JP3205524B2 - ブラジャー - Google Patents
ブラジャーInfo
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- JP3205524B2 JP3205524B2 JP09745297A JP9745297A JP3205524B2 JP 3205524 B2 JP3205524 B2 JP 3205524B2 JP 09745297 A JP09745297 A JP 09745297A JP 9745297 A JP9745297 A JP 9745297A JP 3205524 B2 JP3205524 B2 JP 3205524B2
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- wire
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はブラジャーに関し、
特に、脇側バージスラインを支えてバストが脇側へ流れ
るのを防止するとともに、脇部分におけるフィット性を
高めるものである。
特に、脇側バージスラインを支えてバストが脇側へ流れ
るのを防止するとともに、脇部分におけるフィット性を
高めるものである。
【０００２】
【従来技術】通常、ブラシャーは図１０に示す構成とさ
れており、左右カップ布１と、これらカップ布の下端縁
に縫着する支持帯布２と、該支持帯布２の左右両端に縫
着する左右のバック布３とからなる。また、バストの下
側部外輪にあたるバージスライン（カップくり）Ｌ１を
保持するために、左右カップ布１と支持帯布２との間に
ワイヤー４が取り付けられている場合が多く、ノンワイ
ヤーの場合は伸縮性の低いテープ状の布を取り付けてい
る。
れており、左右カップ布１と、これらカップ布の下端縁
に縫着する支持帯布２と、該支持帯布２の左右両端に縫
着する左右のバック布３とからなる。また、バストの下
側部外輪にあたるバージスライン（カップくり）Ｌ１を
保持するために、左右カップ布１と支持帯布２との間に
ワイヤー４が取り付けられている場合が多く、ノンワイ
ヤーの場合は伸縮性の低いテープ状の布を取り付けてい
る。
【０００３】上記支持帯布２は非伸縮性布より構成し
て、左右カップ布１の間、各カップ布１の下端縁から脇
側にかけて伸びを生じないようにしてワイヤー等と共に
バージスラインを保持するようにしているが、バック布
３は伸縮性布で構成して、その先端に設けた止具を係止
して、ブラジャーを身体にフィットした状態で着用する
ようにしている。
て、左右カップ布１の間、各カップ布１の下端縁から脇
側にかけて伸びを生じないようにしてワイヤー等と共に
バージスラインを保持するようにしているが、バック布
３は伸縮性布で構成して、その先端に設けた止具を係止
して、ブラジャーを身体にフィットした状態で着用する
ようにしている。
【０００４】上記のようにバージスラインはワイヤー等
で保持すると共に非伸縮性布からなる支持帯布２でライ
ンのくずれを抑制しているが、伸縮性布よりなるバック
布３により背面側に引っ張られると、支持帯布２の脇布
部分２ａおよびワイヤー４も背面側へ引っ張られ、バス
トの脇側への拡がりを抑制する機能が乏しい問題があっ
た。
で保持すると共に非伸縮性布からなる支持帯布２でライ
ンのくずれを抑制しているが、伸縮性布よりなるバック
布３により背面側に引っ張られると、支持帯布２の脇布
部分２ａおよびワイヤー４も背面側へ引っ張られ、バス
トの脇側への拡がりを抑制する機能が乏しい問題があっ
た。
【０００５】上記問題を解決するために、図１１に示す
ように、脇布部分２ａとバック布３との縫着部にボーン
５を取り付けて、脇側への流れを抑制するものも提供さ
れている。
ように、脇布部分２ａとバック布３との縫着部にボーン
５を取り付けて、脇側への流れを抑制するものも提供さ
れている。
【０００６】しかしながら、図１１に示す構成とする
と、脇布部分２ａは非伸縮性であるため、その上辺２ｂ
が身体にフィットせず、着用感が悪くなる問題があっ
た。
と、脇布部分２ａは非伸縮性であるため、その上辺２ｂ
が身体にフィットせず、着用感が悪くなる問題があっ
た。
【０００７】また、上記ボーン５により脇布部分２ａが
バック布３によりバック側へ引っ張られるのをある程度
抑制することはできるが、バージスラインＬ１はワイヤ
ー４（あるいは伸縮性の低いテープ布）のみで保持され
ているため、バスト自体の拡がりを抑制するには十分で
ない場合があり、その場合、ワイヤー３による保持力を
