JP3679259B2 - 支持構造体 - Google Patents

支持構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP3679259B2
JP3679259B2 JP02447799A JP2447799A JP3679259B2 JP 3679259 B2 JP3679259 B2 JP 3679259B2 JP 02447799 A JP02447799 A JP 02447799A JP 2447799 A JP2447799 A JP 2447799A JP 3679259 B2 JP3679259 B2 JP 3679259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support structure
support
unit
document
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02447799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000138470A (ja
Inventor
高弘 福永
裕士 木田
一夫 中村
豊明 難波
昭一郎 吉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP02447799A priority Critical patent/JP3679259B2/ja
Priority to US09/288,575 priority patent/US6259872B1/en
Publication of JP2000138470A publication Critical patent/JP2000138470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3679259B2 publication Critical patent/JP3679259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00519Constructional details not otherwise provided for, e.g. housings, covers
    • H04N1/00538Modular devices, i.e. allowing combinations of separate components, removal or replacement of components
    • H04N1/00541Modular devices, i.e. allowing combinations of separate components, removal or replacement of components with detachable image reading apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00519Constructional details not otherwise provided for, e.g. housings, covers
    • H04N1/00538Modular devices, i.e. allowing combinations of separate components, removal or replacement of components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器を構成する複数の構成要素を支持する支持構造体、たま他の支持構造体と組み合わせて電子機器として完成させる各支持構造体に関するものであり、例えばデジタル複写機、光プリンタなどの画像形成装置において、複数の角型中空体(角パイプ)を組み合わせることにより完成した支持構造体に所定の位置関係(精度)を保つように上記各構成要素を支持させると共に、この支持構造体を他の支持構造体と結合させる場合に、各構成要素の位置関係(精度)を保ったまま結合させるようにしてなる支持構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に用いられる画像形成装置の支持構造体(筐体構造体)としては、板金をプレス加工により打ち抜くことにより作成したものを前後のフレームとして、その間に画像形成装置を構成する各種構成要素(ユニット構成を含む)を把持させたような支持構造としている。また他の手段として樹脂の一体成形により筐体(フレーム)を構成し、その筐体(フレーム)の中に各種構成要素を位置決めさせるような支持構造として構成するようにしている。
【0003】
しかし、前者の支持構造体の構造であれば装置が大型化などにより支持フレームの基体となる前後の板金フレームにたわみ(ひずみ)が発生しやすく、各種構成要素間の位置精度が保てなくなる。例えば、画像形成装置として、レーザ光を感光体表面を光学的に走査するように照射するようにした場合、レーザ光の照射ユニットと、感光体との位置精度を保つように支持しても、フレームの強度の問題で、ひずみ等による位置精度を確保できなくなる。
【0004】
また装置の処理速度が高速になってくると、同じく支持フレームの基体となる前後の板金フレームにひずみが発生しやすくなり、各種構成要素間の位置精度が上述したように保てなくなる。これは、上述したことと同様であり、フレーム強度の問題などから装置本体に振動が発生し、結果としてずれが生じ、画質の低下につながる。
【0005】
さらに後者の支持構造体の構成では、各構成要素間の位置精度はある程度確保できる。しかし、樹脂の一体成形方法には、筐体(フレーム)の大きさによる製造方法、コストなどの面から制限されることとなる。そのため、大型の装置や、高速処理装置等に採用するには限界がある。
【0006】
そこで最近では、角型の中空形状のパイプを溶接して枠体の支持構造体として完成させると共に、各種構成要素をこの支持構造体にて確保されるスペース内に支持させる構成の装置として商品化されるようになってきている。
【0007】
この構成とすることにより大型の装置であっても角型のパイプを骨幹として支持構造体が構成されているため、支持構造体の強度が確保できると共に、各構成要素の取付け作業の簡略化につながり、大きなメリットがある。
【0008】
例えば特開昭63−188160号公報、及び特開平3−33762号公報には、上述したように角型中空パイプを骨幹にして、支持構造体を構成し、この構造体で確保されるスペースに電子写真複写機を構成する各種構成要素を収容し、支持するようにした構成が明記されている。
【0009】
また、画像形成装置において、画像を読取るスキャナを、画像形成装置に備えている。このスキャナは、原稿画像を読取るための光学的に原稿を走査する手段を備え、その走査手段による画像の光を目的の位置、例えば記録媒体である感光体等に照射するか、またCCD等の読取素子に照射している。そのため、この走査手段を含めたその他のスキャナを構成する各種構成要素についても、同様に支持構造体を作製し、その空間で構成される領域内に支持される。
【0010】
上記スキャナは、原稿を光学的に走査する走査手段を位置精度を上げて支持する必要があり、そのために上述した中空の角パイプから構成される支持構造体を設けることで、位置精度を保つことが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
最近の複写機市場ではデジタル化が進み、一方プリンタ市場では装置の大型化、高速化が進んでいる。そこで問題となるのが、複写機又はプリンタ等の電子機器を構成する各種構成要素間における位置精度、装置本体そのものの振動およびひずみの低減などである。これを損なうと、結果として画像形成装置にて再現され出力される画像の画質に影響する。そのため、各複写機やプリンタを構成する各種構成要素を支持するための支持構造体の強度が大きな問題になってくる。
【0012】
そこで、支持構造体が、板金フレーム構造では上述したようにマシン強度、ブレなどの問題があり、樹脂一体成形フレームでは、大きさ、コストなどの面で問題がある。
【0013】
また、装置を商品として市場に投入する場合、あらゆる市場のニーズに対応できる商品のラインナップ構成とする必要がある。そのため、装置全体を角型パイプによる支持構造体としてしまうと、装置の基本構成が確定されてしまう。つまり、画像形成装置においては、画像形成部と、記録材であるシートのサイズを多様化するためのシート供給部とを分離可能に設けるようにすることが行われている。しかし、上述した公報記載の支持構造体の技術開示であれば、一体構成でああるため、画像形成部と供給部との分離を行えなくなる。
【0014】
また、プリンタとスキャナを組み込みことで実質デジタル複写機を構成でき、そのためプリンタとスキャナを一体の支持構造体にて構成すると、上述したようにそれらを分離して単独の装置として構成できず、それ専用の支持構造体を別途用意する必要ある。
【0015】
上述したように、装置本体を機能毎に分割したユニット構成として、様々な市場のニーズに対応した商品構成として市場に投入するには、一体構成の支持構造体では構造上無理がある。例えば、画像形成部を少なくとも1種のサイズのシートを供給する部分を含めて画像形成部に含めて構成するもの、あるいは他のサイズのシートの供給部を別構成し、これを必要に応じて組み合わせ、多種のシートサイズへの画像処理に対応することができない。
【0016】
そして、画像形成装置をプリンタとして構成する場合、それを複写機として構成するには、スキャナを備える必要があるが、スキャナとプリンタを一つの支持構造体で構成することで、両者の位置精度を上げることができる。しかし、それらを分離して単独で使用する時には、別途上記支持構造体とは別のものを用意する必要がある。
【0017】
本発明は、各種構成要素間における位置精度、装置本体の振動、捩れや歪みを低減させ、電子機器として機能毎に分割でき、必要に応じて組み合わせ機能アップ等を簡単に行えるように構成した支持構造体を提供することになる。
【0018】
特に、本発明の目的は、電子機器として画像形成装置とした場合においても、出力される画像を忠実に再現させると共に、市場でのあらゆるニーズに対応できるラインナップとして種々の装置を提供できる構造となした支持構造体を提供することにある。
【0019】
さらに、本発明は、画像形成装置の支持構造体と、画像読取装置(スキャナ)における支持構造体を別構成とし、それぞれを単体で構成する場合の位置精度を維持し、また両支持構造体を結合して一体型の支持構造体として、互いの位置精度を確保し、複写機を得ることができるようにした支持構造体を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の上述した目的、例えばスキャナ部を単独で構成する場合の支持構造体であり、スキャナを構成する各種構成要件を支持し、位置精度が要求される構成要素を支持する支持構造体を得る請求項1記載の発明は、原稿の画像を光学的に読取るために、読取原稿に対して相対的に走査され原稿画像を目的の位置に結像するための原稿走査手段を備え、少なくとも原稿光学手段を構成する各種構成要素を支持する支持構造体において、上記支持構造体は、それぞれが角型の中空材を複数組み合わせることにより、上記各構成要素を収容し、支持するスペースを確保してなり、上記原稿走査手段の一部を支持する上記支持構造体の角型の支持中空材を基準として、他の角型中空材を上記支持中空材に結合することで構成されたことを特徴とする。
