JP3686812B2 - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラジャーやボデースーツ等のカップ部を有する衣類に関し、特にバストを下方から強力かつ効果的に持ち上げるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なブラジャー1は、図15に示すように、左右カップ布2と背面布3とを連結する左右の肩紐4でカップ布2を引き上げているが、この引き上げ力は、主として、バージスラインに沿ってカップ布2の下端縁に縫着された左右ワイヤ5の内側端点5a、外側端点5bの両端に、脇側縁布6を介して作用し、ワイヤ5の左右両端を図中矢印で示すように引き上げることにより、バストをワイヤ5で保持して持ち上げるようにしている。
【0003】
また、従来、特に、バストアップ効果を有するブラジャーとして、特許公報第2598758号に、図16に示すブラジャー1’が提案されている。このブラジャー1’は、バストの下部から脇側にかけて面的に覆う伸縮自在調節部材9を配し、該伸縮自在調節部材9の上縁をカップ布2’と縫着すると共に、伸縮自在調節部材9の表側を装飾押圧部材6’で覆い、該装飾押圧部材6’の外側上端点6a’を肩紐4’と連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記図15に示す一般的なブラジャーは、カップ布はバストトップを頂点とする山状に隆起させた立体形状としているため、肩紐による引き上げ力がバストトップより上方の上カップ側に主として作用し、下カップ側には引き上げ力が効果的に作用しない構成となっている。よって、特に、バストの大きい人が着用した場合、バストの重みにより肩紐による引き上げ力がかかりにくく、バストアップを効果的に図れない問題がある。
【0005】
一方、前記図16に示すブラジャーでは、肩紐4’による引き上げ力は、装飾押圧部材6’の内側上端点6b’を支点として、バストの脇側部分を中央側へと寄せる力として作用するが、バスト、特に、バストトップ部を上方へと持ち上げることはできない。
【0006】
本発明は上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、バスト全体を持ち上げると共に、特に、バストトップおよびバストトップ真下部分を直接的、かつ強力に持ち上げ、バストの大きい人が着用した場合にもバストアップを効果的に図ることができるカップ部を有する衣類の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、各左右カップ部の少なくともバストトップ真下部位に所要幅を有するバスト持上布を部分的に設け、該バスト持上布の下辺は、カップ部の最下端部を支点としてカップ部下縁に沿って左右両側に延在し、上端点が少なくともバストトップ部近傍に達する釣鐘形状とし、該バスト持上布を肩紐と直接的に連結し、該バスト持上布を肩紐で直接的に引っ張り上げてバスト持上布によりバストを下方から持ち上げる構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。
【0008】
上記バスト持上布は、非伸縮性で強度を有する形状保持性の高い素材よりなる生地で形成することが好ましいが、素材は限定されない。またカップ布と同一素材を用いても良いし、カップ布よりも非伸縮性で強度を有する素材を用いてもよい。このバスト持上布としては、不織布、ウレタン、マーキジット、布を樹脂溶着したもの、ダブルラッセル等が用いられる。
【0009】
バストでは、バストトップとバージスライン(乳房基底線)とを繋ぐラインの真ん中あるいは真ん中からやや下方よりの部分が最もバストの重みがかかる部分である。よって、本発明では、この最も重みがかかる部分、即ち、バストトップ真下部分で所要幅(具体的には、左右幅が4センチ以上)を有する部分にバスト持上布を配置している。かつ、このバスト持上布はバストトップからバージスラインの最下端点への垂線に対して、外側(脇側)への幅を内側への幅よりにやや広くしていることが好ましい。
【0010】
このように、バスト持上布をバストの重みが最もかかる部分に配置して、面的に当接させ、該バスト持上布を直接的に連結している肩紐により引っ張り上げているため、強力にバストを持ち上げることができる。特に、バスト持上布の上端をバストトップ近傍に位置させ、あるいはバスト持上布がバストトップを通過して、その上端で肩紐と連結しているため、バストトップを肩紐により直接的に持ち上げることができる。
【0011】