高めようとすると、ワイヤー等による締付力が増大して
着用感を損なう問題がある。
バック布３によりバック側へ引っ張られるのをある程度
抑制することはできるが、バージスラインＬ１はワイヤ
ー４（あるいは伸縮性の低いテープ布）のみで保持され
ているため、バスト自体の拡がりを抑制するには十分で
ない場合があり、その場合、ワイヤー３による保持力を
高めようとすると、ワイヤー等による締付力が増大して
着用感を損なう問題がある。
【０００８】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、脇部分におけるフィット性を高めると共に、脇側
におけるバージスラインの保持をワイヤー等による締付
力を増大させることなく向上させ、脇側バージスライン
を安定化させて、バストの脇側への流れを防止できるブ
ラジャーを提供することを課題としている。
ので、脇部分におけるフィット性を高めると共に、脇側
におけるバージスラインの保持をワイヤー等による締付
力を増大させることなく向上させ、脇側バージスライン
を安定化させて、バストの脇側への流れを防止できるブ
ラジャーを提供することを課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項１で、バージスラインの脇側上端
より下方でバージスラインの下端点よりも脇側の間で、
バージスラインに一端が接すると共に、該一端より背面
側に向かって下方傾斜するボーンを設けていることを特
徴とするブラジャーを提供している。
め、本発明は、請求項１で、バージスラインの脇側上端
より下方でバージスラインの下端点よりも脇側の間で、
バージスラインに一端が接すると共に、該一端より背面
側に向かって下方傾斜するボーンを設けていることを特
徴とするブラジャーを提供している。
【００１０】上記のように、脇側のバージスラインに一
端が接した状態で下方傾斜するボーンを設けると、バー
ジスラインを斜め方向からささえる、言わば、突っ支い
棒の役割をボーンが果たすこととなり、脇側バージスラ
インが脇側へと流れるのを防止できる。なお、上記ボー
ンの下端位置はバック布の下端縁に連続した位置まで延
在させることが好ましいが、下端縁まで必ずしも延在さ
せる必要はなく、斜め方向からバージスラインを支えら
れることができれば良い。
端が接した状態で下方傾斜するボーンを設けると、バー
ジスラインを斜め方向からささえる、言わば、突っ支い
棒の役割をボーンが果たすこととなり、脇側バージスラ
インが脇側へと流れるのを防止できる。なお、上記ボー
ンの下端位置はバック布の下端縁に連続した位置まで延
在させることが好ましいが、下端縁まで必ずしも延在さ
せる必要はなく、斜め方向からバージスラインを支えら
れることができれば良い。
【００１１】上記ボーンの前側縁とバージスラインの下
側縁に沿って非伸縮性布からなる脇布を取り付けると共
に、該ボーンの背面側縁および該ボーンとの接合位置よ
り上方のカップ布のバージスラインに沿って伸縮性布か
らなるバック布を取り付けている（請求項２）。
側縁に沿って非伸縮性布からなる脇布を取り付けると共
に、該ボーンの背面側縁および該ボーンとの接合位置よ
り上方のカップ布のバージスラインに沿って伸縮性布か
らなるバック布を取り付けている（請求項２）。
【００１２】上記のように、ボーンは脇側バージスライ
ンの上端より下方に連続させ、脇側バージスラインの上
端は伸縮性布のバック布と連続させると、バージスライ
ンに連続した脇側部分では、伸縮性布のバック布が位置
して脇側部分での伸縮領域が大きくなるため身体へのフ
ィット性が良好となる。即ち、前記従来例で発生してい
た脇部上辺が身体にフイットしない問題が解消できる。
ンの上端より下方に連続させ、脇側バージスラインの上
端は伸縮性布のバック布と連続させると、バージスライ
ンに連続した脇側部分では、伸縮性布のバック布が位置
して脇側部分での伸縮領域が大きくなるため身体へのフ
ィット性が良好となる。即ち、前記従来例で発生してい
た脇部上辺が身体にフイットしない問題が解消できる。
【００１３】上記ボーンの下端点を通る水平線に対し
て、ボーンの傾斜角度は９０゜未満で１０゜以上として
いる（請求項３）。また、好ましくは、上記ボーンは脇
側バージスラインの上端から１ｃｍ〜５ｃｍの範囲に当
接すると共に、上記傾斜角度を５５゜から７５゜として
いる（請求項４）。
て、ボーンの傾斜角度は９０゜未満で１０゜以上として
いる（請求項３）。また、好ましくは、上記ボーンは脇
