JP3707331B2 - カーテンエアバッグ対応ヘッドライニング支持こう造 - Google Patents

カーテンエアバッグ対応ヘッドライニング支持こう造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンエアバッグ収納展開に対応する車体ヘッドライニングの構造に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
図3に車体ボディサイドインナパネル廻りの従来構造の軸直角断面を示す。車両衝突時などにボディサイドインナパネル7乃至はエアコンダクト9などへの乗員の頭部衝撃を緩和する緩衝材の目的で車内上部ヘッドライニング13が配設される。ヘッドライニング13は乗員保護の緩衝材の機能とともにカーテンエアバッグ12を収納する機能を有している。
【0003】
従来技術に於いては図3に示すように、カーテンエアバッグ12の展開を容易にするためヘッドライニング13とウインドウシールド11の間の仕舞端13aにおいてはヘッドライニング13をボディサイドインナパネル7に固定すべき機構は設けられていない。車両衝突時等には図4に示すようにカーテンエアバッグ12が展開するにしたがって、その展開力によりカーテンエアバッグ12がヘッドライニング13の端部13aを押し広げて開口部12aを形成しつつ、車内側面にカーテン状に展開する。
【0004】
図3及び図4に示す従来技術においては、上記のようにカーテンエアバッグ12の展開を容易にするためヘッドライニング13とウインドウシールド11の間の仕舞端13aにおいてはヘッドライニング13をボディサイドインナパネル7に固定すべき機構は設けられておらず、前記ヘッドライニング13の仕舞端13aが機構的には支持部がない自由端となっている。このため車両の長期使用の間には、振動、衝撃、重力などによって図3に示すようにヘッドライニング13の仕舞端13aに垂れ下がり部14が形成されやすく、商品の質の低下を招くおそれがある。また製造上は前記ヘッドライニング13の自由端である仕舞端13aをボディサイドインナパネル7に沿って設置成形するため、製造工数が増加しやく外観仕上がりの品質管理も困難になるおそれがある。
【0005】
さらに前記のような成形上の問題点を解決するためヘッドライニング13の仕舞端13aの剛性を上げるなどの解決方法も考えられるが、製造コストも増加し、且つカーテンエアバッグ12の展開には不利となるおそれがある。
【0006】
カーテンエアバッグをヘッドライニング付近に収納し展開させる構造の例としては、特開平11―59313が挙げられるが、この構造においては種々の車種、種々の部位に対してガス圧からエアバッグ袋体を容易に保護できるように、エアバッグ自体の構造を提供するのが主旨であり、エアバッグ収納展開部を安定した構造で提供しようとする具体案ではない。また車両にデュアルロックファスナーを利用する例としては実開平5―13813に提供される構造が挙げられるが、この例においてはファスナーで固定する構造のサンルーフ車のヘッドライニングを工具を使用しなくても容易に着脱することが考案の主旨であり、エアバッグ収納展開部を安定した構造で提供しようとする具体案ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにカーテンエアバッグが展開する際にカーテンエアバッグ展開性を損なうことなく、ヘッドライニングの構造を製造コストを抑え、且つ品質を安定させる必要がある。
【0008】
そこで本発明は、ヘッドライニングのウインドウシールド側仕舞端を簡易固定し、カーテンエアバッグ展開性を損なうことなく、ヘッドライニングの製造および組み立てコストを抑え、且つ品質を安定させる構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、車体上部のボディサイドインナパネル及びルーフパネルを覆い且つカーテンエアバッグを収納する車体上部の内装であるヘッドライニングが車両側面のウインドウシールドとの間に構成する仕舞端近傍において、ボディサイドインナパネルに1以上のエクステンションパネルを配設し、該エクステンションパネルに上部デュアルロックファスナーを配設し、該上部デュアルロックファスナーに相対するべく前記ヘッドライニングに下部デュアルロックファスナーを配設し、該上部デュアルロックファスナー及び該下部デュアルロックファスナーが契合することにより、前記ヘッドライニングの仕舞端の形成を確保し、車両衝突時等においては前記カーテンエアバッグが展開する動作により、前記上部デュアルロックファスナーと前記下部デュアルロックファスナーの契合が解けて前記カーテンエアバッグが展開すべき開口部が形成され、前記カーテンエアバッグが所期の展開をすることを特徴とする、カーテンエアバッグ収納展開に対応する車体ヘッドライニングの構造を創案するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施の形態における車体ボディサイドインナパネル廻りの軸直角断面においてカーテンエアバッグ4が収納された状態を示す。車両衝突時などにボディサイドインナパネル7乃至はエアコンダクト9などへの乗員の頭部衝撃を緩和する緩衝材の目的で車内上部ヘッドライニング5が配設される。ヘッドライニング5は乗員保護の緩衝材の機能とともにカーテンエアバッグ4を収納する機能を有している。ボディサイドインナパネル7の下部にエクステンションパネル3が配設され、該エクステンションパネル3の下部に上部デュアルロックファスナー1が配設される。ヘッドライニング5の面であって前記上部デュアルロックファスナー1に相対する位置に下部デュアルロックファスナー2が配設される。
