JP2022060606A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で原稿の斜め送りを防止できる、画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置は、読取装置本体と、その上側にヒンジ装置46を用いて回動可能に取り付けられた原稿送り装置44とを備える。原稿送り装置の背面フレーム90と正面フレームとを所定間隔に固定する梁フレーム94には、背面フレームよりも外側に延出される延出部132が形成され、この延出部にヒンジ装置の回動部材68と結合される第3結合部144が形成される。【選択図】図10

Description

この発明は画像読取装置および画像形成装置に関し、特にたとえば、画像読取部を有する読取装置本体の上側にヒンジ装置を用いて原稿送り装置が回動可能に取り付けられた、画像読取装置および画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の画像形成装置は、原稿搬送装置(原稿送り装置)と画像読み取り装置(読取装置本体)とを備え、原稿搬送装置のフレームと、このフレームと搬送駆動系とを取り付けるパネルと、画像読み取り装置に対して原稿搬送装置を開閉可能なヒンジ(ヒンジ装置)とを有する。ヒンジは、画像読み取り装置に固定される固定部材と、原稿搬送装置を支持する可動部材(回動部材)とで構成される。そして、特許文献1の技術では、パネルに対して、フレームを取り付けると共に、ヒンジを取り付けるヒンジ取付板を取り付けている。また、このヒンジ取付板に対して強度アームを取り付け、この強度アームをパネルのフレームを取り付けた部分に連結している。
特開2003-228141号公報
読取装置本体に対して原稿送り装置を回動可能に連結するヒンジ装置には、固定部材に対して回動部材(つまり読取装置本体に対して原稿送り装置)が開く方向に付勢力を作用させる付勢機構を有するものがある。これは、原稿送り装置を閉じるときにその自重によって勢いよく閉まることを防止し、かつ、軽い力で原稿送り装置を開くことができるようにするためである。このような付勢機構を有するヒンジ装置を備える画像読取装置では、付勢機構によって、原稿送り装置に対して開く方向(上方向)の力が常に作用する。
特許文献1の技術では、原稿送り装置が備える一対のサイドフレームのうち、一方のサイドフレーム(背面フレーム)にヒンジ装置の回動部材が取り付けられるので、付勢機構の付勢力は、他方のサイドフレーム(正面フレーム)よりも、回動部材が取り付けられる一方のサイドフレームに対してより大きく作用する。このため、原稿送り装置の重心を挟んで配置される一対のサイドフレーム間に歪みが生じてしまい(つまり、他方のサイドフレームに対して一方のサイドフレームが傾いてしまい)、一対のサイドフレームによって支持される複数の搬送ローラの並行度がずれて、原稿が斜め送りされる恐れがあった。また、このような正面フレームと背面フレームとの歪みが発生しないようにするためには、正面フレームと背面フレームをより多くの締結部材で強固に締結する必要があり、その結果、原稿送り装置の重量増加を招く恐れがあった。この原稿送り装置の重量増加は、付勢機構の付勢力の増加を招き、更に補強する必要が生じて、原稿送り装置が大型化するという恐れもあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、簡単な構成で、複数の搬送ローラの並行度を保持でき、原稿の斜め送りを防止できる、画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、画像読取部を有する読取装置本体の上側にヒンジ装置を用いて原稿送り装置が回動可能に取り付けられた画像読取装置であって、原稿送り装置は、原稿搬送路に設けられる複数の搬送ローラ、複数の搬送ローラの一方端部を回転可能に支持する板状の第1サイドフレーム、第1サイドフレームと平行に設けられ、複数の搬送ローラの他端部を回転可能に支持する板状の第2サイドフレーム、およびヒンジ装置と対応する位置に設けられ、第1サイドフレームと第2サイドフレームとを所定間隔に固定する梁フレームを備え、ヒンジ装置は、読取装置本体に固定される固定部材、固定部材に対して支軸まわりに回動可能に連結されると共に、第1サイドフレームと結合されて原稿送り装置を支持する回動部材、および固定部材に対して回動部材が開く方向に付勢力を作用させる付勢機構を備える。また、梁フレームは、第1サイドフレームと結合される第1結合部と、第2サイドフレームと結合される第2結合部とを有し、第1サイドフレームと第2サイドフレームとの間に架け渡される梁本体、梁本体の一方端部から第1サイドフレームの外側に延出される延出部、および延出部に形成され、回動部材と結合される第3結合部を有する。