側バージスラインの上端から１ｃｍ〜５ｃｍの範囲に当
接すると共に、上記傾斜角度を５５゜から７５゜として
いる（請求項４）。
【００１４】即ち、９０゜以上になると斜め支持でなく
なり、突っ支い棒の役割を果たすことができない。ま
た、１０゜以下となるとボーンの上端がバージスライン
の脇側ではなく下端縁に近い位置に接することとなるた
め、ボーンにより脇側のバージスラインを支持する機能
はなくなるため、少なくとも９０゜未満で１０゜以上に
する必要がある。最も突っ支い棒としての役割を果たす
角度は、脇側バージスラインの上端より１ｃｍ〜５ｃｍ
下方にボーンの上端が接して、傾斜角度が５５゜〜７５
゜の範囲であることが種々の実験結果より判明した。
なり、突っ支い棒の役割を果たすことができない。ま
た、１０゜以下となるとボーンの上端がバージスライン
の脇側ではなく下端縁に近い位置に接することとなるた
め、ボーンにより脇側のバージスラインを支持する機能
はなくなるため、少なくとも９０゜未満で１０゜以上に
する必要がある。最も突っ支い棒としての役割を果たす
角度は、脇側バージスラインの上端より１ｃｍ〜５ｃｍ
下方にボーンの上端が接して、傾斜角度が５５゜〜７５
゜の範囲であることが種々の実験結果より判明した。
【００１５】上記ボーンは薄く細い偏平材からなり、樹
脂材、金属材、あるいは固いテープ状布材を用いている
（請求項５）。上記樹脂材あるいは金属材を用いる場合
は布で覆い、あるいは布製の袋に挿入して配置しても良
いし、樹脂材の場合は溶着、縫合して配置しても良い。
上記ボーンとしては、特に、テトロンで折り畳まれた細
い板材からなるテトロンホールドボーン（ＴＦＢ）を用
いることが好ましい。
脂材、金属材、あるいは固いテープ状布材を用いている
（請求項５）。上記樹脂材あるいは金属材を用いる場合
は布で覆い、あるいは布製の袋に挿入して配置しても良
いし、樹脂材の場合は溶着、縫合して配置しても良い。
上記ボーンとしては、特に、テトロンで折り畳まれた細
い板材からなるテトロンホールドボーン（ＴＦＢ）を用
いることが好ましい。
【００１６】即ち、上記ボーンは、剛性を有すると共に
可撓性を有するものであればよい。該ボーンはバック布
の前端縁に予め取り付けておいて、伸縮性を有する前側
の脇布と縫着してもよい。あるいは、前側の脇布の後端
縁に予め取り付けておき、バック布と縫着してもよい。
さらに、布からなる袋に入れておき、該袋の前後両縁を
脇布とバック布にそれぞれ縫着してもよい。
可撓性を有するものであればよい。該ボーンはバック布
の前端縁に予め取り付けておいて、伸縮性を有する前側
の脇布と縫着してもよい。あるいは、前側の脇布の後端
縁に予め取り付けておき、バック布と縫着してもよい。
さらに、布からなる袋に入れておき、該袋の前後両縁を
脇布とバック布にそれぞれ縫着してもよい。
【００１７】バストの下側部外縁にあたる上記バージス
ラインに沿ってワイヤーを配置し、該ワイヤーの取付部
に上記ボーンの取付部が接するようにすることが好まし
い（請求項６）。
ラインに沿ってワイヤーを配置し、該ワイヤーの取付部
に上記ボーンの取付部が接するようにすることが好まし
い（請求項６）。
【００１８】なお、上記ワイヤーに代えて固い布、例え
ばテープ等をバージスラインに配置したノンワイヤーで
もよく、上記テープにボーンの上端が斜め方向から接す
るようにすれば良い。また、バージスラインに沿って必
ずしもワイヤーを配置する必要はなく、伸縮性の低いテ
ープ状の布を配置したノンワイヤーとしても良い。
ばテープ等をバージスラインに配置したノンワイヤーで
もよく、上記テープにボーンの上端が斜め方向から接す
るようにすれば良い。また、バージスラインに沿って必
ずしもワイヤーを配置する必要はなく、伸縮性の低いテ
ープ状の布を配置したノンワイヤーとしても良い。
【００１９】また、カップ布も脇側へのバストの流れを
抑制するため、カップ布の肌側に接する裏面側におい
て、下カップの脇側にエラストマー樹脂を溶着すること
も好ましい（請求項７）。
抑制するため、カップ布の肌側に接する裏面側におい
て、下カップの脇側にエラストマー樹脂を溶着すること
も好ましい（請求項７）。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のブラジ
ャーを図面を参照して詳細に説明する。
ャーを図面を参照して詳細に説明する。
【００２１】図１乃至図４に示す第１実施形態のブラジ
ャーにおいて、１０、１０は左右一対のカップ布、１１
は左右カップ布１０、１０の間に配置して縫着する非伸