【0011】
通常の車両の使用状態においてはエクステンションパネル3に配設される上部デュアルロックファスナー1及びヘッドライニング5に配設される下部デュアルロックファスナー2が互いに契合されて、ボディサイドインナパネル7のウインドウシールド11側においてヘッドライニング5の仕舞部を確実に構成する。したがって、車両の長期使用の間においても、振動、衝撃、重力などによって図3に示すようにヘッドライニング13の仕舞端13aに垂れ下がり部14が形成されず、商品の質の低下を招くおそれがない。また製造上は図1に示すように、ヘッドライニング5の端部を上部デュアルロックファスナー1及び下部デュアルロックファスナー2の契合によりボディサイドインナパネル7に沿って設置成形することにより、ヘッドライニング5のウインドウシールド11側の仕舞部を容易に形成することができるため、製造工数を増加することなく且つ外観仕上がりの品質管理も容易になる。
【0012】
車両衝突時等には図2に示すようにカーテンエアバッグ4が展開するにしたがって、その展開力によりカーテンエアバッグ4が上部デュアルロックファスナー1と下部デュアルロックファスナー2の契合を解き、ヘッドライニング5の端部を押し広げて開口部4aを形成しつつ、車内側面にカーテン状に展開する。前記上部デュアルロックファスナー1と下部デュアルロックファスナー2の契合する力は、その一般的な構造上カーテンエアバッグ4の展開力に抗するほどの大きさは具備していないため、上記のようにカーテンエアバッグ4の展開を妨げることがなく図2に示すように容易に開口部4aを形成する。
【0013】
【発明の効果】
1)エクステンションパネルに配設される上部デュアルロックファスナー及びヘッドライニングに配設される下部デュアルロックファスナーが互いに契合されて、ボディサイドインナパネルのウインドウシールド側においてヘッドライニングの仕舞部を確実に構成する。したがって、車両の長期使用の間においても、振動、衝撃、重力などによってヘッドライニングの仕舞端に垂れ下がり部が形成されず、商品の質の低下を招くおそれがない。
2)製造上はヘッドライニング5端部を上部デュアルロックファスナー及び下部デュアルロックファスナーの契合によりボディサイドインナパネルに沿って設置成形することにより、ヘッドライニングのウインドウシールド側の仕舞部を容易に形成することができるため、製造工数を増加することなく且つ外観仕上がりの品質管理も容易になる。
3)上部デュアルロックファスナーと下部デュアルロックファスナーの契合する力は、その一般的な構造上カーテンエアバッグの展開力に抗するほどの大きさは具備していないため、カーテンエアバッグの展開を妨げることがない。
4)ヘッドライニングが上部デュアルロックファスナーと下部デュアルロックファスナーで整理されるため、カーテンエアバッグが展開した後であってもヘッドライニングの形状復元が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車体ボディサイドインナパネル廻りの軸直角断面においてカーテンエアバッグが収納された状態を示す。
【図2】本発明の実施の形態における車体ボディサイドインナパネル廻りの軸直角断面においてカーテンエアバッグが展開した状態を示す。
【図3】従来技術における車体ボディサイドインナパネル廻りの軸直角断面においてカーテンエアバッグが収納された状態を示す。
【図4】従来技術における車体ボディサイドインナパネル廻りの軸直角断面においてカーテンエアバッグが展開される状態を示す。
【符号の説明】
1 上部デュアルロックファスナー
2 下部デュアルロックファスナー
3 エクステンションパネル
4 カーテンエアバッグ
4a 開口部
5 ヘッドライニング
6 ボディサイドパネル
7 ボディサイドインナパネル
8 ルーフパネル
9 エアコンダクト
10 ウエザーストリップ
11 ウインドウシールド

Claims (1)

  1. 車体上部のボディサイドインナパネル及びルーフパネルを覆い且つカーテンエアバッグを収納する車体上部の内装であるヘッドライニングが車両側面のウインドウシールドとの間に構成する仕舞端近傍において、ボディサイドインナパネルに1以上のエクステンションパネルを配設し、該エクステンションパネルに上部デュアルロックファスナーを配設し、該上部デュアルロックファスナーに相対するべく前記ヘッドライニングに下部デュアルロックファスナーを配設し、該上部デュアルロックファスナー及び該下部デュアルロックファスナーが契合することにより、前記ヘッドライニングの仕舞端の形成を確保し、車両衝突時等においては前記カーテンエアバッグが展開する動作により、前記上部デュアルロックファスナーと前記下部デュアルロックファスナーの契合が解けて前記カーテンエアバッグが展開すべき開口部が形成され、前記カーテンエアバッグが所期の展開をすることを特徴とする、カーテンエアバッグ収納展開に対応する車体ヘッドライニングの構造。
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