JP3706536B2 - 車両用物品保持装置 - Google Patents

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    • B60N3/105Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated for receptables of different size or shape
    • B60N3/106Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated for receptables of different size or shape with adjustable clamping mechanisms

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に取り付けられる車両用物品保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用物品保持装置は、図29に示すように、ホルダ本体1と、サポート2と、バネ3とを、有する。
従来の車両用物品保持装置が、カップホルダであるときを例にとって説明する。
ホルダ本体1は、カップ4が収納される収納部1aを有している。
サポート2は、ホルダ本体1に対して、収納部1aの底面1b側に向って延びる姿勢をとる収納位置と、収納部1の底面1bと平行な方向に向って延びる姿勢をとる突出位置との間で、回動可能とされている。サポート2は、突出位置にある時、ホルダ本体1に設けられるストッパ1cと当接している。
バネ3は、サポート2を、収納位置から突出位置側に常時付勢している。
カップ4が収納部1aに収納されていない時、または、収納部1aに収納されるカップ4が小径のカップである時、サポート2はバネ3の付勢力により突出位置にある。収納部1aに収納されるカップ4が大径のカップである時、カップ4によりサポート2はバネ3の付勢力に抗して収納位置側に押し込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の車両用物品保持装置にはつぎの問題がある。
図30に示すように、収納されるカップ4の側壁に凹部4aが設けられている場合、カップ4を収納した時にサポート2が凹部4a内に入り込む場合がある。凹部4a内にサポート2が入り込んだ場合、カップ4を収納部1aから取り出す時に凹部4aがサポート2に引っ掛かり、カップ4を収納部1aから取り出すことが困難になる。
本発明の目的は、物品の側壁形状にフレキシブルに対応可能な車両用物品保持装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 収納部を備えるホルダ本体と、
互いに端部で回動可能に連結された第1サポート片および第2サポート片と、
前記第1サポート片と第2サポート片とを該第1サポート片と第2サポート片との間のなす角を小とする側に付勢するバネと、
ホルダ本体に設けられ前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第1溝およびホルダ本体に設けられ前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第2溝と、
を有し、
前記第1溝は、前記ホルダ本体の収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びており、前記第2溝は、前記ホルダ本体の収納部の深さ方向と平行方向またはほぼ平行方向に延びている、
車両用物品保持装置。
(2) 収納部を備えるホルダ本体と、
互いに端部で回動可能に連結された第1サポート片および第2サポート片と、
前記第1サポート片と第2サポート片とを該第1サポート片と第2サポート片との間のなす角を小とする側に付勢するバネと、
ホルダ本体に設けられ前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第1溝およびホルダ本体に設けられ前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第2溝と、
互いに端部で回動可能に連結された第3サポート片および第4サポート片とを有し、
前記第1サポート片と第3サポート片とは、前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部と、前記第3サポート片の前記第4サポート片との連結側端部と反対側の端部とで、互いに回動可能に連結されており、前記第2サポート片と第4サポート片とは、前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部と、前記第4サポート片の前記第3サポート片との連結側端部と反対側の端部とで、互いに回動可能に連結されており、
前記第3サポート片および第4サポート片は、常時前記ホルダ本体の内部で前記収納部以外の部位に位置する、
車両用物品保持装置。
(3) 前記第1サポート片と第2サポート片との連結側端部に前記第1サポート片と第2サポート片に対して回動可能とされたローラが取り付けられている(1)または(2)記載の車両用物品保持装置。
) 物品が収納される収納部を有するホルダ本体と、
前記ホルダ本体に回動可能に連結される第1回動片と該第1回動片に回動可能に連結される第2回動片を備える折れ曲り回動部材と、
を有し、
前記第1回動片は一端部で前記ホルダ本体に回動可能に連結され他端部に係止部を備えており、前記第2回動片は前記第1回動片に対して前記第1回動片の係止部に当接する位置から前記収納部の開口側にのみ回動可能とされており、
前記折れ曲がり回動部材は、前記ホルダ本体に対し物品を収納する方向に前記第1回動片の前記一端部まわりに回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を取り出す方向に前記第2回動片が前記第1回動片に対して回動することにより折れ曲がり回動可能とされている、
車両用物品保持装置。
) 物品が収納される収納部を有するホルダ本体と、
前記ホルダ本体に支持された回転出没部材と、
バネと、
を有し、
前記ホルダ本体と前記回転出没部材の一方にガイド溝が設けられており、前記ホルダ本体と前記回転出没部材の他方に前記ガイド溝内を摺動するピンが設けられており、
前記回転出没部材は、前記ホルダ本体に対し物品を出し入れする方向に前記収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びる位置から前記収納部の底面側に延びる位置との間でのみ回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を出し入れする方向と直交する方向に出没動可能とされており、
前記回転出没部材は、前記収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びる位置にあるときの、前記収納部の底面と対向する部位に、前記回転出没部材の突出方向先端部にいくにつれて前記収納部の底面から離れるテーパ形状の摺動部を備えており、
前記バネは、前記回転出没部材を物品収納部側に突出させる方向に付勢している、
車両用物品保持装置。
) 前記ホルダ本体は車両の内装部材に回動可能に保持されており、周方向の一部に物品を収納部に出し入れする開口部を有している(1)〜()記載の車両用物品保持装置。
【0005】
上記(1)または(2)の車両用物品保持装置では、第1サポート片と第2サポート片を有し、第1サポート片と第2サポート片は互いに回動可能に連結されているので、第1サポート片に与えられた荷重を第2サポート片に伝えることができる。そのため、物品収納時に、第1サポート片に物品から加えられた荷重が第2サポート片に伝わり、第2サポート片を第2溝に沿って移動および回動させることができる。したがって、第1サポート片と第2サポート片をホルダ本体内に押し込むことができる。
また、第1サポート片と第2サポート片は互いに回動可能に連結されているので、第2サポート片に伝えられた荷重を第1サポート片に伝えることができる。そのため、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し第1サポート片と第2サポート片の連結部が凹部内に位置した場合であっても、物品を取り出す時に、第2サポート片に物品から加えられた荷重が第1サポート片に伝わり、第1サポート片を第1溝に沿って移動および回動させることができる。したがって、第1サポート片と第2サポート片をホルダ本体内に押し込むことができる。
上記(3)の車両用物品保持装置では、第1サポート片と第2サポート片との連結側端部にローラが取り付けられているので、物品と第1サポート片との摺動および物品と第2サポート片との摺動の抵抗が減少する
上記()の車両用物品保持装置では、ホルダ本体に支持された折れ曲がり回動部材は、ホルダ本体に対し物品を収納する方向に折れ曲がることなく回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を取り出す方向に折れ曲がり回動可能とされている。そのため、物品を収納する時には、折れ曲がり回動部材が回動することにより物品を収納できる。また、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し折れ曲がり回動部材が凹部に位置した場合であっても、物品を取り出す時には、折れ曲がり回動部材が物品取り出し方向に折れ曲がり物品を取り出すことができる
上記()の車両用物品保持装置では、物品を収納する時には、回転出没部材が回動することにより物品を収納できる。また、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し回転出没部材が凹部に位置した場合であっても、物品を取り出す時には、物品の凹部の一部が回転出没部材に当たり、凹部の一部により回転出没部材が物品出し入れ方向と直交する方向に押されて移動し、物品を取り出すことができる。
上記()の車両用物品保持装置では、ホルダ本体が車両の内装部材に回動可能に保持されているので、物品を上下方向と直交する方向から出し入れすることができる。そのため、傘保持具等として使用する場合に便利である。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は、本発明の第1実施例の車両用物品保持装置を示しており、図9〜図12は、本発明の第2実施例の車両用物品保持装置を示しており、図13〜図16は、本発明の第3実施例の車両用物品保持装置を示しており、図17〜図19は、本発明の第4実施例の車両用物品保持装置を示しており、図20〜図23は、本発明の第5実施例の車両用物品保持装置を示しており、図24〜図28は、本発明の第6実施例の車両用物品保持装置を示している。
本発明の第1〜第5実施例では、本発明の車両用物品保持装置が車両用カップホルダとして使用される場合を示しており、本発明の第6実施例では、本発明の車両用物品保持装置が車両用傘保持具として使用される場合を示している。ただし、本発明の第1〜第5実施例の車両用物品保持装置は、車両用カップホルダ以外に使用されていてもよく、たとえば、車両用傘保持具として使用されていてもよく、さらに、携帯電話ホルダ、小物入れ等として使用されたり、また、車内の天井に設けられて芳香剤等を保持する装置として使用されてもよい。また、本発明の第6実施例の車両用物品保持装置は、車両用傘保持具以外に使用されていてもよい。
本発明の第1〜第6実施例に共通する部分または類似する部分には、本発明の第1〜第6実施例にわたって同じ符号を付してある。
【0007】
まず、本発明の第1実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図1〜図8を参照して、説明する。
本発明の第1実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、第1サポート片20と、第2サポート片21と、バネ30と、第1溝40と、第2溝41とを、有する。
ホルダ本体10は、たとえば樹脂性である。ホルダ本体10は、図1に示すように、カップCが収納可能とされた収納部11を有している。収納部11の側壁11aには、穴12が設けられている。穴12は、側壁11aに複数設けられていてもよい(本発明図示例では3個設けられている場合を示している)。穴12が複数設けられている場合、1つ1つの穴12は、収納部11の底面11bから同じ距離隔てた位置にある。
ホルダ本体10は車両の内装部材に取り付けられる。ホルダ本体10は車両の内装部材に一体に形成されていてもよく、また、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に取り付けられていてもよい。
【0008】
第1サポート片20は、たとえば樹脂製である。第1サポート片20はホルダ本体10の穴12と同数設けられている。第1サポート片20は、図2、図3に示すように、一端部に第1溝40内を摺動可能とされたピン20aを有する。第1サポート片20は、ピン20aが第1溝40内を摺動することにより、ホルダ本体10に対して移動および/または回動可能とされている。ここで、移動および/または回動とは、移動、移動と回動、回動の何れかからなることを意味する。第1サポート片20は収納部11に設けられた穴12を通って収納部11内側に突出可能である。第1サポート片20は他端部で第2サポート片21と回動可能に連結されている。
【0009】
第2サポート片21は、たとえば樹脂製である。第2サポート片21は、ホルダ本体10の穴12と同数設けられている。第2サポート片21は一端部に第2溝41内を摺動可能とされたピン21aを有する。第2サポート片21は、ピン21aが第2溝41内を摺動することにより、ホルダ本体10に対して移動および/または回動可能とされている。第2サポート片21は、収納部11に設けられた穴12を通って収納部11内側に突出可能である。第2サポート片30は他端部で第1サポート片20と回動可能に連結されている。
バネ30は、たとえばコイルスプリング、圧縮ばね等からなる。バネ30は、第1サポート20と第2サポート21とを、第1サポート片20と第2サポート片21との間のなす角を小とする側に付勢する。
【0010】
第1溝40は、ホルダ本体10の内部で収納部11以外の部位に設けられている。第1溝40は、収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びている。第1溝40の一方の端部(以下、収納部側端部という)40aは、収納部11の近傍に位置している。
第2溝41は、ホルダ本体10の内部で収納部11以外の部位に設けられている。第2溝41は、第1溝41と直交する方向またはほぼ直交する方向(収納部11の深さ方向と平行方向またはほぼ平行方向)に延びている。第2溝41は、第1溝40よりも、収納部11の底面11bに近い側に設けられている。
【0011】
ここで、ホルダ本体10の収納部11にカップCを出し入れする作動を説明する。
収納部11にカップCが挿入されていてない時、または、収納部11に挿入された缶が小径のカップである時、図3に示すように、バネ30の付勢力により、第1サポート20のピン20aは第1溝40の収納部側端部40aに位置しており、第2サポート21のピン21aは第2溝41の第1溝側の端部(以下、第1溝側端部という)41aに位置している。
【0012】
