JP3687508B2 - チェーン機構とそれを備えた立体駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、チェーン機構と、そのチェーン機構を備えた立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、立体駐車装置において、鉛直方向に配置した複数の車搭載用パレットを複数の継ぎ支柱で固定し、最上段のパレットの長手方向後方に油圧シリンダのピストンロッドを接続する一方、最下段のパレットの長手方向前方と長手方向中央とに、そのパレットの左右両側にスプロケットを設けて、上記長手方向前方と長手方向中央の2つのスプロケットに、立体駐車装置の左右両側に張設したチェーンを掛け回している。上記長手方向中央の左右のスプロケットは、回転軸を互いに接続している。上記チェーンとスプロケットとからなるチェーン機構によって、パレットの長手方向前方の荷重を支持すると共に、パレットが昇降する際のパレットの動きを、幅方向左側と右側とで同期させている。なお、上記チェーン機構は、軸方向に2列の歯列を有するスプロケットと、その2列の歯列に夫々噛合うように幅方向に連結された2本のチェーンからなり、パレットとパレットに載る車との重量を確実に支えるようにしている。
【0003】
しかしながら、上記チェーン機構は、チェーンがスプロケットに噛合う際の衝撃によって騒音が生じるという問題がある。また、上記衝撃によってチェーンが振動して、振動したチェーンのプレートがスプロケットの歯に当って騒音が生じるという問題がある。
【0004】
この問題を解決するために、図4に示すようなチェーン機構が提案されている(特開平10−38035号公報参照)。このチェーン機構は、交互に連ねた一対のアウタプレート101,101と一対インナプレート102,102とをピン103で接続してなるチェーン105において、上記一対のインナプレート102,102の互いに対向する2つの面に、ゴム等の弾性体からなるダンパープレート107,107を夫々張り付けている。上記チェーン105がスプロケットに噛合う過程において、上記ダンパープレート107がスプロケットの歯109の側面109cに摩擦接触して、その後、上記ダンパープレート107の図4における下端がスプロケットの歯109の肩部109bに当接して変形して、チェーン105がスプロケットに噛合う際の衝撃を和らげて、騒音が生じないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチェーン機構は、上記ダンパープレート107がスプロケットの歯109の側面109cに摩擦接触するので、ダンパープレート107が摩耗し易く、チェーン機構の耐久性が悪いという問題がある。
【0006】
また、上記ダンパープレート107の図4における下端がスプロケットの歯109の肩部109bに当接して変形するので、上記ダンパープレート107の下端がインナプレート102から剥がれ易く、その剥がれたダンパープレート107の部分がスプロケットの歯109によって破れたり、その破れたダンパープレート107の破片をチェーンとスプロケットとが噛み込んで、最悪の場合にはチェーン機構の動作が停止するという問題がある。
【0007】
さらに、上記ダンパープレート107をチェーン105の全てのインナプレート107に張り付けるので、チェーン105を製造する手間がかかってチェーン機構の製造コストが高いという問題がある。
【0008】
そこで、この発明の目的は、騒音が殆ど生じないにも拘らず、耐久性が良く、破損し難くて信頼性が高く、しかも安価なチェーン機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明のチェーン機構は、一対のインナプレートと、一対のアウタプレートとを交互に連ねて、このインナプレートとアウタプレートとを、ローラを遊挿したピンによって接続したチェーンと、このチェーンが噛合する歯列をボスの外周面に備えたスプロケットとからなるチェーン機構において、