また、外側から中央側にバストを寄せて上げる従来のバストアップブラジャーと異なり、肩紐をバスト持上布に直接に連結しているため、肩紐による上方への引き上げ力は、バスト重量が最も負荷されるバスト持上布の特に下カップ部分に直接的に作用し、バストアップ効果を直接的かつ効果的に発揮させることができる。これにより、バージスラインに縫いこまれたワイヤーや肩紐に余分な力が負荷されず、特にバストの大きい女性が悩まされてきたワイヤーや肩紐の食い込みが緩和され、着用感を良好にすることができる。
【0012】
上記バスト持上布は、カップ部を構成するカップ布の内面側、外面側あるいはカップ布がカップ表面布と内面布の2枚からなる場合はその間に挟んで配置し、少なくとも下辺はカップ布と縫着して取り付けている。いずれの構成としても、肩紐に直接的に連結されたバスト持上布がバスト下部、特に、バスト重量が最も負荷されるバストトップ真下部分を保持して持ち上げるため、効果的かつ強力なバストアップ効果を実現することができる。また、バスト持上布の表面にカップ表面布を配置すると、機能性と共にデザイン性や美観をブラジャーに与えることができる。また、バスト持上布を外面に配置して、カップ布を内面側とすると、バストに直接触れる箇所に肌触りの良好な生地を当てて着用感を良好とすることができる。さらに、バスト持上布をカップ表面布と内面布との間に挟む構成とすると、カップ部の下部の強度を大としてバストが下垂れするのをより効果的に防止することができる。
【0013】
上記バスト持上布は、カップ部を構成するカップ布の一部として用い、端縁を他のカップ布と縫着してもよい。
【0014】
上記したように、バスト持上布の下辺は、カップ部の最下端部を支点としてカップ部下縁に沿って左右両側に延在し、上端点が少なくともバストトップ部近傍に達する釣鐘形状としている。該バスト持上布の下辺は、カップ部最下端点よりカップ部内側端までの寸法30%〜60%の範囲とすると共にカップ部最下端点よりカップ部外側端までの寸法の20%〜80%の範囲とすることが好ましい。これは、内側が30%未満あるいは外側が20%未満では、バスト重量が最も負荷される部分をカバーしきれない一方、内側に60%より大きく、あるいは外側が80%より大きくなると、バスト持上布が肩紐により直接引き上げられたときにバスト下部の丸みがなくなり、またバスト持上布が内側端縁または外側端縁でバストから浮き上がりがちになり、美しいバストラインを形成できないことに因る。
【0015】
また、バスト持上布の上端点は、少なくともバストトップから半径2cmの位置とすることが好ましい。これは、バストトップから2cmより外れると、バストトップの位置を効果的に上げることができないことによる。なお、バスト持上布の上端点がバストトップ下2cm位置であっても、この上端点と連結する肩紐によりバストトップを持ち上げることができる。
【0016】
上記バスト持上布は、上記した釣鐘形状として、上端点から下辺に向かって幅広となる形状にすると、バストを安定的に保持することができると共に、肩紐により引っ張り上げられた時に、バストトップ近傍が最も前方に隆起する美しいバストラインを形成することができる。しかしながら、バスト持上布は釣鐘形状に限らず、下端を幅狭いとしてバストトップ真下部分は幅広とした卵形状、扇形状等にして、バストトップの真下部分を持ち上げることが出来るようにしてもよい。
【0017】
上記バスト持上布は、バストトップ部を通過してカップ部の上端点に達し、該カップ部の上端点で肩紐と連結してもよい。あるいは、バストトップ部からカップ部上端点を通った後にさらに肩紐の一部として延在させてもよい。いずれの場合も、肩紐の引き上げ力が直接的にバスト持上布に伝わるため、高いバスト持上効果を図ることができる。
【0018】
上記バスト持上布と連結する肩紐あるいはバスト持上布の一部からなる肩紐は、当然のことながら、カップ部の上端点でカップ布と縫着し、カップ布全体を引き上げている。
【0019】
上記バスト持上布を備えたカップ部は、ブラジャーに限らず、ブラスリップ、ボデースーツ、あるいはカップ付き肌着に設けることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係るブラジャー10を示し、該第1実施形態のブラジャーの左右カップ部11は、ワイヤを取り付けるバージスラインに沿う一部を略釣鐘形状のカップ持上布12より構成し、該カップ持上布12の下辺12aを除く左右円弧状周縁12b、12cを上側のカップ布13と縫着して構成している。
【0021】
上記カップ布13は内側カップ布13Aと外側(脇側)カップ布13Bとからなり、バストトップに当たるトップ部11aを中心とする三本の縫着ラインL1、L2、L3で内側カップ布13A、外側カップ布13B、バスト持上布12を縫着し、膨らんだバストを立体的に完全に収容できるフルカップ形状としている。
