JP3689668B2 - 窯業系建築板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質セメント板などの窯業系建築板に関し、特に、側縁の継ぎ合わせ部の構造を改善して、裏面への雨水の回り込み防止と、隣接する建築板間での意匠柄の連続性の確保とを同時に満足できるようにした窯業系建築板に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、建築用外装材のほぼ70パーセントを窯業系外装材が占めており、その意匠柄はますます精巧となり、複雑化している。しかし、板単位でいかに精巧な意匠柄をデザインしても、板と板との継ぎ合わせ部において意匠柄の連続性が失われる場合には、十分な外観意匠性が得られない。窯業系建築板は、長尺板として製造され、板と板との継ぎ合わせは、平坦面とされた端面同士の単なる突き付け接合によるか、階段状の接合端面同士を突き合わせるいわゆる合決り接合による場合が多いが、いずれにしても、表面に直線状の接合線が現れることとなり、継ぎ合わせ部での意匠柄の連続性がとぎれる。また、表面に形成される接合線の部分から雨水が浸入して、突き付け接合面あるいは合決り接合面をとおって、裏面側にまで達してしまう恐れがある。
【0003】
窯業系建築板のデザインとして広く使用されているレンガ柄やタイル柄のような島状柄部を有する板において、板と板との継ぎ合わせ部を目立たせないようにする工夫が種々とられている。例えば、特開2000−170348号公報には、図7に示すように、建築板50において、一方の側縁側52側に階段状薄肉突出部53を設け、他方の側縁51側の内側に該階段状薄肉突出部53を積層して合致させることのできる階段状薄肉平受部54を設けてなる窯業系建築板(壁パネル)が記載されている。この建築板50は、階段状薄肉突出部53と階段状薄肉平受部54との重ね合わせ部と、両側縁51、52の接合端面により、本実接合部が形成されることから、それらの部分より雨水が裏面にまで回り込むのを抑えることができると共に、継ぎ合わせ部での柄模様の連続性も確保することができる。特開2001−227129号公報にも、図8に示すように、同様な、薄肉突出部63と薄肉平受部64の重ね合わせ領域を形成するようにした窯業系建築板60が記載されており、継ぎ合わせ部での柄模様の連続性をある程度確保することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す建築板50を窯業系の建築板として形成した場合、階段状薄肉突出部53が側縁52より大きく突出しているため、充分な強度を得ることができず、施工中に破損する恐れがある。また、板表面の階段状に形成された接合線部の隙間から浸入した雨水が、階段状薄肉平受部54上に滞留して除去されず、板内部に含浸する恐れがあり、大きな強度低下を招いてしまう。
【0005】
図8に示す建築板60では、薄肉突出部63と薄肉平受部64の重ね合わせ領域でない部分、すなわち、Aで示す領域での継ぎ合わせ部が、従来の建築板における一般的な継ぎ合わせ部のように1段の合決り接合であり、その接合線が表面に露出するため、そこから雨水が浸入して裏面に回り込む恐れがある。
【0006】
ところで、図7に示す建築板50のように、建築板50の継ぎ合わせ部を本実接合形態、すなわち、一方の側縁の全長に凹溝を形成し、他方の側縁に該凹溝に嵌入する凸条を形成して、凹溝内に凸条を嵌入させることにより相互の建築板を継ぎ合わせる場合には、継ぎ合わせ部の接触面積が大きくなることから、上記したような薄肉突出部と薄肉平受部の重ね合わせ領域でない部分が存在しても、雨水の裏面への回り込みを効果的に抑制することができる。しかし、通常の本実接合の場合には、表面に露出している接合線によって外観意匠性が損なわれるという不都合は回避されない。
【0007】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、継ぎ合わせ部の強度を確保しながら、継ぎ合わせ部から浸入した雨水が裏面に回り込むのをほぼ完全に抑制することができ、同時に、隣接する建築板同士の接合線のほとんどを柄模様(凸模様)により覆うようにして外観意匠が損なわれないようにした窯業系建築板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明による建築板は、対向する2つの側縁の一方には合決り接合のための上が凹所となった階段状の接合端面が、他方には下が凹所となった階段状の接合端面が形成さている基板と、該基板の表面に形成された多数の凸模様とを備えた窯業系建築板であって、前記上が凹所となった接合端面側には、凸模様の1部が側方に飛び出ている箇所と、凸模様が形成されずに基板表面が現れている箇所とが設けてあり、前記下が凹所となった接合端面側における、前記上が凹所となった接合端面側での側方に飛び出ている凸模様に対向する箇所は少なくとも該凸模様の飛び出し面積に相当する面積において基板表面が現れた状態となっており、さらに、前記上が凹所となった接合端面側での基板表面が現れている箇所に対向する箇所には凸模様が1部を側方に飛び出した状態で形成されており、それにより、2枚の建築板を前記2つの側縁を衝接した状態で継ぎ合わせたときに、継ぎ合わせ部には、本実接合の部分と2段の合決接合との双方が形成されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
