JP2020029881A5 - - Google Patents

Description

また、一般的に内リンクプレートと外リンクプレートで形状、高さ、板厚の異なるものが多用されており、クッションリングの内リンクプレートにより押圧される領域と外リンクプレートにより押圧される領域では、歯ごとにクッションリングの変形量や接触のタイミングが異なるものとなる。
このことで、クッションリングから各リンクプレートに与える反力も、内リンクプレートにより押圧される領域と外リンクプレートにより押圧される領域とで異なるものとなり、チェーンとの噛み合い時の接触、着座による衝撃や打撃音は低減するものの、２種類の反力が等間隔で交互に現れることからチェーンの振動や共振等の原因となり、チェーン伝動装置全体の振動や騒音が発生する虞があった。

本請求項１に係る発明のスプロケットは、クッションリングが、外周面にリンクプレートと接触する複数の凸状部を有することにより、チェーンとの噛み合い時の接触、着座による衝撃や打撃音を軽減することができる。
そして、凸状部が、複数の歯と同一のピッチで歯先に対応する部分に設けられ、かつ、形状の異なるものを含むことにより、クッションリングから各リンクプレートに与える反力を、内リンクプレートにより押圧される領域と外リンクプレートにより押圧される領域とで同一としたり、３種類以上とすることが可能となり、２種類の反力が等間隔で交互に現れることがなく、チェーン伝動装置全体の振動や騒音の発生を低減でき、耐久性を向上することができる。

本請求項７に係る構成によれば、第１凸状部とチェーンの内リンクプレートとの着座時の干渉量が、前記第２凸状部とチェーンの外リンクプレートとの着座時の干渉量と等しいことで、内リンクプレートと外リンクプレートの高さが異なる場合でも、クッションリングから各リンクプレートに与える反力を均等とすることができ、内リンクプレートと外リンクプレートで反力が異なることによる振動を抑制することができる。

本発明の第１実施形態であるスプロケットおよびチェーン（一部）の斜視図。 図１のスプロケットおよびチェーン（一部）の説明図。 本発明の第２実施形態であるスプロケットおよびチェーン（一部）の説明図。 本発明の第３実施形態であるスプロケットおよびチェーン（一部）の説明図。 本発明の第４実施形態であるスプロケットおよびチェーン（一部）の説明図。

このことにより、内リンクプレート１５１と外リンクプレート１５５の高さが異なる場合でも、クッションリング１２０Ｂから各リンクプレートに与える反力を均等とすることができ、内リンクプレート１５１と外リンクプレート１５５で反力が異なることによる振動を抑制することができる。