JP3699427B2 - 人力移動式散布機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人力移動式散布機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畑や果樹園等で防除剤や肥料等の散布を効率的に行うための散布機の一種として、例えば、手押し車式の台車に、散布物容器と散布装置とを搭載した、人力移動操作式の散布機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来提案されているものは、操向操作がしにくかったり、移動時の安定性が悪かったりして、未だ実用性が十分であるとは言い難かった。
【0004】
本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされたもので、操向操作がし易く、移動時の安定性も良好な、人力移動式散布機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る人力移動式散布機は、m期が自由に変わり得る遊転自在な単一の前輪と、遊転自在な左右一対の後輪と、で支持された台車と、該台車の前輪付近に接続されて歩行操作者が前方で引き操作する引き操作時姿勢と前記台車の後方で押し操作する押し操作時姿勢とに姿勢変更可能とされたハンドルと、前記左右一対の後輪同士の間に重心の位置を低くして配置された散布物容器と、該散布物容器内の散布物をマウントノズル及び手持ノズルへ切換操作するノズル切換操作部材と、ポンプと、該ポンプを駆動する原動機と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
前記歩行操作者は、前記ハンドルで、前記台車の前方への引き操作および操向操作を行いながら、前記散布物容器内の前記散布物を、前記散布装置で散布する。前記前輪は、向きが自由に変わり得る遊転自在な単一の車輪である。このため、前記歩行操作者による前記ハンドルの引き方向の変化に瞬時に対応して、前記前輪の向きが変わるので、操向操作性が良好となる。さらに、前記ハンドルが、前記台車の前方へ向けて延びた引き操作時姿勢と、前記台車の後方へ向けて延びた押し操作時姿勢との姿勢変更することができるため、前記ハンドルの姿勢を、前記引き操作時姿勢から前記押し操作時姿勢に変更すれば、前記歩行操作者は、前記ハンドルで前記台車を後方から前方へと押しながら移動させることができる。このため、作業現場の状況等に応じて、最適な操作方法を選択でき、操作性が一層向上する
【0007】
また、重量物である前記散布物容器は、前記左右一対の後輪同士の間に、散布物収容状態での重心位置を低くして配置されているので、前記散布物容器の支持安定性がよく、したがって、畑等の不整地においても、前記台車の移動時の安定性が良好となる。さらに、前記歩行操作者は、ノズル切換操作部材を操作することにより、前記マウントノズルからの散布と、前記手持ノズルからの散布とを、必要に応じて、選択して行うことができる。このため、作業現場の状況に応じた適切な散布を行うことができる。
【0008】
好適な実施の一形態として、前記散布物容器の前記重心を、前記左右一対の後輪の付近に位置させたものとすることもできる(請求項2)。このようにすれば、前記前輪に掛かる前記散布物容器の荷重がごく小さくなるので、前記台車の操向操作性が一層良好となり、好適である。
【0009】
好適な実施の一形態として、前記左右一対の後輪が、互いに分離された左右一対の後車軸を備え、該左右一対の後車軸同士の間の空間を利用して、前記散布物容器の重心の位置を低くしたものとすることもできる(請求項3)。このようにすれば、前記散布物容器の形状や構造に大きな変更を加えることなく、前記左右一対の後輪間に、重心の位置を可及的に低くして、前記散布物容器を配置することができる。
【0010】
好適な実施の一形態として、前記ハンドルを、前記台車に対して上下揺動自在に接続したものとすることもできる(請求項4)。このようにすれば、前記歩行操作者による前記ハンドルの引き操作時に、該ハンドルと前記台車との間の相対角度が上下に変化し得るので、前記台車の引き操作がし易くなり、好適である。