【0029】
このように作製した支持構造体であれば、位置精度を必要とする原稿走査手段の一部の構成要素を支持するための角型の中空材、例えば角パイプを、基準として例えば位置決め用の治具等に固定し、支持構造体の枠組を構成する他の角パイプを、上記基準の支持角パイプに溶接等にて結合して、支持構造体を得ている。そのため、位置精度を要求される構成要素を支持する角パイプを基準としているため、他の角パイプを結合する時の歪みや捩れ等が、基準の角パイプに生じるのを防止できる。従って、位置精度の要求される構成要素、特に画像を読取るための光学的な走査手段の位置精度を向上できる。この場合、スキャナを単独構成して利用できる。
【0030】
しかも、上述した構成を特徴とする支持構造体において、請求項9記載の発明によれば、上記原稿走査手段は、原稿を光学的に走査するために走行駆動される走査手段を有し、該走査手段を支持してなる支持中空材を基準とする構成としており、その走査手段を、原稿に対し一定の位置関係を保つことが可能となる。そのため、読取り走査を行う時には、原稿の画像を目的の位置に正確に照射させることができる。
【0031】
また、上述した構成を特徴とする支持構造体において、請求項2記載の発明によれば、上記支持中空材に直接走査手段を直接支持するために、該支持中空材の固着部が、上記走査手段を支持する面とならないように支持構造体を作製するようにしている。これにより、走査手段を直接中空の角パイプにて支持するような場合においても、歪み等による走査手段の位置精度が低下するのを防止できる。特に、走査手段が原稿に対して走行駆動されるような場合には、支持角パイプの支持面が歪みの影響を受けることがないため、走行駆動される走査手段がぶれたりすことがなく、原稿の画像を目的の位置に確実に照射でき、良好な読取りを可能にできる。
【0032】
また、上述した構成を特徴とする支持構造体において、請求項3記載の発明によれば、上記原稿走査手段は、原稿を光学的に走査する走査手段と、該走査手段にて走査された原稿の光像を読取素子に結像し画像を光学的に読取る読取ユニットとから構成されてなり、該走査手段及び読取ユニットを支持する複数の支持中空材を基準としたことを特徴とする。このような構成によれば、支持構成体に支持される構成要素間の位置精度が崩れるのを避けることができ、よって位置精度を上げることが可能となる。この場合、読取ユニットの読取素子に、原稿を走査した時の画像を正確に結像させることができるため、読取精度を上げることができる。
【0033】
本発明の上述した目的、つまり画像形成部と画像読取装置であるスキャナ部を組み合わせることで複写機を作製するために、それらの支持構造体を互いに接合する時に生じる歪みや捩れといった影響を抑制し、両者の位置精度等を達成することができる支持構造体を得る請求項4記載の発明は、画像形成部を有する各種構成要素を収容し、支持するスペースを確保するために、複数の角型の中空材をそれぞれ結合して構成された第1の支持構造体と、上記画像形成部を構成する上で必要となる他の各種構成要素を収容し、支持するスペースを確保するために、複数の角型の中空材をそれぞれ結合して構成された第2の支持構造体とを個別に設け、上記第1の支持構造体と上記第2の支持構造体とを接合させる際に、接合する位置に互いの位置決めを行う部材を設け、上記第2の支持構造体の他の各種構成要素の一部に直接関係する角型中空材に対し結合された、他の各種構成要素の一部に間接関係する別の角型中空材を、上記第1の支持構造体の角型中空材に接合させることを特徴とする。
また、上述した構成を特徴とする支持構造体において、請求項5記載の発明によれば、上記第2の支持構造体は、原稿の画像を光学的に読取るために、読取原稿に対して相対的に走査され原稿画像を結像するための原稿走査手段を他の各種構成要素の一部として収容するものであり、上記第1の支持構造体と上記第2の支持構造体とを接合させる際に、接合する第1の支持構造体及び第2の支持構造体の各角型中空材を互いに直交させるようにして接合させることを特徴とする。
【0034】
このような構成によれば、互いの支持構造体を接合する時の歪みを抑制することができる。その結果、スキャナと画像形成部の各種構成要素の間で位置精度を要求される構成要素間の位置関係を一定に保つことができる。これにより、スキャナを単体で構成する支持構造体、そして画像形成装置であるプリンタ単独で構成する支持構造体を、予め一体構成しておくことなく、上述したようにそれぞれの支持構造体を接合させることで、必要に応じてスキャナ部と画像形成部を複合化した複写機を得ることができ、また同一支持構造体にて単独でスキャナ部を構成することもでき、単独、複合化する時に特別の支持構造体を別途用意する必要もなくなる。特に、同一支持構造体を用いて、市場ニーズに応じた多種多様の商品のランイナップを揃えることができ、同一支持構造体を用いることで、製造コストを大幅に削減できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施形態を構成する支持構造体の一構造例を示す斜視図である。特に図1は上下に分離されてなる支持構造体を示しており、図2は上下の支持構造体を互いに接合し組込んだ状態での支持構造体を示している。また、図3は電子機器としてデジタル複写機の全体的な内部構造を示したもので、図1及び図2に示す支持構造体で確保させるスペース内に、デジタル複写機を構成する各種構成要素が支持される。
【0036】
まず図3において、本発明の構成をデジタル複写機、つまりデジタル画像形成装置を例にして説明する。しかし、この例は単なる説明のためのもので、これに限るものではない。つまり、電子機器一般に適用可能であり、この電子機器において機能毎に分離し、これらを組み合わせることで機能がアップされるようなものに適用可能となる。
【0037】
そこで、図3に示 す画像形成装置は、デジタル複写機1であり、該デジタル複写機1本体は大きく分けてスキャナ部2と、レーザ記録部(画像形成部)3から構成されている。さらに画像形成部3は、給紙トレイから供給される記録材であるシート上に画像を記録再現する画像記録ユニット(上段)と、この画像記録ユニットに対してサイズなどの異なる記録材を選択的に供給可能にするために、多くの異なる記録材を収容している多段給紙ユニット(下段)とから構成されている。
【0038】
画像形成装置であるデジタル複写機1を構成する各種構成要素について以下に説明する。まずスキャナ部2は、透明なガラスからなる原稿載置台(原稿台)21と、原稿載置台21上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)22、及び原稿載置台21上に載置された原稿の画像を走査して読取るための原稿画像の走査手段、すなわち光学的走査手段23から構成されている。このスキャナ部2にて読取られた原稿画像は、画像データとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0039】
上記RADF22は、図示しない複数枚の原稿を一度にセットしておく原稿トレイ、該トレイにセットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナ部2の原稿載置台21へと給送する搬送手段、読取り後の原稿を排出する手段、及び排出された原稿を受ける排出トレイ等から構成されている。またRADF22は、オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面を光学的走査手段23にて読取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切換え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセンサ群、および制御部などから構成されている。このRADF22については、従来から多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の説明は省略する。
【0040】
原稿載置台21上の原稿の画像を読取るためのスキャナ部2を構成する光学的走査手段23は、原稿台21面上を原稿を露光するランプリフレクターアセンブリ24と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)20に導くための第1の反射ミラー25を搭載してなる第1の走査部材26、また第1の反射ミラー25からの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3反射ミラー27,28を搭載してなる第2の走査部材29、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する読取ユニットを構成する読取素子(CCD)20上に結像させるための光学レンズ20a、および原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子20から構成される。
【0041】
スキャナ部2は、上記RADF22と光学的走査手段23の関連した動作により、原稿載置台21上に読取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台21の下面に沿って光学的走査手段23の一部を移動させて原稿の画像を読取るように構成されている。そのため、光学的走査手段23を構成する第1の走査部材26は、原稿載置台21に沿って左から右へと一定速度Vで走行駆動され、また第2走査部材29は、その速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平行に走査制御される。これにより、原稿載置台21上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD素子20へと結像させて画像を読取る。
【0042】
原稿画像を光学的走査手段23にて読取ることにより得られた読取画像データは、画像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じてメモリ内の画像処理された処理画像データを読出す。この処理済みの画像データは、画像形成部3に転送され、記録材であるシートP上に画像として記録再現されることになる。
【0043】
次に画像形成部3について説明する。この画像形成部3は、画像が記録される記録材であるシートをサイズ毎に収容しておき、選択された記録材を順次供給する記録材供給部4と、画像を形成させるための記録材であるシートの搬送系、レーザ書込手段38を含む画像を形成するための電子写真プロセス部30とから構成されている。
【0044】
レーザ書込手段38は、上述した光学的走査手段23にて読取った後の画像処理されたメモリから読出した処理済み画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部30を構成する感光体ドラム31上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを有している。
【0045】