【0022】
上記バスト持上布12の下辺12aの長さ、即ち、下辺両端12dと12e間の長さは、バージスラインの最下端点P1を中心として内側と外側とに分けて設定しており、本実施形態では最下端点P1から内側端12dまでの長さを、最下端点P1からカップ下辺内側端P2までの長さの30%とし、最下端点P1から外側点12eまでの長さを、最下端点P1からカップ下辺外側点P3の長さの60%としている。このように、バスト持上布12は、カップ下辺の内側点P2から外側点P3にかけた全体には位置させず、バスト重量が最も付加される部分、即ち、バストトップ真下部位に所要の幅で配置している。
【0023】
また、バスト持上布12の左右円弧状周縁12bと12cとの連続点に当たる上端点12gはカップ部のバストトップ11aに当たる位置となるように設定している。
【0024】
バスト持上布12と左右円弧状周縁12bと縫着する内側カップ布13A、外側カップ布13bの下辺は、バスト持上布12の下辺12aの内側と外側に位置してカップ部11の下辺を構成し、これらバスト持上布12、内側カップ布13A、外側カップ布13Bとを支持布20の上縁と縫着し、かつ、この縫着部分にワイヤーを収容したテープ22を取り付けている。
【0025】
左右の肩紐25は、カップ部11の表面側に位置させて、その下端25aをバスト持上布12の上端点12gと縫着すると共に、内側カップ布13Aと外側カップ布13Bとの縫着線L1に沿って縫着し、カップ部11の上端点P4より肩側へと延在させている。この肩紐25は、支持布20の脇側端と縫着する左右背面布27に下端を縫着する背面側肩紐26と長さ調節自在となるように連結具28を介して連結している。
【0026】
上記のように内側カップ布13A、外側カップ布13B、バスト持上布12、支持布20、背面布27を縫着した後、背面布27の上端縁、支持布20の脇下上端縁、外側カップ布13Bの上端に沿って連続して縁テープ29を縫着し、該縁テープ29の先端を肩紐25と縫着している。また、カップ内側布13Aの上端縁に沿って縁テープ30を縫着し、その先端も肩紐25と縫着している。さらに、背面布27の下端縁から支持布20の下端縁に沿っても連続して縁テープ31を縫着している。
【0027】
上記バスト持上布12は、伸縮性がなく形状保持性の高い不織布にトリコットをカバーリングして形成している。また、内側カップ布13Aと外側カップ布13Bおよび背面布27は一方向に伸縮性を有するパワーネット、支持布20は伸縮性のないマーキジット、肩紐25は伸縮性はあるがパワーの強いストレッチテープから形成している。
【0028】
上記構成のブラジャー10を着用すると、バスト下部に当接する箇所に伸縮性がなく形状保持性の高いバスト持上布12が位置し、該バスト持上布12を肩紐25と直接連結しているため、肩紐25による引っ張り力がバストの重みが最も加わるバスト持上布15に直接的に作用し、下垂するバストを下から面的に保持して効果的に持ち上げることができる。従って、バストを外側から寄せ上げる従来タイプのブラジャーと異なり、上方から直接的に上向きに強力にバストを持ち上げることができ、かつ、バスト持上布12の上端がバストトップ位置にあるため、バストトップも確実に持ち上げることができる。
【0029】
特に、バスト持上布12の下辺は、最下端点P1より外側を広く裁断して、最もバスト重量がかかるポイントを持ち上げているため、バストが外側に逃げることを防止でき、よって、バストの大きい人でもバストが安定し、効果的にバストトップを上げることができる。
【0030】
さらに、バスト持上布12と連結した肩紐25には、テープ布29、30を縫着し、これらテープ布29、30を介してワイヤーの両端に引き上げ力を伝達しているため、ワイヤーによるバストアップ効果も相乗的に生じさせることができる。其の際、バストの重量をバスト持上布12により保持することにより、肩紐やワイヤーに大きな負荷をかけず、よって、バストを引き上げようとしていた時に生じる肩紐やワイヤーの食い込みを低減、防止することができる。
【0031】
図3は第1実施形態の第1変形例を示し、第1実施形態との相違点は、肩紐25はカップ部11の裏面側でカップ布13A、13Bおよびバスト持上布12と縫着し、かつ、カップ布13A、13Bの上端縁は波形状のデザインを与えている点である。他の構成および作用効果は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0032】
