JP4293514B2 - 作業機械に設けられる滑動調整構造およびそれを備えた作業機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃自動車を反転させて解体処理する作業機械や昇降式エレベータキャブを備えた作業機械の昇降部に好適である滑動調整構造およびそれを備えた作業機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、使用済み自動車いわゆる廃自動車をリサイクルするために例えば解体業者のヤードに設置される反転装置50を示したものである。
【0003】
この種の反転装置50は、廃自動車51を支持しているL字状の支持フレーム52およびその支持フレーム52を起伏させる起伏フレーム53を有しており、この起伏フレーム53は支点53aを中心として矢印A方向に略90°回転させることができるようになっている。
【0004】
支持フレーム52の水平フレーム部52aと平行してその上方には可動フレーム54が備えられ、この固定フレーム54は、支持フレーム52の垂直フレーム部52bをガイドとして昇降するように構成されている。
【0005】
支持フレーム52が倒伏すると、支持フレーム52と可動フレーム54に把持された廃自動車51はその下面を水平方向に露出させることができ、車体下面側からしか取り外すことができないエンジン等の部品の取り外しが可能になる。
【0006】
55は可動フレーム54を昇降させる昇降シリンダであり、56は起伏フレーム53を起伏させるための起伏シリンダである。
【0007】
可動フレーム54は滑動部54aを有し、この滑動部54aは垂直フレーム部52bの凹溝に嵌合されている。具体的には図6の断面図に示すように、C形鋼からなる垂直フレーム部52bの内側に、パッド54bを備えたブラケット54cを嵌合させている。
【0008】
なお、パッド54bはボルト58によってブラケット54cの左右両側に固定されており、各パッド54b,54bと垂直フレーム部52bの凹溝とがわずかに接触するようにスペーサ59,59の厚さを調整している。
【0009】
また、昇降式エレベータキャブでは、上部旋回体にガイドレールを有する支持体を突設し、これに対して後部にガイドローラを取り付けたキャブを装着し、昇降シリンダで昇降させるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
実開昭61−202559号公報(第(6)頁、第2図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した反転装置50の昇降装置では、図5に示したように、廃自動車51を把持した状態で重心が垂直フレーム部52bの右側に位置していることにより、可動フレーム54は矢印B方向に前傾する。また、解体時には紙面奥行き方向にも偏りが発生する。このように垂直フレーム部52b内で滑動部54aの姿勢が偏ると、円滑な昇降動作が得られず、また、揺れが発生する。
【0012】
そこで、従来は、上記したスペーサ59の厚さを変えてパッド54bをブラケット54cに固定し、可動フレーム54を垂直フレーム部54bに組み込んで滑動させ、円滑な滑動が得られるまでスペーサ59を交換していたが、その都度、各パッド54b,54bの取り外し、固定を行わなければならず、調整に多大に時間が費やされるという問題があった。また、凹溝の深さ方向に対しては調整手段がないため、前後方向の揺れを解消することができなかった。
【0013】
一方、昇降式エレベータキャブにおいても、キャビン重量によってガイドレールに対し前傾方向の荷重が偏って作用する。
【0014】
本発明は以上のような従来の作業機械の昇降装置における課題を考慮してなされたものであり、昇降装置の滑動部の調整を短時間でかつ簡便に行うことができる滑動調整構造およびそれを備えた作業機械を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る作業機械の滑動調整構造は、溝部を備えた固定フレームと、その固定フレームの溝部に係合される端部を有し上記溝部をガイドとして溝方向に滑動する可動フレームとを有し、上記溝部に係合される上記可動フレームの端部は、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを要旨とする。
【0016】
上記滑動調整構造に従えば、溝部を備えた固定フレームに可動フレームを係合させて滑動させるにあたり、溝部の深さ方向については当該溝部内に設けられるプレート台上で第一パッドを進退させることにより、溝部の幅方向については上記プレート台上に立設された受け板に対して第二パッドを進退させることにより、溝部内での可動フレームと固定フレームの隙間を短時間でかつ簡便に調整することができるようになる。
【0017】
上記滑動調整構造において、第一パッドを第一の方向に進出させる第一のねじと、第二パッドを上記受け板に対して第二の方向に進出させる第二のねじを可動フレームに備えることが好ましい。それにより、ねじをまわすだけの操作で第一パッドおよび第二パッドを正確に調整することができるようになる。
【0018】
本発明の作業機械は、ベースフレームと、横フレーム部および縦フレーム部を有し廃自動車を支持する支持フレームと、この支持フレームを起伏させる起伏手段と、上記横フレーム部に対し上下方向に対向して配置される可動フレームとを有し、上記縦フレーム部に一対の溝部が対向して設けられ、上記可動フレームが、上記一対の溝部に架け渡されその溝部をガイドとして溝方向に昇降するように構成され、上記各溝部内に係合される端部を有し、当該各端部が、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを要旨とする。
【0019】
上記作業機械に従えば、可動フレームの昇降部が縦フレーム部内で偏っていても、第一パッドと第二パッドの進退量を調節することにより、その昇降部と縦フレーム部の溝部との隙間が調整され、良好な滑動状態を得ることができる。
【0020】
本発明の別の作業機械は、昇降式エレベータキャブを備えた作業機械において、上記キャブを昇降させる昇降機構が、一対の溝部が対向して設けられているガイドレールと、上記キャブを搭載しこのガイドレールに案内されて昇降する上部フレームと、この上部フレームから延設され上記ガイドレールの各溝部内に係合されるブラケットとを有し、このブラケットが、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを要旨とする。
【0021】
上記別の作業機械に従えば、昇降式エレベータキャブの重量によって昇降機構の昇降部が偏っていても第一パッドと第二パッドの進退量を調節することにより、ブラケットとガイドフレームとの間の隙間が調整され、良好な滑動状態を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の滑動調整構造を備えた作業機械(以下、反転装置と呼ぶ)1の全体構成を示したものである。
【0024】
同図において、反転装置1はベースフレーム2と、そのベースフレーム2上に配置され廃自動車3を支持する支持フレーム4と、この支持フレーム4の垂直フレーム部4aをガイドするガイドフレーム5と、支持フレーム4を昇降させる昇降シリンダ6と、支持フレーム4の水平フレーム部4bに対し上下方向に対向して配置され廃自動車3を把持する可動フレーム7と、この可動フレーム7を昇降させる固定用シリンダ8と、支点9を中心としてガイドフレーム5を矢印A方向に回転させて伏せ、またはその逆方向に起立させる起伏手段としての倒伏シリンダ10と備えている。
【0025】
ガイドフレーム5を略水平に倒伏させると、廃自動車3の下面が右方向に露出した姿勢となる。なお、11は廃自動車3のルーフを貫通して固定するためのニードルである。
【0026】
図2は、図1に示した可動フレーム7の滑動部分を拡大して示したものであり、(a)は図1のB−B断面図、(b)は図2(a)のC−C断面としての正面図、(c)は図2(a)のD−D断面としての右側面図である。
【0027】
図2(a)において、固定フレームとしての垂直フレーム部4aは左右方向に対向して配置される一対のC形鋼からなり(図ではその右側のみ図示)、溝部としての凹溝Eをそれぞれ内側に向けて配置されている。
【0028】
これらの垂直フレーム部4a,4aに、可動フレーム7のベースフレーム部7aが架け渡されており、このベースフレーム部7aに上述した可動フレーム7の脚部7bが固定されている。
【0029】
ベースフレーム部7aの端部は、垂直方向に配置されたC形鋼7cと接続されており、このC形鋼7cは、ブラケット12を介して垂直フレーム部4aの凹溝Eに係合されている。
【0030】
以下、右側ブラケット12を代表してその構成を説明する。ブラケット12には、右方向に向けてプレート台12aが水平に突設されており(図2(b)参照)、このプレート台12a上に滑動調整装置が設けられている。なお、12bは補強リブである。
【0031】
滑動調整装置は、略正方形からなる第一パッド12cと、同じく略正方形からなる第二パッド12dとを上下に積層しており、図2(b)に示すように、プレート台12aと第一パッド12cととの間には薄板からなる第一スペーサ12eが挟み込まれ、第一パッド12cと第二パッド12dとの間には同じく薄板からなる第二スペーサ12fが挟み込まれている。
【0032】
上記第一パッド12cおよび第二パッド12dは金属製または樹脂製部材から構成されている。また、スペーサ12e,12fは金属製シートまたはプレートで構成することができるが、例えばフッ素樹脂などの樹脂製シートまたはプレートを使用すれば、より滑らかな調整が得られるようになる。
【0033】
第一スペーサ12e,第一パッド12c,第二スペーサ12f,第二パッド12dはこの順に積層されており、両パッド12c,12dおよび両スペーサ12e,12fにはそれぞれボルト13,14を貫通させるための貫通孔が穿設されている。ただし、第一パッド12cの貫通孔については左右方向に長孔とし、第二パッド12dの貫通孔については前後方向に長孔としている。また、両スペーサ12e,12fについては丸孔とし、パッドとともに移動するのを防いでいる。
【0034】
なお、両パッド12c,12dおよび両スペーサ12e,12fを貫通する固定手段としてのボルト13,14は、上記プレート台12aに形成されている雌ねじ部13′および14′に螺合されるようになっている。
【0035】
上記第二パッド12dの厚みを第一パッド12cのそれよりも大きくしているのは、反転装置50では左右方向に作用する荷重は比較的小さく、これに対して前後方向に作用する荷重は廃自動車3を把持していることによって大きいためである。また、第一スペーサ12eは、プレート台12aの溶接代を避けて配置される第一パッド12cとの間隔を埋めるためにあり、第二スペーサ12fは第一パッド12cと第二パッド12dの固着を防止するためにある。
【0036】
また、図2(c)において、プレート台12aの右側端部には受け板12gが立設されており、この受け板12gには左右に一対の貫通孔12g′,12g′が水平方向に穿設され、その貫通孔12g′,12g′の開口縁にナット12h,12hが固着され、それぞれのナット12h,12hに第二のねじとしての頭付きボルト12i,12iが螺合されている。これらの頭付きボルト12i,12iは上記した第二パッド12dの側面12d′に当接するようになっている。
【0037】
次に、図2(b)に示したように、ベースフレーム部7aの端部に位置するC形鋼7cの上部にも第一のねじとしての一対の頭付きボルト15,16が設けられ、これらのボルト15,16は、C形鋼7cに穿設された一対の貫通孔7c′,7c′の開口縁に固着されているナット17,18に螺合している。ボルト15,16の首部先端は上記した第一パッド12cの側面12c′に当接するようになっている。
【0038】
なお、上記構成からなる滑動調整装置は、C形鋼7cの上端部7dと下端部7e(図1参照)とにそれぞれ配置されており、上側滑動調整装置における両パッド12c,12dの配置を調整するには可動フレーム7の上方から、また、下側滑動調整装置のそれらを調整するには可動フレーム7の下方からアクセスする。
【0039】
上記滑動調整構造による調整方法は、まず、図2(b)に示したように各パッド12c,12dを後退させた状態でスペーサ12e,12fとともにボルト13,14で仮締めする。
【0040】
次いで可動フレーム7のブラケット12を垂直フレーム部4a内に収納する。この状態でブラケット12のプレート台12aと垂直フレーム部4b内壁との間に2.5mm程度の隙間が存在している。
【0041】
次いで、頭付きボルト15,16を時計まわりにまわし、その首部先端で第一パッド12cの側面12c′を押すことにより、第一パッド12cを凹溝Eの深さ方向である第一の方向(右方向)に移動させ(図2(a)参照)、垂直フレーム4bの凹溝Eの内面に軽く接触させる。
【0042】
次に、頭付きボルト12i,12iの頭部を反時計まわりにまわし、その頭部端面で第二パッド12dの側面12d′を押すことにより、第二パッド12dを凹溝Eの幅方向である第二の方向(前方向)に移動させ(図2(a)参照)垂直フレーム4bの凹溝Eの内面に軽く接触させる。
【0043】
この調整作業をC形鋼7cの上下に設けられている滑動調整装置について、さらにベースフレーム7aの反対側に設けられている滑動調整装置について計4箇所行う。
【0044】
第一パッド12cおよび第二パッド12dを所定量進出させた状態でボルト13および14を増締することにより調整を終了する。
【0045】
図3は、本発明の滑動調整構造を備えた第二の作業機械として昇降式エレベータキャブを示したものである。
【0046】
同図に示す作業機械は、例えば解体作業時に高所の視界を確保することができるようになっており、上部旋回体20の前側にガイドレール21を垂直方向に備え、このガイドレール21をガイドとしてキャビン22が昇降するようになっている。
【0047】
なお、23はキャビン22を支持している上部フレームであり、24はキャビン22を昇降させるための昇降シリンダであり、25は下部走行体である。
【0048】
図4は、図3のF−F断面を示したものである。
【0049】
なお、同図において、図2と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】
ガイドレール21は左右方向に対向して配置される一対のC形鋼からなり、そのC形鋼の開放側をそれぞれ内側に向けて配置されている。
【0051】
これらのガイドレール21,21の凹溝Eに、ベースフレーム部23aの両端に設けられたブラケット12が嵌合されており、このベースフレーム部23aのC形鋼26に上部フレーム23の後端が固定されている。
【0052】
このブラケット12についても、略正方形からなる第一パッド12cと、同じく略正方形からなる第二パッド12dとが上下に積層されており、第一パッド12cと第二パッド12dとの間には薄板からなる第二スペーサ12fが挟み込まれ、第一パッド12cとプレート台12aとの間には同じく薄板からなる第一スペーサ12eが挟み込まれている(図2参照)。
【0053】
この構成からなる滑動調整装置は、C形鋼26の上端部と下端部とにそれぞれ配置されており、上側の滑動調整装置を調整するには上部フレーム23の上方から、下側の滑動調整装置を調整するには上部フレーム23の下方からアクセスする。
【0054】
このように、上記構成を有する滑動調整構造を昇降式エレベータキャブに適用すれば、キャブ22を搭載していることによってブラケット12がガイドレール21内で前傾の形となる場合であってもガイドレール21とブラケット12との隙間を簡便に調節することができるようになる。
【0055】
なお、本発明の滑動調整構造は、上記したように垂直方向に昇降する昇降式エレベータキャブに限らず、斜め方向に昇降するエレベータキャブについても適用することができる。
【0056】
また、本発明の滑動調整構造は上記実施形態では可動フレーム7の左右両端に設けたが、これに限らず、いずれか一方側に設けたものであってもよい。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、溝部を備えた固定フレームに可動フレームを係合させて滑動させるにあたり、溝部の深さ方向については上記溝部内に設けられるプレート台上で第一パッドを進退させ、溝部の幅方向については上記プレート台上に立設された受け板に対して第二パッドを進退させ、それぞれ所望の位置で固定できるように構成したため、スペーサを使用することなく上記溝部内での可動フレームと固定フレームの隙間を短時間でかつ簡便に調整することができる。
【0058】
請求項2の本発明によれば、ねじをまわすだけの操作で第一パッドおよび第二パッドを正確に調整することができるようになる。
【0059】
請求項3の本発明によれば、廃自動車を支持していることによって可動フレームの滑動部分に偏った荷重が加わる場合であっても第一パッドと第二パッドの進退量を調節することにより、可動フレームと固定フレームとの隙間を適切に調節して良好な滑動状態を得ることができる。
【0060】
請求項4の本発明によれば、昇降式エレベータキャブの重量によってブラケットの滑動部分に偏った荷重が加わる場合であっても第一パッドと第二パッドの進退量を調節することにより、ブラケットとガイドフレームとの隙間を適切に調節して揺れの発生しない良好な昇降状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滑動調整構造を適用した反転装置の全体構成図である。
【図2】 (a)は図1の滑動調整構造を拡大して示した平面図、(b)はそのC−C断面図、(c)はそのD−D断面図である。
【図3】本発明の滑動調整構造を適用した昇降式エレベータキャブの全体構成図である。
【図4】図3の滑動調整構造を拡大して示した平面図である。
【図5】従来の反転装置の全体構成図である。
【図6】従来の滑動調整構造を拡大して示した平面図である。
【符号の説明】
1 反転装置
2 ベースフレーム
3 廃自動車
4 支持フレーム
4a 垂直フレーム部
5 ガイドフレーム
6 昇降シリンダ
7 可動フレーム
7a ベースフレーム部
8 固定用シリンダ
10 倒伏シリンダ
12 ブラケット
12a プレート台
12c 第一パッド
12d 第二パッド
12i 頭付きボルト
13,14 ボルト
15,16 ボルト
Claims (4)
- 作業機械に設けられる滑動調整構造であって、
溝部を備えた固定フレームと、その固定フレームの溝部に係合される端部を有し上記溝部をガイドとして溝方向に滑動する可動フレームとを有し、
上記溝部に係合される上記可動フレームの端部は、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを特徴とする作業機械の滑動調整構造。 - 上記第一パッドを上記第一の方向に進出させる第一のねじと、上記第二パッドを上記受け板に対して上記第二の方向に進出させる第二のねじを上記可動フレームに備えてなる請求項1記載の作業機械の滑動調整構造。
- ベースフレームと、横フレーム部および縦フレーム部を有し廃自動車を支持する支持フレームと、この支持フレームを起伏させる起伏手段と、上記横フレーム部に対し上下方向に対向して配置される可動フレームとを有し、
上記縦フレーム部に一対の溝部が対向して設けられ、
上記可動フレームが、上記一対の溝部に架け渡されその溝部をガイドとして溝方向に昇降するように構成され、上記各溝部内に係合される端部を有し、
当該各端部が、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを特徴とする作業機械。 - 昇降式エレベータキャブを備えた作業機械において、
上記キャブを昇降させる昇降機構が、一対の溝部が対向して設けられているガイドレールと、上記キャブを搭載しこのガイドレールに案内されて昇降する上部フレームと、この上部フレームから延設され上記ガイドレールの各溝部内に係合されるブラケットとを有し、
このブラケットが、上記溝部内に配置されるプレート台と、このプレート台上で上記溝部の深さ方向である第一の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができる第一パッドと、上記プレート台上に立設される受け板と、この受け板に対して上記プレート台上で上記溝部の幅方向である第二の方向に進退することにより当該溝部の内面に接触することができるように当該受け板に連結される第二パッドと、所望の位置に進退された上記第一および第二パッドを固定する固定手段とを有することを特徴とする作業機械。
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