上記電子写真プロセス部30は、周知である感光体ドラム31の周囲に帯電器32、現像器33、転写器34、剥離器35、クリーニング器36、除電器(図示せず)をその順に配置して構成している。
【0046】
一方、記録材供給部4、およびシートの搬送系は、上述した画像形成を行う電子写真プロセス部30の特に転写器34が配置された転写位置へとシートPを供給搬送する供給搬送部41と、該供給搬送部41へと選択的に順次シートPを送り込むための給紙装置42、43、44と、必要なサイズのシートを適宜給紙させるための手差し給紙装置45と、転写後のシートPに形成された画像、特にトナー像を定着するための定着器46と、定着後のシートPの裏面に再度画像を形成するためにシートPを再供給するための再供給搬送経路47と、再供給経路47から送り込まれてくるシートPを再度画像記録部へと再供給するための再供給トレイ(給紙装置)48とから構成されている。
【0047】
また、定着器46の下流側における装置の左側には、画像が記録されたシートPを排出ローラ49を介して受け取り、このシートPに対して所定の処理を施す後処理装置7が配置されている。
【0048】
以上のような構成からなるデジタル複写機1は、スキャナ部2にて原稿の画像を読取り画像データとして画像メモリに蓄積させると共に、レーザ書込手段38及び電子写真プロセス部30において、画像メモリから画像データを順次読出しながら、レーザ書込手段38によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム30の表面上に静電潜像として形成する。この潜像は、現像器33にてトナーにより可視像化され、該可視像化されたトナー像は、上述したシートの給紙トレイのいずれかから搬送されたシートPの上に転写器34の作用にて静電転写される。その後、シートPは定着器46を介して定着さ、最終的に排出ローラ49を経て後処理装置7へと排出される。
【0049】
このようにして画像が形成されたシートPは、例えば裏面に再度画像を形成するのであれば再供給搬送経路47、及び再供給ユニット48を経て電子写真プロセス部30へと導かれ、または上述したようにそのままの状態で装置外に排出する場合は、定着器47から排紙ローラ49を経へた後、後処理装置7内へと導かれ、必要に応じてシートPに対して所定の後処理が施される。
【0050】
(本発明の第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。この第1の実施形態は、画像形成装置としてデジタル複写機1を得るための支持構造体である。
【0051】
特に、上述したデジタル複写機1を構成する各種構成要素、例えばスキャナ部2、画像形成部3、さらに記録材供給部4等を支持するための支持構造体の構成について説明する。つまり図3に示すデジタル複写機1における上記各種構成要素を支持する構造体について詳細に説明する。
【0052】
上述したようにデジタル複写機1は、スキャナ部2と、レーザ記録部である画像形成部3と、記録材供給部4の一部を構成する多段記録材供給部5のスリーユニット体にて構成されている。デジタル複写機1としては、少なくとも、スキャナ部2と画像形成部3とで構成できる。
【0053】
そのため、画像形成部3には、シートPに画像を再現するために、必要最小限、つまり一つの給紙トレイ42を備え、この給紙トレイ42より給送されるシートを搬送経路41へ送り込むための連通経路50を設けている。そのため、再供給搬送経路47、再供給トレイ48、及びその経路やトレイのシートを給送する搬送手段等は、基本構造より省かれる。
【0054】
そこで、図3において、多段記録材供給部5を連結する場合においては、両面画像形成の機能を付加するために、上述した再供給搬送経路47及び再供給トレイ48等を画像形成部3側に設ける。そのための、スペースをも画像形成部3側に確保されている。そして、反転搬送路53を多段記録材供給部5に設け、さらに連結搬送路50に連通する連通経路51等が設けられる。
【0055】
ここで、多段供給ユニット5は図3に示すように、画像形成部3の基本構成として備えられる給紙トレイ42とは別に、給紙トレイ43及び給紙トレイ44を個別に収容しており、上記給紙トレイ42とは別のサイズのシート給紙に対応させるようにしている。そのため、多数のシートへの画像の再現に対応できるようにして機能アップできる。
【0056】
そして、上部の画像形成部3における搬送経路41へと合流される垂直方向の連結搬送経路50に連通する連通経路51を多段供給ユニット5に設けられている。しかも、多段供給ユニット5には再供給経路47に連通し、シートの反転搬送を行う時の反転経路53をも合わせて設けられている。これは、先に説明したように両面画像形成の機能を付加する場合には、反転経路53が形成される。
【0057】
上述したように、要望に応じてこのデジタル複写機1に対して多段記録材供給部5、再供給トレイ48、再供給搬送経路47を付加して機能アップさせることが可能になる。あるいは後処理装置7、自動原稿送り装置22などを追加することにより、所望する多彩な要望に答えられる複写システムを構成させることにもなる。
【0058】
なお、複写システムを要望に応じて展開させるシステム構成のユニットとしては、多段記録材供給部5の給紙部の数を異ならせたものを複数準備したり、後処理装置7としても、ステープル装置、紙折り装置、仕分け装置、穴開け装置、製本装置などを組み込んだ後処理ユニットとして準備されている。
【0059】
また自動原稿送り装置22としても、両面および片面原稿の両方に対応したものから、片面原稿のみに対応したもの、原稿を循環搬送させるものなど多くの原稿送り装置として準備されている。
【0060】
このようなシステム構成の中で、少なくともレーザ記録部である画像形成部3の主本体と、その主本体に対して結合される図3の例では多段記録材供給部5の他の本体とを組み合わせる。この組み合わせて結合した時に、互いの支持構造体ひずみ等の影響を他方の支持構造体に与えるのを防止する。そのため、本発明は図1及び図2に示すように、角型の中空材(以下、角パイプと称する)を組み合わせることにより上記画像形成部3を構成する各種構成要素、及び多段記録材供給部5の各種構成要素を支持する支持構造体を提供する。
【0061】
上記角パイプを骨幹として作製される支持構造体で確保される内部スペース内に、電子機器である図3に示すようなデジタル複写機1を構成する各種構成要素が、それぞれ支持される。
【0062】
まず最初に、デジタル複写機1の基体となる図3に示したレーザ記録部を構成する画像形成部3の支持構造体について説明する。この画像形成部3は、その各種構成要素が、図1に示す複数の角パイプを組み合わせ、それらを溶接等にて固着して形成された第1の支持構造体100にて確保される空間部(スペース)内に保持されるように設けられる。
【0063】
上記第1の支持構造体100は、例えば4本の角パイプ101a,101b,101c及び後に説明する角パイプ107を組み合わせて溶着等にて組み立てられた前面側枠体101と、3本の角パイプ102a,102b,102cと短く形成された角バイプ102dとを溶着等にて組み立てられた後面側枠体102との間を、底部に2本の連結角パイプ103,104、また上部に1本の連結角パイプ105にて溶接等にて連結され、互いに溶着された角パイプにて角柱形状の空間(スペース)を確保するように構成されている。
【0064】
そして、連結角パイプ103,104は、その一端部が前面側枠体101の角パイプ107に固着され、他端側が角パイプ108に溶接等にて固着されている。この連結角パイプ103,104は後に説明する第2の支持構造体110と接合する時の接合部を構成するもので、その接合面積を小さくするために、上記角パイプ107より下部が突出するように固着されている。また、角パイプ107の下面は、角パイプ101b,101cの下面と面一になるように固着されている。さらに、角パイプ102c,102d側は、その下面が連結角パイプ103,104の下面より多少上部になるように固着されている。
【0065】
このような構成の第1の支持構造体100にて確保される上述したスペース内には、支持板、各種フレーム及び取付板等が設けられ、レーザ走査手段38、電子写真プロセス部30、搬送経路41、定着装置46、給紙トレイ42、排出ローラ49等が支持、配置される。また、画像形成装置として多数のシートサイズによる多様化、両面画像形成機能を満足させるために、上記スペース内に上述した構成要素を含めて、再供給搬送路47、再供給トレイ48、それらに係る搬送手段等が配置される。そして再供給トレイ48、及び給紙トレイ42と搬送経路41を連通するための垂直の搬送経路50等を支持、配置することで、主本体である画像形成部3が構成される。この装置そのもので、記録材に画像を再現できる画像形成機能(プリント機能)を備え、画像形成装置(プリンタ)が完成し、製品となる。
【0066】
ここで、画像形成部3の中でも、特にレーザ走査手段38と電子写真プロセス部30の感光体ドラム31表面との位置関係は、記録再現される画像のひずみなどの点から相互間の位置精度を有する必要がある。そのために第1の支持構造体等のひずみの影響が少なく、所定の位置関係が保てるように、レーザ走査手段38と電子写真プロセス部30は同一支持構造体100のスペース内に位置決められて保持されている。
【0067】
また、第1の支持構造体100の上面側には、スキャナ部2を構成する各種構成要素、つまり光学的走査手段23等を含めた構成体を支持してなる支持構造体が搭載される。そのため、第1の支持構造体100の前面側枠体101と後面側枠体102の上面の角パイプ101a,102a部分に図2に示すようにスキャナ部2の底面の一部が当接支持されるようにして設けられる。これにより、デジタル複写機1の全体が構成され、製品が完成する。
【0068】
次に、画像形成部3の下方に配置される多段記録材供給部5の基体となる第2の支持構造体、つまり図3に示す多段記録材供給部5を構成する各種構成要素を支持すための第2の支持構造体110について説明する。
【0069】
多段記録材供給部5も、該供給部を構成する各種構成要素が、図1に示しているように、角パイプを複数組み合わせ、それぞれを溶着して結合し第2の支持構造体110にて確保されるスペースに収容され、支持される構成となっている。
【0070】
この第2の支持構造体110は、4本の角パイプを矩形形状に溶着した前面側枠体111と、同様に4本の角パイプを矩形形状に溶着した後面側枠体112とを、下部の2本、上部の1本の連結角パイプ113,114,115とで溶着して必要な収容スペースを確保するようにして構成されている。この第2の支持構造体110の各角型パイプにて囲われるスペースで確保される部分には、支持板やフレーム、あるいは取付板等にて、供給部5を構成する構成要素である給紙トレイ43,44、およびシート搬送経路51や反転搬送経路を構成する経路53等が支持、配置され、多段記録材供給部5を構成している。
【0071】
特に前面及び後面側枠体111,112の上部の角パイプ111a,112aは、上述した第1の支持構造体100の連結角パイプ103,104と接合する接合部を構成している。
【0072】
なお、両面画像を形成する場合には、上述したように反転搬送経路53を設ける。しかし、両面画像形成機能を必要としない場合には、反転搬送経路53は設けられない。
【0073】
そして、第1の支持構造体100で確保されるスペース内に保持されて構成される画像形成装置において、多種のサイズの給紙、特に画像形成を行うように機能アップさせるべく、第2の支持構造体110の上部に第1の支持構造体100を位置決めして載置する構成について以下に説明する。これにより、多種のサイズに対応できる画像形成装置の製品を完成できる。
【0074】
そこで、上記第2の支持構造体110を構成する前面側枠体111と後面側枠体112の上面側には、レーザ照射手段38を含めた画像形成部3の基体である第1の支持構造物100の下部の一部が当接して接合される4点の当接面116、117、118、119(図中斜線部分)が設けられている。この4点の当接面116、117、118、119は、前面側枠体111を構成する上部角パイプ111aと、後面側枠体112を構成する上部角パイプ112a上面になるように設定されている。そして、画像形成部3の基体となる第1の支持構造体100を構成する下部の2本の連結パイプ103、104の下面部分の4点の一部が当接するようになっている。
【0075】
すなわち、図1に詳細に図示しているように、第1の支持構造体100を構成する角パイプ103及び104と、第2の支持構造体110を構成する角パイプ111a、112aは、互いに直交する関係にあって、できるだけ当接する面積を少なくした状態で、それぞれの支持構造体100と110を当接させ、接合させている。そのため、各支持構造体100,110との間におけるひずみ、振動などの影響を極力低減させ、それらに支持される各種構成要素による位置ずれ等をなくし、信頼性の高い多種のサイズに対応できる製品としてデジタル複写機1を提供できる。
【0076】
これは、第1の支持構造体100を構成する角パイプと、第2の支持構造体100を構成する角パイプが互いに平行なもの同士、例えば角パイプ107と111aとが、一つの長手方向に沿った面同士が広い面積で当接し接合すれば、以下のような不具合が生じる。つまり、このような構成とすれば、それぞれの支持構造体100を110に載置し、接合させる時に時に、接触する面にあたって互いに十分な平面性、直線性を確保しておく必要がある。そうでないと、角パイプ同士の盛り上がりや、捩れ、歪みが生じた部分て接合されることで、部分的な浮きや歪みとなり、接合時に正確な位置決め等を行うことができず、両者の正確な位置関係を確保できなくなる。しかも、接合した後に、互いを接合するために連結部材等にて接合した時に、互いの支持構造体100と110に無理な力が働き、最悪の場合には支持構造体100及び110に上述した互いの捩れや歪みの影響を受けて、ひずみ等が生じる危惧が残る。
【0077】
その結果として、一方の支持構造体100もしくは110に所定の関係を保って支持された各種構成要素の位置関係に大きく影響(ひずみ)し、画像形成装置においては、画像ずれ、シートずれ等による画質不良が発生する。
【0078】
この点、本発明のように、第1及び第2の支持構造体100,110を上下に組み合わせ接合する時には、上述した通り角パイプを互いに直交する関係で位置付けて、接合するため、上述した不具合を解消できる。つまり、互いが接触する接合部分の面積が、少なくとも角パイプが直交する時の斜線部で示すような非常に小さい面積となり、平面性や直進性さらにひずみ等の影響が極力抑えられ、ひずみを防止する効果が角型パイプを骨幹とすることを含めて助長できる。
【0079】
そこで、多段記録材供給部5の第2の支持構造体110における角パイプ111aの上面部分の第1の支持構造体100を接合するための当接面116及び117には、画像形成部3の第1の支持構造体100を所定の状態(関係)で位置決めさせるための位置決めピン120が設けられている。これに対して、多段記録材供給部5の第2の支持構造体110の上記角パイプ111aと直交する関係にある画像形成部3の第1の支持構造体100の角パイプ103及び104には、それぞれ位置決めピン120に対応した図4に示す位置決め穴121が形成されている。そのため、位置決めピン120と位置決め穴121とが嵌合することで、上下の位置関係が保たれ、接合されることになる。
【0080】
上記位置決めピン120と位置決め穴121とで位置決め部材を構成し、これらは逆に配置されることもある。しかし、第1の支持構造体100においては、画像形成部3の各種構成要素を支持し、画像形成装置の主本体を構成する場合、その位置決めピン120を設けると邪魔になるため、位置決め穴121を設けるようにしておけば、邪魔になることはない。また、位置決め穴121を設けておくこで、必要に応じて供給部5等を組み込むことを可能にし、接合した時の互いの捩れや歪み等が影響されずに、正確な位置決めを行える。
【0081】
このように位置決めのためのピン120、及び位置決め穴121は、図においてすべての接合面116〜119に設けられることなく、第2の支持構造体110を構成する上部角パイプ111aの上面に2か所に設けている。これは、位置決めのために4か所に設ければ、上述したように第1と第2のの支持構造体100,110間のひずみ等の影響が互いに作用しやすくなるためである。これを防止するために少なくとも2か所としている。
【0082】
また、2か所の位置決めピン120においては、上述したように第2の支持構造体110を構成する角パイプの中でも、この支持構造体110に支持される給紙トレイ43及び44から供給されるシートの搬送方向に平行関係にある角パイプ111a、もしくは112aのいずれか一方の同一面上に配置されている。
【0083】
一般的には、シートの給送方向が装置の長手方向になっており、長手方向側の支持構造体110の角パイプ111aの2か所に位置決めピン120を設けている。そのため、上下の第1及び第2の支持構造体100,110とを接合させる時の平行状態の関係をより正確に行える。
【0084】
これにより、多段記録材供給部5から順次送り出されたシートPは、画像形成部3に向かって所定の関係を保ちながら給送されることになる。この時、シートP上に記録される画像はシートP上で傾くこともなく忠実に再現される。
【0085】
例えば位置決めピン120が、第1の支持構造体100との接合部である117,119に設ける場合、シートPの給送方向と直交する方向、つまり短手方向となり、給送されるシートPを受け取る場合に斜め送り等の要因を作り出す可能性が残る。この点を詳細に説明すれば、図5に示すように、給送方向と直交する短手方向に位置決めピン120、つまり位置決め部材を設けた時、上下の支持構造体100,110のずれ量d1が、誤差等によりかりに1mmであった場合、給送方向、つまり長手方向での上下の支持構造体100,110のずれ量d2は、1mmよりさらに大きくなる。従って、給送されたシートPは上部の第1の支持構造体100側の搬送経路において斜め送りが生じる結果となる。
【0086】
これとは逆に、長手方向となる給送方向に平行な角パイプ111aに位置決めピン120、つまり位置決め部材を設けると、図5にて説明したように、誤差等によるそのずれ量d2が1mmであったと仮定すれば、短手方向のずれ量d1は、それよりさらに小さくなり、上下の第1及び第2の支持構造体100,110との位置関係の精度が増す。また、その位置関係と同時に、位置決め部材(120,121)を設ける方向が、給紙方向と重なるような場合には、その位置関係が極めて良好になり、斜め送り等を解消し、良好なシートPの給送を可能にできる。
【0087】
従って、位置決め部材を設ける位置は、第1及び第2の支持構造体100,110とが互いに接合する位置である。しかも、接合する2点間が長い方、図1では角パイプ111aの長手方向であり、その2点の接合部116,117に設けている。もし、接合部117と119、あるいは116と118との間の方が、上記接合部116,117間より長い場合には、その位置に位置決め部材を設けることでずれ量を最小限に抑えることができる。
【0088】
そこで、シートの搬送方向に沿って2点の位置決め部材を設けるようにするには、上述した互いの接合部の間が、シート搬送方向側が長くなるように上下の支持構造体100,110を組み立てるようにすればよい。
【0089】
以上のような構成において、それぞれ位置決めピン120及び位置決め穴121にて位置決めした上下の第1及び第2の支持構造物100,110とを連結し、それぞれの接合面116〜119の位置で接合し、固定すれば、一体化された一つの一体型支持構造体10を得ることができる。これは、複写システムとしての図3に示す構成のデジタル複写機1の支持構造体10となる。そして、それぞれのスペース部分に図3に示す各種構成要素を収容し、支持保持させることで、デジタル複写機1を得ることができる。
【0090】
図2は、図1に示す上下の第1及び第2の支持構造物100と110を結合させた状態での一体型支持構造体10を示したものであり、図4は図2中の矢印A方向から見た第1及び第2の支持構造体100と110の結合部分の要部を示している。つまり、第1の支持構造体100の角パイプ103と104の下面にそれぞれ設けられた位置決め穴121が、第2の支持構造体110の角パイプ111aの上面に設けられた位置決めピン120に位置決めされた状態で図4(b)に示すように両者が接合され、図示しない連結部材を用いて固定するようにしている。
【0091】
そして、第1の支持構造物100の上部には、スキャナ部2が搭載されるようになっており、これにより各ユニット毎に位置精度が確立されたデジタル複写機1がシステムとして完成する。
【0092】
以上説明したように、例えばデジタル複写機1を構成する図3にて説明した各種構成要素を収容し、支持するために構成される分離構成されてなる第1の支持構造体100と、第2の支持構造体110を、複数の角パイプを組み合わせることにより形成した角型パイプを骨幹として一体型支持構造体10を得ると共に、第1及び第2の支持構造体100,110を接合させる場合に、その各支持構造体同士の接触面積をできるだけ抑えることで、第1及び第2の支持構造体同士にひずみが発生しないようにしている。
【0093】
ここで、第1及び第2の支持構造体100,110を接合させる時に、図1に示すように接合する部分の角パイプ同士が直交するように組み立てるようにている。この場合、図2に示すように両者を載置接合させた時、第1の支持構造体100の前後側の枠体101,102を構成する角パイプ101b,101c,102b,102c,102d等が第2の支持構造体110を構成する上部の角パイプ111a,112aに当接して接合されるため、その接合する面積が広くなり、よって上述した不具合が生じる。
【0094】
そのため、先に説明したように図4を参照してさらに詳細に説明すれば、例えば第1の支持構造体100側の第2の支持構造体110側の角パイプ111a,112aの接合面116〜119と接合される連結角パイプ103,104が、第1の支持構造体100を構成する角パイプ101b,101c,102b,102c,102dより下部、つまり第2の支持体110側に突出するように設けている。これにより、図4(b)に示すように第1及び第2の支持構造体を接合させた時には、上述した角パイプ101a,101b,102a,102b,102cが、角パイプ111a,112aと接することはなく、接触面積が広くなることによる上述した不具合を解消できる。
【0095】
特に、この実施形態によれば、図4に示すように互いに連結される支持構造体同士が接合される時の面積が最小になるように、接合する部分以外での接触を避けるために、少なくとも一方側の支持構造体を構成する接合するための角パイプ103,104と、111a,112aを、互いの支持構造体100,110を組み立てる他の角パイプより突出するようにして設ける。これにより、接合面積を最小限にすることが可能となり、互いに直交されるような場合に接合面積が最小となる。
【0096】
この実施形態においては、画像形成部3の基体となる第1の支持構造体100と、多段記録材供給部5の基体となる第2の支持構造体110とについて説明しているが、上述したように複写システムを構成するためにその他多くのユニットが準備されている。そのため、これらのユニットを分離してなる支持構造体についても応用が可能である。
【0097】
また、画像形成部3の第1の支持構造体100の各角パイプと、多段記録材供給部5の第2の支持構造体100の各角パイプとの中で、対向すると共に互いに直交する関係にある角パイプ同士を当接面116〜119にて接合させるように説明した。しかし、極力当接する面積を抑えるように角パイプ同士が当接するようにすればよく、支持構造物を角パイプで構成したり、また角パイプの形状を変更することも可能である。
【0098】
(本発明の第1の実施形態による他の態様)
ここで、本発明のデジタル複写機1を構成する各種構成要素を収容し支持するための図1及び図2に示す第1及び第2の支持構造体100,110を構成する角パイプは、その製造法が、一般的に平板Hを丸パイプ形状に形成し、その両端部を予め接合しておき、必要に応じて固着部HPにおける不要部分を削除し、表面処理を行う。このように丸型パイプを、角パイプを形成するための型に入れ、角形状に形成し、角型パイプを形成している。そのため、各角型パイプには、それぞれに固着部HPが図6に示すように存在している。
【0099】
このように製造される角パイプの4面の中で一つの面には、接合部HPが存在する。その固着部HPが存在する面は最もひずみが発生すると考えられる。そのため、図6のように、各角パイプを組み合わせて第1の支持構造体100や第2の支持構造体110、さらにそれらを接合して、一つの一体型支持構造体10を構成させる場合、各パイプの固着部HPの面を避けるように考慮し、それぞれを接合する。これにより、上述したひずみ等の影響を解消できるようになる。そして、支持構造体100と110との接合部、つまり当接部分においても、角パイプの固着部HPが対向しないように互いの組み合わせを考慮すれる。このように配慮しておけば、ひずみ等の影響をなくし、さらなる位置精度の向上にもつながる。
【0100】
図6において、特に連結角パイプ104については、図1や図2に示すように角パイプ101bに溶着されるが、その溶着においては、上述した固着部HPの面が角パイプ101bと対向して溶着されないようにしており、また角パイプ101bの固着部HPの面も、連結角パイプ104の面に対向して溶着されないようにしている。
【0101】
また、本発明の実施形態の説明においては、上下の位置関係を確保して設けられる複数の第1の支持構造体100と第2の支持構造体110を接合させ、そのスペース内に複写システムを構成する各種構成要素を収納し、支持させるようにしている。そこで、これらの支持構造体の持ち運びを考え、支持構造体の運搬中に発生する構造物のひずみ、あるいは支持構造体に例えば画像形成部3の各種構成要素を収容し、支持してなる装置を他の支持構造体110上へと搬送し、接合させる時に生じるひずみ等を極力抑えるように、図8(a)及び(b)に示しているように、第1の支持構造体100を構成してなる一組の平行な角パイプ107、108の内部空間に、該支持構造体100を安定した状態でもって持ち上げ、運搬等を行える取っ手122が相対するように4カ所に設けられている。
【0102】
そして図7に示すように、この取っ手122をそれぞれの角パイプ107及び108から所定の位置まで引き出して、第1の支持構造体100を持ち上げながら他方の第2の支持構造体110の角パイプ111a及び112aの所定の位置に当接させて接合するようにしておけば、第1の支持構造体100のひずみ等の影響が生じることなく、簡単に両者を位置決めした状態で接合することができる。
【0103】
また、第1の支持構造体100内に、画像形成部3の一部、あるいは全ての構成要素を収容し、支持した状態のものものを、上述した第2の支持構造体110に位置決めして接合させる場合においても、それぞれの位置関係でもって支持されている各種構成要素の位置精度をひずませることなく、複数のユニット構成からなる複写システムとして構成させることができる。
【0104】
例えば、図9に示すように第2の支持構造体110に給紙トレイ43,44等を収容し、さらに外装等を取り付けて組み立てた多段記録材供給部5の上部に、第1の支持構造体100に画像形成を行うための各構成要素を支持させ外装等を取り付けて組み立てた画像形成部3を、位置決め部材、特に位置決めピン120に位置決め穴121を嵌め込むようにして載置する。そして、再給紙ユニット48に対応する部分48a等を引き出し、例えば第1及び第2の支持構造体100,110を連結部材にて固定する。また、装置の取っ手122の部分での連結位置にて互いに連結するようにして固定できる。
【0105】
この場合、上記取っ手122は、支持構造物100等を持ち運ぶ時に利用できるが、第1及び第2の支持構造体100,110を接合し、一体型支持構造体10として構成した後、つまり図9に示すように、両者を接合し、互いに連結固定したて製品となした、デジタル複写機1本体を持ち運ぶための取っ手としても、そのまま利用できる。
【0106】
なお、上述した本発明の第1の実施形態の説明においては、図3に示した多数の異なるサイズのシートを給送する給紙部4を含めて構成するように説明した。しかし、画像形成部3のみを得る場合には、第1の支持構造体100にて確保されるスペース内に、各種構成要素を支持することで、画像形成装置のプリント機能を可能にするプリンタを作製できる。そして、その支持構造体100をそのまま用い、給紙部3の各種構成要素を支持するスペースを確保する第2の支持構造体110と結合し、一体型支持構造体10を構成でき、複数種のサイズの異なるシートへの画像形成を可能にするプリンタを得ることができる。
【0107】
さらに、上述した支持構造体100等をそのまま用いて、次に説明するスキャナ部2を構成する各種構成要素を支持する支持構造体を接合することで、図3に示すようなデジタル複写機1を作製できる。そのため、プリンタやデジタル複写機を得るために専用の支持構造体を個別に設けることなく、機能分離してなるそれぞれの同一の支持構造体をそのまま用いることができる。そして、それぞれを接合して一体型の支持構造体を作製し、各種構成要素を支持するようにすうことで、プリンタ、デジタル複写機等の多種多様の装置に対処できる。
【0108】
(本発明の第2の実施形態)
以上説明した第1の実施形態においては、複数の異なるサイズのシート給紙を可能にする給紙部4を別構成とした支持構造体の事例を説明した。
【0109】
次に、本発明の第2の実施形態として、画像形成装置としてスキャナ部を備えるデジタル複写機1の支持構造体について説明する。すなわち、画像形成装置そのものとしては、上述した第1の実施形態にて説明した支持構造体100等をそのまま用いる。そして、スキャナ部2を構成する各構成要素を支持するための支持構造体の特徴について説明する。
【0110】
そこで、上述した画像形成装置の画像形成部にかかる各構成要素を支持する第1及び第2の支持構造体100,110を結合してなる一体型支持構造体10上に設けられる支持構造体について説明する。この支持構造体は、スキャナ部3単体で構成可能であって、画像形成装置本体とは別体で設けられる。そして、必要に応じて画像形成装置本体に結合され、デジタル複写機1を作製可能にしたものである。
【0111】
ここで、スキャナ部3においては、透明な原稿載置台21上に載置される原稿の画像を読取るためにCCD20及びレンズ20a等からなる読取ユニット20Uを備え、該ユニット20UのCCD20の受光面に原稿の画像を結像するようにしている。そのため、CCD20までに至る原稿からの反射光の光路がずれることなく、先に説明した第1及び第2走査部材26,29等を原稿載置台21に対して平行に移動させることで、原稿の画像を光学的に走査できる。またCCD20及びレンズ20a等を構成する読取ユニット20Uを支持する支持体を振動やずれ等、また歪みや捩れ等ない部分に固定支持する必要がある。
【0112】
そのようなことを達成するたるためのスキャナ部3の支持構造体の構造について以下に詳細に説明する。ここでは、スキャナ部3としては、原稿の画像を光学的に読取ユニットを構成するCCD20等に結像する構成を例に説明する。しかし、このようなスキャナ部に限るものではない。
【0113】
図10には、スキャナ部3を構成する各種構成要素を支持するめの空間(スペース)を確保してなる支持構造体200の一例を示している。またこの支持構造体200にスキャナ部2を構成する各構成要素である第1走査部材26、第2走査部材29、及びレンズ20aとCCD20からなる読取ユニットである光学的走査手段23を実際に支持した状態を図11に斜視図で、図12にその平面図を示している。
【0114】
図10において、上述した光学的走査手段23を支持するための支持構造体200は、4本の中空の角パイプ(角形の中空材)を組み合わせて構成される両側の枠体201及び202(第1及び第2の走査部材26,27並びに読取ユニット20Uを2本の支持各パイプを介して間接的に支持するための角形中空材)を、上部で2本の連結角パイプ203及び204(角形の中空材)にて互いに固着し、光学的走査手段23を構成する各種構成要素を収容支持するための空間、つまり収容スペースを確保している。
【0115】
そして、支持構造体200は、さらに光学的走査手段23を構成する第1及び第2の走査部材26,29を直接的に支持するために、両側枠体201,202間にそれぞれ平行に固着された2本の支持角パイプ205,206(角形の支持中空材)と、その支持角パイプ205と206との間に固着された読取ユニット20Uを直接的に支持するための支持角パイプ207(角形の支持中空材)を組み込んで構成されている。
【0116】
上記支持角パイプ205及び206は、上述したように光学的走査手段23の第1及び第2の走査部材26,29を直接的に支持するために設けられたものであって、支持角パイプ207は、読取ユニット20Uであるレンズ20a及びCCD20を直接的に支持するためのものである。
【0117】
つまり、図9及び図10に示すように、第1及び第2の走査部材26,29を支持角パイプ205,206の上面で支持している。第1及び第2走査部材26,29は、支持角パイプ205,206上面をスムースに移動できるように、例えばコロ等の部材26a,29aを設けている。そして、第1及び第2走査部材26,29を同一方向に走行駆動させるために、駆動用のワイヤ60が側枠体201,202に回転可能に支持されるプーリ61,62等にて張架され、その張架されるワイヤ60を駆動するために駆動プーリ63が、例えば支持角パイプ203,204間に回転可能に軸支された駆動軸に固着され、図示しない駆動モータ等の回転力を駆動プーリに伝達している。
【0118】
また、第2の走査部材29につては、第1の走査部材26の走行速度Vに対して、V/2の速度で走行駆動されるようにするために、回転可能にプーリ64を設け、該プーリ64を含む上述した各プーリ61,62,63にワイヤ60を適宜巻回し、第1の走査部材26にワイヤ60の途中を固定している。このな構成は周知のことであって、本発明の特徴そのものではなく、駆動プーリ63が正転駆動されると、第1走査部材26を速度Vにて図10において右方向に、そして同一方向に第2走査部材29が速度V/2で走行駆動される。
【0119】
このような構成において、第1及び第2の走査部材26,29は、支持構造体200を構成する支持角パイプ205,206に支持され、図12に示すように原稿載置台21上に載置される原稿を光学的に走査することができる。そして、その走査により、支持角パイプ207に固定された読取ユニット20UのCCD20に、その前面に設けたレンズ20aを介して結像し、画像を光学的に読取走査することができる。
【0120】
上記原稿載置台21は、図示していないが、他の支持手段を介して支持構造体200を構成する連結角パイプ203,204等の上部に支持される。
【0121】
ここで、スキャナ部2においては、画像を読取るためのCCD20を含む読取ユニット20Uと、原稿の画像を光学的に走査する第1及び第2走査部材26,29との位置関係を精度よく保つことが重要となる。つまり、原稿を走査する第1及び第2の支持部材26,29が、支持角パイプ205,206の支持面上を走行する時に、その支持面の歪み等が生じれば当然、ぶれ等が生じて正確な読取りを行えなくなる。
【0122】
また、本実施形態においては、支持角パイプ205,206の上面で直接第1及び第2の走査部材26,29を支持するように説明したが、該支持角パイプ205,206に第1及び第2の走査部材26,29を支持するために別構成の支持手段を設けるような場合において、上記支持角パイプ205,206の歪み等が生じていれば、当然その歪みによるぶれ等が生じる。これは、支持角パイプ207においても同様である。
【0123】
そのため、本発明の実施形態においては、基準となる支持角パイプ205,206さらに207を予め準備した位置合わせ用の治具に固定し、その固定状態で支持角パイプ205,206と207間を互いに接合させ、溶接等にて固着している。そして、この固着後に、両側枠体201,202(他の角形中空材)をそれぞれ基準となる支持角パイプ205,206の端部と接合し、溶接等にて固着し、さらに連結パイプ203,204(他の角形中空材)を結合する。この結合完了により、位置合わせ治具より、基準の支持角パイプ205,206及び207を取り外すことで、図10に示すような構造の支持構造体200を完成する。
【0124】
このように、基準となる支持角パイプ205,206,207は、図13に示すように位置合わせ用の治具300の基準台盤301の基準面側より突出状態で設けられたパイロットピン302に、嵌め込まれて基準台盤301上に位置決めされる。そのため、基準の支持角パイプ205,206,207には、上記パイロットピン302に対応した位置に開口が予め形成されている。そして、上記基準台盤301上に位置決められて支持された角パイプ205,206,207は、図示しない固定手段にてその位置に固定保持される。このようにして、位置決め治具300に固定された状態で、支持角パイプ207の両端部分と支持角パイプ205,206との接合部を溶接等にて固着する。
【0125】
そして、図13に示す位置決め用の治具300を用いて固着した支持角パイプ205,206,207を取り外し、両側枠体201,202をさらに固着するための治具に改めて固定し、また両側枠体201,202についても他の位置決める他の治具に固定し、互いを接合する面を合わせる。この状態で接合した部分を溶接等にて固着させ、同時に連結角パイプ203,204の位置合わせを行い固着することで、支持構造体200を完成する。
【0126】
よって、支持角パイプ205,206,207等の位置関係を正確に保持でき、固着時に生じる歪みや、捩れ等が支持角パイプ205,206,207に及ぶ危惧が無くしている。そのため、支持角パイプ205,206,207に支持される光学的走査手段23を構成する第1走査部材26、第2走査部材29、及び読取ユニット20Uの各構成要素の位置関係を一定の状態に保つことが可能となる。
【0127】
ここで、支持角パイプ205,206及び207を基準として、図10に示すような支持構造体200を完成させる事例を説明したが、光学的走査手段23の構成要素の位置関係を正確に保つ必要があるものを直接又は間接して支持する支持角パイプを、基準にすることであって、これは種々変更することもできる。例えば、読取ユニット20Uである結像レンズ20a及びCCD20の位置関係を保つためには、それを支持する支持角パイプ207を基準として定め、そのたの角パイプ207を位置決め用の治具に固定しておき、最初に支持角パイプ205,206を適宜溶着等にて固着する。そして、上述したような固着を行い図10に示す支持構造体200を製作できる。
【0128】
また、走査手段を構成する第1及び第2走査部材26,29の位置関係を正確に保つためには、それを支持するための支持角パイプ205,206を位置決め用の治具に固定しておき、最初に支持角パイプ207を溶着固定し、その後に先に説明した両側枠体201,202等を固着し、支持構造体200を製作することもできる。そこで、ADF22等の搬送作用を利用して、原稿を搬送しながら画像を読取る場合、上記第1及び第2走査部材26,29を固定しておく。そのため、第1及び第2走査部材26,29は所定の位置で停止状態で位置決めされるため、特に支持角パイプ205,206等を基準として支持構造体200を製作すれば、歪み等の影響を受けることなく位置関係を維持できる。
【0129】
以上のようにしてスキャナ部2を単体で構成するための支持構造体200を得ることができ、この支持構造体200は、位置精度を要求される例えば第1や第2走査部材26,29、さらに読取ユニット20U等を支持する支持角パイプ205,206,207等を基準にして組み立てることができる。そのため、歪み等の影響を受けることなく、所定の位置関係を維持して、各種構成要素を支持でき、読取りを良好に行い、その精度を向上できる。
【0130】
(スキャナ部の支持構造体の他の態様)
図11及び図12に示すように光学的走査手段23を構成するための各構成要素を収容し、支持するための支持構造体200によれば、先に説明したように原稿を光学的に走査するために、第1及び第2の走査部材26,29を走行支持するための基準となる支持角パイプ205,206に直接支持させるような例を説明した。このような場合、支持構造体200を構成する支持角パイプ205,206の上面にコロ等の支持部材26a,29aを介して上記第1及び第2の走査部材26,29を支持するため、支持角パイプ206,207の支持面に歪みが生じていないようにする必要がある。
【0131】
そのため、図10(b)に示すように角パイプを作成する時の固着部HPが、第1及び第2の走査部材26,29を支持する面とならないようにする。しかも、歪みの影響を極力されるため、支持構造体200を製作する時に、その固着部HPの面が両側枠体201,202との接合面とならないようにしている。このようにすることで、第1及第2の走査部材26,29を支持する支持角パイプ205,206の支持面(例えば上面)の歪みの影響を極力避けることが可能となり、良好な支持面を得ることが可能となる。
【0132】
これにより、支持角パイプ205,206を用いて直接第1及び第2の走査部材26,29を走行可能に支持するような場合においても、走査時にぶれ等を極力解消し、良好なる走査を可能にできる。なお、第1及び第2の走査部材26,29は、図示しない1本又は2本の支持角パイプ205,206に平行に設けたスライド軸に保持され移動する構成であり、その一部が支持角パイプ205,206にコロ26a,29a等を介して支持されている。
【0133】
また、上記第1及び第2の走査部材26,29にて走査される光像を、受光し画像を読取るための読取ユニット20Uを構成するレンズ20a及びCCD20を支持する支持角パイプ207においても、その支持面が角パイプの接合部HPが存在する面にならないように支持構造体200を構成し、上記接合部HPと異なる面側で、上記CCD20等を支持固定する。図10(c)には、図10(a)のC−C線の断面を示すように、固着部HPと対向する面側をCCD20等の読取ユニット20Uの支持固定面として構成している。
【0134】
CCD20及びレンズ20aからなる読取ユニット20Uについては、支持角パイプ207に、直接固定支持するようにしている例を示した。しかし、支持角パイプ207に取り付け支持部材を介して固定支持するような場合においても当然、固着部HPを避けるようにすることで同様の効果を得ることができることは勿論である。
【0135】
なお、上述したように角パイプを得るには、第1の実施形態において説明した通りであり、平板Hを曲げながら一旦、丸形状のパイプを作成し、平板Hの両端部を溶接して接合し不用部を除去した固着部HPが形成される。その後、型に合わせて角パイプを作成するため、一つの面に上記接合部HPが存在する。そのため、角パイプを構成する複数の面の中で、固着部HPを有する面は、最も歪みの影響を受けている。その面を位置決めのためのための位置関係を保つ面として利用することを避けるように、上述した例で示したように構成する。そのため、歪みの影響を受けることなく良好なる位置関係を保持でき、位置精度の向上を図ることができる。
【0136】
(スキャナ部と画像形成部とを備えた複写機の支持構造体)
特にスキャナ部2においては、画像形成部3とは分離した状態で設けられる。そのため、互いの位置関係は要求されない。しかし、スキャナ部2が画像を光学的に読取るCCD20等の読取ユニット20Uの構成ではなく、原稿の画像を直接感光体31へと照射する構成においては、その互いの位置関係を保持する必要がある。そのため、画像形成部3の支持構造体100と、スキャナ部2の支持構造体200とを組付け、結合する時に生じる歪みをなくすようにすることが要求される。
【0137】
これは、本発明の第1の実施形態において説明した通りであり、支持構造体100,200を構成する角パイプとの接合面をできるだけ小面積にて行えるように配慮すればよい。
【0138】
そのため、図14に示すように、画像形成部3を構成するための各構成要素を収容に支持するための空間(スペース)を確保してなる支持構造体100には、スキャナ部2を構成する支持構造体200と位置決めするための位置決め部材を構成する位置決めピン109が設けられている。この位置決めピン109は、図に示すように四角形状の前面側枠体101の上部角パイプ101a(角形中空材)と、後面側枠体102の上部角パイプ102a(角形中空材)とのそれぞれの角(端部)に対応して設けられている。
【0139】
そして、スキャナ部2における支持構造体200は、上記支持構造体100の上面に設けられる位置決めピン109の各角部分に、支持構造体200の下面における各角部分が対応する角部分に位置決めピン109が挿通できる位置決め開口が形成されている。従って、スキャナ部2の支持構造体200が下部の画像形成部3における支持構造体100に対して、位置決め部分において、傾斜面で示す接合面130〜133で互いに接触し、その状態で互いに接合される。
【0140】
また、接合された後には、互いに固定するため、周知の連結部材等を用いて互いを連結して固定する。
【0141】
図15には、上部のスキャナ部2の支持構造体200を、下部の支持構造体100の位置決めピン109に、支持構造体200を構成する下部角パイプ201a,202a(角形中空材)に形成されている位置決め開口209を挿通し、互いを接合した状態を示している。この図15は、図14に示す第1の支持構造体100において、矢印B方向から目視した状態を示している。従って、支持構造体100を構成する上部の角パイプ101a(102a)と、支持構造体200を構成する下部角パイプ201a(202a)とが互いに直交する状態で接合される。
【0142】
このようにして互いが接合されるため、接合面積を最小限にでき、組み立て時における互いの影響を極力なくし、接合時に生じる歪みや捩れ等を極力小さくできる。もし、支持構造体200と下部の支持構造体100との角パイプ同士、互いに長手方向に平行な関係で接合されるようになれば(例えば角パイプ101aと201aとが平行関係で接合されるような場合)、広い面積で接合されることになるので、互いの支持構造体200,100の接合時に無理な力が働いて、互いに影響しあい、大きな歪みや捩れ等が発生する。そのため、支持構造体200側が歪み、折角の第1及び第2の走査部材26,29や読取ユニット20UのCCD20等の維持された位置関係が崩れるだけでなく、支持構造体100側との位置関係も大きく崩される結果となる。
【0143】
しかし、図14に示したように、互いの角パイプが直交するように接合させた後、互いを連結固定させることで、上述した不具合を解消し、スキャナ部2における位置関係を崩すことなく、下部に組付けられる画像形成部3の支持構造体100との位置関係をも崩すことがなくなる。
【0144】
以上のように、画像形成部3を構成する各構成要素を支持する支持構造体100と、スキャナ部2を構成する各種構成要素を支持する支持構造体200とを互いを結合させることで、一つの一体型の支持構造体を作製できる。そして、スキャナ部2と画像形成部3とを一体化しデジタル複写機1を組み立てる時に、互いの接合面積を小さくしているため、互いの支持構造体100,200の歪み等を極力抑制できる。そのため、それぞれの位置関係を一定に維持した状態で一体型支持構造体を作製できる。
【0145】
この場合、上述したスキャナ部2の単体で構成する場合には、スキャナ部2の構成要素を支持して構成でき、複写機として利用する場合には画像形成部3の各構成要素を支持する支持構造体100と結合させて構成することができる。そのため、同一構成の支持構造体100,200等をそのまま用いて構成でき、また互いの位置関係等を維持するためにも、図14で説明したような結合を行うことで、その目的を達成できる。
【0146】
なお、図14において、下部の支持構造体110と支持構造体100との結合においては、図1にて説明した第1の実施形態の通りであり、スキャナ部2の支持構造体200を合わせて結合して、一体型の支持構造体を構成できる。
【0147】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、装置本体を機能毎に分割したユニット構成とする場合、各ユニットを構成する各部構成品を角型の中空材を組み合わせることにより形成した支持構造体に支持し1つのユニットとした上で、要望に応じて各ユニットを所定の状態で結合して1つのシステム装置として構成させるので、各部構成ユニット間における位置精度、装置本体の振動およびひずみを低減させることができ。例えば画像形成装置においては、出力される画像を忠実に再現させることが可能となる。
【0148】
また、市場でのあらゆるニーズに対応できるラインナップとして装置を提供することができる。
【0156】
上述した構成において、請求項1に記載されている発明によれば、画像を読取る装置を構成する各種構成要素を支持するための空間を確保する支持構造体において、位置関係を要求される構成要素を支持する支持角パイプを基準として、他の角パイプを組み込むようにして支持構造体を作製するため、上記支持角パイプの歪み等を無くし、支持する位置精度を上げ、よって読取の精度をより向上させることができる。
【0157】
そして、画像読取装置を構成する原稿の画像を走査するために走行駆動される走査手段を支持する支持角パイプを基準にして他の角パイプを結合、つまり固着するようにすることで、走行駆動される走査手段が原稿に対して良好なる走査を行うことができ、よって読取精度を上げる効果を増す。
【0158】
請求項2に記載されている発明によれば、角パイプが作製される時に生じる固着部を、位置精度を要求される構成要素を支持する支持面とならないようにしており、その面での大きな歪みや捩れ等にて、位置精度が崩れることを避けることができる。
【0159】
そして、請求項3に記載されている発明によれば、読取装置の原稿の走査手段と、走査された原稿の画像を結像する読取ユニットとを支持する複数の支持角パイプを基準として支持構造体を構成するようにすれば、互いの位置関係を正確の保つことが可能となる。そのため、読取精度を上げることができる。
【0160】
さらに、請求項4及び5記載の発明によれば、画像形成部を構成する各種構成要素を支持する支持構造体と、読取部の支持構造体とを互いに結合して一体型の支持構造体を得る時に、互いの支持構造体の歪み等の影響を極力押さえることで、互いの位置関係を崩すことなく、各種構成要素を精度よく支持できる。この場合、支持構造体としては、単独で使用できる画像形成装置、読取装置を構成する支持構造体をそのまま利用でき、装置のコストダウンに貢献できる。しかも、各装置の単独使用、複合使用による支持構造体を特別に用意する必要がなく、市場ニーズに対応できる機能分離した各種のラインナップの装置を容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するためのもので、電子機器等を構成する各種構成要素を支持するための第1の支持構造体と第2の支持構造体とを接合して構成する一体型の支持構造体を示す斜視図である。
【図2】図1における第1及び第2の支持構成体を接合し、一体型の支持構成体を構成した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の電子機構の一例としてデジタル複写機の構造、及び該複写機を構成する各種構成要素を説明するための構成図である。
【図4】図1において、第1及び第2の支持構造体の位置決め状態を説明するためのもので、(a)は位置決め前の状態を、(b)は位置決めされた状態を示す図である。
【図5】第1及び第2の支持構造体の位置決め状態による互いのずれ量の関係を説明するための模式図である。
【図6】本発明の第1及び第2支持構造体を構成する角型のパイプの製造過程で生じる接合部を考慮して支持構造物及びそれの結合状態を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施形態による他の態様を説明するためのもので、支持構造体を安定した状態で持ち運べるように考慮した搬送用取っ手の配置状態を示した図である。
【図8】図7に示す搬送用の取っ手の角パイプの内部空間において出し入れされる構成の一例を示す図である。
【図9】本発明にかかる第1及び第2の支持構造体に各種構成要素を組み込んで構成されるそれぞれの装置を一体化することで機能アップできる形態による接合状態の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を説明するためのもので、画像読取装置であるスキャナ部の各種構成要素を支持する支持構造体の構成を示すもので、(a)は支持構造体の全体を示す斜視図、(b)は支持構造体を構成する角パイプを作製する時に生じる接合部と組み立てとの関係を示す図、(c)はC−C線の断面図を示す。
【図11】図10に示す支持構造体に実際に画像読取装置であるスキャナ部の各種構成要素を支持した状態を示す斜視図である。
【図12】図11の斜視図に示される支持構造体の平面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態によるスキャナ部の支持構造体を作製するために用いられる位置決め用の治具の一例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第2の実施形態において、画像形成部を構成する支持構造体とを互いに結合させて一体型の支持構造体を作製するための斜視図である。
【図15】図14において互いの支持構造体を位置決めして結合した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(電子機器)
2 スキャナ部
20 CCD(読取素子)
20a 結像レンズ
20U 読取ユニット
26 第1の走査部材(走査手段)
29 第2の走査部材(走査手段)
3 画像形成部
30 画像形成プロセス部
31 感光体ドラム(読取部)
4 給紙部
41 搬送経路
42 給紙トレイ
43 給紙トレイ
44 給紙トレイ
46 定着器
47 再供給搬送経路
48 再供給トレイ
49 排出ローラ
5 多段記録材供給部
51 連通搬送経路
53 反転搬送経路
10 一体型の支持構成体
100 第1の支持構成体
101a 接合用の角パイプ
102a 接合用の角パイプ
103 接合用の連結角パイプ
104 接合用の連結角パイプ
110 第2の支持構造体
111a 接合用の角パイプ
112a 接合用の角パイプ
120 位置決めピン(位置決め部材)
121 位置決め穴(位置決め部材)
122 搬送用の取っ手
200 支持構造体(スキャナ部用)
201a 接合用の角パイプ
202a 接合用の角パイプ
205 支持角パイプ
206 支持角パイプ
207 支持角パイプ

Claims (5)

  1. 原稿の画像を光学的に読取るために、読取原稿に対して相対的に走査され原稿画像を結像するための原稿走査手段を備え、少なくとも原稿走査手段を構成する各種構成要素を支持する支持構造体において、
    上記支持構造体は、それぞれが角型の中空材を複数組み合わせることにより、上記各構成要素を収容し、支持するスペースを確保してなり、
    上記原稿走査手段は、原稿を光学的に走査するために走行駆動される走査手段を備え、この走査手段を支持してなる角型の支持中空材を基準として、他の角型中空材を上記支持中空材に固着して組み立てられる構成としたことを特徴とする支持構造体。
  2. 上記支持中空材に走査手段を直接支持するために、該支持中空材の固着部が、上記走査手段を支持する面とならないように固着されていることを特徴とする請求項1記載の支持構造体。
  3. 上記原稿走査手段は、原稿を光学的に走査する走査手段と、該走査手段にて走査された原稿の光像を読取素子に結像し画像を光学的に読取る読取ユニットとから構成されてなり、
    該走査手段及び読取ユニットを支持する複数の支持中空材を基準としたことを特徴とする請求項1記載の支持構造体。
  4. 画像形成部を有する各種構成要素を収容し、支持するスペースを確保するために、複数の角型の中空材をそれぞれ結合して構成された第1の支持構造体と、
    上記画像形成部を構成する上で必要となる他の各種構成要素を収容し、支持するスペースを確保するために、複数の角型の中空材をそれぞれ結合して構成された第2の支持構造体とを個別に設け、