上記スプロケットは軸方向に2列の歯列を備え、上記ボスの外周面、かつ上記2列の歯列の間に、弾性体を配置する一方、上記2列の歯列が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボスと上記チェーンとの間に、弾性体が無くて隙間を設けており 、上記チェーンが上記スプロケットに噛合するとき、上記弾性体は上記チェーンのインナプレートおよびアウタプレートによって、弾性状態を保ったまま変形することを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明によれば、上記チェーンが歯列に噛合する過程において、まず上記インナプレートとアウタプレートとが上記弾性体に当接する。その後、さらにスプロケットが回転して、チェーンに作用する張力によって上記インナプレートとアウタプレートがボス側に移動すると共に上記弾性体が変形する。そして、上記チェーンのローラが上記歯列の底部に当接して、チェーンの歯列への噛合が完了する。このように、上記弾性体の変形によって、上記チェーンのローラが歯列の底部に当接する速度が和らげられるので、ローラが歯列の底部に当接する衝撃が殆どなく、そのため、衝撃による騒音も殆どない。また、上記ローラが歯列の底部に当接する衝撃が殆どないので、上記チェーンは殆ど振動しない。しかも、上記過程において、上記インナプレートとアウタプレートは常に弾性体に接触しているので、チェーンの振動が上記弾性体によって吸収される。したがって、チェーンのインナプレートおよびアウタプレートが振動して、スプロケットの歯列に接触して騒音が生じることがない。
【0011】
また、上記インナプレートとアウタプレートから上記弾性体に作用する力は弾性体の表面に対して垂直方向であり、上記インナプレートおよびアウタプレートと、弾性体とは摩擦接触しない。したがって、上記弾性体は殆ど摩耗しないから、このチェーン機構は耐久性が良い。
【0012】
また、上記弾性体は、スプロケットに設けるので、従来におけるようにチェーンに弾性体を設けるよりも、部品点数が少なくてチェーン機構を製造する手間が少ないから、チェーン機構の製造コストが安くなる。
【0013】
【0014】
また、請求項1の発明によれば、上記弾性体は、上記2列のチェーンが上記2列の歯列に噛合う際の衝撃と、その衝撃によるチェーンの振動を防止する。すなわち、2列の歯列の間に配置された1個の弾性体によって、2列のチェーンの衝撃・振動が効率良く防止される。
【0015】
【0016】
また、請求項1の発明によれば、上記インナプレートとアウタプレートが上記弾性体に当接した後、上記チェーンのローラが上記歯列の底部に当接するまで上記弾性体がインナプレートとアウタプレートによって変形する。このとき、上記弾性体は弾性状態を保ったまま変形して、塑性状態にならない。したがって、上記弾性体は、永久変形したり破損することがないので、劣化し難い。その結果、チェーン機構の耐久性が良くなって、チェーン機構の振動・騒音が長期に亘って防止される。
【0017】
請求項2の発明のチェーン機構は、請求項1によるチェーン機構において、
上記弾性体は、径方向の断面が凸型形状であり、この凸型の弾性体の中央部分が上記チェーンのアウタプレートによって変形する一方、上記凸型の弾性体の両側部分が上記チェーンのインナプレートによって変形することを特徴としている。
【0018】
請求項2の発明によれば、チェーンの断面において、インナプレートの長さがアウタプレートの長さよりも長く形成され、かつ2連に連結されたチェーンがスプロケットの2列の歯列に噛合する場合、この2列の歯列の間における上記スプロケットのボスとチェーンとの間に、上記ボスからアウタプレートまでの距離が、ボスからインナプレートまでの距離よりも大きい凸型形状の隙間が形成される。上記凸型形状の弾性体は、上記チェーンとボスとの間に形成される凸型形状の隙間に嵌合する。そうすると、チェーンのローラが歯列の底部に当接してチェーンの歯列への噛み合いが完了する前に、上記弾性体は、上記チェーンに隙間無く密着して、チェーンのインナプレートとアウタプレートの両方によって変形される。すなわち、上記弾性体は、チェーンに接触する全ての面において変形して、チェーンが歯列に噛合する際の衝撃を確実に和らげる。したがって、このチェーン機構は、チェーンの断面におけるインナプレートとアウタプレートとの長さが異なるにも拘らず、騒音・振動が効果的に防止される。
【0019】
また、上記弾性体は、上記2連のチェーンのローラが上記2列の歯列の底部に当接する前に上記チェーンに嵌合するので、このチェーンの振動を効果的に吸収する。したがって、このチェーン機構は滑らかに動作するとともに、振動による騒音が生じない。