第1の発明によれば、第1サイドフレームと第2サイドフレームとを所定間隔に固定する梁フレームに延出部を形成し、この延出部をヒンジ装置の回動部材に固定する。これにより、付勢機構の付勢力が第1サイドフレームおよび第2サイドフレームの双方に同様に作用するようになり、フレーム剛性を上げることができるので、第1サイドフレームと第2サイドフレームとの間に歪みが生じることを防止できる。したがって、簡単な構成で、複数の搬送ローラの並行度を保持でき、原稿の斜め送りを防止できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、梁本体は、底壁部と、底壁部の一方側縁部から立ち上がる第1縦壁部とを有し、延出部は、第1縦壁部の一方端部から延出される。
第2の発明によれば、延出部が第1縦壁部から延出される、つまり延出部が縦壁状に形成されるので、延出部の上下方向に対する曲げ強度(剛性)を大きくすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、第1縦壁部の上下方向長さは、長手方向の略全長に亘って同じ大きさであり、延出部の上下方向長さは、長手方向の略全長に亘って第1縦壁部の上下方向長さと同じ大きさである。
第3の発明によれば、第1縦壁部および延出部を、長手方向の略全長に亘って上下方向長さが一定に形成するので、梁フレーム全体の上下方向に対する曲げ強度を大きくすることができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明に従属し、回動部材は、付勢機構を保持する保持部材、および保持部材の外側面に取り付けられるフレーム固定部材を備え、第1サイドフレームは、延出部が挿通される第1挿通部を有する縦板状の第1サイドフレーム本体、および第1サイドフレーム本体の下端部から外側に延出され、フレーム固定部材が挿通される第2挿通部を有する横板状の対向延出部を有し、フレーム固定部材は、第3結合部と対向延出部とに固定される。
第5の発明は、第4の発明に従属し、梁本体は、底壁部と、底壁部の一方側縁部から立ち上がる第1縦壁部と、底壁部の他方側縁部から立ち上がる第2縦壁部を有し、フレーム固定部材は、天壁部と、天壁部の両側縁部から下方に延びる一対の側壁部とを有し、梁本体の底壁部は、フレーム固定部材の一対の側壁部の高さ範囲内に配置され、第1サイドフレーム本体は、梁本体とフレーム固定部材との間に挟まれて固定される。
第5の発明によれば、梁フレームの梁本体と第1サイドフレームとヒンジ装置のフレーム固定部材との連結部分の上下方向に対する曲げ強度を大きくすることができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明に従属し、梁フレームは、第1サイドフレームの長手方向において、複数の搬送ローラが配置される側の端部に配置される。
第6の発明によれば、搬送ローラを保持する部分のフレーム剛性を効果的に上げることができるので、一対のサイドフレーム間の歪みをより適切に抑制できる。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明に従属し、原稿送り装置は、第2画像読取部を備え、第2画像読取部の読取センサは、梁本体上に固定される。
第7の発明によれば、読取センサを固定するための固定フレームを別途設ける必要がなくなり、原稿送り装置を軽量化することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明に係る画像読取装置を備える、画像形成装置である。
第8の発明によれば、第1から第7のいずれかの発明と同様の作用効果を奏し、簡単な構成で、複数の搬送ローラの並行度を保持でき、原稿の斜め送りを防止できる。
この発明によれば、第1サイドフレームと第2サイドフレームとを所定間隔に固定する梁フレームに延出部を形成し、この延出部をヒンジ装置の回動部材に固定する。これにより、付勢機構の付勢力が第1サイドフレームおよび第2サイドフレームの双方に同様に作用するようになり、フレーム剛性を上げることができるので、第1サイドフレームと第2サイドフレームとの間に歪みが生じることを防止できる。したがって、簡単な構成で、複数の搬送ローラの並行度を保持でき、原稿の斜め送りを防止できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例の画像読取装置を備える画像形成装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 画像読取装置が備える原稿送り装置の外観を示す斜視図である。 原稿送り装置のフレーム構造を示す斜視図である。 画像読取装置が備えるヒンジ装置の外観を示す斜視図である。 ヒンジ装置の内部構造を示す断面図である。 背面フレームを示す斜視図である。 正面フレームを示す斜視図である。 左梁フレームを示す斜視図である。 背面フレームおよび正面フレームに対する左梁フレームの取付構造を示す斜視図である。 画像読取装置のヒンジ装置周辺部分を示す第1斜視図である。 画像読取装置のヒンジ装置周辺部分を示す第2斜視図である。 画像読取装置のヒンジ装置周辺部分を示す背面図である。 左梁フレーム上に設けられた読取センサを示す斜視図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例の画像読取装置14は、読取装置本体42と、読取装置本体42に対して開閉可能に設けられる原稿送り装置44とを備え、電子写真方式によって用紙に画像を形成する画像形成装置10に用いられる。
先ず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり図示しない操作パネルが設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
図1に示すように、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であって、画像形成装置本体12と、その上側に配置される画像読取装置14とを含む。
画像形成装置本体12には、CPUおよびメモリ等を含む制御部16、および画像形成部18などが内蔵される。制御部16は、操作パネルへの入力操作などに応じて、画像読取装置14を含む画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。すなわち、制御部16は、読取装置本体42および原稿送り装置44の制御部でもある。
画像形成部18は、露光ユニット20、現像器22、感光体ドラム24、クリーナユニット26、帯電器28、中間転写ベルトユニット30、転写ローラ32および定着ユニット34等を備え、給紙トレイ36等から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ38に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、後述する第1画像読取部50および第2画像読取部64で読み取った画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器22、感光体ドラム24、クリーナユニット26および帯電器28のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
また、画像形成装置本体12の筐体内には、給紙トレイ36等からの用紙をレジストローラ40、転写ローラ32および定着ユニット34を経由させて排紙トレイ38に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット34を通過した後の用紙を、転写ローラ32の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラが適宜設けられる。
画像読取装置14は、読取装置本体42と、読取装置本体42の上側にヒンジ装置46(図4参照)を用いて回動可能に取り付けられた原稿送り装置44とを備える。原稿送り装置44は、原稿押えカバーとしても用いられるものである。また、読取装置本体42の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作パネルが設けられる。この操作パネルには、タッチパネル付きディスプレイおよび操作ボタン等が適宜設けられる。
読取装置本体42の筐体は、透明材によって形成される原稿載置台48を上面に有し、その内部には、原稿の表面画像を読み取るための第1画像読取部50が設けられる。第1画像読取部50は、光源、複数のミラー、結像レンズおよび読取センサ(ラインセンサ)等を備える。光源および複数のミラー等は、走査ユニットを構成している。第1画像読取部50は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光を読取センサの受光素子に結像させる。読取センサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。読取センサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等を用いるとよい。
このような第1画像読取部50は、原稿載置台48上に載置された原稿の画像を読み取る固定読みと、原稿送り装置44によって搬送される原稿の画像を読み取る流し読みとに対応している。すなわち、固定読みの場合には、光源および複数のミラー等の走査ユニットが原稿載置台48の下方で副走査方向に往復移動することによって、原稿の原稿載置台48側の画像を読み取る。一方、流し読みの場合には、走査ユニットは、ホームポジションである第1画像読取位置P1の下方で待機される。そして、第1画像読取部50は、原稿送り装置44によって搬送される原稿が第1画像読取位置P1を通過するときに、原稿の表面側(第1画像読取部50側)の画像を読み取る。
図1と共に図2および図3を参照して、原稿送り装置44は、原稿を1枚ずつ自動的に連続搬送可能な自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)であって、筐体52を備える。筐体52は、その骨格をなすフレームと、フレームの外面を覆う外装部材とで構成される。後述するように、筐体52のフレームは、一対のサイドフレーム90,92(背面フレーム90および正面フレーム92)、および複数の梁フレーム94,96,98(左梁フレーム94、右梁フレーム96および左上梁フレーム98)等を含む。