図4は第2変形例を示し、第1実施形態とはカップ布13の形状を相違させており、内側カップ布13Aの上縁を低くして、外側カップ布13Bとの上端点を相違させている。肩紐25は、その下端をバスト持上布12の上端と縫着した後、内側カップ布13Aと外側カップ布13Bとに縫着した後、外側カップ布13Bにのみ一側縁を縫着させている。
【0033】
図5は第3変形例を示し、上記第2変形例よりも更に内側カップ布13Bを低くして、上端をバスト持上布12の上端と一致させ、バスト持上布12の内側にのみ縫着している。よって、肩紐25は、その下端をバスト持上布12の上端に縫着すると共に、外側カップ布13Bとのみ縫着している。
【0034】
図6は第4変形例を示し、カップ部11の下部には支持布を配置していない所謂メガネ形状のブラジャーに適用したものである。また、バスト持上布12の下辺12aは第1実施例より幅広とし、最下端点P1から内側点12dまでの長さを、P1−P2の寸法の60%、最下端点P1から外側点12eまでの長さを、P1−P3の寸法の80%としている。
【0035】
図7は第5変形例を示し、支持布20はバスト持上布12と内側カップ布13Aの下部にのみ配置し、外側カップ布13Bの下部には配置せず、外側カップ布13Bを下方へ延在させて、その下辺を支持布20の下辺と連続させると共に、背面布27と縫着している。この第5変形例ではワイヤーを用いていない。
【0036】
図8は第2実施形態を示し、ブラジャー10のカップ部11は上カップ布40Aと下カップ布40Bとからなるカップ布40で表側カップ布を構成し、裏面側において、下カップ布40Bと重ねてバスト持上布12を配置して縫着している。肩紐25はカップ布40の裏面側と縫着すると共に、その下端をバスト持上布12の上端と縫着している。
【0037】
図9は第3実施形を示し、ブラジャー10のカップ部11は、それぞれ上下カップ布からなる表側布41と裏面布42とから構成し、これら表側布41と裏面布42との間の下部にバスト持上布12をサンドイッチ状に挟みこんで縫着している。肩紐25はカップ部11の上端から表側布41と裏面布42との間に挿入して縫着し、かつ、その下端をバスト持上布12の上端と縫着している。
【0038】
図10は第4実施形態を示し、バスト持上布12’は、前記第1〜第3の実施形態の釣鐘形状のバスト持上布の上端をカップ部11の上端まで延在させている。即ち、バストトップから下部は前記第1〜第3実施形態と同様な釣鐘状とし、その上端部分をカップ部上端まで直線形状に延在させており、このカップ部上端点で肩紐25と縫着している。該バスト持上布12’によりカップ部11の一部を構成して内側カップ布13Aおよび外側カップ布13Bと周縁を縫着している。
【0039】
図11は第4実施形態の変形例を示し、上記釣鐘状としたバスト持上布12’を、第2実施形態と同様に、カップ布40の裏面側に配置し、下辺12a’のみカップ布13と連続させてワイヤーを封入したテープ布を介して支持布20と縫着し、周縁12b’、12c’はカップ布と縫着せずに遊離させ、上端を肩紐25およびカップ布の上端と縫着している。なお、同様の構成としたバスト持上布12’をカップ布の表面側、あるいは表側カップ布と裏面側カップ布間に取り付けてもよい。
【0040】
図12は第5実施形態を示し、バスト持上布12”をカップ部11の上端よりも更に延在させて肩紐部分12x”を設け、該肩紐部分12x”を背面側肩紐26と長さ調節自在となるように連結具28を介して連結している。
このように、肩紐を別体とせずにバスト持上布より形成すると、より強い力でバスト持上布を持ち上げてバストアップを図ることができる。
【0041】
図13(A)(B)は第6実施形態を示し、バスト持上布12’”は、下辺幅はせまくし、バストトップ近傍の幅が広くなる卵形状(図13(A))と扇形状(図13(B))としている。このようにバストトップの直下を幅広いにすると、下辺を幅狭としても、バストトップおよび該バストトップの真下部分を持ち上げて、バストアップを効果的に図ることができる。
【0042】
本発明は上記実施形態に限定するものではなく、図14(A)(B)(C)(D)に示すように、ロングブラジャー、ブラスリップ、ボデースーツ、カップ付き肌着等に広く適用できる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、バスト重量が最も負荷されるバストトップ真下部分を含むバスト下部にバスト持上布を配置し、該バスト持上布を肩紐と直接的に連結させているため、肩紐の引っ張り上げ力が直接的かつ強力にバスト持上布に作用し、バストを下方から全体的に持ち上げ、特に、バストトップ部分を上向きかつ前向きとして、バストラインの補整を図ることができる。
