JPH09245912A - 連結型コネクタと回路基板への搭載方法 - Google Patents

連結型コネクタと回路基板への搭載方法

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JPH09245912A
JPH09245912A JP8054706A JP5470696A JPH09245912A JP H09245912 A JPH09245912 A JP H09245912A JP 8054706 A JP8054706 A JP 8054706A JP 5470696 A JP5470696 A JP 5470696A JP H09245912 A JPH09245912 A JP H09245912A
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Tomoyuki Yokoyama
知幸 横山
Manabu Shimizu
学 清水
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淳一 赤間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板実装用の連結型コネクタに係り、複
数のコネクタを一括して基板に固定して搭載工数の削減
や搭載密度のアップによる生産性向上図る。 【解決手段】 回路基板搭載用のコネクタであって、所
要長さのろう付け可能な金属からなる連結材32′の両端
にフック32a が形成された連結部材32と、絶縁体311 の
長手方向両端面に形成した角形突起311aに、該端面と接
した状態で上記フック32a を嵌入させたときに該フック
32a が固定できる固定手段が設けられた複数のコネクタ
本体31とからなり、該各連結部材32が上記フック32a の
固定手段への嵌合圧入で2個の上記コネクタ本体31と一
体化されたときに、該連結部材32のフック先端が前記回
路基板のコネクタ本体搭載面と一致するように形成して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板実装用のコ
ネクタに係り、特にねじ止め等の機械的固定手段を採る
ことなく複数のコネクタを一括して回路基板(以下単に
基板とする)に搭載固定して搭載工数の削減と搭載密度
のアップによる生産性向上図った連結型コネクタとその
回路基板への搭載方法に関する。
【0002】近年の電子機器分野では、遣り取りする情
報量の増加に伴って基板に搭載されるコネクタの端子数
が増加する傾向にある。そして、該端子数の増加に伴っ
てコネクタを大きくすると、絶縁体ひいてはコネクタと
しての曲がりや変形が発生し易くなると同時に搭載時の
はんだ付け不良やコネクタ交換時の交換工数等が大きく
なる等の欠点があることから、最近では端子数の少ない
換言すれば小さい複数個のコネクタに分割して基板に搭
載することで対応するようにしている。
【0003】しかし、この場合には相手側コネクタとの
嵌合精度を合致させるために基板搭載時のコネクタ間ピ
ッチ精度を向上させる必要があり、結果的にコネクタと
しての基板への位置合わせ搭載に多くの工数がかかるこ
とから、該搭載工数の削減が強く望まれている。
【0004】
【従来の技術】以下文中ではコネクタが表面実装型のプ
ラグコネクタである場合を例として説明する。
【0005】図12は、従来のコネクタ構成を基板への
搭載方法と共に説明する図であり、図13はコネクタ搭
載時の状態を示す図である。図12でコネクタ本体11
は、複数のプラグ端子111 と該各プラグ端子111 を所定
の位置に固着する絶縁体112 とで構成されている。
【0006】そしてプラグ端子111 は、一端が図示され
ないジャック端子と嵌合するプラグコンタクト 111a
で、絶縁体への固着部となるバルジ形成域 111b を経た
後の他端がL形に曲げられた基板への接続端子 111c に
形成されているものである。
【0007】一方平面視で矩形状をなす絶縁体112 は、
その長手方向両端域を除く中間域に上記プラグ端子111
をプラグコンタクト側から挿入したときに上述したバル
ジ形成域 111b での圧入による固定で該端子が固着し得
る貫通孔 112a が所要のピッチで整列して形成されてい
ると共に、該貫通孔形成域を取り囲む周辺には上記バル
ジ形成域 111b で固定された上記端子111 のプラグコン
タクト側に突出して該プラグコンタクト 111a を保護す
