JP2548989Y2 - 作業台昇降装置におけるガイドローラ支持機構 - Google Patents

作業台昇降装置におけるガイドローラ支持機構

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JP2548989Y2
JP2548989Y2 JP4180492U JP4180492U JP2548989Y2 JP 2548989 Y2 JP2548989 Y2 JP 2548989Y2 JP 4180492 U JP4180492 U JP 4180492U JP 4180492 U JP4180492 U JP 4180492U JP 2548989 Y2 JP2548989 Y2 JP 2548989Y2
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bracket
guide roller
roller
slide
support mechanism
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茂樹 田村
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、起伏等が自在なブーム
の先端に昇降自在に取り付けられた作業台の昇降装置に
関し、さらには、その作業台昇降装置に設けられたガイ
ドローラの支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱上における電設工事等には、起伏等
が自在なブームの先端に作業台を備えた高所作業車が使
用されるが、このような高所作業車の中には、ブームの
先端に対して作業台を垂直昇降させる作業台昇降装置を
備えたものがある。この作業台昇降装置では、作業台お
よびこれに一体的に取り付けられたスライドブラケット
が、ブームの先端に垂直に取り付けられた固定ブラケッ
トに対して上下方向にスライド移動することにより作業
台の昇降が行われる。このような作業台昇降装置を備え
た高所作業車によれば、ブームの作動により一定の高所
に移動された作業台を、同じ水平方向位置において昇降
させることができ、作業に便利である。
【0003】ところで、上記作業台昇降装置において、
スライドブラケットの固定ブラケットに対する昇降案内
を行うのが、図3に示すガイドローラ支持機構30によ
り支持されたガイドローラ31である。このガイドロー
ラ31は、作業台昇降装置40の一部である固定ブラケ
ット41にボルト締結されたローラブラケット32に回
転自在に保持されており、転動面31aを、作業台昇降
装置40の一部であるスライドブラケット42に形成さ
れたガイドレール面42aに当接させている。このた
め、ガイドローラ31は、転動しながらスライドブラケ
ット42を昇降方向に案内し、スムーズに昇降移動させ
る。なお、ガイドローラ31の転動面31aとスライド
ブラケット42のガイドレール面42aとの間に隙間が
あいてガタが生ずるのを防止するため、固定ブラケット
41とローラブラケット32との間には数枚のスペーサ
ー35が挟み込まれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のガイドローラ支持機構では、例えば、ガイド
ローラ31の摩耗等によってガタが生じた場合にこれを
除去するためには、ローラブラケット32を固定ブラケ
ット41から取り外して新たにスペーサを加えなければ
ならない。さらに、このようなスペーサの増加等を行う
には、スライドブラケット42を固定ブラケット41か
ら取り外す必要があり、きわめて面倒であるという問題
がある。また、一枚のスペーサ45の厚さ単位でのみロ
ーラブラケット32の位置の調整を行えるに過ぎず、そ
のスペーサ45の厚さよりも小さなガタを除去できない
という問題がある。
【0005】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ガイドローラとスライドブラケット間の
ガタ除去を容易に行うことができるようにしたガイドロ
ーラ支持機構を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案のガイドローラ支持機構は、ガイドローラ
を回転自在に保持するローラブラケットと、固定ブラケ
ットに取り付けられ、ローラブラケットを、ガイドロー
ラの転動面がスライドブラケットに当接する当接方向お
よび上記転動面がスライドブラケットから離れる離脱方
向に移動自在に支持するブラケット支持部材とを備えて
いる。そして、このガイドローラ支持機構では、位置決
めネジを固定ブラケットに外側からねじ込んで内側に貫
通させ、この位置決めネジの内側先端部をローラブラケ
ットに当接させることにより、ローラブラケットのブラ
ケット支持部材上における離脱方向への移動を阻止する
ようにしている。
【0007】
【作用】このようなガイドローラ支持機構では、ガイド
ローラの摩耗等によりガイドローラとスライドブラケッ
ト間にガタが生じた場合には、位置決めネジを固定ブラ
ケットの外側からさらにねじ込めば、ローラブラケット
はよりスライドブラケットに接近した位置においてそれ
以上の離脱方向への移動が阻止された状態に位置決めさ
れる。これにより、容易かつ無段階的にガイドローラの
スライドブラケットに対する位置調整を行うことがで
き、確実にガタを除去することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
るガイドローラ支持機構を備えた高所作業車1を示して
いる。この高所作業車1の車体2の後部には、車体2に
対して水平旋回が自在な旋回台3が取り付けられてお
り、この旋回台3の上部には、テレスコープ状に伸縮自
在に構成されたブーム4が取り付けられている。ブーム
4の先端には、ブーム4の起伏状態にかかわらず常に垂
直に保持される垂直ポスト5が取り付けられており、こ
の垂直ポスト5の上部には、上記ガイドローラ支持機構
を有する作業台昇降装置20を介して作業台6が取り付
けられている。
【0009】作業台昇降装置20は、2本の平行レール
状に形成され、垂直ポスト5の上端部に垂直方向に延び
るよう固定された固定ブラケット21と、この固定ブラ
ケット21のレール状に形成された部分の内側に挟まれ
るように配置され、固定ブラケット21に対して昇降移
動自在に取り付けられたスライドブラケット22とから
構成されている。なお、スライドブラケット22の昇降
移動は、図示しない油圧シリンダの伸縮作動を利用して
行われる。スライドブラケット22の側面には、上記作
業台6が取り付けられておりスライドブラケット22と
ともに昇降移動する。このような高所作業車1によれ
