JP3228873U - ノンワイヤー型ブラジャー - Google Patents

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Abstract

【課題】乳房と脇部との間の境界部分を効率的に抑えることが可能なノンワイヤー型ブラジャーを提供する。【解決手段】一対のカップ部を含むフロント部1と、フロント部の両脇側に、フロント部と繋がって配置される脇部2と、脇部のフロント部側とは反対側に、脇部と繋がって配置されるバック部3と、フロント部とバック部とを連結するストラップ部4とを有し、フロント部が、カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しない、ノンワイヤー型ブラジャーであって、脇部の、フロント部側の近傍とバック部側の近傍の少なくとも2箇所に、上下方向に延在する補強部材BN1、BN2が配置されている。【選択図】図4

Description

本考案は、ノンワイヤー型ブラジャーに関し、特に、カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しないノンワイヤー型ブラジャーに関する。
近年、特許文献1に示すような、ノンワイヤー型ブラジャーへのニーズが高まっている。これは、ワイヤーが入っていないため肌へのくい込みや胸への圧迫感が少ないため、着心地が楽であること、また、カップ部分がフレキシブルに動いて、バスト(乳房)の形状にフィットし易いこと、さらには、金属製ワイヤーがつかわれていないため、洗濯や収納により型崩れがし難いなどの利点があるためである。
一方で、ブラジャーを着用する目的は、乳房の形状を綺麗に保持することであるが、ワイヤーの無いブラジャーでは、図1に示すように、脇部2により乳房の脇を十分に押え、乳房と脇部との間の境界を強調することができない。図1の符号1はカップ部を含むフロント部であり、符号3は両方の脇部2を背中側で繋ぐバック部3であり、符号4は、フロント部とバック部とを連結し、ブラジャーの高さ方向の位置を保持するためのストラップ部である。
図2を用いて、脇部2の作用についてより詳細に説明する。図2は、身体の肩部及び胸をを上方から見た図である。符号SLは肩部の輪郭を示し、符号BL1又はBL2は胸の輪郭を示す。図2(a)に示す従来のノンワイヤー型ブラジャーでは、乳房の脇を押さえることができないため、脇肉が丸みを帯びて乳房との差がなだらかになり、胸の輪郭BL1の形状のように、胸の断面が丸い状態となる。
これに対し、図2(b)に示すように、乳房の脇から身体の脇線にかけた部分が押さえられて、窪みができ境界部分が明確になると、特に正面から見たときにアンダーバストがほっそりとなり、高いメリハリ効果が得られ美しいシルエットになる。図2(c)は、図2(a)及び(b)を重ね合わせて表示したものであり、左右の乳房の脇の幅A及びBが示すように、乳房と脇部との境界部分を押さえることで、バストの脇の幅がAからBに狭く変化し、より乳房の形状が強調され、身体も細く見える。
図3のように、ワイヤー入りブラジャーでは、カップ部1aと該カップ部を支える土台部1bとの接合部分にワイヤーWRが配置されており、乳房の脇の境界線を明確にすることが可能であるが、ノンワイヤー型ブラジャーではこのような境界線を出すことが難しい。しかも、ブラジャーのバック部3は伸縮性があり、乳房の脇を背中の方に引き寄せる働きをする。ノンワイヤー型ブラジャーでは、カップ部を含むフロント部全体が背中方向に引っ張られ、より脇の安定性が確保できず、脇肉を押さえる機能が低下することとなる。
特開2019−194382号公報
本考案が解決しようとする課題は、上述したような問題を解決し、乳房と脇部との間の境界部分を効率的に押さえることが可能なノンワイヤー型ブラジャーを提供することである。
上記課題を解決するため、本考案のノンワイヤー型ブラジャーは、以下の技術的特徴を有する。
(1) 一対のカップ部を含むフロント部と、該フロント部の両脇側に、該フロント部と繋がって配置される脇部と、該脇部の該フロント部側とは反対側に、該脇部と繋がって配置されるバック部と、該フロント部と該バック部とを連結するストラップ部とを有し、該フロント部が、該カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しない、ノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該脇部の、該フロント部側の近傍と該バック部側の近傍の少なくとも2箇所に、上下方向に延在する補強部材が配置されていることを特徴とする。
(2) 上記(1)に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該補強部材の胸回り方向の配置位置は、該バック部側の近傍に配置される補強部材については、身体の腋の下の中央付近であり、該フロント部側の近傍に配置される補強部材については、該カップ部に近接した位置に設けられることを特徴とする。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、胸回り方向の伸び率は、該脇部は該バック部よりも小さい値であることを特徴とする。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該フロント部における該カップ部と該脇部との間には、両者を連結する連結部分を備え、該連結部分は伸縮性を有していることを特徴とする。
(5) 上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該フロント部の一部を覆う前身頃を有し、該前身頃の両端は、該脇部に連結されていることを特徴とする。
(6) 上記(5)に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該前身頃の中央部分には、該前身頃の胸回り方向の長さを調整する調整手段が形成されていることを特徴とする。
本考案は、一対のカップ部を含むフロント部と、該フロント部の両脇側に、該フロント部と繋がって配置される脇部と、該脇部の該フロント部側とは反対側に、該脇部と繋がって配置されるバック部と、該フロント部と該バック部とを連結するストラップ部とを有し、該フロント部が、該カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しない、ノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該脇部の、該フロント部側の近傍と該バック部側の近傍の少なくとも2箇所に、上下方向に延在する補強部材が配置されているため、胸回り方向において脇部の位置を安定化させ、乳房と脇部との間の境界部分を効率的に押さえることが可能なノンワイヤー型ブラジャーを提供することが可能となる。
従来のノンワイヤー型ブラジャーの概略を示す図である。 乳房と脇部との間の境界部分を押さえる効果を説明する図であり、(a)は押さえが不十分な場合、(b)は押さえが機能している場合、(c)は(a)と(b)とを重ね合わせた場合を示す図である。 ワイヤー入りブラジャーの場合を説明する図である。 本考案のノンワイヤー型ブラジャーの概略を説明する図(その1)である。 本考案のノンワイヤー型ブラジャーの概略を説明する図(その2)である。 本考案のノンワイヤー型ブラジャーにおける胸回りの各部材の配置関係を説明する図である。 本考案を適用したノンワイヤー型ブラジャーの表側を示す図である。 本考案を適用したノンワイヤー型ブラジャーの肌側を示す図である。 本考案を適用したノンワイヤー型ブラジャーのバック部の一例を示す図である。 パッド部の形状の一例を説明する図である。 本考案のノンワイヤー型ブラジャーに前身頃を取り付けた様子を説明する図である。 図11のノンワイヤー型ブラジャーにおける前身頃の一部を開いた様子を説明する図である。
以下、本考案のノンワイヤー型ブラジャーについて、好適例を用いて詳細に説明する。
本考案の特徴は、図4及び5に示すように、一対のカップ部を含むフロント部1と、該フロント部の両脇側に、該フロント部と繋がって配置される脇部2と、該脇部の該フロント部側とは反対側に、該脇部と繋がって配置されるバック部3と、該フロント部と該バック部とを連結するストラップ部4とを有し、該フロント部が、該カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しない、ノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該脇部の、該フロント部側の近傍と該バック部側の近傍の少なくとも2箇所に、上下方向に延在する補強部材(BN1,BN2)が配置されていることを特徴とする。
本考案における「脇部」の意味は、図4及び5に示すように2つの補強部材(BN1,BN2)の配置位置で特定される符号2を付した部分を意味する。補強部材が3つ以上存在する場合には、両端に配置される補強部材により「脇部」が特定される。
図6は、図2と同様に、胸回り部分の輪郭BLを示す図であり、バック部側の近傍に配置される補強部材(BN1)の胸回り方向の配置位置は、身体の腋の下の中央付近に位置する。符号SLは肩部の輪郭を示している。
また、フロント部側の近傍に配置される補強部材(BN2)の胴回り方向の配置位置は、バストの脇、特に、フロント部に設けたカップ部に近接した位置に設けられる。
「脇部」を構成する両端の2つの補強部材の位置については、「脇部」の配置により本考案の効果である乳房と脇部との間の境界部分を効果的に押さえることができる構造であれば、特に制限されない。
また、補強部材の配置状態である「上下方向に延在する」の意味は、図4の上辺L3(脇部やフロント部、バック部の上端のライン)と下辺L4(脇部やフロント部、バック部の下端のライン)の間に架け渡すよう配置することを意味している。このため、補強部材の配置は、胸回り方向に垂直な方向のみに限定されるものではなく、図4に示すように、補強部材の下側が乳房方向に傾く構成など、傾斜した状態も含むものである。また、2つの補強部材(BN1,BN2)のいずれか一方のみが傾斜しても良いし、両方が同じ方向又は異なる方向に傾斜しても良い。
補強部材は、プラスチック等の弾性を有する板材が使用され、脇部の周辺部の生地の縫合や別の当て布で形成される袋状の隙間に挿入・固定される。また、補強部材は、BN1及びBN2の2本のみでなく、両者の間に他の補強部材を配置することも可能であるが、補強部材が多くなると、脇部の圧迫感が強くなり過ぎ、着心地が低下するだけでなく、身体の運動も制限されることとなる。このため、図4等のように2つの補強部材を利用するものが最も好ましい。
ブラジャーの素材は、ブラジャーの装着・着脱の容易性や身体の形状への適応性、身体の動作に応じた追随性などを図るため、ストレッチ性(伸縮性)がある素材をが多く使用されている。このため、バック部3が収縮する際に、脇部2を背中側に引き寄せる。これは、脇肉を押さえる機能が低くなるため、脇部2が必要以上に背中側に移動しないように、補強部材の配置を考慮することが好ましい。例えば、図6のように、身体の胸回りの最も横幅が大きい位置(身体の腋の下の中央)の近傍が好ましく、腋の下の中央よりもフロント部側に脇部2が位置するよう、補強部材の位置を設定することがより好ましい。なお、本考案において、脇部2を構成する一部の補強部材BN1を背中側に配置することを排除するものではない。
また、フロント部1、脇部2、バック部3の各々にストレッチ性素材を使用する場合には、各パーツ毎に、胸回り方向の伸び率(本考案の「伸び率」は、日本産業規格「JIS L 1096;8.16 伸縮織物及び編物の伸縮性」で定義される「伸び率」に100%を加算した値であり、伸びが無い状態で100%となる。)を変化させることが好ましい。
例えば、フロント部1は、余り伸びない素材で乳房を包み込んでキープすることを重視する。脇部2は、ある程度の伸び感があり、胸回りの動きに合わせて2本の補強部材の位置を安定させる(バック部の伸びに対する緩衝機能の役割もある)。さらに、バック部3は、十分な伸び感で、最も大きな動作やサイズのばらつき、体型の個人差に対応する役割を担っている。
各パーツの胸回り方向の伸び率は、フロント部を1とした場合、脇部は1倍〜1.5倍、バック部は1.5倍〜2.5倍の範囲で設定することが可能である。特に、脇部の伸び率はバック部よりも小さい値であることが好ましい。
フロント部の伸び率は特に限定されないが、全く伸びない場合が伸び率が100%であるため、フロント部は105〜140%の範囲に設定される。この際に加えられる応力(荷重)の大きさは14.7Nに設定される。
伸び率を変化させるには、ストレッチ素材を変更する方法だけでなく、重ねる枚数を調整することも可能である。例えば、バック部3で使用するストレッチ素材は1枚のみで、脇部では2枚重ねで使用する。
図7〜10を用いて、具体的なノンワイヤー型ブラジャーに係る実施例1について説明する。
図7は、ブラジャーの表側を説明する図であり、図8はブラジャーの肌側を説明する図である。図9は、バック部であり、図10は、カップ部に使用されるパッドを示す図である。
実施例1のブラジャーは、図8に示すように、2つのカップ部CPを有している。カップ部CPは、例えば、綿天竺などの綿素材でできた生地を表裏2枚重ね合わせ、袋状に縫合して形成される。さらに、カップ部の袋部分には、図10のパッドPDが挿入されている。ただし、カップ部の周囲の一部に生地を縫合しない開口部OPが形成され、OPを介してパッドPDがカップ部CPの袋部分の内部配置される。パッドPDは、ポリウレタンなどの柔らかな素材が使用される。