る周壁 112b が形成されている。
【0008】なお上記長手方向両端域には基板への取付
孔 112c が厚さ方向に貫通して形成されている。そこ
で、上記プラグ端子111 をプラグコンタクト側を先頭と
して該絶縁体112の上記貫通孔 112d に図示下面側から
所定位置まで挿入することで、該プラグ端子111 が絶縁
体112 に固着されたプラグコネクタ本体11を図示のよう
に構成することができる。
【0009】一方、所定ピッチpで離れて位置する基板
13の複数(図では2個)の所定領域A,Bには、上記コ
ネクタ本体11の各接続端子 111c と対応するそれぞれの
位置に該各端子 111c と対応する大きさの電極13a が該
基板上の図示されない回路に繋がった状態で形成され、
またコネクタ本体11の上記取付孔 112c と対応するそれ
ぞれの位置には該コネクタ本体固定用の貫通孔13b が形
成されている。
【0010】そこで上記コネクタ本体11を、A,Bの各
領域に例えばマニュアルで矢印a1,a2の如くそれぞれ別
々に載置した後、ねじ14とナット15等で該コネクタ11を
基板13に固定し、更にコネクタ本体11の各接続端子 111
c と基板13の対応する電極13a とをはんだ接続すること
で、図13に示すように2個のコネクタ本体11を所定の
ピッチpを保って基板13に搭載することができる。
【0011】かかるコネクタ本体11の基板への搭載方法
では、特別な技術を必要とすることなく容易に搭載でき
るメリットがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし図12で説明し
た従来のコネクタ本体の搭載方法では、複数のコネクタ
本体をそれぞれ別々に基板に載置する必要があり、コネ
クタ載置時の基板との位置合わせに時間がかかることも
あって、その後の基板とのはんだ接続を含めたコネクタ
本体としての搭載工数が大きくなって生産性の向上を期
待することができないと言う問題点があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、回路基板搭
載用のコネクタであって、所要長さのろう付け可能な金
属からなる連結材の両端にフックが形成された連結部材
と、絶縁体の長手方向両端面に形成した突起に、該端面
と接した状態で上記フックを嵌入させたときに該フック
が固定できる固定手段が設けられた複数のコネクタ本体
とからなり、該各連結部材が上記フックの固定手段への
嵌合圧入で上記コネクタ本体と一体化されたときに、該
連結部材のフック先端が前記回路基板のコネクタ本体搭
載面と一致するように形成されている連結型コネクタに
よって解決される。
【0014】また、連結型コネクタの回路基板への搭載
方法であって、絶縁体長手方向両端面の角形突起にフッ
クの固定手段が形成された複数のコネクタ本体を所要ピ
ッチを保って平行配置する工程と、上記固定手段への嵌
合圧入でコネクタ本体に固定し得ると共に該固定時に先
端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致するよう
に形成されたフックが該各コネクタ本体の各固定手段と
対応する位置に形成された2個の連結部材を、該フック
と上記固定手段との対応位置で上記コネクタ本体と一体
化して連結形コネクタを構成する工程と、該連結形コネ
クタを回路基板に搭載した状態で上記フック先端をコネ
クタ本体の接続端子と同時に該回路基板にはんだ接続す
る工程、を含む連結形コネクタの回路基板への搭載方法
によって解決される。
【0015】複数のコネクタ本体を基板上の搭載位置に
合うような所定ピッチに整列させた状態で一体化させる
と、複数のコネクタ本体を一括して基板に載置すること
ができる。
【0016】そこで本発明では、長手方向両端域に連結
部材固定用の角形突起が設けられた本発明に係わる絶縁
体と、基板上のコネクタ配置間隔に合わせた長さで両端
に上記角形突起への嵌合で該絶縁体に固定し得ると同時
に基板へもはんだ付けできるフックが形成された金属板
からなる連結部材とで所要の連結型コネクタを構成する
ようにしている。
【0017】このことは完成した2個のコネクタ本体を
連結部材の両端に固定することで、2個の該各コネクタ
本体が基板上の2個のコネクタ本体配置間隔に合致した
状態で一体化させられて所要の連結型コネクタが構成さ
れることを示している。
【0018】更に該連結型コネクタを保持し基板の所定
位置にハンドリングし載置した状態ではんだ付けする
