JP3694248B2 - 段差解消機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルの上昇、下降により、例えば人が乗った車椅子などの重量物を上下方向に移動させて段差を解消するための段差解消機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から基台に対してテーブルを上下方向に昇降自在に取付けた段差解消機が知られている。この段差解消機は、テーブルに人が乗った車椅子などの重量物を載せ、テーブルを昇降することで、目的とする高さにテーブルを移動させて車椅子などを運ぶようになっている。そして、従来から段差解消機を設置している設置面から下降した状態のテーブルに乗り込んだり、あるいは下降したテーブルから設置面に降りる際に車椅子であっても容易に乗り降りができるように、設置面にスロープ台を設けるようにしている。
【0003】
スロープ台は設置面に据え置く場合と、設置面にアンカーを打ち込んでスロープ台を設置面にアンカーにより固定する場合とがある。
【0004】
しかしながらスロープ台を設置面に固定しないで据え置くものにおいては、スロープ台がずれたり、あるいは段差解消機がずれたりするとテーブルが下降した際にテーブルがスロープ台にかみ込むという事態が生じ、段差解消機やスロープ台が破損するという問題があり、この時テーブル上に人が乗っている場合にかみ込んだ時の衝撃やかみ込んだ時にテーブルが傾くことによって転落するおそれがある。
【0005】
また、設置面にアンカーによりスロープ台を固定するものにおいては、アンカー打ち込み作業が非常に煩雑な作業となるという問題がある。また、スロープ台を設置面にアンカーにより固定しても、段差解消機を設置面に据え置いただけの場合には段差解消機がずれると、やはりテーブルが下降した際にテーブルがスロープ台にかみ込むという事態が生じ、段差解消機やスロープ台が破損するという問題があり、この時テーブル上に人が乗っている場合にかみ込んだ時の衝撃やかみ込んだ時にテーブルが傾くことによって転落するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で段差解消機とスロープ台との位置ずれが生じないように段差解消機にスロープ台を取付けることができ、テーブルが下降した際にテーブルがスロープ台にかみ込むという事態が発生せず、また、段差解消機とスロープ台とをスロープ台取付け部材を介して連結したにもかかわらず簡単な構成でスロープ台取付け部材がテーブルの下降の支障にならないようにでき、更に、平面視長方形状をしたテーブルの短片側、長辺の一側端部に片寄った側、長辺の他側端部に片寄った側のいずれにも共通のスロープ台を簡単に連結することができる段差解消機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る段差解消機は、基台1に対してテーブル2を上下方向に昇降自在に取付け、下横片9の一端部から固定片10を上方に向けて突設すると共に下横片9の他端部から係止部4を有する突片11を上方に向けて突設して略U字状をしたスロープ台取付け部材3を構成し、スロープ台取付け部材3の固定片10を基台1の側面に固着具12により固着し、基台1にスロープ台取付け部材3を取付けてスロープ台取付け部材3を基台1から外側方に突出させ、スロープ台5の上面部を一端側から他端側にかけて次第に高くなるような傾斜面6とし、スロープ台5の上端側の側端面部8に被係止部7を設け、スロープ台5の被係止部7をスロープ台取付け部材3の係止部4に着脱自在に係止し、テーブル2の下降状態で突片11と固定片10との間に形成される上方開口の凹部13にテーブル2の外周端部の下向き突出部14がはまり込むように設定してテーブル2の下降状態でテーブル2の端部の外側位置にスロープ台5の上端側の側端部を位置させると共にテーブル2の上面とスロープ台5の上端とを略同じ高さとして成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、係止部4に対して被係止部7を係止するのみで基台1に対してスロープ台5を両者が所定の位置関係となるように連結することができるものであり、基台1に対してスロープ台5が移動して位置ずれすることがなく、また、スロープ台取付け部材3を略U字状に形成することで、基台1に対してスロープ台5をスロープ台取付け部材3を介して一定の位置関係に連結するようにしたにもかかわらず、スロープ台取付け部材3に邪魔されることなくテーブル2の外周端部の下向き突出部14が下降できるものである。
【0009】
また、下横片9の一端部から固定片10を上方に向けて突設すると共に下横片9の他端部から係止部4を有する突片11を上方に向けて突設して略U字状をしたスロープ台取付け部材3を構成し、スロープ台取付け部材3の固定片10を基台1の側面に固着具12により固着し、係止部4にスロープ台5の被係止部7を着脱自在に係止し、基台1とテーブル2との間の隙間を覆い隠すための蛇腹状の伸縮自在な外周覆い部29の上端部をテーブル2の外周部に取付けると共に下端部を基台1又は基台1を設置する設置面30に取付け、テーブル2の下降状態で突片11と固定片10との間に形成される上方開口の凹部13に縮んだ状態の外周覆い部29が位置するものであることが好ましい。このようにスロープ台取付け部材3を略U字状に形成することで、基台1に対してスロープ台5をスロープ台取付け部材3を介して一定の位置関係に連結するようにしたにもかかわらず、スロープ台取付け部材3に邪魔されることなくテーブル2を下降させて外周覆い部29を縮めて凹部13内に位置させることができるものである。
【0010】
また、スロープ台5の上端側の側端面部に第1被係止部7aと第2被係止部7bと第3被係止部7cとを設け、平面視長方形状のテーブル2の短辺側に対応する基台1の側面に取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4にスロープ台5の第1の被係止部7aを係止した状態で平面視においてテーブル2の長辺とスロープ台5の傾斜に沿った両側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブル2の長辺側に対応する基台1の側面に取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4にスロープ台5の第2の被係止部7bを係止した状態で平面視においてテーブル2の一方の短辺とスロープ台5の傾斜に沿った一方の側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブル2の長辺側に対応する基台1の側面に取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4にスロープ台5の第3の被係止部7cを係止した状態で平面視においてテーブル2の他方の短辺とスロープ台5の傾斜に沿った他方の側縁とが略連続するように設定することが好ましい。このような構成とすることで、平面視長方形状のテーブル2の短辺側に対応する基台1の側面に取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4やテーブル2の長辺側に対応する基台1の側面に取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4に、スロープ台5に設けた第1被係止部7a、第2被係止部7b、第3被係止部7cのいずれかを選択して係止することで、共通のスロープ台5を用いて配置関係が異なる3種類の配置に適応できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0012】
段差解消機15は基台1にテーブル2を上下方向に昇降自在に取付けて構成してある。添付図面に示す実施形態においては、図1乃至図4に示すように、基台1の上方に平面視で基台1よりも少し大きいテーブル2を配置してあり、図2、図4に示すように、基台1とテーブル2とはXリンク17により連結してある。Xリンク17は一対のリンク17a、17bの中間部分を軸17cで回動自在に軸支したもので、一方のリンク17aの下端部を基台1に軸18aにより回動自在に軸支してあり、該リンク17aの上端部に設けたころのような走行部19aをテーブル2に設けたテーブル側レール20aに走行自在に取付けてあり、他方のリンク17bの上端部をテーブル2に軸18bにより回動自在に軸支してあり、該リンク17bの下端部に設けたころのような走行部19bを基台1に設けた基台側レール20bに走行自在に取付けてあり、後述の昇降装置21によるテーブル2の昇降でXリンク17の各走行部19a、19bがそれぞれテーブル側レール20a、基台側レール20bに沿って走行しながら基台1に対してテーブル2を支持した状態でテーブル2を昇降するようにしている。
【0013】
テーブル2を上下方向に昇降させる昇降装置21は、図8に示すように、基台1に立設したラック22と、テーブル2側に設けたモータ23aや変速機23b等からなる駆動装置23と、駆動装置23により回転駆動されるピニオン24とで構成してあり、ピニオン24がラック22に噛み合っており、駆動装置23を正回転してピニオン24を正回転することでテーブル2が昇降すると共に駆動装置23を逆回転してピニオン24を逆回転することでテーブル2が下降するようになっている。
【0014】
