JPH0444494Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0444494Y2
JPH0444494Y2 JP1986159087U JP15908786U JPH0444494Y2 JP H0444494 Y2 JPH0444494 Y2 JP H0444494Y2 JP 1986159087 U JP1986159087 U JP 1986159087U JP 15908786 U JP15908786 U JP 15908786U JP H0444494 Y2 JPH0444494 Y2 JP H0444494Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
roller
flange portion
mounting
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986159087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6365612U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986159087U priority Critical patent/JPH0444494Y2/ja
Publication of JPS6365612U publication Critical patent/JPS6365612U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0444494Y2 publication Critical patent/JPH0444494Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チエーンの走行速度に比してチエー
ンに載置されうる被移送物の搬送速度を増速化し
うるコンベアチエーンに関する。
〔背景技術〕 従来、組立ラインに用いられる搬送用コンベア
チエーン等に於いては、その走行によつて生ずる
騒音の低減及びチエーン、駆動装置等の寿命の向
上のために、チエーンの走行速度の減速化が望ま
れている。しかし、この走行速度の減速は、直
接、搬送速度の低下を生来し、従つて組立ライン
における生産効率を低下させるという問題点があ
つた。
又この問題点を解決しうるものとして、例え
ば、第6図に示すように、ガイドA上を転動する
走行ローラBに、大径の載置ローラCを遊嵌し、
載置ローラC上に被移送物Wが載荷した際に、チ
エーンの走行によるローラBの回転を、走行ロー
ラBト載置ローラCとの間の回転摩擦力により載
置ローラCに伝え、載置ローラCの周面速度が、
走行ローラBと載置ローラCとの直径比に応じた
速度とチエーン走行速度とが加わる事により、被
移送物Wの搬送速度を増速化しうる増速アキユー
ムレートチエーンコンベアが提案されている。
(特公昭58−46406号) しかしこのものは、チエーンのピツチ点Pで枢
支さる載置ローラCがその外周面を間隙を隔てて
互いに向かい合わせて一列に配されているため、
載置ローラCの直径寸度は、チエーンのピツチ間
距離を超えて設定することができず、従つて、載
置ローラCの直径寸度を高め、増速比を増加する
ためには、チエーンピツチ間距離を広げなければ
ならなかつた。しかし、かかる場合、チエーンが
大形化されかつチエーン及び駆動装置のコストの
上昇、及びチエーンの取り扱い性の低下を生来す
るとともに、被移送物Wを載置する載置ローラC
……の数が減少するため、載置される被移送物W
の安定性を損ないかつ従来のピツチ径と同一のス
プロケツトを使用して駆動する場合には、チエー
ンの屈曲角が大きくなり、連結ピン、ブツシユ間
での摩耗が増加し、チエーンの寿命を低下するな
ど多くの問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、隣り合うピツチ点に配される載置ロ
ーラを、チエーンの巾方向に重なり合い可能に取
付けることを基本として、チエーンのピツチ間距
離をかえることなく載置ローラ径を増大でき、搬
送速度き、搬送速度の増速率を向上しうるコンベ
アチエーンの提供を目的としている。
〔考案の開示〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
図において、コンベアチエーン1は、平行な内
リンクプレート2,2とその各外側に配される外
リンクプレート3,3とを継ぐ連結ピン5と同芯
に、走行ローラ7と、該走行ローラ7より大径で
かつ走行ローラ7と同芯しかも伴廻り可能に配さ
れる載置ローラ9とを、隣り合う該載置ローラ9
がチエーンの巾方向に重なり合い可能に巾方向に
取付位置を違えて回転可能に取付けている。
前記内、外リンクプレート2,3は、両端部を
円弧に切断した外形同一の鋼板の打抜き体であ
り、又内リンクプレート2は、前記円弧の中心す
なわちピツチ点Pに設ける透孔11に中心孔12
を有するブツシユ13を圧入することにより、向
かい合わせてかつ互いに平行に結合される。又前
記内リンクプレート2,2外側には、外リンクプ
レート3,3が、前記ピツチ点Pの透孔15に圧
入され両者を継ぐ連結ピン5が前記ブツシユ13
の中心孔12を貫通することにより、内外リンク
プレート2,3をピツチ点Pで屈曲可能に連結さ
れる。
又前記ブツシユ13には、チエーンのピツチ長
さLを超える直径寸度Dを有する大径ローラ部2
1を設けた載置ローラ9を回転可能に遊嵌する。
載置ローラ9は、前記大径ローラ部21の一側
面に張出す小径なフランジ部22を具えかつ大径
ローラ部21の他側面及びフランジ部22の側面
には、夫々段差部23を介して、小径ボス部2
5,25を夫々チエーン巾方向に連ねて一体に形
成している。なお前記フランジ部22は、大径ロ
ーラ21と同芯な円筒状をなしている。
又大径ローラ部21及び小径ボス部25,25
は、前記ブツシユ13に遊嵌する内孔16と同芯
に形成されるとともに、大径ローラ部21の巾寸
度は、フランジ部22の巾寸度に比して小巾に設
定される。
従つて、載置ローラ9……を前記ブツシユ13
に夫々交互に向きを換えて、即ち巾方向に取付位
置を違えて遊挿することにより、載置ローラ9
は、その大径ローラ部21外周面21Aを、隣り
合う載置ローラ9のフランジ部22の外周面22
Aと向かい合わせて配列でき、その結果、載置ロ
ーラ9は、その大径ローラ部21を、チエーンの
巾方向に重なり合いかつ前記ブツシユ13を介し
て連結ピン5と同芯に回転可能に取付けうる。
又載置ローラ9には、その小径ボス部25,2
5に、大径ローラ21の直径寸度よりも小径な直
径寸度dを有する走行ローラ7,7が小径ボス部
25と同芯にかつ回転可能に遊挿される。
又走行ローラ7,7下方に配するレールベース
27には、断面矩形状のガイド6,6が互いに平
行に敷設され、その上端面6A上を前記走行ロー
ラ7,7が転動しうる。
レールベース27はその側縁に壁部28,28
を立設したコ字状をなし、かつ該壁部28,28
上縁で互いに内方に向かつて配される上部片2
9,29間の開口部31から、前記大径ローラ部
21……上部を露出し、従つて、レールベース2
7はコンベアチエーン1の略全体を被覆し、コン
ベアチエーン1を保護しうる。
なお、コンベアチエーン1は電動機に連結する
スプロケツト33により、前記レールベース27
のガイド6,6に沿つて駆動する。
スプロケツト33は、本例では、第4図に示す
ように、走行ローラ7,7と噛合する歯部35,
35間を小径なボス36で連結することにより、
前記大径ローラ部21とスプロケツト33との衝
合を防止している。
〔作用〕 然して、本考案のコンベアチエーン1は、電動
機により、駆動されるスプロケツト33により破
動されかつ該破動により、連結ピン5と同芯に配
される走行ローラ7,7は、チエーンの自重によ
りガイド6,6上を転動しうる。
又走行ローラ7に小径ボス25を介して遊挿さ
れる載置ローラ9は、該載置ローラ9の大径ロー
ラ部21上に被移送物Wが載荷された場合には、
チエーンの自重及び被移送物Wの重量により、ボ
ス部25は、走行ローラ7の内孔16下部を圧接
し、ボス部25と走行ローラ7との摩擦力を増加
することにより載置ローラ9を伴廻り可能として
いる。
又載置ローラ9は、第2、第3図に示すよう
に、その大径ローラ部21を、その巾方向に取付
け位置を違え、チエーンの巾方向に重なり合つて
配されるため、その直径寸度Dは、チエーンピツ
チ間距離Lを超えて設定しうる。
又搬送速度のチエーン走行速度に対する増速率
は、大径ローラ部21及び走行ローラ7の直径寸
度D,dの比、即ち、1+D/dにより設定され
るため、載置ローラ9の直径寸度Dがチエーンピ
ツチ間距離L以下にしか設定しえなかつた従来の
増速アキユムレートチエーンに比して、搬送速度
の増速率を向上でき、ラインの生産効率を高めう
る。
又、搬送速度を従来のものと同一に設定した場
合には、チエーンの走行速度を低減でき、騒音の
低下及び被移送物Wのアキユムレートの解放時の
搬送速度の立上がり時間を短縮化しうる他、載置
ローラ9,9の重なり合せ寸度分チエーンピツチ
間距離を短くしうる。
なおチエーンピツチ間距離を短縮した場合に
は、チエーンを小形化でき、その取扱い性を向上
するとともに、被移送物Wと載置ローラ9との接
触間隔が短くなり、従つて被移送物Wの載置ロー
ラ9……間での乗り移りをスムーズにでき、搬送
を安定化しうる。
又スプロケツト33との噛合部でのチエーンの
屈曲角が小さくなり、従つて、連結ピン5とブシ
ユ13との間の摩耗を低減でき、チエーンを延命
しうる。
又コンベアチエーン1は、ブツシユ13を用い
ることなく外リンクプレート3,3間に圧入され
る連結ピン5内に、内リンクプレート2,2の透
孔11,11を遊挿し屈曲可能に連結するととも
に、載置ローラ9を連結ピン5に直接遊嵌しう
る。
又第5図に示すように、小径ボス部39を夫々
向かい合う内側面に突設した走行ローラ7,7を
連結ピン5に遊挿しかつ該小径ボス部39,39
に、小径なフランジ部40を一方に張り出した載
置ローラ9を互い違いに遊嵌することもできる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく、本考案のコンベアチエーンは、
内リンクプレートと外リンクプレートとを継ぐ連
結ピンと同芯に、走行ローラと載置ローラとを、
隣り合う載置ローラがチエーンの巾方向に重なり
合い可能に取りつけているため、載置ローラの直
径寸度をチエーンのピツチ間距離を超えて設定で
き、チエーン速度に対する搬送速度の増速率を向
上しうる。又各内リンクプレートの各内側に夫々
走行ローラが配されかつ前記載置ローラは走行ロ
ーラ間に配置される。従つてリンクプレートの外
側に走行ローラ、載置ローラなどを設ける場合と
は異なり、チエーン全体の剛性を高め、耐久性を
向上しうる。さらに走行ローラが各内リンクプレ
ートの内側に配されるため、走行の安定性を維持
する。又載置ローラは、大径ローラ部とフランジ
部とを一体に有し広巾となるため、回転振れを減
じ、安定した回転を可能とする。従つて、ライン
の生産効率を高めうる一方、生産効率を損なうこ
となくチエーン速度を低減でき、チエーンの騒音
の低下及びアキユムレート解放時の搬送速度の立
上り時間を短縮しうる。又搬送速度の割にチエー
ンを小型化でき、チエーンの取り扱い性を向上す
るとともに被移送物の搬送を安定化しうる他、チ
エーンの屈曲角を低減できるため、チエーンを延
命しうるなど多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその平面図、第3図はその側面図、第4図は
スプロケツトとの噛合状態を示す断面、第5図は
本考案の他の実施例を示す断面図、第6図は従来
技術を示す断面図である。 2……内リンクプレート、3……外リンクプレ
ート、5……連結ピン、6……ガイド、7……走
行ローラ、9……載置ローラ、P……ピツチ点、
W……被移送物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行な内リンクプレートと、その各外側に配さ
    れかつ前記内リンクプレートと交互にチエーンの
    ピツチ点を通る連結ピンを用いて接続される平行
    な外リンクプレートと、ガイド上を転動できかつ
    各内リンクプレートの各内側で前記連結ピン上に
    配される各1対の走行ローラと、この走行ローラ
    間に配されるとともに走行ローラと同芯かつ少な
    くとも一部が互いに遊嵌する載置ローラとを具え
    るとともに、前記載置ローラは、円筒状のフラン
    ジ部およびこのフランジ部とチエーン巾方向に一
    体に連なりかつフランジ部、前記走行ローラに比
    して大径の大径ローラ部からなるとともに、前記
    大径ローラ部の巾はフランジ部のチエーン巾方向
    の巾寸度以下とし、さらに載置ローラは、隣り合
    う前記ピツチ点ごとに、大径ローラ部とフランジ
    部とをチエーン巾方向に向き換えされることによ
    り、隣り合うピツチ点における大径ローラ部はフ
    ランジ部と向き合うとともに大径ローラ部はチエ
    ーンの巾方向に重なり合うことを特徴とするコン
    ベアチエーン。
JP1986159087U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0444494Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986159087U JPH0444494Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986159087U JPH0444494Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6365612U JPS6365612U (ja) 1988-04-30
JPH0444494Y2 true JPH0444494Y2 (ja) 1992-10-20

Family

ID=31083187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986159087U Expired JPH0444494Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0444494Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148810A (ja) * 1984-01-12 1985-08-06 Okura Yusoki Co Ltd チエンコンベヤ
JPS6145814A (ja) * 1984-07-31 1986-03-05 Nippon Sekkei Kogyo:Kk 増速チエ−ンコンベア

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148810A (ja) * 1984-01-12 1985-08-06 Okura Yusoki Co Ltd チエンコンベヤ
JPS6145814A (ja) * 1984-07-31 1986-03-05 Nippon Sekkei Kogyo:Kk 増速チエ−ンコンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6365612U (ja) 1988-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BR0213394B1 (pt) conjunto para acionar um sistema de transportador de passageiros.
JP4789370B2 (ja) 作業機械の下部構造のためのローラー組立体
JPH0511212Y2 (ja)
JPH0444494Y2 (ja)
EP1041310B1 (en) A chain
KR20050014815A (ko) 체인전동 및 체인
JP2006509699A (ja) エスカレータ用のステップチェーンリンク
US4710153A (en) Link chain
JP5975139B1 (ja) 異形プレートチェーン
JP2895776B2 (ja) フローティングチェーンガイド装置
JP2018091359A (ja) 可変ピッチチェーン
US2784833A (en) Chain link conveyor
KR100600031B1 (ko) 모노 레일의 드럼 권취 장치
JPH08104411A (ja) スラットコンベヤにおけるチェーン支持装置
JPS6145814A (ja) 増速チエ−ンコンベア
JPH0654956U (ja) ワイヤーロープのガイド装置
JPH041132Y2 (ja)
JP2512693Y2 (ja) 異物噛み込み防止用カバ―を具えたチェ―ンコンベヤ装置
KR0123563Y1 (ko) 공작물이송용 롤러 컨베이어의 구조
JPS592060Y2 (ja) 輸送装置用歯付踏段リンク
JPH03153482A (ja) クローラ走行装置
JPS6346408Y2 (ja)
JPH07102882B2 (ja) ローラチェーン
JPS6345404Y2 (ja)
JPH0633824U (ja) スラットコンベア