JP5553233B2 - 静電潜像現像剤用キャリア及び該キャリアを含む二成分現像剤 - Google Patents

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Description

本発明は、静電潜像現像剤用キャリア及び該キャリアを含む二成分現像剤に関する。
電子写真方式による画像形成では、光導電性物質等の静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像に対して、帯電したトナーを付着させてトナー像を形成した後、トナー像を記録媒体に転写し、定着して出力画像となる。近年、電子写真方式を用いた複写機やプリンタの技術は、モノクロからフルカラーへの展開が急速になりつつあり、フルカラーの市場は拡大する傾向にある。
フルカラー画像形成では、一般に、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のカラートナー又はこれに黒色を加えた4色のカラートナーを積層させて全ての色の再現を行う。したがって、色再現性に優れ、鮮明なフルカラー画像を得るためには、定着されたトナー像の表面を平滑にして光散乱を減少させる必要がある。このような理由から、従来のフルカラー複写機等の画像光沢は、10〜50%の中〜高光沢のものが多かった。
一般に、乾式のトナー像を記録媒体に定着させる方法としては、平滑な表面を持ったローラやベルトを加熱し、トナーと記録媒体とを圧着する接触加熱定着方法が多用されている。このような方法は、熱効率が高く、高速定着が可能であり、カラートナーに光沢や透明性を与えることが可能である反面、溶融状態のトナーと加熱定着部材の表面とを加圧下で接触させた後、剥離するために、トナー像の一部が定着部材表面に付着して別の画像上に転移する、いわゆるオフセット現象が生じる。
このようなオフセット現象を防止することを目的として、離型性に優れたシリコーンゴムやフッ素樹脂で定着ローラの表面を形成し、さらにその定着ローラ表面にシリコーンオイル等のトナー固着防止用オイルを塗布する方法が一般に採用されている。しかしながら、このような方法は、トナーのオフセットを防止する点では極めて有効であるが、オイルを供給するための装置が必要であり、定着装置が大型化するという問題がある。
このため、モノクロ画像形成では、溶融したトナーが内部破断しないように、溶融時の粘弾性が大きく、離型剤を含有するトナーを用いることにより、定着ローラにオイルを塗布しないオイルレスシステム、或いはオイルの塗布量を微量とするシステムが採用される傾向にある。
また、フルカラー画像形成においても、モノクロ画像形成と同様に、定着装置の小型化、構成の簡素化の目的で、オイルレスシステムが採用される傾向がある。しかしながら、フルカラー画像形成では、定着されたトナー像の表面を平滑にするために、溶融時のトナーの粘弾性を低下させる必要があるため、光沢のないモノクロ画像形成の場合よりもオフセットが発生しやすく、オイルレスシステムの採用が困難になる。また、離型剤を含有するトナーを用いると、トナーの付着性が高まり、記録媒体への転写性が低下する。さらに、トナーのフィルミングが発生して、帯電性が低下することにより、耐久性が低下するという問題がある。
一方、キャリアとしては、トナーのフィルミングの防止、均一な表面の形成、表面の酸化の防止、感湿性の低下の防止、現像剤の寿命の延長、感光体の表面への付着の防止、感光体のキズあるいは摩耗からの保護、帯電極性の制御、帯電量の調節等の目的で、キャリア芯材表面に、表面エネルギーの低い樹脂、例えばフッ素樹脂、シリコーン樹脂などをコートすることによりキャリアの長寿命化がはかられてきた。
低表面エネルギーの樹脂を被覆したキャリアの例としては、特許文献1の特開昭55−127569号公報開示の常温硬化型シリコーン樹脂と正帯電性窒素樹脂で被覆したキャリア、特許文献2の特開昭55−157751号公報開示の変性シリコーン樹脂を少なくとも1種含有した被覆材をコートしたキャリア、特許文献3の特開昭56−140358号公報開示の常温硬化型シリコーン樹脂およびスチレン・アクリル樹脂を含有した樹脂被覆層を有するキャリア、特許文献4の特開昭57−96355号公報開示の核粒子表面を2層以上のシリコーン樹脂でコートし、層間に接着性がないようにしたキャリア、特許文献5の特開昭57−96356号公報開示の核粒子表面にシリコーン樹脂を多層塗布したキャリア、特許文献6の特開昭58−207054号公報開示の炭化ケイ素を含有するシリコーン樹脂で表面を被覆したキャリア、特許文献7の特開昭61−110161号公報開示の20dyn/cm以下の臨界表面張力を示す材料で被覆した正帯電性キャリア、特許文献8の特開昭62−273576号公報開示のフッ素アルキルアクリレートを含有する被覆材でコートしたキャリアと、含クロムアゾ染料を含くむトナーからなる現像剤のようなものがあげられる。
また、縮合反応性のシラノール基又はその前駆体(例えばハロシリル基、アルコキシシリル基等の加水分解性基等)を有するシロキサン系材料を含む塗工液を、チタン系触媒を用いてポリシロキサン材料に縮合させてなる被覆層をキャリア芯材粒子表面に設けることは従来公知であり、例えば、特許文献9の特開2001−92189号公報には、有機チタン系触媒を含有するシリコーン系樹脂を芯材粒子の周囲に被覆してなるものが開示されており、チタン系触媒の例としてジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)がテトライソプロポキシチタン、イソプロポキシ(2−エチルヘキサンジオラト)チタン、ビス(アクリロイルオキシ)イソプロポキシイソステアロイルオキシチタン、ビス(2,4−ペンタンジオナト)(1,3−プロパンジオナト)チタン等と同効なものとして羅列されている。
また、特許文献10の特開平06−222621号公報には、オルガノポリシロキサンと、オルガノシランと、チタン(例えば前記テトライソプロポキシチタン)、錫(例えばジブチル錫ジアセテート)、亜鉛、コバルト、鉄、アルミニウム系化合物及びアミン類からなる群の中から選択される少なくとも1種である硬化触媒からなる被覆性組成物を主成分とするコーティング剤を、芯材粒子の表面に被覆してなるものが開示されている。
さらに、特許文献11の特開2006−337828号公報には、芯材粒子の表面が、4級アンモニウム塩触媒、アルミニウム触媒又はチタン触媒(具体的には前記ジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート))を含有するシリコーン樹脂又は変性シリコーン樹脂で被覆されているものが開示されている。
しかしながら、近年は高画質化のためにトナー粒子が小粒径化する傾向にあり、また、プリント速度の高速化も相まって、キャリアへのトナースペントが一段と生じ易くなっている。更にトナーにワックスを含有させてメンテナンスを容易にした現像剤の場合には、トナースペント量が非常に多くなり、トナー帯電量の低下、トナー飛散および地肌汚れに対する余裕度が低下しているのが現状である。
