JP2895776B2 - フローティングチェーンガイド装置 - Google Patents

フローティングチェーンガイド装置

Info

Publication number
JP2895776B2
JP2895776B2 JP7202312A JP20231295A JP2895776B2 JP 2895776 B2 JP2895776 B2 JP 2895776B2 JP 7202312 A JP7202312 A JP 7202312A JP 20231295 A JP20231295 A JP 20231295A JP 2895776 B2 JP2895776 B2 JP 2895776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
roller
chain guide
floating
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7202312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0949555A (ja
Inventor
裕樹 石田
健之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUBAKIMOTO CHEIN KK
Original Assignee
TSUBAKIMOTO CHEIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUBAKIMOTO CHEIN KK filed Critical TSUBAKIMOTO CHEIN KK
Priority to JP7202312A priority Critical patent/JP2895776B2/ja
Publication of JPH0949555A publication Critical patent/JPH0949555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2895776B2 publication Critical patent/JP2895776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/18Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
    • F16H2007/185Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains the guiding surface in contact with the belt, rope or chain having particular shapes, structures or materials

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラチェーン伝
動装置のスプロケットへ噛み合うローラチェーンのスプ
ロケットへ侵入する位置の変動を阻止する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のチェーン伝動装置は、図5に示す
ように、ローラチェーン15のスプロケット11との噛
み合い時に、スプロケット11の歯と噛み合うローラ1
6の位置がスプロケットの回転に伴って同図(a)のス
プロケット11の位置と、前記スプロケット11が半ピ
ッチ回転した、同図(b)のスプロケット11の位置と
では異なるため、ローラチェーン16の走行経路がδだ
け変動し、ローラチェーンに振動や騒音を生じる問題が
あった。
【0003】その対策として、ローラチェーンにピッチ
の短いものを用い、これに噛み合うスプロケットの歯数
を多くして前記変動を少なくしている。その際、ピッチ
を短くするとローラチェーンのサイズが小さくなり、通
常のローラチェーンでは強度が不足するため、強度の大
きいリンクプレートで構成したローラチェーンや多列の
チェーンが使用されている。また、別の対策としては、
互いにローラの位相をずらした多列のローラチェーンを
使用して、見かけ上のピッチを短くしている。
【0004】さらに別の対策としては、特公昭54−5
8163号公報に記載されているように、スプロケット
へローラチェーンが噛み合う部分の近傍位置にローラチ
ェーンを摺動可能に支持する案内具を配置して、前記案
内具によって、ローラチェーンのスプロケットへの侵入
位置の変動を防止するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、強度の
大きいリンクプレートを用いたり、多列のチェーンを用
いると製造コストが高くなる問題があり、また、前記の
特公昭54−58163号公報に記載されているような
案内具を配置する場合には、案内具を固定するための構
造や設置スペースが必要となる問題があった。
【0006】そこで、本発明は、前述したような従来の
技術の問題点を解消し、簡単な構造で、ローラチェーン
の騒音や振動の発生を防止できるとともに、設置スペー
スが不要で低コストで製造することのできるフローティ
ングチェーンガイド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
のフローティングチェーンガイド装置は、歯底よりも回
転中心側に溝底が位置するように周面に環状溝が形成さ
れたスプロケットと、前記環状溝に回転自在に嵌装され
る円弧状の内周面を有するとともに、前記スプロケット
の歯底円と略等しい半径の半円弧状外周面と前記半円弧
状外周面の両端から接線方向にそれぞれ延設された一対
のローラ案内面とを有する略C字状に形成された板状の
フローティングチェーンガイドとから構成されている。
前記フローティングチェーンガイドは、樹脂材料で形成
することが好ましい。
【0008】
【作用】一般に、スプロケットへローラチェーンが侵入
する位置は、スプロケットの回転位置が半ピッチ回転す
る毎に変動するが、本発明のフローティングチェーンガ
イド装置によれば、スプロケットへ侵入するローラチェ
ーンのローラをスプロケットに組み込まれたフローティ
ングチェーンガイドのローラ案内面が支持するため、ロ
ーラチェーンのスプロケットに対する侵入位置の変動が
阻止される。その結果、ローラチェーンは一定した走行
経路でスプロケットに誘導され、振動や騒音の発生が防
止される。
【0009】特に、フローティングチェーンガイドが樹
脂材料で形成されている場合には、ローラとの摩擦が小
さくローラチェーンが円滑に案内される。また、樹脂材
料は振動の減衰効果が大きいので、振動や騒音の防止効
果が高められる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明のフローティングチェーンガイ
ド装置の1実施例を示す横断面図、図2は、図1のA−
A線の断面図であって、スプロケット1には、その外周
面に環状溝2が形成されている。前記環状溝2の溝底2
Aは、スプロケット1の歯底3よりも回転中心側に位置
するように形成されており、この環状溝2によって、ス
プロケット1の歯はその厚さ方向に2つに分割されてい
る。環状溝2の幅は、スプロケット1の歯の幅の1/3
〜1/4程度に設定されている。
【0011】環状溝2には、スプロケット1に巻き掛け
られる図示していないローラチェーンを案内するための
フローティングチェーンガイド4が回動自在に嵌装され
ている。前記フローティングチェーンガイド4は、環状
溝2の溝幅に適合する厚さの樹脂製の板体によって、略
C字状に形成されている。フローティングチェーンガイ
ド4の材料としては、ナイロン46、ナイロン66等の
摺動特性に優れた樹脂が好適である。
【0012】また、フローティングチェーンガイド4
は、スプロケット1の各歯底3を通過する歯底円の半径
と略等しい半径R1の半円弧状外周面4Aと、前記半円
弧状外周面4Aの両端から接線方向にそれぞれ延設され
た一対のローラ案内面4B,4Cとを有している。さら
に、フローティングチェーンガイド4は、スプロケット
1の環状溝2の溝底2Aに適合した、半径R2の円弧状
の内周面4Dを有している。
【0013】前記半円弧状外周面4Aは、スプロケット
1の中心に対する中心角がローラチェーンの巻き掛け角
と略等しくなるように形成される。すなわち、スプロケ
ット1と組み合わせられる他方のスプロケットの歯数が
スプロケット1の歯数よりも多い場合には、前記中心角
は180度より小さく、また、他方のスプロケット1の
歯数がスプロケット1の歯数よりも少ない場合には、前
記中心角は180度より大きく形成される。
【0014】また、前記内周面4Dは、スプロケット1
の中心に対して、前記半円弧状外周面4Aの中心角より
大きな中心角の範囲に形成されており、スプロケット1
の環状溝2の溝底に嵌装されて、環状溝2の周囲を自由
に回転できるようになっている。図2において、フロー
ティングチェーンガイド4の幅(R1−R2)は、ロー
ラチェーンのローラ径をdとした場合、R1−R2=2
d/(3〜5)が適当である。
【0015】また、本実施例においては、ローラ案内面
4B,4C及び、内周面4Dは、スプロケット1の歯数
をNとした場合、同図に示すように、θ=360度/N
の角度で、スプロケット1の中心Oから上下に外向きに
引き出した直線X,Yとの交点に達する程度の長さの領
域に形成されており、また、フローティングチェーンガ
イド4の両端部は、スプロケット1の歯先円の半径内に
収まる程度の長さで、前記ローラ案内面4B,4Cと内
周面4Dとの間をそれぞれ滑らかな曲線で連結して形成
されている。ただし、θは、半円弧状外周面4Aの両端
部とスプロケット1の中心Oとを結んだ線を基準とした
角度である。
【0016】図3は、本発明のフローティングチェーン
ガイド装置へローラチェーン5が侵入する際のフローテ
ィングチェーンガイドのローラ支持状態を示したもので
あって、同図に示すスプロケット1の回転位置では、前
記フローティングチェーンガイド4の半円弧状外周面4
Aとローラ案内面4Bとの境目Pの位置にスプロケット
1の歯の一つが位置し、前記歯の回転方向手前側の位置
では、ローラ6は、ローラ案内面4Bの上面によって、
スプロケット1の歯底3から浮かされた状態で支持され
ている。
【0017】図4は、図3の位置からスプロケット1が
半ピッチ分だけ回転して、フローティングチェーンガイ
ド4の半円弧状外周面4Aとローラ案内面4Bとの境目
Pの位置にスプロケット1の歯底3が移動した状態を示
しており、この位置では、フローティングチェーンガイ
ド4の上面とスプロケット1の歯底3とが略同一レベル
となる。前記歯底3がこの位置まで移動する間は、前記
ローラ6は、ローラ案内面4Bの上面で支持された状態
でスプロケット1へ接線方向から接近し、ローラチェー
ン5のスプロケット1への侵入経路は一定に維持されて
いる。
【0018】なお、フローティングチェーンガイド4の
ローラ案内面4Bと反対側に設けられているローラ案内
面4Cはローラチェーン5の戻り側のローラ6に当接す
ることによって、フローティングチェーンガイド4の向
きを一定に保つ役割を果たしている。また、スプロケッ
ト1を逆転させて使用する場合には、前記ローラ案内面
4Cによって、ローラチェーン5のスプロケット1への
侵入経路の位置変動が抑えられる。
【0019】なお、環状溝2を形成しているために、ロ
ーラ6とスプロケット1の歯面との有効な接触面積は減
少するが、フローティングチェーンガイド4によって、
ローラチェーン5の走行経路が一定に維持されるため、
ローラ6と歯面との衝突による衝撃力はほとんど無くな
り、伝達動力が減少したり、スプロケット1及びローラ
チェーン5の寿命が低下することはない。
【0020】また、前述した実施例においては、フロー
ティングチェーンガイド4の材料として、自己潤滑性と
振動や騒音の減衰性を備えている、樹脂材料を用いてい
るため、スプロケット1へローラ6が噛み合う際に発生
する騒音は可及的に抑えられているが、潤滑等の条件が
良好であれば、フローティングチェーンガイド4を金属
板等によって形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のフロー
ティングチェーンガイド装置は、ローラチェーンを案内
するフローティングチェーンガイドがスプロケット自体
に組み込まれているので、特別な取付構造や設置スペー
スが不要であり、また、フローティングチェーンガイド
が、ローラチェーンの張設方向に追従して自由に回動で
きるため、極めて高い自由度で使用することができる。
【0022】また、スプロケットの歯数が少ない場合で
あっても、スプロケットに侵入するローラチェーンの走
行経路の変動を確実に抑えることができるので、ローラ
チェーンの振動や騒音の発生の防止に大きな効果が得ら
れる。そのため、特に、通常6〜10歯の小歯数のスプ
ロケットが使用されるチェーンコンベヤの駆動部に本発
明のフローティングチェーンガイド装置を使用すること
によって、騒音の発生を大幅に低減することができる。
【0024】さらに、本発明のフローティングチェーン
ガイド装置は、板状のフローティングチェーンガイドを
環状溝を加工したスプロケットに組み込んだだけの簡単
な構造であるため、低コストで製造することができる。
特に、フローティングチェーンガイドを樹脂材料で形成
した場合には、ローラとの摩擦が小さく円滑にローラチ
ェーンを案内することができるとともに、振動の減衰効
果が大きいため、振動や騒音の防止効果をさらに高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフローティングチェーンガイド装置
