JP3683277B2 - 磁気書込ヘッドを具える装置、及び容量性フィードフォワード補償付き書込増幅器 - Google Patents

磁気書込ヘッドを具える装置、及び容量性フィードフォワード補償付き書込増幅器 Download PDF

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Description

本発明は、情報を磁気記録担体に記録する書込ヘッドと、書込増幅器とを具え、該増幅器が、
情報信号を表す互いに反対極性の信号を受信する第1信号端子及び第2信号端子と、
書込ヘッドに結合され、書込ヘッドを情報信号に応答して駆動する第1書込端子及び第2書込端子と、
書込増幅器用電源電圧を接続するための第1電源端子及び第2電源端子と、
第1電流入力端子、第1書込端子に結合された第1電流出力端子及び第1電源端子に接続された第1共通電流端子を有する第1カレントミラーと、
第2電流入力端子、第2書込端子に結合された第2電流出力端子及び第1電源端子に接続された第2共通電流端子を有する第2カレントミラーと、
情報信号の第1の値に対し第1電流出力端子と第2電源端子との間の第1書込端子及び第2書込端子を経る第1電流路を経て電流を流し、情報信号の第2の値に対し第2電流出力端子と第2電源端子との間の第2書込端子及び第1書込端子を経る第2電流路を経て電流を流しうる電流スイッチング手段と、
を具えた、情報信号を磁気記録担体に記録する装置に関するものである。
本発明は、このような装置用の書込増幅器にも関するものである。
このような装置及び書込増幅器は米国特許第5,282,094号の図1から既知である。誘導性書込ヘッドを有する書込増幅器は特にディジタル情報信号記憶用のハードディスクドライブに使用され、書込ヘッドを流れる書込電流の極性が情報信号のビットパターンに応答して逆転される。ハードディスクドライブの記憶容量は常にこれを増大する傾向にある。また、増大するデータを記憶するのに必要とされる時間を最小にするために、常にビットレートを増大させてデータ転送を高速化する傾向にある。これは、書込電流のますます高速の極性逆転を必要とする。この場合に生ずる問題は、書込電流が書込ヘッドだけでなく第1及び第2書込端子に存在する寄生キャパシタンスも経て流れる点にある。これらの寄生キャパシタンスは書込増幅器の内部キャパシタンス、書込ヘッド自体の寄生キャパシタンス及び書込ヘッドを書込増幅器の第1及び第2書込端子に接続するワイヤの配線キャパシタンスにより生ずる。書込ヘッドを流れる書込電流が高いビットレートで歪み、その結果として記録担体への記録が不正確になる。
本発明の目的は高ビットレートにおける情報記憶の精度を向上させることにある。この目的のために、本発明は、頭書に記載したタイプの装置において、書込増幅器が、更に、
情報信号に応答して第1電流路を流れる電流の向きに対応する向きを有する容量性電流を第1電流入力端子に付加する第1補償手段、及び
情報信号に応答して第2電流路を流れる電流の向きに対応する向きを有する容量性電流を第2電流入力端子に付加する第2補償手段、
のうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする。
信号遷移中に、第1及び第2補償手段が容量性電荷をカレントミラーを介して書込端子に供給する。これらの追加の容量性電流は寄生キャパシタンスを経て流れる容量性電流を補償し、従って書込ヘッドのスルーレートを向上する。この補償はフィードフォワードに基づくため、過補償はオーバシュートを生ずるのみで、不安定状態にならない。
本発明の一実施例では、フィードフォワード補償を達成するために、第1補償手段が第1電流入力端子と第2信号端子との間に挿入された第1フィードフォワードキャパシタを具え、第2補償手段が第2電流入力端子と第1信号端子との間に挿入された第2フィードフォワードキャパシタを具えることを特徴とする。最適な効果を得るために、これらのキャパシタは2個1組で使用し、即ち第1キャパシタを第2キャパシタとともに使用して装置(回路)の対称性を妨げないようにするのが好ましい。
既知の装置では、書込ヘッドを流れる電流の極性反転は、書込端子の一方と第2電源端子との間に低インピーダンス接続を設定する電流スイッチング手段により実行されている。このとき、他方の書込端子は第1又は第2カレントミラーの高インピーダンス電流出力端子に接続される。その結果として、書込ヘッドの両端間のコモンモード電圧が固定値にならず、情報信号の先行ビットパターンの1の数又は0の数に依存する。従って、次のビット変化がその直前のコモンモード電圧により影響され、ビットパターンに依存する信号歪みを発生しうる。更に、変動するコモンモード電圧は他の感知回路へのクロストークを発生しうる。これらの問題は記録すべき情報信号のビットレートを制限する。高ビットレート用に好適な構造の書込増幅器を有する本発明の実施例では、電圧スイッチング手段が、
第3電流入力端子、第1書込端子に結合された第3電流出力端子及び第2電源端子に接続された第3共通電流端子を有する第3カレントミラーと、
第4電流入力端子、第2書込端子に結合された第4電流出力端子及び第2電源端子に接続された第4共通電流端子を有する第4カレントミラーと、
第1電流入力端子と第4電流入力端子との間に接続され、情報信号の第1の値に対し第1電流を供給する第1スイッチング電流源と、
第2電流入力端子と第3電流入力端子との間に接続され、情報信号の第2の値に対し第2電流を供給する第2スイッチング電流源と、
を具えることを特徴とする。
この場合には書込ヘッドは4つのカレントミラーの高インピーダンス出力端子間に接続され、これらのカレントミラーがスイッチング電流源により一時に2つづつターンオンされる。第1スイッチング電流源が導通すると、電流が第1電源端子から書込ヘッドを経て第2電源端子へ、第1及び第4カレントミラーを介して流れる。第2スイッチング電流源が導通すると、反対方向電流が第1電源端子から書込ヘッドを経て第2電源端子へ、第2及び第3カレントミラーを介して流れる。書込ヘッドは4つのカレントミラーの高インピーダンス電流出力端子間に接続されるため、コモンモード電圧を追加の手段により所要の如く固定することができ、好ましくは電源電圧の半分の値に固定することができ、且つビットパターンと無関係にすることができる。この場合、カレントミラーは書込ヘッド電圧のピーク中に飽和するだけであり、書込増幅器の出力トランジスタの過飽和を阻止するためにクランプ回路を必要としない。
必要に応じ、第3及び第4カレントミラーも寄生キャパシタのフィードフォワード補償に使用することができ、この目的のために、本発明の装置においては、書込増幅器が、更に、第3電流入力端子と第2信号端子との間に挿入された第3フィードフォワードキャパシタと、第4電流入力端子と第1信号端子との間に挿入された第4フィードフォワードキャパシタとを具えることを特徴とする。
4つのフィードフォワードキャパシタは第1及び第2信号端子における情報信号により駆動される必要がある。情報信号源の容量性負荷を低減するために、本発明装置の実施例では、書込増幅器が、更に、
各々制御電極、第1主電極及び第2主電極を有する第1導電型の第1、第2、第3及び第4駆動トランジスタを具え、第1及び第2トランジスタの制御電極を第1信号端子に結合するとともに、第3及び第4トランジスタの制御電極が第2信号端子に結合し、
各々制御電極、第1主電極及び第2主電極を有する第2導電型の第5、第6、第7及び第8トランジスタを具え、
第1及び第2バイアス電流源を具え、第5及び第6トランジスタの制御電極及び第5トランジスタの第2主電極を第1バイアス電流源を経て第2電源端子に結合するとともに、第7及び第8トランジスタの制御電極及び第8トランジスタの第2主電極を第2バイアス電流源を経て第2電源端子に結合し、
第1トランジスタの第1主電極を第5トランジスタの第1主電極に、第2トランジスタの第1主電極を第6トランジスタの第1主電極に、第3トランジスタの第1主電極を第7トランジスタの第1主電極に、第4トランジスタの第1主電極を第8トランジスタの第1主電極にそれぞれ結合する第1、第2、第3及び第4結合抵抗を具え、
第2トランジスタの第1主電極を第7トランジスタの第1主電極に結合する第1キャパシタ及び第3トランジスタの第1主電極を第6トランジスタの第1主電極に結合する第2キャパシタを具え、
第1及び第4トランジスタの第2主電極を第1電源端子に結合し、第2、第3、第6及び第7トランジスタの第2主電極を第1電流入力端子、第2電流入力端子、第3電流入力端子及び第4電流入力端子にそれぞれ結合したことを特徴とする。
この装置は情報信号をバッファし、完全に平衡であり、且つ4つのフィードフォワードキャパシタの代わりに2つのフィードフォワードキャパシタを使用するのみである。