収納部11に大径のカップCを挿入する時、カップCの底面が第1サポート片20に当たり、第1サポート片20は収納部11の底面11b側に押される。第1サポート片20は、第1溝40の収納部側端部40aを回動中心として収納部11の底面11b側に向って回動する。第1サポート片20の回動にともない、第2サポート片21は、収納部11の底面11b側に移動および回動する。その時、ピン21aは、第2溝41内を、第1溝側端部41aと反対側の端部41bに向って移動および回動する。
【0013】
収納部11に大径のカップCが挿入された時、図4に示すように、第1サポート片20のピン20aは第1溝40の収納部側端部40aに位置している。第2サポート片21のピン21aは、第2溝41内を、第1溝側端部41aから第1溝側端部41aと反対側の端部41b側に離れた位置にある。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、第1サポート片20と第2サポート片21とはバネ30の付勢力により、第1サポート片20のピン20aが第1溝40の収納部側端部40aに戻り、第2サポート片21のピン21aが第2溝41の第1溝側端部41aに戻る。
【0014】
ここで、大径のカップCの側壁50に、凹部51が設けられている場合を説明する。
収納部11に凹部51を有するカップCが収納された時、図5に示すように、第1サポート20と第2サポート21とが凹部51内に入り込む場合がある。第1サポート20と第2サポート21が凹部51内に入り込んだ場合、第1サポート20は、バネ30の付勢力によりピン20aが第1溝40の収納部側端部40aに位置し、収納部11内側に突出する。第2サポート21は、ピン21aが第2溝41の第1溝側端部41aに位置し、収納部11内側に突出する。
【0015】
収納部11に収納されたカップCを収納部11から取り出す(抜く)時、図6に示すように、凹部51の一部が第2サポート片21に当たり、第2サポート片21を収納部11の開口側に押す。第2サポート片21は、ピン21aが位置する、第2溝41の第1溝側端部41aを回動中心として、収納部11の開口側に向って回動する。第2サポート片21の回動にともない第1サポート片20は、移動および回動する。その時、第1サポート片20のピン20aは第1溝40内を収納部側端部40aから収納部側端部40aと反対側の端部40b側に向って移動および回動する。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、バネ30の付勢力により、第1サポート片20のピン20aが第1溝40の収納部側端部40aに戻り、第2サポート片21のピン21aが第2溝41の第1溝側端部41aに戻る。
【0016】
本発明の第1実施例の作用を説明する。
側壁50に凹部51が設けられたカップCをホルダ本体10から取り出す時に、カップCの凹部51の一部が第2サポート21に当たり、第2サポート21が回動し、第1サポート片20はピン20aが第1溝40内を移動および回動するので、カップCの側壁50に凹部51が設けられている場合であっても、凹部51が第1サポート片20と第2サポート片21とに引っ掛かることはない。そのため、第1サポート片20と第2サポート片21は収納部11に収納されるカップCの側壁形状にフレキシブルに対応できる。
【0017】
本発明の第1実施例では、第1溝40は収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びており、第2溝41は収納部11の深さ方向と平行な方向またはほぼ平行な方向に延びている場合を示しているが、第1溝40の収納部11の深さ方向に対する角度と、第2溝41の収納部11の深さ方向に対する角度とを、変えることにより、カップCを出し入れする時の荷重を変えることができる。また、第1溝40および/または第2溝41に折れ曲がり部を設けることにより、カップCを出し入れする時に節度感を得ることができる。
【0018】
本発明の第1実施例では、カップCを挿入していない時の、第1サポート片20と第2サポート片21の姿勢はバネ30により維持されているが、さらに姿勢を安定させるために、図7に示すように、第1サポート20と一端部で回動可能に連結された第3サポート22と、一端部で第2サポート21と回動可能に連結され他端部で第3サポート22と回動可能に連結された第4サポート23とが設けられていてもよい。
【0019】
本発明の第1実施例では、第1サポート片20とカップCとの摺動、第2サポート片21とカップCとの摺動により、第1サポート片20と第2サポート片21とをホルダ本体内部に押し込んでいるが、図8に示すように、第1サポート片20と第2サポート片21との連結部22に、収納部11の深さ方向に回動可能とされたローラ52が取り付けられていてもよい。
ローラ52が取り付けられている場合、カップCと第1サポート片との摺動の抵抗およびカップCと第2サポート片との摺動の抵抗が減少する。
【0020】
つぎに、本発明の第2実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図9〜図12を参照して、説明する。
本発明の第2実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、出没部材60と、バネ30と、からなる。
ホルダ本体10は、たとえば樹脂性である。ホルダ本体10は、図9に示すように、カップCが収納可能とされた収納部11を有している。収納部11の側壁11aには、穴12が設けられている。穴12は、側壁11aに複数設けられていてもよい。穴12が複数設けられている場合、1つ1つの穴12は、収納部11の底面11bから同じ距離隔てた位置にある。
ホルダ本体10は車両の内装部材に取り付けられる。ホルダ本体10は車両の内装部材に一体に形成されていてもよく、また、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に取り付けられていてもよい。
【0021】
出没部材60は、たとえば樹脂製である。出没部材60は、ホルダ本体10の穴12と同数設けられている。出没部材60は、ホルダ本体10に支持されている。出没部材60は、収納部11に設けられた穴12を通って、収納部11内に突出する突出位置とホルダ本体10内に押し込まれる押し込み位置との間で、出没動可能とされている。
出没部材60は、収納部11の開口と対向する部位に、突出方向の先端部60aにいくにつれて開口から離れるテーパ形状の第1の当接摺動部60bが設けられている。
出没部材60は、収納部11の底面11bと対向する部位に、突出方向の先端部60aにいくにつれて底面11bから離れるテーパ形状の第2の当接摺動部60cが設けられている。
バネ30は、たとえば圧縮ばね等からなる。バネ30は、出没部材60を常時押し込み位置から突出位置側に付勢する。
【0022】
ここで、ホルダ本体10の収納部11にカップCを出し入れする作動を説明する。
収納部11にカップCが挿入されていてない時、または、収納部11に挿入された缶が小径のカップである時、バネ30の付勢力により、出没部材60は突出位置にある。
【0023】
収納部11に大径のカップCを挿入する時、カップCの底面が出没部材60の第1の当接摺動部60bに当たる。さらにカップCを挿入することにより、カップCの底面と第1の当接摺動部60bとが摺動し、出没部材60は押し込み位置側に押し込まれる。
【0024】
収納部11に大径のカップCが挿入された時、図10に示すように、出没部材60は押し込み位置に位置し、出没部材60の先端部60aがカップCの側壁50と当接している。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、出没部材60はバネ30の付勢力により、突出位置に戻る。
