JP4865837B2 - 防振型サイレントチェーン - Google Patents
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Description
その結果、スプロケットの相互間に形成されたフリースパンにおけるチェーン張力作用線に対して非対称の形状を有するとともに、チェーン内周側のみにスプロケットと噛み合う一対のリンク歯を有する多数のリンクプレートが連結ピンにより連結されたサイレントチェーンにおいて、スプロケットの相互間に形成されるフリースパンにおいて生じがちな弦振動を解消し、この弦振動に伴う振動騒音を低減するとともに安定したチェーン走行を実現することができる。
なお、上述したホブ・カッターには、スプロケットにインボリュート歯形を創成できる直線状歯形を採用しているが、スプロケットの歯形に応じた特殊な曲線状歯形を採用することもできる。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である防振型サイレントチェーン100の使用態様図であり、図2は、図1の防振型サイレントチェーンに用いたリンクプレート110の拡大図であり、図3は、フリースパンにおけるチェーン張力とプレート重心との関係を示す概略図であり、図4は、本発明の第2実施例である防振型サイレントチェーンに用いたリンクプレート210の拡大図であり、図5は、本発明の第3実施例である防振型サイレントチェーンに用いたリンクプレート310の拡大図であり、図6は、本発明の第4実施例である防振型サイレントチェーン400の使用態様図であり、図7は、図6の防振型サイレントチェーンに用いたリンクプレート410の拡大図である。
なお、図1における符号130は、チェーン幅方向に最も外側に配置されてリンクプレート110に遊嵌された連結ピン120の両端部を圧入嵌合して抜け止め固定するためのガイドプレートである。
本実施例におけるリンクプレート110は、リンクプレート110のプレート重心GがスプロケットSの相互間に形成されたフリースパンFSにおけるチェーン張力作用線CL上にそれぞれ位置決めされている。
各リンクプレート110は、チェーン内周側のみに、スプロケットSと噛み合う一対のリンク歯を有する。さらには、図4,5,7に示されるように、各リンクプレート210,310,410は、リンクプレート110と同様に、スプロケットSと噛み合う一対のリンク歯を有する。
また、図2に示されるように、リンクプレート110は、チェーン張力作用線CLに対して非対称の形状を有する。さらには、図4,5,7に示されるように、各リンクプレート210,310,410は、リンクプレート110と同様に、チェーン張力作用線CLに対して非対称の形状を有する。
なお、図2において一点破線で示される仮想線は、本実施例におけるリンクプレート110と従来のリンクプレート510のプレート形状を比較するために、従来のリンクプレート510に形成された連結ピン520を挿通させるピン孔を投影したものである。
これによって、スプロケットSの接線方向からホブ・カッターの如く順次直進してくるリンクプレート110の内側噛み合い面がスプロケットSのチェーン走行ライン上で上下動することなく受け入れられて安定した円滑な噛み合いを開始し、内側噛み合い面の噛み合い時間を充分に確保して内側噛み合いから外側噛み合いへ緩やかに移行するので、コーダルアクションと称する多角形運動を大幅に抑制し、上述したような起振力Vを更に解消している。
なお、図4における一点破線で示される仮想線は、本実施例におけるリンクプレート210と従来のリンクプレート510のプレート形状を比較するために、従来のようなプレート重心G´がチェーン張力作用線CLよりチェーン内周側に位置決めされたリンクプレート510の外形を投影したものである。
なお、図5に示すG´は、本実施例におけるリンクプレート310と従来のリンクプレート510のプレート形状を比較するために、従来のようなリンク歯近傍が肉抜きされていないリンクプレート510のプレート重心を投影したものである。
なお、図6における符号430は、チェーン幅方向に最も外側に配置されてリンクプレート110に遊嵌された連結ピン420の一部であるジョイントピン422の両端部を圧入嵌合して抜け止め固定するためのガイドプレートである。
本実施例におけるリンクプレート410は、リンクプレート410のプレート重心GがスプロケットSの相互間に形成されたフリースパンFSにおけるチェーン張力作用線CL上にそれぞれ位置決めされている。
すなわち、本実施例におけるリンクプレート410は、前述したチェーン張力作用線CSが連結ピン420を構成するロッカーピン421とジョイントピン422とに形成された転動面同士の接点をチェーン長手方向に相互に結ぶピン中心線となるように、プレート重心Gが配置されている。
110,210,310 ・・・ リンクプレート
120,220,320 ・・・ 連結ピン
130 ・・・ ガイドプレート
211 ・・・ 肉厚部分
311 ・・・ 穴空き部分
400 ・・・ 防振型サイレントチェーン
410 ・・・ リンクプレート
420 ・・・ 連結ピン
421 ・・・ ロッカーピン
422 ・・・ ジョイントピン
430 ・・・ ガイドプレート
500 ・・・ 従来のサイレントチェーン
510 ・・・ リンクプレート
520 ・・・ 連結ピン
S ・・・ スプロケット
G、G´・・・ プレート重心
FS ・・・ フリースパン
CL ・・・ チェーン張力作用線
T1 ・・・ チェーン張力
T2 ・・・ チェーン張力
V ・・・ 起振力
Claims (3)
- 多数のリンクプレートを連結ピンによりチェーン長手方向に無端状に連結するとともに複数のスプロケットの相互間に掛け回して動力伝達する防振型サイレントチェーンにおいて、
前記リンクプレートが、前記スプロケットの相互間に形成されたフリースパンにおけるチェーン張力作用線に対して非対称の形状を有するとともに、チェーン内周側のみに、前記スプロケットと噛み合う一対のリンク歯を有し、
前記リンクプレートのプレート重心が、前記フリースパンにおける前記チェーン張力作用線上にそれぞれ位置決めされていることを特徴とする防振型サイレントチェーン。 - 前記チェーン張力作用線が、前記連結ピンを構成する丸ピンのピン中心をチェーン長手方向に相互に結ぶピン中心線であることを特徴とする請求項1記載の防振型サイレントチェーン。
- 前記チェーン張力作用線が、前記連結ピンを構成するロッカーピンとジョイントピンとに形成された転動面同士の接点をチェーン長手方向に相互に結ぶピン中心線であることを特徴とする請求項1記載の防振型サイレントチェーン。
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