【0020】
請求項3の発明のチェーン機構は、請求項2によるチェーン機構において、
上記チェーンが上記スプロケットに噛合したとき、上記凸型の弾性体の中央部分の変形量が、上記凸型の弾性体の両側部分の変形量よりも大きいことを特徴としている。
【0021】
請求項3の発明によれば、横断面におけるインナプレートとアウタプレートとの長さが異なるチェーンがスプロケットに噛合した場合、上記弾性体は、径方向における厚みが両側部分よりも大きい中央部分が、上記両側部分よりも大きく変形する。このことは、チェーンの断面において、インナプレートの長さとアウタプレートの長さの差よりも、上記弾性体の中央部分の厚みと両側部分の厚みとの差を大きくすることによって得られる。そうすると、弾性体は厚みに比例して弾性変形量が大きいので、上記両側部分よりも厚い中央部分は弾性変形できる量が両側部分よりも大きいから、その中央部分を両側部分よりも多く変形させることによって、効果的にチェーン機構の衝撃・騒音を防止すると共に、弾性体が塑性変形して劣化・破損することを確実に回避する。
【0022】
また、上記弾性体の中央部分の厚みと両側部分の厚みとの差を、チェーンのインナプレートの長さとアウタプレートの長さの差よりも大きくすると、上記チェーンは上記弾性体の中央部分に先に接触した後、僅かに時間をおいて、弾性体の両側部分に接触する。そうした後に、上記チェーンのローラが歯列の底部に当接する。すなわち、上記チェーンは、上記弾性体によって、2段階に亘って衝撃を和らげられるのである。したがって、上記弾性体は、チェーンの衝撃・騒音を効果的に防止する。
【0023】
また、上記弾性体の中央部分の厚みが左右両側の厚みよりも大きいので、弾性体の製造過程において、加工精度のばらつきによって弾性体の寸法が多少ばらついても、この弾性体の中央部分の厚みが、チェーンによって塑性変形する程度に薄くなることが殆どない。したがって、上記弾性体は、良好な衝撃・振動の防止機能を有するにも拘らず、高い加工精度によることなく容易かつ安価に製造される。
【0024】
請求項4の発明のチェーン機構は、一対のインナプレートと、一対のアウタプレートとを交互に連ねて、このインナプレートとアウタプレートとを、ローラを遊挿したピンによって接続したチェーンと、このチェーンが噛合する歯列をボスの外周面に備えたスプロケットとからなるチェーン機構において、上記スプロケットは軸方向に2列の歯列を備え、上記ボスの外周面、かつ上記2列の歯列の間に、弾性体を配置する一方、上記2列の歯列が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボスと上記チェーンとの間に、弾性体が無くて隙間を設けており、上記弾性体は、径方向の断面が凸型形状であり、上記チェーンが上記スプロケットに噛合するとき、上記凸型の弾性体の中央部分が上記チェーンのアウタプレートによって変形する一方、上記凸型の弾性体の両側部分は、上記チェーンのインナプレートとの間に隙間を有することを特徴としている。
【0025】
請求項4の発明によれば、上記チェーンがスプロケットに噛合する過程において、上記凸型の弾性体の中央部分が、上記チェーンの2つのアウタプレートと、その両側に位置するインナプレートによって形成された凹部に嵌合する。そして上記スプロケットがさらに回転して上記チェーンがスプロケットのボス側に移動すると共に、上記弾性体の中央部分が変形し、その後、上記チェーンのローラがスプロケットの歯列の底部に当接してチェーンのスプロケットへの噛合が完了する。この過程において、上記弾性体は、チェーンと嵌合することによってチェーンの振動を効果的に吸収する。また、上記弾性体は、厚みが厚い中央部分のみが変形して、チェーンがスプロケットの歯列に噛み合う際の衝撃を吸収するので、弾性体は塑性変形することなく効果的に上記衝撃を吸収する。また、弾性体は、中央部分の厚みが厚いので、上記中央部分の寸法が多少ばらついても塑性変形する程に薄くなることがない。したがって、上記弾性体は、高い加工精度によることなく容易かつ安価に製造される。
【0026】
請求項5の発明の立体駐車装置は、請求項1乃至4のいずれか1つによるチェーン機構を有することを特徴としている。
【0027】