と、各コネクタ本体の接続端子と同時に上記フックも該
基板にはんだ付けされるので、2個のコネクタ本体が該
基板に固定された状態で同時に搭載することができる。
【0019】従って、その後必要に応じて該連結部材を
切除することで、コネクタとしての搭載工数が削減でき
て生産性の向上を期待することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の連結型コネクタの
構成例を説明する図であり、図2は図1の連結型コネク
タの完成状態を示す図、図3は図2の連結型コネクタの
基板への搭載方法を説明する図、図4は連結部材を切除
したときの状態を示した図、図5は連結型コネクタの第
2の構成例を説明する図、図6は連結型コネクタの第3
の構成例を説明する図、図7は図6の連結型コネクタの
基板への搭載状態を示す図、図8は連結型コネクタの第
4の構成例を説明する図、図9は図8の連結型コネクタ
の基板への搭載状態を示す図、図10は図1の連結型コ
ネクタにおける応用例を説明する図、図11は図1の連
結型コネクタにおける他の応用例を説明する図である。
【0021】なお、図1乃至図11では図12で説明し
たプラグコネクタに適用させる場合を例としているの
で、図12と同じ対象部材や部位には同一の記号を付す
と共に重複する説明についてはそれを省略する。
【0022】図1で本発明になる連結型コネクタ3は、
2個のコネクタ本体31と2個の連結部材32とで構成され
ている。そして該各コネクタ本体31は、本発明に係わる
絶縁体311 と図12で説明したプラグ端子111 とからな
るものである。
【0023】そして特にこの場合の絶縁体311 は、図1
2で説明した絶縁体112 の長手方向両端に形成されてい
る取付孔 112c 形成用の各突出部のみを、後述する連結
部材の厚さtを越える厚さ(例えば該厚さの2倍すなわ
ち 2t程度)で突出する角形突起 311a に代えたもので
あり、その他の領域は上記絶縁体112 と等しく形成され
ているものである。
【0024】そして該各角形突起 311a の前記周壁 112
b と接する位置には、矢印b〜b′で切断した時の断面
視を拡大した円内図(a) に示す如く、絶縁体幅方向の寸
法がcで絶縁体長手方向の寸法が上記厚さtを僅かに越
えるdの角孔 311b がプラグコンタクト 111a と平行す
る方向に貫通して形成されている。
【0025】一方、厚さtで例えば銅系合金の如くはん
だ付け等のろー付けが可能な金属板を例えば通常のプレ
ス打ち抜き工程等で形成した上記2個の連結部材32のそ
れぞれは、上記絶縁体311 の上述した角形突起 311a を
接続端子側の面を除く周囲3面と上記角孔 311b への挿
入で該角形突起 311a ひいては絶縁体311 に係止される
側面視E字形のフック32a が、図12で説明したピッチ
pで両端に位置するように連結材32′で連結されている
ものである。
【0026】そして、該フック32a の外側に位置する2
個の舌片 32b-1, 32b-2 の各先端には基板にはんだ付
けされるダミー端子部32c が外側に突出して形成されて
いると共に、中央に位置する舌片32d の両側辺には上記
角孔 311b への挿入が圧入になるようにバルジ32e が形
成されている。
【0027】更に該各フック32a を繋ぐ連結材32′の該
フック32a との境界域には、円内図(b) に示すように該
連結材厚さ方向すなわち図示矢印eの如き外力で折損し
得るノッチ32f が該連結材幅方向に形成されている。
【0028】なお、該ノッチ32f は連結部材32のプレス
打ち抜き時に同時に形成することができる。そこで、例
えばピッチpで並べた2個の上記コネクタ本体31の両端
近傍の上方から該2個の連結部材32を降下して各コネク
タ本体31の角形突起 311a に連結部材32のフック32a を
嵌合させると、上記舌片32d が角孔 311b に圧入される
ことになり、結果的に2個のコネクタ本体31が2個の連
結部材32で一体化された連結形コネクタ3を図2で示す
ように構成することができる。
【0029】なお、園内拡大図(a) は矢印f方向から見
て一部を切断したときの角形突起 311a での状態を示し
たものであり、連結部材32の舌片32e が絶縁体311 の角
孔 311b に圧入固定された状態を示している。
【0030】基板への搭載状態を示す図3で、(3-1) は
基板を示しまた(3-2) は連結形コネクタ搭載時の状態を
示した図である。図の(3-1) でこの場合に使用する基板