縮性の中央支持布、１２、１２は上記中央支持布１１の
左右両端とカップ布１０の脇側バージスラインＬ１に沿
って配置して縫着する非伸縮性の脇布、１３、１３は伸
縮性を有するバック布で、それぞれ脇布１２、１２の背
面側端縁および該脇布の上縁に連続するカップ布１０、
１０の脇側上端縁に沿って取り付けており、左右のバッ
ク布１３と脇布１２との間に斜め傾斜させてボーン１
４、１４を取り付けている。
ャーにおいて、１０、１０は左右一対のカップ布、１１
は左右カップ布１０、１０の間に配置して縫着する非伸
縮性の中央支持布、１２、１２は上記中央支持布１１の
左右両端とカップ布１０の脇側バージスラインＬ１に沿
って配置して縫着する非伸縮性の脇布、１３、１３は伸
縮性を有するバック布で、それぞれ脇布１２、１２の背
面側端縁および該脇布の上縁に連続するカップ布１０、
１０の脇側上端縁に沿って取り付けており、左右のバッ
ク布１３と脇布１２との間に斜め傾斜させてボーン１
４、１４を取り付けている。
【００２２】上記左右カップ布１０のバージスラインＬ
１に沿ってワイヤー１５をテープ１６内に封入した状態
で配置し、上記中央支持布１１、脇布１２、バック布１
３の端縁に沿って縫着し、バージスラインＬ１をまずワ
イヤー１５で保持している。
１に沿ってワイヤー１５をテープ１６内に封入した状態
で配置し、上記中央支持布１１、脇布１２、バック布１
３の端縁に沿って縫着し、バージスラインＬ１をまずワ
イヤー１５で保持している。
【００２３】上記各ボーン１４は、バージスラインＬ１
の脇側上端点Ｐ１より所要寸法下方の点Ｐ２（本実施形
態では上端点Ｐ１から２ｃｍ下方）から、脇布１２およ
びバック布１３が下端縁が連続する下端ラインＬ２に向
かって背面側へ傾斜させている。この傾斜角度は下端ラ
インＬ２に対して５５゜〜７５゜（本実施形態ではサイ
ズに応じて６５゜〜６８°）となるように設定してい
る。
の脇側上端点Ｐ１より所要寸法下方の点Ｐ２（本実施形
態では上端点Ｐ１から２ｃｍ下方）から、脇布１２およ
びバック布１３が下端縁が連続する下端ラインＬ２に向
かって背面側へ傾斜させている。この傾斜角度は下端ラ
インＬ２に対して５５゜〜７５゜（本実施形態ではサイ
ズに応じて６５゜〜６８°）となるように設定してい
る。
【００２４】上記ボーン１４は所要の剛性と撓み性を有
する細幅な偏平材が好ましく、樹脂製、金属製あるいは
テープ等からなる固い布製のいずれでも良いが、本実施
形態ではテトロンで折り畳まれた薄い板状のテトロンホ
ールドボーン（ＴＦＢ）を用いている。該ボーン１４の
幅は本実施形態では０．５ｃｍとしている。ボーン１４
はテープ状の布１７でカバーして、バック布１３の前側
縁の内面に取り付け、該状態で脇布１３と縫着してい
る。該ボーン１４の上端は上記点Ｐ２の位置でバージス
ラインＬ１に沿って配置したワイヤー１５の封入部と当
接あるいは近接させている。
する細幅な偏平材が好ましく、樹脂製、金属製あるいは
テープ等からなる固い布製のいずれでも良いが、本実施
形態ではテトロンで折り畳まれた薄い板状のテトロンホ
ールドボーン（ＴＦＢ）を用いている。該ボーン１４の
幅は本実施形態では０．５ｃｍとしている。ボーン１４
はテープ状の布１７でカバーして、バック布１３の前側
縁の内面に取り付け、該状態で脇布１３と縫着してい
る。該ボーン１４の上端は上記点Ｐ２の位置でバージス
ラインＬ１に沿って配置したワイヤー１５の封入部と当
接あるいは近接させている。
【００２５】上記バック布１３としてはパワーネット等
の伸縮性素材を用いており、該バック布１３の脇側上端
縁を、上記Ｐ１からＰ２の範囲でカップ布１０の脇側外
縁にワイヤー封入部を介して直接的に縫着している。即
ち、バージスラインＬ１の脇側上縁に伸縮性布からなる
バック布１３が直接連続した構成としている。これらバ
ック布１３の各背面側先端には互いに係止する留め具１
８ａ、１８ｂを取り付けている。
の伸縮性素材を用いており、該バック布１３の脇側上端
縁を、上記Ｐ１からＰ２の範囲でカップ布１０の脇側外
縁にワイヤー封入部を介して直接的に縫着している。即
ち、バージスラインＬ１の脇側上縁に伸縮性布からなる
バック布１３が直接連続した構成としている。これらバ
ック布１３の各背面側先端には互いに係止する留め具１
８ａ、１８ｂを取り付けている。
【００２６】左右の各カップ布１０は図１および図４に
示すように上カップ布１０ａと下カップ布１０ｂとから
構成し、これら上カップ布１０ａと下カップ布１０ｂと
は夫々表布と裏布とからなり、下カップ布１０ｂの表布
と裏布との間には脇側部分にエラストマー樹脂１９を溶
着して、バストの脇側への流れを抑制するようにしてい
る。
示すように上カップ布１０ａと下カップ布１０ｂとから
構成し、これら上カップ布１０ａと下カップ布１０ｂと
は夫々表布と裏布とからなり、下カップ布１０ｂの表布
と裏布との間には脇側部分にエラストマー樹脂１９を溶
着して、バストの脇側への流れを抑制するようにしてい
る。
【００２７】さらに、左右カップ布１０の表側に脇側よ
り前端縁の下側部にかけてストレッチレースからなる幅
広の表布２０を縫着し、該表布２０の上端を肩紐２０ａ
となる領域まで延在させ、その先端を伸縮性素材からな
る肩紐２１に連続させている。また、肩紐２１には、バ
ック布１３の上辺およびカップ布１０の上辺に沿って縫
着するゴムテープ２２を連続して縫着している。さら
に、バック布１３の下辺および脇布１２、中央支持布１
１の下辺に沿って連続してゴムテープ２３を縫着してい
る。
り前端縁の下側部にかけてストレッチレースからなる幅
広の表布２０を縫着し、該表布２０の上端を肩紐２０ａ
となる領域まで延在させ、その先端を伸縮性素材からな
る肩紐２１に連続させている。また、肩紐２１には、バ
ック布１３の上辺およびカップ布１０の上辺に沿って縫
着するゴムテープ２２を連続して縫着している。さら
に、バック布１３の下辺および脇布１２、中央支持布１
１の下辺に沿って連続してゴムテープ２３を縫着してい
る。
【００２８】上記構成からなるブラジャーでは、バージ
スラインＬ１の脇側を突っ支い棒となるボーン１４によ
り保持しているため、着用時にバストが脇側へ流れるの
を抑制し、今までになかった安定感を得ることができ
る。さらに、バージスラインＬ１に沿ってワイヤー１５
を配置して、ワイヤー１５によりバストを保持している
ため、該ワイヤー１５の保持に、上記ボーン１４による
保持がプラスされて、バストの脇側への流れを確実に抑
制することができる。
スラインＬ１の脇側を突っ支い棒となるボーン１４によ
り保持しているため、着用時にバストが脇側へ流れるの
を抑制し、今までになかった安定感を得ることができ
る。さらに、バージスラインＬ１に沿ってワイヤー１５
を配置して、ワイヤー１５によりバストを保持している
ため、該ワイヤー１５の保持に、上記ボーン１４による
保持がプラスされて、バストの脇側への流れを確実に抑
制することができる。
【００２９】また、上記ブラジャーでは、バージスライ
ンＬ１の上端点Ｐ１からボーン１４との接合位置の点Ｐ
２までは、伸縮性を有するバック布１３をカップ布１０
に直接接続しているため、脇側の上部においてバック布
１３が身体に密着して、フィット性を高めることができ
る。即ち、従来はカップ布の脇側に非伸縮性の脇布が存
在していたため、脇側におけるフィット性が悪かった
が、本発明のブラジャーでは、上記のように、カップ布
１０の脇側上縁に伸縮性を有するバック布１３を直接接
続して伸縮領域を広げているため、脇側上部でのフィッ
ト性を高めて、従来の問題を解消することができる。
ンＬ１の上端点Ｐ１からボーン１４との接合位置の点Ｐ
２までは、伸縮性を有するバック布１３をカップ布１０
に直接接続しているため、脇側の上部においてバック布
１３が身体に密着して、フィット性を高めることができ
る。即ち、従来はカップ布の脇側に非伸縮性の脇布が存
在していたため、脇側におけるフィット性が悪かった
が、本発明のブラジャーでは、上記のように、カップ布
１０の脇側上縁に伸縮性を有するバック布１３を直接接
続して伸縮領域を広げているため、脇側上部でのフィッ
ト性を高めて、従来の問題を解消することができる。
【００３０】上記のようにカップ布１０の脇側上縁に伸
縮性布からなるバック布１３を直接接続すると、着用時
にバック布１３によりバージスラインＬ１の脇側上端縁
が背面側に引っ張られるが、本発明では、ボーン１４を
取り付けて背面側への引っ張りを抑止しているため、バ
ストをしっかりと支えることができると共に、脇部に伸
縮性布のバック布１３が位置してフィット性が高まる両
方の利点がある。
縮性布からなるバック布１３を直接接続すると、着用時
にバック布１３によりバージスラインＬ１の脇側上端縁
が背面側に引っ張られるが、本発明では、ボーン１４を
取り付けて背面側への引っ張りを抑止しているため、バ
ストをしっかりと支えることができると共に、脇部に伸
縮性布のバック布１３が位置してフィット性が高まる両
方の利点がある。
【００３１】さらに、カップ布１０の脇側にはエラスト
マー樹脂１９を溶着させているため、ソフトな感触でバ
ストが脇側へ流れるのを抑制することができる。このよ
うに、ボーン１４による突っ支い棒でバージスラインＬ
１の脇側を保持すると共に、脇側にエラストマー樹脂１
９を溶着しているため、カップの造形性が優れ、バスト
が脇側に流れることなく安定して保持することができ
る。
マー樹脂１９を溶着させているため、ソフトな感触でバ
ストが脇側へ流れるのを抑制することができる。このよ
うに、ボーン１４による突っ支い棒でバージスラインＬ
１の脇側を保持すると共に、脇側にエラストマー樹脂１
９を溶着しているため、カップの造形性が優れ、バスト
が脇側に流れることなく安定して保持することができ
る。
【００３２】さらにまた、上記ブラジャーではカップ布
１０の表面に幅広で伸縮性を有する表布２０を取り付け
て、バストを下から脇にブッシュアップすると共に肩側
から吊り上げているため、この点からもバストが脇に流
れるのを抑制して安定して保持できる。
１０の表面に幅広で伸縮性を有する表布２０を取り付け
て、バストを下から脇にブッシュアップすると共に肩側
から吊り上げているため、この点からもバストが脇に流
れるのを抑制して安定して保持できる。
【００３３】なお、上記第１実施形態においては、非伸
縮性布からなる中央支持布１１と左右の脇布１２とは別
体としているが、これらを一体の布から形成してもよ
い。また、ボーン１４としてＴＦＢを用いているが、他
の樹脂製、金属製あるいは布製のものを用いてもよい。
さらに、バージスラインに沿ってワイヤーを配置する代
わりに、伸縮性の低いテープ状の布を配置してノンワイ
ヤーとしても良い。
縮性布からなる中央支持布１１と左右の脇布１２とは別
体としているが、これらを一体の布から形成してもよ
い。また、ボーン１４としてＴＦＢを用いているが、他
の樹脂製、金属製あるいは布製のものを用いてもよい。
さらに、バージスラインに沿ってワイヤーを配置する代
わりに、伸縮性の低いテープ状の布を配置してノンワイ
ヤーとしても良い。
【００３４】図５（Ａ）（Ｂ）はボーン１４の取付態様
の変形例を示し、（Ａ）に示す変形例では、ボーン１４
を脇布１２の脇側端縁に予め取り付けた後にバック布１
３と縫着している。また、（Ｂ）に示す変形例ではボー
ン１４を封入した布製袋１７の前後両縁を脇布１２とバ
ック布１３とに縫着して、ボーン１４を介在させてい
る。
の変形例を示し、（Ａ）に示す変形例では、ボーン１４
を脇布１２の脇側端縁に予め取り付けた後にバック布１
３と縫着している。また、（Ｂ）に示す変形例ではボー
ン１４を封入した布製袋１７の前後両縁を脇布１２とバ
ック布１３とに縫着して、ボーン１４を介在させてい
る。
【００３５】図６は第２実施形態を示し、バージスライ
ンＬ１に対するボーン１４の接合点Ｐ２’を第１実施形
態よりも下方とし、バージスラインＬ１の脇側の略中央
位置とし、かつ、傾斜角度を３０゜としている。
ンＬ１に対するボーン１４の接合点Ｐ２’を第１実施形
態よりも下方とし、バージスラインＬ１の脇側の略中央
位置とし、かつ、傾斜角度を３０゜としている。
【００３６】なお、バージスラインＬ１とボーン１４と
の接合点は、図７に示すように、バージスラインＬ１の
上端点Ｐ１より下方で、バージスラインＬ１の下端点Ｐ
３よりも上方の範囲で、かつ、傾斜角度は９０゜未満で
１０゜以上であれば良く、図７中で斜線で示す範囲にボ
ーン１４を傾斜させて取り付ければ、バージスラインＬ
１に対して突っ支い棒の役割を果たすことができる。
の接合点は、図７に示すように、バージスラインＬ１の
上端点Ｐ１より下方で、バージスラインＬ１の下端点Ｐ
３よりも上方の範囲で、かつ、傾斜角度は９０゜未満で
１０゜以上であれば良く、図７中で斜線で示す範囲にボ
ーン１４を傾斜させて取り付ければ、バージスラインＬ
１に対して突っ支い棒の役割を果たすことができる。
【００３７】図８は第３実施形態を示し、肩紐のないス
トラップレスブラジャーである。この場合も、脇部分に
ボーン１４を設け、該ボーン１４の前側縁を非伸縮性の
脇布１２に縫着する一方、後側縁を伸縮性のバック布１
３と縫着し、該バック布１３の上縁をカップ布１０と直
接的に接続し、脇側での伸縮領域を高めて、脇部分での
フィット性を高めている。
トラップレスブラジャーである。この場合も、脇部分に
ボーン１４を設け、該ボーン１４の前側縁を非伸縮性の
脇布１２に縫着する一方、後側縁を伸縮性のバック布１
３と縫着し、該バック布１３の上縁をカップ布１０と直
接的に接続し、脇側での伸縮領域を高めて、脇部分での
フィット性を高めている。
【００３８】図９は第４実施形態を示し、ロングタイプ
ブラジャーである。該ブラジャーでは、他の実施形態と
同様に脇部に斜めのボーン１４を配置すると共に、、バ
ージスラインＬ１の下端点Ｐ４より下辺にかけて別のボ
ーン３０を配置している。
ブラジャーである。該ブラジャーでは、他の実施形態と
同様に脇部に斜めのボーン１４を配置すると共に、、バ
ージスラインＬ１の下端点Ｐ４より下辺にかけて別のボ
ーン３０を配置している。
【００３９】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のブラジャーでは、脇部にバージスラインに対して斜め
下方より支えるボーンを配置して、突っ支い棒の役割を
果たさせているため、バージスラインを安定して保持す
ることができ、その結果、着用時にバストが脇側へ流れ
るのを抑制することができる。このように、ボーンによ
りバージスラインが安定することにより、カップの造形
性を向上させることができる。
のブラジャーでは、脇部にバージスラインに対して斜め
下方より支えるボーンを配置して、突っ支い棒の役割を
果たさせているため、バージスラインを安定して保持す
ることができ、その結果、着用時にバストが脇側へ流れ
るのを抑制することができる。このように、ボーンによ
りバージスラインが安定することにより、カップの造形
性を向上させることができる。
【００４０】また、脇側からボーンによる支えを入れる
ことにより、バージスラインに沿って配置するワイヤー
あるいは伸縮性の低いテープ状の布等による保持力をよ
り強くする必要はなくなり、ソフトな感じで、今までに
なかった安定感を得ることができる。
ことにより、バージスラインに沿って配置するワイヤー
あるいは伸縮性の低いテープ状の布等による保持力をよ
り強くする必要はなくなり、ソフトな感じで、今までに
なかった安定感を得ることができる。
【００４１】さらに、ボーンより上部のカップ布の脇側
上側縁を伸縮性を有するバック布と直接的に接続した構
成とすると、カップ布と連続した脇部の上縁を身体に密
着させることができ、脇部でのフィット性を高めること
ができる。このように、脇部をフィットさせた状態でカ
ップをしっかりと安定して保持することができる特有の
効果を有するものである。
上側縁を伸縮性を有するバック布と直接的に接続した構
成とすると、カップ布と連続した脇部の上縁を身体に密
着させることができ、脇部でのフィット性を高めること
ができる。このように、脇部をフィットさせた状態でカ
ップをしっかりと安定して保持することができる特有の
効果を有するものである。
【図１】 本発明の第１実施形態のブラジャーの斜視図
である。
である。
【図２】 第１実施形態のブラジャーの背面図である。
【図３】 （Ａ）（Ｂ）は第１実施形態のブラジャーの
ボーンの取付態様を示す概略図である。
ボーンの取付態様を示す概略図である。
【図４】 第１実施形態のカップ布の概略パターン図で
ある。
ある。
【図５】 （Ａ）（Ｂ）はブラジャーに取り付けるボー
ンの取付例の変形例を示す概略図である。
ンの取付例の変形例を示す概略図である。
【図６】 第２実施形態のブラジャーの要部概略図であ
る。
る。
【図７】 ボーンの取付範囲を示す説明図である。
【図８】 第３実施形態のブラジャーの概略正面図であ
る。
る。
【図９】 第４実施形態のブラジャーの概略正面図であ
る。
る。
【図１０】 従来のブラジャーの斜視図である。
【図１１】 従来のブラジャーの斜視図である。
１０ カップ布 １１ 中央支持布 １２ 脇布 １３ バック布 １４ ボーン １５ ワイヤー Ｌ１ バージスライン Ｐ１ バージスラインの脇側上端点 Ｐ２ ボーンの上端点 Ｐ３ バージスラインの下端点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A41C 3/10 - 3/14
Claims (7)
- 【請求項１】 バージスラインの脇側上端より下方でバ
ージスラインの下端点よりも脇側の間で、バージスライ
ンに一端が接すると共に、該一端より背面側に向かって
下方傾斜するボーンを設けていることを特徴とするブラ
ジャー。 - 【請求項２】 上記ボーンの前側縁とバージスラインの
下側縁に沿って非伸縮性布からなる脇布を取り付けると
共に、該ボーンの背面側縁および該ボーンとの接合位置
より上方のカップ布のバージスラインに沿って伸縮性布
からなるバック布を取り付けている請求項２に記載のブ