請求項5の発明によれば、上記立体駐車装置は、動作時に振動や騒音を殆ど生じない上記チェーン機構を有するから、立体駐車装置を例えばマンションの地下などの居住スペースに近接した場所に設置しても、立体駐車装置の動作によって居住者に不快感を与えることがない。また、動作時の振動が殆ど無いので、立体駐車装置の他の部品への悪影響が少なくなるから、立体駐車装置の耐久性が向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0029】
図1は、この発明によるチェーン機構を示す断面図である。このチェーン機構は、幅方向に連結された2連のチェーン1,1と、この2連のチェーン1,1が各々噛合う2列の歯列2,2をボス3の外周面に備えたスプロケット4とからなる。上記2連のチェーン1,1は、一対のインナプレート11,11と一対のアウタプレート12,12とローラ14とを幅方向に2組備え、一本のピン16によって連結されている。上記スプロケット4は、上記2列の歯列2,2の間の外周面に、弾性体としてのゴムからなる凸型リング18を備えている。このスプロケット4が軸21回りに回転して、この軸21に対して直角方向にチェーン1,1が送られるようになっている。なお、図1では、スプロケット4の上側においてのみチェーン1,1が歯列2,2に噛合っている。
【0030】
図2は、上記凸型リング18の径方向断面の近傍を拡大して示した図であり、チェーン1,1が歯列2,2に噛合う場合のチェーンの1,1位置を、破線で示している。図2に示すように、上記凸型リング18は径方向断面において凸型形状をなしている。この凸型リング18の中央部分は、上記チェーン1のアウタプレート12の幅の略2倍の幅を有すると共に、凸型リング18の両側部分は、その片側が、上記チェーン1のインナプレート11と略同じ幅を有する。すなわち、上記凸型リング18の中央部分は、上記2連のチェーン1,1において幅方向中央に位置して互いに隣接する2つのアウタプレート12,12に当接する一方、上記凸型リング18の両側部分は、上記隣接したアウタプレート12,12の両側に位置するインナプレート11,11に、各々当接するようになっている。さらに、上記凸型リング18は、中央部分が両側部分から突出する長さが、スプロケット4のボス3から上記インナプレート11までの距離と、ボス3からアウタプレート12までの距離との差よりも大きい。すなわち、上記凸型リング18の中央部分が上記隣接したアウタプレート12,12によって変形する径方向長さaが、上記凸型リング18の両側部分が上記インナプレート11,11によって変形する径方向長さbよりも、大きくなるようにしている。そして、上記凸型リング18がインナプレート11およびアウタプレート12によって変形する径方向長さb,aは、いずれも凸型リング18が弾性状態を保つ変形の長さになるようにしている。
【0031】
上記構成を有するチェーン機構のスプロケット4を、立体駐車装置のパレットの前方と中央とに夫々パレットの左右両側に設け、このパレットの左右両側に各々張設した2連のチェーン1,1を、上記パレットの両側に2つづつ設けたスプロケット4,4に掛け回している。上記パレットの長手方向後方に接続された油圧シリンダによって、上記パレットを鉛直方向に駆動すると、上記チェーン1,1に噛合いながら上記スプロケット4が回動する。こうして、上記チェーン機構によって、上記パレットの前方と中央とを支持すると共に、上記パレットの幅方向右側と左側の移動量を同期させている。
【0032】
上記パレットが鉛直方向に駆動されるとき、このパレットに設けられたチェーン機構は振動と騒音が殆ど生じない。より詳しくは、上記2連のチェーン1,1がスプロケット4の歯列2,2に噛合する過程において、まず2連のチェーン1,1の中央に位置するインナプレート11,11が、上記凸型リング18の中央部分に当接する。その直後に、上記インナプレート11,11の断面において左右両側のアウタプレート12,12が、上記凸型リング18の両側部分に当接する。このとき、上記先にインナプレート11,11に当接した凸型リング18の中央部分は僅かに変形して、チェーン11,11が歯列2,2に噛合する衝撃を多少和らげる。その後、さらにスプロケット4が回転して、チェーン1,1に作用する張力によって、上記インナプレート11,11とアウタプレート12,12から凸型リング18の径方向内側に作用する力が増加する。そうすると、上記凸型リング18の中央部分および両側部分の両方が弾性変形して、上記インナプレート11,11とアウタプレート12,12とがスプロケット4のボス3側に移動する。そして、上記チェーン11,11のローラ14,14が上記歯列2,2の底部2a,2aに当接して、チェーン1,1の歯列2,2への噛合が完了する。
【0033】
このように、上記凸型リング18は、中央部分と両側部分とで2段階でチェーンに当接してチェーンが歯列2,2に噛合する衝撃を和らげると共に、凸型リング18の変形によって、上記ローラ14,14が歯列2,2の底部2a,2aに当接する際の衝撃を和らげる。したがって、上記チェーン1,1のローラ14,14が歯列2,2の底部2a,2aに当接する衝撃が殆どなく、そのため、衝撃による騒音も殆どない。また、チェーン1,1は、衝撃が和らげられるので殆ど振動しない。しかも、上記過程において、上記凸型リング18は、上記インナプレート11,11およびアウタプレート12,12に嵌合するので、チェーン1,1の振動を効果的に吸収する。したがって、チェーン1,1のインナプレート11,11およびアウタプレート12,12が振動して、スプロケット4の歯列2,2に接触して騒音が生じることもない。すなわち、このチェーン機構は振動・騒音が殆ど生じないので、このチェーン機構を備える立体駐車装置は、パレット移動時の振動・騒音を殆ど無くすることができる。その結果、立体駐車装置を、例えばマンションの地下などの居住スペースに近接した場所に設置しても、マンションの居住者や近隣の住民に、振動や騒音などの不快感を与えることがない。また、動作時の振動が殆ど無いので、立体駐車装置の他の部品への悪影響が少なくなるから、立体駐車装置の耐久性を向上できる。
【0034】
また、上記チェーン機構の凸型リング18は、上記インナプレート11,11とアウタプレート12,12から受ける力が凸型リング18の周面に対して垂直方向であるから、インナプレート11,11およびアウタプレート12,12と、凸型リング18とは摩擦接触しない。したがって、上記凸型リング18は殆ど摩耗しないから、このチェーン機構は耐久性が良く、その結果、立体駐車装置の耐久性を向上できる。
【0035】
また、上記凸型リング18は、スプロケット4に設けるので、従来におけるように、チェーンに衝撃を吸収するための弾性体を設けるよりも、部品点数が少ない。したがって、このチェーン機構を製造する手間が少ないから、チェーン機構の製造コストを安くでき、その結果、立体駐車装置を安価にできる。
【0036】
さらに、上記凸型リング18は、チェーン1,1のインナプレート11,11とアウタプレート12,12による径方向の変形長さが、図2に示すようにaとbであって、この凸型リング18の変形長さa,bは、いずれも凸型リング18が弾性状態を保つ変形の径方向長さであるから、凸型リング18は塑性状態にならない。したがって、上記凸型リング18は、永久変形したり破損することがないので、劣化し難いから、このチェーン機構は耐久性が向上して、長期に亘って振動・騒音を防止できる。その結果、このチェーン機構を備える立体駐車装置は、長期に亘って振動・騒音を防止できる。
【0037】
また、上記凸型リング18は、中央部分がアウタプレート12,12によって変形する変形長さaを、両端部分がインナプレート11,11によって変形する変形長さbよりも大きくしている。すなわち、厚みが厚くて弾性変形できる量が大きい中央部分を、両端部分よりも多く変形するようにしている。したがって、上記凸リング18は、チェーン1,1がスプロケット4の歯列2,2に噛合する際の衝撃を確実に吸収できる。
【0038】
さらに、上記凸型リング18の中央部分は径方向の厚みが大きいので、凸型リング18の製造過程において加工精度のばらつきによって凸型リング18の寸法が多少ばらついても、この凸型リング18の中央部分の厚みは、チェーン1,1によって塑性変形する程度に薄くなることがない。したがって、上記凸型リング18は、高い加工精度によることなく容易かつ安価に製造でき、しかも、このチェーン機構の振動・騒音防止機能は保持される。したがって、このチェーン機構を有する立体駐車装置は、耐久性が良好で、容易かつ安価に製造できる。
【0039】
図3は、図1および2に示した実施形態と異なる実施形態のチェーン機構を示す図である。図3において、図1および2と同様の機能を有する部分には同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0040】
図3に示すように、弾性体としてのゴムからなる凸型リング28は、径方向断面において凸型形状をなし、この凸型リング28の中央部分は、チェーン1のアウタプレート12の幅の略2倍の幅を有する。この凸型リング28は、チェーン1,1が歯列2,2に完全に噛合した際に、凸型リング28の中央部分のみが、チェーン1,1のアウタプレート12,12によって変形するようになっている。
【0041】
上記凸型リング28を備えるスプロケットの歯列2,2に、チェーン1,1が噛合する過程を説明する。先ず、上記凸型リング28の中央部分が、チェーン1,1の2つのアウタプレート12,12と、その両側に位置するインナプレート11,11によって形成された凹部に嵌合する。そして上記スプロケットがさらに回転して、チェーン1,1がスプロケットのボス3側に移動すると共に、上記凸型リング28の中央部分が変形する。その後、上記チェーン1,1のローラ14,14が歯列2,2の底部2a,2aに当接して、チェーン1,1の歯列2,2への噛合が完了する。この過程において、上記凸型リング28は、チェーン1,1に形成された上記凹部に嵌合するので、チェーン1,1の振動を効果的に吸収することができる。また、上記凸型リング28は、厚みが厚い中央部分のみが変形して、チェーン1,1が歯列2,2に噛み合う際の衝撃を吸収する。したがって、凸型リング28は塑性変形することなく効果的に上記衝撃を吸収できる。その結果、上記凸型リング28は良好な耐久性を有し、チェーン機構を長期間に亘って低騒音・低振動にできる。
【0042】
また、上記凸型リング28は、中央部分の厚みが厚いので、製造時において上記中央部分の寸法が多少ばらついても、塑性変形する程に薄くなることがない。したがって、上記凸型リング28は高い加工精度によることなく容易に製造でき、その結果、チェーン機構の製造コストが低減できる。
【0043】
上記実施形態において、上記凸型リング18,28はゴムからなるが、ゴム以外の合成樹脂などの弾性体を用いてもよい。
【0044】
また、上記実施形態において、上記凸型リング18は、径方向断面において、ボス3と、チェーン1,1のインナプレート11,11およびアウタプレート12,12との間に形成される空間の形状に対応して凸型形状にしたが、上記インナプレートおよびアウタプレートの断面形状に対応させた他の形状でもよい。例えば、インナプレートとアウタプレートとが断面において同じ長さを有する場合、ボスの外周面に配置する弾性体は、径方向に均一の厚さを有する断面形状をなすように形成すればよい。
【0045】
上記実施形態において、上記チェーン1,1は、幅方向に連結された2連のチェーンであったが、1連であってもよく、また、3連以上でもよい。また、3連以上のチェーンが、3列以上の歯列を有するスプロケットと噛合する際は、上記3列以上の歯列の間に、凸型リングを各々配置すればよい。
【0046】
本発明のチェーン機構は、その用途が駐車装置パレットのみに限定されるものではなく、他のいかなる機械にも用いることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明のチェーン機構は、チェーンと、このチェーンが噛合する歯列をボスの外周面に備えたスプロケットとからなるチェーン機構において、上記スプロケットは軸方向に2列の歯列を備え、上記ボスの外周面、かつ上記2列の歯列の間に、弾性体を配置する一方、上記2列の歯列が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボスと上記チェーンとの間に、弾性体が無くて隙間を設けており、上記チェーンが上記スプロケットに噛合するとき、上記弾性体は上記チェーンのインナプレートおよびアウタプレートによって、弾性状態を保ったまま変形するので、上記チェーンがスプロケットの歯列と噛合する過程において、上記弾性体は、チェーンのインナプレートおよびアウタプレートによって弾性変形して、チェーンのローラが上記歯列の底部に当接する際の衝撃を和らげるから、衝撃による振動や騒音を殆ど無くすることができる。
【0048】