筐体52の中央上部には、給紙口52aが形成されており、この給紙口52aから斜め右上方向に延びるように原稿載置トレイ54が設けられる。また、筐体52の中央下部には、排紙口52bが形成されており、この排紙口52bから斜め右上方向に延びるように原稿排紙トレイ56が設けられる。また、筐体52の左側部分には、後述する第2画像読取部64の外周面に沿うように給紙口52aから排紙口52bまでU字状に延びる原稿搬送路L3が形成されている。この原稿搬送路L3には、原稿送り機構58が設けられる。すなわち、原稿送り機構58は、原稿送り装置44の左側部分に配置されている。
原稿送り機構58は、ピックアップローラ60および複数の搬送ローラ62などを含み、原稿載置トレイ54に積載された原稿を、第1画像読取位置P1および後述する第2画像読取位置P2を経由させた後、原稿排紙トレイ56まで搬送する。複数の搬送ローラ62には、原稿搬送路L3の上流側端部に設けられる給紙ローラ、第1画像読取位置P1の上流側に設けられて給紙タイミングを調節するレジストローラ、および原稿搬送路L3の下流側端部に設けられる排紙ローラ等が含まれる。これら複数の搬送ローラ62は、一対のサイドフレーム90,92によって回転可能に支持される。なお、図3では、原稿送り装置44のフレーム構造に加えて、複数の搬送ローラ62の一部も図示している。
原稿送り装置44の筐体52は、一対のサイドフレーム90,92、すなわち、背面側に配置される板状の背面フレーム90と、正面側において背面フレーム90と平行に配置される板状の正面フレーム92とを備える。背面フレーム90は、複数の搬送ローラ62の一方端部(後端部)を回転可能に支持し、正面フレーム92は、複数の搬送ローラ62の他端部(前端部)を回転可能に支持する。また、背面フレーム90の背面側には、複数の搬送ローラ62等を回転駆動させるモータが適宜設けられる。
また、筐体52は、背面フレーム90と正面フレーム92とを前後方向に所定間隔で固定する複数の梁フレーム94,96,98、すなわち、左梁フレーム94、右梁フレーム96および左上梁フレーム98を備える。左梁フレーム94は、背面フレーム90および正面フレーム92の左端部に配置される。つまり、左梁フレーム94は、背面フレーム90の長手方向において複数の搬送ローラ62が配置される側の端部に配置される。具体的には、左梁フレーム94は、後述する左ヒンジ装置46と対応する位置に設けられる(図10参照)。また、右梁フレーム96は、背面フレーム90および正面フレーム92の右端部であって、右ヒンジ装置(図示せず)と対応する位置に設けられる。さらに、左上梁フレーム98は、左梁フレーム94の上方に配置される。
また、この第1実施例では、原稿送り装置44は、原稿の裏面側の画像を読み取るための第2画像読取部64を備える。第2画像読取部64は、第1画像読取部50と同様に、光源、複数のミラー、結像レンズおよび読取センサ64a(図12参照)等を備え、これらはユニット化された状態で筐体52内に配置される。この第2画像読取部64は、原稿送り装置44によって搬送される原稿の画像を読み取る流し読みに対応している。すなわち、第2画像読取部64は、ユーザから原稿の両面読み取りの要求があった場合、原稿送り装置44によって搬送される原稿が第2画像読取位置P2を通過するときに、原稿の裏面側(第2画像読取部64側)の画像を読み取る。
このような原稿送り装置44は、読取装置本体42の筐体上面に対して、1または複数のヒンジ装置を用いて開閉可能に取り付けられる。この第1実施例の画像読取装置14は、背面側(奥側)の左端部に設けられる左ヒンジ装置46と、背面側の右端部に設けられる右ヒンジ装置とを備える。すなわち、原稿送り装置44は、背面側に設けられる左右一対のヒンジ装置を開閉支点として前面側が上下動するように開閉自在とされる。
次に、図4および図5を参照して、ヒンジ装置の構成について簡単に説明する。左右一対のヒンジ装置としては、互いに同じ基本構成を有するものを用いればよいので、ここでは代表して左ヒンジ装置46の構成について説明する。ただし、ここで説明する左ヒンジ装置46(右ヒンジ装置も同様)の構成は、単なる一例であり、その具体的構成については適宜変更可能である。また、左ヒンジ装置46と右ヒンジ装置とでは、フレーム固定部材76の構成が変更される。
図4および図5に示すように、左ヒンジ装置46は、読取装置本体42のフレームに固定される固定部材66と、原稿送り装置44を支持する回動部材68とを備える。回動部材68は、固定部材66に対して支軸70まわりに回動可能に連結されている。また、回動部材68には、固定部材66に対して回動部材68が開く方向に付勢力を作用させる付勢機構72が設けられる。したがって、原稿送り装置44には、読取装置本体42に対して原稿送り装置44が開く方向に付勢力が作用する。
具体的には、回動部材68は、一対のばねホルダ80,82およびコイルばね84を含む付勢機構72を保持する保持部材74と、保持部材74の外側面を覆うように設けられるフレーム固定部材76とを備える。保持部材74は、その基端部に設けられる支軸70(ヒンジピン)を介して固定部材66に対して回動可能に連結される。また、フレーム固定部材76は、その先端部に設けられる結合軸78によって保持部材74に連結される。このフレーム固定部材76は、原稿送り装置44の筐体52のフレームと結合される。フレーム固定部材76の具体的構成については、後述する。
