JP3687232B2 - 電子機器の端子構造及びその端子取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピン端子台やねじ端子台を備えた電子機器の端子構造及びその端子取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ピン端子やねじ端子を用いて電子回路が実装された第1のプリント基板と外部との結線を行う電子機器があり、第1のプリント基板が納装されたケースの後面に、ピン端子を備えたピン端子ブロック、或いは、ねじ端子を備えたねじ端子ブロックを取り付けて、ピン端子用又はねじ端子用として使用していた。
【0003】
ピン端子ブロックは、ピン端子が突設された絶縁材からなるピン端子台と、ピン端子台に取り付けられてピン端子と第1のプリント基板との間を電気的に接続するピン用プリント基板とを備え、ピン用プリント基板には、ピン端子台の裏面から突出したピン端子の端部が半田付けされている。そして、第1のプリント基板とピン用プリント基板とを互いに当接し、両プリント基板の当接面にそれぞれ形成された第1及び第2の半田付け端子を半田付けすることによって、両プリント基板は電気的に接続される。
【0004】
また、ねじ端子ブロックは、図10(a)(b)に示すように、複数のねじ端子金具60が押さえ金具66を介して取付ねじ65により螺着された絶縁材からなるねじ端子台40と、ねじ端子台40に取り付けられてねじ端子金具60と第1のプリント基板との間を電気的に接続するねじ用プリント基板(図示せず)とを備え、ねじ用プリント基板には、ねじ端子台40の裏面から突出したねじ端子金具60の半田付け片64が半田付けされる。そして、ピン端子ブロックと同様に、第1のプリント基板とねじ用プリント基板とを互いに当接し、両プリント基板の当接面にそれぞれ形成された第1及び第2の半田付け端子を半田付けすることによって、両プリント基板は電気的に接続される。
【0005】
ねじ端子金具60は、図11に示すように、取付ねじ65が挿通されるねじ挿通孔61が穿孔された平板60aと、平板60aの一端側から垂下された係止片62と、係止片62から段違いに垂下された半田付け片64とが一体に形成されており、係止片62には嵌合孔63が穿孔されている。
ねじ端子台40には、図10(b)に示すように、平板60aの係止片62が垂下された側と反対側の端部60bが差し込まれる溝44と、嵌合孔63に圧入される突起43とが形成されている。
【0006】
ここで、ねじ端子金具60をねじ端子台40に取り付ける方法について説明する。まず、図10(b)に破線で示すように、ねじ端子金具60の端部60bを溝44に図中斜め方向に差し込み、ねじ端子金具60を端部60bを中心として図中右周りに回動させて、嵌合孔63を突起43に圧入し、ねじ端子金具60をねじ端子台40に固定する。さらに、ねじ端子金具60の半田付け片64をねじ用プリント基板に形成されたスルーホールに挿入して、半田付け片64をねじ用プリント基板に半田付けしていた。(実開平2−56358号公報参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の電子機器の端子構造では、ピン用プリント基板とねじ用プリント基板とで半田付け端子が異なる位置に設けられていたので、ピン用プリント基板に用いる第1のプリント基板と、ねじ用プリント基板に用いる第1のプリント基板に互換性がなく、夫々専用のプリント基板を製作する必要があった。
【0008】
したがって、専用のプリント基板を別々に用意するためプリント基板の種類が多くなり、生産性が低下するという問題があった。また、種類毎に在庫を備えるため、在庫の数が多くなるという問題もあった。
また、ねじ端子金具60をねじ端子台40に取り付ける際に、ねじ端子金具60を斜め方向に挿入した後、ねじ端子金具60を回動させているので、ねじ端子金具60をねじ端子台40に取り付ける工程を自動化しにくいという問題があった。
【0009】
さらに、ねじ端子金具60では、平板60aの一端側から係止片62と半田付け片64がそれぞれ垂下されているので、係止片62と半田付け片64が近接しており、半田付け片64を半田付けする際に、半田付けの熱によってねじ端子台40に設けられた突起43が熱変形して、嵌合孔63と突起43の嵌合が外れやすくなるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みて為されたものであり、請求項1の発明の目的は、ねじ端子ブロックとピン端子ブロックとで第1のプリント基板を共用した電子機器の端子構造を実現することにある。