【0011】
好適な実施の一形態として、前記ハンドルを前記歩行操作者に連結するための連結部材を備えたものとすることもできる(請求項5)。この場合、該連結部材を用いて前記ハンドルを前記歩行操作者の体に連結しておけば、該歩行操作者が前記台車を引っ張り移動させる時に、両方の手が自由となるので、空いている手で前記歩行操作者が様々な作業をし易くなり、好適である。
【0012】
好適な実施の一形態として、前記ハンドルを長さ調節自在とすることもできる(請求項6)。このようにすれば、前記ハンドルの長さを前記歩行操作者が操作し易い長さに設定できるので、操作性が一層良好となる。
【0014】
好適な実施の一形態として、前記左右一対の後輪の外側に、追加車輪が着脱可能に構成されたものとすることもできる(請求項)。このようにすれば、例えば、走行路の左右幅が広い作業現場では、前記後輪をダブルタイヤとして、前記台車の走行安定性を一層向上せしめることができる。
【0015】
好適な実施の一形態として、前記左右一対の後輪の間隔を調整可能とすることができる(請求項)。このようにすれば、畝間の広さ等、作業現場の状況に応じて、前記左右一対の後輪の間隔を広げたり狭めたりして使用することにより、与えられた作業条件の下で前記台車の移動時の安定性を極大にすることができて、好適である。
【0016】
好適な実施の一形態として、前記散布装置を制御するための操作部材を、前記歩行操作者が手元で操作し易いように、前記ハンドルのグリップ部の近くに配設したものとすることもできる(請求項)。このようにすれば、前記歩行操作者は、前記グリップ部を握ったままで前記操作部材を操作して、前記散布装置を制御することができるので、使い勝手がよく、作業性も良好となり、好適である。
【0017】
好適な実施の一形態として、前記歩行操作者が手に持って散布するための手持式散布部材と、該手持式散布部材を使用しない場合に該手持式散布部材を支持せしめるための支持部材と、を備え、該支持部材が、前記歩行操作者の手元で前記手持式散布部材の着脱をし易いように、前記ハンドルのグリップ部近くに配設されたものとすることもできる(請求項10)。このようにすれば、前記歩行操作者は、前記グリップ部を握ったままで、前記支持部材に対する前記手持式散布部材の着脱ができるので、使い勝手がよく、作業性も良好となり、好適である。
【0019】
好適な実施の一形態として、前記ポンプを駆動するための内燃エンジンと、該内燃エンジンを制御するためのスロットル操作部材及びエンジン停止操作部材と、を備え、前記スロットル操作部材、前記エンジン停止操作部材及び前記ノズル切換操作部材のいずれもが、前記歩行操作者が手元で操作し易いように、前記ハンドルのグリップ部近くに配設されたものとすることもできる(請求項11)。このようにすれば、前記歩行操作者は、前記グリップ部を握ったままで、前記内燃エンジンの制御操作及び散布態様の切換操作を行うことができるので、使い勝手が良く、作業性も良好となり、好適である。
【0020】
好適な実施の一形態として、前記散布物容器の前記左右一対の後輪に対向する左右の側面に、その変形を防止するためのリブが形成されたものとすることもできる(請求項12)。このようにすれば、前記散布物容器の左右の側面の強度が高まるので、収容された散布物の荷重により、前記左右の側面が外方へ向けて変形してしまう等の問題がない。よって、前記散布物容器と、前記左右一対の後輪とを、互いに可及的に接近せしめて配置することができるので、前記人力移動式散布機の左右幅の狭小化に貢献できる利点がある。
【0021】
また、前記リブは、前記散布物容器が、例えば、プラスチックのブロー成形品である場合には、ブロー成形後の自然冷却工程における前記左右の側面の変形の防止にも貢献する。
【0023】
このようにすれば、前記台車の移動時の安定性および操向操作性の向上の観点から、前記台車上における重量配分が最適なものとなり、好適である。
【0024】