上記の建築板では、隣接する2枚の建築板同士の継ぎ合わせは、基板の対向する2つの側縁に形成された、上が凹所となった階段状の接合端面と下が凹所となった階段状の接合端面とによる1段の合決り接合が全長にわたって形成される。そして、1段の合決り接合部における表面側の接合線は、建築板の側縁から飛び出した凸模様部分により覆われるので、そのほとんどは外から見えなくなる。施工状態において、継ぎ合わせ部における上下方向に位置する凸模様と凸模様との間に、前記接合線が一部現れるが、それはわずかであり、かつ見える場合にも不連続状態となるので、見る者に違和感を与えず、外観意匠が阻害されることはない。
【0010】
また、一方の建築板から接合線を越えて他方の建築板にまで飛び出している凸模様部は、他方の建築板の基板表面上に位置するようになるので、突き合わせ領域において柄模様がとぎれることはなく、意匠柄(凸模様)の一体性と連続性との双方が同時に満足される。凸模様が島状柄部のような場合には、2枚の建築板の継ぎ合わせ部に、凸模様間に現れる基板表面によって形成されるジグザグ状の凹溝模様を形成することも容易となる。
【0011】
さらに、2枚の建築板の継ぎ合わせ部における1段の合決り接合部分の表面側接合線上に、凸模様の1部が重ね合わされた状態となるので、その重ね合わせ部によって、前記1段の合決り接合部は、本実接合の形態となるか、2段の合決接合形態となる。そのために、表面から浸入する雨水が裏面にまで回り込むことは大きく抑制される。
【0012】
本発明による建築板は、任意の方法により製造することができるが、セメント硬化前であり表面がほぼ平坦な厚みの矩形板状体にエボス加工により凸模様の部分と基板表面が現れている部分とを形成し、養生硬化後に、少なくとも対向する2つの側縁に、凸模様の1部が側方に飛び出た状態となるようにして、一方の側縁には合決り接合のための上が凹所となった階段状の接合端面を、他方の側縁には下が凹所となった階段状の接合端面とを、側縁の全長にわたってカッターにより切削加工するようにする製造方法は好適な製造方法であり、高い生産効率を上げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による窯業系建築板及びその製造方法の好ましい実施の形態を図面とともに説明する。図1は本発明による窯業系建築板の製造方法における建築板の中間製品を示し、図2aは完成品を示す。なお、図2において、図2bは図2aのb−b線による断面を、図2cは図2aのc−c線による断面を示している。図3は本発明による窯業系建築板の製造工程と継ぎ合わせ態様とを説明する図である。
【0014】
製造に際し、最初に、所定のエンボス型(不図示)を用いて、セメント硬化前であり表面がほぼ平坦な厚みHである矩形板状態の表面に、高さh1である多数の凸模様2を形成し、硬化養生して、図1に示す矩形板材1Pを得る。隣接する凸模様2・・の間には、化粧目地的な深さh1の凹溝3が形成される。なお、本発明において、エンボス加工後の、矩形板材1Pの底面から前記凹溝3の底面までの厚みh2の部分(h2=H−h1)を「基板1a」といい、その上に突出している部分を「凸模様2」ということとする。
【0015】
図1の例において、基板1aの右側縁における上下方向のほぼ中央には、高さh1の凸模様2aが形成され、該凸模様2aにおける右側部分の上下の領域は、右側縁から内側にL1の距離にわたり、基板1aの表面が現れた領域4、4となっている。好ましくは、該凸模様2(2a)の高さh1は板材1Pの厚さHの1/3程度である。基板1aの他方の側縁、すなわち図で左側の側縁には、前記凸模様2aに対応する位置に、該凸模様2aの幅wよりも幾分広い縦幅であり、前記領域4の距離L1とほぼ同じ距離である、基板1aの表面が現れた領域5とされている。そして、領域5の上下の領域は凸模様2b、2bの部分となっている。なお、図1では、説明をわかりやすくするために、表面の凸模様2や凹溝3の形状や数を単純化して示しているが、実際の建築板では、図4に示すように、形状の大きさの異なる凸模様2や凹溝3が多段に形成され、上下の側縁にも下実41、上実42などの実加工が行われる。