【0025】
ここで、大径のカップCの側壁50に、凹部51が設けられている場合を説明する。
収納部11に凹部51を有するカップCが収納された時、図11に示すように、出没部材60が凹部51内に入り込む場合がある。出没部材60が凹部51内に入り込んだ場合、出没部材60は、バネ30の付勢力により突出位置側に突出する。
【0026】
収納部11に収納されたカップCを収納部11から取り出す(抜く)時、凹部51の一部が出没部材60の第2の当接摺動部60cに当たる。さらにカップCを抜くことにより、凹部51の一部と第2の当接摺動部60cとが摺動し、出没部材60は押し込み位置側に押し込まれる。
【0027】
本発明の第2実施例の作用を説明する。
出没部材60は、カップCから、カップCの出し入れ方向の荷重を受けるが、第1の摺動当接部60bと第2の摺動当接部60cはテーパ形状となっているので、カップCから受ける荷重の一部を出没部材60の出没方向の荷重に変えることができる。そのため、カップCの側壁50に凹部51が設けられている場合であっても、凹部51が出没部材60に引っ掛かり、カップCが抜けなくなることはない。
【0028】
本発明の第2実施例では、カップCと第1の当接摺動部60bとの摺動、カップCと第2の当接摺動部60cとの摺動により、出没部材60をホルダ本体内部に押し込んでいるが、図12に示すように、出没部材60の突出方向の先端部60aに、回動可能とされたローラ52が取り付けられていてもよい。
ローラ52が取り付けられている場合、カップCと出没部材60との摺動の抵抗が減少する。
【0029】
つぎに、本発明の第3実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図13〜図16を参照して、説明する。
本発明の第3実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、ホルダ本体10に支持された折れ曲がり回動部材70とを、有する。
ホルダ本体10は、たとえば樹脂性である。ホルダ本体10は、図13、図14に示すように、カップCが収納可能とされた収納部11を有している。収納部11の側壁11aには、穴12が設けられている。穴12は、側壁11aに複数設けられていてもよい。穴12が複数設けられている場合、1つ1つの穴12は、収納部11の底面11bから同じ距離隔てた位置にある。
ホルダ本体10は車両の内装部材に取り付けられる。ホルダ本体10は車両の内装部材に一体に形成されていてもよく、また、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に取り付けられていてもよい。
【0030】
折れ曲がり回動部材70は、ホルダ本体10の穴12と同数設けられている。折れ曲がり回動部材70は、第1回動片71と第2回動片72とを有する。
第1回動片71は、たとえば樹脂製である。第1回動片71は、図14に示すように、一端部71aでホルダ本体10に連結されている。第1回動片71は、突出位置と収納位置との間でホルダ本体10に対して回動可能とされている。ここで、突出位置とは、ホルダ本体10の収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延び、ホルダ本体10の図示略のストッパと当接する位置をいう。また、収納位置とは、収納部11の深さ方向と平行な方向またはほぼ平行な方向で、収納部11の底面11b側に向って延びる姿勢をとる位置をいう。
第1回動片71は、バネ73により、常時、収納位置から突出位置側に付勢されている。第1回動片71は、ホルダ本体10内に位置しており、収納部11内に位置しない。第1回動片71には、ホルダ本体10と連結されている端部71aと反対側の端部71bに、突起71cが設けられている。
【0031】
第2回動片72は、たとえば樹脂製である。第2回動片72は、一端部72aで第1回動片71の他端部71bに連結されている。第2回動片72は、第1回動片71に設けられた突起71cに当接する位置から、第1回動片71に対して収納部11の開口側に回動可能とされている。第2回動片72が第1回動片71の突起71cに当接する時、第1回動片71と第2回動片72は同じ方向に延びている。第2回動片72は、収納部11に設けられた穴12を通って収納部11内側に突出可能である。
バネ30は、たとえばコイルスプリングからなる。バネ30は、第2回動片72を第1回動片71の突起71cに当接する側(第2回動片72を第1回動片71に対して収納部11の底面11b側に回動する方向)に付勢する。
【0032】
ここで、ホルダ本体10の収納部11にカップCを出し入れする作動を説明する。
収納部11にカップCが挿入されていてない時、または、収納部11に挿入された缶が小径のカップである時、バネ73の付勢力により第1回動片71は突出位置にある。第2回動片72は、バネ30の付勢力により第1回動片71の突起71cに当接している。
【0033】
収納部11に大径のカップCを挿入する時、カップCの底面が第2回動片72に当たり、第2回動片72は収納部11の底面11b側に押される。第2回動片72は第1回動片71の突起71cに当接しているので第1回動片71に対して収納部11の底面11b側に回動せず、第1回動片71と第2回動片72とが一体的に、第1回動片71の一端部71aまわりに、収納部11の底面11b側に回動する。
【0034】
収納部11に大径のカップCが挿入された時、第2回動片72が第1回動片71の突起71cに当接している。第1回動片71はカップCによりバネ73の付勢力に抗して収納位置に保持されている。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、第1回動片70と第2回動片71は、一体的に、バネ73の付勢力により回動し、突出位置に戻る。
【0035】
ここで、大径のカップCの側壁50に、凹部51が設けられている場合を説明する。
収納部11に凹部51を有するカップCが収納された時、図15に示すように、第1回動片71と第2回動片72とが凹部51内に入り込む場合がある。第1回動片71と第2回動片72とが凹部51内に入り込んだ場合、第1回動片71はバネ73の付勢力により突出位置側に回動し、第2回動片72はバネ30の付勢力により第1回動片71の突起71cに当接する。
【0036】
収納部11に収納されたカップCを収納部11から取り出す(抜く)時、図16に示すように、凹部51の一部が第2回動片72に当たり、第2回動片72を収納部11の開口側に押す。第2回動片72は、バネ30の付勢力に抗して、第1回動片71に対して収納部11の開口側に回動する。
【0037】
本発明の第3実施例の作用を説明する。
側壁50に凹部51が設けられたカップCをホルダ本体10から取り出す時に、カップCの凹部51の一部が第2回動片72に当たり、第2回動片72が第1回動片71に対して収納部11の開口側に回動するので(このとき、第1回動片70は突出位置にある)、カップCの側壁50に凹部51が設けられている場合であっても、凹部51が第2回動片72に引っ掛かることはない。
【0038】
つぎに、本発明の第4実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図17〜図19を参照して、説明する。
本発明の第4実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、変形部材80と、からなる。
ホルダ本体10は、たとえば樹脂性である。ホルダ本体10は、カップCが収納可能とされた収納部11を有している。収納部11の側壁11aには、穴12が設けられている。穴12は、側壁11aに複数設けられていてもよい。穴12が複数設けられている場合、1つ1つの穴12は、収納部11の底面から同じ距離隔てた位置にある。
ホルダ本体10は車両の内装部材に取り付けられる。ホルダ本体10は車両の内装部材に一体に形成されていてもよく、また、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に取り付けられていてもよい。
【0039】
変形部材80は、ホルダ本体10の側壁11aに取り付けられている。変形部材80は、頭部81と軸部82とからなる。
頭部81は、弾性変形可能な部材からなる。頭部81は収納部11内部に位置する。
軸部82は、頭部81を支持している。軸部82は、ホルダ本体10に設けられた穴12に取外し不能に嵌め込まれている。
【0040】
ここで、ホルダ本体10の収納部11にカップCを出し入れする作動を説明する。
収納部11にカップCが挿入されていない時、または、収納部11に挿入された缶が小径のカップである時、図18に示すように、頭部81は変形しておらず、収納部11内に向って突出した姿勢をとっている。
収納部11に大径のカップCを挿入する時、カップCの底面が変形部材80の頭部81に当たる。さらにカップCを挿入することにより、頭部81がカップCに押されて変形する。
収納部11に大径のカップCが挿入された時、図19に示すように、変形部材80の頭部81は変形しており、カップCの側壁50に接触している。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、変形部材80は自身の復元力により、カップCにより押されて変形する前の状態(図18に示す状態)に戻る。
【0041】
ここで、大径のカップCの側壁50に、凹部51が設けられている場合を説明する。
収納部11に凹部51を有するカップCが収納された時、頭部81が凹部51内に入り込む場合がある。頭部81が凹部51内に入り込んだ場合、頭部81は自身の復元力により変形前の状態(収納部11内に突出した姿勢、すなわち図18に示す状態)に戻る。
収納部11に収納されたカップCを収納部11から取り出す(抜く)時、凹部51の一部が頭部81に当たる。さらにカップCを抜くことにより、頭部81が変形する。頭部81が変形することにより、カップCを収納部11から取り出すことができる。
【0042】
本発明の第4実施例の作用を説明する。
側壁50に凹部51が設けられたカップCをホルダ本体10から取り出す時に、カップCの凹部51の一部が変形部材80の頭部81に当たり、頭部81が変形するので、カップCの側壁50に凹部51が設けられている場合であっても、凹部51が変形部材60に引っ掛かり、カップCが抜けなくなることはない。
【0043】
つぎに、本発明の第5実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図20〜図23を参照して、説明する。
本発明の第5実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、回転出没部材90と、バネ30とを、有しており、さらに、回転出没部材90を摺動可能に支持するガイド溝100を有する。
【0044】
ホルダ本体10は、たとえば樹脂製である。ホルダ本体10は、図20に示すように、カップCが収納可能とされた収納部11を有している。収納部11の側壁11aには、穴12が設けられている。穴12は、側壁11aに複数設けられていてもよい(本発明図示例では3個設けられている場合を示している)。穴12が複数設けられている場合、1つ1つの穴12は、収納部11の底面11bから同じ距離隔てた位置にある。
ホルダ本体10は車両の内装部材に取り付けられる。ホルダ本体10は車両の内装部材に一体に形成されていてもよく、また、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に取り付けられていてもよい。
【0045】
回転出没部材90は、たとえば樹脂製である。回転出没部材90は、ホルダ本体10の穴12と同数設けられている。回転出没部材90は、収納部11に設けられた穴12を通って収納部11側に突出可能である。回転出没部材90は、図21に示すように、一端部にガイド溝100内を摺動可能とされたピン90aを有する。
回転出没部材90は、ピン90aがガイド溝100内を摺動することにより、ホルダ本体10に対して、突出位置と押し込み位置との間で、移動および/または回動可能とされている。ここで、突出位置とは、回転出没部材90が、収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延び、回転出没部材90のピン90aがガイド溝100の収納部側端部100aにある位置である。また、押し込み位置とは、ピン90aがガイド溝100の収納部側端部100aと反対側の端部100bに達するまで、回転出没部材90がホルダ本体10内に押し込まれる位置である。また、移動および/または回動とは、移動、移動と回動、回動の何れかからなることを意味する。
回転出没部材90は、突出位置をとる姿勢にある時の、収納部11の底面11bと対向する部位に、突出方向の先端部にいくにつれて底面11bから離れるテーパ形状の摺動部90bが設けられている。
【0046】
バネ30は、1部材からなる。バネ30は、たとえばコイルスプリング、圧縮ばね等からなる。バネ30は、回転出没部材90を押し込み位置から突出位置に常時付勢する。
ガイド溝100は、ホルダ本体10の内部で収納部11以外の部位に設けられている。ガイド溝100は、収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びている。ガイド溝100の収納部側端部100aは、収納部11の近傍に位置している。
【0047】
ここで、ホルダ本体10の収納部11にカップCを出し入れする作動を説明する。
収納部11にカップCが挿入されていてない時、または、収納部11に挿入された缶が小径のカップである時、バネ30の付勢力により、回転出没部材90は突出位置にある。
【0048】
収納部11に大径のカップCを挿入する時、カップCの底面が回転出没部材90に当たり、回転出没部材90は収納部11の底面11b側に押される。回転出没部材90は、ガイド溝100の収納部側端部100aを回動中心として収納部11の底面11b側に向って回動する。
【0049】
収納部11に大径のカップCが挿入された時、図21に示すように、回転出没部材90はカップCの側壁に沿う姿勢をとり、回転出没部材90のピン90aはガイド溝100の収納部側端部100aに位置している。
収納部11に挿入された大径のカップCを収納部11から取り出す(抜く)と、回転出没部材90は、バネ30の付勢力により、突出位置に戻る。
【0050】
ここで、大径のカップCの側壁50に、凹部51が設けられている場合を説明する。
収納部11に凹部51を有するカップCが収納された時、図22に示すように、回転出没部材90が凹部51内に入り込む場合がある。回転出没部材90が凹部51内に入り込んだ場合、回転出没部材90は、バネ30の付勢力により、収納部11内側に突出する。
【0051】
収納部11に収納されたカップCを収納部11から取り出す(抜く)時、図23に示すように、凹部51の一部が回転出没部材90の摺動部90bに当たる。さらにカップCを抜くことにより、凹部51の一部と回転出没部材90の摺動部90bとが摺動し、回転出没部材90は、バネ30の付勢力に抗して押し込み位置側に押し込まれる。
【0052】
本発明の第5実施例の作用を説明する。
側壁50に凹部51が設けられたカップCをホルダ本体10から取り出す時、回転出没部材90は、カップCからカップCの出し入れ方向の荷重を受けるが、摺動部90bはテーパ形状となっているので、カップCから受ける荷重の一部を回転出没部材90の出没方向の荷重に変えることができる。そのため、カップCの側壁50に凹部51が設けられている場合であっても、凹部51が回転出没部材90に引っ掛かり、カップCが抜けなくなることはない。