好適な実施の一形態として、前記台車の前後に、前記人力移動式散布機を持ち上げて運ぶための取っ手を備えたものとすることもできる(請求項13)。このようにすれば、必要に応じて、前記人力移動式散布機を容易に持ち上げて運ぶことができ、好適である。なお、取っ手は、前記台車に直接形成されたものであっても良いし、前記散布物容器等、前記台車上に固定されている部材に取着されたものであっても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施の形態に係る人力移動式散布機の右側面図、図2は、図1のII−II矢視断面図、図3は、図1の散布機の使用方法の一例を示す右側面図である。
【0027】
図1に示すように、本実施の形態に係る人力移動式散布機1は、機体左右方向の中央に位置せしめたキャスタ式の、向きが自由に変わり得る遊転自在な単一の前輪2と、遊転自在な左右一対の後輪3,3と、で支持された台車4を備えている。該台車4には、該台車4を歩行操作者Uが主として前方Fへと引き操作するためのハンドル5が接続されている。また、前記台車4には、散布物である農薬等の散布液Lを収容する散布物容器としての散布液タンク6と、該散布液タンク6内の散布液Lを、散布装置を構成する散布ノズル7,8へ向けて圧送する高圧プランジャ式等のポンプ9と、該ポンプ9を駆動するための原動機としての小型空冷二サイクルガソリンエンジン等の内燃エンジン10と、が搭載されている。本実施の形態では、前記散布ノズルとして、前記台車4の後部に起伏自在に配設されたノズル管38,38に左右方向に向けて上下に配設されたマウントノズル7と、前記歩行操作者Uが手に持って散布するための手持ノズル8と、の二種類が設けられている。
【0028】
図2に示すように、前記台車4の車台は、狭い畝間にも入って行けるように、前後方向に長い幅狭の車台11とされている。該車台11の後部には、前記左右一対の後輪3,3が、遊転自在に軸支されている。該左右一対の後輪3,3は、悪路でも前記歩行操作者Uが円滑に転動させ易いように、比較的幅広で大径のものを採用するのが望ましい。
【0029】
図1に示すように、前記車台11の前部に配設された前記単一の前輪2は、キャスタ式遊転輪とされている。前記台車4に対しては、前記前輪2の付近の上方位置で、前記ハンドル5の基端部5aが接続されている。前記ハンドル5は、前記台車4の左右方向の中央位置から前方へ向けて一本棒状に延び出していて、その前端部5bには、図2に示すように、ループ状のグリップ部12が一体に形成されている。
【0030】
前記前輪2は、向きが自由に変わり得る単一の遊転輪であるので、前記歩行操作者Uが、前記グリップ部12を握って前記ハンドル5の引き方向を進行方向Fの左右へと変化させると、その操作に瞬時に、且つ、軽快に対応して、前記前輪2の向きが変更される。このため、前記台車4の操向操作を小さな力で円滑に行うことができる。
【0031】
前記ハンドル5は、前記グリップ部12が上下動し得るように、前記台車4に対して上下揺動自在に接続されている。すなわち、前記ハンドル5の前記基端部5aは、前記台車4の左右方向に延びるハンドル枢支ピン13を介して、前記台車4の前部のハンドル支持ブラケット14に、相対回動自在に接続されている。このため、走行路面Sに凹凸があっても、前記ハンドル5と前記台車4との間の上下角度の変化により、前記グリップ部12の上下動が吸収されるので、前記歩行操作者Uが、前記台車4の引っ張り操作をし易い利点がある。
【0032】
前記ハンドル5の上下揺動角度は、例えば、前記ハンドル支持ブラケット14に揺動角度規制ピン15,16を取着することにより、必要な角度範囲に限定することもできる。
【0033】
本実施の形態では、前記ハンドル5を、長さ調節自在に構成している。すなわち、棒状の前記ハンドル5を、互いに嵌合して相対伸縮自在な内筒17と外筒18とで構成し、これらの筒17,18同士にわたって挿通される長さ固定ピン19で、前記ハンドル5の長さを何段階かに固定できるようにしてある。このため、前記歩行操作者Uは、作業現場の状況や、自分の背丈等に合わせて、前記台車4の操向操作および押し引き移動操作がし易い長さに、前記ハンドル5の長さを適宜調節して使用することができる。
【0034】
さらに、本実施の形態では、前記ハンドル5が、前記台車4の前方Fへ向けて延びた引き操作時姿勢P1と、前記台車4の後方へ向けて延びた押し操作時姿勢P2とに、姿勢変更可能とされている。具体的には、前記ハンドル枢支ピン13を中心として、前記ハンドル5を、前記引き操作時姿勢P1と前記押し操作時姿勢P2との間で、前後方向に大きく揺動させることができるようになっており、しかも、前記ハンドル支持ブラケット14との間にハンドル固定ピン20を挿通する等して、前記ハンドル5を前記押し操作時姿勢P2に固定できるようになっている。
【0035】
図1および図2に示すように、上部に開閉可能なキャップ21を有する前記散布液タンク6は、前記左右一対の後輪3,3同士の間で、前記台車4に支持されている。しかも、前記散布液タンク6は、その散布物収容状態での重心Gが、前記左右一対の後輪3,3の付近の低位置に位置するように配置されている。このため、前記散布液タンク6の荷重は、前記左右一対の後輪3,3によって低い位置で安定的に支持されるので、走行路面Sに凹凸があっても、転倒等の心配が少なく、前記台車4の走行安定性が良好となる。
【0036】
図2に示すように、本実施の形態では、前記散布液タンク6の重心Gの位置を出来るだけ低く配置するための方法の一つとして、前記左右一対の後輪3,3の車軸22,22を左右に分離させ、該左右一対の後車軸22,22同士の間の空間Cに、前記散布液タンク6の中央底部を突入せしめている。
【0037】
すなわち、前記車台11の後部には、左右一対の後輪支持ブラケット23,23が上向きに突設されている。該左右一対の後輪支持ブラケット23,23のそれぞれには、前記左右一対の後車軸22,22のそれぞれが、互いに一直線上に位置するように固着されている。その結果、該左右一対の後車軸22,22は、前記台車4の後部の上面11aより高い位置にある。前記左右一対の後車軸22,22のそれぞれには、前記左右一対の後輪3,3のそれぞれが、相対回動自在に嵌挿され、ワッシャ24と、前記左右一対の後車軸22,22のそれぞれの外端部にねじ結合されるプラグボルト25とで、離脱不能に取着されている。
【0038】
前記散布液タンク6の左右の側面には、図1および図2に示すように、前記左右一対の後輪3,3の輪郭に対応する形状の後輪収容凹部26,26が形成されている。前記散布液タンク6において、前記左右一対の後輪収容凹部26,26同士の間には、前記左右一対の後輪3,3同士の間の前記空間Cに対応する形状の箱状部27が形成されている。該箱状部27は、その底面27aを前記車台11の後部の前記上面11aに接触させて、前記空間C内にぴったりと納められている。前記散布液タンク6の容量が出来るだけ大きくなるように、前記散布液タンク6において、前記左右一対の後輪3,3の上方および前後には、前記台車4の左右の外方へと張り出す膨出部28が形成されている。
【0039】
本実施の形態では、前記散布液タンク6に、前記左右一対の後輪収容凹部26,26を設け、該各凹部26,26に前記左右一対の後輪3,3のそれぞれを配置しているので、該左右一対の後輪3,3同士の間の間隔が狭い割に、前記散布液タンク6の容積が大きくなっている。このため、狭い畝間で長時間にわたって継続的に散布を行うこともできる。
【0040】
また、前記後車軸22,22を左右に分割し、それらの間に前記散布液タンク6の前記下面27aを突入させて配置しているので、前記散布液タンク6内の前記散布液Lが、前記後車軸22,22の前後で分離してしまうこともなく、前記散布液タンク6が実質的に空になるまで散布を継続することができる。
【0041】
図2に示すように、本実施の形態では、前記左右一対の後輪3,3の外側にも、さらに車輪29,29を取り付けて使用できるようになっている。このため、例えば、前記台車4の走行路の左右幅が十分に広い散布作業現場では、前記左右一対の後輪3,3の外側に、前記左右一対の追加車輪29,29を設けることにより、前記台車4の走行安定性を一層良好なものにせしめることができる。また、前記後輪3,3,29,29の総接地面積が大きくなるので、軟弱な圃場でも車輪が走行路面Sに嵌まり込みにくくなり、好適である。