4つのカレントミラーは任意の適当なタイプのものとすることができる。書込増幅器の最大スイングを得るために、本発明装置の好適実施例では、第3カレントミラー及び第4カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第3及び第4電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第2電源端子に結合された第1主電極を有する第1導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2電源端子に結合された第1主電極及び第3及び第4電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第1導電型の出力トランジスタとを具え、且つ
第1カレントミラー及び第2カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第1及び第2電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第1電源端子に結合された第1主電極を有する第2導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の出力トランジスタとを具えることを特徴とする。
このように構成されたカレントミラーは最小の電圧損失を生じ、出力スイングをほぼ電源電圧まで増大しうる。更に、これらのカレントミラーは電流伝達機能が基本的に単極性であるため、波形の追加のリンギングを発生することはない。リンギングはシンボル間妨害を導きうる。
これらのトランジスタはバイポーラトランジスタ又はユニポーラMOSトランジスタとすることができる。前記の制御電極、第1主電極及び第2主電極はバイポーラトランジスタに対してはベース、エミッタ及びコレクタにそれぞれ対応し、ユニポーラトランジスタに対してはゲート、ソース及びドレインにそれぞれ対応する。
この実施例では、更に、第1及び第2カレントミラーの入力トランジスタ及び出力トランジスタの第1主電極を抵抗を経て第1電源端子に接続し、且つ第3及び第4カレントミラーの入力トランジスタ及び主力トランジスタの第1主電極を抵抗を経て第2電源端子に接続する。
これらの抵抗はカレントミラートランジスタ間の良好なマッチングを与え、温度安定性を改善する。
コモンモード制御回路を具える本発明装置の第1の実施例では、書込増幅器が、更に、
第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗、第1電源端子と第1ノードとの間に接続された第3抵抗、及び第2電源端子と第1ノードとの間に接続された第4抵抗を具えることを特徴とする。
第1及び第2抵抗は書込ヘッドの両端間に直列に配置され、書込ヘッドに対する減衰抵抗も構成する。書込ヘッド両端間のコモンモード電圧は第1及び第2抵抗の中心タップを構成する第1ノードの電圧に等しく、電源の両端間に配置された第3及び第4抵抗を具える簡単な分圧器により固定される。分圧器のインピーダンスが低いほどコモンモード電圧の固定が向上する。しかし、分圧器の電力消費が増大するため、インピーダンスを低くしすぎてはならない。
電力消費を低減するために、コモンモード制御回路を具える本発明装置の第2の実施例では、書込増幅器が、更に、第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗と、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗と、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第1電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1トランジスタと、第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第1導電型の第2トランジスタと、第1電源端子と第2トランジスタの第2主電極との間に接続された第3抵抗と、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第2電流入力端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第3トランジスタと、第3トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第2導電型の第4トランジスタと、第2電源端子と第4トランジスタの第2主電極との間に接続された第4抵抗とを具えることを特徴とする。
第1及び第2トランジスタはA/B級で動作し、第1ノードに低インピーダンスを発生し、この低インピーダンスは比較的大きな第3及び第4抵抗で実現することができる。
4つのカレントミラーのうちの2つのみが同時に動作する。カレントミラーのターンオンは、零入力電流が4つのカレントミラーを経て流れるようにすることにより高速化することができる。この場合には、カレントミラー内の漂遊容量を充放電する必要がない。コモンモード制御回路を具えた本発明装置の第3の実施例では、書込増幅器が、更に、第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗と、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗と、第1書込端子と第2ノードとの間に接続された第3抵抗と、第2ノードと第2書込端子との間に接続された第4抵抗と、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1トランジスタと、第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第1導電型の第2トランジスタと、第1電源端子と第2トランジスタの第2主電極との間に接続された第5抵抗と、第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第2電源端子に結合された第2電極を有する第1導電型の第3トランジスタと、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第3電流入力端子及び第4電流入力端子の一方に結合された第2主電極を有する第2導電型の第4トランジスタと、第4トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第2導電型の第5トランジスタと、第2電源端子と第5トランジスタの第2主電極との間に接続された第6抵抗と、第4トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2ノードに接続された第1主電極及び第3電流入力端子及び第4電流入力端子の他方に結合された第2主電極を有する第2導電型の第6トランジスタとを具えることを特徴とする。
この実施例はコモンモード制御回路と4つのカレントミラーの零入力電流設定回路とを有利に組み合わせたものである。この場合には、第1及び第2ノードに接続された4つのトランジスタを流れるバイアス電流が電源端子に排出されないで4つのカレントミラーのそれぞれの電流に流入し、これらのカレントミラーの零入力電流として作用する。減衰抵抗が第1及び第2ノードに中心タップを有する2つの抵抗の2つの直列接続からなる。これらのカレントミラーはコモンモード信号に対しては減衰抵抗の見かけの抵抗値をカレントミラーの電流利得により決まる係数だけ低減する。個々の直列接続が、第1ノードにエミッタが接続された第1及び第4トランジスタ及び第2ノードにエミッタが接続された第3及び第6トランジスタに対しエミッタ減退抵抗として作用する。これにより、第1及び第4トランジスタ間及び第3及び第6トランジスタ間の存在しうるミスマッチの影響が低減される。他の実施例では、第2ノードを第1ノードに接続する。
上述の第1及び第2スイッチング電流源は、書込ヘッドに電流をどの方向にどのくらい流すか決定する。この点に関し、本発明装置の実施例では、第1及び第2スイッチング電流源が、第3ノードに接続された制御電極、第1主電極及び第1電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第7トランジスタと、第7トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第8トランジスタと、第4ノードに接続された制御電極、第7トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第4電流入力端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第9トランジスタと、第8トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第4ノードに接続された制御電極及び第2主電極を有する第2導電型のダイオード接続の第10トランジスタと、第4ノードに結合され該ノードにバイアス電流を供給するバイアス電流源と、第5ノードに接続された制御電極、第1主電極及び第2電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第11トランジスタと、第11トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第12トランジスタと、第4ノードに接続された制御電極、第11トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第3電流入力端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第13トランジスタとを具えることを特徴とする。
