JP2002129694A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

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JP2002129694A
JP2002129694A JP2000321177A JP2000321177A JP2002129694A JP 2002129694 A JP2002129694 A JP 2002129694A JP 2000321177 A JP2000321177 A JP 2000321177A JP 2000321177 A JP2000321177 A JP 2000321177A JP 2002129694 A JP2002129694 A JP 2002129694A
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decorative
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JP2000321177A
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Kazuhiko Mitsui
一彦 三井
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継ぎ目が目立たず、一体感のある天井面等を
形成できるとともに、選択できる意匠の範囲が広い化粧
板およびその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 平面方形の基板10の表面に凹凸模様を
形成する。一方、前記基板10の突合せ端面11a,1
3aが前記基板10の表面に対して略垂直である。さら
に、対向辺に位置する突合せ端面11a,13aが同一
端面形状を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトラバーチ
ン模様、エンボス模様等の凹凸模様を形成した化粧板、
特に、その継ぎ目が目立たず、意匠性に優れた化粧板、
および、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、天
井下地にロックウール吸音板等の化粧板を張設して一体
な天井面を構成する場合、化粧板相互の継ぎ目が目立っ
て目障りであった。このため、継ぎ目部分で模様を独立
させたトラバーチン模様(図4(A))、および、エン
ボス模様(図4(C))を形成した化粧板が提案されて
いる。
【0003】前記トラバーチン模様は、図4(A)に示
すように、化粧板1の表面にピン穴と不連続な線状凹部
とを形成しただけであるので、突合せ端面2,3周辺の
表面が面一になり、突合せ端面2,3相互間に段差が生
じにくい。このため、継ぎ目が目立ちにくい天井用化粧
板が得られる(図4(B))。しかし、トラバーチン模
様を設けた化粧板1では、ピン模様および不連続な線状
凹部の大きさ,密度等を変更したデザインバリエーショ
ンが考えられるだけであり、選択できる意匠の範囲が狭
い。
【0004】一方、前記エンボス模様は、図4(C)に
示すように、化粧板4の表面に帯状、波状、円形状、方
形状等の種々のデザインに対応できる幅広い可能性を有
している。しかし、エンボス模様では、凹凸模様の高さ
の変化に基因して突合せ端面5,6間に段差が生じるだ
けでなく(図4(D))、凹凸模様の位置のバラツキに
よって突き合せる凹凸模様間に位置ズレが生じやすい。
このため、継ぎ目が目立ち、目障りとなるので、全体と
して一体感のある美麗な天井面が得られないという問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、前記問題点に鑑み、継ぎ
目が目立たず、一体感のある天井面等を形成できるとと
もに、選択できる意匠の範囲が広い化粧板およびその製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる化粧板
は、前記目的を達成すべく、平面方形の基板表面に凹凸
模様を形成する一方、前記基板の突合せ端面が前記基板
表面に対して略垂直であるとともに、少なくとも1組の
対向辺に位置する突合せ端面が同一端面形状を有する構
成からなるものである。
【0007】本発明にかかる化粧板を突き合せて天井面
を形成すれば、突合せ端面が同一端面形状を有している
ので、継ぎ目が目立たず、凹凸模様が連続する。このた
め、一体感のある美麗な天井面等を構成できる。また、
どのような凹凸模様であっても、継ぎ目が目立たず、一
体感のある天井面を形成できるので、選択できる意匠の
範囲が広くなり、所望の意匠を天井面等に表現できる。
さらに、本発明の化粧板を施工すれば、突合せ面の継ぎ
目が目立たず、一体に見える。このため、天井下地の端
から順次張設でき、天井面の割付が不要となるので、作
