JPH11121114A - 基板実装用コネクタ - Google Patents

基板実装用コネクタ

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JPH11121114A
JPH11121114A JP9308469A JP30846997A JPH11121114A JP H11121114 A JPH11121114 A JP H11121114A JP 9308469 A JP9308469 A JP 9308469A JP 30846997 A JP30846997 A JP 30846997A JP H11121114 A JPH11121114 A JP H11121114A
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JP
Japan
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plug
connector
insulator
terminal
board
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Pending
Application number
JP9308469A
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English (en)
Inventor
Koji Nishimura
浩二 西村
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Publication date
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Priority to US09/129,751 priority patent/US6102712A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/57Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals surface mounting terminals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/52Fixed connections for rigid printed circuits or like structures connecting to other rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/526Fixed connections for rigid printed circuits or like structures connecting to other rigid printed circuits or like structures the printed circuits being on the same board
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/931Conductive coating

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板実装用コネクタに関し、接続端子の共通
化による端子種類削減と回路基板への実装作業の容易化
との実現で生産性向上を図る。 【構成】 プラグ又はジャックの基板実装用コネクタ
を、一端がコンタクト311aで他端が絶縁体固着部で
ある複数の端子311と、該各端子311を相手側コネ
クタと対応するように上記絶縁体固着部で固着する絶縁
本体313とで構成し、該絶縁本体313には、上記端
子311の固着領域と基板搭載面123b″に設ける接
続部との間を該絶縁本体313の表面を経由する導電パ
ターン313bで接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板に実装する
コネクタの構成に係わり、特に接続端子の共通化による
端子種類削減と回路基板への実装作業の容易化との実現
で生産性向上を図った基板実装用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わるコネクタが表面実装形の
コネクタである場合を例とする図26は従来のコネクタ
を回路基板への実装方法と共に説明する図であり、図2
7は図26のプラグコネクタの第1のプラグ端子を説明
する図、図28は図26のプラグコネクタの第2のプラ
グ端子を説明する図、図29は図26のプラグコネクタ
のプラグ絶縁体完成体を説明する図、図30は図26の
プラグコネクタの組立方法を説明する図である。
【0003】また、本発明に係わるコネクタが回路基板
貫通用の端子を備えたコネクタである場合を例とする図
31は従来の他のコネクタを実装方法と共に説明する図
であり、図32は図31のプラグコネクタの第1のプラ
グ端子を説明する図、図33は図31のプラグコネクタ
の第2のプラグ端子を説明する図、図34は図31のプ
ラグコネクタのプラグ絶縁体完成体を説明する図、図3
5は図31のプラグコネクタの組立方法を説明する図で
ある。
【0004】なお図では、いずれも本発明にかかわる基
板実装用コネクタが端子列二列のプラグコネクタである
場合を例として説明する。図26で、従来のコネクタ1
は図示されない電子装置に繋がるジャックコネクタ11
と回路基板15表面の端辺15a近傍に実装される回路
基板用プラグコネクタ(文中では単にプラグコネクタと
する)12とからなる。
【0005】この内ジャックコネクタ11は、直状のジ
ャック端子111と複数個の該各ジャック端子111を
二列のマトリックス状に植設するジャック絶縁体112
とからなるものである。
【0006】そして、金属板を通常のプレス打ち抜き曲
げ成形技術で形成したこの場合のジャック端子111
は、一端が後述するプラグ端子のコンタクト領域を両面
から挟み込むように二股に分岐して形成されたジャック
コンタクト111aで、該ジャックコンタクト11に続
く絶縁体固着部111bの先が図示されない上記電子装
置に繋がる信号線との接続域となる外部接続端子111
cに形成されているものである。
【0007】またジャック絶縁体112は、上記ジャッ
ク端子111を整列して植設する端子植設部112aの
周囲が、該ジャック端子111の上記ジャックコンタク
ト111aの長さを越える高さの周壁112bで囲まれ
てなるものであり、上記端子植設部112aには上記ジ
ャック端子111をその絶縁体固着部111bの圧入で
固着し得る大きさの固着孔112cが所要ピッチを保っ
た二列のマトリックス状に形成されているものである。
【0008】なお上記固着孔112cの所要ピッチは、
例えば端子列方向隣接間ピッチが“p1”で端子列間ピッ
チが“p2”になるように形成されている。そこで、外部
接続端子111cを先頭とする上記ジャック端子111
を周壁側から該ジャック絶縁体112の各固着孔112
cに挿入したときの絶縁体固着部111bの該固着孔1
12cへの圧入で、上記外部接続端子111cが端子植
設部112aから突出した状態で該ジャック端子111
が固着されたジャックコネクタ11を図示のように構成
することができる。
【0009】一方、本発明に係わる上記プラグコネクタ
12は、第1のプラグ端子121と第2のプラグ端子1
22と、該各プラグ端子121と122とを上記ジャッ
クコネクタ11の各ジャック端子11と対応するそれぞ
れの位置に植設するプラグ絶縁体完成体125とからな
る。
【0010】ここで該プラグコネクタ12を理解し易く
するため先に、図27で第1のプラグ端子121を、図
28で第2のプラグ端子122を、また図29でプラグ
絶縁体完成体125を説明する。
【0011】第1のプラグ端子を説明する図27で、
(27−1)は通常のプレス打ち抜き成形技術で形成し
たときのブランク状態を、また(27−2)は第1のプ
ラグ端子としての完成状態を示したものである。
【0012】すなわち図の(27−1)で第1のプラグ
端子121は、連結部材121′に上記のピッチ“p1
に櫛刃状に繋がれた状態にある。そしてこの場合の該第
1のプラグ端子121は、一端が上記ジャック端子11
1のジャックコンタクト111aに対応するプラグコン
