JP3703557B2 - 連結型コネクタと回路基板への搭載方法 - Google Patents

連結型コネクタと回路基板への搭載方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回路基板実装用のコネクタに係り、特にねじ止め等の機械的固定手段を採ることなく複数のコネクタを一括して回路基板(以下単に基板とする)に搭載固定して搭載工数の削減と搭載密度のアップによる生産性向上図った連結型コネクタとその回路基板への搭載方法に関する。
【0002】
近年の電子機器分野では、遣り取りする情報量の増加に伴って基板に搭載されるコネクタの端子数が増加する傾向にある。
そして、該端子数の増加に伴ってコネクタを大きくすると、絶縁体ひいてはコネクタとしての曲がりや変形が発生し易くなると同時に搭載時のはんだ付け不良やコネクタ交換時の交換工数等が大きくなる等の欠点があることから、最近では端子数の少ない換言すれば小さい複数個のコネクタに分割して基板に搭載することで対応するようにしている。
【0003】
しかし、この場合には相手側コネクタとの嵌合精度を合致させるために基板搭載時のコネクタ間ピッチ精度を向上させる必要があり、結果的にコネクタとしての基板への位置合わせ搭載に多くの工数がかかることから、該搭載工数の削減が強く望まれている。
【0004】
【従来の技術】
以下文中ではコネクタが表面実装型のプラグコネクタである場合を例として説明する。
【0005】
図12は、従来のコネクタ構成を基板への搭載方法と共に説明する図であり、図13はコネクタ搭載時の状態を示す図である。
図12でコネクタ本体11は、複数のプラグ端子111 と該各プラグ端子111 を所定の位置に固着する絶縁体112 とで構成されている。
【0006】
そしてプラグ端子111 は、一端が図示されないジャック端子と嵌合するプラグコンタクト 111a で、絶縁体への固着部となるバルジ形成域 111b を経た後の他端がL形に曲げられた基板への接続端子 111c に形成されているものである。
【0007】
一方平面視で矩形状をなす絶縁体112 は、その長手方向両端域を除く中間域に上記プラグ端子111 をプラグコンタクト側から挿入したときに上述したバルジ形成域 111b での圧入による固定で該端子が固着し得る貫通孔 112a が所要のピッチで整列して形成されていると共に、該貫通孔形成域を取り囲む周辺には上記バルジ形成域 111b で固定された上記端子111 のプラグコンタクト側に突出して該プラグコンタクト 111a を保護する周壁 112b が形成されている。
【0008】
なお上記長手方向両端域には基板への取付孔 112c が厚さ方向に貫通して形成されている。
そこで、上記プラグ端子111 をプラグコンタクト側を先頭として該絶縁体112 の上記貫通孔 112d に図示下面側から所定位置まで挿入することで、該プラグ端子111 が絶縁体112 に固着されたプラグコネクタ本体11を図示のように構成することができる。
【0009】
一方、所定ピッチpで離れて位置する基板13の複数(図では2個)の所定領域A,Bには、上記コネクタ本体11の各接続端子 111c と対応するそれぞれの位置に該各端子 111c と対応する大きさの電極13a が該基板上の図示されない回路に繋がった状態で形成され、またコネクタ本体11の上記取付孔 112c と対応するそれぞれの位置には該コネクタ本体固定用の貫通孔13b が形成されている。
【0010】
そこで上記コネクタ本体11を、A,Bの各領域に例えばマニュアルで矢印a1,a2の如くそれぞれ別々に載置した後、ねじ14とナット15等で該コネクタ11を基板13に固定し、更にコネクタ本体11の各接続端子 111c と基板13の対応する電極13a とをはんだ接続することで、図13に示すように2個のコネクタ本体11を所定のピッチpを保って基板13に搭載することができる。
【0011】
かかるコネクタ本体11の基板への搭載方法では、特別な技術を必要とすることなく容易に搭載できるメリットがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし図12で説明した従来のコネクタ本体の搭載方法では、複数のコネクタ本体をそれぞれ別々に基板に載置する必要があり、コネクタ載置時の基板との位置合わせに時間がかかることもあって、その後の基板とのはんだ接続を含めたコネクタ本体としての搭載工数が大きくなって生産性の向上を期待することができないと言う問題点があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、回路基板搭載用のコネクタであって、所要長さのろう付け可能な金属からなる連結材の両端に、先端部を該回路基板のダミー電極にはんだ付け可能なダミー端子部を含むフックが形成された連結部材と、絶縁体の長手方向両端面に形成した突起に、該端面と接した状態で上記フックを嵌入させたときに該フックが固定できる固定手段が設けられた複数のコネクタ本体とからなり、該各連結部材が上記フックの固定手段への嵌合圧入で上記コネクタ本体と一体化されたときに、該連結部材のフックのダミー端子部先端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致するように形成されている連結型コネクタによって解決される。