フルカラー電子写真システムでは、キャリアのトナースペントやコート被膜削れ・剥がれが起こると、キャリア抵抗や現像剤の汲み上げ量が変化し、画像濃度、特にハイライト部の濃度が変化し、また、膜の削れによる導電性微粒子の離脱などによって、カラートナー(特にイエロートナー)が色汚れし、高画質が維持できないのが現状である。
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑み、トナースペント性、特に耐摩耗性(削れ・剥がれ)に優れるキャリア、該キャリアを有する現像剤と画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、下記(1)〜(10)によって解決される。
(1)コア粒子表面に少なくとも被覆層を有する静電潜像現像用キャリアであって、前記コア粒子は結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるものであり、前記被覆層は、少なくとも下記一般式1で表される部位と下記一般式2で表される部位とを含む共重合体を加熱処理して得られた樹脂を含有することを特徴とする静電潜像現像剤用キャリア。
Figure 0005553233
Figure 0005553233

(式中において、R、m、R、R、X、及びYは以下に該当するものを示す。)
:水素原子、またはメチル基
m:1〜8の整数
:炭素原子数1〜4のアルキル基
は、炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシ基
X:10〜90モル%
Y:10〜90モル%
(2)前記共重合体は、下記一般式3で表される共重合体を含むことを特徴とする前記(1)に記載の静電潜像現像剤用キャリア。
Figure 0005553233
(式中において、R、m、R、R、X、Y、及びZは以下に該当するものを示す。)
:水素原子、またはメチル基
m :1〜8の整数
:炭素原子数1〜4のアルキル基
: 炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシ基
X:10〜40モル%
Y:10〜40モル%
Z:30〜80モル%
60モル%<Y+Z<90モル%
(3)前記樹脂は、縮合重合したものであることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の静電潜像現像用キャリア。
(4)前記樹脂は、有機金属系触媒により前記共重合体を脱水縮合させて得られたものであることを特徴とする前記(1)及至(3)のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
(5)前記有機金属系触媒は、Ti、Al、B、Ca、Fe、Ga、Ge、Na、Ta、Zr、K、Znから選ばれた金属を含むことを特徴とする前記(4)に記載の静電潜像現像用キャリア。
(6)前記被覆層は、さらに導電性粒子を含有することを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の静電潜像現像剤用キャリア。
(7)前記コア粒子の1kOeの磁場における磁化が、40Am/kg以上90Am/kg以下であることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
(8)前記磁性体微粒子の重量平均粒径が、平均一次粒径が0.05〜20μmであることを特徴とする前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
(9)体積固有抵抗が1×10Ω・cm以上1×1017Ω・cm以下であることを特徴とする前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
(10)前記(1)乃至(8)のいずれかに記載のキャリアを含むことを特徴とする二成分現像剤。
以下の詳細かつ具体的な説明から理解されるように、本発明における静電潜像現像用キャリアは、一般式1で表される部位と一般式2で表される部位とを含む共重合体を加熱処理して得られた樹脂で被覆することで、トナースペント性、被膜の耐摩耗性(削れ・剥がれ)に優れ、長期間の使用によっても被覆膜の剥離が生じることなく、安定した帯電を得ることができる。
また、結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるコアを有するため、磁性金属のみで構成するより、嵩密度が小さく、トナー粒子へのストレスが低減され、コア粒子と被覆層との結着性に優れ、長期に亘り現像剤劣化を防止することができる。
本発明のキャリアの体積固有抵抗を測定する際に用いられるセルを示す図である。
本発明の静電潜像現像剤用キャリアについて詳細に説明する。
本発明の静電潜像現像剤用キャリアは、結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるコア粒子表面に、少なくとも被覆層を有する静電潜像現像用キャリアであって、該被覆層は、少なくとも下記一般式1で表される部位と下記一般式2で表される部位とを含む共重合体を加熱処理して得られた樹脂を含有することを特徴とする静電潜像現像剤用キャリアである。
Figure 0005553233
Figure 0005553233

(式中において、R、m、R、R、X、及びYは以下に該当するものを示す。)
:水素原子、またはメチル基
m:1〜8の整数
:炭素原子数1〜4のアルキル基
は、炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシ基
X:10〜90モル%
Y:10〜90モル%
即ち、本発明のキャリアは、
本発明のキャリアは、結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるコア粒子と下記一般式1で表されるA部分(及びそのためのモノマーA成分;以下同じ)、と下記一般式2で表されるB部分(及びそのためのモノマーB成分;以下同じ)とを含む共重合体を加熱処理して得られた樹脂で被覆されたものであり、軽く嵩密度が小さいキャリア芯材粒子と、強靭かつ表面エネルギーが小さい被覆層と相まって、トナーへのストレスが低減され、長期に亘り現像剤劣化を防止できるものである。
芯材粒子表面を被覆する樹脂(被覆層用組成物)について説明する。
A部分(及びそのためのモノマーA成分):
Figure 0005553233
前式中、
: 水素原子、またはメチル基
m:1〜8の整数、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基、