また、上記弾性体は、上記過程において上記インナプレートとアウタプレートに常に接触して、チェーンの振動を吸収するから、チェーンのインナプレートおよびアウタプレートが歯列に接触して騒音が生じることを防止できる。
【0049】
また、上記弾性体は上記インナプレートとアウタプレートから弾性体の表面に対して垂直方向の力を受けて、上記インナプレートおよびアウタプレートと摩擦接触しないので、上記弾性体は殆ど摩耗しないから、チェーン機構の耐久性を向上できる。
【0050】
また、上記弾性体はスプロケットに設けるので、従来におけるようにチェーンに弾性体を設けるよりも部品点数を少なくできて、チェーン機構を製造する手間を省いてチェーン機構の製造コストを安くできる。
【0051】
また、2列の歯列の間に配置した1個の弾性体によって、2列のチェーンの衝撃・振動を効率良く防止できる。
【0052】
また、上記チェーンが上記スプロケットに噛合するとき、上記弾性体は上記チェーンのインナプレートおよびアウタプレートによって、弾性状態を保ったまま変形するので、上記弾性体は永久変形したり破損することがないから劣化し難く、その結果、チェーン機構の振動・騒音を長期に亘って防止でき、かつ、耐久性を向上できる。
【0053】
請求項2の発明のチェーン機構は、請求項1によるチェーン機構において、上記弾性体は、径方向の断面が凸型形状であり、この凸型の弾性体の中央部分が上記チェーンのアウタプレートによって変形する一方、凸型の弾性体の両側部分が上記チェーンのインナプレートによって変形するので、断面においてインナプレートの長さがアウタプレートの長さよりも長く形成されたチェーンを用いた場合、上記弾性体は上記インナプレートおよびアウタプレートに密着して、チェーンの衝撃・騒音を効果的に防止することができる。
【0054】
また、上記弾性体は、上記2連のチェーンのローラが上記2列の歯列の底部に当接する前に上記チェーンに嵌合するので、このチェーンの振動を効果的に吸収するから、チェーン機構が滑らかに、かつ振動による騒音を生じることなく動作できる。
【0055】
請求項3の発明のチェーン機構は、請求項2によるチェーン機構において、上記チェーンが上記スプロケットに噛合したとき、上記凸型の弾性体の中央部分の変形量が、上記凸型の弾性体の両側部分の変形量よりも大きいので、上記両側部分よりも厚くて弾性変形できる量が両側部分よりも大きい中央部分が、両側部分よりも多く変形して衝撃を効果的に和らげるから、上記チェーンの衝撃・振動を効果的に抑えることができる。
【0056】
また、上記弾性体の中央部分の厚みが左右両側の厚みよりも大きいので、弾性体の製造過程における加工精度がばらついても、この弾性体の中央部分の厚みが、チェーンによって塑性変形する程度に薄くなることが殆どないから、上記弾性体は、高い加工精度によることなく容易かつ安価に製造できる。
【0057】
また、上記弾性体の中央部分の厚みと両側部分の厚みとの差を、チェーンのインナプレートの長さとアウタプレートの長さの差よりも大きくして、上記凸型の弾性体の中央部分の変形量が、上記凸型の弾性体の両側部分の変形量よりも大きくなるようにしているので、上記チェーンは上記弾性体によって2段階に亘って衝撃を和らげられるから、このチェーン機構の騒音・振動を効果的に防止することができる。
【0058】
請求項4の発明のチェーン機構は、一対のインナプレートと、一対のアウタプレートとを交互に連ねて、このインナプレートとアウタプレートとを、ローラを遊挿したピンによって接続したチェーンと、このチェーンが噛合する歯列をボスの外周面に備えたスプロケットとからなるチェーン機構において、上記スプロケットは軸方向に2列の歯列を備え、上記ボスの外周面、かつ上記2列の歯列の間に、弾性体を配置する一方、上記2列の歯列が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボスと上記チェーンとの間に、弾性体が無くて隙間を設けており、上記弾性体は径方向の断面が凸型形状であり、上記チェーンが上記スプロケットに噛合するとき、上記凸型の弾性体の中央部分が上記チェーンのアウタプレートによって変形するので、この変形の際に上記弾性体の中央部分が上記チェーンのアウタプレートおよびインナプレートで形成される凹部に嵌合することによって、効果的にチェーンの振動を吸収できる。また、上記弾性体は、厚みが厚い上記中央部分によって、チェーンがスプロケットに噛合する衝撃を吸収するので、上記弾性体は塑性変形し難く、そのため耐久性が良いから、このチェーン機構は長期に亘って振動・騒音を防止できる。また、上記弾性体の中央部分は、寸法がばらついても塑性変形する程には薄くなり難いのいで、高精度で製造する必要がなくて、その結果チェーン機構の製造コストを低減できる。
【0059】
請求項5の発明の立体駐車装置は、請求項1乃至4のいずれか1つによるチェーン機構を有するので、振動・騒音がない立体駐車装置にできて、その結果、居住者の近隣にも立体駐車装置を設置できると共に、振動による悪影響がないから、耐久性の良い立体駐車装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のチェーン機構を示す図である。
【図2】 図1に示したチェーン機構の1部分の拡大図である。
【図3】 図1、2と異なる実施形態のチェーン機構を示す図である。
【図4】 従来のチェーン機構を示す図である。
【符号の説明】
1 チェーン
2 歯列
3 ボス
4 スプロケット
11 インナプレート
12 アウタプレート
14 ローラ
16 ピン
18 凸型リング
21 軸
Claims (5)
- 一対のインナプレート(11,11)と、一対のアウタプレート(12,12)とを交互に連ねて、このインナプレート(11,11)とアウタプレート(12,12)とを、ローラ(14)を遊挿したピン(16)によって接続したチェーン(1)と、このチェーン(1)が噛合する歯列(2)をボス(3)の外周面に備えたスプロケット(4)とからなるチェーン機構において、
上記スプロケット(4)は軸方向に2列の歯列(2,2)を備え、上記ボス(3)の外周面、かつ上記2列の歯列(2,2)の間に、弾性体(18)を配置する一方、上記2列の歯列(2,2)が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボス(3)と上記チェーン(1)との間に、弾性体が無くて隙間を設けており、
上記チェーン(1,1)が上記スプロケット(4)に噛合するとき、上記弾性体(18)は上記チェーン(1,1)のインナプレート(11,11)およびアウタプレート(12,12)によって、弾性状態を保ったまま変形することを特徴とするチェーン機構。 - 請求項1によるチェーン機構において、
上記弾性体(18)は、径方向の断面が凸型形状であり、この凸型の弾性体(18)の中央部分が上記チェーン(1,1)のアウタプレート(12,12)によって変形する一方、上記凸型の弾性体(18)の両側部分が上記チェーン(1,1)のインナプレート(11,11)によって変形することを特徴とするチェーン機構。 - 請求項2によるチェーン機構において、
上記チェーン(1,1)が上記スプロケット(4)に噛合したとき、上記凸型の弾性体(18)の中央部分の変形量(a)が、上記凸型の弾性体(18)の両側部分の変形量(b)よりも大きいことを特徴とするチェーン機構。 - 一対のインナプレート(11,11)と、一対のアウタプレート(12,12)とを交互に連ねて、このインナプレート(11,11)とアウタプレート(12,12)とを、ローラ(14)を遊挿したピン(16)によって接続したチェーン(1)と、このチェーン(1)が噛合する歯列(2)をボス(3)の外周面に備えたスプロケット(4)とからなるチェーン機構において、
上記スプロケット(4)は軸方向に2列の歯列(2,2)を備え、上記ボス(3)の外周面、かつ上記2列の歯列(2,2)の間に、弾性体(28)を配置する一方、上記2列の歯列(2,2)が互いに向かい合う側と反対側において、上記スプロケットのボス(3)と上記チェーン(1)との間に、弾性体が無くて隙間を設けており、
上記弾性体(28)は、径方向の断面が凸型形状であり、上記チェーン(1,1)が上記スプロケット(4)に噛合するとき、上記凸型の弾性体(28)の中央部分が上記チェーン(1,1)のアウタプレート(12,12)によって変形する一方、上記凸型の弾性体(28)の両側部分は、上記チェーン(1,1)のインナプレート(11,11)との間に隙間を有することを特徴とするチェーン機構。 - 請求項1乃至4のいずれか1つによるチェーン機構を有する立体駐車装置。
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