    上記第1の支持構造体と上記第2の支持構造体とを接合させる際に、接合する位置に互いの位置決めを行う部材を設け、上記第2の支持構造体の他の各種構成要素の一部に直接関係する支持中空材に対し結合された、他の各種構成要素の一部に間接関係する角型中空材を、上記第1の支持構造体の角型中空材に接合させることを特徴とする支持構造体。
  5. 上記第2の支持構造体は、原稿の画像を光学的に読取るために、読取原稿に対して相対的に走査され原稿画像を結像するための原稿走査手段を他の各種構成要素の一部として収容するものであり、
    上記第1の支持構造体と上記第2の支持構造体とを接合させる際に、接合する第1の支持構造体及び第2の支持構造体の各角型中空材を互いに直交させるようにして接合させることを特徴とする請求項4記載の支持構造体。
JP02447799A 1998-04-09 1999-02-02 支持構造体 Expired - Fee Related JP3679259B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02447799A JP3679259B2 (ja) 1998-04-09 1999-02-02 支持構造体
US09/288,575 US6259872B1 (en) 1998-04-09 1999-04-09 Support structure for an image processing device

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9703298 1998-04-09
JP10-242655 1998-08-28
JP10-97032 1998-08-28
JP24265598 1998-08-28
JP02447799A JP3679259B2 (ja) 1998-04-09 1999-02-02 支持構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000138470A JP2000138470A (ja) 2000-05-16
JP3679259B2 true JP3679259B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=27284667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02447799A Expired - Fee Related JP3679259B2 (ja) 1998-04-09 1999-02-02 支持構造体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6259872B1 (ja)
JP (1) JP3679259B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154436A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Sharp Corp 画像形成装置
US6311032B1 (en) * 2000-10-11 2001-10-30 Hewlett-Packard Company Alignment device and method for aligning input/output devices with printers
DE10052371A1 (de) * 2000-10-20 2002-05-02 Schott Glas Modular aufgebaute elektrofotografische Druckvorrichtung
JP2002217560A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Konica Corp 画像形成装置
JP2004077788A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7046941B2 (en) * 2002-10-01 2006-05-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image formation apparatus
JP3964396B2 (ja) 2004-01-20 2007-08-22 シャープ株式会社 画像形成装置の支持構造体
JP4579567B2 (ja) * 2004-03-31 2010-11-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006335480A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyocera Mita Corp 用紙後処理装置
JP4765428B2 (ja) * 2005-06-20 2011-09-07 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US7515352B2 (en) * 2006-02-17 2009-04-07 Nikon Corporation Zoom lens system and optical device using thereof
JP5003001B2 (ja) * 2006-03-31 2012-08-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置のフレーム構成
JP4820696B2 (ja) * 2006-06-05 2011-11-24 株式会社リコー 大量給紙装置及び画像形成システム
JP5152652B2 (ja) * 2008-04-30 2013-02-27 株式会社リコー 構造体及び画像形成装置
JP5061044B2 (ja) * 2008-06-25 2012-10-31 株式会社リコー 画像形成装置
JP5222818B2 (ja) * 2009-09-25 2013-06-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 脚部取り付け構造及びそれを備えた画像形成装置
JP6463134B2 (ja) * 2015-01-06 2019-01-30 キヤノン株式会社 画像形成装置の構造体、画像形成装置及び画像形成装置の構造体の製造方法
JP2020046532A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 筐体及び画像形成装置
JP7310444B2 (ja) 2019-08-28 2023-07-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置とその上側に設置される画像形成装置との位置決め構造
US11199804B2 (en) * 2019-08-30 2021-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Metal frame of image forming apparatus and image forming apparatus
JP7415677B2 (ja) 2020-03-09 2024-01-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置の構造体、画像形成装置
JP2021173890A (ja) 2020-04-27 2021-11-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN116134386A (zh) * 2020-07-27 2023-05-16 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63188160A (ja) 1987-01-30 1988-08-03 Konica Corp 複写装置
JPH02287377A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Canon Inc 画像形成装置
JPH0333762A (ja) 1990-06-08 1991-02-14 Konica Corp 複写装置
US5423604A (en) * 1993-08-27 1995-06-13 Chern; Chen-Tsung Modular cabinet frame structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000138470A (ja) 2000-05-16
US6259872B1 (en) 2001-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3679259B2 (ja) 支持構造体
JP3586115B2 (ja) 画像形成装置の支持構造体
US20140376068A1 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP3981230B2 (ja) 画像形成装置
JP2007017646A (ja) 画像形成装置の筐体構造
JP3789287B2 (ja) 機能装置の筐体構造及びその組立て方法
US6278471B1 (en) Image forming apparatus with light-scanning unit having supporting member
JP3397992B2 (ja) 画像形成装置
CN101464643B (zh) 图像读取单元和具有图像读取单元的图像形成装置
US6954610B2 (en) Image forming apparatus
JP3637413B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2006333112A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2007033802A (ja) 画像形成装置の支持構造体
JP2001154288A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2001051461A (ja) 複写機
JP4155782B2 (ja) 読取ユニット、画像読取装置及び画像形成装置
JP2022060606A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2007135243A (ja) 画像形成装置
JP3441666B2 (ja) 画像形成装置
JP2914517B2 (ja) 走査光学機器の光学系ボックス
JP4177982B2 (ja) マルチビーム光走査装置
JP3446333B2 (ja) 画像形成装置
JPH05188666A (ja) 画像形成装置
JP5205084B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2005308853A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050325

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080520

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees