JPH09308313A - ロング苗マットの巻取り装置 - Google Patents

ロング苗マットの巻取り装置

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JPH09308313A
JPH09308313A JP12842796A JP12842796A JPH09308313A JP H09308313 A JPH09308313 A JP H09308313A JP 12842796 A JP12842796 A JP 12842796A JP 12842796 A JP12842796 A JP 12842796A JP H09308313 A JPH09308313 A JP H09308313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロング苗マット1を長手方向に沿うように円
滑に搬送させてロール状に巻き取る作業を効率化する。 【解決手段】 予め苗18の苗茎を搬送方向に倒れるよ
うに強制的に姿勢矯正したロング苗マット1を、断面上
向きコ字状の搬送板21の表面に溜めた、水に浮かべ
て、巻取り装置20にてロング苗マット1の始端から巻
き取る。巻取リール35の回転数が一定もしくは苗ロー
ルの周速度が一定であっても、苗ロールの巻き締めが発
生せず、苗18の破損が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布等からなる
長い帯状の苗床シートに稲や野菜等の植物の種子を蒔い
て育苗させたロング苗マットにおける苗茎を所定方向に
倒したものを巻取るための装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、実開平6−1742
1号公報等に開示されているように、乗用型田植機の苗
植装置に傾斜配置され、かつ左右往復動する苗載台の表
面に、平面視矩形状の苗マットを載置し、前記苗載台の
下端にて回動する苗移植機構の一対の植付爪により適宜
の大きさの土付苗(1株分の苗)に分割しながら圃場に
植付けすることが行われている。
【0003】ところで、従来の苗マットは、その長手方
向を傾斜状苗載台の上下傾斜方向に沿わせて配置するも
のであり、当該苗マットの長手方向の寸法は約58c
m、幅寸法は約28cm程度であり、苗マットが消費さ
れるごとに、苗載台上に新たな苗マットを頻繁に継ぎ足
し供給する必要があるので、前記先行技術では、前記矩
形状の苗マットを田植機の走行機体の側面に設けた予備
苗台から苗載台の上端方向に移行させて受け継がせるこ
とを提案している。
【0004】しかしながら、苗マットの長さが短いかぎ
り、当該苗マットの継ぎ足し供給作業の回数が頻繁とな
り、その度に、走行機体を停止させたりする苗マットの
供給作業が必要となり、田植作業の効率化を妨げる原因
となっていた。そこで、苗マットを帯状(ストリップ
状)に長く形成すると、そのロング苗マットをそのまま
苗載台に載置するのは、取扱いが至極面倒となり、且つ
苗載台が長大となり過ぎるという不具合があるから、当
該ロング苗マットをロール状に巻取り、そのロング苗マ
ットを巻き解きながら苗載台の下端方向へ供給すること
が考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロング
苗マットの表面側には苗茎が略垂直状に立設しているの
で、そのまま巻き取ると、苗茎がランダム方向に倒れた
り、苗の茎及び葉の途中が折れて破損するという問題が
あった。また、苗茎が苗マットの幅方向に倒れている
と、その幅方向に並んだ左右一対の植付爪にて苗マット
を1株ずつに分割するとき、前記倒れた苗茎の中途部を
植付爪にて切断してしまう頻度が大きくなり、それを圃
場に植付けても苗の育成ができないという問題がある。
【0006】本発明は、前記の問題点を解決すべくなさ
れたものであって、この種のロング苗マットの表面にお
ける苗茎を予め所定方向に傾ける前処理を実行したもの
を、容易にロール状に巻取りする装置を提供することを
目的とするものである。なお、本発明は、稲の苗ばかり
でなく、草花、野菜等の苗移植機のためのロング苗マッ
トにも適用できるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のロング苗マットの巻取り装
置は、不織布等からなる長い帯状の苗床シートに稲や野
菜等の植物の種子を育苗させた苗茎を、予め苗床シート
の長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗
マットを、搬送経路における水路に浮かべて支持させる
一方、該ロング苗マットをロール状に巻き取るための巻
取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定と
したものである。
【0008】そして、請求項2に記載の発明は、不織布
等からなる長い帯状の苗床シートに稲や野菜等の植物の
種子を育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の
前方もしくは後方に倒れ付勢したロング苗マットを、巻
取り装置に向かって下向き傾斜状の搬送手段を介して搬
送する一方、該ロング苗マットをロール状に巻き取るた
めの巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度を
一定としたものである。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のロング苗マットの巻取り装置
において、前記巻取り装置における巻取リールの高さ位
置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成したもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1及び図2は、後述するように
してロール状に巻き取ったロング苗マット(以下、苗ロ
ール10という)を乗用型田植機に装着した実施形態を
示し、走行機体2の後部にリンク機構3及び油圧シリン
ダ4を介してフロート6付の苗植装置5を昇降可能に装
着し、該苗植装置5における後下向き傾斜状に配置し、
且つ左右往復動する苗載台7の上端のスタンド部8に苗
ロール10を回転自在に配置し、この苗ロール10を巻
き戻しつつ苗載台7の表面に沿わせて下端方向にすべり
落として、当該苗載台7の下端にて回動するロータリ式
苗移植機構9の一対の植付爪により一株に分割して圃場
に植付けするものである。
【0011】図3は短い幅寸法がほぼ28cm、長さが
ほぼ6m、厚さ6cm以下の不織布製の苗床シート14
を敷いてロング苗マット1を形成するための育苗トレイ
11を示し、該育苗トレイ11は、長手方向の中途部で
分割可能な内トレイ12a,12bと、ラス網16等で
底板を形成させた外トレイ13とからなり、内トレイ1
2a,12bには、前記各苗床シート14を4列平行状
に敷くための区画板15を備えると共に、育苗トレイ1
1上方から散水等にて供給された養液(図示せず)を外
トレイ13を介して外部に放出するための漏下口17が
他方の内トレイ12bの端部に穿設されている。
【0012】従って、育苗トレイ11内に敷いた苗床シ
ート14の表面に、発芽前処理した籾を蒔いて図示しな
い発芽室にて所定の温度及び湿度の環境下で3〜4日放
置して発芽させた後、緑化室(図示せず)に育苗トレイ
11を移して、養液を散水機等にて苗床シート14に供
給し、日光を与えながら所定の環境下で5〜7日放置し
て苗茎、苗葉を緑化させ、さらに、硬化室(図示せず)
に育苗トレイ11を移して、養液を散水機等にて苗床シ
ート14に供給し、日光を与えながら5〜7日放置して
苗茎、苗葉を硬化させる。なお、前記各養液は夫々の室
にて独自に循環させて使用する。
【0013】このようにして苗18が所定の背丈に育っ
たロング苗マット1を、巻取り装置20にてロール状に
巻き取り、苗ロール10を形成する。この場合、本発明
では、巻取り装置20をその巻取リール35の回転数を
一定とするか、もしくはロール状に巻き取るときの苗ロ
ール10周速度を一定となるように設計する一方、巻取
り装置20へのロング苗マット1の搬送経路を、水路と
し、この水路にロング苗マット1を浮かべて支持させな
がら巻き取る。もしくは巻取り装置に向かって下向き傾
斜状の搬送手段を介して搬送するものである。
【0014】なお、予め、巻取り装置20に搬送される
前に、姿勢矯正手段(図示しない)にて、ロング苗マッ
ト1の苗18の苗茎が当該ロング苗マット1の長手方向
に沿って倒れ姿勢を保持するように処理する。このよう
に、ロング苗マット1の長手方向に沿って苗茎が倒れる
ように矯正させた後、当該ロング苗マット1の始端を巻
取り装置20の巻取リール35に装着して巻取るとき、
苗18の苗茎が巻き取る方向に沿うように並んで倒れて
いるので、当該苗茎が巻取り時に折れる等の不都合が発
生せず、良好な苗ロール10を形成することができるの
である。
【0015】図4及び図5は、巻取り装置20の第1実