請求項2の発明の目的は、請求項1の発明において、ねじ端子金具が確実に取り付けられる電子機器の端子構造を実現することにある。
【0011】
請求項3の発明の目的は、請求項1又は2の発明において、上述の端子構造をタイマ又はカウンタに適用することにある。
請求項4の発明の目的は、ねじ端子金具の取り付け工程の自動化を容易にした端子取付方法を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、電子回路が実装されるとともに端部に第1の半田付け端子が設けられた第1のプリント基板と、第1のプリント基板を納装するケースと、ケースの後面に取り付けられて第1のプリント基板と外部との信号接続を行う端子ブロックとを備えた電子機器の端子構造において、端子ブロックがピン端子を備えたピン端子ブロック及びねじ端子金具を備えたねじ端子ブロックとからなり、ピン端子ブロックが、前面にピン端子が突設された絶縁材からなるピン端子台と、ピン端子台の裏面から突出したピン端子の端部が、ピン端子の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされて前記ピン端子台に取り付けられるピン用プリント基板とから構成され、前記ねじ端子ブロックが、前面に複数のねじ端子金具が配設されたねじ端子台と、前記ねじ端子台の裏面側に突出した前記ねじ端子金具の半田付け片が、半田付け片の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされてねじ端子台に取り付けられるねじ用プリント基板とから構成され、ピン用及びねじ用プリント基板の同一部位に第1の半田付け端子に半田付けされる第2の半田付け端子を配設し、両端子ブロックの内いずれか一方を選択してケースに取り付け、第1及び第2の半田付け端子を半田付けしているので、ねじ用端子ブロックとピン用端子ブロックとで第1のプリント基板を共用することができる。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、ねじ端子金具の一端側に、ねじ端子台と係止させるための係止片を設けるとともに、他端側にねじ用プリント基板に半田付けされる半田付け片を設けており、請求項3の発明では、係止片に嵌合孔を設けるとともに、ねじ端子台に嵌合孔に圧入される突起を設けているので、半田付け片を半田付けする際の熱によって嵌合孔と突起との嵌合部が熱変形するのを防ぐことができる。
【0014】
請求項4の発明では、請求項1、2又は3の発明において、電子機器がタイマ又はカウンタであるので、本発明をタイマ又はカウンタに適用することができる。
請求項5の発明では、一端にねじ端子台と係止させるための係止片が設けられるとともに、他端に半田付け片が設けられたねじ端子金具をねじ端子台の前面側から取り付けて、半田付け片をねじ端子台の裏面側に突出させ、ねじ端子台の裏面側からねじ用プリント基板をねじ端子台に取り付けて、半田付け片をねじ用プリント基板に半田付けした後、電子回路が実装された第1のプリント基板とねじ用プリント基板にそれぞれ配設された第1及び第2の半田付けする際に、半田付け片がねじ端子台に貫設された挿通孔に挿通するようにねじ端子金具を一方向から挿入し、ねじ端子金具を挿入方向と直交する方向に移動させて、係止片に穿孔された嵌合孔にねじ端子台に突設された突起を圧入し、ねじ用プリント基板をねじ端子台の裏面側からねじ端子金具の挿入方向と逆方向に移動させて、ねじ用プリント基板に設けられたスルーホールに半田付け片を挿入させて、半田付け片をねじ用プリント基板に半田付けしているので、ねじ端子金具の取付時に、ねじ端子金具を斜め方向に移動させたり回動させる必要がなく、ねじ端子金具の取り付け工程を容易に自動化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本実施形態ではタイマやカウンタ等の制御機器に本発明を適用している。本実施形態を用いる制御機器は、図1に示すように、前面及び後面が開口したケース6と、ケース6の後面に取り付けられ、外部からの信号線や電源線が接続される端子ブロック1と、ケース1内に収納される第1のプリント基板たる入出力基板7a、電源基板7b及び制御基板8と、ケース6の前面に取り付けられる表示回路部9とから構成される。