カップ部CPは下縁L1を土台部BSと連結され、2つのカップ部が一体化している。実施例1では、前中心にホックFH1が配置され、前開きタイプのブラジャーとなっている。ホックFH1を使用せず、バック部にホックを付けて、後開きタイプのブラジャーとすることも可能である。ただし、前開きタイプのホックFH1については、2つのカップ部を近接して固定配置し、乳房を寄せる作用を持たせるためにも、前中心の巾を狭く固定することが望ましい。このため、ホックFH1には、位置調節機能は不要となる。これに対し、後開きタイプでは、前中心の巾は固定されているため、バック部のホックについては位置調節機能を付与することで、着心地を調整することが可能となる。
カップ部CPと脇部2との間には、両者を連結する連結部分CNを備える。この連結部分CNは伸縮性を有していることが望ましく、パワーネット等のストレッチ素材が使用される。カップ部の脇の連結部分が伸縮性を持つことで、カップ部CPがバストにぴったりとフィットし易くなる。連結部分CNの伸び率は、例えば、脇部の伸び率と同程度に設定することが好ましい。
また、連結部分CNはカップ部CPと脇部2とに縫合されるだけでなく、図8のように、ストラップ部3に直接又は間接的に連結することで、連結部分CNを上方に引き上げ、その結果、カップ部が持ち上がり、バストをリフトアップする効果が期待できる。
図8では、ストラップ部3に繋がる上辺テープUTを介して連結部分CNが上方に持ち上げられる。上辺テープには、ゴム素材等が使用される。なお、上辺テープUTの伸び率が連結部分CNの伸び率より低い場合には、リフトアップ効果は低くなる。
ストラップ部3によるバストのリフトアップ効果を高めるためには、図8に示すように、ストレッチ素材で、サポート部分SPを構成し、サポート部分SPの上端をストラップ部3に接続すると共に、サポート部分SPの片方の側辺を上辺テープUTに縫合し、さらに、サポート部分SPの下辺を、図8の左側のように、カップ部の上縁(L2)に接続、又は、図8の右側のように、カップ部の下縁(L1)に接続することも可能である。
実施例1では、フロント部1は、カップ部CP,土台部BS、連結部分CNが互いに連結されて構成される。図7では、フロント部1の装飾性を高めるため、図8で示した、カップ部CPなどの表側にレース生地(10〜13)を配置したものである。レース生地は、フロント部1の伸縮性を損なわないように、同程度以上の伸縮性を有する糸が使用される。レース生地10及び11は、カップ部CPと土台部BSとの接合部(L1)で縫合される。カップ部CPの上辺L2は、レース生地12に縫合することも可能であるが、カップ部が多少ずれて、レース生地が引っ張られたり、皺になったりしないように、両者を縫合しないようにすることも可能である。
また、レース生地13の肌側にはサポート部分SPが縫合されている。
脇部2の生地としては、パワーネット等のストレッチ素材が使用される。表側には、フロント部1と同様に、レース生地を一緒に縫合することも可能である。
バック部3についても、ストレッチ素材の上にレース生地が縫合される。
フロント部1とストラップ部4との連結部分から、フロント部、脇部、バック部と繋がるブラジャーの上辺L3に沿って上辺テープUTを配置し、他方、ブラジャーの下辺L4に沿って下辺テープLTが配置される。
カップ部CPと土台部BSとの接合部である符号L1は、金属製のワイヤーなどは配置しないが、乳房のホールド感を高めるため、縫合する生地を折り畳んで厚みを持たせたり、当て布を上から縫合するなどの強化を図っても良い。
図9に示すように、ストラップ部4については、通常のブラジャーにもあるように、長さ調整のためのアジャスターATを設けることもできる。
さらに、カップ部CPに挿入するパッドPDは、図10に示すように、十字部分が最も窪み、点線領域PD1の厚みを増して、バッドPDを乳房に押し当てた際に、矢印の方向(前中心の上方)に乳房を持ち上げるよう構成することも可能である。
このパッドによる乳房の持ち上げ効果を高めるためにも、パッドPDの移動(図10の矢印の反対方向への移動)を抑制するため、脇部2に配置する補強部材BN2は、図8に示すように、補強部材BN2の下側を、カップ部CPの下側に入り込むように、少し前中心側に寄せて配置することも可能である。
次に、前身頃を備えたノンワイヤー型ブラジャーの実施例2について、図11及び12を用いて説明する。