【0016】
次ぎに、上記エンボス加工が施された板材1Pの左右の側縁に対してカッターによる切削加工を行う。切削加工は、図3(a−1)に示すように、基板1a部分の右側縁から内側に距離aだけ側縁の全長にわたって削り落とし、さらに、距離bだけ内側に基板1aの表面から厚みh3(好ましくは、h3=1/3・H)分を側縁の全長にわたって削り落とす。この削り落としは、削り込み高さの異なる2種類の回転カッターを用いて2段階に分けて行ってもよく、切り込み深さと高さが2段になっている同軸2段回転カッター(不図示)を用いて1回の工程で行うこともできる。上記の切削加工により、図2、図3(a−2)に示すように、基板1aの右側側縁には、上が凹所11となった階段状の接合端面12が側縁の全長にわたって形成され、さらに、基板1a上の凸模様2aの1部は所定距離(a+b)だけ、凹所11の内側縁を越えて側方(ここでは右側方)に飛び出した状態となる。
【0017】
同様に、板材1Pの左側縁からも削り落としを行う。すなわち、図3(b−1)に示すように、基板1aの左側縁から内側に前記距離b+距離c(但し、距離(b+c)<距離(L1−a))だけ、裏面から深さh2−h3の厚さに相当する分を側縁の全長にわたって削り落とし、次ぎに、距離cだけ内側に、先の削り落とし面の裏面から上方に厚さh3分だけ削り落とす。それにより、図2、図3(b−2)に示すように、基板1aの左側縁には、下が凹所13となった階段状の接合端面14が側縁の全長にわたって形成され、さらに、基板1a上の凸模様2b、2bの1部が距離cだけ、凹所13の外側縁13aを越えて側方(ここでは左側方)に飛び出した状態となる。この場合も、この削り落としも、切り込み高さの異なる2種類の回転カッターを用いて2段階に分けて行ってもよく、切り込み深さと高さが2段になっている同軸2段回転カッターを用いて1回の工程で行ってもよい。この切削加工により本発明による建築板1は完成する。
【0018】
壁面への張り付けに当たって、前記左右の側縁を継ぎ合わせしながら多数枚の建築板1を横張する。図3cに示すように、例えば2枚の建築板1A,1Bにおいて、先行して留め付けられた一方の建築板1Aの右側縁に他方の建築板1Bの左側縁を差し込むようにする。それにより、建築板1Aの基板1aの右側縁に形成された合決り接合端面12と、建築板1Bの基板1aの左側縁に形成された階段状の接合端面14とが合決り接合状態となる。同時に、建築板1Aの基板1aから右側に飛び出ている凸模様2aの部分は、建築板1Bの左側の基板1aの表面領域5の上に積層した状態となり、その部分での接合態様は、いわゆる「本実接合」の態様となる。一方、建築板1Bの基板1aから左側に飛び出ている凸模様2b、2bの部分は、建築板1Aの右側の基板1aの表面領域4、4の上に積層した状態となり、その部分での接合態様はいわゆる「2段合決り接合」の態様となる。
【0019】
上記のように、本発明による形態の建築板では、隣接する2枚の建築板1A、1Bの継ぎ合わせは、「本実接合」と「2段合決り接合」の2つの接合態様となるので、従来の単なる突き付け接合のみのもの、あるいは1段の合決り接合のみのものと比べて、雨水の裏面への回り込みは大幅に抑制できる。また、継ぎ合わせ部のほとんどが凸模様2a、2bの側方に飛び出ている部分により表面側から覆われるので、凸模様2a、2bの上下両側に形成される化粧目地的な凹溝3a(図3c参照)の部分を除き、突き合わせ部の接合線はまったく外からは見えなくなる。前記凹溝3aの部分の接合態様は1段の合決り接合となるが、その部分は接合線全体のごくわずかであり、外観意匠的にも、雨水の浸入の点からも、実質的な影響はない。
【0020】
上記では、従来の製造工程に従って製造した大型の窯業系板材から建築板1枚当たりの大きさのものを調整し、それに対して本発明の製造方法を適用する場合を説明したが、1枚の大型板材から多面取りする場合にも、本発明の製造方法は適用可能である。その際には、図5に示すように、図1〜図3で説明したような右側縁と左側縁とに形成したエンボス模様を1体としたエンボス模様を持つエンボス型(不図示)を用意して、被エンボス面10の表面の複数箇所に所定間隔で同時に(又は、連続的に)所要のエンボス加工11を施し、硬化養生処理などを経た原板の前記エンボス加工11の領域の基準線である左右のエンボス模様の接合面位置C.Lに沿って切断して、個々の建築板1とする(なお、図5では、表面のエンボス模様は、右側縁と左側縁とに形成したエンボス模様を1体としたエンボス模様部分のみを示し、他は省略している)。そして、各分離した建築板1の両側縁に対して上記したと同じようにして切削加工を行うことにより、図2に示す形状の建築板は形成される。なお、図5では、横方向にのみ多数個取りするものを示したが、上下方向及び横方向の双方向に多数個取りする場合にも、同様に本発明は適用可能である。
【0021】
図6は、本発明による建築板の他の実施の形態を示している図6aに示すように、第1の島柄模様状の凸模様を持つ建築板P1と第2の島柄模様状の凸模様を持つ建築板P2のそれぞれについて、その側縁に本発明の方法による加工を施したものを用意し、それを交互に継ぎ合わせしていくことにより、図6bに示すように、表面側に異なったジグザグ状の接合面を持つ継ぎ合わせ構造を形成することが可能となり、バリエーションに富んだ外観意匠を演出することが可能となる。この場合でも、継ぎ合わせ部分には、本実接合の部分と2段の合決接合との双方が形成されることは当然である。
【0022】
以上の説明では、例として建築板の左右の接合部に本発明を適用したものを取り上げたが、この例に限らず、上下の接合部に本発明を適用することも当然に可能であり、また、左右及び上下の側縁の双方に本発明を適用することも可能である。特に、上下の接合部に本発明を適用する場合には、板厚みバラツキに起因した上下板間のおける段差の発現という不具合が目立ちにくくなるという固有の効果も得られる。
【0023】
【発明の効果】
本発明による建築板では、隣接する2枚の建築板の継ぎ合わせは、「本実接合」と「2段合決り接合」の2つの接合態様となるので、従来の単なる突き付け接合のみのもの、あるいは1段の合決り接合のみのものと比べて、継ぎ合わせ部の強度を確保しながら、継ぎ合わせ部から浸入した雨水の裏面への回れ込みは大幅に抑制できる。また、一方の建築板から接合線を越えて他方の建築板にまで飛び出している凸模様部は、他方の建築板の基板表面上に位置するようになるので、突き合わせ領域において柄模様がとぎれることはなく、意匠柄(凸模様)の1体性と連続性との双方が同時に満足される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による窯業系建築板の中間製品を示す図。
【図2】図2aは本発明による窯業建築板の完成品の一例を示す図、図2bは図2aのb−b線による断面図、図2cは図2aのc−c線による断面図。
【図3】本発明による窯業系建築板の製造工程と継ぎ合わせ態様とを説明する図。
【図4】本発明による窯業系建築板の他の形態を示す図。
【図5】本発明による建築板及び製造方法の他の形態を説明する図。
【図6】本発明による建築板及び製造方法のさらに他の形態を説明する図。
【図7】従来の建築板の一例を説明する図。
【図8】従来の建築板のさらに他の例を説明する図。
【符号の説明】
1…建築板、1a…基板、2、2a、2b…凸模様、3…凹溝、4、5…基板の表面が現れている箇所、12…上が凹所となった階段状の接合端面、14…下が凹所となった階段状の接合端面
Claims (2)
- 対向する2つの側縁の一方には合決り接合のための上が凹所となった階段状の接合端面が、他方には下が凹所となった階段状の接合端面が、側縁の全長に渡って形成されている基板と、該基板の表面に形成された多数の凸模様とを備えた窯業系建築板であって、
前記上が凹所となった接合端面側には、凸模様の1部が側方に飛び出ている箇所と、凸模様が形成されずに基板表面が現れている箇所とが設けてあり、
前記下が凹所となった接合端面側における、前記上が凹所となった接合端面側での側方に飛び出ている凸模様に対向する箇所は少なくとも該凸模様の飛び出し面積に相当する面積において基板表面が現れた状態となっており、さらに、前記上が凹所となった接合端面側での基板表面が現れている箇所に対向する箇所には凸模様が1部を側方に飛び出した状態で形成されており、
それにより、2枚の建築板を前記2つの側縁を衝接した状態で継ぎ合わせたときに、継ぎ合わせ部には、本実接合の部分と2段の合決接合との双方が形成されるようになっている窯業系建築板であり、
前記凸模様の部分および基板表面が現れている部分は、基材にエンボス加工を施すことによって成形されたものであり、前記階段状の接合端面は、前記基材に切削加工を施すことによって形成されたものであることを特徴とする窯業系建築板。 - 請求項1に記載の窯業系建築板の製造方法であって、エンボス加工によりセメント硬化前の基材に凸模様の部分と基板表面が現れている部分とを成形して板状体となし、養生硬化後、少なくとも対向する2つの側縁に、凸模様の1部が側方に飛び出た状態となるようにして、一方の側縁には合決り接合のための上が凹所となった階段状の接合端面を、他方の側縁には下が凹所となった階段状の接合端面とを、側縁の全長にわたって切削加工により形成することを特徴とする窯業系建築板の製造方法。
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