33は、図12で説明した基板13とほぼ同様のものである
が、該基板13における貫通孔13b の代わりに、コネクタ
本体31と連結部材32を一体化せしめたときのフック32a
のダミー端子部32c と対応する位置に該ダミー端子部用
のダミー電極33a を回路に繋がる電極13a と一緒に形成
したものである。
【0031】そこで、上記連結形コネクタ3を該基板33
に載置した状態で例えば通常のリフロー技術等で該基板
33の各電極と連結形コネクタ3の各接続端子をはんだ接
続することで、(3-2) に示すように連結形コネクタ3を
該基板33に搭載することができるが、この場合には上述
したフック32a の上記ダミー端子部32c も基板33のダミ
ー電極33a に同時にはんだ接続されるので、該連結形コ
ネクタ3換言すれば各コネクタ本体31も基板33に強固に
固定される。
【0032】かかる連結形コネクタ3の基板33への搭載
方法では、2個のコネクタ本体31が同時に基板33に搭載
されるので、搭載工数の削減による生産性向上を期待す
ることができる。
【0033】更にかかる基板への搭載方法では、上記は
んだ付け工程で2個のコネクタ本体がフック32a を介し
て該基板に固定されるので図12で説明したねじ等によ
る固定工数が削減できると共に、該ねじによる固定領域
がなくせるのでコネクタ本体の搭載密度が上げられるメ
リットがある。
【0034】一方上述した連結部材32の連結材32′がそ
の後の工程や他の搭載デバイスに邪魔になる場合があ
る。そこで該連結部材32の連結材32′を切除することに
なるが、この場合には連結材32′の上記ノッチ32f の領
域近傍に上述したように厚さ方向すなわち矢印e方向の
外力を付加して該連結材32′を切除することで、図13
と同様の図4に示す状態にすることができる。
【0035】図1で説明した連結型コネクタ3の応用例
を示した図5で、(5-1) は連結型コネクタの完成状態を
示し (5-2)は連結部材をまた (5-3)は該連結部材を形成
するときの展開状態を示している。
【0036】図の(5-1) で連結型コネクタ4は2個のコ
ネクタ本体31と1個の連結部材41とからなるものであ
る。そしてこの場合の該連結部材41は図(5-3) に示す如
く、上記コネクタ本体31の前記角形突起 311a を除く長
手方向長さL1に対応する長さL2のブリッジ材41a の両端
に図1で説明した連結部材32がH字形になるようにブレ
ス打ち抜き工程等で成形した連結素材41′を、(5-2) に
示す如くに該連結部材32の領域が対面するように折り曲
げ成形したものである。
【0037】そこで対面するそれぞれのフック32a の間
に上記コネクタ本体31を図2で説明したように圧入して
固定すくことで、上記(5-1) に示す所要の連結型コネク
タ4を構成することができる。
【0038】かかる連結型コネクタ4では2個のコネク
タ本体31の各両端が1個の連結部材41によって保持固定
されるので、コネクタ本体相互間の相対的位置精度を図
1の場合よりも上げられるメリットがある。
【0039】なお上述したブリッジ材41a や連結材32′
が邪魔になるときには、図3で説明したように連結材3
2′に形成されているノッチ32f での折損で該ブリッジ
材41aや連結材32′を切除することで図4と同様の状態
にすることができる。
【0040】連結型コネクタの第3の構成例を説明する
図6で、(6-1) は構成を示しまた(6-2) は完成した状態
を示した図である。図の(6-1) で、連結型コネクタ5は
3個以上複数個(図では3個)のコネクタ本体31と2個
の連結部材51とからなる。
【0041】そしてこの場合の該連結部材51は、図1で
説明したフック32a が所要のコネクタ本体整列ピッチ
p1,p2,…(図ではp1,p2)と合致するピッチ間隔で形
成されている。
【0042】そこで、図2で説明したように該各フック
32a にコネクタ本体31を圧入固定することで所要の連結
型コネクタ5を(6-2) に示すように構成することができ
る。かかる連結型コネクタ5を基板に搭載する状態を示
した図7で、(7-1) は基板を示しまた(7-2) は該基板搭
載時の状態を示した図である。
【0043】図の(7-1) でこの場合に使用する基板53
は、図3で説明した基板33とほぼ同様で該連結型コネク
タ5の各接続端子 111c 及びフック32a の各ダミー端子
部32cと対応するそれぞれの位置に、図示されない回路
