JP3681310B2 - 文書表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小説やマンガなどのテキストと画像を含む文書データを表示する文書表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、小説やマンガなどのデータが記憶されたCD−ROMやICカードを用いて、その内容を表示する携帯型の文書表示装置が提案されている。
【0003】
例えば、特開平6−319102号公報には、マンガなどの静止画データ、及びその吹き出し部分の文字データ、及びその文字を音声に変換した音声データ、及び音楽データなどを記憶したICカードを装着し、頁めくりキーを押下することで任意の頁を表示して、その頁に対応した音声(吹き出しの音声やBGM)を放音する再生表示装置に関する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記記載の技術においては、頁めくりキーの押下に応じて、表示されている頁に対応した音声が放音されるが、例えば電車内など人の多く集まるような場所では、周囲の人に迷惑となってしまうという問題がある。また、イヤホンを用いると周囲には迷惑はかからないが、わざわざイヤホンを使うことは煩わしいという問題がある。さらに、放音しないようにスイッチを切り換えたり、ボリュームを下げるなどで対応することもできるが、それでは読んでいるマンガや小説などの内容に臨場感が無く、あじけないものとなってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、特定範囲の文書を表示した際に装置を振動させることができ、またその振動はタイミングデータや強弱データに基づいて行われ、振動の方向を指定することもでき、さらにページ番号順にページを送ったときにのみ振動するような文書表示装置を提供することである。
【0006】
また、別の目的とするところは、耳の不自由な人など誰でも、振動による臨場感を楽しむことが可能な文書表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る文書表示装置は、文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、振動指示データには、振動発生手段を駆動させるためのタイミングを指示するタイミングデータが含まれており、振動発生手段は、タイミングデータに基づいて振動することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る文書表示装置は、振動指示データには、振動発生手段を駆動させるための強さを指示する強弱データが含まれており、振動発生手段は、強弱データに基づいて振動することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る文書表示装置は、振動する方向の異なる複数個の振動発生手段を備え、振動指示データには、振動発生手段を駆動させる方向を指示する振動方向データが含まれており、振動発生手段は振動方向データに基づいて振動することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る文書表示装置は、操作指示段によって指定された文書データ内の頁や範囲が、直前に指定されていた文書データ内の頁や範囲より先頭方向である場合には、振動発生手段は駆動させないことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る文書表示装置は、文書データは、画像データと、文字データと、振動指示データの少なくともいずれかから構成されており、振動発生手段は振動指示データに基づいて振動することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る文書表示装置は、文書データは、画像データと、文字データのいずれかから構成されており、振動発生手段は文字データに付随した文字属性データに基づいて振動することを特徴とする。
本発明に係る文書表示装置は、文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、操作指示段によって指定された文書データ内の頁や範囲が、直前に指定されていた文書データ内の頁や範囲より先頭方向である場合には、振動発生手段は駆動させないことを特徴とする。
本発明に係る文書表示装置は、文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、文書データは、画像データと、文字データのいずれかから構成されており、振動発生手段は文字データに付随した文字属性データに基づいて振動することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における文書表示装置の実施形態について図面を用いてその一実施例を説明する。
【0015】
尚、本発明における文書表示装置は、携帯型の表示装置に限定されず、携帯型の情報端末や通信端末(携帯電話やPHS等を含む)、通常のパーソナルコンピュータやワードプロセッサなどの表示機能を備えた装置であればいずれのものに対しても適用できる。
【0016】
図1は本発明における文書表示装置の構成の一例を示したブロック図である。
【0017】
CPU(Central Processing Unit)(制御手段)1は、予め記憶されているプログラムやデータにしたがって本文書表示装置の各部を制御して本発明を実現する。
【0018】
プログラムメモリ2には、CPU1によって本発明を実現する処理を行わせるためのプログラムが予め記憶されている。
【0019】
データメモリ3には、プログラムメモリ2のプログラムを実行するために必要なデータや、本文書表示装置の現在の状態を示すデータ、例えば現在表示中の文書の文書名やページ番号などが記憶されている。またデータメモリ3は、電源スイッチが切られてもその内容が消えないように、バッテリバックアップされているDRAM、あるいはフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリなどで構成されている。
【0020】
外部メディアである記憶媒体5は、この記憶媒体5にアクセスするための記憶媒体アクセスインターフェイス4(記憶媒体5に対して読み書きできるための機能を備えている)を介して接続され、記憶媒体5には、電子化された文書データ、例えば小説文書データやマンガ文書データなどを1つあるいは複数個記憶している。構成内容の詳細については後述する。
【0021】
表示部(表示手段)7は、表示インターフェイス6を介して接続されており、記憶媒体5から読み出した文書データや操作メニューなどを表示する。この表示部7は、LCDやCRTを含めた表示機能を備えたものであればいずれのものであってもよい。
【0022】
振動部(振動発生手段)9は、本文書表示装置全体あるいは一部を振動させる手段(駆動手段)を備えており、従来から携帯電話のバイブレーション呼出機能などで使用されている振動発生装置を用いるとよいが、これに限定するものではない。
【0023】
また、文書表示装置には、使用者の指示操作を入力する操作入力部(操作指示手段)8、時間を計測するタイマー10も接続されている。さらに、インターネット等の外部ネットワークとアクセスできるように、公衆回線と接続ができ、あるいは携帯電話やPHSと接続ができ、あるいは情報の提供を主たる目的とした端末と接続ができ、有線または光や電波を含む無線での通信制御及び処理が実行できる通信部11を備えている。
【0024】
上記記憶媒体5は、本体装置と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD-ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にデータを担持する媒体であってもよい。
【0025】
また、上記説明では、電子化された文書データ、例えば小説文書データやマンガ文書データなどは記憶媒体5に格納されていることを前提として説明しましたが、これに限定されることない。例えば、本文書表示装置には通信部11が備えられており、インターネットを含む外部の通信ネットワークと接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからデータをダウンロードし、上記記憶媒体5に格納するようなシステム構成であってもよい。さらに、記憶媒体5に格納されているデータや通信によってダウンロードしたデータは、電子化された文書データ、例えば小説文書データやマンガ文書データとして予めデータメモリ3に格納しておき、そこからデータを表示するシステム構成であってもよい。
【0026】
尚、上記説明では制御手段としては、CPU1とプログラムメモリ2とデータメモリ3とから構成されたものであってもよいし、CPU1とプログラムメモリ2とから構成されたものであってもよい。また、文書記憶手段としては、データメモリ3であってもよいし、外部メディアである記憶媒体5であってもよい。また、操作指示手段は、使用者の指示操作を入力する操作入力部8から構成されている。また、表示手段は表示部7で構成されている。さらに、振動発生手段は、振動部9に相当し、その内部には本文書表示装置全体あるいは一部を振動させる駆動手段を備えた構成となっている。
【0027】
図2は、本文書表示装置の外観を示す斜視図である。図1と対応している部分には同じ符号を付けている。
【0028】
図2において、100は文書表示装置の筐体であり、7は文書データや操作メニューなどを表示するLCDなどからなる表示部であり、8は使用者の指示操作を入力する操作入力部(操作指示手段)で、81は表示文書選択を指示するための文書選択ボタンで、82は現在表示されているページの前ページの表示を指示する前ページ指示ボタンで、83及び84はメニューを選択するための選択ボタンで、85は現在表示されているページの次ページの表示を指示する次ページ指示ボタンで、86は操作指示を取り消すための取消指示ボタンで、87は操作指示の実行を指示するための実行指示ボタンである。尚、上記ボタンの構成は一例であり、他のボタンを追加したり、あるいはボタンを用いず、表示一体型タブレットなどのポインティングデバイスによって指示を行うようにしてもよい。上記操作入力部(操作指示手段)8を構成する各種ボタンを操作することでデータメモリ3あるいは外部メディアである記憶媒体5に記憶されている文書データに対して、使用者が表示画面上で見たいページや1コマや文書の領域範囲を指定することもできる。