施形態であり、中空パイプ状の巻取リール35の両端に
係合して回転自在に支持する一対の支持軸36,37の
うち少なくとも一方の支持軸36をその軸線方向に進退
動可能とする油圧シリンダ等のアクチュエータ40を備
える。一つの支持軸36または37を駆動モータ、減速
部等の動力機構38にて回転駆動する。この場合、巻取
リール35の回転数を常時一定となるように構成すれ
ば、動力機構及びその駆動制御が簡単となる。そして、
巻取リール35に前記ロング苗マット1の始端1aを巻
き付けする手段として、図示実施例では、巻取リール3
5の円周面一側に、可撓性を有する巻き付け片39の基
端を固定し、ロング苗マット1の始端1a(苗18を有
しない部分)を巻取リール35の円周面との間に挟みな
がら巻き付け始めれば良い。
【0016】また、巻取リール35に一対のサイド板4
1,41を着脱自在に被嵌するか、もしくは被嵌固定
し、ロング苗マット1の幅寸法の間隔に一対のサイド板
41,41を隔てて位置保持させてロング苗マット1を
巻き取るときの幅方向への巻きずれを防止する。さら
に、中空パイプ状の巻取リール35の円周面に半径方向
に貫通する空気孔42が多数穿設され、苗ロール10と
なったときの巻取り内径部分への空気流通性を向上させ
る。
【0017】他方、図6は巻取り装置20への搬送経路
を水路とした場合であって、断面上向きコ字状の搬送板
21に水22を溜める、もしくは水22を流し、その上
にロング苗マット1を浮かべる。この構成によれば、巻
取り装置20に向かって矢印A方向に搬送されるロング
苗マット1は水22の浮力で浮いており、ロング苗マッ
ト1の下面と搬送板21表面とは水22という摩擦力の
少ないもので潤滑されるので、巻取リール35の回転数
が一定もしくは後述するように苗ロール10の周速度が
一定の巻取り装置20での巻取り抵抗力がきわめて少な
くなり、苗ロール10の巻き径が大きくなるにつれての
巻き締め作用が生じず、巻取り装置20にて苗ロール1
0に仕上げるという作業を迅速に実行できるから、作業
効率を向上させることができる。
【0018】図7は搬送経路を巻取り装置20に向かっ
て下向き傾斜状となるように搬送板23を配置した場合
であって、このように傾斜状の搬送板23に沿ってロン
グ苗マット1は巻取り装置20方向に容易に且つ軽く滑
り落ちるから、巻取リール35の回転数が一定もしくは
後述するように苗ロール10の周速度が一定の巻取り装
置20での巻取り抵抗力がきわめて少なくなり、苗ロー
ル10の巻き径が大きくなるにつれての巻き締め作用が
生じず、巻取り装置20にて苗ロール10に仕上げると
いう作業を迅速に実行できるから、作業効率を向上させ
ることができる。
【0019】なお、図4に示すように、巻取り装置20
の手前に位置する搬送板21(23)の左右両側に立て
起こしガイドリブ44,44を設けることにより、搬送
されるロング苗マット1が巻取リール35に対して横ず
れしないように確実に案内することができる。また、巻
取り時にロング苗マット1の左右両側を左右両側のサイ
ド板41,41に案内することにより、押し倒された苗
茎がロング苗マット1の幅方向にはみ出すのを防止でき
るのである。
【0020】図8は、巻取リール35に対してロング苗
マット1の始端1aを装着する手段の別実施例であり、
巻取リール35の外周面に軸線に沿った長手溝孔24を
穿設する一方、ロング苗マット1の始端1aには苗18
を無くし、且つ長手溝孔24に容易に挿入できるよう
に、始端1aを先窄まり状にカットするのである。図9
及び図10は、巻取り装置20における巻取リール35
を苗ロール10の巻取り直径が大きくなるのに従って搬
送板21(23)の表面から遠ざかるように昇降調節で
きるようにしたものであり、左右両側のスタンド25,
25に回動自在に枢支された左右一対のアーム26,2
6を油圧シリンダ27にて昇降調節可能となし、一対の
アーム26,26の先端間に前記巻取リール35を着脱
自在に装着できるように構成するものである。そのた
め、一方の支持軸36をその軸線方向に進退動可能とす
る油圧シリンダ等のアクチュエータ40を備える。他方
の支持軸37をチェン28、プーリ29、駆動モータ、
減速部等の動力機構38にて回転駆動する。
【0021】このように巻取リール35を昇降可能な構
成とすれば、ロング苗マット1の巻取り始めの位置で、
巻取リール35の高さ位置を搬送板21(23)の高さ
位置まで低くできるから、巻取り始めでロング苗マット
1の始端1aを巻取リール35に対して強固に装着する