【0016】
入出力基板7aには、端子ブロック1を介して外部と制御基板8との間で信号を入出力する入出力回路が実装されている。制御基板8には、入出力回路から入力された信号に基づいてカウンタ又はタイマ動作を行って制御信号を入出力回路に出力するとともに、表示回路部9の表示を制御する制御回路が実装されている。電源基板7bには、端子ブロック1を介して外部から供給された電源を、入出力基板7a及び制御基板8の動作電源に変換して供給する電源回路が実装されている。
【0017】
表示回路部9は、制御回路8によって表示が制御されるバックライト10と導電ゴム11,11及び液晶12からなる表示部と、液晶12を露出させる窓13aが開口するとともに制御内容等の設定を行うための操作部13bが設けられたフロントケース13とから構成され、フロントケース13の前面に銘板14が被着されている。
【0018】
ここで、入出力基板7aと制御基板8は、制御基板8の上端部で略直角に当接している。入出力基板7aと制御基板8の当接部には両基板間で入出力される信号や電源の半田付け端子がそれぞれ配設されており、両基板の半田付け端子を半田付けすることによって、両半田付け端子が電気的に接続され、両基板間で信号や電源の入出力が行われる。同様に、電源基板7bと制御基板8は、制御基板8の下端部で略直角に当接し、電源基板7bと制御基板8の当接部には、両基板間で入出力される信号や電源の半田付け端子がそれぞれ配設されており、両基板の半田付け端子を半田付けすることによって、両半田付け端子が電気的に接続され、両基板間で信号や電源が入出力される。
【0019】
端子ブロック1は、ピンコネクタを備えたピン接続用のピン端子ブロック2と、ねじ端子金具を備えたねじ接続用のねじ端子ブロック4とが用意されており、図3及び図6に示すように、ピン端子ブロック2又はねじ端子ブロック4のどちらか一方を選択して、ケース1に取り付けることができる。
ピン端子ブロック2は、図1及び図3に示すように、前面に複数のピン端子2aが突設されるとともに、裏面の四隅から4本の係止片21が突設されたピン端子台20と、ピン端子2aと基板7a,7b間を電気的に接続するピン用プリント基板3とから構成される。ピン用プリント基板3は、図2に示すように、下端部に設けられた基板7bとの接続用の第2の半田付け端子たる半田付け端子a〜eと、上端部に設けられた基板7aとの接続用の第2の半田付け端子たる半田付け端子f〜jと、ピン端子台20の裏面から突出したピン端子2aの端部が挿入されて半田付けされるスルーホールA〜Jと、半田付け端子a〜jとスルーホールA〜Jとの間を電気的に接続する配線パターン31とを備えており、ピン端子台20の裏面から突出したピン端子2aの端部をスルーホールA〜Jに半田付けすることによってピン端子台20に取り付けられている。
【0020】
この時、図4の結線図に示すように、スルーホールA,B,Cに夫々半田付けされた端子番号9,8,11のピン端子2aには制御基板8の接点信号が出力され、スルーホールD,Eに夫々半田付けされた端子番号2,10のピン端子2aには操作電圧が接続され、スルーホールF〜Jに夫々半田付けされた端子番号7〜3のピン端子2aにはリセット、シグナル、ストップ、ロック、0Vの各入力信号が入力される。
【0021】
図1に示すように、入出力基板7aの端部には、ピン用プリント基板3に設けられた半田付け端子a〜eに対応する位置に第1の半田付け端子としての半田付け端子71が設けられ、電源基板7bの端部には、半田付け端子f〜jに対応する位置に第1の半田付け端子としての半田付け端子72が設けられている。そして、入出力基板7a及び電源基板7bに夫々設けられた半田付け端子71,72が、ピン用プリント基板3に設けられた半田付け端子a〜jとそれぞれ接触するように、入出力基板7a及び電源基板7bをピン用プリント基板3に当接させて、半田付け端子71,72と半田付け端子a〜jとを半田付けすることによって、ピン用プリント基板3と両基板7a,7bとの間を電気的に接続することができる。
【0022】
このピン端子ブロック2をケース6の後面から取り付けると、係止片21に設けられた係止孔21aがケース2の内面に設けられた係止凸部(図示せず)と係合離脱自在に係止するとともに、ピン端子台20の上下端面に形成された突起22がケース6の上下面の端部に形成された係止孔6aと係合離脱自在に係止して、ピン端子ブロック2がケース6に着脱自在に取り付けられる。