の1実施例を示す横断面図。
【図2】 本発明のフローティングチェーンガイド装置
の1実施例を示す図1のA−A線における断面図。
【図3】 フローティングチェーンガイドのローラ支持
状態を示す図。
【図4】 図3に示す位置からスプロケットが半ピッチ
回転した位置におけるフローティングチェーンガイドの
ローラ支持状態を示す図。
【図5】 スプロケットの回転位置によるローラチェー
ンの噛み合い位置の変動を示す図。
【符号の説明】
1 スプロケット 2 環状溝 2A 溝底 3 歯底 4 フローティングチェーンガイド 4A 半円弧状外周面 4B,4C ローラ案内面 4D 内周面 5 ローラチェーン 6 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 7/18 B65G 23/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯底よりも回転中心側に溝底が位置する
    ように周面に環状溝が形成されたスプロケットと、 前記環状溝に回転自在に嵌装される円弧状の内周面を有
    するとともに、前記スプロケットの歯底円と略等しい半
    径の半円弧状外周面と前記半円弧状外周面の両端から接
    線方向にそれぞれ延設された一対のローラ案内面とを有
    する略C字状に形成された板状のフローティングチェー
    ンガイドとからなるフローティングチェーンガイド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フローティングチェーンガイドが樹
    脂材料で形成された請求項1のフローティングチェーン
    ガイド装置。
JP7202312A 1995-08-08 1995-08-08 フローティングチェーンガイド装置 Expired - Fee Related JP2895776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202312A JP2895776B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 フローティングチェーンガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202312A JP2895776B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 フローティングチェーンガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0949555A JPH0949555A (ja) 1997-02-18
JP2895776B2 true JP2895776B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=16455468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7202312A Expired - Fee Related JP2895776B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 フローティングチェーンガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2895776B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1020535C2 (nl) * 2002-05-03 2003-11-04 Theodorus Henricus Johannes Carolina Korse Kettingoverbrenging.
JP5176223B2 (ja) * 2006-07-04 2013-04-03 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 乗客輸送装置用の駆動システム
CZ2011330A3 (cs) 2011-06-02 2013-01-16 VÚTS, a.s. Zpusob navádení hnacího retezu na retezové kolo a navádecí prostredek
CN103057904B (zh) * 2013-01-25 2015-09-30 世林(漯河)冶金设备有限公司 一种链带传动系统
CN110466947A (zh) * 2019-09-11 2019-11-19 辽宁科技大学 板链式大倾角输送机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0949555A (ja) 1997-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2535130B2 (ja) ベルトスプロケット
EP2131064B1 (en) Push-pull chain actuator with reduced polygon effect
JP2895776B2 (ja) フローティングチェーンガイド装置
JP6683209B2 (ja) ウインチドラム及びこれを備えたクレーン
JPH06307510A (ja) Vベルト式無段変速機
US5439422A (en) Drive belt
CA2612991A1 (en) Ball-wedge type speed reducer
US5564309A (en) Rectilinear motion apparatus
JPH0341243A (ja) 動力伝達装置
SU1216120A1 (ru) Привод подъемника
US4059022A (en) Drive assembly
JPH04121337A (ja) ベルト駆動装置
US5533940A (en) Drive belt
JPH08128446A (ja) 軸受構造
JP3357540B2 (ja) 歯付ベルト用プーリ
JP3419426B2 (ja) 低騒音歯付ベルト
JPH0647035Y2 (ja) ロ−プ編組機におけるボビンキャリャ走行機構
JP2967261B2 (ja) 伝動用ベルト車
JP5532788B2 (ja) 動力伝達装置
JP2001241525A (ja) 直線移動装置
KR200187854Y1 (ko) 무심금 궤도
JPH0444494Y2 (ja)
KR100591102B1 (ko) 구동 링 무단 변속기 커플러
JPS5838187Y2 (ja) 歯付ベルトの駆動装置
JPH08317592A (ja) ストッパー装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees