JP3687751B2 - 電子写真用磁性キャリア - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は電子写真法や静電印刷法などに用いられる磁性キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トナーを用いて静電潜像を現像する方法としては、カスケード現像法(米国特許第2618552号明細書参照)や磁気ブラシ現像法(米国特許第2874063号明細書参照)が知られている。このいずれの方法においても2成分系乾式現像剤が用いられている。
【0003】
この2成分系乾式現像剤は、比較的大きなキャリア粒子表面上に微小なトナー粒子が、両粒子の摩擦により発生した電気力により保持されており、静電潜像に接近すると、静電潜像が形成する電界によるトナー粒子に対する該潜像方向への吸引力が、トナー粒子とキャリア粒子間の結合力に打ち勝ってトナー粒子は静電潜像上に吸引付着されて、静電潜像が可視化されるものである。そして、現像剤は現像によって消費されたトナーを補充しながら反復使用される。
【0004】
この場合、トナー粒子は必ず光導電体上の所望の像領域へ優先的に引きつけられるような正確な帯電性および電荷の大きさを有していなければならない。又、キャリアは長期間の使用中、常にトナー粒子を所望とする極性で、かつ、充分な帯電量に摩擦帯電していなければならない。特にキャリアを磁気ブラシ現像法で用いる場合には、キャリアは適切な磁性も帯びなければならない。
【0005】
そこで、磁気ブラシ現像法で用いるキャリアとして、鉄粉キャリア、フェライトキャリアあるいはバインダー型キャリア(磁性体微粒子を分散させた樹脂粒子)等が開発され、実用化されている。
【0006】
鉄粉キャリアには、形状がフレーク状、スポンジ状、球状のものがあるが、真比重が7から8であって、嵩密度も3g/cm3から4g/cm3と大きいために、現像機中で撹拌するためには大きな駆動力を必要とし、機械的な損耗が多く、トナーのいわゆるスペント化、キャリア自体の帯電性劣化や感光体の損傷を招きやすい。
【0007】
又、フェライトキャリアは球状であって、真比重は4.5から5.5ぐらいであり、嵩密度は2g/cm3から3g/cm3ぐらいであるため、鉄粉キャリアの欠点である重さをある程度解消し得るが、現像スリーブ又はスリーブ内の磁石の回転数が大きい高速複写機や汎用コンピュータの高速レーザビームプリンタ等に対応するためにはまだ十分ではない。
【0008】
このようなスペント化を防止するため、従来よりキャリア表面に種々の樹脂を被覆する方法が提案されているが、いまだ満足の行くものは得られていない。例えば、スチレン−メタクリレート共重合体、スチレン重合体などの樹脂で被覆されたキャリアは、帯電特性は優れているが、表面の臨界表面張力が比較的高く、繰り返し複写するうちに、やはりスペント化が起きるため、現像剤としての寿命がそれほど長くない。
【0009】
又、四フッ化エチレン重合体を被覆したキャリアは表面張力が低いため、トナーのスペント化は起き難いが、四フッ化エチレン重合体が摩擦帯電系列において、最も負側に位置していることから、トナーを負極性に帯電しようとする場合には用いることができない。
【0010】
又、低表面張力を持つものとして、シリコーン樹脂含有の被覆層でコートしたキャリアが提案されている。例えば、不飽和シリコーン樹脂とオルガノシリコーン、シラノールなどをスチレン〜アクリル樹脂と混合してキャリア表面を被覆したもの(米国特許第3562533号明細書参照)、ポリフェニレン樹脂とオルガノシリコーンターポリマー樹脂とで表面を被覆されたキャリア(米国特許第3847127号明細書参照);スチレン〜アクリレート〜メタクリレート樹脂と、オルガノシラン、シラノール、シロキサンなどで表面を被覆されたキャリア(米国特許第3627522号明細書参照);シリコーン樹脂と正帯電特性を有する窒素含有樹脂とを含有するコート層で被覆されたキャリア(特開昭55−127567号公報参照);及び樹脂変性シリコーン樹脂で表面を被覆されたキャリア(特開昭55−157751号公報参照)などが挙げられる。
【0011】
シリコーン樹脂被覆キャリアにすることによって、耐スペント性は向上するが、キャリアの見かけ比抵抗が高くなるので、周辺効果を生じやすく、広い黒領域、中間調領域の再現性が悪くなる欠点がある。又、トナー離脱時のカウンターチャージも過大となるので、静電現像による非画像部へのキャリア付着が発生しやすくなる。特にこの現象は高バイアス時に顕著に発生する。
【0012】
そこで、シリコーン樹脂からなる被覆層にカーボンブラックなどの導電性を有する物質を混在させることが提案されている。例えば、特開昭56-126843号公報には、カーボンブラックと樹脂とを主成分とする材料で被覆したキャリアが開示され、特開昭62-45984号公報には、多孔性カーボンブラックを被覆層中に含有させたキャリアが開示されている。
【0013】
又、カラー現像剤用のキャリアについては、色汚れが問題とならない白色系金属酸化物を混在させることが提案されている。例えば、特開昭64-35561号公報には、酸化チタン系、酸化亜鉛系及び酸化スズ系粒子を1種あるいは2種以上、シリコーン樹脂被覆層中に含有させたキャリアが開示されている。
【0014】
この様にフェライトキャリア表面に導電性物質を含有するシリコーン樹脂を被覆すると耐スペント性は著しく向上し、かつキャリアの抵抗も容易に調整できるが、その画質については、現在市場で求められている更なる写真原稿再現性や更なる細線再現性等の高画質化の水準には至っていない。
【0015】
この様な高画質化の波に対応する為、鉄粉キャリアやフェライトキャリアより、真比重や嵩密度が小さいバインダー型キャリアの開発が進められている。
【0016】
バインダー型キャリアについては、特開昭59-31967、特開昭59-24416、特開昭58-136052号公報等に記載される様に各種の製法によるキャリアが提案されており、いずれも真比重と嵩密度はフェライトキャリアより小さくなっている。バインダー型キャリアはこれらの特徴を生かして、磁気ブラシの穂を繊細を軟らかくしているため、ベタムラがなくソフトで細線再現性が優れた鮮鋭な画像が形成される。