保持部材74内には、一対のばねホルダ80,82、すなわち第1ばねホルダ80および第2ばねホルダ82が前後方向にスライド可能に設けられており、これら第1ばねホルダ80および第2ばねホルダ82によってコイルばね84が圧縮された状態で保持される。このコイルばね84は、第1ばねホルダ80および第2ばねホルダ82に対して互いに離れる方向に付勢力を作用させる。また、フレーム固定部材76の先端部には、結合軸78の下側に第1ホルダストッパ86が設けられ、固定部材66には、支軸70の斜め下側に第2ホルダストッパ88が設けられる。
したがって、第1ホルダストッパ86(延いては回動部材68)に対しては、第1ばねホルダ80を介してコイルばね84から前方向の付勢力が作用する。一方、第2ホルダストッパ88(延いては固定部材66)に対しては、第2ばねホルダ82を介してコイルばね84から後方向の付勢力が作用する。この際、第2ホルダストッパ88が支軸70から斜め下方に離れた位置に配置されていることから、回動部材68には、固定部材66に対して開く方向に付勢力が作用する。この付勢力は、原稿送り装置44を閉じた状態において最も大きく作用する。
ここで、従来の画像読取装置においては、ヒンジ装置のフレーム固定部材は、原稿送り装置が備える背面フレームに固定されていた。このため、付勢機構の付勢力は、正面フレームよりも背面フレームに対してより大きく作用していた。付勢機構の付勢力は、原稿送り装置を閉じた状態においても作用するので、従来の画像読取装置では、原稿送り装置の重心を挟んで配置される一対のサイドフレーム間に歪みが生じてしまい、複数の搬送ローラの並行度がずれて、原稿が斜め送りされるという恐れがあった。
そこで、この第1実施例では、一対のサイドフレーム90,92間の歪みに起因する原稿の斜め送りを防止するため、左梁フレーム94(梁フレームの一例)に延出部132を形成し、この延出部132を左ヒンジ装置46(ヒンジ装置の一例)のフレーム固定部材76に結合(固定)するようにした。すなわち、左梁フレーム94を左ヒンジ装置46と一体化し、この左梁フレーム94に背面フレーム90および正面フレーム92を結合して1つの枠体を構成する取付構造にすることで、少ない材料でもフレーム剛性を上げることができるようにした。
以下、左ヒンジ装置46に対する原稿送り装置44の取付構造について具体的に説明する。上述のように、原稿送り装置44は、背面フレーム90(第1サイドフレームの一例)、背面フレーム90と平行に配置される正面フレーム92(第2サイドフレームの一例)、および背面フレーム90と正面フレーム92とを所定間隔に固定する左梁フレーム94を備える(図3参照)。また、左梁フレーム94は、左ヒンジ装置46と対応する位置であって、複数の搬送ローラ62が配置される側の端部である左端部に配置される。
図6に示すように、背面フレーム90は、縦板状の背面フレーム本体100と、背面フレーム本体100の下端部から外側(背面側)に延出された横板状の対向延出部102とを備える。
背面フレーム本体100の左端部には、左梁フレーム94の延出部132が挿通される第1挿通部104が形成される。また、背面フレーム本体100の左端部には、第1挿通部104の下側に、第1固定部106および第2固定部108が形成される。第1固定部106は、左梁フレーム94の第1結合部140とねじ部材(締結部材)を用いて結合される部分であって、締結部材が挿通される挿通孔を含む。第2固定部108は、左梁フレーム94の第4結合部146およびフレーム固定部材76の第3支持部76fとねじ部材を用いて結合される部分であって、ねじ部材が挿通される挿通孔を含む。
対向延出部102の左端部には、フレーム固定部材76が挿通される第2挿通部110が形成される。また、対向延出部102の左端部には、第2挿通部110の両側に、第3固定部112が形成される。第3固定部112は、フレーム固定部材76の第1支持部76dとねじ部材を用いて結合される部分であって、ねじ部材と螺合されるねじ孔を含む。
また、背面フレーム本体100の右端部には、右梁フレーム96と結合される第4固定部114が形成される。さらに、対向延出部102の右端部には、右ヒンジ装置のフレーム固定部材が挿通される第3挿通部116、および右ヒンジ装置のフレーム固定部材と結合される第5固定部118が形成される。さらにまた、背面フレーム本体100には、左上梁フレーム98と結合される固定部、および複数の搬送ローラ62の軸が挿通される軸受部などが適宜形成される。
図7に示すように、正面フレーム92は、縦板状の正面フレーム本体120を備える。正面フレーム本体120の左端部には、第6固定部122が形成される。第6固定部122は、左梁フレーム94の第2結合部142とねじ部材を用いて結合される部分であって、ねじ部材が挿通される挿通孔を含む。また、正面フレーム本体120の右端部には、右梁フレーム96と結合される第7固定部124が形成される。さらに、正面フレーム本体120には、左上梁フレーム98と結合される固定部、および複数の搬送ローラ62の軸が挿通される軸受部などが適宜形成される。
図8に示すように、左梁フレーム94は、背面フレーム90と正面フレーム92との間に架け渡される梁本体130と、梁本体130の一方端部(後端部)から背面フレーム90の外側(背面側)に延出される延出部132とを有する。
梁本体130は、背面フレーム90と正面フレーム92との間隔を規定する部位であって、全体形状として上側開口の溝状に形成される。具体的には、梁本体130は、矩形板状の底壁部134と、底壁部134の一方側縁部(左側縁部)から立ち上がる第1縦壁部136と、底壁部134の他方側縁部(右側縁部)から立ち上がる第2縦壁部138とを有する。第1縦壁部136の上下方向長さ(底壁部134からの突出高さ)は、その長手方向(前後方向)の略全長に亘って同じ大きさであり、第1縦壁部136の上縁部には、第2縦壁部138側(右側)に向かって折り曲げられた屈曲部136aが形成される。第1縦壁部136の上下方向長さは、第2縦壁部138の上下方向長さよりも大きく設定され、たとえば16.8mmである。
また、梁本体130の一方端部には、第1結合部140および第4結合部146が形成される。第1結合部140は、背面フレーム90の第1固定部106と結合される部分であって、ねじ部材と螺合されるねじ孔を含む。第4結合部146は、背面フレーム90の第2固定部108およびフレーム固定部材76の第3支持部76fと結合される部分であって、ねじ部材と螺合されるねじ孔を含む。さらに、梁本体130の他端部(前端部)には、第2結合部142が形成される。第2結合部142は、正面フレーム92の第6固定部122と結合される部分であって、ねじ部材と螺合されるねじ孔を含む。
延出部132は、この実施例では第1縦壁部136の一方端部から延出され、縦板状に形成される基板部132aを有する。延出部132の上下方向長さは、長手方向の略全長に亘って同じ大きさであり、かつ、第1縦壁部136の上下方向長さと同じ大きさに設定される。つまり、第1縦壁部136および延出部132は、その全長に亘って上下方向長さが一定の連続する縦板状に形成される。延出部132が縦板状の基板部132aを有することで、延出部132の上下方向に対する曲げ強度(剛性)を大きくすることができる。また、第1縦壁部136および延出部132を略全長に亘って上下方向長さが一定の縦板状に形成することで、左梁フレーム94全体の上下方向に対する曲げ強度を大きくすることができる。
また、基板部132aの上縁部には、右側に向かって折り曲げられた第1屈曲部132bが形成され、基板部132aの下縁部には、右側に向かって折り曲げられた第2屈曲部132cが形成される。すなわち、延出部132は、右側開口の溝状に形成され、延出部132の断面形状は、梁本体130の一方側縁部(底壁部134の左側縁部および第1縦壁部136によって形成される部分)の断面形状と同じ形状を有する。延出部132が第1屈曲部132bおよび第2屈曲部132cを有することで、延出部132の上下方向および左右方向に対する曲げ強度をより大きくすることができる。また、延出部132の断面形状を梁本体130の一方側縁部の断面形状と同じにすることで、左梁フレーム94全体の上下方向および左右方向に対する曲げ強度をより大きくすることができる。
さらに、延出部132の第1屈曲部132bには、第3結合部144が形成される。第3結合部144は、フレーム固定部材76の第2支持部76eとねじ部材を用いて結合される部分であって、ねじ部材が挿通される挿通孔を含む。
一方、左ヒンジ装置46は、上述のようにフレーム固定部材76を備える。図4に示すように、フレーム固定部材76は、矩形板状の天壁部76a、および天壁部76aの両側縁部(右側縁部および左側縁部)のそれぞれから下方に延びる一対の側壁部76b,76c、つまり右側壁部76bと左側壁部76cとを有し、全体形状として下側開口の溝状に形成される。
フレーム固定部材76の右側壁部76bおよび左側壁部76cのそれぞれの下縁部には、外側(右側および左側)に向かって折り曲げられた屈曲部が形成され、この屈曲部に第1支持部76dが形成される。第1支持部76dは、背面フレーム90の対向延出部102に形成された第3固定部112と結合される部分であって、ねじ部材が挿通される挿通孔を含む。
また、左側壁部76cの上縁部には、上側に突出した後、外側(左側)に向かって折り曲げられたL字状の突出部が形成され、この突出部に第2支持部76eが形成される。第2支持部76eは、左梁フレーム94の延出部132に形成された第3結合部144と結合される部分であって、ねじ部材と羅合されるねじ孔を含む。
さらに、天壁部76aの先端部(前端部)の右側部には、上側に突出する突出部が形成され、この突出部に第3支持部76fが形成される。第3支持部76fは、背面フレーム90の第2固定部108および左梁フレーム94の第4結合部146と結合される部分であって、ねじ部材が挿通される挿通孔を含む。
上述のような各部材を組み立てる際には、先ず、図9に示すように、ねじ部材を用いて、背面フレーム90の第1固定部106と左梁フレーム94の第1結合部140とを結合(締結)すると共に、正面フレーム92の第6固定部122と左梁フレーム94の第2結合部142とを結合する。この際には、背面フレーム90の第1挿通部104に左梁フレーム94の延出部132を挿通して、背面フレーム90の背面側に延出部132を突出させる。
