JP2544590B2 - 芝生用灌注装置 - Google Patents

芝生用灌注装置

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JP2544590B2
JP2544590B2 JP6249574A JP24957494A JP2544590B2 JP 2544590 B2 JP2544590 B2 JP 2544590B2 JP 6249574 A JP6249574 A JP 6249574A JP 24957494 A JP24957494 A JP 24957494A JP 2544590 B2 JP2544590 B2 JP 2544590B2
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眞鍋雄一郎
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Marunaka Sprayer & Duster Manufacturing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝生に高圧の液体を間
欠的に打ち込んで施肥や薬液注入、あるいは、エアレー
ションを行うための芝生用灌注装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等における芝生の維持管理には
施肥やエアレーション作業等が不可欠である。エアレー
ション作業は、芝生の根部に空気を導入して芝生の成長
を助けるためのもので、例えば、高圧水をノズルから芝
生面に噴射して地中に多数の小空洞を形成するようにし
た手法が開発されている。そして、その高圧水に必要に
応じて肥料や農薬等を混入させることによって、施肥や
農薬散布をも同時に行うことができるようにしている。
【0003】従来、そのための装置として、三輪又は四
輪の自走式車両に、噴射口を芝生面に向けて配向した複
数のノズルと、このノズルより噴射される農薬等の液を
充填したタンクと、このタンク内の液を前記各ノズルに
圧送するポンプとを含む一切の要素部品を実装し、オペ
レータが車両に乗車して、運転しながらエアレーション
作業等を行えるようにしたものが開発され実用に供され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
車両方式のものは、オペレータが乗車することにより重
量がかさむ上に、駆動輪と芝生面との接地面積が小さい
ためかかる重量が芝生面に局所荷重として作用する。こ
のため、走行時や方向転換時に駆動輪を通じて芝生面に
損傷を与える不都合が大きい。また、この種の車両は小
回りが効かないため、比較的狭い場所や複雑に入り組ん
だような場所での芝生管理に不向きな面が多い。
【0005】本発明は、このような課題を好適に解消し
得る芝生用灌注装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0007】すなわち、本発明に係る芝生用灌注装置
は、フレームに、複数のノズルと、ドラムと、駆動源と
を一体に付帯させたものであって、前記フレームは上端
に手動操作用のハンドルを具備しており、前記ノズルは
外部から供給される液を芝生面に向けて噴射し得る位置
に配設されており、前記ドラムは前記駆動源からの動力
を受けて芝生面上を自走し得る位置に軸着されている。
そして、前記ドラムの中心を装置全体の重心の真下若し
くはその近傍に位置づけてなることを特徴とする。
【0008】ハンドルを通じた操作性を向上させるため
には、ハンドルを、装置全体の重心を通過する鉛直線を
取り囲む位置に設けることが有効であり、そのハンドル
の形状は無端環状のものであることが更に望ましい。
【0009】
【作用】このような構成のものであれば、オペレータが
乗車しないことにより使用時における装置全体の重量が
従来に比べて遥かに軽量化され、その上に、ドラムは自
走式車両の駆動輪に比べて芝生面との接地面積を遥かに
大きく設定することができるため、芝生の特定箇所に集
中荷重が作用することを有効に回避することができる。
このため、走行や方向転換を行った際にドラムを通じて
芝生に損傷を与える不具合を著しく軽減することが可能
になる。しかも、ドラムの中心を装置全体の重心の真下
若しくはその近傍に位置づけているため、その長手方向
中央部と芝生面との接地部分を中心にしてドラムをその
上に構築される各種要素部品とともに比較的容易に回動
させることができる。したがって、小回りのきく使い勝
手の良好なものとなる。
【0010】特に、ハンドルを装置全体の重心を通過す
る鉛直線を取り囲む位置に設けた場合には、回動中心と
ハンドル中心とが略一致するため、ハンドルを通じた方
向転換操作が極めて円滑化されるものとなる。ハンドル
を無端環状のものにすると、オペレータの操作位置が限
定されない上に、同一場所に立ったままで装置全体をい
ずれの方向にも連続的に回転操作することが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0012】この実施例の芝生用灌注装置は、図1に示
すように、フレーム1に、複数のノズル2と、駆動ドラ
ム3と、駆動源たるエンジン4とを一体に組み付けて構
成される。
【0013】フレーム1は、パイプ状のもので、各種要
素部品を組み付けるために必要な骨組みを形成するとと
もに、上端にハンドル11を一体に形成している。この
ハンドル11は、コーナー部が部分的に湾曲した無端矩
形状をなすもので、装置全体の重心Oを通過する鉛直線
Z回りに周回配置されている。ノズル2は、進行方向に
向かってフレーム1の前端下方に固設した液導入ボック
ス21に分配管22を介して垂下状態で取付けられてお
り、それらのノズル2は進行方向と直交する方向に等間
隔で配列されるとともに、下端の噴射口2aを芝生面G
に近接して対向する位置に配設している。駆動ドラム3
は、ノズル2よりも後端側であって且つ装置全体の重心
Oよりもやや前方に在るようにフレーム1に軸着された
もので、ノズル2aの配設幅に略等しい長手寸法と、適
度な径および重量とを付与されている。この駆動ドラム
3はノズル2の後を通過することによってエアレーショ
ン後の芝生面Gを地ならしする作用をも営む。エンジン
4は、スプロケット及びチェーン等からなる動力伝達機
構5を介して前記駆動ドラム3に駆動力を付与できるよ
うになっている。
【0014】また、このような要素部品の他に、前記フ
レーム1には、補助ドラム6及びスイベルジョイント7
が一体に組み付けてある。補助ドラム6は、駆動ドラム
3よりも小径、短寸かつ軽量なもので、フレーム1の後
端下方に軸着されている。スイベルジョイント7は、ハ
ンドル11の中央部分に取着されたもので、中空体状の
下端部71及び上端部72を有し、下端部71に対して
上端部72が鉛直軸回りに回動し得るようになってい
る。これらの基端部71および上端部72は内部で常時
連通しており、上端部72に外部からのホース81が接
続され、基端部71と前記液導入ボックス21とがホー
ス82を介し接続されていて、ホース81から圧送され
る液をこれらのスイベルジョイント7、ホース82、液
導入ボックス21及び分配管22を経て各ノズル2に供
給し得るようにしている。液導入ボックス21は、例え
ば隣り合うノズル2からの同時噴射を避けるために切換
弁機構を内設して各ノズル2に対し位相をずらせて液を
供給するようにしているものが好適であるが、単に各ノ
ズルに均等に分配して同時噴射させるようにしたものも
適用可能である。
【0015】一方、本装置とは別途に、図示しない位置
において、必要な液体を貯溜したタンクと、その液を前
記ホース81を使って圧送するポンプとを実装した自走
式車両を用意しておく。そして、車両は重要な芝生面を
荒らさない位置に駐車しておき、本装置のみをエアレー
ション等が必要な場所に運び込んで所定の作業を行う。
【0016】このように構成される芝生用灌注装置は、
装置全体が、その重心Oよりも若干前方に在る駆動ドラ
ム3と、後方に在る補助ドラム6とによって安定して支
持される上に、エンジン4を起動させることによって駆
動ドラム3が自走するため、オペレータは追従して歩き
ながらハンドル操作を行い、適当な軌道修正を行うのみ
となる。また、方向転換時には補助ドラム6を若干浮か
せ、駆動ドラム3のみを接地させた状態で装置全体を水
平旋回させる。
【0017】このようなものであると、エアレーション
などの作業時にオペレータが乗車することがない。その
ため、使用時における装置全体の重量が従来に比べて遥
かに軽量化され、その上に、駆動ドラム3は自走式車両
の駆動輪に比べて芝生面Gとの接地面積が遥かに大きく
なるため、芝生面Gの特定箇所に集中荷重が作用する不
具合を有効に回避することができる。そして、走行時や
方向転換時に主に駆動ドラム3を通じて芝生に損傷を与