【0053】
本発明の第5実施例では、ガイド溝100は収納部11の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びている場合を示しているが、ガイド溝100の収納部11の深さ方向に対する角度を変えることにより、カップCを出し入れする時の荷重を変えることができる。また、ガイド溝100に折れ曲がり部を設けることにより、カップCを出し入れする時に節度感を得ることができる。
【0054】
つぎに、本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の構成および作用を、図24〜図28を参照して、説明する。
本発明の第6実施例の車両用物品保持装置は、ホルダ本体10と、第1サポート片20と、第2サポート片21と、バネ30と、第1溝40と、第2溝41とを、有し、さらに、取付け部材110と、節度手段120とを、有する。
【0055】
ホルダ本体10は、1部材または2部材からなる(図24は、2部材10a、10bからなる場合を示している)。ホルダ本体10が2部材からなる場合、ホルダ本体10は、2部材を互いに組み付けることにより形成される。
ホルダ本体10は、コ字状部13と、ストッパ14と、回動軸部15とを、有する。
【0056】
コ字状部13は、周方向の一部に傘Kを出し入れする開口部13aを有している。コ字状部13の内壁で周方向の一部を除いて囲まれた部位は、傘Kを収納する収納部11となっている。コ字状部13は、取付け部材110に支持されている。コ字状部13は、図25に示すように、使用不能位置と使用可能位置との間で回動可能である。ここで、使用不能位置とは、コ字状部13が取付け部材110に収納され、取付け部材110に対して、開口部13aが上方を向く位置(図中、点線で示す位置)であり、使用可能位置とは、取付け部材110に対して、開口部13aが上下方向と直交する方向を向く位置(図中、実線で示す位置)である。
【0057】
ストッパ14は、図24、26に示すように、コ字状部13の外壁に設けられている。ストッパ14は、取付け部材110の長穴111内を移動可能とされている。ストッパ14が長穴111内を移動する時、コ字状部13は使用不能位置と使用可能位置との間を回動する。
回動軸部15は、図24に示すように、コ字状部13に設けられている。回動軸部15が取付け部材110の回動穴112に回動可能に係合することにより、コ字状部13は取付け部材110に上下方向に回動可能とされる。
【0058】
第1サポート片20は、図24、28に示すように、ホルダ本体10のコ字状部13に1つ以上組付けられている。第1サポート片20は、一端部に第1溝40内を摺動可能とされたピン20aを有する。第1サポート片20は、ピン20aが第1溝40内を摺動することにより、ホルダ本体10に対して移動および/または回動可能とされている。ここで、移動および/または回動とは、移動、移動と街道、回動の何れかからなることを意味する。第1サポート片20は、他端部で第2サポート片21と回動可能に連結されている。第1サポート片20は収納部11内に出没可能である。
【0059】
第2サポート片21は、第1サポート片20と同数設けられている。第2サポート片21は、一端部に第2溝41内を摺動可能とされたピン21aを有する。第2サポート片21は、ピン21aが第2溝41内を摺動することにより、ホルダ本体10に対して移動および/または回動可能とされている。第2サポート片21は、他端部で第1サポート片20と回動可能に連結されている。第2サポート片21は収納部11内に出没可能である。第2サポート片21は、第1サポート片20とともに収納部11内に出没することにより、ホルダ本体10の収納部11の開口を広くしたり狭くしたりしている。
バネ30は、たとえばコイルスプリング、圧縮ばね等からなる。バネ30は、第1サポート20と第2サポート21とを、第1サポート片20と第2サポート片21との間のなす角を小とする側に付勢する。
【0060】
第1溝40は、コ字状部13の内部で収納部11以外の部位に設けられている。第1溝40は、収納部11側の端部(以下、収納部側端部)40aは、収納部11の近傍に位置している。
第2溝41は、コ字状部13の内部で収納部11および第1溝40以外の部位に設けられている。第2溝41は、コ字状部13の内部で、第1溝40よりも回動軸部15に近い位置に設けられている。
【0061】
取付け部材110は、車両の内装部材のうち、車両の床面と直交またはほぼ直交する方向に延びる内装部材に設けられている。取付け部材110は、車両の内装部材に一体に形成されるか、または、車両の内装部材と別体に形成されて車両の内装部材に固定して取り付けられている(本発明図示例では、取付け部材110が車両の内装部材と別体に形成されている場合を示している。
取付け部材110は、図24に示すように、長穴111と、回動穴112とを、有する。
長穴111は上下方向に延びている。長穴111内を、ストッパ14は移動可能とされている。ストッパ14が長穴111内を移動するため、コ字状部13は、使用不能位置と使用可能位置との間で回動可能である。
回動穴112は、回動軸部15を回動可能に支持する。
【0062】
節度手段120は、図27に示すように、節度バネ121と、取付けビス122と、コ字状部13に設けられる節度バネ係合部123と、からなる。
節度バネ121は、取付け部材110に固定して取り付けられる。節度バネ121は、節度バネ係合部123に係脱可能である。節度バネ121は、ホルダ本体10が使用不能位置にある時と使用可能位置にある時に節度バネ係合部123に係合する。
取付けビス122は、節度バネ121を取付け部材110に固定して取り付ける。
節度バネ係合部123は、ホルダ本体10のコ字状部13に設けられている。節度バネ係合部123は、ホルダ本体10が使用不能位置にある時に節度バネ121が係合する第1節度バネ係合部123aと、ホルダ本体10が使用可能位置にある時に節度バネ121が係合する第2節度バネ係合部123bと、からなる。
節度バネ係合部123に節度バネ121が係合することにより、ホルダ本体10の回動に節度をもたせている。
【0063】
ここで、ホルダ本体10の収納部11に傘Kを出し入れする作動を説明する。
ホルダ本体10が使用不能位置にある時(図25において点線で表される位置にある時)、収納部11には傘Kは挿入されていない。また、節度バネ121は第1節度バネ係合部123aに位置している。また、図28に示すように、バネ30の付勢力により、第1サポート片20のピン20aは、第1溝40の収納部側端部40aに位置しており、第2サポート片21のピン21aは第2溝41の第1溝側端部(以下、第1溝側端部という)41aに位置しており、収納部11の開口幅Lは、傘Kの直径Dよりも小である。
【0064】
ホルダ本体10を取付け部材110に対して使用不能位置から使用可能位置まで手で回動させると(図25において実線で表される位置まで回動させると)、図27に示すように、節度バネ121は、第1節度バネ係合部123aから外れ、第2節度バネ係合部123bに係合する。また、バネ30の付勢力により、第1サポート片20のピン21aは、第1溝40の収納部側端部40aに位置しており、第2サポート片21のピン21aは第2溝41の第1溝側端部41aに位置している。
【0065】
ホルダ本体10が使用可能位置にある時、図28に示すように、傘Kを収納部11に収納すると、傘Kの側壁が第1サポート片20に当たり、第1サポート片20は収納部11の奥側に押される。