そして、図10および図11に示すように、背面フレーム90の第2挿通部110に左ヒンジ装置46のフレーム固定部材76を挿通し(嵌め入れ)、背面フレーム90の第3固定部112とフレーム固定部材76の第1支持部76dとをねじ部材を用いて結合する。また、延出部132の第3結合部144とフレーム固定部材76の第2支持部76eとをねじ部材を用いて結合する。この際には、フレーム固定部材76の第1支持部76dおよび第2支持部76eのそれぞれが、背面フレーム90の第3固定部112および延出部132の第3結合部144のそれぞれの下側に位置するようにする。つまり、第1支持部76dおよび第2支持部76eが第3固定部112および第3結合部144を下側から支持する状態にする。これにより、原稿送り装置44が開く方向(上方向)の付勢力がこの結合部分に作用しても、ねじ部材にかかる負荷が低減されるので、結合部分の破損が防止される。
さらに、左梁フレーム94の第4結合部146およびフレーム固定部材76の第3支持部76fの間に背面フレーム90の第2固定部108を挟み込んだ状態で、第2固定部108と第4結合部146と第3支持部76fとをねじ部材を用いて結合する。これにより、背面フレーム90、左梁フレーム94およびフレーム固定部材76がより強固に一体化され、延いてはこの取付構造全体の剛性が上がる。
また、図11および図12に示すように、この第1実施例では、左梁フレーム94の梁本体130を上側開口の溝状(上向きの「コ」の字状)に形成し、フレーム固定部材76を下側開口の溝状(下向きの「コ」の字状)に形成している。そして、互いに逆を向く溝状の梁本体130とフレーム固定部材76とで背面フレーム90を挟み込んで固定するので、この連結部分の上下方向に対する曲げ強度を大きくすることができる。さらに、この第1実施例では、梁本体130の底壁部134をフレーム固定部材76の側壁部76b,76cの高さ範囲h内に配置している。これにより、この連結部分の上下方向に対する曲げ強度をより大きくすることができる。
さらに、図13に示すように、この第1実施例では、第2画像読取部64の読取センサ64aを左梁フレーム94の梁本体130上に配置している。これにより、読取センサ64aを固定するための固定フレームを別途設ける必要がなくなり、原稿送り装置44を軽量化することができる。
以上のように、この第1実施例によれば、背面フレーム90と正面フレーム92とを所定間隔に固定する左梁フレーム94に延出部132を形成し、この延出部132を左ヒンジ装置46の回動部材68に固定している。これにより、付勢機構72の付勢力が背面フレーム90および正面フレーム92の双方に同様に作用するようになり、フレーム剛性を上げることができるので、背面フレーム90と正面フレーム92との間に歪みが生じることを適切に防止できる。したがって、簡単な構成で、複数の搬送ローラ62の並行度を保持でき、原稿送り装置44における原稿の斜め送りを適切に防止できる。
また、背面フレーム90と正面フレーム92との接続強度(取付剛性)を上げるために、梁フレームの数を増やしたり、梁フレームを大型化したりする必要もないので、原稿送り装置44の重量化および大型化、ならびに製造コストの増加を効果的に抑制できる。
さらに、複数の搬送ローラ62が設けられる側の端部において背面フレーム90と正面フレーム92とを所定間隔に固定する左梁フレーム94に延出部132を形成したので、背面フレーム90および正面フレーム92の搬送ローラ62を保持する部分の歪みを効果的に抑制でき、複数の搬送ローラ62の並行度をより適切に保持できる。
[第2実施例]
次に、この発明の第2実施例である画像読取装置14について説明する。この第2実施例では、右梁フレーム96の構成が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と重複する説明は、省略または簡略化する。
図示は省略するが、第2実施例では、左梁フレーム94に加えて、右梁フレーム96にも延出部を形成し、この延出部を右ヒンジ装置のフレーム固定部材に結合(固定)する。右梁フレーム96の延出部および右ヒンジ装置のフレーム固定部材としては、左梁フレーム94および左ヒンジ装置46と同様の構成を有するものを採用するとよい。
第2実施例によれば、左梁フレーム94および右梁フレームの双方に延出部を形成し、これらを左ヒンジ装置および右ヒンジ装置の回動部材のそれぞれに固定するので、背面フレーム90と正面フレーム92との間に歪みが生じることをより確実に防止できる。したがって、複数の搬送ローラ62の並行度をより確実に保持でき、原稿送り装置44における原稿の斜め送りをより適切に防止できる。
なお、上述の各実施例では、ヒンジ装置は、画像読取装置の左右方向の両端部に設けられる(つまり、2つのヒンジ装置によって原稿送り装置が左右2か所で支持される)が、ヒンジ装置を設置する数および位置などは、適宜変更され得る。また、どのヒンジ装置と梁フレームの延出部とを結合するかも適宜変更可能である。
また、本明細書中で挙げた、画像形成装置の具体的な構成は、いずれも単なる一例であり、実際の製品の仕様に応じて適宜変更可能である。また、画像形成装置は、記録媒体に対して単色の画像を形成するモノクロ機であってもよいし、その画像形成部は、レーザプリンタに代えて、インクジェットプリンタ等で構成されてもよい。
さらに、本発明に係る画像読取装置は、個別の製品として(つまり単体で)用いられてもよい。また、原稿送り装置は、必ずしも画像読取部を備える必要はない。
さらにまた、上で挙げた具体的な数値および部材形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …画像形成装置本体
14 …画像読取装置
18 …画像形成部
42 …読取装置本体
44 …原稿送り装置
46 …左ヒンジ装置(ヒンジ装置)
50 …画像読取部
62 …搬送ローラ
64 …第2画像読取部
72 …付勢機構
76 …フレーム固定部材
90 …背面フレーム(第1サイドフレーム)
92 …正面フレーム(第2サイドフレーム)
94 …左梁フレーム(梁フレーム)
130 …梁本体
132 …延出部
140 …第1結合部
142 …第2結合部
144 …第3結合部

Claims (8)

  1. 画像読取部を有する読取装置本体の上側にヒンジ装置を用いて原稿送り装置が回動可能に取り付けられた画像読取装置であって、
    前記原稿送り装置は、
    原稿搬送路に設けられる複数の搬送ローラ、
    前記複数の搬送ローラの一方端部を回転可能に支持する板状の第1サイドフレーム、
    前記第1サイドフレームと平行に設けられ、前記複数の搬送ローラの他端部を回転可能に支持する板状の第2サイドフレーム、および
    前記ヒンジ装置と対応する位置に設けられ、前記第1サイドフレームと前記第2サイドフレームとを所定間隔に固定する梁フレームを備え、
    前記ヒンジ装置は、
    前記読取装置本体に固定される固定部材、
    前記固定部材に対して支軸まわりに回動可能に連結されると共に、前記第1サイドフレームと結合されて前記原稿送り装置を支持する回動部材、および
    前記固定部材に対して前記回動部材が開く方向に付勢力を作用させる付勢機構を備え、
    前記梁フレームは、
    前記第1サイドフレームと結合される第1結合部と、前記第2サイドフレームと結合される第2結合部とを有し、前記第1サイドフレームと前記第2サイドフレームとの間に架け渡される梁本体、
    前記梁本体の一方端部から前記第1サイドフレームの外側に延出される延出部、および
    前記延出部に形成され、前記回動部材と結合される第3結合部を有する、画像読取装置。
  2. 前記梁本体は、底壁部と、前記底壁部の一方側縁部から立ち上がる第1縦壁部とを有し、
    前記延出部は、前記第1縦壁部の一方端部から延出される、請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第1縦壁部の上下方向長さは、長手方向の略全長に亘って同じ大きさであり、
    前記延出部の上下方向長さは、長手方向の略全長に亘って前記第1縦壁部の上下方向長さと同じ大きさである、請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記回動部材は、
    前記付勢機構を保持する保持部材、および
    前記保持部材の外側面に取り付けられるフレーム固定部材を備え、
    前記第1サイドフレームは、
    前記延出部が挿通される第1挿通部を有する縦板状の第1サイドフレーム本体、および
    前記第1サイドフレーム本体の下端部から外側に延出され、前記フレーム固定部材が挿通される第2挿通部を有する横板状の対向延出部を有し、
    前記フレーム固定部材は、前記第3結合部と前記対向延出部とに固定される、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記梁本体は、底壁部と、前記底壁部の一方側縁部から立ち上がる第1縦壁部と、前記底壁部の他方側縁部から立ち上がる第2縦壁部を有し、
    前記フレーム固定部材は、天壁部と、前記天壁部の両側縁部から下方に延びる一対の側壁部とを有し、
    前記梁本体の前記底壁部は、前記フレーム固定部材の前記一対の側壁部の高さ範囲内に配置され、
    前記第1サイドフレーム本体は、前記梁本体と前記フレーム固定部材との間に挟まれて固定される、請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記梁フレームは、前記第1サイドフレームの長手方向において、前記複数の搬送ローラが配置される側の端部に配置される、請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記原稿送り装置は、第2画像読取部を備え、
    前記第2画像読取部の読取センサは、前記梁本体上に固定される、請求項1から6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置を備える、画像形成装置。
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