:炭素原子数1〜4のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、及びブチル基
A部分(及びモノマーA成分)において、X=10〜90モル%であり、好ましくは10〜40モル%であり、より好ましくは、20〜30モル%である。
A部分(モノマーA成分)は、側鎖にメチル基が多数存在する原子団・トリス(トリメチルシロキシ)シランを有しており、樹脂全体に対してA部分(モノマーA成分)の比率が高くなると表面エネルギーが小さくなり、トナーの樹脂成分、ワックス成分などの付着が少なくなる。A部分(モノマーA成分)が10モル%未満だと十分な効果が得られず、トナー成分の付着が急増する。また、90モル%より多くなると、B部分(モノマーB成分)、強靭性が不足すると共に、芯材と被覆層の接着性が低下し、キャリア被膜の耐久性が悪くなる。
は炭素原子数1〜4のアルキル基であり、このようなA部分を生じるモノマーA成分としては、次式で示されるトリス(トリアルキルシロキシ)シラン化合物が例示される。
下式中、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基である。
CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe
CH=CH−COO−C−Si(OSiMe
CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe
CH=CMe−COO−C−Si(OSiEt
CH=CH−COO−C−Si(OSiEt
CH=CMe−COO−C−Si(OSiEt
CH=CMe−COO−C−Si(OSiPr
CH=CH−COO−C−Si(OSiPr
CH=CMe−COO−C−Si(OSiPr
A部分のためのモノマー成分Aの製造方法は特に限定されないが、トリス(トリアルキルシロキシ)シランを白金触媒の存在下にアリルアクリレートまたはアリルメタクリレートと反応させる方法や、特開平11−217389号公報に記載されている、カルボン酸と酸触媒の存在下で、メタクリロキシアルキルトリアルコキシシランとヘキサアルキルジシロキサンとを反応させる方法などにより得られる。
B部分(及びモノマーB成分/前駆体モノマーB):(架橋成分)
Figure 0005553233
前式中、
: 水素原子、またはメチル基
m :1〜8の整数、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基。
:炭素原子数1〜4のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、及びブチル基
:炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基など )、又は炭素数1〜4のアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基)。
即ち、B部分のためのモノマーB成分(前駆体を含む)は、ラジカル重合性の2官能(Rがアルキル基の場合)、又は3官能性(Rもアルコキシ基の場合)のシラン化合物である。
B部分(及びモノマーB成分)において、Y=10〜90モル%であるが、好ましくは10〜80モル%であり、より好ましくは15〜40モル%である。
B成分が10モル%未満だと、強靭さが十分得られない。一方、90モル%より多いと、被膜は固くて脆くなり、膜削れが発生し易くなる。また、環境特性が悪化する。加水分解した架橋成分がシラノール基として多数残り、環境特性(湿度依存性)を悪化させていることも考えられる。
このようなモノマーB成分としては、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリトキシプロピルトリ(イソプロペキシ)シラン、3−アクリロキシプロピルトリ(イソプロペキシ)シランが例示される。
前記架橋成分Bの縮重合触媒としては、Ti、Al、B、Ca、Fe、Ga、Ge、Na、Ta、Zr、K、Znから選ばれた金属を含む金属系触媒が好ましく用いることができ、これら各種触媒のうちでもTi触媒がより好ましく、特にチタンアルコキシドとチタンキレートが好ましい。
これは、架橋成分Bに由来するシラノール基の縮合反応を促進する効果が大きく、且つ触媒が失活しにくいためであると考えられる。チタンアルコキシド系触媒の例としては、下記構造式1で表されるチタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)が挙げられ、また、チタンキレート系触媒の例としては、下記構造式2で表されるチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)が挙げられる。
Figure 0005553233
Figure 0005553233
ここで、被膜の架橋による高耐久化技術としては、特許第3691115号公報に開示がある。
前記特許第3691115号公報には、磁性粒子表面を、少なくとも末端にビニル基を有するオルガノポリシロキサンとヒドロキシル基、アミノ基、アミド基およびイミド基からなる群から選択される少なくとも1つの官能基を有するラジカル共重合性単量体との共重合体をイソシアネート系化合物により架橋させた熱硬化性樹脂で被覆した静電荷像現像用キャリアが記載されているが、被膜の剥がれ・削れにおいて十分な耐久性が得られていないのが現状である。
その理由は十分明らかになっているとは言えないが、前述の共重合体をイソシアネート系化合物により架橋させた熱硬化性樹脂の場合、構造式からも分かるように、共重合体樹脂中のイソシアネート化合物と反応(架橋)する単位重量当りの官能基(アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキル基、メルカプト基等の活性水素含有基)が少なく、架橋点において、二次元、あるいは三次元的な緻密な架橋構造を形成することができず、そのために長時間使用すると、被膜剥がれ・削れなどが生じ(被膜の耐磨耗性が小さく)易く、十分な耐久性が得られていないと推察される。
被膜の剥がれ・削れが生じると、キャリア抵抗低下による画像品質の変化、キャリア付着が起こる。また、被膜の剥がれ・削れは、現像剤の流動性を低下させ、汲み上げ量低下を引き起こし、画像濃度低下、TCアップに伴う時汚れ、トナー飛散の原因となっている。
A成分及びB成分を含む各モノマーをラジカル共重合して得られたアクリル系共重合体は、樹脂単位重量当たりの架橋可能な官能基が多いものであるのに加えて、加熱処理により架橋成分Bを縮重合させ架橋させたものであるため、被覆層が極めて強靭で削れ難く、高耐久化がはかれていると考えられる。
本発明は樹脂単位重量当たりでみても、二官能、あるいは三官能の架橋可能な官能基(点)を多数(重量当り、2倍〜3倍多い)有した共重合樹脂であり、これを更に、縮重合により架橋させたものであるため、被膜が極めて強靭で削れ難く、高耐久化が図られていると考えられる。
また、イソシアネート化合物による架橋より、本発明のシロキサン結合による架橋の方が、結合エネルギーが大きく熱ストレスに対しても安定しているため、被膜の経時安定性が保たれていると推察される。
本発明においては、十分なに可とう性を付与し、かつ、芯材と被覆層、及び被覆層と導電性微粒子との接着性を良好にするため、さらに下記一般式4で表されるC成分を含むことができる。
C部分(及びモノマーC成分):(アクリル成分)
Figure 0005553233
前式中、
: 水素原子、またはメチル基
:炭素原子数1〜4の脂肪族炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、及びブチル基であるアクリロイル基、またはメタアクリロイル基を有するラジカル重合性アクリル系化合物である。
前記C成分を含む場合の前記A成分及び前記B成分の含有量としては、X=10〜40モル%、Y=10〜40モル%であり、C成分の含有量は、Z=30〜80モル%、好ましくは、35〜75モル%であり、かつ、60モル%<Y+Z<90モル%であり、更に好ましくは、70モル%<Y+Z<85モル%である。
C部分(モノマーC成分)が80モル%より大きくなると、X、およびYのいずれかが10以下となるため、キャリア被膜の撥水性、硬さと可とう性(膜削れ)を両立させることが難しくなる。
C部分のためのモノマーC成分のアクリル系化合物(モノマー)としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルが好ましく、具体的には、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート、3−(ジメチルアミノ)プロピルメタクリレート、3−(ジメチルアミノ)プロピルアクリレート、2−(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(ジエチルアミノ)エチルアクリレートが例示される。これらの内ではアルキルメタクリレートが好ましく、特にメチルメタクリレートが好ましい。また、これらの化合物の1種類を単独で使用してもよく、2種類以上の混合物を使用してもよい。
本発明の被覆層組成物は、シラノール基、及び/又は加水分解によりシラノ−ル基を生成することが可能な官能基を有するシリコーン樹脂を含むことが好ましい。
シラノール基、及び/又は加水分解によりシラノ−ル基を生成することが可能な官能基(例えば、アルコキシ基やSi原子に結合するハロゲノ基等の陰性基)を有するシリコーン樹脂は、前記共重合体の架橋成分Bと直接的に、あるいはシラノール基に変化した状態の架橋成分Bと縮重合することができる。そして、前記共重合体に、シリコーン樹脂成分を含有させることにより、トナースペント性を更に改善される。
本発明において、被覆層を形成する際に用いられるシラノール基、及び/又は加水分解によりシラノ−ル基を生成することが可能な官能基を有するシリコーン樹脂は、下記一般式5で示される繰り返し単位の少なくとも一つを含有することが好ましい。
Figure 0005553233
ここで、上記一般式5中、Aは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メトキシ基、炭素数1〜4の低級アルキル基、またはアリール基(フェニル基、トリル基など)であり、Aは炭素数1〜4のアルキレン基、またはアリーレン基(フェニレン基など)である。
上記式のアリール基において、その炭素数は6〜20、好ましくは6〜14である。このアリール基には、ベンゼン由来のアリール基(フェニル基)の他、ナフタレンやフェナントレン、アントラセン等の縮合多環式芳香族炭化水素由来のアリール基及びビフェニルやターフェニル等の鎖状多環式芳香族炭化水素由来のアリール基等が包含される。なお、アリール基は、各種の置換基で置換されていてもよい。
アリーレン基の炭素数は、6〜20、好ましくは6〜14である。このアリーレン基としては、ベンゼン由来のアリーレン基(フェニレン基)の他、ナフタレンやフェナントレン、アントラセン等の縮合多環式芳香族炭化水素由来のアリーレン基及びビフェニルやターフェニル等の鎖状多環式芳香族炭化水素由来のアリーレン基等が包含される。なお、アリーレン基は、各種の置換基で置換されていてもよい。
本発明に使用できるシリコーン樹脂の市販品としては、特に限定されないが、KR251、KR271、KR272、KR282、KR252、KR255、KR152、KR155、KR211、KR216、KR213(以上、信越シリコーン社製)、AY42−170、SR2510、SR2400、SR2406、SR2410、SR2405、SR2411(東レ・ダウコーニング株式会社製)(東レ・シリコーン社製)等が挙げられる。
上述のように、種々のシリコーン樹脂が使用可能であるが、中でも、メチルシリコーン樹脂は、低トナースペント性、帯電量の環境変動が小さいことなどの理由から特に好ましい。
シリコーン樹脂の重量平均分子量としては、1000〜100,000、好ましくは、1000〜30000程度である。用いる樹脂の分子量が100,000より大きい場合、塗布時に塗布液の粘度が上昇しすぎ、塗膜の均一性が十分得られなかったり、硬化後に被覆層の密度が十分上がらない場合がある。1000より小さいと硬化後の被覆層がもろくなるなどの不具合が生じやすい。
シリコーン樹脂の含有比率としては、前記共重合体に対して、5重量%〜80重量%、好ましくは、10重量%〜60重量%である。
5重量%より少ないとスペント性などの改良効果が得られず、80重量%より多いと被覆層の強靭性が不足して、膜削れし易くなる。
本発明において、被覆層用組成物は、導電性微粒子を含有することが好ましい。これにより、キャリアの体積固有抵抗を調整することができる。導電性微粒子としては、特に限定されないが、カーボンブラック、ITO、酸化錫、酸化亜鉛等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
導電性粒子の添加量は、被膜樹脂に対して、0.1〜1000質量%であることが好ましい。導電性粒子の添加量が0.1質量%未満であると、キャリアの体積固有抵抗を調整する効果が不十分となることがあり、1000質量%を超えると、導電性微粒子を保持することが難しくなり、キャリアの表面層が破壊され易くなる。
導電性微粒子の分散性向上、およびトナー帯電量調整などのために、シランカップリング剤を用いることも可能である。
特に、シリコーン樹脂に対しては、トナー帯電量調整のため、以下に示すアミノシランカップリング剤を適量(0.001〜30重量%)含有させることが有効である。
カップリング剤の含有量は、シリコーン樹脂に対して、0.1〜10質量%であることが好ましい。シランカップリング剤の添加量が0.1質量%未満であると、芯材粒子や導電性粒子とシリコーン樹脂の接着性が低下して、長期間の使用中により被覆層が脱落することがあり、10質量%を超えると、長期間の使用中にトナーのフィルミングが発生することがある。
アミノシランカップリング剤としては、以下のようなものが挙げられ、二種以上併用してもよい。
る。
2N(CH23Si(OCH33 MW 179.3
2N(CH23Si(OC253 MW 221.4
2NCH2CH2CH2Si(CH32(OC25) MW 161.3
2NCH2CH2CH2Si(CH3)(OC252 MW 191.3
2NCH2CH2NHCH2Si(OCH33 MW 194.3
2NCH2CH2NHCH2CH2CH2Si(CH3)(OCH32 MW 206.4
2NCH2CH2NHCH2CH2CH2Si(OCH33 MW 224.4
(CH32NCH2CH2CH2Si(CH3)(OC25)2 MW 219.4
(C492NC36Si(OCH33 MW 291.6
シランカップリング剤の市販品としては、AY43−059、SR6020、SZ6023、SH6026、SZ6032、SZ6050、AY43−310M、SZ6030、SH6040、AY43−026、AY43−031、sh6062、Z−6911、sz6300、sz6075、sz6079、sz6083、sz6070、sz6072、Z−6721、AY43−004、Z−6187、AY43−021、AY43−043、AY43−040、AY43−047、Z−6265、AY43−204M、AY43−048、Z−6403、AY43−206M、AY43−206E、Z6341、AY43−210MC、AY43−083、AY43−101、AY43−013、AY43−158E、Z−6920、Z−6940(東レ・シリコーン社製)等が挙げられる。
また、本発明の被覆層組成物は、前記シラノール基及び/又は加水分解性官能基を有するシリコーン樹脂以外の樹脂も含有することができ、そのような樹脂としては、特に限定されないが、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンとフッ化ビニルの共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンと非フッ化単量体のターポリマー等のフルオロターポリマー、シラノール基又は加水分解性官能基を有さないシリコーン樹脂等が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、芯材粒子及び導電性微粒子との密着性が強く、脆性が低いことから、アクリル樹脂が好ましい。
アクリル樹脂は、ガラス転移点が20〜100℃であることが好ましく、25〜80℃がさらに好ましい。このようなアクリル樹脂は、適度な弾性を有しているため、現像剤を摩擦帯電させる際に、トナーとキャリアの摩擦あるいはキャリア同士の摩擦による被覆層への強い衝撃を伴う場合に、衝撃を吸収することができ、被覆層及び導電性微粒子の劣化を防止できる。
また、被覆層組成物は、アクリル樹脂とアミノ樹脂の架橋物を含有することがさらに好ましい。これにより、適度な弾性を維持したまま、被覆層同士の融着を抑制することができる。アミノ樹脂としては、特に限定されないが、キャリアの帯電付与能力を向上させることができるため、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂が好ましい。また、適度にキャリアの帯電付与能力を制御する必要がある場合には、メラミン樹脂及び/又はベンゾグアナミン樹脂と、他のアミノ樹脂を併用してもよい。
アミノ樹脂と架橋し得るアクリル樹脂としては、ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基を有するものが好ましく、ヒドロキシル基を有するものがさらに好ましい。これにより、芯材粒子や導電性微粒子との密着性をさらに向上させることができ、導電性微粒子の分散安定性も向上させることができる。このとき、アクリル樹脂は、水酸基価が10mgKOH/g以上であることが好ましく、20mgKOH/g以上がさらに好ましい。
被膜のアクリルシリコーン樹脂はコア材に被覆させた後、加熱処理をし、樹脂の架橋を進めることが望ましい。熱処理温度は100〜350℃が好ましいが、コア材に含まれる結着樹脂への配慮から、加熱処理温度は軟化点以下に抑えることが必要となる。
前記被覆層は、前記A成分及び前記B成分を含む共重合体、必要に応じて、前記金属系触媒、前記A成分及び前記B成分を含む共重合体以外の樹脂、溶媒を含む被覆層用組成物を用いて形成することができる。
具体的には、被覆層用組成物で芯材粒子を被覆しながら、シラノール基を縮合させることにより形成してもよいし、被覆層用組成物で芯材粒子を被覆した後に、シラノール基を縮合させることにより形成してもよい。
被覆層用組成物で芯材粒子を被覆しながら、シラノール基を縮合させる方法としては、特に限定されないが、熱、光等を付与しながら、被覆層用組成物で芯材粒子を被覆する方法等が挙げられる。また、被覆層用組成物で芯材粒子を被覆した後に、シラノール基を縮合させる方法としては、特に限定されないが、被覆層用組成物で芯材粒子を被覆した後に加熱する方法等が挙げられる。
また、通常は分子量の大きな樹脂は粘度が非常に高く、粒径の小さな基体に塗布する場合、粒子の凝集、被覆層の不均一化などが生じ易く、コートキャリアを製造することが極めて難しい。
したがって、本発明の共重合樹脂は、重量平均分子量が5,000〜100,000であることが好ましく、10,000〜70,000であることがより好ましく、30,000〜40,000であることがさらに好ましい。5,000より小さいと、被覆層の強度が不足し、100,000であると、液粘度が高くなり、キャリア製造性が悪くなる。
本発明において、被覆層は、平均膜厚が0.05〜4μmであることが好ましい。平均膜厚が0.05μm未満であると、被覆層が破壊されやすくなり、膜が削れてしまうことがあり、4μmを超えると、被覆層は磁性体でないため、画像にキャリア付着し易くなる。
本発明におけるコア粒子は、結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるものであり、従来より公知のものを用いることができる。
前記磁性体微粒子としては、磁性体であれば、特に限定されないが、鉄、コバルト等の強磁性金属;マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄;各種合金や化合物;これらの磁性体を樹脂中に分散させた樹脂粒子等が挙げられる。中でも、環境面への配慮から、Mn系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Mn−Mg−Srフェライト等が好ましい。
前記磁性体微粒子は、コア粒子と被覆層との結着性から、シラン系カップリング剤で被覆されたものであることが好ましい。
磁性体微粒子の重量平均粒径は、平均一次粒径が0.05〜20μmであること好ましく、より好ましくは2μm以下、さらに0.1〜1μmであることが好ましい。
本発明において、コア粒子は、重量平均粒径が20〜65μmであることが好ましい。
重量平均粒径が20μm未満であると、キャリア付着が発生することがあり、65μmを超えると、画像細部の再現性が低下し、精細な画像を形成できなくなることがある。
なお、重量平均粒径は、マイクロトラック粒度分布計モデルHRA9320―X100(日機装社製)を用いて測定することができる。
また、本発明のキャリアは、1kOe(10/4π[A/m])の磁場における磁化が、40〜90Am/kgであることが好ましい。この磁化が40Am/kg未満であると、画像にキャリアが付着することがあり、90Am/kgを超えると、磁性穂が硬くなり、画像カスレが発生することがある。
なお、磁化は、VSM−P7−15(東英工業社製)を用いて測定することができる。 本発明のキャリアは、体積固有抵抗が1×10〜1×1017Ω・cmであることが好ましい。体積固有抵抗が1×10Ω・cm未満であると、非画像部でキャリア付着が発生することがあり、1×1017Ω・cmを超えると、エッジ効果が許容できないレベルになることがある。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。なお、「部」は、重量部を表わす。
<樹脂の合成>
[樹脂合成例1]
撹拌機付きフラスコにトルエン500gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温した。次いでこれに、CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe(式中、Meはメチル基である。)で示される3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(サイラプレーン TM−0701T/チッソ株式会社製)211g(500ミリモル)、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン124.0g(500ミリモル)、および、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は35,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.5mm/sであり、比重は0.91であった。
[樹脂合成例2]
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン37.2g(150ミリモル)を、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン 39g(150ミリモル)に替える以外は、樹脂合成実施例1と全く同じようにして、ラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は33,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.6mm/sであり、比重は0.92であった。
[樹脂合成例3]
撹拌機付きフラスコにトルエン500gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温した。次いでこれに、CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe(式中、Meはメチル基である。)で示される3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン379.8g(900ミリモル:サイラプレーン TM−0701T/チッソ株式会社製)、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン24.8g(100ミリモル)、および、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は37,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.4mm/sであり、比重は0.92であった。
[樹脂合成例4]
撹拌機付きフラスコにトルエン500gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温した。次いでこれに、CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe(式中、Meはメチル基である。)で示される3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン42.2g(100ミリモル:サイラプレーン TM−0701T/チッソ株式会社製)、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン223.2g(900ミリモル)、および、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は34,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.7mm/sであり、比重は0.90であった。
[樹脂合成例5]
撹拌機付きフラスコにトルエン500gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温した。次いでこれに、CH=CMe−COO−C−Si(OSiMe(式中、Meはメチル基である。)で示される3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン422g(500ミリモル:サイラプレーン TM−0701T/チッソ株式会社製)、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は37,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.4mm/sであり、比重は0.91であった。
[樹脂合成例6]
撹拌機付きフラスコにトルエン500gを投入して、窒素ガス気流下で90℃まで昇温した。次いでこれに、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン248.0g(1000ミリモル)、および、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.58g(3ミリモル)の混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル0.06g(0.3ミリモル)をトルエン15gに溶解した溶液を加えて(2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリルの合計量0.64g=3.3ミリモル)、90〜100℃で3時間混合してラジカル共重合させてメタクリル系共重合体を得た。得られたメタクリル系共重合体の重量平均分子量は33,000であった。次いで、このメタクリル系共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにトルエンで希釈した。このようにして得られた共重合体溶液の粘度は8.7mm/sであり、比重は0.90であった。
[樹脂合成例7]
攪拌器、コンデンサー、温度計、窒素導入管、滴下装置を備えた容量500mlのフラスコにMEK(メチルエチルケトン)100部を仕込んだ。別に窒素雰囲気下80℃でMMA(メチルメタクリレート)32.6部、HEMA(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)を2.5部、MPTS(オルガノポリシロキサン−1:3−メタクリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン)64.9部、V−40(1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル))1部を、MEK100部に溶解させて得られた溶液を2時間にわたり反応容器中に滴下し、5時間熟成させた。 この共重合体溶液の不揮発分が25重量%になるようにMEK(メチルエチルケトン)で希釈した。
<コア粒子の作製>
ヘンシェルミキサー内に平均粒子径が0.24μmの球状フェライト粒子1kgを仕込み十分に良く攪拌しながら、シラン系カップリング剤(AY43−059:東レ・ダウコーニング社製)7.5gを添加、混合して、上記球状フェライト粒子の粒子表面を上記シラン系カップリング剤で被覆した。
別に、撹拌機付きフラスコに、フェノール50g、37%ホルマリン75g、親油化処理された上記球状フェライト粒子400g、25%アンモニア水15g、水50gを仕込み、攪拌しながら60分間で85℃に上昇させ、同温度で120分間、反応・硬化させ、フェノール樹脂と球状フェライト粒子粉末からなる複合体粒子の生成を行った。次に、フラスコ内の内容物を30℃に冷却し、0.5lの水を添加した後、上澄み液を除去し、さらに下層の沈殿物を水洗し、風乾した。
次に、これを減圧下(5mmHg以下)に、150〜180℃で乾燥してコア粒子を得た。収率は97%であった。

このコア粒子は、フェライト粒子の含有量が85重量%の球状粒子であり、平均粒子径が35μm、比重が3.6であり、1kOeの磁場における磁化が70Am/kg、体積固有抵抗が1×1013Ω・cmであった。
[キャリア製造例1]
樹脂合成例1で得られた重量平均分子量35,000のメタクリル系共重合体(100部)、触媒としてチタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)TC−750(マツモトファインケミカル社製)4部を、トルエンで希釈して、固形分10wt%の樹脂溶液を得た。
前記コア粒子(重量平均粒径が35μm)を用いて、コア粒子表面において平均膜厚が0.20μmになるように、流動床型コーティング装置を使用して、流動槽内の温度を各70℃に制御して塗布・乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて、180℃/2時間焼成し、キャリアAを得た。
[キャリア製造例2]
樹脂合成例2の樹脂に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアBを得た。
[キャリア製造例3]
樹脂合成例3の樹脂に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアCを得た。
[キャリア製造例4]
樹脂合成例4の樹脂に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアDを得た。
[キャリア製造例5]
触媒をチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)TC−400(マツモトファインケミカル社製)に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアEを得た。
[キャリア製造例6]
触媒をチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)TC−400(マツモトファインケミカル社製)に替える以外は、キャリア製造例2と全く同じ方法で、キャリアFを得た。
[キャリア製造例7]
触媒をチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)TC−400(マツモトファインケミカル社製)に替える以外は、キャリア製造例3と全く同じ方法で、キャリアGを得た。
[キャリア製造例8]
触媒をチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)TC−400(マツモトファインケミカル社製)に替える以外は、キャリア製造例4と全く同じ方法で、キャリアHを得た。
[キャリア製造例9]
樹脂を合成例5の樹脂に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアIを得た。
[キャリア製造例10]
樹脂を合成例6の樹脂に替える以外は、キャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアJを得た。
[キャリア製造例11]
樹脂を合成例5の樹脂に替える以外は、キャリア製造例5と全く同じ方法で、キャリアKを得た。
[キャリア製造例12]
樹脂を合成例6の樹脂に替える以外は、キャリア製造例6と全く同じ方法で、キャリアLを得た。
[キャリア製造例13]
樹脂合成例7で得られた樹脂に対して、架橋剤としてイソホロンジイソシアネート/トリメチロールプロパンアダクト(IPDI/TMP系:NCO%=6.1%)をOH/NCOモル比率が(OHは合成例10の樹脂中OH)1/1となるように調整した後MEKで希釈して固形比3重量%であるコート樹脂溶液を調合した。
芯材として重量平均粒径が35μmのMnフェライト粒子を用いて、芯材表面において平均膜厚が0.20μmになるように、流動床型コーティング装置を使用して、流動槽内の温度を各70℃に制御して塗布・乾燥した。
得られたキャリアを電気炉中にて、160℃/1時間焼成し、キャリアMを得た。
[キャリア製造例14]
重量平均分子量15,000のメチルシリコーンレジン(2官能乃至3官能のモノマーから作成されたもの(固形分25%))30部を加える以外はキャリア製造例1と全く同じ方法で、キャリアNを得た。
[キャリア特性評価]
以下、キャリアの特性の評価方法を示す。
[芯材粒子の重量平均粒径]
マイクロトラック粒度分布計モデルHRA9320−X100(日機装社製)を用いて、芯材粒子の粒度分布を測定した。
[1kOeの磁場における磁化]
キャリア約0.15gを、内径が2.4mm、高さが8.5mmのセルに充填した後、VSM−P7−15(東英工業社製)を用いて、1kOeの磁場において、磁化を測定した。
[体積固有抵抗]
体積固有抵抗は、図1に示すセルを用いて測定した。具体的には、まず、表面積2.5cm×4cmの電極(1a)及び電極(1b)を、0.2cmの距離を隔てて収容したフッ素樹脂製容器(2)からなるセルに、キャリア(3)を充填し、落下高さ1cm、タッピングスピード30回/分で、10回のタッピングを行った。次に、電極(1a)及び(1b)の間に1000Vの直流電圧を印加して30秒後の抵抗r[Ω]を、ハイレジスタンスメーター4329A(横川ヒューレットパッカード社製)を用いて測定し、つぎの[数式1]から、体積固有抵抗[Ωcm]を算出した。
Figure 0005553233
[被覆層の平均膜厚]
透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、キャリアの断面を観察して、被覆層の平均膜厚を測定した。得られたキャリアの特性を表1に示す。
Figure 0005553233
[現像剤の作成]
本発明は、これらに限定されるものではない。なお、「部」は、重量部を表わす。
キャリア製造例で得られたキャリアA〜N(93部)に対して、デジタルフルカラー複合機Imagio Neo C600用トナー(7.2μm)を7.0部加えて、ボールミルで20分攪拌して、二成分現像剤A〜Nを作成した。
[現像剤特性評価]
得られた現像剤を用いて、デジタルフルカラー複合機Imagio Neo C600(リコー社製)を用いて、画像評価を実施した。具体的には、まず、現像剤A〜Nを用いて、画像面積率20%で、初期及び10万枚のランニング後のキャリアの帯電量及び体積固有抵抗を測定し、帯電量の低下量及び体積固有抵抗の変化量を算出した。
なお、初期のキャリアの帯電量(Q1)は、キャリアA〜Nと、前記トナーとを、質量比93:7で混合し、摩擦帯電させたサンプルを、ブローオフ装置TB−200(東芝ケミカル社製)を用いて測定した。また、ランニング後のキャリアの帯電量(Q2)は、ブローオフ装置を用いてランニング後の現像剤中の各色のトナーを除去したキャリアを用いた以外は、上記と同様にして測定した。
なお、帯電量の変化量の目標値は10μC/g以下である。
また、初期のキャリアの体積固有抵抗(LogR1)は、上記[体積固有抵抗]と同様にして測定したキャリアの体積固有抵抗の常用対数値である。ランニング後のキャリアの体積固有抵抗(LogR2)は、ブローオフ装置を用いてランニング後の現像剤中の各色のトナーを除去したキャリアを用いた以外は、上記と同様にして測定した。
なお、体積固有抵抗の目標値は絶対値で1.5[Log(Ωcm)]以下である。現像剤評価結果を表2に示す。
Figure 0005553233
(図1)
1a 電極
1b 電極
2 フッ素樹脂製容器
3 キャリア
特開昭55−127569号公報 特開昭55−157751号公報 特開昭56−140358号公報 特開昭57−96355号公報 特開昭57−96356号公報 特開昭58−207054号公報 特開昭61−110161号公報 特開昭62−273576号公報 特開2001−92189号公報 特開平06−222621号公報 特開平11−288131号公報

Claims (10)

  1. コア粒子表面に少なくとも被覆層を有する静電潜像現像用キャリアであって、前記コア粒子は結着樹脂中に磁性体微粒子を分散させてなるものであり、前記被覆層は、少なくとも下記一般式1で表される部位と下記一般式2で表される部位とを含む共重合体を加熱処理して得られた樹脂を含有することを特徴とする静電潜像現像剤用キャリア。
    Figure 0005553233

    Figure 0005553233

    (式中において、R、m、R、R、X、及びYは以下に該当するものを示す。)
    :水素原子、またはメチル基
    m:1〜8の整数
    :炭素原子数1〜4のアルキル基
    は、炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシ基
    X:10〜90モル%
    Y:10〜90モル%
  2. 前記共重合体は、下記一般式3で表される共重合体を含むことを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像剤用キャリア。
    Figure 0005553233
    (式中において、R、m、R、R、X、Y、及びZは以下に該当するものを示す。)
    :水素原子、またはメチル基
    m :1〜8の整数
    :炭素原子数1〜4のアルキル基
    : 炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜4のアルコキシ基
    X:10〜40モル%
    Y:10〜40モル%
    Z:30〜80モル%
    60モル%<Y+Z<90モル%
  3. 前記樹脂は、縮合重合したものであることを特徴とする請求項1または2に記載の静電潜像現像用キャリア。
  4. 前記樹脂は、有機金属系触媒により前記共重合体を脱水縮合させて得られたものであることを特徴とする請求項1及至3のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
  5. 前記有機金属系触媒は、Ti、Al、B、Ca、Fe、Ga、Ge、Na、Ta、Zr、K、Znから選ばれた金属を含むことを特徴とする請求項4に記載の静電潜像現像用キャリア。
  6. 前記被覆層は、さらに導電性粒子を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の静電潜像現像剤用キャリア。
  7. 前記コア粒子の1kOeの磁場における磁化が、40Am/kg以上90Am/kg以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
  8. 前記磁性体微粒子の重量平均粒径が、平均一次粒径が0.05〜20μmであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
  9. 体積固有抵抗が1×10Ω・cm以上1×1017Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の静電潜像現像用キャリア。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載のキャリアを含むことを特徴とする二成分現像剤。
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