【0029】
91及び92は、振動発生装置(手段)である。振動発生装置91及び振動発生装置92は振動する方向が異なっている。例えば振動発生装置91は文書表示装置の筐体100を前後方向に振動させ、振動発生装置92は文書表示装置の筐体100を左右方向に振動させる。また、振動発生装置は、図2のように筐体100の左右方向の側面に限定されず、筐体100の上下つまり表面または底面に備えられて、上下方向に振動させてもよい。
【0030】
図3は、外部メディアである記憶媒体5内に記憶されている文書データのデータフォーマットの一例を示している。ここでは文書データの一例としてマンガ文書データが記憶されているものとするが、このマンガに限定されるものではなく、例えば、絵画データとその説明文であってもよい。以下の記載では、マンガを例にとって説明する。
このマンガ文書データは、マンガ画像データとマンガ吹き出し文字データと振動指示データのいずれかで構成されている(画像データと文字データ、画像データと振動指示データ、文字データと振動指示データ、画像データと文字データと振動指示データのいずれの組み合わせパターンであってもよい)。尚、このデータフォーマットは、外部メディアである記憶媒体5内のみではなく、記憶媒体5や通信部11からデータを読み出してデータメモリ3に格納して使用する場合には、このデータメモリ3に対しても適用されます。
【0031】
30は1つの文書に対するヘッダデータで、文書名31と、その文書の全ページ数32と、各ページのインデックスデータが記憶されているアドレスを指定するページADR33と、ヘッダデータの終了を示すENDコード34が記憶されている。尚、本実施例において「ページ」を、マンガの1つの「コマ」と置き換えてもよい。
【0032】
40は各ページに対するインデックスデータで、そのページの表示が指示されてから実際にデータ(画像データあるいは文字データなど)を出力(表示)するまでの時間を示すタイミングデータ41と、データの種類(画像データ・文字データ・振動指示データ(振動強弱、タイミング等のデータ)のいずれか)を指示する種類コード42と、実際のデータが記憶されているアドレスを指定するデータADR43と、各ページ単位のINDEX情報の終了を示すENDコード44が記憶されている。
【0033】
例えば、種類コード42が「画像」を示すコードの場合には、データADR43には実際の画像データが記憶されているアドレスが記憶されており、種類コード42が「文字」を示すコードの場合には、データADR43には実際の文字データが記憶されているアドレスが記憶されており、種類コード42が「振動」を示すコードの場合には、データADR43には振動指示データが記憶されているアドレスが記憶されている。
【0034】
尚、各ページに対して前記タイミングデータ41・種類コード42・データADR43の対が1つ以上記憶されており、後述する処理によってタイミングデータ41に応じた所定の時刻に、順次各データが出力される。
【0035】
50は実際の画像データが記憶されている領域で、各画像データ(例えば、マンガの画像データ)51と各画像データの終了(区切りを含む)を示すENDコード52から構成されている。
【0036】
60は文字データが記憶されている領域で、文字データ(例えば、マンガの吹き出し文字データを含む一般的な文字データであってもよい)及びその文字属性データ(文字の書体やフォントサイズなどの表示形式)61と、各文字データ及びその文字属性データの終了(区切りを含む)を示すENDコード62から構成されている。
【0037】
70は振動指示データ記憶領域で、振動発生装置91または振動発生装置92を選択する選択指示コード(駆動させる方向を指示するデータ)や、振動させる強さ(強弱を含む)を指示するデータや、振動させる時間(タイミングや期間を含む)を指示するデータ、などからなる振動データ71と、各振動指示データの終了(区切りを含む)を示すENDコード72から構成されている。
【0038】
尚、上記文字属性データ(文字の書体やサイズなどの表示形式)(例えば、吹き出し文字を含む文字データにおける文字属性データ)は、場合によっては振動発生装置を振動させるためのデータ、つまり上記振動指示データの代わりに使用される。
【0039】
図4は、本文書表示装置の処理を示したメインのフローチャートである。尚、本フローチャートにおける処理のシーケンスは、本文書表示装置の電源がオンされた後、プログラムメモリ2に記憶されたプログラムにしたがってCPU1が動作することによって実現される。
【0040】
データメモリ3には前回の使用時の内容(電源がオフされる直前の内容)がそのまま記憶されているものとする。まず、データメモリ3の内容から既に文書が選択されているか否かを判断し(ステップS101)、選択済みであればステップS104へ移行する。選択されていなければ、外部メディアである記憶媒体5が存在しているか(アクセスしてもアクセスできる状態か)否かをチェックし、存在していない(アクセスできない)状態であれば、存在している(アクセスできる)状態となるように促し、存在している(アクセスできる)状態であれば、外部メディアである記憶媒体5に記憶されている複数の文書名を一覧表示するなどして、ユーザに文書を選択させる(ステップ102)。それから、現在表示中のページ番号を示す変数P1に1を代入し(ステップS103)、ステップS104へ移行する。尚、変数P1の記憶領域はデータメモリ3内に確保されている。
【0041】
次に、ステップS104では、タイマー10の値を0に初期化して計時を開始し、タイマー10の値と、変数P1で示されるページの各項目におけるタイミングデータ41の値とを比較する(ステップS105)。両者が一致あるいはタイマー10の値の方が大きければ、そのタイミングデータ41に対応する種類のデータを出力し、表示/振動処理を行う(ステップS106)。最初はタイマー10の値は0であるため、タイミングデータ41の値が0であるデータをすべて出力する。尚、ステップS106における、表示/振動処理の詳細は後述する。
【0042】
ステップ105において、タイミングデータ41の値の方が大きければ、前ページ指示ボタン82あるいは次ページ指示ボタン85のいずれかが押されたか否かを判断する(ステップS107)。押されている場合には、ステップS108へ移行する。押されていない場合には、文書選択ボタン81が押されたか否かを判断し(ステップS110)、押されている場合にはステップS102へ、押されていない場合にはステップS105へ戻る。
【0043】
一方、ステップS108では、直前に表示されたページ番号を示す変数P0に変数P1の値を代入し、さらに、変数P1に選択している新しいページ番号、例えば前ページ指示ボタン82が押された場合には変数P1の値−1の値を、または次ページ指示ボタン85が押された場合には変数P1の値+1の値を、更新された新しい変数P1の値として代入し(ステップS109)、ステップS104へ戻る。尚、変数P0の記憶領域はデータメモリ3内に確保されている。
【0044】
以上、上記ステップS105、ステップS106、ステップS107、ステップS110を繰り返すことによって、所定のタイミングで文書データが順次出力されて表示することになる。
【0045】
図5は、表示/振動処理の詳細を示したフローチャートである。つまり、上記図4のステップS106での詳細な動作を示したフローチャートである。
【0046】
図4のステップS105において、タイマー10の値と変数P1で示されるページの各項目におけるタイミングデータ41の値とを比較して、両者が一致あるいはタイマー10の値の方が大きい場合、該当する項目の種類コード42が「画像」を示すコードであるか否かを判断し(ステップS201)、そうであれば対応する画像データを表示部7に出力して表示し(ステップS202)、本処理を終了する(図4のステップS107へ移行する)。
【0047】
ステップS201において、種類コード42が「画像」を示すコードでなければ、種類コード42が「文字」を示すコードであるか否かを判断し(ステップS203)、そうでなければさらに、変数P1の値が変数P0の値より大きいか否か、すなわち現在表示中のページが直前に表示していたページより後方であるか判断する(ステップS208)。後方でなければ本処理を終了し(図4のステップS107へ移行する)、後方であると判断すれば、対応する振動データ71に応じた強さ・時間・振動方向で振動発生装置91または振動発生装置92を駆動して(ステップS209)、本処理を終了する(図4のステップS107へ移行する)。
【0048】
ステップS203において、種類コード42が「文字」を示すコードであれば、対応する文字データ及び文字属性データを表示部7に出力して表示する(ステップS204)。上記文字属性データが特定のデータ、例えばフォントの種類が特定の種類であるか判断し(ステップS205)、そうでなければ本処理を終了する(図4のステップS107へ移行する)。
【0049】
特定の種類であれば振動させるものとして、変数P1の値が変数P0の値より大きいか、すなわち現在表示中のページが直前に表示していたページより後方であるか否かを判断し(ステップS206)、そうでなければ本処理を終了する(図4のステップS107へ移行する)。
【0050】
変数P1の値が変数P0の値より大きければ、例えば文字サイズなどの上記文字属性データ(文字の書体やフォントサイズなどの表示形式)に応じた強さ・時間で振動発生装置91または振動発生装置92を駆動し(ステップS207)、本処理を終了する(図4のステップS107へ移行する)。例えば、この時の振動は、フォントサイズが大きい場合に振動させたり、柔らかい書体の場合には振動させたりというものである。
【0051】
以上、ここまで挙げた実施形態における内容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】
本発明における文書表示装置では、以下の効果が得られる。
【0053】
文書データやマンガデータを表示することのできる文書表示装置において、文書の特定ページを表示した際に、文書表示装置が特定のタイミング・強さで振動するため、周囲に迷惑をかけることもなく、またイヤホンなどを使用する煩わしさを感じることもなく、文書を読む際の臨場感が増すという効果がある。
