JP3689173B2 - ロング苗マットの巻取り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不織布等からなる長い帯状の苗床シートに稲や野菜等の植物の種子を蒔いて育苗させたロング苗マットにおける苗茎を所定方向に倒したものを巻取るための装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、実開平6−17421号公報等に開示されているように、乗用型田植機の苗植装置に傾斜配置され、かつ左右往復動する苗載台の表面に、平面視矩形状の苗マットを載置し、前記苗載台の下端にて回動する苗移植機構の一対の植付爪により適宜の大きさの土付苗(1株分の苗)に分割しながら圃場に植付けすることが行われている。
【0003】
ところで、従来の苗マットは、その長手方向を傾斜状苗載台の上下傾斜方向に沿わせて配置するものであり、当該苗マットの長手方向の寸法は約58cm、幅寸法は約28cm程度であり、苗マットが消費されるごとに、苗載台上に新たな苗マットを頻繁に継ぎ足し供給する必要があるので、前記先行技術では、前記矩形状の苗マットを田植機の走行機体の側面に設けた予備苗台から苗載台の上端方向に移行させて受け継がせることを提案している。
【0004】
しかしながら、苗マットの長さが短いかぎり、当該苗マットの継ぎ足し供給作業の回数が頻繁となり、その度に、走行機体を停止させたりする苗マットの供給作業が必要となり、田植作業の効率化を妨げる原因となっていた。
【0005】
そこで、苗マットを帯状(ストリップ状)に長く形成すると、そのロング苗マットをそのまま苗載台に載置するのは、取扱いが至極面倒となり、且つ苗載台が長大となり過ぎるという不具合があるから、当該ロング苗マットをロール状に巻取り、そのロング苗マットを巻き解きながら苗載台の下端方向へ供給することが考えられた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロング苗マットの表面側には苗茎が略垂直状に立設しているので、そのまま巻き取ると、苗茎がランダム方向に倒れたり、苗の茎及び葉の途中が折れて破損するという問題があった。
【0007】
また、苗茎が苗マットの幅方向に倒れていると、その幅方向に並んだ左右一対の植付爪にて苗マットを1株ずつに分割するとき、前記倒れた苗茎の中途部を植付爪にて切断してしまう頻度が大きくなり、それを圃場に植付けても苗の育成ができないという問題がある。
【0008】
本発明は、前記の問題点を解決すべくなされたものであって、この種のロング苗マットの表面における苗茎を予め所定方向に傾ける前処理を実行したものを、容易にロール状に巻取りする装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
なお、本発明は、稲の苗ばかりでなく、草花、野菜等の苗移植機のためのロング苗マットにも適用できるものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のロング苗マットの巻取り装置は、不織布等からなる長い帯状の苗床シートに育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットと、前記ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻取リールと、前記巻取リールに向かって前記ロング苗マットを搬送するための搬送手段としての前記ロング苗マットを浮かべて支持させる水路とを有し、前記巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定としたものである。
【0011】
そして、請求項2に記載の発明は、不織布等からなる長い帯状の苗床シートに育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットと、前記ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻取リールと、前記巻取リールに向かって下向き傾斜状の形成されて前記ロング苗マットを搬送するための搬送手段とを有し、前記巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定としたものである。
【0012】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のロング苗マットの巻取り装置において、前記巻取り装置における巻取リールの高さ位置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。図1及び図2は、後述するようにしてロール状に巻き取ったロング苗マット(以下、苗ロール10という)を乗用型田植機に装着した実施形態を示し、走行機体2の後部にリンク機構3及び油圧シリンダ4を介してフロート6付の苗植装置5を昇降可能に装着し、該苗植装置5における後下向き傾斜状に配置し、且つ左右往復動する苗載台7の上端のスタンド部8に苗ロール10を回転自在に配置し、この苗ロール10を巻き戻しつつ苗載台7の表面に沿わせて下端方向にすべり落として、当該苗載台7の下端にて回動するロータリ式苗移植機構9の一対の植付爪により一株に分割して圃場に植付けするものである。
【0014】
図3は短い幅寸法がほぼ28cm、長さがほぼ6m、厚さ6cm以下の不織布製の苗床シート14を敷いてロング苗マット1を形成するための育苗トレイ11を示し、該育苗トレイ11は、長手方向の中途部で分割可能な内トレイ12a,12bと、ラス網16等で底板を形成させた外トレイ13とからなり、内トレイ12a,12bには、前記各苗床シート14を4列平行状に敷くための区画板15を備えると共に、育苗トレイ11上方から散水等にて供給された養液(図示せず)を外トレイ13を介して外部に放出するための漏下口17が他方の内トレイ12bの端部に穿設されている。
【0015】
従って、育苗トレイ11内に敷いた苗床シート14の表面に、発芽前処理した籾を蒔いて図示しない発芽室にて所定の温度及び湿度の環境下で3〜4日放置して発芽させた後、緑化室(図示せず)に育苗トレイ11を移して、養液を散水機等にて苗床シート14に供給し、日光を与えながら所定の環境下で5〜7日放置して苗茎、苗葉を緑化させ、さらに、硬化室(図示せず)に育苗トレイ11を移して、養液を散水機等にて苗床シート14に供給し、日光を与えながら5〜7日放置して苗茎、苗葉を硬化させる。なお、前記各養液は夫々の室にて独自に循環させて使用する。
【0016】
このようにして苗18が所定の背丈に育ったロング苗マット1を、巻取り装置20にてロール状に巻き取り、苗ロール10を形成する。この場合、本発明では、巻取り装置20をその巻取リール35の回転数を一定とするか、もしくはロール状に巻き取るときの苗ロール10周速度を一定となるように設計する一方、巻取り装置20へのロング苗マット1の搬送経路を、水路とし、この水路にロング苗マット1を浮かべて支持させながら巻き取る。もしくは巻取り装置に向かって下向き傾斜状の搬送手段を介して搬送するものである。
【0017】
なお、予め、巻取り装置20に搬送される前に、姿勢矯正手段(図示しない)にて、ロング苗マット1の苗18の苗茎が当該ロング苗マット1の長手方向に沿って倒れ姿勢を保持するように処理する。このように、ロング苗マット1の長手方向に沿って苗茎が倒れるように矯正させた後、当該ロング苗マット1の始端を巻取り装置20の巻取リール35に装着して巻取るとき、苗18の苗茎が巻き取る方向に沿うように並んで倒れているので、当該苗茎が巻取り時に折れる等の不都合が発生せず、良好な苗ロール10を形成することができるのである。
【0018】
図4及び図5は、巻取り装置20の第1実施形態であり、中空パイプ状の巻取リール35の両端に係合して回転自在に支持する一対の支持軸36,37のうち少なくとも一方の支持軸36をその軸線方向に進退動可能とする油圧シリンダ等のアクチュエータ40を備える。一つの支持軸36または37を駆動モータ、減速部等の動力機構38にて回転駆動する。この場合、巻取リール35の回転数を常時一定となるように構成すれば、動力機構及びその駆動制御が簡単となる。そして、巻取リール35に前記ロング苗マット1の始端1aを巻き付けする手段として、図示実施例では、巻取リール35の円周面一側に、可撓性を有する巻き付け片39の基端を固定し、ロング苗マット1の始端1a(苗18を有しない部分)を巻取リール35の円周面との間に挟みながら巻き付け始めれば良い。
【0019】
また、巻取リール35に一対のサイド板41,41を着脱自在に被嵌するか、もしくは被嵌固定し、ロング苗マット1の幅寸法の間隔に一対のサイド板41,41を隔てて位置保持させてロング苗マット1を巻き取るときの幅方向への巻きずれを防止する。さらに、中空パイプ状の巻取リール35の円周面に半径方向に貫通する空気孔42が多数穿設され、苗ロール10となったときの巻取り内径部分への空気流通性を向上させる。
【0020】
他方、図6は巻取り装置20における巻取リール35への搬送経路を水路とした場合であって、断面上向きコ字状の搬送板21に水22を溜める、もしくは水22を流し、その上にロング苗マット1を浮かべる。
【0021】
この構成によれば、巻取り装置20における巻取リール35に向かって矢印A方向に搬送されるロング苗マット1は水22の浮力で浮いており、ロング苗マット1の下面と搬送板21表面とは水22という摩擦力の少ないもので潤滑されるので、巻取リール35の回転数が一定もしくは後述するように苗ロール10の周速度が一定の巻取り装置20での巻取り抵抗力がきわめて少なくなり、苗ロール10の巻き径が大きくなるにつれての巻き締め作用が生じず、巻取り装置20にて苗ロール10に仕上げるという作業を迅速に実行できるから、作業効率を向上させることができる。
【0022】
図7は搬送経路を巻取り装置20における巻取リール35に向かって下向き傾斜状となるように搬送板23を配置した場合であって、このように傾斜状の搬送板23に沿ってロング苗マット1は巻取り装置20における巻取リール35方向に容易に且つ軽く滑り落ちるから、巻取リール35の回転数が一定もしくは後述するように苗ロール10の周速度が一定の巻取り装置20での巻取り抵抗力がきわめて少なくなり、苗ロール10の巻き径が大きくなるにつれての巻き締め作用が生じず、巻取り装置20にて苗ロール10に仕上げるという作業を迅速に実行できるから、作業効率を向上させることができる。
【0023】
なお、図4に示すように、巻取り装置20における巻取リール35の手前に位置する搬送板21(23)の左右両側に立て起こしガイドリブ44,44を設けることにより、搬送されるロング苗マット1が巻取リール35に対して横ずれしないように確実に案内することができる。また、巻取り時にロング苗マット1の左右両側を左右両側のサイド板41,41に案内することにより、押し倒された苗茎がロング苗マット1の幅方向にはみ出すのを防止できるのである。
【0024】
図8は、巻取リール35に対してロング苗マット1の始端1aを装着する手段の別実施例であり、巻取リール35の外周面に軸線に沿った長手溝孔24を穿設する一方、ロング苗マット1の始端1aには苗18を無くし、且つ長手溝孔24に容易に挿入できるように、始端1aを先窄まり状にカットするのである。
【0025】
図9及び図10は、巻取り装置20における巻取リール35を苗ロール10の巻取り直径が大きくなるのに従って搬送板21(23)の表面から遠ざかるように昇降調節できるようにしたものであり、左右両側のスタンド25,25に回動自在に枢支された左右一対のアーム26,26を油圧シリンダ27にて昇降調節可能となし、一対のアーム26,26の先端間に前記巻取リール35を着脱自在に装着できるように構成するものである。そのため、一方の支持軸36をその軸線方向に進退動可能とする油圧シリンダ等のアクチュエータ40を備える。他方の支持軸37をチェン28、プーリ29、駆動モータ、減速部等の動力機構38にて回転駆動する。
【0026】
このように巻取リール35を昇降可能な構成とすれば、ロング苗マット1の巻取り始めの位置で、巻取リール35の高さ位置を搬送板21(23)の高さ位置まで低くできるから、巻取り始めでロング苗マット1の始端1aを巻取リール35に対して強固に装着する必要がなく、巻き締めも少なくなる。
【0027】
図11(a)及び(b)と図12は、巻取り装置20を苗ロール10の円周速度が一定となるように構成した実施例であって、図示しない左右一対のブラケットに一対のローラ50,51と、アイドラローラ52とをその間隔が広狭できるように装着し、この3つのローラにゴム製等の無端帯57を巻掛け、一つの位置固定されたローラ50を駆動モータ53及び減速機構54、伝動チェン55等を介して回転駆動する。なお、前記一つのローラ50の左右側部から斜め上向きに突出する左右一対の支持アーム56の上向き開放溝56aに巻取リール35の左右両端部を回転自在、且つ着脱自在に被嵌する。図11(a)に示すように、無端帯57を一定周速度で矢印(図11(a)の反時計方向)に回転させると、苗ロール10の直径が小さい場合には、その自重が少ないので、バネ58力にてアイドラローラ50を下向きに付勢し、位置固定されたローラ50に対して接離可能な他方のローラ51との間隔を小さくする。苗ロール10の直径が大きくなる(自重が重くなる)に従って、バネ58が伸びて、ローラ50,51間の間隔が広がる。このように構成すると、苗ロール10の直径が小さい(巻き始め)の状態では、苗ロール10の円周の長い範囲で無端帯57に接触し、周速度一定での巻取り作業を確実にする一方、苗ロール10の直径が大きくなると、一対のローラ50,51間隔を広げて無端帯57による苗ロール10の支持及び巻取り作業を安定させることができるのである。なお、無端帯57の幅寸法はロング苗マット1の幅寸法より若干広くすることが好ましく、この場合巻取リール35にガイド板41,41を被嵌しないで巻取り作業実行すべきである。
【0028】
さらに、図5に示すように、左右両側のサイド板41,41の半径外寄り部位に貫通孔45を穿設する一方、左右両側端に断面コ字状等の嵌合部46a,46aを備えた外周枠体46をピン47,47を介して止め付けすることにより、苗ロール10の外周を緩まないように緩く押えることができる。
【0029】
また、巻取り装置20から取り出した苗ロール10を一時保管するために、巻取リール35の内径部に支持軸(図示せず)を挿通させて、当該巻取リール35の軸線を垂直方向にして複数の苗ロール10を積み重ねるようにしても良いし、苗ロール10を、軸線が水平となるようにして巻取リール35の両端を保管枠に支持させておいても良い。さらには、苗ロール10を左右両側のサイド板41,41の外周より小さい径に巻くことにより、移動時にサイド板41の外周が苗ロール10の外面を保護する役目を果たすことができる。
【0030】
なお、ロング苗マット1をロール状に巻き込む側に向かって苗18の苗茎先端が倒れるように姿勢矯正した場合には、田植機の苗載台7上端に配置した苗ロール10からロング苗マット1を巻き戻す状態では苗18の根元側が、苗載台の下端に先に到達するので植付爪にて1株ごとに分割して圃場に植付けするときの苗姿勢が良好である。
【0031】
従って、前記と逆に、ロング苗マット1をロール状に巻き込む側と反対側に向かって苗の茎先端が倒れるように姿勢矯正した場合には、一旦巻き付けた苗ロール10の外周端が巻取リールの内径側になように再度別の巻取り装置にて巻き取るようにしても良いし、田植機の苗載台7上端に配置した苗ロール10からロング苗マット1を巻き戻したときに、その苗18が苗床シート14からほぼ直立状に立つように、苗茎を引き起こす装置を設けることが好ましい。
【0032】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明のロング苗マットの巻取り装置は、不織布等からなる長い帯状の苗床シートに育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットと、前記ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻取リールと、前記巻取リールに向かって前記ロング苗マットを搬送するための搬送手段としての前記ロング苗マットを浮かべて支持させる水路とを有し、前記巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定としたものである。
【0033】
従って、搬送されるロング苗マットは水路の浮力で浮き、巻取り装置で巻き取るときの搬送抵抗を少なくすることができるから、苗ロールとしたときの巻き締めが少なくなり、苗ロール内での苗の損傷を極力少なくすることができる。また、このように、ローラの搬送の抵抗力が小さいので、巻き取るための巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定とするいずれの場合にも適用できるという効果を奏する。
【0034】
また、請求項2に記載の発明の場合のように、巻取り装置に向かって下向き傾斜状の搬送手段を介してロング苗マットを搬送しても、巻取り装置で巻き取るときの搬送抵抗を少なくすることができるから、苗ロールとしたときの巻き締めが少なくなり、苗ロール内での苗の損傷を極力少なくすることができる。また、このように、ローラの搬送の抵抗力が小さいので、巻き取るための巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定とするいずれの場合にも適用できるという効果を奏する。
【0035】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のロング苗マットの巻取り装置において、前記巻取り装置における巻取リールの高さ位置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成した場合、巻き始めにて巻取リールの高さ位置をロング苗マットの搬送経路の高さ位置に近く低い状態とすることができるから、ロング苗マットの始端を巻取リールち装着固定する強度を小さくでき、巻き始めのロング苗マットの苗が巻き締めにて苗茎や葉が中途で折れる等の破損を受けないようにすることができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 田植機の側面図である。
【図2】 田植機の平面図である。
【図3】 育苗トレイの斜視図である。
【図4】 巻取り装置の第1実施形態を示す正面図である。
【図5】 巻取り装置における巻取リール及びサイド板等の斜視図である。
【図6】 搬送手段が水路である場合の側断面図である。
【図7】 搬送手段が傾斜状である場合の側断面図である。
【図8】 巻取リール及びサイド板の他の実施例の斜視図である。
【図9】 巻取り装置の第2実施形態を示す側面図である。
【図10】 一部切欠き正面図である。
【図11】 (a)は巻取り周速度一定の実施形態における巻き始めの状態を示す側面図、(b)は巻き終わりの状態を示す側面図である。
【図12】 図11のXII −XII 線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ロング苗マット
10 苗ロール
14 苗床シート
20 巻取り装置
21,23 搬送板
22 水
35 巻取リール
41,41 サイド板
50,51 ローラ
52 アイドラローラ
57 無端帯
58 バネ
Claims (3)
- 不織布等からなる長い帯状の苗床シートに育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットと、
前記ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻取リールと、
前記巻取リールに向かって前記ロング苗マットを搬送するための搬送手段としての前記ロング苗マットを浮かべて支持させる水路とを有し、
前記巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定としたことを特徴とするロング苗マットの巻取り装置。 - 不織布等からなる長い帯状の苗床シートに育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットと、
前記ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻取リールと、
前記巻取リールに向かって下向き傾斜状の形成されて前記ロング苗マットを搬送するための搬送手段とを有し、
前記巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定としたことを特徴とするロング苗マットの巻取り装置。 - 前記巻取り装置における巻取リールの高さ位置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロング苗マットの巻取り装置。
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