【0042】
具体的には、前記左右一対の後車軸22,22のそれぞれに対して着脱自在な左右一対の追加車軸30,30と、該左右一対の追加車軸30,30に相対回動自在に嵌挿される前記左右一対の追加車輪29,29と、を予め準備しておく。前記左右一対の追加車軸30,30は、前記左右一対の後車軸22,22の外端部に形成された、前記プラグボルト25用のねじ孔にねじ結合される。前記左右一対の後車軸22,22から前記プラグボルト25,25および前記ワッシャ24,24を取り外し、前記左右一対の後車軸22,22に前記左右一対の追加車軸30,30を継ぎ足した後に、前記左右一対の追加車輪29,29を嵌挿し、前記ワッシャ24および前記プラグボルト25で、前記左右一対の追加車輪29,29を前記左右一対の追加車軸30,30に相対回動可能に固定する。
【0043】
さらに、本実施の形態では、前記左右一対の後輪3,3の間隔を調節することができるようにもなっている。すなわち、前記左右一対の後車軸22,22から前記左右一対の後輪3,3を抜き取り、それに代えて、該左右一対の後輪3,3の横幅と同じ長さの筒状スペーサ31,31を、前記左右一対の後車軸22,22に嵌挿する。そして、前記左右一対の追加車軸30,30を前記左右一対の後車軸22,22に継ぎ足して、前記左右一対の追加車軸30,30に対して、前記左右一対の後輪3,3を嵌挿すればよい。
【0044】
該左右一対の後輪3,3の間隔を広くして使用すれば、後輪をダブルタイヤとする前記の場合と同様に、前記台車4の走行安定性が良好となる。加えて、後輪をダブルタイヤとする前記の場合よりも、後輪の接地面積が小さくなるので、小さな力で前記台車4の引き操作をすることができる利点がある。
【0045】
図1に示すように、前記散布ノズル7,8とともに散布装置を構成する前記ポンプ9および前記内燃エンジン10は、前記散布液タンク6と前記前輪2との間で、前記台車4上に載置されている。前記ポンプ9の吐出口9aには、吐出流路を形成する吐出ホース32が接続され、該吐出ホース32には、分岐継手33を介して、マウントノズル側ホース34と、手持ノズル側ホース35とが、接続されている。前記分岐継手33は、それぞれの分岐路を開閉操作するためのノズル切換操作部材として、二つのコックレバー36,37を備えている。
【0046】
前記分岐継手33は、前記歩行操作者Uが、前記各コックレバー36,37を手元で操作し易いように、前記グリップ部12の近くで前記ハンドル5に取り付けられている。同様の理由から、前記ハンドル5には、前記内燃エンジン10を制御するための操作部材であるスロットルレバー10aやエンジン停止スイッチ10bも取り付けられている。
【0047】
限定はされないが、本実施の形態では、前記マウントノズル7は、前記左右一対のノズル管38,38に沿って多数配設されていて、該左右一対のノズル管38,38は、前記台車4の後端部に立設されたマスト39に沿って上方へ折り畳み収納自在且つ前記台車4の左右外向きに倒伏自在とされている。さらに、前記左右一対のノズル管38,38は、前記マスト39に沿って上下位置調節可能とされている。
【0048】
具体的には、前記マスト39に、手締めねじ40で固定自在なスライダ41が嵌挿され、該スライダ41に、前記台車4の前後方向F−Rに延びる左右一対のノズル管枢支ピン42,42を介して、前記左右一対のノズル管38,38の下端部38a,38aがそれぞれ枢支されている。このため、前記左右一対のノズル管38,38を、前記マスト39に沿わせて起立状態で固定すれば、前記左右一対のノズル管38,38の前記マウントノズル7から、前記台車4の左右の外方へと液体散布を行うことができる。一方、前記左右一対のノズル管38,38を、前記ノズル管枢支ピン42,42を中心として前記台車4の左右の外向きに倒せば、前記左右一対のノズル管38,38の前記マウントノズル7から、前記台車4の左右両側で、下向きの広幅散布を行うことができる。前記左右一対のノズル管38,38は、前記スライダ41から左右斜め上向きに延びるように固定して、散布を行うこともできる。
【0049】