に繋がる電極13a 及びダミー電極33a が形成されたもの
である。
【0044】そこで、上記連結形コネクタ5を該基板53
に載置した状態で通常のリフロー技術等で該基板53の各
電極と連結形コネクタ3の各接続端子をはんだ接続する
ことで(7-2) に示すように連結形コネクタ5を該基板53
に搭載することができる。
【0045】そして同時に上述したフック32a のダミー
端子部32c も基板53のダミー電極33a にはんだ接続され
るので、該連結形コネクタ5の各コネクタ本体31も該基
板53に強固に固定されることは前述した通りである。
【0046】かかる連結形コネクタ5の基板53への搭載
方法では、3個以上複数個のコネクタ本体31が一括して
基板53に搭載されるので、搭載工数の更なる削減を実現
することができる。
【0047】なお上記連結部材51におけるフック32a の
隣接間ピッチp1,p2,…を所要値に合わせて設定するこ
とで如何なる整列配置にも対応させられると共に、必要
に応じて該連結部材51の連結材32′を切除し得ることは
前述した通りである。
【0048】複数(図では4個)のコネクタ本体を二次
元方向に一括して配置するときに使用する連結部材を図
5の連結部材41と同様にコネクタ本体長手方向両端で保
持固定させる場合に適用して示した図8で、 (8-1)は折
り曲げ成形前の連結素材を示しまた (8-2)は連結部材と
しての完成状態を示した図である。
【0049】図の(8-1) で、連結素材61′は図5におけ
る連結素材41′をコネクタ本体31の長手方向に所定ピッ
チp3だけ離れた位置に並べて形成したものである。そこ
で、コネクタ本体31の両端部で対応する各フック32a が
対をなして対面すように該各フック32a を図5で説明し
た如くに折り曲げると、(8-2) で示す状態の連結部材61
を形成することができる。
【0050】従って例えばフック 32a-1とフック 32a-2
との間の如く、該連結部材61の各対をなすフック32a
の間にコネクタ本体31を圧入固定せしめることで、図9
の(9-1) で示すように4個のコネクタ本体31が二次元方
向に配置されて一体化した連結形コネクタ6を構成する
ことができる。
【0051】その後、該連結形コネクタ6を該コネクタ
6に対応する電極が形成されている基板62に位置決めし
て載置した状態で該基板62と各コネクタ本体31とをはん
だ接続した後、各フック根元部に設けたノッチ32f での
折損で上記連結素材61′の余剰域を切除することで、二
次元的に配置された4個のコネクタ本体31を(9-2) に示
すように一括して該基板62に搭載することができる。
【0052】図1の連結型コネクタ3における応用例を
説明する図10で、(10-1)はコネクタとしての構成を示
しまた(10-2)は組立後の完成状態を示した図である。図
の(10-1)で、連結型コネクタ7は2個のコネクタ本体71
と2個の連結部材72とからなる。
【0053】そしてコネクタ本体71は、絶縁体の図1で
説明した角形突起 311a に設ける角孔 311b のみを図1
同様のb〜b′での切断視を拡大した円内図(a) で示す
ように該角形突起 311a の接続端子側に周壁外面を一面
として絶縁体幅方向に形成した溝71a に代えたものであ
り、その他の構成はコネクタ本体31と同等である。
【0054】なお該溝71a は、角形突起 311a の上面か
らhだけ残した深さに形成され、また絶縁体長手方向の
寸法は上記角孔 311b と同様のdに形成されている。ま
たこの場合の連結部材72は、図1で説明した連結部材32
のフック32a のみを、正面視が該角形突起 311a を接続
端子側の面を除く三面で覆い得る門形で両方の脚部先端
に上記連結部材32同様のダミー電極 32cが設けられたフ
ック72a に代えたものである。
【0055】そして各脚部の内側対向面には、該フック
72a を上記角形突起 311a に嵌合させたときのコネクタ
本体71の上記溝71a の底面と対応する位置に、該底面と
噛み合って固定し得る鍵部72b が突出して形成されてい
る。
【0056】そこで、コネクタ本体71の各角形突起 311
a に上記連結部材72のフック72a を図1同様に押し込む
と、該領域を抽出して拡大視した円内図(b) に示すよう
に、上記鍵部72b が溝71a の底面と合致した位置で該溝
底面に食い込むことになり、結果的に該フック72a ひい
ては連結部材72とコネクタ本体71とが固定されることと
なる。
【0057】従って、2個のコネクタ本体71の各両端を
2個の連結部材72で固定することで、2個のコネクタ本
体71が一体化された所要の連結形コネクタ7を(10-2)で
示すように構成することができる。
【0058】更に図1の連結型コネクタ3における他の
応用例を説明する図11 で、(11-1)は本発明に係わる連
結部材を折り曲げ成形前の連結素材の状態で示し、(11-
2)は連結部材としての完成状態を示し、更に(11-3)は連
結形コネクタとして完成させたときの状態を示した図で
ある。
【0059】図の(11-1)で連結素材81′は図1で説明し
た連結部材32の各フック32a の外側に、絶縁体311 の高
さにほぼ対応する幅で該絶縁体311 の角形突起 311a を
除く長さに対応する長さの第1の側壁部81a と、フック
32a 及び該第1の側壁部81aと同じ大きさの第2の側壁
部81b とを続けて形成したものである。
【0060】そこで、上記連結部材32と第1の側壁部81
a との間の破線で示す位置、該第1の側壁部81a とそ
れに続くフック32a との間の破線で示す位置、及び該
フック32a と第2の側壁部81b との間の破線で示す位
置をそれぞれ直角に山折りすると、(11-2)で示すような
連結部材81を得ることができる。
【0061】そしてこの場合の2箇所のロ字形の形成域
は、上記絶縁体311 ひいてはコネクタ本体31の外形に対
応している。そこで、2個のコネクタ本体31を矢印
-1,j-2のように各ロ字形形成域に圧入してそれぞれを
該連結部材81に固定し一体化すると、各コネクタ本体31
それぞれの周面が該連結部材81で覆われた連結型コネク
タ8を(11-3)に示すように構成することができる。
【0062】かかる連結型コネクタ8では、図3で説明
した基板33のダミー電極33a を接地電位に接続しておく
ことで、コネクタ本体31としてのシールド効果が得られ
るメリットがある。
【0063】更に連結材32′が邪魔なときには図3で説
明した手段で容易に除去し得ることは同様である。な
お、上述したコネクタ本体31, 71と連結部材32,41,51,6
1,81等とを適当に組み合わせることで、更に多くのコネ
クタ本体が種々の配置で一体化し得る連結型コネクタが
構成し得ることは明らかである。
【0064】また上記連結部材を例えば樹脂成形品等の
絶縁材で形成した連結型コネクタでは複数のコネクタ本
体が回路基板に一括して載置できる効果が得られると共
に、かかる連結型コネクタでは該連結部材のフック先端
にはんだ等ろう付け可能な金属層を被覆形成することで
同等な効果が得られることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】上述の如く本発明により、ねじ止め等の
機械的固定手段を用いることなく複数のコネクタを一括
して回路基板に搭載して搭載工数の削減と搭載密度のア
ップによる生産性向上図った連結型コネクタとその回路
基板への搭載方法を提供することができる。
【0066】なお本発明の説明ではコネクタ本体が表面
実装型のプラグコネクタである場合を例としているが、
例えばコンタクトのみをジャックコンタクトに変えたジ
ャックコネクタや回路基板貫通形の接続端子を具えたコ
ネクタであっても該回路基板面に連結部材用のダミー電
極を形成しておくことで同等の効果が得られることは明
らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連結型コネクタの構成例を説明する
図。
【図2】 図1の連結型コネクタの完成状態を示す図。
【図3】 図2の連結型コネクタの基板への搭載方法を
説明する図。
【図4】 連結部材を切除したときの状態を示した図。
【図5】 連結型コネクタの第2の構成例を説明する
図。
【図6】 連結型コネクタの第3の構成例を説明する
図。
【図7】 図6の連結型コネクタの基板への搭載状態を
示す図。
【図8】 連結型コネクタの第4の構成例を説明する
図。
【図9】 図8の連結型コネクタの基板への搭載状態を
示す図。
【図10】 図1の連結型コネクタにおける応用例を説
明する図。
【図11】 図1の連結型コネクタにおける他の応用例
を説明する図。
【図12】 従来のコネクタ構成を基板への搭載方法と
共に説明する図。
【図13】 コネクタ搭載時の状態を示す図。
【符号の説明】
3,4,5,6,7 連結型コネクタ 13a 電極 31,71 コネクタ本体 41a ブ
リッジ材 32,41,51,61,72,81 連結部材 32 ′ 連
結材 32a, 32a-1, 32a -2, 72a フック 32b -1,32b-2、 32d 舌片 32c ダミー端子部 32e バ
ルジ 32f ノッチ 33,53,62 回路基板 33a ダ
ミー電極 41′, 61′, 81′ 連結素材 71a 溝 72b 鍵部 81a 第1の側壁部 81b 第
2の側壁部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板搭載用のコネクタであって、 所要長さのろう付け可能な金属からなる連結材の両端に
    フックが形成された連結部材と、 絶縁体の長手方向両端面に形成した突起に、該端面と接
    した状態で上記フックを嵌入させたときに該フックが固
    定できる固定手段が設けられた複数のコネクタ本体とか
    らなり、 該各連結部材が上記フックの固定手段への嵌合圧入で上
    記コネクタ本体と一体化されたときに、該連結部材のフ
    ック先端が前記回路基板のコネクタ本体搭載面と一致す
    るように形成されていることを特徴とする連結型コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ本体と連結部材
    との固定が、コネクタ本体の長手方向両端面の角形突起
    に形成された角孔への連結部材フックに設けられた舌片
    の圧入からなることを特徴とする連結型コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコネクタ本体と連結部材
    との固定が、コネクタ本体の長手方向両端面の角形突起
    に形成された溝への連結部材フックに設けられた鍵部の
    引っ掛かりからなることを特徴とする連結型コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の連結部材が、フックと該
    フックに繋がる連結材との境界に、連結材側の該境界近
    傍での厚さ方向への外力の印加で折損し得るノッチを備
    えていることを特徴とする連結型コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の2個の連結部材が、絶縁
    体の前記角形突起を除く長手方向両端面間の隔たりと等
    しい距離で対面し得るようにブリッジ材で繋がれている
    ことを特徴とする連結型コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の2個の連結部材それぞれ
    のフックが、該各フックを対応する各コネクタ本体片側
    の固定手段に嵌合圧入したときに該各コネクタ本体の他
    方の固定手段に嵌合圧入し得るフックと絶縁体側壁面を
    カバーする第1の側壁部と第2の側壁部とを備えて形成
    されていることを特徴とする連結型コネクタ。
  7. 【請求項7】 連結型コネクタの回路基板への搭載方法
    であって、 絶縁体長手方向両端面の角形突起にフックの固定手段が
    形成された複数のコネクタ本体を所要ピッチを保って平
    行配置する工程と、 上記固定手段への嵌合圧入でコネクタ本体に固定し得る
    と共に該固定時に先端が前記回路基板のコネクタ本体搭
    載面と一致するように形成されたフックが該各コネクタ
    本体の各固定手段と対応する位置に形成された2個の連
    結部材を、該フックと上記固定手段との対応位置で上記
    コネクタ本体と一体化して連結形コネクタを構成する工
    程と、 該連結形コネクタを回路基板に搭載した状態で上記フッ
    ク先端をコネクタ本体の接続端子と同時に該回路基板に
    はんだ接続する工程、 を含むことを特徴とする連結形コネクタの回路基板への
    搭載方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011228309A (ja) * 2011-06-20 2011-11-10 Panasonic Electric Works Co Ltd コネクタセットおよびこれに用いられるジョインタ
JP2020113450A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 ヒロセ電機株式会社 コネクタ連結構造及びコネクタ連結体

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