【0023】
一方、ねじ端子ブロック4は、図1及び図8に示すように、前面に複数のねじ端子金具60が押さえ板66を介して取付ねじ65により螺着されたねじ端子台40と、ねじ端子台40の裏面の四隅から後方に突設された係止片40と、ねじ端子台40の裏面側に突出したねじ端子金具60の半田付け片64が半田付けされるスルーホールが設けられたねじ用プリント基板5とから構成される。
【0024】
ねじ用プリント基板5は、図5に示すように、下端部に設けられた基板7bとの接続用の半田付け端子a〜eと、上端部に設けられた基板7aとの接続用の半田付け端子f〜jと、ねじ端子台40の裏面から突出したねじ端子金具60の半田付け片64が挿入されて半田付けされるスルーホールA’〜J’と、半田付け端子a〜jとスルーホールA’〜J’との間を電気的に接続する配線パターン51とを備えている。
【0025】
図7の結線図に示すように、スルーホールA’,B’,C’に夫々半田付けされた端子番号5,4,3のピン端子2aには制御基板8の接点信号が出力され、スルーホールD’,E’に夫々半田付けされた端子番号2,1のピン端子2aには操作電圧が接続され、スルーホールF’〜J’に夫々半田付けされた端子番号10〜6のピン端子2aにはリセット、シグナル、ストップ、ロック、0Vの各入力信号が入力される。
【0026】
このねじ端子ブロック4をケース6の後面から取り付けると、係止片41に設けられた係止孔41aがケース2の内面に設けられた係止凸部(図示せず)と係合離脱自在に係止するとともに、ねじ端子台40の上下端面に形成された突起42がケース6の上下面の端部に形成された係止孔6aと係合離脱自在に係止して、ねじ端子ブロック4がケース6に着脱自在に取り付けられる。
【0027】
上述のように、ピン用プリント基板3とねじ用プリント基板5にそれぞれ設けられた半田付け端子a〜jには同一の信号が割り当てられており、半田付け端子a〜jはピン用プリント基板3とねじ用プリント基板5とで同一の部位に配設されているので、ピン用プリント基板3とねじ用プリント基板5は互換性を有している。したがって、入出力基板7a及び電源基板7bに対して、ピン用プリント基板3又はねじ用プリント基板5のいずれか一方を選択して半田付けすることができる。つまり、ケース1に、ピン端子ブロック2又はねじ端子ブロック4のいずれか一方を取り付けることができ、外部との接続にピン端子又はねじ端子のどちらかを選択することができる。
【0028】
したがって、ピン端子ブロック2とねじ端子ブロック4とで、基板7a,7bを共用することができ、基板7a,7bの種類を減らすことができ、基板7a,7bの生産性が向上する。また、基板7a,7bの種類が減るので、基板7a,7bの在庫を低減することができる。
ところで、ねじ端子台40には、ねじ端子金具60の半田付け片64を挿通させるためのねじ端子台40を貫通する挿通孔46と、係止片62が挿入される凹所45と、凹所45の壁面に突設された突起43とを備えている。
【0029】
ねじ端子金具60は、図9に示すように、取付ねじ65が挿通されるねじ挿通孔61が穿孔された平板60aと、平板60aの一端から下方に垂下された係止片62と、平板60aの他端から下方に垂下された半田付け片64が一体に形成されており、係止片62には突起43が圧入される嵌合孔63が形成されている。
【0030】
ここで、ねじ端子金具60をねじ端子台40に取り付ける方法について説明する。まず、ねじ端子金具60を図8(b)中の右方向に平行に移動させて、ねじ端子金具60の半田付け片64を挿通孔46に挿入させるとともに、係止片62を凹所45に挿入させる。次に、ねじ端子金具60を図8(b)中の上方に垂直に移動させて、嵌合孔63を突起43に圧入して、ねじ端子金具60をねじ端子台40に固定する。そして、ねじ端子台40の裏面から図8(b)中の左方向にねじ用プリント基板5を移動させて、ねじ用プリント基板5に設けられたスルーホールに、ねじ端子台40の裏面から突出した半田付け片64の先端を挿入して、半田付け片64をねじ用プリント基板5に半田付けする。
【0031】
このように、ねじ端子金具60をねじ端子台40に取り付ける際に、ねじ端子金具60を斜めに移動させるような動きがないので、ねじ端子金具60の取り付け工程の自動化を容易に行うことができる。
また、ねじ端子金具60の係止片62と半田付け片64とは離れているので、半田付け片64をねじ用プリント基板5に半田付けする際の熱によって、嵌合孔63や突起43が熱変形するのを防ぎことができ、嵌合孔63と突起43との係止を確実にし、ねじ端子金具60をねじ端子台40に確実に固定することができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上述のように、電子回路が実装されるとともに端部に第1の半田付け端子が設けられた第1のプリント基板と、第1のプリント基板を納装するケースと、ケースの後面に取り付けられて第1のプリント基板と外部との信号接続を行う端子ブロックとを備えた電子機器の端子構造において、端子ブロックがピン端子を備えたピン端子ブロック及びねじ端子金具を備えたねじ端子ブロックとからなり、ピン端子ブロックが、前面にピン端子が突設された絶縁材からなるピン端子台と、ピン端子台の裏面から突出したピン端子の端部が、ピン端子の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされて前記ピン端子台に取り付けられるピン用プリント基板とから構成され、前記ねじ端子ブロックが、前面に複数のねじ端子金具が配設されたねじ端子台と、前記ねじ端子台の裏面側に突出した前記ねじ端子金具の半田付け片が、半田付け片の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされてねじ端子台に取り付けられるねじ用プリント基板とから構成され、ピン用及びねじ用プリント基板の同一部位に第1の半田付け端子に半田付けされる第2の半田付け端子を配設し、両端子ブロックの内いずれか一方を選択してケースに取り付け、第1及び第2の半田付け端子を半田付けしているので、ピン用端子ブロックとねじ用端子ブロックのいずれかを取り付けることができる。したがって、ピン端子ブロックとねじ端子ブロックとで第1のプリント基板を共用しているので、第1のプリント基板の種類を減らすことができ、第1のプリント基板の生産性を向上させることができるという効果がある。また、第1のプリント基板の種類を減らすことにより、第1のプリント基板の在庫を減らすことができるという効果もある。
【0033】
請求項2の発明は、ねじ端子金具の一端側に、ねじ端子台と係止させるための係止片を設けるとともに、他端側にねじ用プリント基板に半田付けされる半田付け端子を設けており、請求項3の発明では、係止片に嵌合孔を設けるとともに、ねじ端子台に嵌合孔に圧入される突起を設けているので、半田付け片を半田付けする際の熱によって嵌合孔と突起との嵌合部が熱変形するのを防ぐことができ、ねじ端子金具をねじ端子台に確実に取り付けることができるという効果がある。
【0034】
請求項4の発明は、電子機器がタイマ又はカウンタであるので、本発明をタイマ又はカウンタに適用することができるという効果がある。
請求項5の発明は、一端にねじ端子台と係止させるための係止片が設けられるとともに、他端に半田付け片が設けられたねじ端子金具をねじ端子台の前面側から取り付けて、半田付け片をねじ端子台の裏面側に突出させ、ねじ端子台の裏面側からねじ用プリント基板をねじ端子台に取り付けて、半田付け片をねじ用プリント基板に半田付けした後、電子回路が実装された第1のプリント基板とねじ用プリント基板にそれぞれ配設された第1及び第2の半田付けする際に、半田付け片がねじ端子台に貫設された挿通孔に挿通するようにねじ端子金具を一方向から挿入し、ねじ端子金具を挿入方向と直交する方向に移動させて、係止片に穿孔された嵌合孔にねじ端子台に突設された突起を圧入し、ねじ用プリント基板をねじ端子台の裏面側からねじ端子金具の挿入方向と逆方向に移動させて、ねじ用プリント基板に設けられたスルーホールに半田付け片を挿入させて、半田付け片をねじ用プリント基板に半田付けしているので、ねじ端子金具の取付時に、ねじ端子金具を斜め方向に移動させたり回動させる必要がなく、ねじ端子金具の取り付け工程を容易に自動化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を用いる電子機器を示す分解斜視図である。
【図2】同上のピン端子ブロックのピン用プリント基板を示す正面図である。
【図3】同上のピン端子ブロックを取り付けた電子機器を示す側面図である。
【図4】同上のピン端子ブロックの結線を示す結線図である。