前記手持ノズル8は、手元コック43a付の手持噴霧竿43の先端部に取着されている。前記歩行操作者Uは、前記手持噴霧竿43の後端部の取っ手44を握って、前記手持ノズル8の位置を自由に制御しながら、手持ち散布を行うことができる。
【0050】
次に、図3を参照して、前記人力移動式散布機1の使用方法の一例について説明する。
【0051】
前記歩行操作者Uは、前記内燃エンジン10を作動させ、前記ハンドル5を前記台車4の前方F向きの前記引き操作時姿勢P1にして、肩掛けベルト等の前記連結部材45を用いて、前記ハンドル5を自分の体に連結する。そして、前記台車4を引っ張って前方Fへ歩行しながら、前記手持噴霧竿43を手に持って、手持ち散布を行うことができる。
【0052】
前記歩行操作者Uは、前記連結部材45を用いずに、前記ハンドル5の前記グリップ部12を直接握って前記台車4を前方Fへと牽引しながら、前記手持噴霧竿43で散布を行うようにしても良い。しかし、前記連結部材45で前記ハンドル5を自分の体に連結すれば、大きな牽引力が得られるほか、両方の手が自由となるので、前記手持噴霧竿43での散布作業をし易くなる。もちろん、前記歩行操作者Uは、前記ハンドル5を前記引き操作時姿勢P1にしたままで、前記台車4を後方Rへ押しながら移動させることもできる。
【0053】
また、前記手持噴霧竿43に代えて、前記左右一対のノズル管38,38を用いることにより、前記台車4を牽引しながら、又は押しながら、前記台車4の左右の両側に、広幅散布を行うこともできる。
【0054】
したがって、例えば、果樹園等では、樹木の幹回りの散布作業を前記手持噴霧竿43で個別に行い、樹木同士の間は、前記左右一対のノズル管38,38を適宜の姿勢に保持して、前記台車4を牽引しながら広幅で散布を行うようにすれば、必要な全範囲に効率的に、且つ、散布もれなく散布を行うことができて、好適である。
【0055】
図3に仮想線で示したように、前記歩行操作者Uは、前記ハンドル5を前記押し操作時姿勢P2に変更して固定すれば、作業終了後等には、前記台車4を前方Fへ押しながら移動させることもできる。
【0056】
前記人力移動式散布機1の変形例として、図4乃至図6のような構成を採用することもできる。図4は、本発明の他の実施の形態に係る人力移動式散布機100の右側面図、図5は、図4におけるハンドルの左側面図、図6は、図4のVI−VI矢視断面図である。
【0057】
図4において、前記人力移動式散布機100は、前記台車4の前後に、前記人力移動式散布機100を持ち上げて運ぶための取っ手50,51を備えている。このため、前記歩行操作者Uは、畝間で前記人力移動式散布機100を一人で持ち上げて方向転換をさせたり、前記人力移動式散布機100を一人で持ち上げて運んだりすることができ、好適である。
【0058】
本実施の形態では、前側の前記取っ手50は、前記ハンドル支持ブラケット14に取着されている。より具体的には、前記前側の取っ手50は、前記ハンドル5の上下揺動角度を規制するための前記揺動角度規制ピン15と一体に形成され、部品点数の増加が抑止されている。すなわち、前記前側の取っ手50は、前記揺動角度規制ピン15の左右両外端部から上方へ延びる縦軸部57,57と、該左右の縦軸部57,57の上端部から前記台車4の左右方向に水平に延びるグリップ部52と、を備えている。
【0059】
一方、後側の前記取っ手51は、前記散布液タンク6の後方で、前記台車4に取着されている。しかし、これには限定されず、前記散布液タンク6が前記台車4に持ち上がり不能に固定されている場合には、前記散布液タンク6に前記後側の取っ手51を取着しても良い。
【0060】
前記ハンドル5には、前記実施の形態のものと全く同様に、前記散布装置7,8,9,10を制御するための前記操作部材の全て10a,10b,36が、前記歩行操作者Uが手元で操作し易いように、前記ハンドル5の前記グリップ部12の近くに配設されている。すなわち、図4に示すように、前記ハンドル5には、前記グリップ部12の近傍に、操作部材支持板53が縦にして固着され、該操作部材支持板53の右側面に、前記ノズル切換操作部材としての前記コックレバー36,37を有する前記分岐継手33が支持されている。また、前記操作部材支持板53の左側面には、図5に示すように、原動機制御部材としての、前記スロットルレバー(出力制御部材)10aと、前記エンジン停止スイッチ(原動機停止操作部材)10bとが、支持されている。