タクト121aで、該コンタクト121aに続く絶縁体
固着部121bから所定高さ“h1”にオフセット曲げさ
れた後の他端側が外部接続端子121cに形成されてい
るものであり、該外部接続端子121cの端部で上記連
結部材121′に繋がれている。
【0013】なお上記絶縁体固着部121bは、その幅
方向両側辺に突出して設けたバルジ121b′によって
上記プラグ絶縁体123の後述する固着孔123cに固
着し得るようになっている。
【0014】そこで、上記第1のプラグ端子121を外
部接続端子121cの端部で切損して連結部材121′
から分離することで、個々に分離された第1のプラグク
端子121を(27−2)で示すように得ることができ
る。
【0015】また第2のプラグ端子を説明する図28
で、(28−1)は通常のプレス打ち抜き成形技術で形
成したときのブランク状態を、また(28−2)は第2
のプラグ端子としての完成状態を示したものである。
【0016】すなわち図の(28−1)で第2のプラグ
端子122は、連結部材122′に図27同様のピッチ
“p1”に櫛刃状に繋がれた状態にある。そしてこの場合
の該第2のプラグ端子122は、一端が上記第1のプラ
グ端子121におけるプラグコンタクト121aと等し
いプラグコンタクト122aで該プラグコンタクトに続
く領域が上記プラグ端子121における絶縁体固着部1
21bと等しい絶縁体固着部122bに形成され、該絶
縁体固着部122bから所定高さ“h2”にオフセット曲
げされた後の他端側が上記連結部材122′に繋がれた
外部接続端子122cに形成されているものである。
【0017】そして、上記絶縁体固着部122bの領域
とオフセット曲げ領域とが該端子幅方向に上記ピッチ
“p1”の 1/2 すなわち“p1/2”だけずれた状態に形
成されている。
【0018】なお上記の所定高さ“h2”は、第1のプラ
グ端子121におけるオフセット曲げ高さ“h1”に前述
した端子列間ピッチ“p2”を加えた高さ“h1+p2”にな
っている。
【0019】そこで、上記第2のプラグ端子122を外
部接続端子122cの端部で切損して連結部材122′
から分離することで、個々に分離された第2のプラグ端
子122を(28−2)で示すように得ることができ
る。
【0020】一方上記プラグ絶縁体完成体125を示す
図29で、(29−1)は一部を断面視した全体斜視図
であり、(29−2)は(29−1)を矢印C方向から
見た側面図である。
【0021】図29でプラグ絶縁体完成体125は、上
記第1及び第2のプラグ端子121と122を前記ジャ
ックコネクタ11のジャック端子11と同様に配置植設
する絶縁本体123とその基板搭載面の長手方向両端近
傍に固定する2個のボードロック124とで構成され
る。
【0022】この内絶縁本体123は、端子配置領域1
23aの周辺に上記各プラグ端子のプラグコンタクト長
を僅かに越える高さの周壁123bが形成されているも
のであり、該周壁123bの内面123b′が上記ジャ
ックコネクタ11の周壁外面に対するガイド面になるよ
うになっている。
【0023】そして上記端子配置領域123aには、上
述した第1及び第2のプラグ端子121,122の各絶
縁体固着部121bと122bがその圧入で固着し得る
大きさの固着孔123cが、上述した端子配置ピッチす
なわち端子列方向隣接間ピッチ“p1”,端子列間ピッチ
“p2”に形成されている。
【0024】他方、該絶縁本体123の端子列方向に沿
う周壁の片側外面(図では下面)の上記回路基板15に
対する基板搭載面123b″の長手方向両端部近傍に
は、ボードロック金具124をその先端が該搭載面12
3b″から突出するように装着するための図示されない
溝穴が形成されているものである。
【0025】なお金属板の打ち抜き技術で形成されるこ
の場合の該ボードロック金具124は、それを抽出した
円内図(a)に示す如く、先端にフック124aを備え
た舌片124bが根元域でコ字形に繋がれてなるもので
ある。
【0026】そして該ボードロック金具124は例えば
その斜線域Dを上記絶縁本体123の上記基板搭載面1
23″に形成されている図示されない溝穴等に圧入する
ことで、図示のプラグ絶縁体完成体125が構成し得る
ようになっている。
【0027】そこで図30に示すように、上記ボードロ
ック金具124が圧入固定された上記プラグ絶縁体完成
体125に、前述した連結部材121′に繋がれた状態
の第1のプラグ端子121を絶縁本体123の基板搭載
面123b″側の固着孔列に矢印A1 のようにプラグコ
ンタクト側から一括して圧入固着した後に連結部材12
1′を切除する。
【0028】次いで、他方の固着孔列に矢印A2 のよう
に前述した連結部材122′に繋がれた状態の第2のプ
ラグ端子122をプラグコンタクト側から一括して圧入
固着した後、連結部材122′を切除することで、第1
のプラグ端子121と第2のプラグ端子122とが列ご
とに整列して植設されたプラグコネクタ12を図26で
示したように構成することができる。
【0029】かかるプラグコネクタ12では、第1のプ
ラグ端子121の外部接続端子121cと第2のプラグ
端子122の外部接続端子122cとが絶縁本体123
の上記基板搭載面123b″と同じ面上に位置する。
【0030】そこで図26における回路基板19に、該
各外部接続端子と対応するそれぞれの位置には接続電極
19bを形成すると共に上記ボードロック金具124と
対応するそれぞれの位置には該ボードロック金具に対応
する取付孔19cを設けた上で、上記プラグコネクタ1
2を例えば真空吸着ヘッド20等を使用して矢印Eのよ
うに該回路基板19に搭載することで、上記ボードロッ
ク金具124の上記取付孔19cへの圧入で該プラグコ
ネクタ12を該回路基板19に位置決め固定することが
できる。
【0031】以後、例えば通常のはんだリフロー技術等
で両者をはんだ接続することで、該プラグコネクタ12
を回路基板19に実装することができる。従って、上述
したジャックコネクタ11を矢印Fのように該プラグコ
ネクタ12に嵌合させることで、回路基板19と図示さ
れない電子装置とが接続/解除し得るコネクタ1を図2
6のように構成することができる。
【0032】かかるプラグコネクタ12を備えたコネク
タでは、プラグコネクタ12の上述したボードロック金
具124によって該プラグコネクタ12が回路基板19
に対して固定化し得るが同時に上記各外部接続端子と上
記各接続電極とが接触した状態にあるので、外部接続端
子121c,122cと接続電極15b間の確実なはん
だ接続が実現できるメリットがある。
【0033】他のコネクタを実装方法を含めて説明する
図31で、従来のコネクタ1′は、図26で説明したジ
ャックコネクタ11と、回路基板16表面の端辺16a
近傍に実装される回路基板用プラグコネクタ(文中では
単にプラグコネクタとする)13とからなる。
【0034】そしてこの場合の上記プラグコネクタ13
は、第1のプラグ端子131と第2のプラグ端子132
と、該各プラグ端子131と132を上記ジャックコネ
クタ11に対応するように植設するプラグ絶縁体完成体
135とからなる。
【0035】ここで図26と同様に、図32で第1のプ
ラグ端子131をまた図33で第2のプラグ端子132
を、更に図34でプラグ絶縁体完成体135をそれぞれ
説明する。
【0036】第1のプラグ端子を説明する図32で、第
1のプラグ端子ブランク131は、連結部材131′に
上記のピッチ“p1”に櫛刃状に繋がれた状態にある。そ
してこの場合の第1のプラグ端子131は、一端が前記
プラグコンタクト121aと等しいプラグコンタクト1
31aで、該コンタクト131aに続く絶縁体固着部1
31bから所定距離“a1”離れた位置で直角曲げされた
先が回路基板固着部131cに形成されているものであ
り、該回路基板固着部131cの端部で上記連結部材1
31′に繋がれている。
【0037】なおこの場合の回路基板固着部131c
は、上記絶縁体固着部131bよりも僅かに拡幅させた
ものであり、例えば該基板固着部131cに対応する大
きさの溝孔に圧入したときの幅方向両側からの押圧によ
る幅方向寸法の弾力的変化で、該基板固着部131cひ
いてはプラグコネクタ13が上記溝孔に対して着脱し得
るようになっている。
【0038】また上記絶縁体固着部131bは、前記絶
縁体固着部121bと等しく形成されていると共に、上
記回路基板固着部131cの上記直角曲げ位置からの隔
たり“b1”は上記プラグコネクタ13を上記回路基板1
6に搭載した状態で該プラグコネクタ13が該基板16
に固着し得るように形成されている。
【0039】そこで、上記連結部材131′に繋がれた
状態の第1のプラグ端子131を回路基板固着部131
cの端部で切損して連結部材131′から分離すること
で、個々の第1のプラグ端子131が得られることは前
記第1のプラグ端子121と同様である。
【0040】また図33で第2のプラグ端子132は、
連結部材132′に上記のピッチ“p1”に櫛刃状に繋が
れた状態にある。そしてこの場合の第2のプラグ端子1
32は、上記プラグコンタクト131aと等しいプラグ
コンタクト132aで、該コンタクト132aに続く絶
縁体固着部132bから上記所定距離“a1”より大きい
位置すなわち“a2”だけ離れた位置で直角曲げされた先
が上記回路基板固着部131cと等しい回路基板固着部
132cに形成されているものであり、該回路基板固着
部132cの端部で上記連結部材132′に繋がれてい
る。
【0041】なお上記絶縁体固着部132bは前記絶縁
体固着部121bと等しく形成されていると共に、上記
回路基板固着部132cの上記直角曲げ位置からの隔た
り“b2”は上記上記所定距離“a1”に図29で説明した
端子列間ピッチ“p2”を加えた長さすなわち“a1+p2
になっている。
【0042】そこで、上記第2のプラグ端子132を回
路基板固着部132cの端部で切損して連結部材13
2′から分離することで、個々の第2のプラグ端子13
2が得られることも上記第1のプラグ端子131と同様
である。
【0043】一方上記プラグ絶縁体完成体135を示す
図34で、(34−1)は一部を断面視した全体斜視図
であり、(34−2)は断面図をまた(34−3)は
(34−1)を図29同様に矢印C方向から見た側面図
である。
【0044】図34でプラグ絶縁体完成体135は、上
述した第1及び第2のプラグ端子131,132を前記
ジャックコネクタ11のジャック端子11と対応する位
置に配置植設する絶縁本体136と、前記の2個のボー
ドロック124とで構成される。
【0045】そしてこの場合の絶縁本体136は、図2
9の絶縁本体123における端子植設域外面123a′
に、端子列間には上記第1のプラグ端子131の該端子
植設域外面123a′からの突出長さにほぼ等しい高さ
で端子列方向に延びる第1の壁136aが図示ドット域
のように追加して形成され、また基板搭載面123b″
から離れた端子列の上面と対応する位置には上記第2の
プラグ端子132の端子植設域外面123a′からの突
出長さにほぼ等しい高さで端子列方向に延びる第2の壁
136bが図示ドット域のように追加形成されてなるも
のである。
【0046】次いで、図26で説明したボードロック金
具124を、図26同様に該絶縁本体136の図示され
ない溝穴に圧入することで、プラグ絶縁体完成体135
を図示のように構成することができる。
【0047】そこでボードロック金具124が圧入固定
された上記プラグ絶縁体完成体135に、前述した連結
部材131′に繋がれた状態の第1のプラグ端子131
を図30の場合と同様に絶縁本体136の基板搭載面1
23b″側の固着孔列に矢印A1 の如くプラグコンタク
ト側から一括して圧入固着した後に連結部材131′を
切除し、次いで他方の固着孔列に矢印A2 の如く前述し
た連結部材132′に繋がれた状態の第2のプラグ端子
132を一括して圧入固着した後に連結部材132′を
切除することで、第1のプラグ端子131と第2のプラ
グ端子132とが列ごとに整列して植設されたプラグコ
ネクタ13を図31に示すように構成することができ
る。
【0048】かかるプラグコネクタ13では、第1のプ
ラグ端子131の回路基板固着部131cと第2のプラ
グ端子132の回路基板固着部132cとが同じ面上に
位置する。
【0049】なお図31における回路基板16には、上
記各プラグ端子131,132の回路基板固着部131
c,132cと対応するそれぞれの位置に該各回路基板
固着部が圧入固定し得る大きさで図示されない回路パタ
ーンに繋がる接続端子孔16bが形成されていると共
に、上記ボードロック金具124と対応するそれぞれの
位置には該ボードロック金具に対応する取付孔16cが
形成されている。
【0050】そこで、上記プラグコネクタ13を例えば
図示されない治具等を使用して矢印Eの如く該回路基板
16に搭載すると、先ずボードロック金具124の上記
取付孔16cへの挿入で該プラグコネクタ13が位置決
めされるが、その後のプラグコネクタ13の更なる圧入
で該プラグコネクタ13を該回路基板16に実装するこ
とができる。
【0051】従って、図31に示す如く、前述したジャ
ックコネクタ11を矢印Fのように該プラグコネクタ1
3に嵌合させることで、回路基板16と図示されない電
子装置とが接続/解除し得るコネクタ1′を図示のよう
に構成することができる。
【0052】かかるプラグコネクタ13を備えたコネク
タ1′では、プラグコネクタ13の上述したボードロッ
ク金具124によって該プラグコネクタ13が回路基板
16に対して固定化し得ると同時に、上記各回路基板固
着部131c,132cと回路基板16の図示されない
回路とが接触した状態になるので、各回路基板固着部ひ
いては各プラグ端子間の確実な接続を実現することがで
きる。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる従来のコ
ネクタ1や1′では、プラグコネクタの構成に端子列数
に対応する種類のプラグ端子が必要になる、各プラグ端
子のプラグ絶縁体への圧入固着に多くの工数がかかる、
端子列数の増加によって整列させる回路基板側接続部の
隣接間ピッチが小さくなって隣接端子間で短絡し易くな
る等、のことから生産性の向上を期待することができな
いと言う問題があった。
【0054】また、回路基板のプラグコネクタ搭載領域
の外側に外部接続端子や回路基板固着部を形成しなけれ
ばならず、結果的に回路基板としての電子デバイス搭載
領域が狭くなって顧客の回路基板に対する高密度実装要
求に対応しきれなくなることがあると言う問題があっ
た。
【0055】更に、プラグコネクタを回路基板に実装す
るには各プラグ端子の各外部接続端子や回路基板固着部
を同一平面上に整列させる必要があることから、場合に
よっては回路基板への実装時直前に外部接続端子や回路
基板固着部を同一面に整列させる等の修整を施さなけれ
ばならない場合があると言う問題もあった。
【0056】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一端がコン
タクトであり他端が絶縁体固着部である複数の端子と、
該端子のそれぞれを相手側コネクタと対応するように上
記絶縁体固着部で固着する絶縁本体とを備え、該絶縁本
体は、上記端子の固着領域と基板搭載面に設ける接続部
との間が該絶縁本体の表面に形成された導電パターンで
接続されてなる基板実装用コネクタによって解決され
る。
【0057】絶縁本体の端子固着孔に導電膜を形成する
と同時に、該導電膜に繋がる導電パターンを基板搭載面
まで延伸せしめた上でその端部を回路基板側の接続部と
すると、該接続部を二次元的に拡げて配置することがで
きる。
【0058】このことは、プラグ端子を列ごとに変える
必要がなくせると同時に回路基板側接続部の隣接間ピッ
チが拡大し得ることを意味し、また回路基板側接続部が
該絶縁本体の平面視領域内に位置するので該回路基板上
の他の電子デバイス搭載域が図26や図31の場合より
も拡げられることを示している。
【0059】そこで本発明では、図29のプラグ絶縁体
完成体125における固着孔123cの内壁面に導電膜
を設けると共に、該導電膜に繋がる導電パターンを該絶
縁本体123の表面を経由して上記基板載置面123
b″に延伸させたときの端部をはんだバンプ付基板接続
電極として所要のプラグ絶縁体を構成するようにしてい
る。
【0060】また、図31のプラグ絶縁体完成体135
における固着孔123cの内壁面に導電膜を設けると共
に、該導電膜に繋がる導電パターンを該絶縁本体123
の表面を経由して上記基板載置面123b″に延伸させ
たときの端部に該導電パターンに繋がる基板接続端子を
設けて所要のプラグ絶縁体を構成するようにしている。
【0061】このことは、基板搭載面123b″に位置
する上記はんだバンプ付基板接続電極や基板接続端子が
二次元的な拡がりを持って上記基板搭載面123b″に
配置し得ることから、隣接する端子間のピッチが大きく
できると同時に前述した第1及び第2の各プラグ端子に
外部接続端子や絶縁体固着部が不要となることから第1
及び第2の各プラグ端子が共通化し得ると同時に、上記
はんだバンプ付基板接続電極や基板接続端子が絶縁本体
の平面視領域内に位置させられることを意味する。
【0062】従って、プラグ端子種類の削減と回路基板
としての高密度実装及びはんだバンプ付基板接続電極間
や基板接続端子間の短絡抑制が同時に実現できるプラグ
コネクタを得ることができる。
【0063】
【発明の実施の形態】本発明に係わるプラグコネクタが
表面実装形の回路基板用コネクタである場合を例とする
図1は本発明になるコネクタを実装方法と共に説明する
図であり、図2は図1のプラグコネクタのプラグ端子を
説明する図、図3は図1のプラグコネクタのプラグ絶縁
体完成体を説明する図、図4は図1のプラグコネクタの
プラグ絶縁体を説明する図、図5は図4の絶縁本体への
導電膜と導電パターンの形成工程を説明する図、図6は
図1におけるプラグコネクタの組立方法を説明する図、
図7は図3のプラグ絶縁体完成体での導電パターンの引
回し応用例を説明する図である。
【0064】そして図8は図1のコネクタの第1の応用
例を説明する図であり、図9は図8のプラグコネクタの
プラグ絶縁体を説明する図、図10は図1のコネクタの
第2の応用例を説明する図、図11は図10のプラグコ
ネクタのプラグ端子を説明する図、図12は図10のプ
ラグコネクタのプラグ絶縁体を説明する図である。
【0065】また、本発明に係わるプラグコネクタが回
路基板貫通用の端子を備えた回路基板用コネクタである
場合を例とする図13は図1のコネクタの第3の応用例
を実装方法と共に説明する図であり、図14は図13の
プラグコネクタのプラグ絶縁体を説明する図、図15は
図13のプラグコネクタの基板接続端子を説明する図、
図16は図13のプラグコネクタのプラグ絶縁体完成体
の組立方法を説明する図である。
【0066】更に図17は図1のコネクタの第4の応用
例を説明する図であり、図18は図17におけるプラグ
コネクタの絶縁本体を説明する図、図19はプラグ絶縁
体形成時に使用するマスクを例示説明する図、図20は
図17におけるプラグ絶縁体を説明する図、図21は図
1のコネクタの第5の応用例を説明する図、図22は図
21におけるプラグコネクタの絶縁本体を説明する図、
図23は図21におけるプラグ絶縁体を説明する図、図
24は図22における絶縁本体の他の実施例を説明する
図、図25は図24における導電パターンの形成方法を
説明する図である。
【0067】なお図では、いずれも図26と図31で説
明したプラグコネクタに本発明を適用させる場合を例と
しているので、図26乃至図35と同じ対象部材や部位
には同一の記号を付すと共に、重複する説明については
それを省略する。
【0068】図1で本発明になるコネクタ3は、図26
で説明したジャックコネクタ11と本発明になるプラグ
コネクタ31とからなるものである。そしてこの場合の
該プラグコネクタ31は、複数のプラグ端子311と、
該各プラグ端子311を前記プラグコネクタ12と同様
の圧入による固着で二列に整列して植設するプラグ絶縁
体完成体312とからなるものである。
【0069】ここで前記プラグコネクタ12と同様に、
図2で上記プラグ端子311を、また図3乃至図5で上
記プラグ絶縁体312を先に説明する。プラグ端子を説
明する図2で、(2−1)は通常のプレス打ち抜き技術
で形成したときのブランク状態を、また(2−2)はプ
ラグ端子としての完成状態を示したものである。
【0070】すなわち図の(2−1)でプラグ端子31
1は、前述したピッチ“p1”で連結部材311′に櫛刃
状に繋がれた状態にある。そしてこの場合の該プラグ端
子311は、一端が上記ジャック端子111のジャック
コンタクト111aに対応するプラグコンタクト311
aで、該コンタクト311aに続いて絶縁体固着部31
1bが形成されているものであり、該絶縁体固着部31
1bの端部で上記連結部材311′に繋がれている。
【0071】なお上記絶縁体固着部311bは、その幅
方向両側辺に突出して設けたバルジ311b′によって
上記プラグ絶縁体312の後述する固着孔313aに固
着し得るようになっている。
【0072】そこで、上記プラグ端子311を上記絶縁
体固着部端部での折り曲げで連結部材311′から分離
することで、個々のプラグク端子311を(2−2)で
示すように得ることができる。
【0073】一方プラグ絶縁体完成体312は図3の
(3−1)に示す如く、プラグ絶縁体絶縁体313と図
26で説明したボードロック金具124とからなるもの
であり、図29で説明したプラグ絶縁体完成体125に
おける場合と同様に上記プラグ絶縁体313に設けられ
た後述する溝穴313eに上記ボードロック金具124
を圧入して固着させることで、(3−2)に示す如くプ
ラグ絶縁体312が構成されるようになっている。
【0074】この場合のプラグ絶縁体313の詳細を説
明する図4で、(4−1)はプラグ絶縁体を図26同様
に一部を断面視した全体斜視図であり、(4−2)は該
プラグ絶縁体を矢印d〜d′で切断した側面図、(4−
3)は(4−1)を下面側すなわち矢印D方向から見た
下面視平面図である。
【0075】すなわち図4でプラグ絶縁体313は、図
26で説明した絶縁本体123における端子固着孔12
3cの各内壁面123c′に例えば金 (Au) 等からなる
導電膜313aを形成すると共に、一端では該導電膜3
13aに繋がり該絶縁本体表面を経由した他端が基板搭
載面123b″に位置する金 (Au) 等からなる導電パタ
ーン313bを上記各端子固着孔毎に独立して形成した
ものである。
【0076】そして、上記基板搭載面123b″に位置
する基板接続電極313cは隣接間隔が大きくなるよう
に例えば図示の如くジグザグの千鳥状に配置されてお
り、更に該基板接続電極313cには該電極313cか
ら盛り上がるようにはんだバンプ313dが形成されて
いる。
【0077】なお該各はんだバンプ形成域の端子列方向
両端近傍に設けられている溝穴313eは、前記ボード
ロック金具124を圧入して固定するためのものであ
る。ここで、上記導電膜313aと導電パターン313
bの形成工程例を図5で順を追って説明する。
【0078】すなわち図5で、先ず図26で説明した絶
縁本体123の全面に第1の工程イとして所定厚さの銅
めっき層を通常の無電解銅めっき技術によって施すと、
該絶縁本体123を上下反転させて示した(5−1)の
如く該絶縁本体123の端子固着孔123cの内部にも
所要の銅めっきを施すことができる。
【0079】次いで第2の工程ロとしてで全面にレジス
トを塗布する。その後、第3の工程ハとして所要領域の
みをマスキングするが、このときに使用するマスク10
は図(5−2)に示す如く、上記絶縁本体123の基板
搭載面123b″を含む周壁外面と固着孔開口面123
c″とがカバーできるように折り曲げ成形された例えば
箱形の金属板からなるものである。
【0080】そして上記固着孔開口面123c″を覆う
底面10aには、上記端子固着孔123cと対応するそ
れぞれの位置に該固着孔123cより大きい端子孔10
bが形成されていると共に、上記基板搭載面123b″
を覆う壁面10cには上記孔10bと対応する数の電極
孔10dが形成され、且つ上記各端子孔10bと該各電
極孔10dの間は適当な間隔を保って配置されたスリッ
ト10eによって連結されている。
【0081】なお上記電極孔10dは隣接する電極との
間隔を大きくするために図示の如くジグザクの千鳥状に
配置されている。そこで、該マスク10を矢印Gのよう
に銅めっきされた上記絶縁本体123に被せてマスキン
グする。
【0082】次いで、第4の工程ニとして通常のフォト
リソグラフィ技術による露光・現像で必要とする領域す
なわち上記の端子孔10bと電極孔10d及びスリット
10eのレジストを除去するが、この場合の露光方向は
上記底面10aと壁面10cの各垂直2方向すなわち図
示“j1,j2" とする。
【0083】この時点で上記絶縁本体123 の端子固着孔
123cに侵入した上記レジストは除去されるので、表
面に無電解銅めっき層が形成された端子固着孔123c
を得ることができる。
【0084】続く第5の工程ホ乃至第7の工程トで、通
常の電解めっき技術によってそれぞれ所定厚さの銅めっ
き, ニッケルめっき, 金めっきを順次施す。更に、第8
の工程チでレジストを剥離除去した後、第9の工程リで
表面に露出する無電解銅めっ層をエッチング除去するこ
とで、各端子固着孔123cの表面に形成された導電膜
313aと基板搭載面123b″に形成された基板接続
電極313cとが導電パターン313bで繋がれた絶縁
本体を得ることができる。
【0085】その後、第10の工程ヌで上記基板接続電
極313cの領域に、例えば図示されない適当な大きさ
のはんだボールを押し付けた状態で、通常のはんだリフ
ロー技術等を経ることで該はんだボールを溶融させては
んだバンプ313dを形成することで、図4で示したプ
ラグ絶縁体313を得ることができる。
【0086】従って、図3で示すように前述したボード
ロック金具124を上記プラグ絶縁体313の溝穴31
3eに圧入して固定することで、所要のプラグ絶縁体完
成体312を構成することができる。
【0087】そこで図6で示す如く、上記プラグ絶縁体
完成体312の各端子固着孔312cに前述した連結部
材311′に繋がれた状態のプラグ端子311をプラグ
コンタクト側から矢印A1 のように一括して圧入固着し
た後に連結部材311′を切除することで、各プラグ端
子311と上記はんだパンプ313dが導電パターン3
13bで繋がれたプラグコネクタ31を図1に示すよう
に構成することができる。
【0088】一方かかるプラグコネクタ31に対応する
図1の回路基板17には、上記各はんだパンプ313d
と対応するそれぞれの位置に該各バンプ313dが載置
し得る大きさで図示されない回路パターンに繋がる接続
電極孔17aが形成されていると共に、上記ボードロッ
ク金具124と対応するそれぞれの位置には該ボードロ
ック金具に対応する取付孔17bが形成されている。
【0089】そこで、上記プラグコネクタ31を図示さ
れない治具等を使用して矢印Gの如く該回路基板17に
搭載すると、ボードロック金具124の上記取付孔11
7bへの挿入で該プラグコネクタ31の回路基板17に
対する位置決めが実現できるので、爾後の加熱等による
該プラグコネクタ31の実装作業が容易化し得るメリッ
トがある。
【0090】かかるプラグコネクタ31では、上記はん
だバンプ付基板接続電極が絶縁本体の領域に位置するの
で回路基板19の高密度実装化が実現できること、1種
類のプラグ端子で端子列数が複数のコネクタに適用でき
ること、等による生産性向上が実現できるメリットがあ
る。
【0091】また、プラグ絶縁体313の基板搭載面1
23b″に形成される基板接続電極313cの位置は導
電パターン313bによって任意に変えられるので、基
板接続電極間ひいてははんだパンプ間の間隔を図26で
説明したプラグコネクタ1よりも容易に大きくできると
共に該電極ひいてはパンプ自体が大径化できるので、端
子が高密度に配置されたコネクタに対しても隣接端子間
の短絡なしに確実に回路基板に実装できるメリットがあ
る。
【0092】更に上記はんだバンプ313dの高さを高
くして形成すると、回路基板への実装時の加熱による該
はんだバンプ313dの変形によってプラグ絶縁体31
3や回路基板17における反りや変形が吸収されて両者
間の確実な接続が確保できるメリットもある。
【0093】上記導電パターンの引回し応用例を示した
図7で、(7−1)はブラグ絶縁体を固着孔開口面12
3c″側から見た正面図であり、(7−2)は(7−
1)を下面側すなわち矢印D方向から見た下面視平面図
である。
【0094】すなわち図7でプラグ絶縁体315は、図
26で説明した絶縁本体123における固着孔123c
の各内壁面123c′に例えば金 (Au) 等からなる導電
膜313aを形成すると共に、該絶縁本体123表面の
固着孔開口面123c′と基板搭載面123b″とに一
端では上記導電膜313aに繋がり他端が該基板搭載面
123b″に位置する金 (Au) 等からなる導電パターン
315aを各固着孔毎に独立して形成したものである。
【0095】そして上記導電膜313aに繋がるこの場
合の上記導電パターン315aは、一旦端子列方向に平
行配置されてから上記基板搭載面123b″側に誘導さ
れており、その他端の基板接続電極315bは該基板搭
載面123b″の一部の所定領域に集中して配置されて
いる。
【0096】そして上記基板搭載面123b″に位置す
る基板接続電極315bは隣接間隔が大きくなるように
例えば図示の如くジグザグの千鳥状に配置されており、
更に各基板接続電極315bには該電極から盛り上がる
ように前述したはんだバンプ313dが形成されてい
る。
【0097】そして上記導電パターン315aと基板接
続電極315bは、図5で説明したマスク10を該導電
パターン315aと基板接続電極315bに対応させた
上で、図5同様の工程を経ることで図5で説明したよう
に形成することができる。
【0098】なお該各はんだバンプ形成域の端子列方向
両端近傍に設けられている溝穴313eは、前記ボード
ロック金具124を圧入して固定するためのものであ
る。かかるプラグ絶縁体315では、基板搭載面123
b″における上記基板接続電極315bひいてははんだ
バンプ313dと導電パターン315aとの形成域が一
部の所定領域に集中しているので、例えば該バンプや導
電パターンの形成域を除く領域に回路基板の回路パター
ンを形成する等、回路基板としての利用域が拡大されて
更なる生産性向上を期待することができる。
【0099】本発明になるコネクタの第1の応用例を示
した図8で、コネクタ4は図26で説明したジャックコ
ネクタ11と本発明になるプラグコネクタ41とからな
るものである。
【0100】そしてこの場合のプラグコネクタ41は、
複数の上述したプラグ端子311と、該プラグ端子31
1を図6同様の圧入による固着で植設するプラグ絶縁体
完成体411とで構成されている。
【0101】この内プラグ絶縁体完成体411は図に示
す如く、プラグ絶縁体412と図26で説明したボード
ロック金具124とからなるものである。そしてこの場
合のプラグ絶縁体412を図4同様に示して説明する図
9で、(9−1)は該プラグ絶縁体412を図17同様
に一部を断面視した全体斜視図であり、(9−2)は該
プラグ絶縁体を矢印d〜d′で切断した側面図、(9−
3)は(9−1)を下面側すなわち矢印D方向から見た
下面視平面図である。
【0102】すなわち図でプラグ絶縁体412は、図4
で説明したプラグ絶縁体313の基板搭載面123b″
と固着孔開口面123c″における固着孔123cと基
板接続電極313cを含む導電パターン形成領域が、該
各面123b″,123c″より沈んだ凹の段差面41
2aに形成されているものである。
【0103】そこで、上記凹の段差面412aに対応す
るように形成した図5同様のマスクを使用して図5で説
明した工程を経ることで、固着孔123cに導電膜31
3aが形成された導電パターン313bを該凹の段差面
412a上に図4同様に形成することができるのでその
基板接続電極313cに前述したはんだバンプ313d
と同様のはんだバンプ313d′を上記基板搭載面12
3b″から突出する高さに形成することで、所要のプラ
グ絶縁体412を図示のように得ることができる。
【0104】従って、続いて上記ボードロック金具12
4を図3で説明したように圧入してプラグ絶縁体完成体
411を構成した後、図6で説明したように上記プラグ
端子311を圧入して固着せしめることで、所要のプラ
グコネクタ41を図8で示すように構成することができ
る。
【0105】かかるプラグコネクタ41では、少なくと
も導電パターン313bが基板搭載面123b″と固着
孔開口面123c″から沈んだ凹の段差面に位置してい
るので、該導電パターンが予期しない外力等から保護で
きるメリットがあると同時に、該段差面領域を例えば樹
脂等でカバーすることで外部雰囲気からも保護し得るメ
リットがある。
【0106】なお上記はんだバンプ313d′の高さを
大きくして形成すると、回路基板への実装時の加熱によ
る該はんだバンプ313d′の変形によって絶縁本体4
12や回路基板17における反りや変形が吸収されて両
者間の確実な接続が確保できるメリットがあることは上
述したプラグコネクタ31の場合と同様である。
【0107】また本発明になるコネクタの第2の応用例
を示した図10で、コネクタ5は図26で説明したジャ
ックコネクタ11と本発明になるプラグコネクタ51と
からなるものである。
【0108】そしてこの場合のプラグコネクタ51は、
複数のプラグ端子511と、該各プラグ端子511を図
6同様の圧入による固着で植設するプラグ絶縁体完成体
512とで構成されており、更に該プラグ絶縁体完成体
512はプラグ絶縁体513とボードロック金具124
とからなっている。
【0109】この内プラグ端子511は図11に示す如
く、丸ピン状で絶縁体固着部511aの領域には周辺に
突出する突起511bが形成されているものである。ま
たプラグ絶縁体513を説明する図12で、、(12−
1)は該プラグ絶縁体を一部を断面視して示した全体斜
視図であり、(12−2)は(12−1)を矢印d〜
d′で切断した側面図、(12−3)は(12−1)を
下面側すなわち矢印D方向から見た下面視平面図であ
る。
【0110】すなわち図でプラグ絶縁体513は、図4
で説明したプラグ絶縁体313における絶縁本体123
をその固着孔123cのみを上記プラグ端子511の絶
縁体固着部511aに対応する大きさの丸形固着孔51
4aに変えた絶縁本体514に、図5で説明したマスク
10の端子孔10bのみを上記丸形固着孔513aに対
応する端子孔に変えたマスクを使用して図5で説明した
工程を経ることで、該丸形固着孔514aに形成された
導電膜313aと基板搭載面123b″上の基板接続電
極313cとに繋がる導電パターン313bを図4同様
に形成することができるので、その基板接続電極313
cに前記はんだバンプ313dを設けることで、所要の
プラグ絶縁体513を図示のように得ることができる。
【0111】従って、該プラグ絶縁体513に図3で説
明したように前記ボードロック金具124を圧入して図
示されないプラグ絶縁体完成体512を構成した後、図
6で説明したように上記プラグ端子511を圧入して固
着せしめることで、所要のプラグコネクタ51を図10
で示すように構成することができる。
【0112】かかる構成になるプラグコネクタ51で
は、絶縁本体514に形成される上記丸形固着孔514
aをプラグ端子511の絶縁体固着部511aに合致さ
せるだけで如何なる太さのピン状プラグ端子にも適用し
得るメリットがある。
【0113】図13で本発明になるコネクタの第3の応
用例を説明する図13でコネクタ6は、前記ジャックコ
ネクタ11と本発明になるプラグコネクタ61とからな
るものである。
【0114】そしてこの場合の該プラグコネクタ61
は、複数の前述したプラグ端子311と、該プラグ端子
311を図6同様の圧入による固着で植設するプラグ絶
縁体完成体611とで構成されている。
【0115】そしてこの場合の上記プラグ絶縁体完成体
611は、プラグ絶縁体612と、上記プラグ端子31
1と同数の図示されない基板接続端子613と、前記ボ
ードロック金具124とからなるものであるが、先に図
14でプラグ絶縁体612を説明し、また図15で基板
接続端子613を説明する。
【0116】すなわちプラグ絶縁体612を説明する図
14で、(14−1)は図17同様に一部を断面視した
全体斜視図であり、(14−2)は(14−1)を矢印
d〜d′で切断した側面図、(14−3)は(14−
1)を下面側すなわち矢印D方向から見た下面視平面図
である。
【0117】すなわち図14でプラグ絶縁体612は、
図4のプラグ絶縁体313の基板搭載面123b″にお
ける基板接続電極313cの領域のみを、(14−2)
で示す如く、内面に導電膜612aが形成された溝穴6
12bに変えたものであり、その他は上記プラグ絶縁体
313と同等である。
【0118】そしてこの場合の該溝穴612bにおける
導電膜612aは、図5で説明したマスク10の電極孔
10dを上記溝穴612bの開口面積より僅かに大きい
端子孔に変えた上で該図5で説明した工程を経ること
で、上記プラグ絶縁体313における端子固着孔123
cへの導電膜と同時に形成することができる。
【0119】なお、該各溝穴612bの端子列方向両端
近傍に設けられている溝穴313eは、前記ボードロッ
ク金具124を圧入して固定するためのものである。一
方上記の基板接続端子を例示説明する図15で、(15
−1)は斜視図であり、(15−2)は(15−1)を
矢印e〜e′で切断した断面図である。
【0120】すなわち基板接続端子613は、一端が上
記プラグ絶縁体612の上述した溝穴612bへの圧入
で該絶縁体612に固着し得る大きさの絶縁体固着部6
13aで、該固着部613aに続く領域が基板接続部6
13bに形成されているものである。
【0121】そしてこの場合の基板接続部613bは、
断面視した(15−2)に示す如く、厚さ方向片側から
の部分的押圧で僅かに変形させたものであり、例えば該
基板接続部613bに対応する大きさの溝孔に圧入した
ときの幅方向両側からの押圧による弾力的変形で、該基
板接続部613bひいては該基板接続端子613が上記
溝孔に対して着脱し得るものである。
【0122】そこで、図16の(16−1)に示す如
く、上記基板接続端子613を矢印 k 1,k2……のように
上記プラグ絶縁体612の各溝穴612bに圧入して固
着せしめると共に、前記ボードロック金具124を矢印
m1,m2の如く該絶縁体612の溝穴313eに圧入して
固定させることで、基板搭載面123b″に上記基板接
続端子613とボードロック金具124とが突出して植
設固定された所要のプラグ絶縁体完成体611を(16
−2)で示したように得ることができる。
【0123】次いで、図6と同様に上記プラグ絶縁体完
成体611の各端子固着孔123cに前述した連結部材
311′に繋がれたプラグ端子311を一括して圧入固
着した後に連結部材311′を切除することで、各プラ
グ端子311と上記基板接続端子613とが導電パター
ン313bで繋がれたプラグコネクタ61を図13に示
すように構成することができる。
【0124】一方かかるプラグコネクタ41に対応する
図13の回路基板18には、上記各基板接続端子613
と対応するそれぞれの位置に上記基板接続部613bの
圧入で該プラグコネクタ61が装着し得る大きさで図示
されない回路パターンに繋がる接続端子孔18aが形成
されていると共に、上記ボードロック金具124と対応
するそれぞれの位置には該ボードロック金具に対応する
取付孔18bが形成されている。
【0125】そこで、上記プラグコネクタ61を図示さ
れない治具等を使用して矢印Gの如く該回路基板18に
搭載すると、ボードロック金具124の上記取付孔18
bへの挿入で該プラグコネクタ61が回路基板18に対
して位置決めできるが、更なる該プラグコネクタ61の
押下で上記基板接続端子613の基板固着部613bが
回路基板18の接続端子孔18aに圧入されることか
ら、該プラグコネクタ61の回路基板18に対する実装
を実現することができる。
【0126】かかるプラグコネクタ61では、図1で説
明したプラグコネクタ31のはんだパンプ313dを上
記基板接続端子613に変えただけであるため、図1で
説明したプラグコネクタ3と同等の効果を有するプラグ
コネクタを容易に実現することができる。
【0127】なお、上記基板接続端子613を図7で説
明した基板接続電極315bと同様に基板搭載面123
b″の両端近傍領域の如く一部に集中して配置すること
で、回路基板としての利用域が拡大されて更なる生産性
向上が期待できることは前述した通りである。
【0128】また上記はんだバンプ313d′の高さを
大きくして形成すると、回路基板への実装時の加熱によ
る該はんだバンプ313d′の変形によって絶縁本体4
12や回路基板17における反りや変形が吸収されて両
者間の確実な接続が確保できるメリットがあることは上
述したプラグコネクタ31の場合と同様である。
【0129】本発明になるコネクタの第4の応用例を示
した図17で、コネクタ7は図26で説明したジャック
コネクタ11と本発明になるプラグコネクタ71とから
なるものである。
【0130】そしてこの場合のプラグコネクタ71は、
複数の前述したプラグ端子311と、該プラグ端子31
1を図6同様の圧入による固着で植設するプラグ絶縁体
完成体711とで構成されている。
【0131】そしてプラグ絶縁体完成体711が図に示
す如く、本発明に係わるプラグ絶縁体712と図26で
説明したボードロック金具124とからなるものである