バイアス電流源は書込ヘッドを流れる書込電流の大きさを決定する。バイアス電流は情報信号の値に依存して第8トランジスタ又は第12トランジスタを経て電源へ流出する。第7、第9及び第10トランジスタが第8トランジスタとともにトランスリニアループを構成し、第11、第13及び第10トランジスタが第12トランジスタとともにトランスリニアループを構成する。この場合、第8トランジスタ又は第12トランジスタが導通すると、第1電流入力端子から第7及び第9トランジスタを経て第3電流入力端子へ流れる、又は第2電流入力端子から第4電流入力端子へ流れる増幅電流が生ずる。必要に応じ適当なバイアスを介して供給される第3及び第5ノードの情報信号の直流レベルは電流入力端子の直流レベルから完全に絶縁される。従って、上述のスイッチング電流源は浮動スイッチング電流源を構成し、そのスイッチング信号の直流レベルを自由に選択することができる。
情報信号用のバッファはエミッタホロワ又はソースホロワとすることができる。これらのホロワのための零入力電流供給はスイッチング電流源のための電流供給と有利に組み合わせることができる。この目的のために、本発明装置の実施例では、第1及び第2スイッチング電流源が、更に、情報信号を受信する制御電極、第3ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第14トランジスタと、情報信号を受信する制御電極、第5ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第15トランジスタと、第8トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第8トランジスタの第1主電極に接続された第1電極及び第5ノードに結合された第2主電極を有する第1導電型の第16トランジスタと、第12トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第12トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第3ノードに結合された第2主電極を有する第1導電型の第17トランジスタとを具え、第8トランジスタの第2主電極を第3ノードに接続し、第12トランジスタの第2主電極を第5ノードに接続したことを特徴とする。
第14及び第15トランジスタは信号ホロワとして動作し、情報信号をバッファする。これらのトランジスタを流れる電流はそれぞれ第8及び第12トランジスタを経て第4ノードへと流れる。第16及び第17トランジスタは、バイアス電流源からのバイアス電流の一方の半分を一方の信号ホロワに流し、他方の半分を他方の信号ホロワに流すように作用する。
電流スイッチング手段は他の態様、例えば前述の米国特許第5,282,094号の図1から既知の態様に構成することもできる。この目的のために、本発明装置の実施例では、電流スイッチング手段が、
第1導電型の第1及び第2差動対トランジスタを具え、それらの第1主電極がバイアス電流源からの電流を受信するよう結合され、それらの制御電極が情報信号を受信するよう接続され、それらの第2主電極がそれぞれ第1電流入力端子及び第2電流入力端子に結合された差動対と、
第2電源端子と第2カレントミラーの他の第2電流出力端子との間に接続された第1電流感知抵抗、及び第2電源端子と第1カレントミラーの他の第1電流出力端子との間に接続された第2電流感知抵抗と、
第1電流感知抵抗の両端に接続された制御電極及び第1主電極及び第1電流出力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1プルダウントランジスタ、及び第2電流感知抵抗の両端に接続された制御電極及び第1主電極及び第2電流出力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第2プルダウントランジスタとを具えることを特徴とする。
2つのカレントミラーの一つの駆動が2つの電流感知抵抗の一つを流れる電流により検出される。関連する電流感知抵抗の両端間の電圧が関連するプルダウントランジスタをターンオンして書込端子の一つを負電源端子に接続する。
2つのカレントミラーは任意の適当なタイプのものとすることができる。書込増幅器の最大出力スイングを得るために、本発明装置の好適実施例では、第1カレントミラー及び第2カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第1及び第2電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第1電源端子に結合された第1主電極を有する第2導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の出力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び他の第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の他の出力トランジスタとを具えることを特徴とする。
このように実現されたカレントミラーは最小の電圧損失を生じ、出力スイングをほぼ電源電圧まで増大させることができる。
容量性フィードフォワード電流補償技術に加えて、寄生キャパシタンスの悪影響を補償するために帰還中和補償を用いることもできる。この目的のために、本発明装置の実施例では、書込増幅器が、第1電流入力端子と第2電流出力端子との間に接続された第1キャパシタ及び第2電流入力端子と第1電流出力端子との間に接続された第2キャパシタのうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする。
第1及び第2キャパシタは第1及び第2カレントミラーを介して第1及び第2書込端子に反対極性の容量性接続を注入して寄生キャパシタンスを中和する。最適な効果を得るには、これらのキャパシタを2個1組で使用し、即ち第1キャパシタを第2キャパシタとともに使用して装置(回路)の対称性を妨げないようにするのが好ましい。
必要に応じ、第3及び第4カレントミラーを寄生キャパシタの中和のために使用することもできる。この目的のために、本発明装置では、更に、書込増幅器が、第3電流入力端子と第4電流出力端子との間に接続された第3キャパシタ及び第4電流入力端子と第3電流出力端子との間に接続された第4キャパシタのうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする。
本発明のこれらの特徴及び他の特徴は図面を参照して以下に詳細に説明する。図面において、
図1は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の一実施例のブロック図を示し、
図2は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の一実施例の回路図を示し、
図3は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の一実施例の回路図を示し、
図4は本発明装置に使用するコモンモード回路の第1の例を示し、
図5は本発明装置に使用するコモンモード回路の第2の例を示し、
図6は第3の例のコモンモード回路を含む、情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の一実施例の回路図を示し、
図7は本発明装置に使用するコモンモード回路の他の例を示し、
図8は本発明装置に使用するスイッチング電流源の第1実施例を示し、
図9は本発明装置に使用するスイッチング電流源の第2実施例を示し、
図10は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の一実施例の回路図を示し、
図11は図10に示す装置に使用するカレントミラーを示し、
図12は本発明装置に使用する平衡容量性フィードフォワード回路を示し、
図13は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の他の実施例のブロック図を示す。
これらの図において、同一の素子は同一の符号で示されている。
図1は情報信号を磁気記録担体に記録する本発明装置の基本構造を示す。この装置は、情報を記録担体(図示せず)に記録する書込ヘッド2と、書込ヘッド2を第1信号端子1及び第2信号端子3に存在する情報信号に応答して駆動する書込増幅器4とを具える。書込増幅器は、第1書込端子6及び第2書込端子8を有し、これらの端子は書込ヘッド2に結合され、書込電流を供給する。第1電源端子10及び第2電源端子12が書込増幅器用の電源電圧を接続する。本例では、第2電源端子12を信号接地する。増幅器4は、第1電流入力端子16、第1書込端子6に結合された第1電流出力端子18及び第1電源端子10に接続された第1共通電流端子20を有する第1カレントミラー14と、第2電流入力端子24、第2書込端子8に結合された第2電流出力端子26及び第1電源端子10に接続された第2共通電流端子28を有する第2カレントミラー22と、第3電流入力端子32、第1書込端子6に結合された第3電流出力端子34及び第2電源端子12に接続された第3共通電流端子36を有する第3カレントミラー30と、第4電流入力端子40、第2書込端子8に結合された第4電流出力端子42及び第2電源端子12に接続された第4共通電流端子44を有する第4カレントミラー38とを具える。第1スイッチング電流源46を第1電流入力端子16と第4電流入力端子40との間に接続する。この第1スイッチング電流源は信号端子1における情報信号Uiの第1の値に対し第1電流を供給し、情報信号Uiの第2の値に対し零電流を供給する。情報信号Uiは、例えばディスクドライブ又は他の磁気記憶媒体用の2進データ信号とすることができる。第2スイッチング電流源48を第2電流入力端子24と第3電流入力端子32との間に接続する。第2スイッチング電流源48は第2信号端子3の逆極性情報信号NUiを受信し、第1電流が零である場合に第2電流を供給し、第1電流が零でないとき零になる。
第1スイッチング電流源46がターンオンすると、第1電源端子10から、カレントミラー14の第1電流入力端子16及び第4カレントミラー38の第4電流入力端子40を経て第2電源端子12へ電流が流れる。このとき、そのM倍の電流が第1カレントミラー14の第1電流出力端子18から同一方向に、第1書込端子6、書込ヘッド2及び第2書込端子8を経て第4カレントミラー38の第4電流出力端子42へ流れる。ここで、Mはカレントミラー14、22、30、38の電流比である。第2スイッチング電流源48はターンオフするため、第2カレントミラー22及び第3カレントミラー30は不作動である。この場合には、書込電流が第1端子6から書込ヘッド2を経て第2書込端子8へ流れる。
第1スイッチング電流源46がターンオフし、第2スイッチング電流源48がターンオンすると、第2カレントミラー22及び第3カレントミラー30が動作し、他の2つのカレントミラー14及び38が不作動になる。この場合には、書込電流は上記の場合と逆方向に、第2書込端子8から書込ヘッド2を経て書込端子6へ流れる。第1スイッチング電流源46の第1電流及び第2スイッチング電流源48の第2電流は、これらのカレントミラーの電流比が等しい場合に両方向に等しい書込電流が得られるように、互いに等しくする必要があること明らかである。
図2は、第1カレントミラー14及び第2カレントミラー22がバイポーラPNPトランジスタからなり、第3カレントミラー30及び第4カレントミラー38がバイポーラNPNトランジスタからなる実施例を示す。しかし、上述の、及び後述の装置においてはバイポーラトランジスタを全部又は部分的にユニポーラMOSトランジスタと置き換えることができる。制御電極、第1主電極及び第2主電極は、バイポーラトランジスタに対してはバイポーラ、エミッタ及びコレクタにそれぞれ対応し、ユニポーラトランジスタに対してはゲート、ソース及びドレインにそれぞれ対応する。第1カレントミラー14は、そのエミッタが図3に示すようにオプションエミッタ抵抗Rip1を経て第1共通電流端子20に接続され、そのコレクタが第1電流入力端子16に接続されたダイオード接続PNP入力トランジスタTip1と、そのベースが入力トランジスタTip1のベースに接続され、そのエミッタが図3に示すようにオプションエミッタ抵抗Rop1を経て第1共通電流端子20に接続され、そのコレクタが第1電流出力端子18に接続されたPNP出力トランジスタTop1を具える。オプションエミッタ抵抗はカレントミラーのトランジスタの整合を改善し、熱安定性を増大する。第2カレントミラー22も同様に2つのNPNトランジスタ及びオプションエミッタ抵抗を具え、それぞれのトランジスタの電極がカレントミラーの対応する端子に接続されている。
図2にはいくつかの寄生キャパシタンス、即ちPNP出力トランジスタTop1及びTop2のコレクタとウエルとの間の値Ccwpを有するキャパシタンス、NPN出力トランジスタTon3及びTon4のコレクタと基板との間の値Ccsnを有するキャパシタンス、PNP出力トランジスタTop1及びTop2のコレクタとベースとの間の値Ccbpを有するキャパシタンス、NPN出力トランジスタTon3及びTon4のコレクタとベースとの間の値Ccbnを有するキャパシタンスも示す。寄生キャパシタンスCp1が第1書込端子6に存在するとともに、寄生キャパシタンスCp2が第2書込端子8に存在する。これらの全ての寄生キャパシタンスが書込端子6及び8を流れる書込電流に影響を及ぼす。即ち、高周波数において書込電流が書込ヘッドの代わりに寄生キャパシタンスを経て流れる。この影響は書込電流のビットレートを制限する。寄生キャパシタンスのこの悪影響を低減又は除去するために、第1容量性フィードフォワードキャパシタ170を第2信号端子3と第1電流入力端子16との間に挿入し、第2容量性フィードフォワードキャパシタ172を第2電流入力端子24と第1信号端子1との間に挿入し、第3容量性フィードフォワードキャパシタ174を第3電流入力端子と第2信号端子との間に挿入し、第4容量性フィードフォワードキャパシタ176を第4電流入力端子と第1信号端子との間に挿入する。情報信号の遷移中に、容量性電荷が信号端子1及び3から電流入力端子16、24、32及び40に順方向に供給され、増倍され、書込端子6及び8を流れる全電流に加算される。この追加の容量性電流が寄生キャパシタンスを流れる容量性電流を補償し、書込ヘッド2を流れる電流のスルーレートを向上させる。この補償はフィードフォワードシステムに基づくものであり、このシステムは過補償の場合にも無条件に安定である。この補償は、過補償の場合に発振を起こし易いフィードバック補償システムと異なり、オーバシュートが大きくなるが不安定になることはない。
第1信号端子1の情報信号が高電位になると、第1スイッチング電流源46が電流を第1電流入力端子16から第4電流入力端子40へ流す。そのM倍の電流が第1書込端子6から書込ヘッド2を経て第2書込端子8へ流れる。第2信号端子3における逆信号遷移が第1フィードフォワードキャパシタ170を経る容量性電流を電流入力端子16に発生し、この容量性電流は第1スイッチング電流源46により発生される電流と同一の方向を有する。同様の効果が他の3つの電流入力端子24、32及び40において発生する。従って、これらの補償容量性電流は、例えば第1及び第2書込端子6及び8における寄生キャパシタCcp1及びCcp2を流れる容量性電流と同一の方向を有する。
補償効果は一つのフィードフォワードキャパシタで既に得られること明らかである。しかし、回路の対称性を維持するとともにコモンモード制御回路の不必要な負荷を避けるために、2対のフィードフォワードキャパシタを使用するのが好ましい。
更に、図では、一例として、スイッチング電流源46は信号端子1の信号Uiが比較的高電位のときスイッチオンし、信号Uiが比較的低電位のときスイッチオフするが、この目的のために逆極性の入力信号を必要とするスイッチング電流源を使用することもできる。同じことが第2スイッチング電流源48にも言える。この場合には、第1及び第3フィードフォワードキャパシタンス170及び174を第1信号端子1に接続し、第2及び第4フィードフォワードキャパシタンス172及び176を第2信号端子3に接続する必要がある。
書込ヘッド2のコモンモード電圧は完全に不確定であり、且つ記録すべき情報信号のデータパターンに従って変動しうる。これは望ましくない。コモンモード電圧は好ましくは使用可能出力スイング間の中間に位置させるべきであり、且つ記録すべき信号の信号内容に無関係にすべきである。書込ヘッド2はもっぱらカレントミラーの高インピーダンス出力端子間に配置されるため、コモンモード電圧はコモンモード回路で固定することができる。
図4は簡単なコモンモード回路を示す。第1書込端子6と第1ノード52との間に接続された第1抵抗50、第1ノード52と第2書込端子8との間に接続された第2抵抗54、第1電源端子10と第1ノード52との間に接続された第3抵抗56、及び第2電源端子12と第1ノード52との間に接続されたぢ4抵抗58の直列接続を書込ヘッドと並列に配置する。抵抗50及び54は書込ヘッドの減衰抵抗としても機能する。第1ノード52におけるインピーダンスは抵抗56及び58により決まる。コモンモード電圧の正しい固定のためには最小インピーダンスが望ましい。しかし、抵抗56及び58の抵抗値はこれらの抵抗を流れる電流の増大のために任意に小さく選択することはできない。