必要がなく、巻き締めも少なくなる。図11(a)及び
(b)と図12は、巻取り装置20を苗ロール10の円
周速度が一定となるように構成した実施例であって、図
示しない左右一対のブラケットに一対のローラ50,5
1と、アイドラローラ52とをその間隔が広狭できるよ
うに装着し、この3つのローラにゴム製等の無端帯57
を巻掛け、一つの位置固定されたローラ50を駆動モー
タ53及び減速機構54、伝動チェン55等を介して回
転駆動する。なお、前記一つのローラ50の左右側部か
ら斜め上向きに突出する左右一対の支持アーム56の上
向き開放溝56aに巻取リール35の左右両端部を回転
自在、且つ着脱自在に被嵌する。図11(a)に示すよ
うに、無端帯57を一定周速度で矢印(図11(a)の
反時計方向)に回転させると、苗ロール10の直径が小
さい場合には、その自重が少ないので、バネ58力にて
アイドラローラ50を下向きに付勢し、位置固定された
ローラ50に対して接離可能な他方のローラ51との間
隔を小さくする。苗ロール10の直径が大きくなる(自
重が重くなる)に従って、バネ58が伸びて、ローラ5
0,51間の間隔が広がる。このように構成すると、苗
ロール10の直径が小さい(巻き始め)の状態では、苗
ロール10の円周の長い範囲で無端帯57に接触し、周
速度一定での巻取り作業を確実にする一方、苗ロール1
0の直径が大きくなると、一対のローラ50,51間隔
を広げて無端帯57による苗ロール10の支持及び巻取
り作業を安定させることができるのである。なお、無端
帯57の幅寸法はロング苗マット1の幅寸法より若干広
くすることが好ましく、この場合巻取リール35にガイ
ド板41,41を被嵌しないで巻取り作業実行すべきで
ある。
【0022】さらに、図5に示すように、左右両側のサ
イド板41,41の半径外寄り部位に貫通孔45を穿設
する一方、左右両側端に断面コ字状等の嵌合部46a,
46aを備えた外周枠体46をピン47,47を介して
止め付けすることにより、苗ロール10の外周を緩まな
いように緩く押えることができる。また、巻取り装置2
0から取り出した苗ロール10を一時保管するために、
巻取リール35の内径部に支持軸(図示せず)を挿通さ
せて、当該巻取リール35の軸線を垂直方向にして複数
の苗ロール10を積み重ねるようにしても良いし、苗ロ
ール10を、軸線が水平となるようにして巻取リール3
5の両端を保管枠に支持させておいても良い。さらに
は、苗ロール10を左右両側のサイド板41,41の外
周より小さい径に巻くことにより、移動時にサイド板4
1の外周が苗ロール10の外面を保護する役目を果たす
ことができる。
【0023】なお、ロング苗マット1をロール状に巻き
込む側に向かって苗18の苗茎先端が倒れるように姿勢
矯正した場合には、田植機の苗載台7上端に配置した苗
ロール10からロング苗マット1を巻き戻す状態では苗
18の根元側が、苗載台の下端に先に到達するので植付
爪にて1株ごとに分割して圃場に植付けするときの苗姿
勢が良好である。
【0024】従って、前記と逆に、ロング苗マット1を
ロール状に巻き込む側と反対側に向かって苗の茎先端が
倒れるように姿勢矯正した場合には、一旦巻き付けた苗
ロール10の外周端が巻取リールの内径側になように再
度別の巻取り装置にて巻き取るようにしても良いし、田
植機の苗載台7上端に配置した苗ロール10からロング
苗マット1を巻き戻したときに、その苗18が苗床シー
ト14からほぼ直立状に立つように、苗茎を引き起こす
装置を設けることが好ましい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明のロング苗マットの巻取り装置は、不織布等から
なる長い帯状の苗床シートに稲や野菜等の植物の種子を
育苗させた苗茎を、予め苗床シートの長手方向の前方も
しくは後方に倒れ付勢したロング苗マットを、搬送経路
における水路に浮かべて支持させる一方、該ロング苗マ
ットをロール状に巻き取るための巻取リールの回転数を
一定もしくは巻取り周速度を一定としたものである。
【0026】従って、搬送されるロング苗マットは水路
の浮力で浮き、巻取り装置で巻き取るときの搬送抵抗を
少なくすることができるから、苗ロールとしたときの巻
き締めが少なくなり、苗ロール内での苗の損傷を極力少
なくすることができる。また、このように、ローラの搬
送の抵抗力が小さいので、巻き取るための巻取リールの
回転数を一定もしくは巻取り周速度を一定とするいずれ
の場合にも適用できるという効果を奏する。
【0027】また、請求項2に記載の発明の場合のよう
に、巻取り装置に向かって下向き傾斜状の搬送手段を介
してロング苗マットを搬送しても、巻取り装置で巻き取
るときの搬送抵抗を少なくすることができるから、苗ロ
ールとしたときの巻き締めが少なくなり、苗ロール内で
の苗の損傷を極力少なくすることができる。また、この
ように、ローラの搬送の抵抗力が小さいので、巻き取る
ための巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度
を一定とするいずれの場合にも適用できるという効果を
奏する。
【0028】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のロング苗マットの巻取り装置
において、前記巻取り装置における巻取リールの高さ位
置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成した場
合、巻き始めにて巻取リールの高さ位置をロング苗マッ
トの搬送経路の高さ位置に近く低い状態とすることがで
きるから、ロング苗マットの始端を巻取リールち装着固
定する強度を小さくでき、巻き始めのロング苗マットの
苗が巻き締めにて苗茎や葉が中途で折れる等の破損を受
けないようにすることができるという効果を奏するので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図である。
【図2】田植機の平面図である。
【図3】育苗トレイの斜視図である。
【図4】巻取り装置の第1実施形態を示す正面図であ
る。
【図5】巻取り装置における巻取リール及びサイド板等
の斜視図である。
【図6】搬送手段が水路である場合の側断面図である。
【図7】搬送手段が傾斜状である場合の側断面図であ
る。
【図8】巻取リール及びサイド板の他の実施例の斜視図
である。
【図9】巻取り装置の第2実施形態を示す側面図であ
る。
【図10】一部切欠き正面図である。
【図11】(a)は巻取り周速度一定の実施形態におけ
る巻き始めの状態を示す側面図、(b)は巻き終わりの
状態を示す側面図である。
【図12】図11のXII −XII 線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ロング苗マット 10 苗ロール 14 苗床シート 20 巻取り装置 21,23 搬送板 22 水 35 巻取リール 41,41 サイド板 50,51 ローラ 52 アイドラローラ 57 無端帯 58 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布等からなる長い帯状の苗床シート
    に稲や野菜等の植物の種子を育苗させた苗茎を、予め苗
    床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢した
    ロング苗マットを、搬送経路における水路に浮かべて支
    持させる一方、該ロング苗マットをロール状に巻き取る
    ための巻取リールの回転数を一定もしくは巻取り周速度
    を一定としたこと特徴とするロング苗マットの巻取り装
    置。
  2. 【請求項2】 不織布等からなる長い帯状の苗床シート
    に稲や野菜等の植物の種子を育苗させた苗茎を、予め苗
    床シートの長手方向の前方もしくは後方に倒れ付勢した
    ロング苗マットを、巻取り装置に向かって下向き傾斜状
    の搬送手段を介して搬送する一方、該ロング苗マットを
    ロール状に巻き取るための巻取リールの回転数を一定も
    しくは巻取り周速度を一定としたこと特徴とするロング
    苗マットの巻取り装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取り装置における巻取リールの高
    さ位置を、巻取りロール径に応じて変更可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロン
    グ苗マットの巻取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109511338A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 井关农机株式会社 作业车辆
CN115226549A (zh) * 2022-09-06 2022-10-25 内蒙古自治区农牧业科学院 一种早熟辣椒品种直播装置

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