【0017】
しかしながら、バインダー型キャリアを反復使用すると、表面近くに存在する磁性体微粒子が経時でバインダーキャリアから離脱し、キャリア表面に帯電阻害粒子として浮遊する。これら帯電阻害粒子はキャリアが本来保持しうる帯電能力を一時的に低下させている。キャリアの帯電能力が見掛け上低下していると、現像が開始してから比較的早い時期に帯電阻害粒子の消費に伴うキャリア帯電能力の上昇現象が生じる。この結果、現像部内のトナー濃度が上昇し、画像上には地汚れが発生する。
【0018】
又、バインダーとして開示されている樹脂は、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、フッ素化アルキルアクリル系樹脂、含フッ素ビニル系樹脂等があり、これらの樹脂は各種の製法によって限定されている。スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂及びフェノール樹脂はトナーに使用している樹脂とSP値が近い為、耐スペント性としては適切ではない。そこで、表面張力を低下させるフッ素を含有した上記の樹脂が使用されている。しかし、フッ素系の樹脂は摩擦帯電系列において、最も負側に位置しているため、トナーを負極性に帯電しようとする場合には用いることができない。
【0019】
更に、バインダー型キャリアは高速機においては、キャリア付着し易い為、使用するのが困難となっている。一般的に高速機で使用されるキャリアはフェライトキャリアも含めて、飽和磁化の高いものを使用している。しかし、バインダー型キャリアにこれと同等の飽和磁化を持たせるには、磁性体微粒子を高濃度で含有させなければならず、バインダー型キャリアの強度を考えると実現不可能となっている。
【0020】
又、電気抵抗についても、磁性体微粒子の含有量によってほぼ決定されてしまうので、バインダー型キャリアは電気抵抗の調整に対する幅が著しく狭い。この様な理由により、バインダー型キャリアは高画質でありながら、市販機への普及が遅れており、わずかに、耐久性やキャリア付着に対して余裕のある低速機で使用されているだけであった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記の点を解決しようとするもので、殊に
(1)高耐久性でかつ高画質な電子写真用磁性キャリアを提供することにある。
(2)高速機においてもキャリア付着がなく、かつ強度にも優れた電子写真用磁性キャリアを提供することにある。
(3)環境安定性が更に向上する電子写真用磁性キャリアを提供することにある。
(4)色汚れが問題とならない電子写真用磁性キャリアを提供することにある。
(5)種々のトナーに対して帯電量の調整が可能な電子写真用磁性キャリアを提供することにある。
【0022】
上記課題は、本発明の(1)「核体粒子の表面に導電性物質を含有するシリコーン樹脂をコーティングしたキャリアであって、該核体粒子が強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体粒子であり、前記導電性物質が白色系磁性体微粒子であることを特徴とする電子写真現像剤用磁性キャリア」、(2)「コーティング材料としてさらにカップリング剤を使用したことを特徴とする前記第(1)項に記載の電子写真現像剤用磁性キャリア」により達成される。
【0023】
また、上記課題は、本発明の(3)「前記第(1)項又は第(2)項に記載の磁性キャリアとトナーとからなる電子写真現像剤」により達成される。
【0024】
更にまた、上記課題は、本発明の(4)「前記第(3)項に記載の現像剤を用いた電子写真画像形成方法」により達成される。
【0025】
上記本発明の構成によれば、バインダー型キャリアの有する低比重・高画質を損なうことなく、シリコーン樹脂の耐スペント性を確保でき、表面が被覆されていることによりキャリア自体の強度が増し、磁性体の脱離やキャリアの破壊が生じない。
更に磁性体含有量を80wt%以上、あるいはそれと磁性体の飽和磁化を70emu/g以上とすることによりキャリアの飽和磁化を高くすることが可能なため、高速機におけるキャリア付着を防止することができる。又、導電性物質を被覆層に含有することにより、核体粒子中の磁性体量に関係なく抵抗を容易に調整することができる。
【0026】
更に導電性物質を次のように特定することにより種々の性能を向上させることができる。
導電性物質を白色系磁性体微粒子にすることにより、耐色汚れ性を損ねることなく、キャリア自体の飽和磁化を高めることができる。
【0027】
又、カップリング剤にシランカップリング剤を用い、更にその化学構造を特定することにより、次のように性能を付与あるいは向上させることができる。
▲1▼カップリング剤がシランカップリング剤であることにより、核体粒子とシリコーン被覆層の接着性が向上し、被覆層の剥がれがない高耐久のキャリアとなる。
▲2▼シランカップリング剤をアミノ基を含有するシランカップリング剤とすることによりキャリア自体の帯電性を正極性にすることができるため負極性トナーに対して均一な帯電を付与することが可能である。
▲3▼シランカップリング剤をクロロ基あるいはグリシドキシ基を含有するシランカップリング剤とすることによりキャリア自体の帯電性を負極性にすることができるため正極性トナーに対して均一な帯電を付与することが可能となる。
▲4▼これらシランカップリング剤の量を変えることにより帯電量のレベルをコントロールすることができる。
▲5▼シリコーン樹脂中に有機スズ化合物を含有することにより該有機スズ化合物の量に応じて帯電量をコントロールすることが可能となる。
【0028】
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明に用いられる核体粒子の製造方法には、以下のようよな方法が挙げられる。
(1)熱可塑性樹脂と強磁性体微粉末とを混練粉砕後、適度な粒度に分級する。更に熱風処理することにより球状化することもできる。
(2)熱硬化性樹脂と磁性体微粉末を溶融混練後、硬化剤を加えて熱硬化させ、その結果、得られた硬化物を粉砕分級する。
(3)結着樹脂と磁性体微粉末を熱溶融混練後、その混練物を固化させない状態で比較的低温の空気流により冷却固化する。
(4)熱硬化樹脂をトルエン等の溶剤に溶解し、更に、磁性体微粉末を分散した後、噴霧造粒乾燥し、更に、加熱硬化後、分級する。
(5)磁性体微粒子と懸濁安定剤及び塩基性触媒の存在下で、フェノール類とアルデヒド類とを、水性媒体中で反応、硬化させて得る等の、いわゆる反応法による。
なお、これらに限られるものではない。
【0029】
又、核体粒子の平均粒子径として、20〜300μmであることが製造上、更に実使用での品質上好ましい。特に20μmより小さい場合には、トナーと同時に現像時に現像される場合があり、又300μmより大きい場合には、現像スリーブ上での現像剤の穂が粗になり、現像ムラが発生すると同時に、細線の再現性に劣る画像の得られる場合がある。
【0030】
本発明で用いられるシリコーン樹脂としては、従来知られている、いずれのシリコーン樹脂であってもよく、下記式で示されるオルガノシロキサン結合のみからなるストレートシリコーン樹脂及びアルキッド、ポリエステル、エポキシ、ウレタンなどで変性したシリコーン樹脂が挙げられる。
【0031】
【化1】
【0032】
上記式中R1は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基又はフェニル基、R2およびR3は水素基、炭素原子1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エチレンオキシド基、グリシジル基又は下記式で示される基である。
【0033】
【化2】
【0034】
(上記式中R4,R5はヒドロキシ基、カルボキシル基、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノキシ基、k,l,m,n,o,pは1以上の整数を示す。)
上記各置換基は未置換のもののほか、例えばアミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、メルカプト基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキシド基、グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基を有していてもよい。
【0035】
例えば、市販品としてストレートシリコーン樹脂は、信越化学社製のKR271,KR255,KR152、東レダウコーニングシリコーン社製のSR2400,SR2405等があり、変性シリコーン樹脂は、信越化学社製のKR206アルキッド変性)、KR5208(アクリル変性)、ES1001N(エポキシ変性)、KR305(ウレタン変性)、東レダウコーニングシリコーン社製のSR2115(エポキシ変性)、SR2110(アルキッド変性)などがある。
【0036】
本発明でキャリアの抵抗調節剤として用いられる導電性物質は従来知られているものであれば、いずれを用いても構わないが、安価な導電性物質という点からはカーボンブラックを用いることが好ましい。しかも、カーボンブラックとしてはBETが800m2/g、好ましくは1000m2/g以上、DBP吸油量が200ml/100g、好ましくは250ml/100g以上のカーボンブラックを用いることが最も好ましい。
【0037】
上記のカーボンブラックは通常のカーボンブラックの数倍の表面積を有しているため、キャリア 被覆層に含有せしめた時、少量で所望の抵抗値にすることが可能である。一般的に導電性物質は環境の影響を受け易いので、その含有量は少ない方が望ましい。従って、この様なカーボンブラックは含有量を減ずることができるため、キャリアの環境安定性を通常の導電性物質に比べて、更に向上させることが可能である。このようなカーボンブラックの市販品としては、キャボット社製の Black Pearls 2000、デグサ社製の Printex XE2、三菱化成社製の#3600B、ライオンアグゾ社製のケッチェンブラック ECDJ-600 等が挙げられる。
【0038】
又、カラーキャリア等で色汚れが問題となる場合には、白色系金属酸化物を用いることが好ましい。白色系金属酸化物としては、酸化チタン系、酸化亜鉛系及び酸化スズ系粒子が挙げられる。市販品としては、次のような物が挙げられる。
ECT−52 (Tio2系) チタン工業社製
KV400 (Tio2系) チタン工業社製
ECR−72 (Tio2系) チタン工業社製
ECTR−82 (Tio2系) チタン工業社製
500W (Tio2系) 石原産業社製
300W (Tio2系) 石原産業社製
S−1 (Tio2系) 石原産業社製
W−1 (SnO2系) 三菱金属社製
23K (ZnO) 白水化学社製
導電性亜鉛華No.1 (ZnO) 本荘ケミカル社製
導電性亜鉛華No.2 (ZnO) 本荘ケミカル社製
W−10 (TiO2系) 三菱金属社製
MEC300 (SnO2系) 帝国化工社製
MEC500 (SnO2系) 帝国化工社製
【0039】
更に、環境安定性を向上させたい場合には、白色系金属酸化物で表面処理された繊維を用いることが最も好ましい。この様に導電性物質を繊維状にして用いると、粉体状とは異なって被覆層中に網目状に広がるため、抵抗は粉体を用いた時より低くなる。従って、少量で所望の抵抗値を得ることができるため、環境安定性に対して有利となる。市販品としては、次の様な物が挙げられる。
デントールWK−100(導電性繊維) 大塚化学社製
デントールWK−200(導電性繊維) 大塚化学社製
デントールWK−300(導電性繊維) 大塚化学社製
【0040】
又、色汚れが問題となる場合で、かつ核体粒子の飽和磁化が小さい場合には白色系磁性体微粒子を導電性物質として用いることが最も好ましい。白色系磁性微粒子を用いることよって、耐色汚れ性を損ねることなくキャリヤ自体の飽和磁化を高めることができ、キャリアも付着しにくくなる。白色系磁性体微粒子としてはカルボニル鉄粉を用いことが好ましい。
【0041】
カップリング剤としては、シランカップリング剤のほかチタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤等も挙げられる。
【0042】
本発明において好ましく用いられるシランカップリング剤としては、例えば、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン(以上、トーレ・シリコン社製)、アリルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、1.3−ジビニルテトラメチルジシラザン、メタクリルオキシエチルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド(以上チッソ社製)等が挙げられる。
【0043】
又、アルミニウム系カップリング剤としてはアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートが挙げられる。
【0044】
チタン系カップリング剤としては、例えば、イソプロピル−トリステアロイルチタネート、イソプロピル−トリドデシル−ベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピル−トリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テトライソプロピルービス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−プチル)ビス(ジートリデシル)ホスファイト、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、トリス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピルジステアロイルメタクリルチタネート、イソプロピル−4−アミノベンゼンスルホニルージ(ドデシルベンゼンスルホニル)チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−エチルアミノ−エチルアミノ)チタネート、イソプロピルトリアントラニルチタネート、テトライソプロピルージ(ジラウリルホスファイト)チタネート、ジイソステアロイルーオキシアセテートチタネート、ジクミルフェノレートオキシアセテートチタネート、ジイソステアロイル−エチレンチタネート(以上、味の素社製)等が挙げられる。
【0045】
本発明に用いられるシランカップリング剤の量としては、シリコーン樹脂固形分に対し、1〜25wt%が好ましい。シランカップリング剤の含有量が1wt%より少ないとその効果が発揮されず、核体粒子とシリコーン被覆層の接着に劣るため長期間の使用で被覆層の剥れが生じる。又、含有量が25wt%を超えるとシリコーンの耐スペント性が悪化し、やはり長期間の使用でトナーのスペント化が発生する。
【0046】
又本発明に用いられる有機スズ化合物としては以下の如き構造を有するものである。
【0047】
【化3】
有機スズ化合物の添加量を変化させることにより、容易にトナーを所望の帯電量に調整することができる。
【0048】
本発明で用いられるキャリアは上記シリコーン樹脂と導電性物質、又はカップリング剤を1種又は2種以上含有するか、あるいは導電性物質とカップリング剤を夫々1種以上併有してなる被覆層をもつものである。
【0049】
その製造方法はまず、シリコーン樹脂と導電性物質を適宜にミキサーで分散し、又はシリコーン樹脂溶液中にカップリング剤を添加して適宜のミキサーで分散して調整し、この被覆層組成物を上記核体粒子表面に噴霧法などの従来公知の手段で塗布する。又、本発明において被覆層の膜厚はあまり薄くても、又、あまり厚くても不都合を生じやすく、0.1〜20μmが好ましい。
【0050】
【実施例】
次に本発明を実施例と比較例を挙げて更に具体的に説明するが、本発明はこれらの具体的構成に限定されるものではない。なお、実施例、比較例及び製造例に記載の各成分の量(部)はすべて重量部である。
以下にまず核体粒子の製造例を示す。
【0051】
〔製造例1〕
・スチレン−アクリル酸−nブチル共重合体(Mw=100000、Tg:65℃) 28部
・マグネタイト微粒子(平均粒子径=0.5μm σs=75emu/g) 72部
を混合し、溶融混練後、粉砕、分級し、平均粒径51μmの核体粒子を得た。この核体粒子を核体粒子1とする。この核体粒子の磁性体含有率を燃焼法により測定したところ70wt%であった。
【0052】
〔製造例2〕
・ポリエステル 25部
(エチレンオキサイド付加型ビスフェノールAとテレフタル酸からなる縮合物)
・マグネタイト微粒子(平均粒子径=0.8μm、σs=77emu/g) 75部
を混合し、その後溶融混練後、粘度調整槽で約650CPに粘度調整し、円板式の噴霧装置により噴霧、冷却、固化し、平均粒径65μmの核体粒子を得た。この核体粒子を核体粒子2とする。この核体粒子の磁性体含有率は72wt%であった。
【0053】
〔製造例3〕
・フェノール 50部
・37%ホルマリン 6.5部
・マグネタイト微粒子(平均粒子径0.25μm、σs=75emu/g) 150部
・28%アンモニア水 7.8部
・フッ化カルシウム 1部
・水 50部
を撹拌しながら投入し、40分間で85℃に上昇させ、同温度で3時間反応硬化させ、マグネタイトと硬化したフェノール樹脂から成る複合体粒子を生成した。次に、本物質を30℃に冷却し、水添後、上澄み液を除去し、更に粒子を水洗、風乾した。次いで、これを減圧下で乾燥し、平均粒径75μmの核体粒子を得た。この核体粒子を核体粒子3とする。この核体粒子の磁性体含有率は75wt%であった。
【0054】
〔製造例4〕
製造例1で用いた磁性体と樹脂の処方量をそれぞれ83部と17部に変更した以外はすべて製造例1と同じ方法を用いて核体粒子4を得た。この核体粒子の磁体含有率は80wt%であった。
【0055】
〔製造例5〕
製造例2で用いた磁性体と樹脂の処方量をそれぞれ85部と15部に変更した以外はすべて製造例2と同じ方法を用いて核体粒子5を得た。この核体粒子の磁体含有率は84wt%であった。
【0056】
〔製造例6〕
製造例3で用いた磁性体の添加量を400重量部に変更した以外はすべて製造例3と同じ方法を用いて核体粒子6を得た。この核体粒子の磁体含有率は88wt%であった。
【0057】
〔製造例7〕
製造例6で用いた磁性体をσs=87emu/gのものに変更した以外は、すベて製造例6と同じ方法を用いて核体粒子7を得た。この核体粒子の磁体含有率は88wt%であった。
【0058】
〔製造例8〕
製造例3で用いた磁性体をσs=87emu/gのものに変更した以外は、すベて製造例3と同じ方法を用いて核体粒子8を得た。この核体粒子の磁体含有率は75wt%であった。
【0059】
次にトナーの製造例を示す。
【0060】
〔製造例1〕
・ポリエステル樹脂(Mn=5000、Mw=55000、Tg=61℃) 80部
・スチレン−アクリル樹脂(ハイマー75:三洋化成社製) 20部
・カーボンブラック(#44:三菱化成社製) 10部
・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス 10部
・含金属アゾ染料(ボントロンs−34:オリエント化学社製)
上記組成の混合物を120℃の熱ロールで溶融混練後、冷却・固化せしめジェットミルで粉砕後分級して平均粒径10μmのトナーを得た。このトナー100部にコロイダルシリカ3部を混合し、トナーaとした。
【0061】
〔製造例2〕
・ポリエステル樹脂(Mn=5000、Mw=55000、Tg=61℃)
・スチレン−アクリル樹脂(ハイマーSBM−75:三洋化成社製)
・カーボンブラック(#44:三菱化成社製)
・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス
・下記4級アンモニウム塩
【0062】
【化4】
上記組成の混合物を製造例1と同様の方法でトナーとし、正極性のトナーbとした。
【0063】
〔製造例3〕
・ポリエステル樹脂(重量平均分子量250,000) 84部
・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス(酸価2) 5部
・カーボンブラック(#44:三菱カーボン社製) 10部
・含クロムアゾ染料(ボントロンS34、オリエント化学製) 1部
上記トナー原料を混合し、熱ロールミルで混練後、冷却固化し、更に粉砕分級して平均粒径10μmのトナーを得た。このトナー100部にコロイダルシリカ3部を混合し、トナーcとする。
【0064】
〔製造例4〕
・ポリスチレン樹脂(エッソ社製D−125) 95部
・Symuler Fast Yellow(大日本インキ社製) 4部
・ボントロンE84(オリエント化学社製) 1部
上記トナー原料を混合し、熱ロールミルで混練後、冷却固化し、更に粉砕分級して平均粒径10μmのイエロートナーを得た。このトナー100部に0.009μmのZnOを1部混合し、トナーdとする。
【0065】
以下、実施例及び比較例を示す。
〔比較例1〕
・シリコーン樹脂溶液(SR2411:東レダウコーニング社製) 100部
・カーボンブラック 8部
(Printex3 デグサ社製 BET300m2/g、DBP吸油量92ml/100g)
・トルエン 100部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。
次に流動床型塗布装置を用いて、この被覆層形成液を核体粒子1 1000部の表面に塗布してシリコーン樹脂被覆キャリアを得た。このキャリアをキャリアP2とする。キャリアP2 100部に対し、トナーC 3部を混合し、現像剤A1を作成した。
【0066】
〔比較例2〕
比較例1で用いた核体粒子1を核体粒子2に変更した以外は、すべて比較例1と同じ方法を用いて、キャリアQ2と現像剤A2を得た。
【0067】
〔比較例3〕
比較例1で用いた核体粒子1を核体粒子3に変更した以外は、すべて比較例1と同じ方法を用いて、キャリアR2と現像剤A3を得た。
【0068】
〔比較例4〕
比較例1で用いた核体粒子1を粒径70μmの球状フェライトに変更した以外は、すべて比較例1と同じ方法を用いて、キャリアS2と現象剤A4を得た。
【0069】
〔比較例5〕
比較例1で用いた核体粒子1を核体粒子6に変更した以外は、すべて比較例1と同じ方法を用いて、キャリアT2と現像剤A5を得た。
【0070】
〔参考例1〕
比較例3で用いたカーボンブラックをBET1015m2/g、DBP吸油量325ml/100gのカーボンブラック(Black Pearls 2000)に変更し、更に添加量を4部に減じた以外は、すべて比較例3と同じ方法を用いて、キャリアU2と現像剤A6を得た。
【0071】
〔参考例2〕
参考例1で用いた核体粒子3を核体粒子6に変更した以外はすべて参考例1と同じ方法を用いて、キャリアV2と現像剤A7を得た。
【0072】
〔参考例3〕
参考例1で用いたトナーcをトナーdに変更した以外は、すべて参考例1と同じ方法を用いて、現像剤A8を得た。
【0073】
〔参考例4〕
参考例3で用いた、カーボンブラックを酸化チタン系白色粒子(ECT−52チタン工業社製)に変更し、更に添加量を10部に変更した以外は、すべて参考例3と同じ方法を用いて、キャリアW2と現像剤A9を得た。
【0074】
〔参考例5〕
参考例4で用いた酸化チタン系白色微粒子を、酸化チタンで表面処理した繊維(デントールWK−100、大塚化学社製)に変更し、更に添加量を5部に減じた以外はすべて参考例4と同じ方法を用いて、キャリアX2と現像剤A10を得た。
【0075】
〔実施例1〕
参考例3で用いたカーボンブラックを白色系磁性体微粒子であるカルボニル鉄粉に変更し、更に添加量を10部に変更した以外は、すべて参考例3と同じ方法を用いて、キャリアY2と現像剤A11を得た。
【0076】
〔比較例6〕
・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100部
(SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製)
・トルエン 100部
・イソプロピル−トリステアロイルチタネート 6部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子1:1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアAを得た。このキャリアA:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A12を得た。
【0077】
〔比較例7〕
比較例6で用いた核体粒子1を核体粒子4に変えた以外は比較例6と同様にしてキャリアBを得た。このキャリアB:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A13を得た。
【0078】
〔比較例8〕
比較例6で用いた核体粒子1を核体粒子8に変えた以外は比較例6と同様にしてキャリアCを得た。このキャリアC:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A14を得た。
【0079】
〔比較例9〕
比較例6で用いたチタン系カップリング剤:イソプロピル−トリステアロイルチタネートをシランカップリング剤:メチルトリエトキシシランに変えた以外は比較例6と同様にしてキャリアDを得た。このキャリアD:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A15を得た。
【0080】
〔比較例10〕
比較例9で用いた核体粒子1を核体粒子2に変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアEを得た。このキャリアE:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A16を得た。
【0081】
〔比較例11〕
比較例9で用いた核体粒子1を核体粒子3に変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアFを得た。このキャリアF:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A17を得た。
【0082】
〔比較例12〕
比較例9で用いた核体粒子1を平均粒径70μm銅−亜鉛フェライトに変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアGを得た。このキャリアG:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A18を得た。
【0083】
〔比較例13〕
比較例9で用いた核体粒子1を核体粒子4に変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアHを得た。このキャリアH:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A19を得た。
【0084】
〔比較例14〕
比較例9で用いた核体粒子1を核体粒子6に変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアIを得た。このキャリアI:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A20を得た。
【0085】
〔比較例15〕
比較例9で用いた核体粒子1を核体粒子7に変えた以外は比較例9と同様にしてキャリアJを得た。このキャリアJ:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A21を得た。
【0086】
〔比較例16〕
シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部
(SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製)
トルエン 100重量部
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアKを得た。このキャリアK:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A22を得た。
【0087】
〔参考例6〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランをクロロ基含有シランカップリング剤γ−クロロプロピルトリメトキシシランに変えた以外は比較例16と同様にしてキャリアLを得た。このキャリアL:97重量部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A23を得た。
【0088】
〔参考例7〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランをエポキシシランカップリング剤:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランに変えた以外は比較例16と同様にしてキャリアMを得た。このキャリアM:97重量部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A24を得た。
【0089】
〔比較例17〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランを3重量部とする以外は比較例16と同様にしてキャリアNを得た。このキャリアN:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A25を得た。
【0090】
〔比較例18〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランを12重量部とする以外は比較例16と同様にしてキャリアOを得た。このキャリアO:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A26を得た。
【0091】
〔参考例8〕
参考例6で用いたクロロ基含有シランカップリング剤:γ−クロロプロピルトリメトキシシランを3重量部とする以外は参考例6と同様にしてキャリアPを得た。このキヤリアP:97重量部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A27を得た。
【0092】
〔参考例9〕
参考例6で用いたクロロ基含有シランカップリング剤:γ−クロロプロピルトメトキシシランを12重量部とする以外は参考例6と同様にしてキャリアQを得た。このキヤリアQ:97重量部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A28を得た。
【0093】
〔比較例19〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランを1重量部とする以外は比較例16と同様にしてキャリアRを得た。このキャリアR:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A29を得た。
【0094】
〔比較例20〕
比較例16で用いたアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランを20重量部とする以外は比較例16と同様にしてキャリアSを得た。このキャリアS:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A30を得た。
【0095】
〔参考例10〕
・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部
(SH8041:東レ・ダウコーニングシリコーン社製)
・トルエン 100重量部
・メチルトリエトキシシラン 6重量部
・ジブチルスズジアセテート 3重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアTを得た。このキャリアT:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A31を得た。
【0096】
〔参考例11〕
参考例10で用いた有機スズ化合物:ジブチルスズジアセテートを1.5重量部とする以外は参考例10と同様にしてキャリアUを得た。このキャリアU:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A32を得た。
【0097】
〔参考例12〕
参考例10で用いた有機スズ化合物:ジブチルスズジアセテートを6重量部とする以外は参考例10と同様にしてキャリアVを得た。このキャリアV:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A33を得た。
【0098】
〔比較例21〕
比較例14で用いたシランカップリング剤:メチルトリエトキシシランをアミノシランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランに変えた以外は比較例14と同様にしてキャリアWを得た。このキャリアW:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A34を得た。
【0099】
〔比較例22〕
比較例21で用いた核体粒子6を核体粒子7に変えた以外は比較例21と同様にしてキャリアXを得た。このキャリアX:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A35を得た。
〔参考例13〕
・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部
(SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製)
・トルエン 100重量部
・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部
・ジブチルスズジアセテート 3重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアYを得た。このキャリアY:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A36を得た。
【00100】
〔実施例32〕
・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部
(SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製)
・トルエン 100重量部
・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部
・ジブチルスズジアセテート 3重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面にコーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアYを得た。このキャリアY:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A36を得た。
【0100】
〔参考例14〕
・シリコーン樹脂溶液(SH804:東レダウコーニング社製) 100重量部
・カーボンブラック
(Black Pearls 2000 BET1015m2/g DBP吸油量325ml/100g)8重量部
・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部
・シブチルスズジアセテート 3重量部
・トルエン 100重量部
上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形成液を調整した。次に流動床型塗布装置を用いて、この被覆層形成液を核体粒子7:1000重量部の表面に塗布してシリコーン樹脂被覆キャリアZを得た。このキャリアZ:97部とトナーa:3部を混合し現像剤A37を得た。
【0101】
表1及び表2に実施例及び比較例の内容を示す。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】
次に試験方法を示す。
(1)現像剤A1〜A11は高速複写機としてリコー製FT−8200を用いて20万枚画像出しを行い、画像濃度均一性、中間調再現性、解像力、スペント化率、キャリア付着を評価した。現像剤A8〜A11は色汚れについても評価した。又、キャリアP2〜Y2は環境安定性を評価した。
(2)現像剤A12〜A21、A24、A25、A28〜A37は高速複写機としてFT−8200を用いて、又現像剤A22、A23、A26、A27は高速複写機としてFT−9100を用いて30万枚の画像出しを行い、画像濃度均一性、中間調再現性、解像力、キャリア付着、スペント化率、膜剥がれ、帯電量を評価した。
【0106】
(画像濃度均一性)
画像の上部・中部・下部からそれぞれ3ヶ所、計9ヶ所の位置の画像濃度をマクベス反射濃度計で測定し、濃度の最高値と最低値の差を次のようにを評価した。
◎:0.00〜0.05
○:0.06〜0.10
△:0.11〜0.15
×:0.16以上
【0107】
(中間調再現性)
コダック社製グレイスケール(No.Q−13)を複写して、その階調可能な数を次のように評価した。
◎:13≦
○:10〜12
△: 6〜 9
×: 5≧
【0108】
(解像力)
タケノコ型テストチャートを複写して、解像可能な線数を次のように評価した。
◎:6.3本/mm ≦
○:5.0〜5.6 本/mm
△:4.5〜5.0 本/mm
×:4.5 本/mm ≧
【0109】
(キャリア付着)
(1)現像剤A1〜A11は中速機としてリコー製FT5510、高速機としてリコー製FT8200を用いて画像出しを行い、キャリア付着の有無を評価した。
(2)現像剤A12〜A37は中速機としてリコー製FT5510・FT4820、高速機としてFT8200・FT−9100を用いて画像出しを行い、キャリア付着の有無を評価した。
【0110】
(スペント化率)
20万枚又は30万枚複写機試験後の現像剤をブローオフしてキャリアのみにしてその重量を測定しW1とする。次のこのキャリアをトルエン中に入れて融着物を溶解し、洗浄、乾燥後重量を測定しW2とする。そして下記式よりスペント化率を求めた。
【0111】
【数1】
【0112】
◎:0 〜0.01
○:0.01〜0.02
△:0.02〜0.05
×:0.05<
【0113】
(膜剥がれ)
30万枚複写試験後の現像剤をブローオフしてキャリアのみにしてSEMにより表面状態を観察した。
【0114】
(色汚れ評価)
現像剤A8〜A11をリコー製FT8200にて画像出しを行い、マクベス反射濃度計の青フィルター(コダックラッテンフィルター#47)でベタ画像部の最高濃度Hを赤フィルター(コダックラッテンフィルター#25)で最低濃度Lを測定した。これらの測定値を下記の式に代入して、グレイネスG(色純度)を得た。通常グレイネスGが20%未満であれば人間の目には黒色の混入はさほど気にならないが、それ以上になると明らかに汚れとして気になる。
◎:10%≧ ○:10〜15%
△:15〜20% ×:20%≦
【0115】
(環境安定性)
環境安定性は低温低湿と高温高湿との帯電量の変動率を評価した。
(i)低温低湿帯電量
10℃、20%相対湿度(RH)の低温低湿室にトナー3部とキャリア100部を3時間調湿する。その後120mlステンレスポットにトナーとキャリアを入れ、10分間撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求める。
(ii)高温高湿帯電量
30℃、85%RH高温高湿室にトナー3部とキャリア100部を3時間調湿する。その後、120mlステンレスポットにトナーとキャリアを入れ、10分間調温する。その後120mlステンレスポットにトナーとキャリアを入れ、10分間撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求める。
【0116】
【数2】
【0117】
◎:0〜5 ○:5〜10
△:10〜30 ×:30<
【0118】
【表4】
【0119】
【表5】
【0120】
【発明の効果】
上記表3及び表4の評価結果から明らかなように、本発明の電子写真用磁性キャリアによれば高耐久性で高画質の磁性キャリアが実現される。又、高速機においてもキャリア付着がなく、かつ強度に優れる。更に導電性物質を含有させたコーティングキャリアは環境安定性や色汚れにも優れる。更にカップリング剤を含有させたコーティングキャリアは種々なトナーに対して帯電量の調整が可能である。
Claims (4)
- 核体粒子の表面に導電性物質を含有するシリコーン樹脂をコーティングしたキャリアであって、該核体粒子が強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体粒子であり、前記導電性物質が白色系磁性体微粒子であることを特徴とする電子写真現像剤用磁性キャリア。
- コーティング材料としてさらにカップリング剤を使用したことを特徴とする請求項1に記載の電子写真現像剤用磁性キャリア。
- 請求項1又は2に記載の磁性キャリアとトナーとからなる電子写真現像剤。
- 請求項3に記載の現像剤を用いた電子写真画像形成方法。
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