モータ23aや変速機23b等からなる駆動装置23はテーブル2の上面部に取付けた取付け金具25に取付けてあり、この取付け金具25には更にベアリングを内装した走行ガイドローラ26が設けてあり、この走行ガイドローラ26はラック22のピニオン24と噛合している面と反対側の面に当接するように配置してあり、ピニオン24と走行ガイドローラ26とでラック22を両側から挟持した状態でピニオン24がラック22の歯列に噛み合いながら移動すると共に走行ガイドローラ26がラック22に当接しながら転動するようになっている。駆動装置23や取付け金具25等はテーブル2の上面部に上方に向けて突出して取付けた操作ボックス27内に配設してあり、ラック22もテーブル2を貫通して該操作ボックス27内に挿通してある。操作ボックス27にはテーブル2を上昇させたり、下降させたり、あるいはその他の操作を行わせたりするための操作部28が設けてある。駆動装置23には電源ケーブル33が接続してあり、この電源ケーブル33は基台1に取付けたケーブル支持部材34に支持してある。
【0015】
テーブル2の下面部の外周部には蛇腹状をした外周覆い部29の上端部が取り付けてあり、外周覆い部29の下端部は基台1や設置面30に取付けてあり、この外周覆い部29はテーブル2の外周部と基台1の外周部との間の隙間を覆い隠すためのものであり、テーブル2が上昇した際には蛇腹状の外周覆い部29が延び、テーブル2が下降した際には蛇腹状の外周覆い部29が縮むようになっている。
【0016】
基台1の側面部にはスロープ台取付け部材3が取付けられてスロープ台取付け部材3が基台1から外側方に突出させてある。
【0017】
スロープ台取付け部材3は図9に示すように下横片9の一端部から固定片10を上方に向けて突設すると共に下横片9の他端部から係止部4を有する突片11を上方に向けて突設した略U字状をしている。係止部4は添付図面に示す実施形態においては突片11の内側面に平面視L状をした鉤状をしている。
【0018】
ここで、段差解消機15はテーブル2が平面視で正方形のものの場合と、長方形のものの場合ある。
【0019】
テーブル2が長方形のものの場合、図1、図6に示すように、両辺のうち一方の長辺側に沿って操作ボックス27が取付けてあり、平面視長方形状のテーブル2の両短辺に対応する基台1の両側面にそれぞれ一定長さAを介して一対の固定部32が設けてある。一対の固定部32の位置はそれぞれ平面視長方形状のテーブル2の短辺の中間位置からそれぞれA/2離れた位置に位置している。また、平面視長方形状のテーブル2の両長辺のうち操作ボックス27を取付けていない方の長辺に対応する基台1の側面に一定長さAを介して一対の固定部32が設けてある。この一対の固定部32の位置は平面視長方形状のテーブル2の長辺の中間位置からそれぞれA/2離れた位置に位置している。
【0020】
そして、平面視長方形状のテーブル2の両短辺に対応する基台1の両側面のうちのいずれか一方の一対の固定部32、又は平面視長方形状のテーブル2の長辺に対応する基台1の側面の一対の固定部32に一対のスロープ台取付け部材3の固定片10を固着具12により固着することで、平面視長方形状のテーブル2の両短辺に対応する基台1の両側面のうちのいずれか一方、又は平面視長方形状のテーブル2の長辺に対応する基台1の側面から外側方に向けてスロープ台取付け部材3を突出させる。
【0021】
スロープ台5は図10に示すように、上面部が一端側から他端側にかけて次第に高くなるような傾斜面6となっており、例えば金属板を略レ字状に曲成することで構成してあり、このスロープ台5には脚部5aが設けてある。スロープ台5の上端側の垂直となった側端面部8(つまり垂直片)に被係止部7を設けてある。被係止部7は添付図面に示す実施形態においては側端面部8に下方から上方に向けて略逆U状をした切り欠き部を形成して該切り欠き部を被係止部7としてある。被係止部7は添付図面に示す実施形態においては2個で一対となった3対の被係止部7が設けてあり(つまり、2個で一対となった第1の被係止部7a、2個で一対となった第2の被係止部7b、2個で一対となった第3の被係止部7c)、上記2個一対の被係止部7間の長さ(つまり一対の第1の被係止部7a間の長さ、第2の被係止部7b間の長さ、第3の被係止部7c間の長さ)が前記固定部32間の長さAと同じ長さAとなっている。スロープ台5の上端側の辺は平面視長方形状のテーブル2の短辺と同じ長さとなっており、一対の第1の被係止部7aはスロープ台5の上端側の辺の中間位置からそれぞれA/2離れた位置に位置している。また、スロープ台5の上端側の辺の一端から該一端に近い方の第2の被係止部7bまでの長さBは、平面視長方形状をしたテーブル2の長辺の一端から該一端に近い方の固定部32に取付けられるスロープ台取付け部材3の係止部4までの距離Bと等しくなっている。また、スロープ台5の上端側の辺の他端から該他端に近い方の第2の被係止部7bまでの長さCは、平面視長方形状をしたテーブル2の長辺の他端から該他端に近い方の固定部32に取付けられるスロープ台取付け部材3の係止部4までの距離Cと等しくなっている。そして、B=Cとなっている。
【0022】
