JP2002021289A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

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JP2002021289A
JP2002021289A JP2000200918A JP2000200918A JP2002021289A JP 2002021289 A JP2002021289 A JP 2002021289A JP 2000200918 A JP2000200918 A JP 2000200918A JP 2000200918 A JP2000200918 A JP 2000200918A JP 2002021289 A JP2002021289 A JP 2002021289A
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JP
Japan
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decorative
pattern
board
groove
substrate
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Pending
Application number
JP2000200918A
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English (en)
Inventor
Akira Otokura
明 乙倉
Kazuhiko Mitsui
一彦 三井
Nobuyuki Morimoto
信幸 森本
Shugo Ishida
修吾 石田
Toshiyuki Sanada
利行 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一様な模様で天井面等を形成できるととも
に、継ぎ目における隙間や段差が目立たない化粧板およ
びその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 平面方形の基板1の表面に凹凸模様を形
成するとともに、短辺3,7間の距離を均等に分割する
ピッチで化粧溝10を、前記短辺3,7と平行に形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧板、特に、表面
に凹凸模様を有し、継ぎ目が目立たない化粧板、およ
び、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、天
井下地にロックウール吸音板等の化粧板を張設して天井
面を構成する場合、化粧板相互の継ぎ目が目立って目障
りであった。このため、継ぎ目部分で模様を独立させた
タイル状,グリッド状の模様を形成した化粧板が提案さ
れている。しかし、前記化粧板を使用した施工方法では
天井全体を一様な模様で表現できず、デザインが限られ
ていた。また、タイル状,グリッド状の模様を備えた化
粧板を使用しても、その化粧板の寸法精度のバラツキや
天井下地の不陸等によって継ぎ目に生じた隙間や段差が
目障りとなり、外観を損なうという問題点があった。
【0003】本発明の目的は、前記問題点に鑑み、一様
な模様で天井面等を形成できるとともに、継ぎ目に生じ
た隙間や段差が目立たない化粧板およびその製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる化粧板
は、前記目的を達成すべく、平面方形の基板表面に凹凸
模様を形成するとともに、2組の対向辺のうち、少なく
とも1組の対向辺と平行に1本以上の化粧溝を形成した
構成からなるものである。本発明にかかる化粧板を張設
すれば、継ぎ目と同様の化粧溝が化粧板表面に設けられ
る。このため、継ぎ目と化粧溝とを区別することが困難
となり、継ぎ目が目立たなくなるので、一様な模様を有
する天井面等を構成できる。また、継ぎ目に隙間あるい
は段差が生じても、化粧溝の存在によって相対的に目立
たなくなり、外観を損なうことがない。
【0005】また、化粧板の製造方法は、平面方形の基
板表面に、2組の対向辺のうち、少なくとも1組の対向
辺と平行に1本以上の化粧溝を形成した後、前記化粧溝
の少なくとも1部を圧締するように、前記基板表面全面
にプレス加工で凹凸模様を形成した工程からなるもので
ある。本発明によれば、化粧溝を形成した後、プレス加
工で凹凸模様を形成するので、化粧溝の一部、特に、そ
の開口縁部が若干押し潰された状態となる。このため、
化粧溝の直線性が強調されず、表面全体がソフトに表現
されて自然な化粧板を得られるという効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にかかる一実施形態を添付
図面の図1ないし図3の添付図面に従って説明する。本
実施形態にかかる化粧板1は平面長方形の基板からなる
ものである。前記基板の材質は、特に限定するものでは
なく、例えば、鉱物質繊維板(ロックウール天井板),
木質繊維板,火山性ガラス質複層板(製品名 ダイライ
ト)が挙げられる。
【0007】前記化粧板1は、その隣り合う長辺6およ
び短辺7に雄実7aを形成する一方、残る隣り合う長辺
2および短辺3にそれぞれ嵌合可能な雌実3aを形成し
てある(図3)。さらに、前記長辺2および短辺3に、
化粧板1をステープルや釘で固定するための固定片4,
5をそれぞれ形成してある。なお、化粧板1の実形状や
継ぎ方については特に限定しない。
【0008】さらに、前記基板1は、その表面に凹凸模
様を形成してあるとともに、複数本の化粧溝10を短辺
3,7間の距離を均等に分割するピッチで平行に形成し
てある。
【0009】化粧板1の凹凸模様は、必要に応じて選択
でき、エンボス加工で形成してもよい。例えば、図3に
示すように、凹凸模様の立ち上がり部9aを略垂直(6
0度ないし90度)の鋭い角度で形成してもよい。この
ように形成することにより、仮に、隣り合う化粧板1,
1間に段差が生じても、同一条件下であれば、化粧板1
の凹凸模様中に同様な影ができる。このため、段差によ
って生じた影であるのか、凹凸模様によって生じた影で
あるのかを判別しにくくなり、段差が目立たないという
利点がある。
【0010】また、前記化粧溝10は、凹凸模様のう
ち、凸部の立ち上がり部9bの基部近傍に形成してもよ
い。このように形成すれば、凹凸模様のトップ面に化粧
溝を形成した場合のように化粧溝が強調されることがな
く、調和のとれた意匠を構成できる。なお、図示はしな
いが、化粧溝10は単なる平行線に限らず、長辺2,6
に平行な化粧溝を設け、前記化粧溝10と共に格子状に
形成してもよい。
【0011】さらに、前記化粧板1は、その表面全面に
ベース色(濃色)とトップ色(淡色)とが塗布されてい
る。凹凸模様のベース色が濃色であり、トップ色が淡色
であので、表面模様のコントラストが強くなり、継ぎ目
や化粧溝の影が目立たなくなるという利点がある。
【0012】次に、本実施形態の製造方法について説明
する。板状基材を所望の大きさ(例えば、巾300m
m,長さ600mm)に切断して加工用基板を得る。そ
して、基板の短辺3,7と平行な化粧溝10を長辺2,
6を均等に分割するピッチでカッター等によって切削す
る。前記化粧溝10は、巾0.3ないし1.0mm,深
さ0.5ないし1.5mmが好ましい。特に、その溝巾
は、継ぎ目で生じる通常の目隙の巾寸法と同等に形成し
ておけば、目隙が生じても目立たないという利点があ
る。
【0013】ついで、前記基板の表面を凹凸模様を形成
した金型(プレス金型,ロール金型)でプレスして凹凸
模様を形成する。本実施形態によれば、化粧溝を形成し
た後、凹凸模様を施すので、切削によって生じた化粧溝
の鋭いエッジが潰され、化粧溝が強調されないので、ソ
フトで自然な仕上がりの化粧板が得られる。なお、前記
基板に形成される凹凸模様のうち、基板の周辺縁部に形
成される凸部の立ち上げ角度を直角に近い角度(60な
いし90度)に形成することが好ましい。仮に、隣り合
う化粧板の継ぎ目に段差が生じても、斜光による段差の
影が斜光による凸部の影と同様に発生し、コントラスト
が近似するため、段差が目立たなくなるからである。
【0014】なお、化粧溝10の近傍(1.0mm以内
程度)に凹凸模様の立ち上がり部を形成すれば、化粧板
全面に化粧溝を形成しても、前記化粧溝が強調されず、
目障りとならないので、外観を損ねることはない。ま
た、凹凸模様の深さとして、継ぎ目近傍に形成する凹凸
模様の深さを他の凹凸模様の深さよりも20%ないし3
0%だけ浅く形成すれば、継ぎ目に段差が生じても、目
立つことが少なく、好ましい。
【0015】ついで、前記基板に切削加工を施して雄
実,雌実を形成するとともに、面取り加工を施す。
【0016】最後に、基板の表面全面にベース色(濃
色)をスプレーで塗布して乾燥させた後、凹凸面のトッ
プ面にロールコーターでトップ色(淡色)を塗布して乾
燥させる。
【0017】なお、本実施形態では、化粧板1の長さ寸
法を均等に分割するピッチで化粧溝10を平行に形成し
てある。このため、前述の化粧板の雄実と雌実とを相互
に嵌合すると、継ぎ目が化粧溝10と同一ピッチで位置
することになる。このため、継ぎ目と化粧溝10とを判
別しにくくなり、継ぎ目が目立たなくなるとともに、一
様な模様を有する意匠性の高い天井面等を構成できる
(図2B)。ただし、前記化粧溝は必ずしも同一ピッチ
で形成する必要はなく、異なるピッチで繰り返すように
形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、継ぎ目と化粧溝とを区
別することが困難となり、継ぎ目が目立たなくなるの
で、一様な模様を有する天井面等を構成できる。また、
継ぎ目に隙間あるいは段差が生じても、化粧溝の存在に
よって相対的に目立たなくなり、外観を損なわない化粧
板を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる化粧板の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】 図1で示した化粧板の接合方法を示す平面図
であり、図2Aは接合前を示し、図2Bは接合後を示す
平面図である。
【図3】 図2Bで示した接合後の化粧板を示す拡大部
分断面図である。
【符号の説明】
1…化粧板、2…長辺、3…短辺、3a…雌実、4,5
…固定片、6…長辺、7…短辺、7a…雄実、9a,9
b…立ち上がり部、10…化粧溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 信幸 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 石田 修吾 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 (72)発明者 真田 利行 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA33 AB03 BA02 BB22 BD22 GB12W GB62W 2E162 CA35 CC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面方形の基板表面に凹凸模様を形成す
    るとともに、2組の対向辺のうち、少なくとも1組の対
    向辺と平行に1本以上の化粧溝を形成したことを特徴と
    する化粧板。
  2. 【請求項2】 平面方形の基板表面に、2組の対向辺の
    うち、少なくとも1組の対向辺と平行に1本以上の化粧
    溝を形成した後、前記化粧溝の少なくとも1部を圧締す
    るように、前記基板表面全面にプレス加工で凹凸模様を
    形成したことを特徴とする化粧板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5801508B1 (ja) * 2015-03-20 2015-10-28 大建工業株式会社 内装化粧板
JP6088698B1 (ja) * 2016-08-06 2017-03-01 株式会社ベクタークラフト 型材及び該型材を用いた建築構造体
JP2020002707A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 大建工業株式会社 化粧板の施工方法及び化粧板の施工構造

Cited By (4)

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JP2016176256A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 大建工業株式会社 内装化粧板
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