【図5】同上のねじ端子ブロックのねじ用プリント基板を示す正面図である。
【図6】同上のねじ端子ブロックを取り付けた電子機器を示す側面図である。
【図7】同上のねじ端子ブロックの結線を示す結線図である。
【図8】同上のねじ端子ブロックを示し、(a)は正面図、(b)は一部破断せる側面図である。
【図9】同上のねじ端子金具を示す外観斜視図である。
【図10】従来のねじ端子ブロックを示し、(a)は裏面図、(b)は一部破断せる正面図である。
【図11】同上のねじ端子金具を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2 ピン端子ブロック
3 ピン用プリント基板
4 ねじ端子ブロック
5 ねじ用プリント基板
6 ケース
7a 入出力基板
7b 電源基板
20 ピン端子ブロック
40 ねじ端子ブロック
Claims (5)
- 電子回路が実装されるとともに端部に第1の半田付け端子が設けられた第1のプリント基板と、前記第1のプリント基板を納装するケースと、前記ケースの後面に取り付けられて前記第1のプリント基板と外部との信号接続を行う端子ブロックとを備えた電子機器の端子構造において、前記端子ブロックがピン端子を備えたピン端子ブロック及びねじ端子金具を備えたねじ端子ブロックとからなり、前記ピン端子ブロックが、前面にピン端子が突設された絶縁材からなるピン端子台と、前記ピン端子台の裏面から突出した前記ピン端子の端部が、ピン端子の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされて前記ピン端子台に取り付けられるピン用プリント基板とから構成され、前記ねじ端子ブロックが、前面に複数のねじ端子金具が配設されたねじ端子台と、前記ねじ端子台の裏面側に突出した前記ねじ端子金具の半田付け片が、半田付け片の位置に対応した位置に設けられたスルーホールに半田付けされて前記ねじ端子台に取り付けられるねじ用プリント基板とから構成され、前記ピン用及びねじ用プリント基板の同一部位に第1の半田付け端子に半田付けされる第2の半田付け端子を配設し、両端子ブロックの内いずれか一方を選択して前記ケースに取り付け、前記第1及び第2の半田付け端子を半田付けして成ることを特徴とする電子機器の端子構造。
- 前記ねじ端子金具の一端側に、前記ねじ端子台と係止させるための係止片を設けるとともに、他端側に前記ねじ用プリント基板に半田付けされる半田付け片を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の電子機器の端子構造。
- 前記係止片に嵌合孔を設けるとともに、前記ねじ端子台に前記嵌合孔に圧入される突起を設けてなることを特徴とする請求項2記載の電子機器の端子構造。
- 前記電子機器がタイマ又はカウンタであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電子機器の端子構造。
- 一端にねじ端子台と係止させるための係止片が設けられるとともに、他端に半田付け片が設けられたねじ端子金具を前記ねじ端子台の前面側から取り付けて、前記半田付け片を前記ねじ端子台の裏面側に突出させ、前記ねじ端子台の裏面側からねじ用プリント基板を前記ねじ端子台に取り付けて、前記半田付け片を前記ねじ用プリント基板に半田付けした後、電子回路が実装された第1のプリント基板と前記ねじ用プリント基板にそれぞれ配設された第1及び第2の半田付けする際に、前記半田付け片が前記ねじ端子台に貫設された挿通孔に挿通するように前記ねじ端子金具を一方向から挿入し、前記ねじ端子金具を挿入方向と直交する方向に移動させて、前記係止片に穿孔された嵌合孔に前記ねじ端子台に突設された突起を圧入し、前記ねじ用プリント基板を前記ねじ端子台の裏面側から前記ねじ端子金具の挿入方向と逆方向に移動させて、前記ねじ用プリント基板に設けられたスルーホールに前記半田付け片を挿入させて、前記半田付け片を前記ねじ用プリント基板に半田付けすることを特徴とする電子機器の端子取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30374396A JP3687232B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電子機器の端子構造及びその端子取付方法 |
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