しかして、図1に示すように、平面視長方形状のテーブル2の両短辺に対応する基台1の両側面のうちのいずれか一方の一対の固定部32にスロープ台取付け部材3の固定片10を固着具12により固着した場合は、一対のスロープ台取付け部材3の係止部4に、スロープ台5の一対の第1の被係止部7aを上方から嵌め込み係止して位置決め連結し、テーブル2の下降状態でテーブル2の端部の外側位置にスロープ台5の上端側の側端部を位置させると共にテーブル2の上面とスロープ台5の上端とを略同じ高さとなるようにする。この場合、図1に示すように取付けたスロープ台取付け部材3に設けた係止部4にスロープ台5の第1の被係止部7aを係止した状態で平面視においてテーブル2の長辺とスロープ台5の傾斜に沿った両側縁とが略連続するようにスロープ台取付け部材3を介して連結するものである。そして、この場合には図1の矢印イ方向にスロープ台5を利用して設置面30から下降したテーブル2に乗ったり、あるいはテーブル2から設置面30に移動したりするものである。
【0023】
また、平面視長方形状のテーブル2の長辺に対応する基台1の側面の一対の固定部32に一対のスロープ台取付け部材3の固定片10を固着具12により固着した場合は、現場の状況により、一対のスロープ台取付け部材3の係止部4に、スロープ台5の一対の第2の被係止部7bを上方から嵌め込み係止するか、あるいは一対の第3の被係止部7cを上方から嵌め込み係止するかを選択する。ここで、一対の係止部4に一対の第2の被係止部7bを係止した場合には、図11に示すように平面視においてテーブル2の一方の短辺とスロープ台5の傾斜に沿った一方の側縁とが略連続するようにスロープ台取付け部材3を介してスロープ台5が基台1に連結される。また、一対の係止部4に一対の第3の被係止部7cを係止した場合には、図12に示すように平面視においてテーブル2の他方の短辺とスロープ台5の傾斜に沿った他方の側縁とが略連続するようにスロープ台取付け部材3を介してスロープ台5が基台1に連結される。
【0024】
このように、第1の被係止部7a、第2の被係止部7b、第3の被係止部7cを選択することで、テーブル2とスロープ台5との3通りの位置関係での連結が共通のスロープ台5を用いてできることになる。
【0025】
いずれの連結の場合にも、テーブル2が下降した場合、一例として図3に示すようにテーブル2の下降状態で突片11と固定片10との間に形成される上方開口の凹部13にテーブル2の外周端部の下向き突出部14及び縮んだ蛇腹状の外周覆い部29が略U字状をしたスロープ台取付け部材3の突片11と固定片10との間に形成される上方開口の凹部13にはまり込んで収まるものである。このようにスロープ台取付け部材3を略U字状に形成することで、基台1に対してスロープ台5をスロープ台取付け部材3を介して一定の位置関係に連結するようにしたにもかかわらず、スロープ台取付け部材3に邪魔されることなくテーブル2の外周端部の下向き突出部14が下降できると共に外周覆い部29縮めて凹部13内に配置することができるものである。
【0026】
しかして、上記のような構成の段差解消機15は図2、図3に示すように設置面30と、設置面30よりはレベルの高い上段面31との段差を解消させるために使用されるものであり、設置面30の上段面31側の端部に上記段差解消機15を設置するものである。
【0027】
例えば、図1の実施形態のものを例として説明すると、設置面30から上段面31に人が車椅子に乗って移動する場合、テーブル2を下降させて図3の状態にし、この状態で設置面30からスロープ台5を経てテーブル2上に車椅子で乗り込み、テーブル2に乗って操作部28を操作することでテーブル2を図2のようにテーブル2をほぼ上段面31と同じレベルとなるまで上昇させ、その後、テーブル2から上段面31に車椅子で移動するものである。一方、上段面31から設置面30に車椅子に乗って移動する場合にはテーブル2を上昇させて図3の状態にし、この状態で上段面31からテーブル2上に車椅子で乗り込み、テーブル2に乗って操作部28を操作することでテーブル2を図2のようにテーブル2を下降させ、その後、テーブル2からスロープ台5を経て設置面30に車椅子で移動するものである。
【0028】
ここで、図11、図12の場合、矢印ロのように車椅子などを移動することができて長方形状のテーブル2を有効に利用して車椅子等を大回りして方向転換ができるものであり、また、図11、図12においては上段面31と反対側にスロープ台5を片寄らせて配設することで、上段面31側に邪魔されずにスロープ台5を利用して車椅子などで図11、図12の矢印ロのように移動できるものである。
【0029】
上記実施形態においては、被係止部7として第1被係止部7aと第2被係止部7bと第3被係止部7cとを設けた例を示したが、もちろん、本発明においては被係止部7として第1の被係止部7aのみを設けたものであってもよいものである。
【0030】
また、上記実施形態においてはテーブル2が平面視で長方形状の例で説明したが、テーブル2が図13、図14のように正方形状をしたものであってもよく、この場合はテーブル2の操作ボックス27を取付けていない辺に対応する基台1の側面に一定長さAを介して一対の固定部32が設けてあり、この一対の固定部32にスロープ台取付け部材3を前述と同様にして取付け、この一対の固定部32に前述と同様にしてスロープ台5に設けた一対の被係止部7を係止するものであり、この場合、図13に示すように、テーブル2の一対の辺とスロープ台5の傾斜に沿った両側縁とが略連続するものである。そして、このテーブル2を正方形のものにおいても上記テーブル2が長方形のものにおいて使用したスロープ台5を兼用して用いることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、基台にスロープ台取付け部材を取付けてスロープ台取付け部材を基台から外側方に突出させ、スロープ台取付け部材の突出先端部に係止部を設け、スロープ台の上面部を一端側から他端側にかけて次第に高くなるような傾斜面とし、スロープ台の上端側の側端面部に被係止部を設け、スロープ台の被係止部をスロープ台取付け部材の係止部に着脱自在に係止し、テーブルの下降状態でテーブルの端部の外側位置にスロープ台の上端側の側端部を位置させると共にテーブルの上面とスロープ台の上端とを略同じ高さとしてあるので、係止部に対して被係止部を係止するという作業で簡単に基台に対してスロープ台を両者が所定の位置関係となるように連結することができ、この結果、従来のようにアンカーボルトを打ち込むというような面倒な作業を必要とせず据え置きという作業でよくて設置作業が簡便化でき、しかも基台に対してスロープ台が移動して位置ずれすることがなくてテーブルが下降した際に基台をかみ込むおそれがないものであり、簡単な構成で段差解消機やスロープ台が破損しないようにできると共にテーブルに人が乗っている場合でも転落の危険が無くなるものであり、しかも、下横片の一端部から固定片を上方に向けて突設すると共に下横片の他端部から係止部を有する突片を上方に向けて突設して略U字状をしたスロープ台取付け部材を構成し、スロープ台取付け部材の固定片を基台の側面に固着具により固着し、係止部にスロープ台の被係止部を着脱自在に係止し、テーブルの下降状態で突片と固定片との間に形成される上方開口の凹部にテーブルの外周端部の下向き突出部がはまり込むように構成してあるので、基台に対してスロープ台をスロープ台取付け部材を介して一定の位置関係に連結するようにしたにもかかわらず、スロープ台取付け部材を略U字状に形成するという簡単な構成により、スロープ台取付け部材に邪魔されることなくテーブルの外周端部の下向き突出部が下降できるものである。
【0033】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、基台とテーブルとの間の隙間を覆い隠すための蛇腹状の伸縮自在な外周覆い部の上端部をテーブルの外周部に取付けると共に下端部を基台又は基台を設置する設置面に取付け、テーブルの下降状態で突片と固定片との間に形成される上方開口の凹部に縮んだ状態の外周覆い部が位置するので、基台に対してスロープ台をスロープ台取付け部材を介して一定の位置関係に連結するようにしたにもかかわらず、スロープ台取付け部材を略U字状に形成するという簡単な構成により、テーブル下降時にスロープ台取付け部材に邪魔されることなく外周覆い部を縮めて凹部内に配置できるものである。
【0034】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、スロープ台の上端側の側端面部に第1被係止部と第2被係止部と第3被係止部とを設け、平面視長方形状のテーブルの短辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第1の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの長辺とスロープ台の傾斜に沿った両側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブルの長辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第2の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの一方の短辺とスロープ台の傾斜に沿った一方の側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブルの長辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第3の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの他方の短辺とスロープ台の傾斜に沿った他方の側縁とが略連続するように設定してあるので、平面視長方形状のテーブルの短辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部やテーブルの長辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部に、スロープ台に設けた第1被係止部、第2被係止部、第3被係止部のいずれかを選択して係止することで、共通のスロープ台を用いて配置関係が異なる3種類の配置に適応でき、多種類のスロープ台を用意する必要がなく、部材点数が削減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段差解消機の平面図である。