【0014】
また、連結型コネクタの回路基板への搭載方法であって、絶縁体長手方向両端面の角形突起にフックの固定手段が形成された複数のコネクタ本体を所要ピッチを保って平行配置する工程と、上記固定手段への嵌合圧入でコネクタ本体に固定し得ると共に該固定時に先端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致するように形成されたフックが該各コネクタ本体の各固定手段と対応する位置に形成された2個の連結部材を、該フックと上記固定手段との対応位置で上記コネクタ本体と一体化して連結形コネクタを構成する工程と、該連結形コネクタを回路基板に搭載した状態で上記フック先端をコネクタ本体の接続端子と同時に該回路基板にはんだ接続する工程、を含む連結形コネクタの回路基板への搭載方法によって解決される。
【0015】
複数のコネクタ本体を基板上の搭載位置に合うような所定ピッチに整列させた状態で一体化させると、複数のコネクタ本体を一括して基板に載置することができる。
【0016】
そこで本発明では、長手方向両端域に連結部材固定用の角形突起が設けられた本発明に係わる絶縁体と、基板上のコネクタ配置間隔に合わせた長さで両端に上記角形突起への嵌合で該絶縁体に固定し得ると同時に基板へもはんだ付けできるフックが形成された金属板からなる連結部材とで所要の連結型コネクタを構成するようにしている。
【0017】
このことは完成した2個のコネクタ本体を連結部材の両端に固定することで、2個の該各コネクタ本体が基板上の2個のコネクタ本体配置間隔に合致した状態で一体化させられて所要の連結型コネクタが構成されることを示している。
【0018】
更に該連結型コネクタを保持し基板の所定位置にハンドリングし載置した状態ではんだ付けすると、各コネクタ本体の接続端子と同時に上記フックも該基板にはんだ付けされるので、2個のコネクタ本体が該基板に固定された状態で同時に搭載することができる。
【0019】
従って、その後必要に応じて該連結部材を切除することで、コネクタとしての搭載工数が削減できて生産性の向上を期待することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の連結型コネクタの構成例を説明する図であり、図2は図1の連結型コネクタの完成状態を示す図、図3は図2の連結型コネクタの基板への搭載方法を説明する図、図4は連結部材を切除したときの状態を示した図、図5は連結型コネクタの第2の構成例を説明する図、図6は連結型コネクタの第3の構成例を説明する図、図7は図6の連結型コネクタの基板への搭載状態を示す図、図8は連結型コネクタの第4の構成例を説明する図、図9は図8の連結型コネクタの基板への搭載状態を示す図、図10は図1の連結型コネクタにおける応用例を説明する図、図11は図1の連結型コネクタにおける他の応用例を説明する図である。
【0021】
なお、図1乃至図11では図12で説明したプラグコネクタに適用させる場合を例としているので、図12と同じ対象部材や部位には同一の記号を付すと共に重複する説明についてはそれを省略する。
【0022】
図1で本発明になる連結型コネクタ3は、2個のコネクタ本体31と2個の連結部材32とで構成されている。
そして該各コネクタ本体31は、本発明に係わる絶縁体311 と図12で説明したプラグ端子111 とからなるものである。
【0023】
そして特にこの場合の絶縁体311 は、図12で説明した絶縁体112 の長手方向両端に形成されている取付孔 112c 形成用の各突出部のみを、後述する連結部材の厚さtを越える厚さ(例えば該厚さの2倍すなわち 2t程度)で突出する角形突起 311a に代えたものであり、その他の領域は上記絶縁体112 と等しく形成されているものである。
【0024】
そして該各角形突起 311a の前記周壁 112b と接する位置には、矢印b〜b′で切断した時の断面視を拡大した円内図(a) に示す如く、絶縁体幅方向の寸法がcで絶縁体長手方向の寸法が上記厚さtを僅かに越えるdの角孔 311b がプラグコンタクト 111a と平行する方向に貫通して形成されている。
【0025】
一方、厚さtで例えば銅系合金の如くはんだ付け等のろー付けが可能な金属板を例えば通常のプレス打ち抜き工程等で形成した上記2個の連結部材32のそれぞれは、上記絶縁体311 の上述した角形突起 311a を接続端子側の面を除く周囲3面と上記角孔 311b への挿入で該角形突起 311a ひいては絶縁体311 に係止される側面視E字形のフック32a が、図12で説明したピッチpで両端に位置するように連結材32′で連結されているものである。
【0026】
そして、該フック32a の外側に位置する2個の舌片 32b-1, 32b-2 の各先端には基板にはんだ付けされるダミー端子部32c が外側に突出して形成されていると共に、中央に位置する舌片32d の両側辺には上記角孔 311b への挿入が圧入になるようにバルジ32e が形成されている。
【0027】
更に該各フック32a を繋ぐ連結材32′の該フック32a との境界域には、円内図(b) に示すように該連結材厚さ方向すなわち図示矢印eの如き外力で折損し得るノッチ32f が該連結材幅方向に形成されている。
【0028】
なお、該ノッチ32f は連結部材32のプレス打ち抜き時に同時に形成することができる。
そこで、例えばピッチpで並べた2個の上記コネクタ本体31の両端近傍の上方から該2個の連結部材32を降下して各コネクタ本体31の角形突起 311a に連結部材32のフック32a を嵌合させると、上記舌片32d が角孔 311b に圧入されることになり、結果的に2個のコネクタ本体31が2個の連結部材32で一体化された連結形コネクタ3を図2で示すように構成することができる。
【0029】
なお、園内拡大図(a) は矢印f方向から見て一部を切断したときの角形突起 311a での状態を示したものであり、連結部材32の舌片32e が絶縁体311 の角孔 311b に圧入固定された状態を示している。
【0030】
基板への搭載状態を示す図3で、(3-1) は基板を示しまた(3-2) は連結形コネクタ搭載時の状態を示した図である。
図の(3-1) でこの場合に使用する基板33は、図12で説明した基板13とほぼ同様のものであるが、該基板13における貫通孔13b の代わりに、コネクタ本体31と連結部材32を一体化せしめたときのフック32a のダミー端子部32c と対応する位置に該ダミー端子部用のダミー電極33a を回路に繋がる電極13a と一緒に形成したものである。
【0031】
そこで、上記連結形コネクタ3を該基板33に載置した状態で例えば通常のリフロー技術等で該基板33の各電極と連結形コネクタ3の各接続端子をはんだ接続することで、(3-2) に示すように連結形コネクタ3を該基板33に搭載することができるが、この場合には上述したフック32a の上記ダミー端子部32c も基板33のダミー電極33a に同時にはんだ接続されるので、該連結形コネクタ3換言すれば各コネクタ本体31も基板33に強固に固定される。
【0032】
かかる連結形コネクタ3の基板33への搭載方法では、2個のコネクタ本体31が同時に基板33に搭載されるので、搭載工数の削減による生産性向上を期待することができる。
【0033】
更にかかる基板への搭載方法では、上記はんだ付け工程で2個のコネクタ本体がフック32a を介して該基板に固定されるので図12で説明したねじ等による固定工数が削減できると共に、該ねじによる固定領域がなくせるのでコネクタ本体の搭載密度が上げられるメリットがある。
【0034】
一方上述した連結部材32の連結材32′がその後の工程や他の搭載デバイスに邪魔になる場合がある。
そこで該連結部材32の連結材32′を切除することになるが、この場合には連結材32′の上記ノッチ32f の領域近傍に上述したように厚さ方向すなわち矢印e方向の外力を付加して該連結材32′を切除することで、図13と同様の図4に示す状態にすることができる。
【0035】
図1で説明した連結型コネクタ3の応用例を示した図5で、(5-1) は連結型コネクタの完成状態を示し (5-2)は連結部材をまた (5-3)は該連結部材を形成するときの展開状態を示している。
【0036】
図の(5-1) で連結型コネクタ4は2個のコネクタ本体31と1個の連結部材41とからなるものである。
そしてこの場合の該連結部材41は図(5-3) に示す如く、上記コネクタ本体31の前記角形突起 311a を除く長手方向長さL1に対応する長さL2のブリッジ材41a の両端に図1で説明した連結部材32がH字形になるようにブレス打ち抜き工程等で成形した連結素材41′を、(5-2) に示す如くに該連結部材32の領域が対面するように折り曲げ成形したものである。
【0037】
そこで対面するそれぞれのフック32a の間に上記コネクタ本体31を図2で説明したように圧入して固定すくことで、上記(5-1) に示す所要の連結型コネクタ4を構成することができる。
【0038】
かかる連結型コネクタ4では2個のコネクタ本体31の各両端が1個の連結部材41によって保持固定されるので、コネクタ本体相互間の相対的位置精度を図1の場合よりも上げられるメリットがある。
【0039】
なお上述したブリッジ材41a や連結材32′が邪魔になるときには、図3で説明したように連結材32′に形成されているノッチ32f での折損で該ブリッジ材41a や連結材32′を切除することで図4と同様の状態にすることができる。
【0040】
連結型コネクタの第3の構成例を説明する図6で、(6-1) は構成を示しまた(6-2) は完成した状態を示した図である。
図の(6-1) で、連結型コネクタ5は3個以上複数個(図では3個)のコネクタ本体31と2個の連結部材51とからなる。
【0041】
そしてこの場合の該連結部材51は、図1で説明したフック32a が所要のコネクタ本体整列ピッチp1,p2,…(図ではp1,p2)と合致するピッチ間隔で形成されている。
【0042】
そこで、図2で説明したように該各フック32a にコネクタ本体31を圧入固定することで所要の連結型コネクタ5を(6-2) に示すように構成することができる。
かかる連結型コネクタ5を基板に搭載する状態を示した図7で、(7-1) は基板を示しまた(7-2) は該基板搭載時の状態を示した図である。
【0043】
図の(7-1) でこの場合に使用する基板53は、図3で説明した基板33とほぼ同様で該連結型コネクタ5の各接続端子 111c 及びフック32a の各ダミー端子部32c と対応するそれぞれの位置に、図示されない回路に繋がる電極13a 及びダミー電極33a が形成されたものである。
【0044】
そこで、上記連結形コネクタ5を該基板53に載置した状態で通常のリフロー技術等で該基板53の各電極と連結形コネクタ3の各接続端子をはんだ接続することで(7-2) に示すように連結形コネクタ5を該基板53に搭載することができる。
【0045】
そして同時に上述したフック32a のダミー端子部32c も基板53のダミー電極33a にはんだ接続されるので、該連結形コネクタ5の各コネクタ本体31も該基板53に強固に固定されることは前述した通りである。
【0046】
かかる連結形コネクタ5の基板53への搭載方法では、3個以上複数個のコネクタ本体31が一括して基板53に搭載されるので、搭載工数の更なる削減を実現することができる。
【0047】
なお上記連結部材51におけるフック32a の隣接間ピッチp1,p2,…を所要値に合わせて設定することで如何なる整列配置にも対応させられると共に、必要に応じて該連結部材51の連結材32′を切除し得ることは前述した通りである。
【0048】
複数(図では4個)のコネクタ本体を二次元方向に一括して配置するときに使用する連結部材を図5の連結部材41と同様にコネクタ本体長手方向両端で保持固定させる場合に適用して示した図8で、 (8-1)は折り曲げ成形前の連結素材を示しまた (8-2)は連結部材としての完成状態を示した図である。
【0049】
図の(8-1) で、連結素材61′は図5における連結素材41′をコネクタ本体31の長手方向に所定ピッチp3だけ離れた位置に並べて形成したものである。
そこで、コネクタ本体31の両端部で対応する各フック32a が対をなして対面すように該各フック32a を図5で説明した如くに折り曲げると、(8-2) で示す状態の連結部材61を形成することができる。
【0050】
従って例えばフック 32a-1とフック 32a-2 との間の如く、該連結部材61の各対をなすフック32a の間にコネクタ本体31を圧入固定せしめることで、図9の(9-1) で示すように4個のコネクタ本体31が二次元方向に配置されて一体化した連結形コネクタ6を構成することができる。
【0051】
その後、該連結形コネクタ6を該コネクタ6に対応する電極が形成されている基板62に位置決めして載置した状態で該基板62と各コネクタ本体31とをはんだ接続した後、各フック根元部に設けたノッチ32f での折損で上記連結素材61′の余剰域を切除することで、二次元的に配置された4個のコネクタ本体31を(9-2) に示すように一括して該基板62に搭載することができる。
【0052】
図1の連結型コネクタ3における応用例を説明する図10で、(10-1)はコネクタとしての構成を示しまた(10-2)は組立後の完成状態を示した図である。
図の(10-1)で、連結型コネクタ7は2個のコネクタ本体71と2個の連結部材72とからなる。
【0053】
そしてコネクタ本体71は、絶縁体の図1で説明した角形突起 311a に設ける角孔 311b のみを図1同様のb〜b′での切断視を拡大した円内図(a) で示すように該角形突起 311a の接続端子側に周壁外面を一面として絶縁体幅方向に形成した溝71a に代えたものであり、その他の構成はコネクタ本体31と同等である。
【0054】
なお該溝71a は、角形突起 311a の上面からhだけ残した深さに形成され、また絶縁体長手方向の寸法は上記角孔 311b と同様のdに形成されている。
またこの場合の連結部材72は、図1で説明した連結部材32のフック32a のみを、正面視が該角形突起 311a を接続端子側の面を除く三面で覆い得る門形で両方の脚部先端に上記連結部材32同様のダミー電極 32cが設けられたフック72a に代えたものである。
【0055】
そして各脚部の内側対向面には、該フック72a を上記角形突起 311a に嵌合させたときのコネクタ本体71の上記溝71a の底面と対応する位置に、該底面と噛み合って固定し得る鍵部72b が突出して形成されている。
【0056】
そこで、コネクタ本体71の各角形突起 311a に上記連結部材72のフック72a を図1同様に押し込むと、該領域を抽出して拡大視した円内図(b) に示すように、上記鍵部72b が溝71a の底面と合致した位置で該溝底面に食い込むことになり、結果的に該フック72a ひいては連結部材72とコネクタ本体71とが固定されることとなる。
【0057】
従って、2個のコネクタ本体71の各両端を2個の連結部材72で固定することで、2個のコネクタ本体71が一体化された所要の連結形コネクタ7を(10-2)で示すように構成することができる。
【0058】
更に図1の連結型コネクタ3における他の応用例を説明する図11 で、(11-1)は本発明に係わる連結部材を折り曲げ成形前の連結素材の状態で示し、(11-2)は連結部材としての完成状態を示し、更に(11-3)は連結形コネクタとして完成させたときの状態を示した図である。
【0059】
図の(11-1)で連結素材81′は図1で説明した連結部材32の各フック32a の外側に、絶縁体311 の高さにほぼ対応する幅で該絶縁体311 の角形突起 311a を除く長さに対応する長さの第1の側壁部81a と、フック32a 及び該第1の側壁部81a と同じ大きさの第2の側壁部81b とを続けて形成したものである。
【0060】
そこで、上記連結部材32と第1の側壁部81a との間の破線▲1▼で示す位置、該第1の側壁部81a とそれに続くフック32a との間の破線▲2▼で示す位置、及び該フック32a と第2の側壁部81b との間の破線▲3▼で示す位置をそれぞれ直角に山折りすると、(11-2)で示すような連結部材81を得ることができる。
【0061】
そしてこの場合の2箇所のロ字形の形成域は、上記絶縁体311 ひいてはコネクタ本体31の外形に対応している。
そこで、2個のコネクタ本体31を矢印j-1,j-2のように各ロ字形形成域に圧入してそれぞれを該連結部材81に固定し一体化すると、各コネクタ本体31それぞれの周面が該連結部材81で覆われた連結型コネクタ8を(11-3)に示すように構成することができる。
【0062】
かかる連結型コネクタ8では、図3で説明した基板33のダミー電極33a を接地電位に接続しておくことで、コネクタ本体31としてのシールド効果が得られるメリットがある。
【0063】
更に連結材32′が邪魔なときには図3で説明した手段で容易に除去し得ることは同様である。
なお、上述したコネクタ本体31, 71と連結部材32,41,51,61,81等とを適当に組み合わせることで、更に多くのコネクタ本体が種々の配置で一体化し得る連結型コネクタが構成し得ることは明らかである。
【0064】
また上記連結部材を例えば樹脂成形品等の絶縁材で形成した連結型コネクタでは複数のコネクタ本体が回路基板に一括して載置できる効果が得られると共に、かかる連結型コネクタでは該連結部材のフック先端にはんだ等ろう付け可能な金属層を被覆形成することで同等な効果が得られることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】
上述の如く本発明により、ねじ止め等の機械的固定手段を用いることなく複数のコネクタを一括して回路基板に搭載して搭載工数の削減と搭載密度のアップによる生産性向上図った連結型コネクタとその回路基板への搭載方法を提供することができる。
【0066】
なお本発明の説明ではコネクタ本体が表面実装型のプラグコネクタである場合を例としているが、例えばコンタクトのみをジャックコンタクトに変えたジャックコネクタや回路基板貫通形の接続端子を具えたコネクタであっても該回路基板面に連結部材用のダミー電極を形成しておくことで同等の効果が得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連結型コネクタの構成例を説明する図。
【図2】 図1の連結型コネクタの完成状態を示す図。
【図3】 図2の連結型コネクタの基板への搭載方法を説明する図。
【図4】 連結部材を切除したときの状態を示した図。
【図5】 連結型コネクタの第2の構成例を説明する図。
【図6】 連結型コネクタの第3の構成例を説明する図。
【図7】 図6の連結型コネクタの基板への搭載状態を示す図。
【図8】 連結型コネクタの第4の構成例を説明する図。
【図9】 図8の連結型コネクタの基板への搭載状態を示す図。
【図10】 図1の連結型コネクタにおける応用例を説明する図。
【図11】 図1の連結型コネクタにおける他の応用例を説明する図。
【図12】 従来のコネクタ構成を基板への搭載方法と共に説明する図。
【図13】 コネクタ搭載時の状態を示す図。
【符号の説明】
3,4,5,6,7 連結型コネクタ
13a 電極
31,71 コネクタ本体 41a ブリッジ材
32,41,51,61,72,81 連結部材 32 ′ 連結材
32a, 32a-1, 32a -2, 72a フック
32b -1,32b-2、 32d 舌片
32c ダミー端子部 32e バルジ
32f ノッチ
33,53,62 回路基板 33a ダミー電極
41′, 61′, 81′ 連結素材
71a 溝
72b 鍵部
81a 第1の側壁部 81b 第2の側壁部

Claims (7)

  1. 回路基板搭載用のコネクタであって、
    所要長さのろう付け可能な金属からなる連結材の両端に、先端部を該回路基板のダミー電極にはんだ付け可能なダミー端子部を含むフックが形成された連結部材と、
    絶縁体の長手方向両端面に形成した突起に、該端面と接した状態で上記フックを嵌入させたときに該フックが固定できる固定手段が設けられた複数のコネクタ本体とからなり、 該各連結部材が上記フックの固定手段への嵌合圧入で上記コネクタ本体と一体化されたときに、該連結部材のフックのダミー端子部先端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致するように形成されていることを特徴とする連結型コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタ本体と連結部材との固定が、コネクタ本体の長手方向両端面の角形突起に形成された角孔への連結部材フックに設けられた舌片の圧入からなることを特徴とする連結型コネクタ。
  3. 請求項1記載のコネクタ本体と連結部材との固定が、コネクタ本体の長手方向両端面の角形突起に形成された溝への連結部材フックのダミー端子部に設けられた鍵部の引っ掛かりからなることを特徴とする連結型コネクタ。
  4. 請求項1記載の連結部材が、フックと該フックに繋がる連結材との境界に、連結材側の該境界近傍での厚さ方向への外力の印加で折損し得るノッチを備えていることを特徴とする連結型コネクタ。
  5. 請求項1記載の2個の連結部材が、絶縁体の前記角形突起を除く長手方向両端面間の隔たりと等しい距離で対面し得るようにブリッジ材で繋がれていることを特徴とする連結型コネクタ。
  6. 請求項1記載の連結部材が、さらに該連結部材から延在し、該コネクタ本体の絶縁体周囲を取り囲み、該連結部材と一体的に形成されたシールド用の側壁部を含むことを特徴とする連結型コネクタ。
  7. 連結型コネクタの回路基板への搭載方法であって、
    絶縁体長手方向両端面の角形突起にフックの固定手段が形成された複数のコネクタ本体を所要ピッチを保って平行配置する工程と、
    上記固定手段への嵌合圧入でコネクタ本体に固定し得ると共に該固定時に先端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致するように形成されたフックが該各コネクタ本体の各固定手段と対応する位置に形成された2個の連結部材を、該フックと上記固定手段との対応位置で上記コネクタ本体と一体化して連結形コネクタを構成する工程と、
    該連結形コネクタを回路基板に搭載した状態で上記フック先端をコネクタ本体の接続端子と同時に該回路基板にはんだ接続する工程、
    を含むことを特徴とする連結形コネクタの回路基板への搭載方法。
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