【0044】
また、バスト持上布がバストの下部を面的に保持すると共に、肩紐によってバスト持上布さらにはバストの下部が真っ直ぐ上方に持ち上げられるため、特にバストの大きい女性を悩ましてきたワイヤーや肩紐の締め付けや食い込みを緩和し、着用感を高めながらも、非常に効果的にバストアップ効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るブラジャーを示す斜視図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 第1実施形態の第1変形例のブラジャーの斜視図である。
【図4】 第1実施形態の第2変形例のブラジャーの斜視図である。
【図5】 第1実施形態の第3変形例のブラジャーの斜視図である。
【図6】 第1実施形態の第4変形例のブラジャーの斜視図である。
【図7】 第1実施形態の第5変形例のブラジャーの斜視図である。
【図8】 (A)は本発明の第2実施形態のブラジャーの斜視図、(B)は断面図である。
【図9】 本発明の第3実施形態のブラジャーの断面図である。
【図10】 本発明の第4実施形態のブラジャーの斜視図である。
【図11】 第4実施形態の変形例のブラジャーの斜視図である。
【図12】 本発明の第5実施形態のブラジャーの斜視図である。
【図13】 (A)(B)は本発明の第6実施形態のブラジャーの斜視図である。
【図14】 (A)は本発明に係るロングブラジャー、(B)は本発明に係るブラスリップ、(C)は本発明に係るボデースーツ、(D)は本発明に係るカップ付き肌着をそれぞれ示す概略斜視図である。
【図15】 従来例の斜視図である。
【図16】 (A)(B)は他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 ブラジャー
11 カップ部
12、12’、12”、12’” バスト持上布
13 カップ布
13A 内側カップ布
13B 外側カップ布
20 支持布
25 肩紐
26 背面側肩紐
27 背面布
P1 最下端点
P2 カップ部内側点
P3 カップ部外側点
P4 上端点

Claims (7)

  1. 各左右カップ部の少なくともバストトップ真下部位に所要幅を有するバスト持上布を部分的に設け、該バスト持上布の下辺は、カップ部の最下端部を支点としてカップ部下縁に沿って左右両側に延在し、上端点が少なくともバストトップ部近傍に達する釣鐘形状とし、該バスト持上布を肩紐と直接的に連結し、該バスト持上布を肩紐で直接的に引っ張り上げてバスト持上布によりバストを下方から持ち上げる構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 上記バスト持上布の下辺は、カップ部最下端点よりカップ部内側端までの寸法30%〜60%の範囲とすると共にカップ部最下端点よりカップ部外側端までの寸法の20%〜80%の範囲とし、かつ、上記上端点は少なくともバストトップから半径2cmの位置としている請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
  3. 上記バスト持上布は、カップ部を構成するカップ布の一部として用い、端縁を他のカップ布と縫着している請求項1または請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
  4. 上記バスト持上布は、カップ部を構成するカップ布の内面側、外面側あるいはカップ布がカップ表面布と内面布の2枚からなる場合はその間に挟んで配置し、少なくとも下辺はカップ布と縫着して取り付けている請求項1または請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 上記バスト持上布は、バストトップ部を通過してカップ部の上端点に達し、該カップ部の上端点で肩紐と連結している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
  6. 上記バスト持上布は、バストトップ部からカップ部上端点を通った後にさらに肩紐の一部として延在させている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
  7. 上記バスト持上布を備えたカップ部が、ブラジャー、ブラスリップ、ボデースーツ、あるいはカップ付き肌着に設けられている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
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