JP5565078B2 - カップ部を有する衣類 - Google Patents
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Description
このように、ワイヤー付きとすると、バストの保形性に優れている利点を有するが、着用時にワイヤーによる締付感が生じるため、ワイヤー無し(ノンワイヤー)が好まれる場合がある。特に、高齢者は窮屈感や締付感無く、楽に着用できるノンワイヤーブラジャーが好まれる場合が多い。
即ち、現状では、ブラジャー等でバストを綺麗に整えることより、楽にゆったりと着用できる着用感を優先しているが、ワイヤー無しで楽に着用できるブラジャー等において、バストの脇流れや下垂を抑制してバストを綺麗に整える機能を有するブラジャー等が求められていることは言うまでもない。
かつ、該ブラジャーでは、安定感を出すためにアンダー部111の前中心Pを高くしているため、着用するとカップ部110が背面側に強く引っ張られ、左右のカップ部110が嘴状にへしゃげて、バストを整えることができない問題がある。
即ち、図6に示すブラジャーは、脇流れした肉をパネル部材102で押さえてダブつきを目立たたせない機能を有するが、脇流れした肉を前側へ押し戻したり、上方へ引き上げたりする機能は低く、バストを綺麗に整える機能は低い。
脇側バージスラインより前中心側のカップ脇部分から脇線ラインまで左右方向に延在すると共に、肩ストラップと連結する上端から土台部分の下端まで延在する脇寄せサポートシートを配置し、
前記脇寄せサポートシートは縦方向に強い張りを有する素材からなると共に、該脇寄せサポートシートの上端に肩ストラップを連結し、かつ、
左右のカップ部材のバージスラインの下方にカップ部材と別体の土台部材を配置し、該土台部材の脇側端を前記脇寄せサポートシートと連結させて、前記土台部材と前記脇寄せサポートシートとからなるL型フレームを左右対称に備え、
前記土台部材は前記左右のカップ部材の下方の前中央に配置する非伸縮材からなる前中心伸止材と、該前中心伸止材と前記脇寄せサポートシートとの間に配置する伸縮材からなるカップ中央下伸縮材とからなり、前記L型フレームは前記前中心伸止材が支点となり前記カップ中央下伸縮材が伸びて前記脇寄せサポートシートを前中央に向けて回転可能な構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。
なお、該脇寄せサポートシートは、パターン上は前方向にカーブさせているが、縫製状態で直線上の外観を生じ、特に、着用時にバストに押されて直線状を呈する。
これにより、脇流れした肉を前側へ寄せることができると共に、バスト上部に押し戻してバスト上部のボリュームアップを図ることができる。このバスト上部はバストが下垂すると、削げが目立つ箇所であるため、脇側に流れるバストの肉を削げ発生部分に押し戻すことで、バストラインを美しく修正することができる。
ノンワイヤーとしていることによるバスト保形機能の低下は、前記のように、脇寄せサポートシートとして縦方向の張りがある、所謂縦ハリのある素材を用い、かつ、該脇寄せサポートシートと、前中央伸止材とカップ中央下伸縮材からなる土台部材とで前中央向きに回転可能なL型フレームを設けることでバスト保形機能を補償している。
さらに、着用時に脇寄せサポートシートが肩ストラップで上方へ引き上げられ、その下部に接続したカップ中央下伸縮材が伸びながら上向きに回転するため、下垂するバストを引き上げる機能も有する。
これにより、ワイヤー付きブラジャーと同等以上のバストを綺麗に保形できる機能を持たせることができる。
素材としては、ハリとコシを有し、特に縦ハリを有するもので、ダブルラッセル、パワーネット、不織布、ウレタン、樹脂含浸布等が挙げられる。
なお、前記の積層構造とせず、前中心伸止材を非伸縮素材のみで形成し、該非伸縮素材のみからなる前中心伸止め材の両側に伸縮素材からなるカップ中央下伸縮材を縫着して土台部材を構成してもよい。
さらに、土台部材を1枚の編地で構成し、編地のパワーを切り替えてもよい。
前記中央下部材は土台部材に接する下辺の両端からバストトップに対応するカップ部頂点へ向けて山形状に突出する形状とし、該中央下部材を他の脇側下部材および上部材と比較して厚くしてバストアップ機能を持たせていることが好ましい。
前記カップ部材は非伸縮性または低伸縮性素材で形成することが好ましい。
また、該カップ部材の表面にレース等の外装材を取り付けることが好ましい。
なお、カップ部材は前記3つの部材を縫着して形成する代わりに、モールドした成形カップでもよい。
このように、上下端縁にテープを取り付けないことにより、端縁が身体に食い込まず着用感を高めることができ、かつ、肉段を発生させないため外観も良くなる。
また、該カップ部材の脇端には左右の背面部材を前面側へ回りこませてカップ部材および土台部材と接合し、この左右の背面部材の前側脇側部分の内面に前記脇寄せサポートシートを重ねて配置して縫合していることが好ましい。
このように、ワイヤー付きと同等以上のバストの保形性を備えたものとすることができる。
図1乃至図4に第1実施形態のブラジャー1からなるカップ部を有する衣類について説明する。
ブラジャー1は左右一対のカップ部材2、土台部材3、左右一対の背面部材4、左右一対の肩ストラップ5とを構成要素とし、左右の背面部材4を背面中央で止具で着脱自在に係止するものである。かつ、カップ部材2の下半周縁のバージスラインに沿わせるワイヤーを装着していないノンワイヤーのブラジャーである。
前記背面部材4は脇線ラインL2を越えて略直線ラインL1と接する位置まで前側に回り込ませ、土台位置の下端まで延在している。
該素材としては、ダブルラッセルやパワーネットが挙げられる。
該土台部材3は前中心伸止材30と、該前中心伸止材30の左右両端に連続させるカップ中央下伸縮材31とから構成し、左右一対のカップ中央下伸縮材31の外端はそれぞれ背面部材4および脇寄せサポートシート10の前側端の下部と縫着している。該脇寄せサポートシート10の上端は後述するように、肩ストラップ5と連結している。
該L型フレーム11は、一端が前中心伸止材30であり、他端の脇寄せサポートシート10の上端を肩ストラップ5と連結して上方へと引っ張られる。該脇寄せサポートシート10と伸びない前中心伸止材30との間に伸びるカップ中央下伸縮材31が位置することで、前中心伸止材30が回転支点となって、カップ中央下伸縮材31が伸びながら回転し、脇寄せサポートシート10が上方へと引っ張られながら前中央向きに回転するようにしている。
本実施形態では、図3に示すように、伸縮素材G1で土台部材3の全長を形成し、該伸縮素材G1のみでカップ中央下伸縮材31を設ける一方、該伸縮素材G1の表面に非伸縮性素材G2を重ねて縫着して前中心伸止材30としている。
また、中央下部材22は土台部材3に接する下辺の両端からバストトップに対応するカップ部頂点へ向けて山形状に突出する形状としている。該中央下部材22を他の脇側下部材21および上部材23と比較して厚くしてバストアップ機能を持たせている。
前記カップ部材2の表面にはストレッチレースからなる外装材25を取り付けている。
前記カップ部材2の上端縁および前記土台部材3の下端縁には、端始末用の伸縮テープ等は取り付けていない。
ブラジャー1の着用時、肩ストラップ5によりカップ部材2および土台部材3を上方へと引っ張って支持すると共に、左右の背面部材4を背面中央で係止することにより左右方向に引っ張って支持する。これにより、ブラジャー1は左右のバストを覆う状態で保持される。
かつ、該カップ中央下伸縮材31と連結している脇寄せサポートシート10も上中央向きに回転させ、特に、脇寄せサポートシート10の上側部が前中央寄りに回転移動することになる。
該ブラキャミソール50は、第1実施形態のブラジャーと同様な構成で、左右背面部材を一体とした背面材52とした点および肩部54を長さ調節不可とした点を相違させたブラジャー部51をキャミソール53のトップ側内面に取り付けている。
前記のように、ブラジャー部51は第1実施形態のブラジャーと同様な構成としているため、同様な作用効果を備え、楽な着用感で、バストの脇流れする肉を前側に寄せて、かつ、削げが目立つ上方へあげることができる。
2 カップ部材
3 土台部材
4 背面部材
5 肩ストラップ
10 脇寄せサポートシート
11 L型フレーム
30 前中心伸止材
31 カップ中央下伸縮材
50 ブラキャミソール
Claims (2)
- ワイヤーを装着していないカップ部を有する衣類であって、
脇側バージスラインより前中心側のカップ脇部分から脇線ラインまで左右方向に延在すると共に、肩ストラップと連結する上端から土台部分の下端まで延在する脇寄せサポートシートを配置し、
前記脇寄せサポートシートは縦方向に強い張りを有する素材からなると共に、該脇寄せサポートシートの上端に肩ストラップを連結し、かつ、
左右のカップ部材のバージスラインの下方にカップ部材と別体の土台部材を配置し、該土台部材の脇側端を前記脇寄せサポートシートと連結させて、前記土台部材と前記脇寄せサポートシートとからなるL型フレームを左右対称に備え、
前記土台部材は前記左右のカップ部材の下方の前中央に配置する非伸縮材からなる前中心伸止材と、該前中心伸止材と前記脇寄せサポートシートとの間に配置する伸縮材からなるカップ中央下伸縮材とからなり、前記L型フレームは前記前中心伸止材が支点となり前記カップ中央下伸縮材が伸びて前記脇寄せサポートシートを前中央に向けて回転可能な構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類。 - 前記カップ部材は、脇側下部材と、中央下部材と、前記脇側下部材および中央下部材との両部に接合する上部材の3つの部材でカップ部材を構成し、
前記中央下部材は土台部材に接する下辺の両端からバストトップに対応するカップ部頂点へ向けて山形状に突出する形状とし、該中央下部材を他の脇側下部材および上部材と比較して厚くしている請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
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