業性が向上する。
【0008】本発明の実施形態は、2組の対向辺のう
ち、少なくとも一組の対向辺と平行に少なくとも1本の
化粧溝を所定の間隔で形成した構成であってもよい。本
実施形態によれば、化粧溝が所定の間隔で形成されてい
るので、化粧板相互の継ぎ目がより一層目立たなくな
り、天井面における意匠の一体感が高まる。
【0009】さらに、本発明にかかる化粧板の製造方法
は、平面方形の基板表面に凹凸模様を形成した化粧板に
おいて、前記基板の縁部近傍に設けた前記凹凸模様の端
部から前記縁部に向けて延べ柄部を略直角に形成した
後、製品切断線上に位置する前記延べ柄部の基部を略垂
直に切断して突合せ端面を形成した工程からなるもので
ある。本発明によれば、延べ柄部の基部を切断して突合
せ端面を形成する。このため、切断位置に若干のズレが
生じても、切り残された延べ柄部を介して凹凸模様を相
互に突き合せることにより、凹凸模様の連続性を確保で
きる。この結果、高い加工精度を必要とせず、製造が容
易になり、作業性が向上するという効果がある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる実施形態を添付図
面の図1ないし図3の添付図面にしたがって説明する。
本実施形態にかかる化粧板は、図1(A)に示すよう
に、平面長方形の基板10からなるものである。前記基
板10の材質は、特に限定するものではなく、例えば、
鉱物質繊維板(ロックウール天井板,スラグウール天井
板,ガラス繊維天井板),木質繊維板,火山性ガラス質
複層板(製品名 ダイライト)が挙げられる。
【0011】前記基板10は、その隣り合う長辺11お
よび短辺12に略垂直な突合せ端面11aおよび12a
をそれぞれ有する一方、残る隣り合う長辺13および短
辺14に略垂直な突合せ端面13aおよび14aをそれ
ぞれ有している。そして、前記突合せ端面11aおよび
13a、突合せ端面12aおよび14aはそれぞれ相互
に同一の端面形状を有している。さらに、前記基板10
は、前記長辺11および前記短辺12に雄実11b,1
2bをそれぞれ形成する一方、前記長辺13および短辺
14に雌実13b,14bをそれぞれ形成してある(図
1(B),(C))。
【0012】また、前記基板10は、図1(A)に示す
ように、その表面に多数の山部15と谷部16とを交互
にエンボス加工で形成した格子状の凹凸模様を有してい
る。なお、基板10の凹凸模様は、他の意匠を構成する
エンボス模様は勿論のこと、トラバーチン模様であって
もよく、特に、限定するものではない。
【0013】前記基板10は、その表面に水系無機料ベ
ースの塗料を塗布した後、更に、その上に無機顔料塗料
ベースの塗料からなる表面強化塗装が施されている。前
記表面強化塗装は無機顔料をベースとした塗料の他に、
パール顔料等をベースとした塗料であってもよい。ま
た、基板10の表面全面にベース色(濃色)とトップ色
(淡色)とを塗り分けてもよい。凹凸模様のベース色が
濃色であり、トップ色が淡色であれば、表面模様のコン
トラストが強くなり、継ぎ目等の影が目立たなくなるか
らである。
【0014】したがって、前述の化粧板を突き合せて天
井下地に張設すれば、山部15,15の突合せ端面およ
び谷部16,16の突合せ端面が段差や位置ズレもなく
相互に接合される。このため、継ぎ目が目立たず、一体
感のある美麗な天井面が得られるという利点がある。
【0015】第2実施形態は、図2に示すように、基板
10の表面に、対向する短辺12,14に平行な複数本
のスリット17を均等間隔で設けた場合である。他は前
述の第1実施形態と同様であるので、同一部分に同一番
号を附して説明を省略する。本実施形態によれば、施工
後に基板10が長辺方向に伸縮しようとしても、前記ス
リット17で吸収,緩和し、突き合せた化粧板間におけ
る目すきの発生を防止する。また、本実施形態では、化
粧板1の長さ寸法を均等に分割するピッチで化粧溝17
を平行に形成してある。このため、前記雄実12bと雌
実14bとを相互に嵌合すると、継ぎ目が化粧溝17と
同一ピッチで並ぶ。このため、継ぎ目と化粧溝17とを
判別しにくくなり、継ぎ目がより一層目立たなくなり、
一体感のある美麗な天井面等が得られる。ただし、前記
化粧溝17は必ずしも同一ピッチで形成する必要はな
く、異なるピッチで繰り返すように形成してもよい。
【0016】次に、本実施形態にかかる化粧板の製造方
法について説明する。前記基板10の表面に凹凸模様を
形成した金型(プレス金型,ロール金型)を押し付けて
凹凸模様を形成する。このとき、前記凹凸模様のうち、
図3(A)に示すように、前記基板10の縁部近傍に設
けた前記凹凸模様の山部15の端部から前記縁部に向け
て延べ柄部15aを略直角に延在しておく。そして、基
板10の製品切断線18上に位置する前記延べ柄部15
aの基部を垂直に切断して突合せ端面12aを形成す
る。ついで、基板10の表面全面にベース色(濃色)を
スプレーで塗布して乾燥させた後、凹凸面のトップ面に
ロールコーターでトップ色(淡色)を塗布して乾燥させ
る。
【0017】本実施形態によれば、万一、切断位置がズ
レても、図3(B)に示すように、切り残した延べ柄部
15bを介して山部15,15が相互に同調する。この
ため、図3(C),(D)に示すような目障りな位置ズ
レが生じず、見栄えのよい天井が得られる。この結果、
高い加工精度を必要とせず、作業性が向上するという利
点がある。
【0018】なお、前述の実施形態では、山部15に延
べ柄部15aを形成する場合について説明したが、例え
ば、基板10の縁部近傍に設けた谷部16から延べ柄部
を延在してもよい。また、前記基板10に実部を形成す
る場合には、前述と同様に切削加工を施して雄実,雌実
を切り出すとともに、それらに面取り加工を施してもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、化粧板を突き合せて天
井下地に張設すれば、突合せ端面が同一端面形状を有し
ているので、継ぎ目が目立たず、凹凸模様が連続する。
このため、一体感のある美麗な天井面等を構成できる。
また、どのような凹凸模様であっても、継ぎ目が目立た
ず、一体感のある天井面を形成できるので、選択できる
意匠の範囲が広くなり、所望の意匠を天井面等に表現で
きる。さらに、本発明の化粧板を施工すれば、突合せ面
の継ぎ目が目立たず、一体に見える。このため、天井下
地の端から順次張設でき、天井面の割付が不要となるの
で、作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる化粧板の第1実施形態を示
し、図(A)は突合せ前の平面図、図(B)は突合せた
後の山部の部分断面図、図(C)は突合せた後の谷部の
部分断面図である。
【図2】 本発明にかかる化粧板の第2実施形態を示す
突合せ前の平面図である。
【図3】 本発明にかかる化粧板の第3実施形態を示
し、図(A)は切断前の部分拡大平面図、図(B)は切
断して突合せた後の部分拡大断面図、図(C)は比較例
を示す切断前の部分拡大断面図、図(D)は比較例を示
す切断して突合せた後の部分拡大図である。
【図4】 従来例にかかる化粧板を示し、図(A)は第
1従来例の平面図、図(B)は第1従来例の突合せた後
の部分断面図、図(C)は第2従来例の平面図、図
(D)は第2従来例の突合せた後の部分断面図である。
【符号の説明】
10…基板、11,13…長辺、12,14…短辺、1
1a,12a,13a,14a…突合せ端面、11b,
12b…雄実、13b,14b…雌実、15…山部、1
5a…延べ柄部、16…谷部、17…化粧溝、18…切
断線。
フロントページの続き Fターム(参考) 2B250 AA06 BA03 BA05 CA11 DA04 EA02 EA18 FA01 FA09 FA13 FA18 FA21 FA31 FA33 GA03 GA05 HA01 2E110 AA57 AB03 AB23 BA12 BB04 BB22 BB23 BB38 BD23 DA02 DA22 EA06 EA09 GA33W GA42W GB12W GB32W GB62W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面方形の基板表面に凹凸模様を形成す
    る一方、前記基板の突合せ端面が前記基板表面に対して
    略垂直であるとともに、少なくとも1組の対向辺に位置
    する突合せ端面が同一端面形状を有することを特徴とす
    る化粧板。
  2. 【請求項2】 2組の対向辺のうち、少なくとも一組の
    対向辺と平行に少なくとも1本の化粧溝を所定の間隔で
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の化粧板。
  3. 【請求項3】 平面方形の基板表面に凹凸模様を形成し
    た化粧板において、前記基板の縁部近傍に設けた前記凹
    凸模様の端部から前記縁部に向けて延べ柄部を略直角に
    形成した後、製品切断線上に位置する前記延べ柄部の基
    部を略垂直に切断して突合せ端面を形成したことを特徴
    とする化粧板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014013543A1 (ja) * 2012-07-17 2014-01-23 株式会社オクオ 天井板吊持用長尺材
JP2020084571A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 ニチハ株式会社 建築板、および施工構造
JP2021175851A (ja) * 2020-05-01 2021-11-04 大建工業株式会社 化粧板

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