図5はこの問題を緩和したコモンモード回路を示す。この回路も第1書込端子6と第1ノード62との間に接続された第1抵抗64と、第1ノード62と第2書込端子8との間に接続された第2抵抗64を具え、更に、そのエミッタが第1ノード62に接続され、そのコレクタが第1電源端子10に結合された第1NPNトランジスタ66と、そのベースが第1NPNトランジスタ66のベースに接続されたダイオード接続の第2NPNトランジスタ68と、第1電源端子10と第2NPNトランジスタ68のコレクタとの間に接続された第3抵抗70と、そのエミッタが第1ノード62に接続され、そのコレクタが第2電源端子12に結合された第1PNPトランジスタ72と、そのベースが第1PNPトランジスタ72のベースに接続されたダイオード接続の第2PNPトランジスタ74と、第2電源端子12と第2PNPトランジスタ74のコレクタとの間に接続された第4抵抗76とを具える。
この回路はA/B級で動作する。第1ノード62において見ると、インピーダンスは低く、コモンモード電圧の正しい固定を提供する。A/B級動作により小さい零入力電流を得ることができるとともに、第1NPNトランジスタ66又は第1PNPトランジスタ72により大きい最大電流を供給することができる。実効コモンモード抵抗はRd/4であり、両抵抗60及び抵抗64の抵抗値はRd/2である。従って、書込ヘッド2の両端間の総合減衰抵抗値はRdになる。
図1及び図2に示す回路配置内のカレントミラーのスイッチング速度を向上させるためには、カレントミラーに零入力電流を設定するのが望ましい。この零入力電流設定回路とコモンモード回路は有利に組み合わせることができる。書込増幅器4はここでも4つのカレントミラー13、22、20及び38と、書込ヘッド2と、第1スイッチング電流源46及び第2スイッチング電流源48とを具える。コモンモード回路は第1書込端子6と第1ノード80との間に接続された第1抵抗78と、第2ノード84と第2書込端子8との間に接続された第2抵抗82と、そのエミッタが第1ノード80に接続され、そのコレクタが第1電流入力端子16に結合されたNPN型の第1トランジスタ86と、そのベースが第1トランジスタ86のベースに接続されたNPN型のダイオード接続の第2トランジスタ88と、第1電源端子10と第2トランジスタ88のコレクタとの間に接続された第3抵抗90と、そのベースが第1トランジスタ86のベースに接続され、そのエミッタが第2ノード84に接続され、そのコレクタが第2電流入力端子24に結合されたNPN型の第3トランジスタ92とを具える。コモンモード回路は、更に、そのエミッタが第1ノード80に接続され、そのコレクタが第3電流入力端子32に結合されたPNP型の第4トランジスタ94と、そのベースが第4トランジスタ94のベースに接続され、そのエミッタが第2トランジスタ88のエミッタに接続されたPNP型のダイオード接続の第5トランジスタ96と、第2電源端子12と第5トランジスタ96のコレクタとの間に接続された第4抵抗98と、そのベースが第4トランジスタ94のベースに接続され、そのエミッタが第2ノード84に接続され、そのコレクタが第4電流入力端子40に結合されたPNP型の第6トランジスタ100とを具える。第1ノード80と第2ノード84は相互接続する。この場合、トランジスタ86及び94を流れる零入力電流は第1カレントミラー14の第1電流入力端子16にも流れるとともに第3電流入力端子32にも流れる。第2カレントミラー22及び第4カレントミラー38に対する零入力電流設定はトランジスタ92及び100により同様にして得られる。実効コモンモード抵抗はRd/(4(M+1))に等しく、ここでRd/2は第1抵抗78及び第2抵抗82の抵抗値であり、Mはカレントミラー14の電流比である。書込端子6における電圧変化は第1抵抗78に電流を生起し、この電流がこの書込端子6にM倍の大きさで現れる。従って、第1抵抗78の見かけの抵抗値Rd/2は係数(M+1)だけ減少する。同じことが第2抵抗82について言える。トランジスタ94のコレクタを第3電流入力端子32の代わりに第4電流入力端子40に結合し、トランジスタ100のコレクタを第4電流入力端子40の代わりに第3電流入力端子32に結合することもできる。この場合にも、トランジスタ94及び100の電流は同一であるため、零入力電流設定に何の差異も生じない。
図7は他の解決方法を示し、本例では図6に示す第1ノード80と第2ノード84との間の接続を切り離す。その代わりに、本例では第5抵抗102を書込端子6と第2ノード84との間に接続し、第6抵抗104を第1ノード80と書込端子8との間に接続する。この解決方法は、本例ではトランジスタ86及び92も、トランジスタ94及び100もそれぞれそれらのエミッタと直列に別個の減退抵抗(負帰還抵抗)を見るため、一層精密に実現することができる。これは、トランジスタ86と92との間及びトランジスタ94と100との間に起こりうるミスマッチの影響を緩和する。本例でも、トランジスタ94のコレクタを第3電流入力端子32の代わりに第4電流入力端子40に結合し、トランジスタ100のコレクタを第4電流入力端子40の代わりに第3電流入力端子32に結合することができる。
図8は図1、図2及び図5に示す回路配置の第1スイッチング電流源46及び第2スイッチング電流源48の実施例の回路図を示す。2つのスイッチング電流源は一つの回路に一体化されている。この回路は次の素子、即ち、そのベースが第3ノード108に接続され、そのコレクタが第1電流入力端子16に結合されたNPNトランジスタ106、そのベースがトランジスタ106のベースに接続され、そのコレクタが第1電源端子10に結合されたNPNトランジスタ110、そのベースが第4ノード114に接続され、そのエミッタがトランジスタ106のエミッタに、そのコレクタが第4電流入力端子40に結合されたPNPトランジスタ112、そのエミッタがトランジスタ110のエミッタに接続され、そのベース及びそのコレクタが第4ノード114に接続されたダイオード接続トランジスタ110、第4ノード114に結合されバイアス電流Icを供給するバイアス電流源118を具える。この回路は、更に、そのベースが第5ノード122に接続され、そのコレクタが第2電流入力端子24に結合されたNPNトランジスタ120、そのベースがトランジスタ120のベースに接続され、そのコレクタが第1電源端子10に結合されたNPNトランジスタ124、及びそのベースが第4ノード114に接続され、そのエミッタがトランジスタ120のエミッタに、そのコレクタが第3電流入力端子32に結合されたPNPトランジスタ126を具える。
ノード108及び122はバッファ128及び130を経て情報信号Ui及び逆極性情報信号NUiにより反対位相で駆動される。ノード108の電圧が高く、ノード122の電圧が低いとき、トランジスタ110が導通し、トランジスタ124が遮断する。バイアス電流源118のバイアス電流Icが全部トランジスタ110及びトランジスタ116を経て流れる。トランジスタ106、110、116及び112のベース−エミッタ接合がトランスリニアループを構成し、トランジスタ106及び112のベース−エミッタ電圧の和がトランジスタ110及び116のベース−エミッタ電圧の和に等しい。この場合、トランジスタのコレクタ電流とベース−エミッタ電圧との関係についての既知の式を用いて、トランジスタ106及び112を流れる電流Iは
I=SQRT(M*N)*Ic
に等しいものと導くことができ、ここでSQRTはルート関数であり、Mはトランジスタ106及び110のエミッタ面積の比、及びNはトランジスタ112及び116のエミッタ面積の比である。この結果として、端子16及び40間に電流Icに比例する電流Iが流れ、その比例係数はトランジスタ106、110、112及び116の幾何寸法により決まる。
同様に、ノード122の電圧が高く、ノード108の電圧が低い場合には、第2電流入力端子24と第3電流入力端子32との間に電流が流れる。この目的のために、バイアス電流源118は可調整電流源又はプログラマブル電流源、例えばIDAC(電流出力を有するディジタル−アナログ変換器)とすることができる。電流入力端子16、24、32及び40はすべてコレクタに結合されるため、情報信号Ui及びNUiの直流レベルが書込増幅器のカレントミラーの電流入力端子の直流レベルから絶縁分離される。従って、スイッチング電流源46及び48は第1電源端子10及び第2電源端子12の電源電圧に対し浮動している
バッファ128及び130はエミッタ電流源を有するエミッタホロワを具えるものとすることができる。しかし、トランジスタ110及び124を流れる電流を利用して電流の節約を達成することができる。図9はこれをどのように実現することができるかを示す。本例ではバッファ128はNPNエミッタホロワ132であり、そのベースに増幅情報信号を受信し、そのエミッタを第3ノード108に接続し、そのコレクタを第1電源端子10に結合する。トランジスタ110のコレクタをエミッタホロワ132のエミッタに接続する。バッファ130も同様に、ベースに増幅逆位相情報信号を受信し、そのエミッタが第5ノード122に接続され、そのコレクタが第1電源端子10に結合されたNPNエミッタホロワ134を具える。トランジスタ124のコレクタをエミッタホロワ134のエミッタに接続する。従って、トランジスタ110及び124のコレクタ電流がエミッタホロワ132及び134も経て流れる。更に、そのベースがトランジスタ110のベースに、そのエミッタがトランジスタ110のエミッタに接続され、そのコレクタが第5ノード122に結合されたNPNトランジスタ136、及びそのベースがトランジスタ124のベースに、そのエミッタがトランジスタ124のエミッタに接続され、そのコレクタが第3ノード108に結合されたNPNトランジスタ138を設ける。これらのトランジスタ136及び138は、トランジスタ110及び124の一方が遮断するとき、エミッタホロワ132及び134を流れる電流を零になり得なくする。従って、トランジスタ110、136、138及び124の幾何寸法を等しく選択すれば、エミッタホロワの各々が常にバイアス電流Icの半分を流す。
エミッタホロワ132及び134のベースは、例えばデータフリップフロップにより供給される相補情報信号Ui及びNUiをベースに受信する作動対140のトランジスタにより駆動する。
図10は寄生キャパシタンスを前述した実施例と同様の方法で中和する本発明の他の実施例を示す。本例回路は情報を記録担体(図示せず)に記録する書込ヘッド2と、書込ヘッド2を情報信号に応答して駆動する書込増幅器4を具える。書込増幅器4は、書込ヘッド2に結合され、書込電流を供給する第1書込端子6及び第2書込端子8を有する。第1電源端子10及び第2電源端子12が書込増幅器用の電源電圧を受信する。ここでは第2電源端子12が信号接地されている。増幅器4は、第1電流入力端子16、第1書込端子6に結合された第1電流出力端子18及び第1電源端子10に接続された第1共通電流端子20を有する第1カレントミラー14と、第2電流入力端子24、第2書込端子8に結合された第2電流出力端子26及び第1電源端子10に接続された第2共通電流端子28を有する第2カレントミラー22を具える。図1と同様に、フィードフォワードキャパシタ170を第1電流入力端子16と第2信号端子3との間に接続し、第2フィードフォワードキャパシタ172を第2電流入力端子24と第1信号端子1との間に接続する。第1カレントミラー14及び第2カレントミラー22の機能及び動作、及び第1フィードフォワードキャパシタ170及び第2フィードフォワードキャパシタ172の機能及び動作は図1及び図2に示す回路と同様である。この回路は、更に、第1NPN作動対トランジスタ150及び第2NPN作動対トランジスタ152を有する作動対を具える。これらのトランジスタのエミッタは相互接続し、バイアス電流源154からバイアス電流を受信する。それらのベースは情報信号Ui及びNUiを受信し、それらのコレクタは第1電流入力端子16及び第2電流入力端子24にそれぞれ結合する。第1電流感知抵抗156を第2電源端子12と第2カレントミラー22の他の第2電流出力端子158との間に接続し、第2電流感知抵抗160を第2電源端子12と第1カレントミラー14の他の第2電流出力端子162との間に接続する。更に、第1NPNプルダウントランジスタ164のベース及びエミッタを第1電流感知抵抗156の両端間に接続するとともに、そのコレクタを第1電流出力端子18に結合し、第2NPNプルダウントランジスタ166のベース及びエミッタを第2電流感知抵抗160の両端間に接続するとともに、そのコレクタを第2電流出力端子26に結合する。
作動対はバイアス電流源154のバイアス電流を第1電流入力端子16又は第2電流入力端子24に転送する。第1カレントミラー14が電流を受信する場合、第2プルダウントランジスタ166がターンオンし、その結果として書込端子8が第2電源端子12に相互接続され、電流が第1電流出力端子18から書込ヘッド2を経て第2電源端子12へ流れ得る。第2カレントミラー22が電流を受信する場合には、書込ヘッド2を反対方向に流れる電流が発生する。
図11は図10に示す回路に使用するカレントミラーを示す。第1カレントミラー14及び第2カレントミラー22は、そのベース及びコレクタが第1及び第2電流入力端子16及び24にそれぞれ接続され、そのコレクタが第1電源端子10に結合されたダイオード接続のPNP入力トランジスタTipと、そのベースがそれぞれの入力端子トランジスタTipのベースに接続され、そのエミッタが第1電源端子10に結合され、そのコレクタが第1及び第2電流出力端子18及び26にそれぞれ接続されたPNP出力トランジスタTopと、そのベースが関連する入力端子トランジスタTipのベースに接続され、そのエミッタが第1電源端子10に結合され、そのコレクタが他の第1及び第2電流出力端子162及び158にそれぞれ接続された他のPNP出力トランジスタT'Opとを具える。
必要に応じ、図示の実施例のバイポーラトランジスタはユニポーラトランジスタ、例えばMOSトランジスタと置き換えることができる。この場合にはベース、エミッタ及びコレクタはゲート、ソース及びドレインと読み変える必要がある。
図12は4つのカレントミラーを用いる実施例に使用しうるフィードフォワード技術のバイポーラ回路実現例を示す。2つのNPNトランジスタ182及び184のベースを第1信号端子1に結合し、情報信号Uiを受信させる。他の2つのNPNトランジスタ186及び188のベースを第2信号端子3に結合し、逆極性情報信号NUiを受信させる。2つのPNPトランジスタ198及び200のベースとPNPトランジスタ198のコレクタとを相互接続するとともに、第1バイアス電流源206を経て負電源端子12に結合する。同様に、2つのPNPトランジスタ202及び204のベースとPNPトランジスタ204のコレクタとを相互接続するとともに、第1バイアス電流源206のバイアス電流にほぼ等しいバイアス電流を供給する第2バイアス電流源208を経て負電源端子12に結合する。トランジスタ182/198、184/200、186/202及び188/204のエミッタをそれぞれ抵抗190、192、194及び196を経て相互接続する。第1フィードフォワードキャパシタ178をトランジスタ184のエミッタとトランジスタ202のエミッタとの間に接続する。同様に、第2フィードフォワードキャパシタ180をトランジスタ186のエミッタとトランジスタ200のエミッタとの間に接続する。トランジスタ182及び188のコレクタを正電源端子10に結合する。トランジスタ184、186、200及び202のコレクタを第1電流入力端子16、第2電流入力端子24、第3電流入力端子32及び第4電流入力端子40にそれぞれ結合し、容量性補償電流を4つのカレントミラーに供給する。
図12の回路は対称であり、2つのフィードフォワードキャパシタを必要とするのみであり、浮動回路であり、且つ信号端子1及び3の有効バッファであって、図9の回路と有利に組み合わせることができる。情報信号Ui及びNUiはフィードフォワードキャパシタ178及び180の両端間に電圧差2Uiを生起し、第1電流入力端子16から第4電流入力端子40へ、又は第2電流入力端子24から第3電流入力端子32へ容量性電流を導く。抵抗190、192、194及び196は信号電流がこれらのトランジスタのエミッタで2つの部分に分割されるのを阻止する。
必要に応じ、これらのバイポーラトランジスタはユニポーラトランジスタ、例えばMOSトランジスタと置き換えることができる。この場合には、ベース、エミッタ及びコレクタをゲート、ソース及びドレインと読み変える必要がある。
容量性フィードフォワード電流補償技術に加えて、寄生キャパシタの悪影響を補償するために帰還中和補償を用いることができる。これを図1と基本的に同一の図13に示す。しかし、図2及び図3を同様に変更することもできる。以下の説明において使用するキャパシタンス値は図2に示されている。4つの追加の中和キャパシタ142、144、146及び148を設け、それらのキャパシタ値はそれぞれCnp,Cnp,Cnn及びCnnである。キャパシタ142は第1電流入力端子16と第2電流出力端子26との間に接続し、第2キャパシタ144は第2電流入力端子24と第1電流出力端子18との間に接続し、第3キャパシタ146は第3電流入力端子32と第4電流出力端子42との間に接続し、第4キャパシタ148は第4電流入力端子40と第3電流出力端子34との間に接続する。
4つのカレントミラー14、22、30及び38の電流比をMとすると、書込端子6と書込端子8との間に見られるキャパシタンス値Chは:
h=(Ccwp+Ccsn+(1+M)(Ccbp+Ccbn)+(1−M)(Cnp+Cnn)/2
に等しい。これは、例えば第3電流出力端子34に、この端子に接続されたキャパシタの結果として流入する電流を決定することにより次のように説明することができる。第3電流出力端子34の電圧がVであるものと仮定すると、第4電圧出力端子42の電圧は−Vである。この場合、第3電圧出力端子34に流入する電流iは:
i=p*V*Ccsn+p*V*Ccbn+p*V*Cnn+M{p*V*Ccbn−p
*V*Cnn}=p*V*{Ccsn+(M+1)Ccbn−(M−1)Cnn
である。キャパシタ146を流れる電流は反対符号を有し、電流比M倍に増大される。同様の計算が他の電流出力端子に適用される。
M=5,Ccwp+Ccsn=6pF及びCcbp+Ccbn=4pFの場合、Cnp+Cnn=5pFであるものとすると、Chは中和が無い場合15pF、中和がある場合5pFになる。これは3倍の改善をもたらす。
従って、カレントミラー及び中和キャパシタは電源電圧にほぼ等しい極めて大きな出力スイングを有する広帯域書込増幅器を提供する。更に、書込増幅器の寄生キャパシタンスを中和するのみならず、中和キャパシタを十分に大きくすることにより寄生キャパシタンスCp1及びCp2及び書込ヘッド自体のキャパシタンスも中和することができる。この場合には、書込増幅器4は書込ヘッド2が遮断されると発振する。この場合、書込増幅器の発振を検出する検出回路器により書込増幅器と書込ヘッドとの接触不良を検出することができる。
中和効果は一つの中和キャパシタにより既に得られること明らかである。しかし、回路の対称性を維持し、コモンモード制御回路の不必要な負荷を避けるために、2対の中和キャパシタを使用するのが好ましい。
中和キャパシタは帰還原理に従って動作し、寄生キャパシタが過補償されるときリンギング又は不安定動作を発生しうる。総合寄生キャパシタンスは製造公差、温度変化、負荷キャパシタンス等のために多くの場合容易に予測することはできない。過度のリンギング及び不安定動作を阻止するために、中和技術により寄生キャパシタンスを大きく不足補償する必要がある。中和キャパシタのプログラミングによりこの問題を軽減することができるが、かなりのマージュを維持する必要がある。上述のフィードフォワード補償を、必要に応じ、帰還技術と組み合わせて使用して不安定動作を生ずる恐れなくマージュを満足させることができる。

Claims (18)

  1. 情報を磁気記録担体に記録する書込ヘッドと、書込増幅器とを具え、該増幅器が、
    情報信号を表す互いに反対極性の信号を受信する第1信号端子及び第2信号端子と、
    書込ヘッドに結合され、書込ヘッドを情報信号に応答して駆動する第1書込端子及び第2書込端子と、
    書込増幅器用電源電圧を接続するための第1電源端子及び第2電源端子と、
    第1電流入力端子、第1書込端子に結合された第1電流出力端子及び第1電源端子に接続された第1共通電流端子を有する第1カレントミラーと、
    第2電流入力端子、第2書込端子に結合された第2電流出力端子及び第1電源端子に接続された第2共通電流端子を有する第2カレントミラーと、
    情報信号の第1の値に対し第1電流出力端子と第2電源端子との間の第1書込端子及び第2書込端子を経る第1電流路を経て電流を流し、情報信号の第2の値に対し第2電流出力端子と第2電源端子との間の第2書込端子及び第1書込端子を経る第2電流路を経て電流を流しうる電流スイッチング手段と、
    を具えた、情報信号を磁気記録担体に記録する装置において、
    書込増幅器が、更に、
    情報信号に応答して第1電流路を流れる電流の向きに対応する向きを有する容量性電流を第1電流入力端子に付加して第1書込端子に存在する寄生キャパシタンスを流れる容量性電流を補償する第1補償手段及び情報信号に応答して第2電流路を流れる電流の向きに対応する向きを有する容量性電流を第2電流入力端子に付加して第2書込端子に存在する寄生キャパシタンスを流れる容量性電流を補償する第2補償手段のうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする記録装置。
  2. 第1補償手段が第1電流入力端子と第2信号端子との間に挿入された第1フィードフォワードキャパシタを具え、第2補償手段が第2電流入力端子と第1信号端子との間に挿入された第2フィードフォワードキャパシタを具えることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 電圧スイッチング手段が、
    第3電流入力端子、第1書込端子に結合された第3電流出力端子及び第2電源端子に接続された第3共通電流端子を有する第3カレントミラーと、
    第4電流入力端子、第2書込端子に結合された第4電流出力端子及び第2電源端子に接続された第4共通電流端子を有する第4カレントミラーと、
    第1電流入力端子と第4電流入力端子との間に接続され、情報信号の第1の値に対し第1電流を供給する第1スイッチング電流源と、
    第2電流入力端子と第3電流入力端子との間に接続され、情報信号の第2の値に対し第2電流を供給する第2スイッチング電流源と、
    を具えることを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
  4. 書込増幅器が、更に、
    第3電流入力端子と第2信号端子との間に挿入された第3フィードフォワードキャパシタ及び第4電流入力端子と第1信号端子との間に挿入された第4フィードフォワードキャパシタの少なくとも一つを具えることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 第3カレントミラー及び第4カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第3及び第4電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第2電源端子に結合された第1主電極を有する第1導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2電源端子に結合された第1主電極及び第3及び第4電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第1導電型の出力トランジスタとを具え、且つ
    第1カレントミラー及び第2カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第1及び第2電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第1電源端子に結合された第1主電極を有する第2導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の出力トランジスタとを具えることを特徴とする請求項3又は4記載の装置。
  6. 第1及び第2カレントミラーの入力トランジスタ及び出力トランジスタの第1主電極を抵抗を経て第1電源端子に接続し、且つ第3及び第4カレントミラーの入力トランジスタ及び出力トランジスタの第1主電極を抵抗を経て第2電源端子に接続したことを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 書込増幅器が、更に、
    第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗、第1電源端子と第1ノードとの間に接続された第3抵抗、及び第2電源端子と第1ノードとの間に接続された第4抵抗を具えることを特徴とすることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載の装置。
  8. 書込増幅器が、更に、
    第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗と、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗と、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1トランジスタと、第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第1導電型の第2トランジスタと、第1電源端子と第2トランジスタの第2主電極との間に接続された第3抵抗と、制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第2電源端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第3トランジスタと、第3トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第2導電型の第4トランジスタと、第2電源端子と第4トランジスタの第2主電極との間に接続された第4抵抗とを具えることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載の装置。
  9. 書込増幅器が、更に、
    第1書込端子と第1ノードとの間に接続された第1抵抗、第1ノードと第2書込端子との間に接続された第2抵抗、第1書込端子と第2ノードとの間に接続された第3抵抗及び第2ノードと第2書込端子との間に接続された第4抵抗と、
    制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第1電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1トランジスタ、第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第1導電型の第2トランジスタ、第1電源端子と第2トランジスタの第2主電極との間に接続された第5抵抗及び第1トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第2電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第3トランジスタと、
    制御電極、第1ノードに接続された第1主電極及び第3電流入力端子及び第4電流入力端子の一方に結合された第2主電極を有する第2導電型の第4トランジスタ、第4トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び当該制御電極に接続された第2主電極を有する第2導電型の第5トランジスタ、第2電源端子と第5トランジスタの第2主電極との間に接続された第6抵抗及び第4トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第2ノードに接続された第1主電極及び第3電流入力端子及び第4電流入力端子の他方に結合された第2主電極を有する第2導電型の第6トランジスタとを具えることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載の装置。
  10. 第2ノードが第1ノードに接続されていることを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. 第1及び第2スイッチング電流源が、
    第3ノードに接続された制御電極、第1主電極及び第1電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第7トランジスタと、第7トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第8トランジスタと、第4ノードに接続された制御電極、第7トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第4電流入力端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第9トランジスタと、第8トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第4ノードに接続された制御電極及び第2主電極を有する第2導電型のダイオード接続の第10トランジスタと、第4ノードに結合され該ノードにバイアス電流を供給するバイアス電流源と、第5ノードに接続された制御電極、第1主電極及び第2電流入力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第11トランジスタと、第11トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第12トランジスタと、第4ノードに接続された制御電極、第11トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第3電流入力端子に結合された第2主電極を有する第2導電型の第13トランジスタとを具えることを特徴とする請求項3〜10の何れかに記載の装置。
  12. 第1及び第2スイッチング電流源が、更に、
    情報信号を受信する制御電極、第3ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第14トランジスタと、情報信号を受信する制御電極、第5ノードに接続された第1主電極及び第1電源端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第15トランジスタと、第8トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第8トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第5ノードに結合された第2主電極を有する第1導電型の第16トランジスタと、第12トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第12トランジスタの第1主電極に接続された第1主電極及び第3ノードに結合された第2主電極を有する第1導電型の第17トランジスタとを具え、第8トランジスタの第2主電極を第3ノードに接続し、第12トランジスタの第2主電極を第5ノードに接続したことを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 電流スイッチング手段が、
    第1導電型の第1及び第2差動対トランジスタを具え、それらの第1主電極がバイアス電流源からの電流を受信するよう結合され、それらの制御電極が情報信号を受信するよう接続され、それらの第2主電極がそれぞれ第1電流入力端子及び第2電流入力端子に結合された差動対と、
    第2電源端子と第2カレントミラーの他の第2電流出力端子との間に接続された第1電流感知抵抗及び第2電源端子と第1カレントミラーの他の第1電流出力端子との間に接続された第2電流感知抵抗と、
    第1電流感知抵抗の両端に接続された制御電極及び第1主電極及び第1電流出力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第1プルダウントランジスタ及び第2電流感知抵抗の両端に接続された制御電極及び第1主電極及び第2電流出力端子に結合された第2主電極を有する第1導電型の第2プルダウントランジスタとを具えることを特徴とする請求項1又は2記載の装置。
  14. 第1カレントミラー及び第2カレントミラーが、それぞれ、制御電極、第1及び第2電流入力端子にそれぞれ接続された第2主電極及び第1電源端子に結合された第1主電極を有する第2導電型のダイオード接続入力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の出力トランジスタと、関連する入力トランジスタの制御電極に接続された制御電極、第1電源端子に結合された第1主電極及び他の第1及び第2電流出力端子にそれぞれ接続された第2主電極を有する第2導電型の他の出力トランジスタとを具えることを特徴とする請求項13記載の装置。
  15. 書込増幅器が、更に、
    各々制御電極、第1主電極及び第2主電極を有する第1導電型の第1、第2、第3及び第4駆動トランジスタを具え、第1及び第2トランジスタの制御電極を第1信号端子に結合するとともに、第3及び第4トランジスタの制御電極が第2信号端子に結合し、
    各々制御電極、第1主電極及び第2主電極を有する第2導電型の第5、第6、第7及び第8トランジスタを具え、
    第1及び第2バイアス電流源を具え、第5及び第6トランジスタの制御電極及び第5トランジスタの第2主電極を第1バイアス電流源を経て第2電源端子に結合するとともに、第7及び第8トランジスタの制御電極及び第8トランジスタの第2主電極を第2バイアス電流源を経て第2電源端子に結合し、
    第1トランジスタの第1主電極を第5トランジスタの第1主電極に、第2トランジスタの第1主電極を第6トランジスタの第1主電極に、第3トランジスタの第1主電極を第7トランジスタの第1主電極に、第4トランジスタの第1主電極を第8トランジスタの第1主電極にそれぞれ結合する第1、第2、第3及び第4結合抵抗を具え、
    第2トランジスタの第1主電極を第7トランジスタの第1主電極に結合する第1キャパシタ及び第3トランジスタの第1主電極を第6トランジスタの第1主電極に結合する第2キャパシタを具え、
    第1及び第4トランジスタの第2主電極を第1電源端子に結合し、第2、第3、第6及び第7トランジスタの第2主電極を第1電流入力端子、第2電流入力端子、第3電流入力端子及び第4電極入力端子にそれぞれ結合したことを特徴とする請求項3記載の装置。
  16. 書込増幅器が、第1電流入力端子と第2電流出力端子との間に接続され第1キャパシタ及び第2電流入力端子と第1電流出力端子との間に接続された第2キャパシタのうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載の装置。
  17. 書込増幅器が、更に、第3電流入力端子と第4電流出力端子との間に接続された第3キャパシタ及び第4電流入力端子と第3電流出力端子との間に接続された第4キャパシタのうちの少なくとも一つを具えることを特徴とする請求項3〜15の何れかに記載の装置。
  18. 請求項1〜17の何れかに記載された情報信号を磁気記録担体に記録する装置用の書込増幅器。
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