ば、作業台6に搭乗した作業者は、旋回台3やブーム4
の各作動を通じて高所に移動することができ、さらに作
業台昇降装置20の昇降作動を通じて容易に高さ調整を
行うことができる。
【0010】そして、作業台昇降装置20におけるスラ
イドブラケット22の昇降移動がスムーズに行われるよ
うに、固定ブラケット21の上下左右の4箇所には、本
考案に係るガイドローラ支持機構により支持されたガイ
ドローラ11が取り付けられている。以下、このガイド
ローラ支持機構について図2(A),(B)を参照しな
がら説明する。
【0011】ガイドローラ支持機構10は、ローラブラ
ケット12と、2本のブラケット支持ピン13,13
と、位置決めネジ15とから構成されている。ローラブ
ラケット12は、図2(B)に示すように、コの字形断
面を有するように形成された固定ブラケット21の内側
空間内に配置されており、二股に分かれた前端部12a
においてガイドローラ11を回転自在に保持する。ま
た、このローラブラケット12の基端部(以下、平板部
という)12bは、固定ブラケット21の内側面21b
に面し、かつ上下方向に延びる平板状に形成されてお
り、その上下2箇所には貫通孔12c,12cが形成さ
れている。
【0012】ピン状に形成された2本のブラケット支持
ピン13,13は、それぞれ固定ブラケット21の上下
において外側面21a側から内側面21b側に向かって
差し込まれ、その先端面は、スライドブラケット22の
内側面に形成されたレール面22aに対向している。そ
して、このように延びる各ブラケット支持ピン13の先
端部から中間部が、ローラブラケット12に形成された
貫通孔12c,12cを貫通し、ローラブラケット12
を、ガイドローラ11の転動面11aがスライドブラケ
ット22のレール面22aに当接する当接方向(図2に
おける左方)およびレール面22aから離れる離脱方向
(図2における右方)に平行移動自在に支持されてい
る。
【0013】位置決めネジ15は、固定ブラケット21
の側面におけるローラブラケット12の平板部12bの
ほぼ中央に対応する位置に形成された雌ネジ穴21c
に、その外側からねじ込まれて内側に貫通している。そ
して、その内側先端面15aはローラブラケット12の
平板部12bの基端面に当接している。このため、位置
決めネジ15を上記雌ネジ穴21cに深くねじ込むほ
ど、ローラブラケット12を、ガイドローラ11の転動
面11aがレール面22aに接近する位置においてそれ
以上の離脱方向への移動を阻止した状態に位置決めする
ことができる。なお、通常は、図に示すように、位置決
めネジ15上における固定ブラケット21の外側面21
aに接する位置にはナット16が取り付けられており、
位置決めネジ15の回転をロックしている。これによ
り、位置決めネジ15の緩み等を防止することができ
る。
【0014】このように構成されたガイドローラ支持機
構10によれば、位置決めネジ15のねじ込み量を適宜
調整することにより、ガイドローラ11の転動面11a
をスライドブラケット22のレール面22aに当接させ
ることができる。そして、位置決めネジ15のねじ込み
量の調整は、固定ブラケット21の外側から無段階的に
行うことができる。したがって、例えば、ガイドローラ
11が摩耗することにより、転動面11aとレール面2
2a間にガタが生じても、そのガタの大小にかかわらず
容易にそれを除去することができ、スムーズな作業台6
の昇降移動を確保することができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案のガイドローラ支
持機構では、固定ブラケットにねじ込まれた位置決めネ
ジのねじ込み量の調整、即ち、ガイドローラのスライド
ブラケットに対する位置調整を、固定ブラケットの外側
から無段階的に行うことができる。このため、ガイドロ
ーラの転動面とスライドブラケットのレール面間に生じ
たガタの大小にかかわらずこれを容易に除去することが
できる。したがって、従来のように手間のかかる調整作
業が不要となり、作業台昇降装置を使いやすいものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガイドローラ支持機構を備えた高
所作業車の側面図である。
【図2】(A)は上記ガイドローラ支持機構の側面図、
(B)は上記ガイドローラ支持機構の平面図である。
【図3】従来のガイドローラ支持機構の側面図である。
【符号の説明】
4 ブーム 5 垂直ポスト 6 作業台 10,30 ガイドローラ支持機構 11,31 ガイドローラ 11a,31a 転動面 12,32 ローラブラケット 13 ブラケット支持ピン 15 位置決めネジ 20 作業台昇降装置 21 固定ブラケット 22 スライドブラケット 22a レール面 35 スペーサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム等の先端に垂直に取り付けられた
    固定ブラケットと、作業台に一体的に取り付けられ、前
    記固定ブラケットに対して昇降スライド自在に支持され
    るスライドブラケットとを有する作業台昇降装置におい
    て、前記固定ブラケットに回転自在に支持され、前記ス
    ライドブラケットに当接転動してこのスライドブラケッ
    トの昇降案内を行うガイドローラの支持機構であって、 前記ガイドローラを回転自在に保持するローラブラケッ
    トと、 前記固定ブラケットに取り付けられ、前記ローラブラケ
    ットを、前記固定ブラケットの内側において、前記ガイ
    ドローラの転動面が前記スライドブラケットに当接する
    当接方向および前記転動面が前記スライドブラケットか
    ら離れる離脱方向に移動自在に支持するブラケット支持
    部材と、 前記固定ブラケットにこの固定ブラケットの外側からね
    じ込まれてこの固定ブラケットの内側に貫通するネジ部
    材であって、その内側先端部が前記ローラブラケットに
    当接することにより、このローラブラケットの前記ブラ
    ケット支持部材上における前記離脱方向への移動を阻止
    する位置決めネジとから構成されることを特徴とするガ
    イドローラの支持機構。
JP4180492U 1992-05-26 1992-05-26 作業台昇降装置におけるガイドローラ支持機構 Expired - Lifetime JP2548989Y2 (ja)

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JPH0595993U JPH0595993U (ja) 1993-12-27
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