える不具合を著しく軽減することが可能になる。また、
方向転換時に駆動ドラム3を支点にして補助ドラム6を
若干浮き上がらせると、駆動ドラム3の中心が装置全体
の重心Oの真下近くにあるため、該駆動ドラム3の長手
方向中央部と芝生面Gとの接地部分を中心にして駆動ド
ラム3をその上に構築される各種要素部品とともに比較
的容易に回動させことができる。したがって、小回りの
きく使い勝手の良好なものとなり得る。特に、ハンドル
11を装置全体の重心Oを通過する鉛直線Zを取り囲む
位置に配置しているため、回動中心とハンドル中心とが
略一致することになり、ハンドル11を通じた方向転換
操作が極めてスムーズなものとなる。その上、ハンドル
11を無端環状のものにしているため、オペレータの操
作位置が限定されない上に、同一場所に立ったままで装
置全体をいずれの方向にも連続的に回転操作することが
可能となり、更に良好な操作性が発揮されるものとな
る。
【0018】以上により、このものは、芝生を荒らすこ
とがなく、狭い場所や複雑に入り組んだ場所に適用して
エアレーション作業等を適切に行うことのできる極めて
利用価値の高い芝生用灌注装置を提供することができ
る。
【0019】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではない。例えば、上記実施
例では装置外部に液貯溜用タンクや圧送用ポンプを配置
した場合について説明したが、これらの要素部品をフレ
ームに一体に取り付けることを妨げるものではない。こ
のようにしても、オペレータが乗車せず、且つドラムに
より大きな接地面積が確保されることに変わりはなく、
本発明の基本的な効果は十分に奏されるからである。ま
た、上記実施例のハンドル形状は、コーナー部が部分的
に湾曲した無端矩形状をなしていたが、円環状をなすも
のであったり、環状のものを半割りにしたような有端の
ものであってもよい。その他の具体的な構成も、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、自走式
の駆動ドラムやノズル等の必要な要素部品を備えたフレ
ームをオペレータがハンドル操作するように構成し、駆
動ドラムの重心を装置全体の重心の真下若しくはその近
傍に位置付けるようにしたため、装置全体を軽量化する
ことができると同時に、装置重量をドラムを介して比較
的広い面積で芝生面上に接地させることができる。した
がって、芝生面が走行時や方向転換時に損傷する恐れを
著しく低減化することが可能になる。また、その方向転
換も、駆動ドラムの中心部と芝生面との接地部分を回動
中心にして容易に行うことができるため、狭い場所や入
り組んだ場所に適用した場合の小回りがきき、格段に使
い勝手の良好なものとして実用に供することができる。
特に、ハンドルの中心を装置全体の重心を通る鉛直線を
包囲する位置に配置したり、ハンドル形状を無端環状と
すること等によって、方向転換時の操作性を更に向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム 2…ノズル 3…駆動ドラム 4…駆動源(エンジン) 11…ハンドル G…芝生面 O…装置全体の重心 Z…鉛直線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに、複数のノズルと、ドラムと、
    駆動源とを一体に付帯させてなる芝生用灌注装置であっ
    て、前記フレームは上端に手動操作用のハンドルを具備
    しており、前記ノズルは外部から供給される液を芝生面
    に向けて噴射し得る位置に配設されており、前記ドラム
    は前記駆動源からの動力を受けて芝生面上を自走し得る
    位置に軸着されており、前記ドラムの中心を装置全体の
    重心の真下若しくはその近傍に位置づけてなることを特
    徴とする芝生用灌注装置。
  2. 【請求項2】ハンドルを、装置全体の重心を通過する鉛
    直線を取り囲む位置に設けてなることを特徴とする請求
    項1記載の芝生用灌注装置。
  3. 【請求項3】ハンドルを無端環状のものにしていること
    を特徴とする請求項2記載の芝生用灌注装置。
JP6249574A 1994-10-14 1994-10-14 芝生用灌注装置 Expired - Fee Related JP2544590B2 (ja)

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