【図2】同上のテーブルの上昇状態を示す正面断面図である。
【図3】同上の下降状態を示す正面断面図である。
【図4】同上のテーブルの上昇状態を示す側面断面図である。
【図5】同上のスロープ台の取付けを示す拡大断面図である。
【図6】同上のスロープ台を取付ける前の状態の平面図である。
【図7】同上のスロープ台を取付ける前の状態の正面断面図である。
【図8】同上の駆動装置を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【図9】同上に用いるスロープ台取付け部材を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。
【図10】同上のスロープ台を示し、(a)は背面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。
【図11】同上のスロープ台の他の位置関係での取付け例を示す平面図である。
【図12】同上のスロープ台の更に他の位置関係での取付け例を示す平面図である。
【図13】同上のテーブルが平面視正方形状をしている場合の平面図である。
【図14】同上のスロープ台を取付ける前の状態の平面図である。
【符号の説明】
1 基台
2 テーブル
3 スロープ台取付け部材
4 係止部
5 スロープ台
6 傾斜面
7 被係止部
8 側端面部
9 下横片
10 固定片
11 突片
12 固着具
13 凹部
14 下向き突出部

Claims (3)

  1. 基台に対してテーブルを上下方向に昇降自在に取付け、下横片の一端部から固定片を上方に向けて突設すると共に下横片の他端部から係止部を有する突片を上方に向けて突設して略U字状をしたスロープ台取付け部材を構成し、スロープ台取付け部材の固定片を基台の側面に固着具により固着して基台にスロープ台取付け部材を取付けてスロープ台取付け部材を基台から外側方に突出させ、スロープ台の上面部を一端側から他端側にかけて次第に高くなるような傾斜面とし、スロープ台の上端側の側端面部に被係止部を設け、スロープ台の被係止部をスロープ台取付け部材の係止部に着脱自在に係止し、テーブルの下降状態で突片と固定片との間に形成される上方開口の凹部にテーブルの外周端部の下向き突出部がはまり込むように設定してテーブルの下降状態でテーブルの端部の外側位置にスロープ台の上端側の側端部を位置させると共にテーブルの上面とスロープ台の上端とを略同じ高さとして成ることを特徴とする段差解消機。
  2. 基台とテーブルとの間の隙間を覆い隠すための蛇腹状の伸縮自在な外周覆い部の上端部をテーブルの外周部に取付けると共に下端部を基台又は基台を設置する設置面に取付け、テーブルの下降状態で突片と固定片との間に形成される上方開口の凹部に縮んだ状態の外周覆い部が位置することを特徴とする請求項1記載の段差解消機。
  3. スロープ台の上端側の側端面部に第1被係止部と第2被係止部と第3被係止部とを設け、平面視長方形状のテーブルの短辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第1の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの長辺とスロープ台の傾斜に沿った両側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブルの長辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第2の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの一方の短辺とスロープ台の傾斜に沿った一方の側縁とが略連続し、平面視長方形状のテーブルの長辺側に対応する基台の側面に取付けたスロープ台取付け部材に設けた係止部にスロープ台の第3の被係止部を係止した状態で平面視においてテーブルの他方の短辺とスロープ台の傾斜に沿った他方の側縁とが略連続するように設定して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の段差解消機。
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