ことは前述したプラグコネクタ81や図1で説明したプ
ラグコネクタ31の場合と同様である。
【0132】なおこの場合のプラグ絶縁体712は、図
29で説明した絶縁本体123とほぼ同様の形状をなす
絶縁本体713に図4で説明した導電膜313aと導電
パターン313bと基板接続電極313cとをパターン
形成したものである。
【0133】上記絶縁本体713を説明する図18で、
(18−1)は該絶縁本体を図26同様に一部を断面視
した斜視図であり、(18−2)は(18−1)を基板
搭載面側から見た全体図である。
【0134】なお(18−1)における(a)は、該絶
縁本体の発明に係わる基板接続電極の領域を基板搭載面
側がらみて拡大視したものであり、また(b)は該基板
接続電極の領域を断面視したものである。
【0135】すなわち図で絶縁本体713は、図4で説
明したプラグ絶縁体313における絶縁本体すなわち図
29で説明した絶縁本体123の基板接続電極313c
を形成する電極形成領域313c′の周囲に、該基板接
続電極313cに繋がる導電パターン313bのパター
ン形成領域313b′だけが切れたC形突起713aを
追加して形成したものであり、その他の領域は上記絶縁
本体123と等しく形成されているものである。
【0136】そして該C形突起712aの高さ“n2
は図4におけるハンダバンプ313dの高さ“n1 ”よ
りも低くなっている。一方かかる絶縁本体713に図5
同様の工程で導電膜と導電パターンを形成するときに使
用するマスクを説明する図19で、(19−1)は図5
におけるマスク10同様に示した斜視断面図であり、
(19−2)はその電極孔領域を矢印e〜e′で切断し
た断面図である。
【0137】すなわち図19で上記絶縁本体713に適
用させるこの場合のマスク10-1は、図5で説明したマ
スク10における電極孔10dの周囲に、上記絶縁本体
713におけるC形突起712aの外形をカバーする大
きさで上記C形突起712aの高さ“k2 ”に対応する
高さで外側に押し出された台形状突起10fを押し出し
成形したものである。
【0138】そして該マスク10-1を図5の場合と同様
に上記絶縁本体713に被せたときに、該マスク10-1
の上記台形状突起10fが該絶縁本体713のC形突起
712a上に位置するようになっている。
【0139】そこで、該マスク10-1を絶縁本体713
に図5同様に被せた状態で図5で説明した工程を踏ませ
ることで、上記C形突起712aの内部に基板接続電極
313cが形成されたプラグ絶縁体712を、図4同様
に全体斜視図(20−1)と断面図(20−2)と回路
搭載面側底面図(20−3)とで示した図20のように
構成することができる。
【0140】以後、図3で説明したボードロック金具1
24を図3の場合と同様に上記プラグ絶縁体711に装
着してプラグ絶縁体完成体711を構成し、更に上記プ
ラグ端子311を前述したように固着せしめることで、
所要のプラグコネクタ71を図17で示すように構成す
ることができる。
【0141】かかるプラグコネクタ71では、前述した
はんだバンプ313dが上記C形突起712aで囲まれ
て位置するので、該はんだバンプ形成時のはんだボール
の位置決めが容易となり、結果的に生産性が向上できる
メリットがある。
【0142】更に上記C形突起713aが回路基板17
に対する間隔を位置決めすることになるので、プラグコ
ネクタ71としての回路基板17に対する実装信頼性が
向上できるメリットがある。
【0143】本発明になるコネクタの第5の応用例を示
した図21で、コネクタ8は図26で説明したジャック
コネクタ11と本発明になるプラグコネクタ81とから
なるものである。
【0144】そしてこの場合のプラグコネクタ81も、
複数の前述したプラグ端子311と、該プラグ端子31
1を図6同様の圧入による固着で植設するプラグ絶縁体
完成体811とで構成され、また該プラグ絶縁体完成体
811が本発明に係わるプラグ絶縁体812と図26で
説明したボードロック金具124からなっている。
【0145】この場合のプラグ絶縁体812を構成する
絶縁本体813を図18同様に説明する図22で、(2
2−1)は該絶縁本体を一部を断面視した斜視図であ
り、(22−2)は(22−1)を基板搭載面側から見
た全体図である。
【0146】なお(22−1)における(a)は、図1
7同様に該絶縁本体の発明に係わる基板接続電極の領域
を基板搭載面側がらみて拡大視したものであり、また
(b)は該基板接続電極の領域を断面視したものであ
る。
【0147】すなわち図で絶縁本体813は、図18で
説明したパターン形成領域313b′の電極形成領域3
13c′近傍に、該パターン形成領域とほぼ等しい幅の
凹穴813aをはんだ溜まり穴として追加形成したもの
であり、その他の領域は前記絶縁本体123と等しく形
成されているものである。
【0148】そこでかかる絶縁本体813に図5同様の
工程を経ることで、上記の電極形成領域313c′とパ
ターン形成領域313b′と凹穴812aとに導電バタ
ーンが形成されたプラグ絶縁体812を、図20同様に
全体斜視図(23−1)と断面図(23−2)と回路搭
載面側底面図(23−3)とで示した図23のように構
成することができる。
【0149】以後、前記ボードロック金具124を上記
プラグ絶縁体812に装着してプラグ絶縁体完成体81
2を構成し更に上記プラグ端子311を固着せしめるこ
とで、所要のプラグコネクタ81を図21で示したよう
に構成することができる。
【0150】かかるプラグコネクタ81では、前述した
回路基板17への実装時に溶融するはんだバンプ313
dの該回路基板に対する余剰分が上記凹穴812aに流
れ込むので、結果的に溶融はんだの基板接続電極313
cや導電パターン313bからのはみ出しが抑制できて
隣接パターン間ひいては隣接端子間の短絡がなくせるメ
リットがある。
【0151】また、溶融するはんだバンプの上記導電パ
ターン313bに沿った逆流による基板接続電極313
cにおけるはんだ量の減少も抑制できるメリットがあ
る。なお図18で説明したC形突起713aと上述した
凹穴813aとを同一の絶縁本体に形成すると、はんだ
バンプ313dの形成容易化と、溶融はんだの導電パタ
ーン313b上の逆流による基板接続電極313cでの
はんだ量減少の抑制とが同時に実現できるメリットがあ
る。
【0152】上記のはんだバンプの導電パターンに沿っ
た逆流を抑制する他の手段を備えたプラグ絶縁体を説明
する図24で、(24−1)は一部断面視した全体斜視
図であり、(24−2)は(24−1)を基板搭載面側
から見た底面図である。
【0153】すなわち図24でこの場合のプラグ絶縁体
815は、前記絶縁本体123に図4で説明した工程で
形成された導電パターン313bの基板接続電極313
c近傍の例えば図22で説明した絶縁本体813におけ
る凹穴813aと対応する領域の表面が、はんだ濡れ性
に乏しい金属層815aで覆われてなるものである。
【0154】そしてこの場合の金属層815aがニッケ
ルめっき層である場合を例としてその形成方法を説明す
る図25で、(a)は該金属層近傍を拡大して平面視し
た図であり、(b)は該(a)を矢印f〜f′で切断し
た断面図である。
【0155】また、(1)は上記絶縁本体123に図5
で説明した工程へでニッケルめっき処理を施した状態を
示し、(2)はレジスト塗布工程を、また(3)は図5
における工程で金めっき処理を施してから上記レジス
トを除去した状態をそれぞれ示したものである。
【0156】すなわち図25の(1)で、上記絶縁本体
123の導電パターン領域と基板接続電極領域の表面に
は、上記工程へによるニッケルめっき層815a′が形
成されている。
【0157】そこで、図5のロ工程で使用したレジスト
と同じレジストRを、例えば(2)に示す如く上記基板
接続電極領域と沿うように帯状に塗布する。次いで、図
5における工程トで金めっき層815b″を形成する
と、上記レジストRの領域のみは金めっきされることが
ない。
【0158】その後、図5における工程チで上記のレジ
ストRを工程ロで該絶縁本体123の表面に塗布されて
いるレジストと共に除去することで、上記レジストRの
領域のみに露出したニッケルめっき層815a′ひいて
は所要の金属層815aが形成されたプラグ絶縁体81
5を(3)ひいては図24に示すように構成することが
できる。
【0159】かかる金属層815aを有するプラグ絶縁
体815で構成されたプラグコネクタでは、基板接続電
極313cに形成されているはんだバンプ313dが溶
融してもはんだ濡れ性に乏しい上記ニッケルめっき層8
15a′によって遮断されるので、溶融はんだが導電パ
ターン313b上を逆流することがなくなって基板接続
電極313cにおけるはんだ量の減少が抑制できるメリ
ットがある。
【0160】なお図18で説明したC形突起713aと
上述した金属層815aとを同一の絶縁本体に形成する
と、はんだバンプ313dの形成容易化と、溶融はんだ
の導電パターン313b上の逆流による基板接続電極3
13cでのはんだ量減少の抑制とが同時に実現できるこ
とは明らかである。
【0161】
【発明の効果】上述の如く本発明により、接続端子の共
通化による端子種類削減と回路基板への実装作業の容易
化との実現で生産性向上を図った基板実装用コネクタを
提供することができる。
【0162】なお本発明の説明では本発明をプラグコネ
クタに適用させた場合を例としているが、ジャックコネ
クタに本発明を適用させても同等の効果が得られること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタを実装方法と共に説明
する図。
【図2】 図1のプラグコネクタのプラグ端子を説明す
る図。
【図3】 図1のプラグコネクタのプラグ絶縁体完成体
を説明する図。
【図4】 図1のプラグコネクタのプラグ絶縁体を説明
する図。
【図5】 図4の絶縁本体への導電膜と導電パターンの
形成工程を説明する図。
【図6】 図1におけるプラグコネクタの組立方法を説
明する図。
【図7】 図3のプラグ絶縁体完成体での導電パターン
の引回し応用例を説明する図。
【図8】 図1のコネクタの第1の応用例を説明する
図。
【図9】 図8のプラグコネクタのプラグ絶縁体を説明
する図。
【図10】 図1のコネクタの第2の応用例を説明する
図。
【図11】 図10のプラグコネクタのプラグ端子を説
明する図。
【図12】 図10のプラグコネクタのプラグ絶縁体を
説明する図。
【図13】 図1のコネクタの第3の応用例を実装方法
と共に説明する図。
【図14】 図13のプラグコネクタのプラグ絶縁体を
説明する図。
【図15】 図13のプラグコネクタの基板接続端子を
説明する図。
【図16】 図13のプラグコネクタのプラグ絶縁体完
成体の組立方法を説明する図。
【図17】 図1のコネクタの第4の応用例を説明する
図。
【図18】 図17におけるプラグコネクタの絶縁本体
を説明する図。
【図19】 プラグ絶縁体形成時に使用するマスクを例
示説明する図。
【図20】 図17におけるプラグ絶縁体を説明する
図。
【図21】 図1のコネクタの第5の応用例を説明する
図。
【図22】 図21におけるプラグコネクタの絶縁本体
を説明する図。
【図23】 図21におけるプラグ絶縁体を説明する
図。
【図24】 図22における絶縁本体の他の実施例を説
明する図。
【図25】 図24における導電パターンの形成方法を
説明する図。
【図26】 従来のコネクタを回路基板への実装方法と
共に説明する図。
【図27】 図26のプラグコネクタの第1のプラグ端
子を説明する図。
【図28】 図26のプラグコネクタの第2のプラグ端
子を説明する図。
【図29】 図26のプラグコネクタのプラグ絶縁体完
成体を説明する図。
【図30】 図26のプラグコネクタの組立方法を説明
する図。
【図31】 従来の他のコネクタを実装方法と共に説明
する図。
【図32】 図31のプラグコネクタの第1のプラグ端
子を説明する図。
【図33】 図31のプラグコネクタの第2のプラグ端
子を説明する図。
【図34】 図31のプラグコネクタのプラグ絶縁体完
成体を説明する図。
【図35】 図31のプラグコネクタの組立方法を説明
する図。である。
【符号の説明】
3,4,5,6,7,8 コネクタ 10,10-1 マスク 10a 底面 10b 端子孔 10c 壁面 10d 電極孔 10e スリット 10f 台形状突起 11 ジャックコネクタ 17 回路基板 17a 接続電極 17b 取付孔 18 回路基板 18a 接続端子孔 18b 取付孔 31,41,51,61,71,81 プラグコネク
タ 123,514 絶縁本体 123a 端子配置領域 123b 周壁 123b″ 基板搭載面 123c 端子固着孔 123c′ 内壁面 123c″ 固着孔開口面 124 ボードロック金具 311 プラグ端子 311′ 連結部材 311a プラグコンタクト 311b 絶縁体固着部 311b′ バルジ 312,411,512,611 プラグ絶縁体完
成体 313,315,412,513,612 プラグ絶
縁体 313a,612a 導電膜 313b,315a 導電パターン 313b′ パターン形成領域 313c 基板接続電極 313c′ 電極形成領域 313d,313d′ はんだバンプ 313e 溝穴 315b 基板接続電極 412a 凹の段差面 511 プラグ端子 511a 絶縁体固着部 514a 丸形固着孔 612b 溝穴 613 基板接続端子 613a 絶縁体固着部 613b 基板接続部 711 プラグ絶縁体完成体 712 プラグ絶縁体 713 絶縁本体 713a C形突起 811 プラグ絶縁体完成体 812 ブラグ絶縁体 813 絶縁本体 813a 凹穴 815 プラグ絶縁体 815a 金属層 815a′ ニッケル層 815a″ 金層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がコンタクトで他端が絶縁体固着部
    である複数の端子と、該端子のそれぞれを相手側コネク
    タと対応するように上記絶縁体固着部で固着する絶縁体
    とを備え、 該絶縁体は、上記端子の固着領域と基板搭載面に設ける
    接続部との間が該絶縁体の表面に形成された導電パター
    ンで接続されてなることを特徴とする基板実装用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接続部が、 前記基板搭載面に設けられた基板接続電極に形成された
    はんだバンプであることを特徴とする基板実装用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の接続部が、 前記絶縁体に固着された基板固着端子であることを特徴
    とする基板実装用コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の導電パターンが、 前記絶縁体表面からの凹の段差面に形成されていること
    を特徴とする基板実装用コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の基板接続電極が、 請求項1記載の基板搭載面の一部に集中して配置されて
    いることを特徴とする基板実装用コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の基板接続電極が、 該基板接続電極に繋がる導電パターンの領域を除く周囲
    に、はんだパンプの高さを越えない高さの絶縁材からな
    るC形突起を備えていることを特徴とする基板実装用コ
    ネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の基板接続電極が、 該基板接続電極に繋がる導電パターンの該基板接続電極
    近傍に、はんだ溜まり穴としての凹穴を備えていること
    を特徴とする基板実装用コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の基板接続電極が、 該基板接続電極に繋がる導電パターンの該基板接続電極
    近傍の表面に、はんだ濡れ性に乏しい金属層を備えてい
    ることを特徴とする基板実装用コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の金属層が、 ニッケル層であることを特徴とする基板実装用コネク
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の基板固着端子が、 請求項1記載の基板搭載面の一部に集中して配置されて
    いることを特徴とする基板実装用コネクタ。
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