【0054】
また、振動によって文書を演出するため、耳の不自由な人など誰でも臨場感を楽しむことが可能である。
【0055】
さらに、文書の前方から後方へページ繰りをした場合は振動し、逆に後方から前方へページ繰りをした場合は振動しないようにしているため、ちょっと前へ戻って読み直したい場合などに振動してしまうといったことがなく、その違和感を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書表示装置におけるハードウェアのブロック図である。
【図2】本発明の文書表示装置における外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の文書表示装置における文書データのデータフォーマットである。
【図4】本発明の文書表示装置における動作を示すメインのフローチャートである。
【図5】本発明の文書表示装置における表示/振動処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 プログラムメモリ
3 データメモリ
4 記憶媒体アクセスインターフェイス
5 外部メディアである記憶媒体
6 表示インターフェイス
7 表示部
8 操作入力部
9 振動部
10 タイマー
11 通信部
Claims (8)
- 文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、
前記装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、
前記操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、前記振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、
前記振動指示データには、前記振動発生手段を駆動させるためのタイミングを指示するタイミングデータが含まれており、
前記振動発生手段は、前記タイミングデータに基づいて振動することを特徴とする文書表示装置。 - 前記振動指示データには、前記振動発生手段を駆動させるための強さを指示する強弱データが含まれており、
前記振動発生手段は、前記強弱データに基づいて振動することを特徴とする請求項1記載の文書表示装置。 - 前記文書表示装置は、振動する方向の異なる複数個の振動発生手段を備え、
前記振動指示データには、前記振動発生手段を駆動させる方向を指示する振動方向データが含まれており、
前記振動発生手段は前記振動方向データに基づいて振動することを特徴とする請求項1または請求項2記載の文書表示装置。 - 前記操作指示段によって指定された文書データ内の頁や範囲が、直前に指定されていた文書データ内の頁や範囲より先頭方向である場合には、
前記振動発生手段は駆動させないことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の文書表示装置。 - 文書データは、画像データと、文字データと、振動指示データの少なくともいずれかから構成されており、
前記振動発生手段は前記振動指示データに基づいて振動することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の文書表示装置。 - 文書データは、画像データと、文字データのいずれかから構成されており、
前記振動発生手段は前記文字データに付随した文字属性データに基づいて振動することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の文書表示装置。 - 文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、
前記装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、
前記操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、前記振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、
前記操作指示段によって指定された文書データ内の頁や範囲が、直前に指定されていた文書データ内の頁や範囲より先頭方向である場合には、
前記振動発生手段は駆動させないことを特徴とする文書表示装置。 - 文書データを記憶する文書記憶手段と、記憶されている文書データの表示頁や表示範囲を指示指定する操作指示手段と、指定された頁や範囲の文書を表示する表示手段とを備えた文書表示装置であって、
前記装置の全体あるいはその一部を振動させる振動発生手段と、
前記操作指示手段にて指定された頁や範囲の文書データ内に振動指示データが含まれている場合には、前記振動発生手段を駆動して振動させる駆動手段と、を備え、
文書データは、画像データと、文字データのいずれかから構成されており、
前記振動発生手段は前記文字データに付随した文字属性データに基づいて振動すること を特徴とする文書表示装置。
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