飯器の断面図、 第5図は一般的な炊飯温度特性図。 19:蓋本体、20:容器本体、24:内鍋、32:内蓋、39,40:傾
斜面。
フロントページの続き (72)発明者 中谷 正人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 福田 恵美子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−61125(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内鍋を収容する容器本体とこの容器本体の
    開口を閉鎖する蓋本体とから構成し、上記容器本体は、
    外面側の外殻部と内鍋を収容する内面側の外鍋部とを樹
    脂材料にて一体成形し、この容器本体と蓋本体との嵌合
    部分に、上記外鍋部と内鍋との空間の温度が異常に高温
    になるのを防止するための小隙間を形成したことを特徴
    とする炊飯器。
  2. 【請求項2】上記蓋本体を、外面側の外殻部と、この外
    殻部の内面側に直接装着され内鍋の開口を閉鎖するもの
    であって、内鍋側において弾性的に付勢された内蓋とか
    ら構成したことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】上記内鍋の内蓋との嵌合部分に内蓋側に開
    放する傾斜面を形成すると共に、上記内蓋の内鍋との嵌
    合部分に上記内鍋の傾斜面に接合する傾斜面を形成した
    ことを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
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