傘Kをさらに収納部11奥側に収納すると、第1サポート片20は、第1溝40の収納部側端部40aを回動中心として収納部11の奥側に向って回動する。第1サポート片20の回動にともない、第2サポート片21は、収納部11の奥側に移動および回動する。その時、ピン21aは、第2溝41内を、第1溝側端部41aと反対側の端部41bに向って移動および回動する。
傘Kと第1サポート片20との接触がなくなるまで、傘Kを収納部11奥側に収納すると、第1サポート片20は、バネ30の付勢力によりピン20aが第1溝40の収納部側端部40aに位置し、収納部11内側に突出する。第2サポート片21は、ピン21aが第2溝41の第1溝側端部41aに位置し、収納部11内側に突出する。その時、傘Kと第2サポート片21とは接触していてもよい。
【0066】
収納部11に収納された傘Kを収納部11から取り出す(抜く)時、傘Kの側壁が第2サポート片21に当たり、第2サポート片21を開口部13a側に押す。第2サポート片21は、第2溝41の第1溝側端部41aを回動中心として、開口部13a側に向って回動する。第2サポート片21の回動にともない、第1サポート片20は開口部13a側に移動および回動する。その時、第1サポート片20のピン20aは第1溝40内を収納部側端部40aと反対側の端部40b側に向って移動および回動する。
【0067】
収納部11に挿入された傘Kを収納部11から取り出す(抜く)と、バネ30の付勢力により、第1サポート片20のピン20aは第1溝40の収納部側端部40aに位置し、第2サポート片21のピン21aは第2溝41の第1溝側端部41aに位置する。
【0068】
本発明の第6実施例の作用を説明する。
ホルダ本体10が車両の内装部材110に回動可能に保持されているので、傘Kを上下方向と直交する方向から出し入れすることができる。そのため、傘等の細長い形状の物品を保持する保持具として使用する場合に便利である。
また、第1サポート片20と第2サポート片21とはホルダ本体10と別体に形成されているので、第1サポート片20と第2サポート片21とがホルダ本体10と一体に形成されている場合に比べて、ホルダ本体10を長期間の使用、または、物品出し入れ時の物品からの荷重に耐えうるように頑丈に形成することができる。
【0069】
本発明の第6実施例では、収納部11に収納された物品の側壁を保持するのに、本発明の第1実施例と同様に第1サポート片20と第2サポート片21とを使用する場合を示しているが、本発明の第2実施例と同様に出没部材60を使用してもよく、また、本発明の第3実施例と同様に折れ曲がり回動部材70を使用してもよく、また、本発明の第4実施例と同様に変形部材80を使用してもよく、また、本発明の第5実施例と同様に回転出没部材90を使用してもよい。
【0070】
【発明の効果】
請求項1または請求項2記載の車両用物品保持装置によれば、第1サポート片と第2サポート片を有し、第1サポート片と第2サポート片は互いに回動可能に連結されているので、第1サポート片に与えられた荷重を第2サポート片に伝えることができる。そのため、物品収納時に、第1サポート片に物品から加えられた荷重が第2サポート片に伝わり、第2サポート片を第2溝に沿って移動および回動させることができる。したがって、第1サポート片と第2サポート片をホルダ本体内に押し込むことができる。
また、第1サポート片と第2サポート片は互いに回動可能に連結されているので、第2サポート片に伝えられた荷重を第1サポート片に伝えることができる。そのため、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し第1サポート片と第2サポート片が凹部内に位置した場合であっても、物品を取り出す時に、第2サポート片に物品から加えられた荷重が第1サポート片に伝わり、第1サポート片を第1溝に沿って移動および回動させることができる。したがって、第1サポート片と第2サポート片をホルダ本体内に押し込むことができる。
請求項3記載の車両用物品保持装置によれば、第1サポート片と第2サポート片との連結側端部にローラが取り付けられているので、物品と第1サポート片との摺動および物品と第2サポート片との摺動の抵抗が減少する
請求項記載の車両用物品保持装置によれば、ホルダ本体に支持された折れ曲がり回動部材は、ホルダ本体に対し物品を収納する方向に折れ曲がることなく回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を取り出す方向に折れ曲がり回動可能とされているので、物品を収納する時には、折れ曲がり回動部材が回動することにより物品を収納できる。また、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し折れ曲がり回動部材が凹部に位置した場合であっても、物品を取り出す時には、折れ曲がり回動部材が物品取り出し方向に折れ曲がり物品を取り出すことができる
請求項記載の車両用物品保持装置によれば、物品を収納する時には、回転出没部材が回動することにより物品を収納できる。また、側壁に凹部が設けられた物品をホルダ本体に収納し回転出没部材が凹部に位置した場合であっても、物品を取り出す時には、物品の凹部の一部が回転出没部材に当たり、凹部の一部により回転出没部材が物品出し入れ方向と直交する方向に押されて移動し、物品を取り出すことができる。
請求項記載の車両用物品保持装置によれば、ホルダ本体が車両の内装部材に回動可能に保持されているので、物品を上下方向と直交する方向から出し入れすることができる。そのため、傘保持具等として使用する場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置の斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置における、第1サポート片と第2サポート片とバネを示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置における、小径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置における、大径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図5】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図6】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図7】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置に第3サポート片と第4サポート片とが設けられた場合の、第1サポート片と第2サポート片と第3サポート片と第4サポート片を示す断面図である。
【図8】 本発明の第1実施例の車両用物品保持装置にローラが設けられた場合を示す断面図である。
【図9】 本発明の第2実施例の車両用物品保持装置の斜視図である。
【図10】 本発明の第2実施例の車両用物品保持装置における、大径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図11】 本発明の第2実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図12】 本発明の第2実施例の車両用物品保持装置にローラが設けられた場合を示す断面図である。
【図13】 本発明の第3実施例の車両用物品保持装置の斜視図である。
【図14】 本発明の第3実施例の車両用物品保持装置における、大径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図15】 本発明の第3実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図16】 本発明の第3実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品を取り出す場合を示す断面図である。
