JPH0142685Y2 - - Google Patents

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JPH0142685Y2
JPH0142685Y2 JP1985004291U JP429185U JPH0142685Y2 JP H0142685 Y2 JPH0142685 Y2 JP H0142685Y2 JP 1985004291 U JP1985004291 U JP 1985004291U JP 429185 U JP429185 U JP 429185U JP H0142685 Y2 JPH0142685 Y2 JP H0142685Y2
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roller chain
sliding ring
roller
chain
sliding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ローラチエーンが周辺機器と接触す
ることによる騒音の発生や、周辺機器の損傷を防
止可能とした摺動リング付ローラチエーンに関す
る。
(従来技術) 従来、第20図に示すように、1対のスプロケ
ツト33,34を水平軸(図示せず)に軸着して
ローラチエーン31を使用する場合や、第21図
に示すように、1対のスプロケツト33,34を
垂直に配置し、しかも中心距離の長い2軸(図示
せず)に軸着して、ローラチエーン31を使用す
る場合がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、斯かる従来技術の場合には、第20図
に示すように、一対のスプロケツト33,34を
水平軸に軸着してローラチエーン31を使用する
場合、ローラチエーン31の伸びによつてたるみ
Lが生じると、回転に伴う遠心力によつて外側に
振られて膨出し、該ローラチエーン31の外側端
が周辺機器32に接触し、打音や摺動騒音を生じ
たり、周辺機器32を損傷させる虞れがあるとい
う問題点があつた。また、第21図に示すよう
に、一対のスプロケツト33,34を垂直に配置
し、しかも中心間距離の長い2軸に軸着してロー
ラチエーン31を使用する場合、ローラチエーン
31に伸びによつてたるみLが生じると、ローラ
チエーン31の側端が周辺機器32に接触して、
やはり打音や摺動音を生じたり、周辺機器32を
損傷させる虞れがあるという問題点があつた。さ
らに、一対のスプロケツトを水平軸に軸着してロ
ーラチエーンを使用し、ローラチエーンの側端が
周辺機器に接触して、打音や摺動音を生じるとい
つた上記と同様の問題点を生じていた。
そこで、通常はローラチエーンの伸びをチエー
ンテンシヨナやチエーンテンシヨンローラによつ
て吸収し、ローラチエーンが周辺機器に接触する
のを防止するようにしているが、この場合には、
チエーンテンシヨナなどを設置するためのスペー
スが必要となり、その分周辺機器全体が大型化す
るという問題点があつた。
一方、従来からローラチエーンの外周に全周に
わたつて弾性リングを嵌合する技術が知られてお
り(実公昭46−25693号公報、実公昭46−24736号
公報)、このようなリングによつてローラチエー
ン外周が衝突する部位を保護することも考えられ
る。
しかしながら、スプロケツト33,34に張設
したローラチエーン31が高速走行する場合やス
プロケツト33,34の中心間距離が長い場合に
は、ローラチエーン31の振れ及び遠心力が大き
くなり、リングがローラチエーン31から脱落し
てしまう虞れがある。
この考案は上記課題を解決するためのもので、
ローラチエーンが周辺機器に接触し打音や摺動音
が発生したり、周辺機器が損傷されることを防止
できることは勿論、ローラチエーン走行時の振れ
及び遠心力によつてリングがローラチエーンから
脱落することを防止できる摺動リング付ローラチ
エーンを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの考案は、ローラを
軸着した複数のローラリングプレート対をピンリ
ンクプレート対を介して屈曲可能に連結してなる
ローラチエーンにおいて、ローラチエーンの外周
に摺動リングを環装するとともに、ローラチエー
ンの側面構成部材に摺動リングの外周面を保持す
るL字形の突片を設けたものである。
(作用) 上記構成に基づくこの考案の作用は、ローラチ
エーンの走行中に振れや遠心力が発生して周辺機
器と衝突しても、摺動リングによつて衝突時の衝
撃が緩衝される。また、摺動リングの外周面はL
字状の突片によつてローラチエーンに確実に固定
され、脱落することはない。
(第一実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案に係る摺動リング付ローラチエーン
の第一実施例を示す第1図乃至第6図において、
1はローラチエーンを示しており、該ローラチエ
ーン1の外周には摺動リング2が環装されてい
る。このローラチエーン1は、互いに対向するよ
う配置された側面構成部材としてのローラリンク
プレート対3,3の長手方向両側に、ブツシユ4
を介してローラ5を軸着し、該ローラリンクプレ
ート対3,3をその外側に互いに対向するように
配置された側面構成部材としてのピンリンクプレ
ート対6,6を介して、ピン7によつて屈曲自在
に連結して構成されている。
前記摺動リング2は、ニトリルゴム、ウレタン
ゴム等の弾性体からなる無端状帯によつて形成さ
れているとともに、第5図に示すように外周面に
は凸部19と凹部17とが交互に設けられてい
る。また、上記ローラリンクプレート3には、ロ
ーラチエーン1のローラリンクプレート3に摺動
リング2を固定するための突片16が設けられて
おり、摺動リング2には上記突片16を嵌合する
凹部17が形成されている。すなわち、上記ロー
ラリンクプレート3には第4図に示すように、そ
の外周側にL字形状の突片16が、先端側の腕部
16aをローラ5と対向させて突設されており、
該突片16は各ローラリンクプレート対3,3の
一方のローラリンクプレート3に交互に設けられ
ている。つまり、上記突片16はローラリンクプ
レート対3,3に交互に向きを変えて設けられて
おり、これら突片16とローラ5とによつて第6
図に示す閉ざされた空間18が形成されている。
そして、摺動リング2を空間18内に環装する
ことによつて、第3図に示すように腕部16aが
凹部17に嵌合した状態では、凹部17の外周面
に当接した状態となる。
以上の構成において、この第一実施例の摺動リ
ング付ローラチエーンは次のようにして用いられ
る。すなわち、ローラチエーン1の外周に摺動リ
ング2を環装し、該ローラチエーン1を第1図に
示すように、水平軸(図示せず)に軸着された一
対のスプロケツ11,12に巻回する。而して、
にローラチエーン走行中に、ローラチエーン1の
伸びによつて第1図に示すたるみLが生じ、遠心
力によつてローラチエーン1が外側に膨出する
と、該ローラチエーン1の外周に環装された摺動
リング2が周辺機器10に当接する。そのため、
この弾性体製の摺動リング1によつて衝撃が吸収
され、打音や摺動音が発生したり、周辺機器10
を損傷したりすることがない。
また、ローラチエーン1が高速走行させたり、
スプロケツト11,12同士の中心距離間が長く
ローラチエーン1の振れや、摺動リング2自体に
加わる遠心力が大きくなつたとしても、凹部17
の外周面に突片16の腕部16aが当接して確実
に固定されているから、摺動リング2がローラチ
エーン1から脱落することはない。
第7図は、摺動リングの他の実施例を示してお
り、この実施例にあつては、摺動リング2の外周
面全体に、ポリテトラフルオロエチレン
(QTFE)等の合成樹脂からなるシートや、ナイ
ロン等の合成繊維からなる織布などの摩擦係数が
小さくかつ耐摩耗性を有する補強部材13が一体
的に設けられている。この補強部材13は摺動リ
ング2の成形時に一体的に成形したり、接着剤に
よつて接着することにより、摺動リング2に一体
的に設けられている。こうした場合には、ローラ
チエーン1を周速が速く振れが激しい状態で使用
しても摺動リング2の損耗や摺動に伴う摩擦抵抗
の増大を有効に防止することができる。
第8図には、摺動リングのさらに他の実施例が
示されており、この実施例にあつては、補強部材
13が摺動リング2の凸部19先端面にのみ設け
られている。
第9図乃至第11図には、摺動リングのさらに
他の実施例が示されており、この実施例にあつて
は、補強部材13が摺動リング2の両側面に一体
的に設けられている。なお、この補強部材13は
必要に応じて摺動リング2の内周面に一体的に設
けるようにしてもよい。
なお、第3図に示す実施例にあつては、各ロー
ラリンクプレート対3,3に突片16を設ける場
合について説明したが、この突片16は、所定の
間隔をおいてローラリンクプレート対3,3に設
けてもよく、あるいはピンリンクプレート対6,
6に突片16を設けてもよい。
(第二実施例) 第12図〜第19図には本考案に係る摺動リン
グ付ローラチエーンの第二実施例が示されてお
り、第一実施例と同一の部分については同一の符
号を付して説明する。この第二実施例において
は、ローラチエーン1の側面が周辺機器10と接
触した際の騒音の発生や周辺機器10の損傷を防
止するようになつている。
すなわち、ローラチエーン1の一側のローラリ
ンクプレート3には、第13図のようにL字形状
の突片20がその先端側の腕部20aをローラ5
と平行に配置して突設されており、第12図のよ
うに腕部20aが摺動リング2の外周面に当接し
ている。そして、第15図に示すように、突片2
0とローラ5、及び突片20が設けられていない
ローラリンクプレート3との間に摺動リング2が
嵌着され、該摺動リング2の側面には、第14図
のようにローラチエーン1の一側へ向けて凸条2
1が、ローラチエーン1の外側端よりも外方へ突
設されている。
この実施例にあつては、1対のスプロケツト1
1,12を垂直軸に軸着してローラチエーン1を
使用した場合、該ローラチエーン1の伸びによつ
てたるみが生じても、第15図に示すように、ロ
ーラチエーン1の一側に摺動リング2の凸条21
が突出しているため、この凸条21が周辺機器1
0に接触する。従つて、ローラチエーン1が直接
周辺機器10に接触して、打音や摺動音が発生し
たり、周辺機器10を損傷したりすることがな
い。また、摺動リング2は突片20の腕部20a
によつて固定されているので不本意に離脱するこ
とがない。また、1対のスプロケツト11,12
を水平軸に軸着してローラチエーン1を使用する
場合(第1図)でも、該ローラチエーン1に横揺
れが生じるような状態にあつては、摺動リング2
の凸条21が周辺機器10と接触するため、上記
と同様に作用する。その他の構成については、上
記第一実施例と同一であるので、その説明を省略
する。
第16図には、この第二実施例の摺動リング2
の他の実施例が示されており、この実施例にあつ
ては、摺動リング2の凸条21の先端面に、ポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)等の合成樹脂
からなるシートや、ナイロン等の合成樹脂からな
る織布などの摩擦係数が小さくかつ耐摩耗性を有
する補強部材13が一体的に設けられている。こ
のようにした場合には、摺動リング2の凸条21
の摩耗を防止することができる。
第17図および第18図には、摺動リング2の
さらに他の実施例が示されており、この実施例に
あつては、摺動リング2の湾曲性を向上させるた
め、該摺動リング2の内周面に所定間隔をおいて
凹溝22が設けられている。この凹溝22の深さ
や形状は、スプロケツト11,12の曲率に応じ
て適宜決定されるが、その形状としてはU字形状
やコ字形状がよい。また上記凹溝22の間隔は、
第19図に示すように、ローラチエーン1のロー
ラ5のピツチPに合わせてもよい。
このように、摺動リング2に所定間隔で凹溝2
2を設けた場合には、該摺動リング2の屈曲性が
増し、スプロケツト11,12を通過する際に容
易に湾曲するので、ローラチエーン1の剛性によ
る抵抗が増すのを防止することができる。
なお、第12図に示す実施例にあつては、ロー
ラチエーン1の一側のローラリンクプレート3の
全部に突片20を設けた場合について説明した
が、この突片20はローラリンクプレート3に所
定個数おきに設けてもよいし、ピンリンクプレー
ト6に設けてもよい。
また、上記の説明では、摺動リング2の一側に
のみ凸条21を設けた場合について説明したが、
この凸条21は摺動リング2の両側に設けてもよ
い。すなわち、ローラリンクプレート3には、第
4図に示すように、交互に突片16を設け、摺動
リング2の両側に凸条21を突設してもよい。た
だし、この場合には、各凸条21に突片16の基
端側の腕部16bを嵌合するための凹部を設ける
必要があるため、各凸条21は所定間隔を分割さ
れることになる。
(考案の効果) この考案は以上の構成及び作用よりなるもの
で、ローラチエーンの外周に摺動リングを環装し
たので、ローラチエーンの伸びによつてたるみが
生じ、該ローラチエーンがその近傍に存在する周
辺機器に接触する場合でも、周辺機器にはローラ
チエーンの外周に設けられた摺動リングが接触す
るため、打音や摺動音が生じたり、周辺機器を損
傷したりするのを確実に防止することができる。
さらに、リンクプレート対に摺動リングを保持
するL字形の突片を設けたので、ローラチエーン
の高速走行中やスプロケツトに中心間距離が長く
チエーンの振れ及び遠心力が大きい場合でも摺動
リングが脱落することはないという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第19図はこの考案の実施例を示し、
第1図は本考案に係る摺動リング付ローラチエー
ンの第一実施例を示す使用状態の正面図、第2図
はローラチエーンの基本的な構成を示す斜視図、
第3図は本考案に係る摺動リング付ローラチエー
ンの第一実施例を示す斜視図、第4図はローラチ
エーンを示す斜視図、第5図は摺動リングを示す
斜視図、第6図は摺動リング付ローラチエーンの
使用状態を示す縦断面図、第7図は摺動リングの
他の実施例を示す斜視図、第8図は摺動リングの
さらに他の実施例を示す斜視図、第9図は摺動リ
ングのさらにその他の実施例を示す斜視図、第1
0図は第9図の−線における断面図、第
11図は第9図の−線における断面図、
第12図は本考案に係る摺動リング付ローラチエ
ーンの第二実施例を示す斜視図、第13図はロー
ラチエーンを示す斜視図、第14図は摺動リング
を示す斜視図、第15図は摺動リング付ローラチ
エーンの使用状態を示す縦断面図、第16図は他
の摺動リングの例を示す断面図、第17図は摺動
リングの他の実施例を示す斜視図、第18図は第
17図の−線における断面図、第1
9図は摺動リングのさらに他の実施例を示す使用
状態の横断面図、第20図は従来のローラチエー
ンの使用状態を示す正面図、第21図は従来のロ
ーラチエーンの他の使用状態を示す斜視図であ
る。 符号の説明、1……ローラチエーン、2……摺
動リング、3……ローラリンクプレート、5……
ローラ、6……ピンリンクプレート、16,20
……突片、16a,20a……腕部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ローラを軸着した複数のローラリンクプレート
    対をピンリンクプレート対を介して屈曲可能に連
    結してなるローラチエーンにおいて、 該ローラチエーンの外周に摺動リングを環装す
    るとともに、ローラチエーンの側面構成部材に摺
    動リングの外周面を保持するL字形の突片を設け
    たことを特徴とする摺動リング付ローラチエー
    ン。
JP1985004291U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0142685Y2 (ja)

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JP1985004291U JPH0142685Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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