【0061】
さらに、本実施の形態では、手持式散布部材としての前記手持噴霧竿43を使用しない場合に、該手持噴霧竿43を支持せしめるための支持部材54も、前記ハンドル5の前記グリップ部12の近くに配設されている。このため、前記歩行操作者Uは、前記手持噴霧竿43による噴霧を一時中断した状態で前記台車4を引っ張り移動させる場合等に、前記グリップ部12を握ったままで、前記噴霧竿支持部材54に前記手持噴霧竿43を支持せしめることができるので、使い勝手が良く、作業性も良好となる。
【0062】
前記噴霧竿支持部材54による前記手持噴霧竿43の支持形式に限定はないが、例えば、前記手持噴霧竿43の竿身を上方より圧入することにより、弾性によって前記手持噴霧竿43を保持する形式のものとすると、前記噴霧竿支持部材54に対する前記手持噴霧竿43の着脱作業をワンタッチで行えて、好適である。
【0063】
本実施の形態では、前記散布液タンク6にも、新たな特徴が付加されている。すなわち、前記散布液タンク6には、その変形を防止するためのリブ55が形成されている。該リブ55は、図4及び図6を総合すると分かるように、前記台車4を横方向から見て、前記左右一対の後車軸22,22を中心として放射状に延びるように、前記散布液タンク6の前記左右一対の後輪3,3に対向する左右の側面56,56に、凹溝(タンク内側へ凸)状に複数条形成されている。
【0064】
本実施の形態では、前記リブ55を設けたので、前記散布液タンク6の前記左右の側面55,55の強度が向上している。このため、収容された前記散布液Lの荷重により、前記左右の側面55,55が外方へ向けて変形してしまう等の問題がない。よって、前記散布液タンク6と、前記左右一対の後輪3,3とを、互いに近接せしめて配置することができるので、前記人力移動式散布機100の左右幅を可及的に小さくすることができる。これにより、ごく狭い畝間での散布作業にも対応できる利点がある。
【0065】
また、本実施の形態では、前記散布液タンク6は、プラスチックのブロー成形品であるが、前記リブ55を設けたことにより、ブロー成形後の自然冷却工程における前記左右の側面55,55の変形も防止される利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る人力移動式散布機の右側面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1の散布機の使用方法の一例を示す右側面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る人力移動式散布機の右側面図である。
【図5】図4におけるハンドル部の左側面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視断面図である。
【符号の説明】
2 前輪
3,3 左右一対の後輪
4 台車
5 ハンドル
6 散布物容器(散布液タンク)
7 散布装置(散布ノズル、マウントノズル)
8 散布装置(散布ノズル、手持ノズル)
9 散布装置(ポンプ)
10 散布装置(原動機、内燃エンジン)
10a 操作部材(スロットルレバー)
10b 操作部材(エンジン停止スイッチ)
12 グリップ部
22,22 左右一対の後車軸
29,29 追加車輪
32 吐出流路
36,37 ノズル切換操作部材(コックレバー)
43 手持式散布部材(手持噴霧竿)
45 連結部材(肩掛けベルト)
50,51 取っ手
54 支持部材(噴霧竿支持部材)
55 リブ
56,56 散布物容器(散布液タンク)の左右の側面
C 空間
L 散布物(散布液)
G 重心
F 前方
R 後方
U 歩行操作者
P1 引き操作時姿勢
P2 押し操作時姿勢

Claims (13)

  1. 向きが自由に変わり得る遊転自在な単一の前輪(2)と、遊転自在な左右一対の後輪(3,3)と、で支持された台車(4)と、該台車(4)の前記前輪(2)付近に接続されて歩行操作者(U)が前方(F)で引き操作する引き操作時姿勢と前記台車(4)の後方(R)で押し操作する押し操作時姿勢とに姿勢変更可能とされたハンドル(5)と、前記左右一対の後輪(3,3)同士の間に重心(G)の位置を低くして配置された散布物容器(6)と、該散布物容器(6)内の散布物(L)をマウントノズル(7)及び手持ノズル(8)へ切換操作するノズル切換操作部材(36,37)と、ポンプ(9)と、該ポンプ(9)を駆動する原動機(10)と、を備えている人力移動式散布機。
  2. 前記散布物容器(6)の前記重心(G)が、前記左右一対の後輪(3,3)付近に位置している、請求項1に記載の人力移動式散布機。
  3. 前記左右一対の後輪(3,3)が、互いに分離された左右一対の後車軸(22,22)を備え、該左右一対の後車軸(22,22)同士の間の空間(C)を利用して、前記散布物容器(6)の重心(G)の位置を低くしてある、請求項1または2に記載の人力移動式散布機。
  4. 前記ハンドル(5)が、前記台車(4)に対して上下揺動自在に接続されている、請求項1,2または3に記載の人力移動式散布機。
  5. 前記ハンドル(5)を前記歩行操作者(U)に連結するための連結部材(45)を備えている、請求項1,2,3または4に記載の人力移動式散布機。
  6. 前記ハンドル(5)が長さ調整自在である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  7. 前記左右一対の後輪(3,3)の外側に、追加車輪(29,29)が着脱可能に構成されている請求項1乃至のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  8. 前記左右一対の後輪(3,3)の間隔が調節可能とされている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  9. 前記散布装置(7,8,9,10)を制御するための操作部材(10a,10b,36,37)が、前記歩行操作者(U)が手元で操作し易いように、前記ハンドル(5)のグリップ部(12)の近くに配設されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  10. 前記歩行操作者(U)が手に持って散布するための手持式散布部材(43)と、該手持式散布部材(43)を使用しない場合に該手持式散布部材(43)を支持せしめるための支持部材(54)と、を備え、該支持部材(54)が、前記歩行操作者(U)が手元で前記手持式散布部材(43)の着脱をし易いように、前記ハンドル(5)のグリップ部(12)の近くに配設されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  11. 前記ポンプ(9)を駆動するための内燃エンジン(10)と、該内燃エンジン(10)を制御するためのスロットル操作部材(10a)及びエンジン停止操作部材(10b)と、を備え、前記スロットル操作部材(10a)、前記エンジン停止操作部材(10b)及び前記ノズル切換操作部材(36,37)のいずれもが、前記歩行操作者(U)が手元で操作し易いように前記ハンドル(5)のグリップ部(12)の近くに配設されている請求項1乃至10のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
  12. 前記散布物容器(6)の前記左右一対の後輪(3,3)に対向する左右の側面(56,56)に、その変形を防止するためのリブ(55)が形成されている、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の人力移動式散布装置。
  13. 前記台車(4)の前後に、前記人力移動式散布機を持ち上げて運ぶための取っ手(50,51)を備えている請求項1乃至12のいずれか一項に記載の人力移動式散布機。
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