JP3370587B2 - リーチマスト装置 - Google Patents

リーチマスト装置

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JP3370587B2
JP3370587B2 JP34598297A JP34598297A JP3370587B2 JP 3370587 B2 JP3370587 B2 JP 3370587B2 JP 34598297 A JP34598297 A JP 34598297A JP 34598297 A JP34598297 A JP 34598297A JP 3370587 B2 JP3370587 B2 JP 3370587B2
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博 森谷
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリーチ式フ
ォークリフト等に適用され、車体に対してマストを前後
方向に移動させるリーチマスト装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のリーチマスト装置として
は、例えば図4及び図5に示したものが知られている。
当該リーチマスト装置50は、基本的には、前後方向に
設けられたガイドレール51と、これに沿って移動可能
なマストキャリッジ52と、これに立設されたマスト5
3と、マストキャリッジ52に回転可能に設けられてガ
イドレール51に対するマストキャリッジ52の上下方
向の荷重を担持するガイドローラ54と、これの支軸部
分に設けられてガイドレール51に対するマストキャリ
ッジ52の左右方向の遊動を阻止するサイドスリッパ5
5と、から構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、サイドスリッパが設けられているので、マストキ
ャリッジの左右方向のがたつきを防止できるものの、マ
ストキャリッジの荷重担持方向とは反対の上下方向のが
たつきを防止する事ができなかった。本発明は、叙上の
問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、
その課題とする処は、マストキャリッジの左右方向のが
たつきだけでなく上下方向のがたつきをも防止できる様
にしたリーチマスト装置を提供するにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のリーチマスト装
置は、基本的には、前後方向に設けられたガイドレール
と、ガイドレールに沿って移動可能なマストキャリッジ
と、マストキャリッジに立設されたマストと、マストキ
ャリッジに回転可能に設けられてガイドレールに対する
マストキャリッジの上下方向の荷重を担持するガイドロ
ーラと、マストキャリッジに回転可能に設けられてガイ
ドレールに対するマストキャリッジの上下方向と左右方
向の遊動を阻止するサイドローラと、から構成した事に
特徴が存する。 【0005】リーチシリンダが作動されると、マストキ
ャリッジとマストがガイドレールに沿って前後方向に移
動されて所謂リーチされる。この時、マストキャリッジ
に回転可能に設けられたガイドローラがガイドレールに
当合されているので、ガイドレールに対するマストキャ
リッジの上下方向の荷重が担持される。マストキャリッ
ジが荷重担持方向とは反対の上下方向や左右方向に遊動
されようとしても、マストキャリッジに回転可能に設け
られたサイドローラがガイドレールに当合されているの
で、これらの遊動が阻止される。 【0006】サイドローラは、縦軸廻りに回転可能な鍔
付型にされ、前側のものは、その小径部がガイドレール
の下側のフランジの側面に当合されて鍔部がガイドレー
ルの下側のフランジの下面に当合されると共に、後側の
ものは、その小径部がガイドレールの下側のフランジの
側面に当合されて鍔部がガイドレールの下側のフランジ
の上面に当合されるのが好ましい。この様にすれば、マ
ストキャリッジの下側にサイドローラを配する事がで
き、マストキャリッジを大きく改変する必要がなく、そ
の取付けや調整が容易に行なえる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明のリーチマスト
装置を示す縦断側面図。図2は、図1の前側ガイドロー
ラ付近を示す縦断正面図。図3は、図1の後側ガイドロ
ーラ付近を示す縦断正面図である。 【0008】リーチマスト装置1は、ガイドレール2、
マストキャリッジ3、マスト4、ガイドローラ5、サイ
ドローラ6とからその主要部が構成されて居り、リーチ
式フォークリフトに適用される。リーチフォークリフト
は、周知の如く、車体と、これの前側に延設された左右
のアウトリガと、これに沿って前後方向に移動可能に設
けられたマスト4と、これを移動させるリーチシリンダ
等を備えている。 【0009】ガイドレール2は、前後方向に設けられた
もので、この例では、前後方向(図1に於て右が前)に
長尺で、水平な上下のフランジ7とこれらを繋ぐ垂直な
ウエブ8とを備えて断面溝型を呈し、溝部が対向すべく
左右のアウトリガの内側に設けられている。ガイドレー
ル2の両フランジ7の内側、つまり上側のフランジ7の
下面と下側のフランジ7の上面には、帯状を呈するスリ
ッパ9が付設されている。 【0010】マストキャリッジ3は、ガイドレール2に
沿って移動可能なもので、この例では、左右のガイドレ
ール2の内側に位置されて側面略L型を呈する左右の側
板10と、これらを連結する連結板11とから成ってい
る。マストキャリッジ3は、リーチシリンダ(図示せ
ず)に依り前後動される。 【0011】マスト4は、マストキャリッジ3に立設さ
れたもので、この例では、断面溝型を呈する左右の枠材
12を備え、溝部が対向すべく下部がマストキャリッジ
3の側板10に取付けられている。 【0012】ガイドローラ5は、マストキャリッジ3に
回転可能に設けられてガイドレール2に対するマストキ
ャリッジ3の上下方向の荷重を担持するもので、この例
では、左右一対のものが前後に二組あって、ストレート
型にしてあり、マストキャリッジ3の両側板10の外側
の前後に突設された横方向の支軸13にベアリング14
を介して横軸廻りに回転可能に設けられている。前側の
ガイドローラ5は、ガイドレール2の下側のスリッパ9
に転動可能に当合されていると共に、後側のガイドロー
ラ5は、ガイドレール2の上側のスリッパ9に転動可能
に当合されている。そして、前側のガイドローラ5とガ
イドレール2の上側のスリッパ9との間、後側のガイド
ローラ5とガイドレール2の下側のスリッパ9との間に
は、夫々遊隙Sが形成されている。 【0013】サイドローラ6は、マストキャリッジ3に
回転可能に設けられてガイドレール2に対するマストキ
ャリッジ3の上下方向と左右方向の遊動を阻止するもの
で、この例では、左右一対のものが前後に二組あって、
鍔部15を備えた鍔付型(段付型)にしてあり、縦方向
の支軸16にベアリング17を介して回転可能に設けら
れていると共に、上下方向と左右方向に調整可能な様に
調整機構18を介してマストキャリッジ3の側板10に
取付けられている。前側のサイドローラ6は、鍔部15
が下にされて小径部がガイドレール2の下側のフランジ
7の側面に当合されていると共に、鍔部15がガイドレ
ール2の下側のフランジ7の下面に当合されている。後
側のサイドローラ6は、鍔部15が上にされて小径部が
ガイドレール2の下側のフランジ7の側面に当合されて
いると共に、鍔部15がガイドレール2の下側のフラン
ジ7の上面に当合されている。後側のサイドローラ6が
位置するマストキャリッジ3の側板10には、これに干
渉しない様に切欠が形成されている。調整機構18は、
支軸16の上部に設けられた取付片19と、これに穿設
されて縦長な前後の長孔20と、マストキャリッジ3の
側板10に螺設された前後の螺孔21と、取付片19と
側板10との間に介設される所定厚さ及び所要枚数のワ
ッシャ状を呈するシム22と、長孔20とシム22の穴
に挿通された後に螺孔21に螺合される前後のボルト2
3とから成っている。 【0014】次に、この様な構成に基づいてその作用を
述解する。図略したリーチシリンダが作動されると、マ
ストキャリッジ3とマスト4がガイドレール2に沿って
前後方向に移動されて所謂リーチされる。この時、マス
トキャリッジ3とマスト4とフォーク(図示せず)の自
重や荷物の重量等に依り前側のガイドローラ5がガイド
レール2の下側のスリッパ9に当合されると共に、後側
のガイドローラ5がガイドレール2の上側のスリッパ9
に当合されるので、これらに依りガイドレール2に対す
るマストキャリッジ3の上下方向の荷重が担持される。 【0015】前側のガイドローラ5とガイドレール2の
上側のスリッパ9との間、後側のガイドローラ5とガイ
ドレール2の下側のスリッパ9との間には、夫々遊隙S
が形成されて居り、これらに依り各ガイドローラ5が円
滑に転動される。前側のガイドローラ5とガイドレール
2の上側のスリッパ9との間の遊隙Sが小さくなる様
に、マストキャリッジ3の前側が上方へ遊動しようとし
ても、前側のサイドローラ6の鍔部15がガイドレール
2の下側のフランジ7の下面に当合されているので、こ
の遊動が阻止される。後側のガイドローラ5とガイドレ
ール2の下側のスリッパ9との間の遊隙Sが小さくなる
様に、マストキャリッジ3の後側が下方へ遊動しようと
しても、後側のサイドローラ6の鍔部15がガイドレー
ルの下側のフランジの上面に当合されているので、この
遊動が阻止される。マストキャリッジ3が左右方向に遊
動されようとすると、前後のサイドローラ6の小径部が
ガイドレール2の下側のフランジ7の側面に当合されて
いるので、この遊動が阻止される。従って、サイドロー
ラ6に依りガイドレール2に対するマストキャリッジ3
の上下方向と左右方向のがたつきを防止する事ができ
る。サイドローラ6は、調整機構18の長孔20とこれ
に遊嵌されるボルト23とに依り上下方向に調整移動で
きると共に、シム22の厚さや枚数を加減する事に依り
左右方向に調整移動する事ができる。 【0016】尚、サイドローラ6は、先の例では、縦軸
廻りに回転可能な鍔付型であったが、これに限らず、例
えば横軸廻りに回転可能な鍔付型、縦軸廻りに回転可能
なテーパ型、横軸廻りに回転可能なテーパ型、斜軸廻り
に回転可能なストレート型でも良い。テーパ型とストレ
ート型にした場合は、ガイドレール2の下側のフランジ
7にサイドローラ6のテーパ面や周面が当合する斜面を
形成して置くのが望ましい。調整機構18は、先の例で
は、長孔20とシム22とボルト23を用いたが、これ
に限らず、例えば偏心カムやリンク等を用いたものでも
良い。 【0017】 【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) ガイドレール、マストキャリッジ、マスト、ガ
イドローラ、サイドローラとで構成し、とりわけガイド
レールに対するマストキャリッジの上下方向と左右方向
の遊動を阻止するサイドローラを設けたので、マストキ
ャリッジの左右方向のがたつきだけでなく上下方向のが
たつきをも防止する事ができる。 (2) サイドローラを設けるだけであるので、既存の
ものにも容易に適用する事ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のリーチマスト装置を示す縦断側面図。 【図2】図1の前側ガイドローラ付近を示す縦断正面
図。 【図3】図1の後側ガイドローラ付近を示す縦断正面
図。 【図4】従来のリーチマスト装置を示す縦断側面図。 【図5】図4の縦断正面図。 【符号の説明】 1,50…リーチマスト装置、2,51…ガイドレー
ル、3,53…マストキャリッジ、4,53…マスト、
5,54…ガイドローラ、6…サイドローラ、7…フラ
ンジ、8…ウエブ、9…スリッパ、10…側板、11…
連結板、12…枠材、13,16…支軸、14,17…
ベアリング、18…調整機構、19…取付片、20…長
孔、21…螺孔、22…シム、23…ボルト、55…サ
イドスリッパ、S…遊隙。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前後方向に設けられたガイドレールと、
    ガイドレールに沿って移動可能なマストキャリッジと、
    マストキャリッジに立設されたマストと、マストキャリ
    ッジに回転可能に設けられてガイドレールに対するマス
    トキャリッジの上下方向の荷重を担持するガイドローラ
    と、マストキャリッジに回転可能に設けられてガイドレ
    ールに対するマストキャリッジの上下方向と左右方向の
    遊動を阻止するサイドローラと、から構成し、サイドロ
    ーラは上下方向と左右方向に調整可能な調整機構を介し
    てマストキャリッジに取付けられている事を特徴とする
    リーチマスト装置。
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