ラジャー。 - 【請求項３】 上記ボーンの下端点を通る水平線に対し
て、ボーンの傾斜角度は９０゜未満で１０゜以上として
いる請求項１または請求項２に記載のブラジャー。 - 【請求項４】 上記ボーンは脇側バージスラインの上端
から１ｃｍ〜５ｃｍの範囲に当接すると共に、上記傾斜
角度を５５゜から７５゜としている請求項３に記載のブ
ラジャー。 - 【請求項５】 上記ボーンは薄く細い偏平材からなり、
樹脂材、金属材、あるいは固いテープ状布材からなる請
求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載のブラジャ
ー。 - 【請求項６】 バストの下側部外縁にあたる上記バージ
スラインに沿ってワイヤーを配置し、該ワイヤーの取付
部に上記ボーンの取付部が接するようにしている請求項
１乃至請求項５のいずれか１項に記載のブラジャー。 - 【請求項７】 上記カップ布の表布と裏布との間の脇側
部にエラストマー樹脂を溶着している請求項１乃至請求
項６のいずれか１項に記載のブラジャー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09745297A JP3205524B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ブラジャー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09745297A JP3205524B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ブラジャー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292208A JPH10292208A (ja) | 1998-11-04 |
| JP3205524B2 true JP3205524B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=14192709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09745297A Expired - Lifetime JP3205524B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ブラジャー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3205524B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3686812B2 (ja) * | 2000-03-09 | 2005-08-24 | 株式会社ワコール | カップ部を有する衣類 |
| JP4377105B2 (ja) * | 2002-04-22 | 2009-12-02 | 株式会社ワコール | カップ付き女性用衣類 |
| CN1993063B (zh) * | 2004-08-20 | 2010-04-21 | 郡是株式会社 | 女性用衣服及其制法 |
| WO2006106820A1 (ja) * | 2005-04-04 | 2006-10-12 | Yugenkaisha Chouryu | ブラジャー等の乳房カップ部を有する衣類 |
| GB2434963A (en) * | 2006-01-16 | 2007-08-15 | Courtaulds Textiles | A brassiere |
| JP5281621B2 (ja) * | 2010-09-01 | 2013-09-04 | 株式会社ルシアン | カップ付き衣類 |
| JP6171491B2 (ja) | 2013-03-29 | 2017-08-02 | 株式会社ワコール | カップ部を有する衣類 |
| JP6427943B2 (ja) * | 2014-05-01 | 2018-11-28 | 株式会社ワコール | カップ部を有する衣類 |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP09745297A patent/JP3205524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10292208A (ja) | 1998-11-04 |
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