【図17】 本発明の第4実施例の車両用物品保持装置の斜視図である。
【図18】 本発明の第4実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図19】 本発明の第4実施例の車両用物品保持装置における、大径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図20】 本発明の第5実施例の車両用物品保持装置の斜視図である。
【図21】 本発明の第5実施例の車両用物品保持装置における、大径の物品が保持された場合を示す断面図である。
【図22】 本発明の第5実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【図23】 本発明の第5実施例の車両用物品保持装置における、凹部を有する物品を取り出す場合を示す断面図である。
【図24】 本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の分解斜視図である。
【図25】 本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の、本体部の収納位置と使用位置とを示す断面図である。
【図26】 本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の、ストッパが設けられている部位の断面図である。
【図27】 本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の、節度バネが設けられている部位の断面図である。
【図28】 本発明の第6実施例の車両用物品保持装置の、透視平面図である。
【図29】 従来の車両用物品保持装置が車両用カップホルダとして使用された場合を示す断面図である。
【図30】 従来の車両用物品保持装置に、凹部を有する物品が保持された場合を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ホルダ本体
11 収納部
20 第1サポート片
21 第2サポート片
22 第3サポート片
23 第4サポート片
30 バネ
40 第1溝
41 第2溝
50 カップの側壁
51 凹部
52 ローラ
60 出没部材
60b 第1の摺動当接部
60c 第2の摺動当接部
70 折れ曲がり回動部材
71 第1回動片
72 第2回動片
73 バネ
80 変形部材
81 変形部材の頭部
82 変形部材の軸部
90 回転出没部材
C カップ
K 傘

Claims (6)

  1. 収納部を備えるホルダ本体と、
    互いに端部で回動可能に連結された第1サポート片および第2サポート片と、
    前記第1サポート片と第2サポート片とを該第1サポート片と第2サポート片との間のなす角を小とする側に付勢するバネと、
    ホルダ本体に設けられ前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第1溝およびホルダ本体に設けられ前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第2溝と、
    を有し、
    前記第1溝は、前記ホルダ本体の収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びており、前記第2溝は、前記ホルダ本体の収納部の深さ方向と平行方向またはほぼ平行方向に延びている、
    車両用物品保持装置。
  2. 収納部を備えるホルダ本体と、
    互いに端部で回動可能に連結された第1サポート片および第2サポート片と、
    前記第1サポート片と第2サポート片とを該第1サポート片と第2サポート片との間のなす角を小とする側に付勢するバネと、
    ホルダ本体に設けられ前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第1溝およびホルダ本体に設けられ前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部を摺動可能に支持する第2溝と、
    互いに端部で回動可能に連結された第3サポート片および第4サポート片とを有し、
    前記第1サポート片と第3サポート片とは、前記第1サポート片の前記第2サポート片との連結側端部と反対側の端部と、前記第3サポート片の前記第4サポート片との連結側端部と反対側の端部とで、互いに回動可能に連結されており、前記第2サポート片と第4サポート片とは、前記第2サポート片の前記第1サポート片との連結側端部と反対側の端部と、前記第4サポート片の前記第3サポート片との連結側端部と反対側の端部とで、互いに回動可能に連結されており、
    前記第3サポート片および第4サポート片は、常時前記ホルダ本体の内部で前記収納部以外の部位に位置する、
    車両用物品保持装置。
  3. 前記第1サポート片と第2サポート片との連結側端部に前記第1サポート片と第2サポート片に対して回動可能とされたローラが取り付けられている請求項1または請求項2記載の車両用物品保持装置。
  4. 物品が収納される収納部を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に回動可能に連結される第1回動片と該第1回動片に回動可能に連結される第2回動片を備える折れ曲り回動部材と、
    を有し、
    前記第1回動片は一端部で前記ホルダ本体に回動可能に連結され他端部に係止部を備えており、前記第2回動片は前記第1回動片に対して前記第1回動片の係止部に当接する位置から前記収納部の開口側にのみ回動可能とされており、
    前記折れ曲がり回動部材は、前記ホルダ本体に対し物品を収納する方向に前記第1回動片の前記一端部まわりに回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を取り出す方向に前記第2回動片が前記第1回動片に対して回動することにより折れ曲がり回動可能とされている、
    車両用物品保持装置。
  5. 物品が収納される収納部を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に支持された回転出没部材と、
    バネと、
    を有し、
    前記ホルダ本体と前記回転出没部材の一方にガイド溝が設けられており、前記ホルダ本体と前記回転出没部材の他方に前記ガイド溝内を摺動するピンが設けられており、
    前記回転出没部材は、前記ホルダ本体に対し物品を出し入れする方向に前記収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びる位置から前記収納部の底面側に延びる位置との間でのみ回動可能とされ、前記ホルダ本体に対し物品を出し入れする方向と直交する方向に出没動可能とされており、
    前記回転出没部材は、前記収納部の深さ方向と直交する方向またはほぼ直交する方向に延びる位置にあるときの、前記収納部の底面と対向する部位に、前記回転出没部材の突出方向先端部にいくにつれて前記収納部の底面から離れるテーパ形状の摺動部を備えており、
    前記バネは、前記回転出没部材を物品収納部側に突出させる方向に付勢している、
    車両用物品保持装置。
  6. 前記ホルダ本体は車両の内装部材に回動可能に保持されており、周方向の一部に物品を収納部に出し入れする開口部を有している請求項1〜請求項記載の車両用物品保持装置。
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