図11及び12は、ブラジャーの表側であり、図11は前身頃(FP1,FP2)を綴じた状態であり、図12は片方の前身頃を開けた状態を示している。
実施例2のブラジャーの特徴は、フロント部の一部を覆う前身頃FP1を備えることであり、該前身頃FP1の両端は、上述した脇部2の一部に連結されている。前身頃FP1は、乳房の脇の脇部2を前中心に引寄せ、乳房の脇の境界部分を押圧する力を強めたり、両方の乳房を前中心側に寄せる効果を持つ。
前身頃FP1の生地は、ストレッチ素材が利用でき、表側には実施例1と同様にレース生地を配置することも可能である。また、前身頃による引寄せ効果を調整可能にするため、前身頃の中央部分(左右の前身頃FP1の先端)には、前身頃の胸回り方向の長さを調整する調整手段である、ホックFH2を設けることも可能である。
また、前身頃FP1と脇部2との連結位置には、補強部材が配置された位置に設けることが、脇部2の全体に前身頃の応力を作用させる上では、好ましい。特にバック部3側に近い補強部材BN1に前身頃FP1を連結することで、脇部2を効率的に前中心側に引き寄せ、バストの脇の境界部分への押圧力を発揮させることが可能となる。当然、補強部材BN2に前身頃FP1を接続しても良いし、必要に応じて、両者の連結位置に別の補強部材を別途配置することも可能である。
ブラジャーによるバストのリフトアップ効果を高めるには、前身頃FP1だけでなく、ストラップ部3に接続される前身頃FP2を設けることができる。前身頃FP1(下側部分)とFP2(上側部分)とは互いに連結され、前身頃FP2の側面は、上辺L3に配置される上辺テープUTにも接続されることで、前身頃とブラジャー本体との一体感をより高めることができる。前身頃FP2を形成する生地は、前身頃FP1と同様に、ストレッチ素材やレース生地を使用することができる。
以上説明したように、本考案によれば、乳房と脇部との間の境界部分を効率的に押さえることが可能なノンワイヤー型ブラジャーを提供することが可能となる。
1 フロント部
2 脇部
3 バック部
4 ストラップ部
CP カップ部
BN1,BN2 補強部材

Claims (6)

  1. 一対のカップ部を含むフロント部と、
    該フロント部の両脇側に、該フロント部と繋がって配置される脇部と、
    該脇部の該フロント部側とは反対側に、該脇部と繋がって配置されるバック部と、
    該フロント部と該バック部とを連結するストラップ部とを有し、
    該フロント部が、該カップ部の周縁部の一部を保持するためのワイヤーを有しない、ノンワイヤー型ブラジャーにおいて、
    該脇部の、該フロント部側の近傍と該バック部側の近傍の少なくとも2箇所に、上下方向に延在する補強部材が配置されていることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
  2. 請求項1に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該補強部材の胸回り方向の配置位置は、該バック部側の近傍に配置される補強部材については、身体の腋の下の中央付近であり、該フロント部側の近傍に配置される補強部材については、該カップ部に近接した位置に設けられることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
  3. 請求項1又は2に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、胸回り方向の伸び率は、該脇部は該バック部よりも小さい値であることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該フロント部における該カップ部と該脇部との間には、両者を連結する連結部分を備え、該連結部分は伸縮性を有していることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該フロント部の一部を覆う前身頃を有し、該前身頃の両端は、該脇部に連結されていることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
  6. 請求項5に記載のノンワイヤー型ブラジャーにおいて、該前身頃の中央部分には、該前身頃の胸回り方向の長さを調整する調整手段が形成されていることを特徴とするノンワイヤー型ブラジャー。
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