JP2004205594A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshiyuki Nakayama
佳行 中山
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Abstract

【課題】装置をコンパクトに構成すること、操作の簡略化を図ること。
【解決手段】プロセスカートリッジ111aが着脱可能であって、装置の前後方向に記録紙Pを搬送しながら該記録紙Pに画像を形成する画像形成部104と、前記画像形成部104の上方に配置され、原稿Bの画像を読み取るフラットベットスキャナ部101と、を有する画像形成装置において、装置前面に設けられ前記画像形成部104に記録紙Pを供給するマルチ給送部113と、装置前面に開閉可能に設けられ、前記プロセスカートリッジ111aの着脱時に開閉する開閉カバー1と、を有し、前記開閉カバー1の開時に、前記マルチ給送部113がプロセスカートリッジ着脱領域から退避する構成にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取部と画像形成部を有するMFP等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置として、画像読取部と画像形成部を有し、コピー機能やファクシミリ機能等を併せ持つMFP(マルチファンクションプリンタ)を例示して説明する。従来のMFPは以下のように構成されていた。
【0003】
装置の下方には、カセット内に載置された記録紙等の記録媒体を給送してレーザプリンタにより画像を形成したのち定着手段で画像が記録媒体上に定着されたのち、装置外に排出、積載されるプリンタ部と、そのプリンタ部の上方には、原稿台面上に載置された原稿の画像を読取手段により走査して読み取るフラットベットスキャナ部と、このフラットベットスキャナ部の端部に設けられトレイ上にセットされた複数の原稿を分離、搬送しながら原稿面上を読み取るシート読取部と、で構成されていた。
【0004】
近年、プリンタ単機能の商品は記録媒体の給送、搬送方向が装置の前後方向のレイアウトが主流である。MFPにおいても記録媒体の給送、搬送方向が装置の前後方向であるプリンタ部の上部に従来の複写機と同様に原稿の走査方向が装置の左右方向であるフラットベットスキャナ部を設けたレイアウト、すなわち記録媒体の給送、搬送方向と原稿の走査方向が直交するレイアウトが近年提案(特開平5−127443号公報)されている。
【0005】
また、記録媒体の給送、搬送方向が装置の前後方向のプリンタにおけるプロセスカートリッジの着脱方向は、例えば特開平8−305243号公報のように上方への着脱があった。
【0006】
また、図7は、装置の前後方向に記録媒体を搬送しながら画像を形成する画像形成部202の上方に、読取部201を有する装置の断面図であり、図8は、シート読取部201を有する装置のプロセスカートリッジ着脱用開閉カバー206を開けた時の断面図である。同図で示すように、従来の装置では、装置高さを抑え、プロセスカートリッジ207を着脱可能とするため、読取部の原稿積載台203、原稿排出トレイ204、第1の記録排紙トレイ205、第2の記録排出トレイを兼ねた開閉カバー206、を回動可能に構成していた。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−127443号公報
【特許文献2】
特開平8−305243号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置(特開平5−127443号公報)においては、プロセスカートリッジの着脱に関する記載はない。
【0009】
また、記録媒体の給送、搬送方向が装置の前後方向であるプリンタ部の上方に読取部を配置する場合、プロセスカートリッジの着脱スペースや、プロセスカートリッジの着脱のための開閉カバーの開閉スペースが必要となり、読取部を前記スペースからさらに上方に配置しなければならないため、装置高さが大きくなってしまうという問題があった。
【0010】
また、装置高さを抑え、プロセスカートリッジ207を着脱可能とするためには、図8で示すように、読取部201の原稿積載台203、原稿排出トレイ204、第1の記録排出トレイ205、第2の記録排出トレイを兼ねた開閉カバー206、をそれぞれ回動しなければプロセスカートリッジ207を着脱することができなかった。
【0011】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装置をコンパクトに構成すること、及び操作の簡略化を図ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、プロセスカートリッジが着脱可能であって、装置の前後方向に記録媒体を搬送しながら該記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配置され、原稿の画像を読み取る読取部と、を有する画像形成装置において、装置前面に設けられ前記画像形成部に記録媒体を供給する前面給送部と、装置前面に開閉可能に設けられ、前記プロセスカートリッジの着脱時に開閉する開閉部材と、を有し、前記開閉部材の開時に、前記前面給送部がプロセスカートリッジ着脱領域から退避する構成にしたことを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、装置をコンパクトにすることが可能であり、またプロセスカートリッジ着脱操作の簡略化を図ることが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
〔第1実施形態〕
まず、図1〜図3に本発明に従って構成した画像形成装置の一例として、ファクシミリ機能、プリンタ機能、ブック、シート原稿を読み取り複写を行う複写機能を合わせ持った多機能複合機(以下、MFPと呼ぶ)を取り上げる。ここで、図1は本発明のMFPを左側からみた装置断面図であり、本発明の特徴となる開閉カバーの構成を示している。図2はMFPを左斜め前から見た斜視図、図3はMFPを正面からみた装置断面図、図4は開閉カバーを開いた状態の断面図、図5はマルチ分離部の構成をマルチ給送ローラの上側にマルチ分離パッドを配置し、開閉カバーを開いた状態の断面図、図6は開閉カバーの開閉により、プロセスカートリッジ着脱用の把手が装置の前後方向に移動した状態を現す断面図である。
【0016】
(全体概略説明)
図1〜図3を参照してMFP全体の概略を説明する。図1〜図3において、100は装置本体であり、矢印A方向が装置手前方向である。101は読取部としてのフラットベットスキャナ部であり、原稿台ガラス101a面上に置かれた原稿Bを装置の装置幅方向である矢印C方向に走査して読み取る。102は圧板であり、使用者が上下に開閉することができ、原稿台ガラス101a上に置かれた原稿Bを押さえるものである。101bは読取手段としての読取センサであり、本実施形態では密着型イメージセンサを用いている。
【0017】
103は原稿Sを一枚ずつ分離しつつ搬送を行うシート読取部であり、原稿積載台103aの上に積載された原稿Sを矢印F方向に搬送することで、シート読取位置103cに搬送させながら原稿を読み取る。103bは読み取った後に排出された原稿を積載する原稿排出トレイ103bである。
【0018】
104はレーザービームプリンタからなる画像形成部である。
【0019】
112はカセット給送部であり、カセット112b内に記録媒体としての記録紙Pが収納されている。112aはカセット給送部112から記録紙Pを一枚分離して作像部111に搬送する給送ローラである。113は前面給送部であるところのマルチ給送部であり、給送ローラ113c及び分離片113dで構成されるマルチ分離部113aでマルチトレイ113b上に積載された記録紙Pを一枚分離して作像部111に搬送する。
【0020】
110はレーザースキャナ、111は作像部であり、111aはプロセスカートリッジであり、プロセスカートリッジ111aの内部には感光体ドラム111c、帯電部111e、現像部111d、クリーニング部111f及びトナー収容部が一体の容器に収納されている。111bは転写ローラである。ここで感光体ドラム111bと転写ローラ111bとの間で記録紙を搬送しつつ、トナーを記録紙上に転写する。
【0021】
114は作像部111で記録紙上に転写したトナーを加熱し定着させる定着部である。
【0022】
115は記録紙Pの画像面を下にして排出するフェイスダウン排出部(FD排出部と呼ぶ)である。
【0023】
116は記録後、排出された記録紙Pの画像面を下にして積載するフェイスダウン排出トレイ(FD排出トレイ)である。
【0024】
117は記録後の画像の面を上面にして排出するフェイスアップ排出部(以下FU排出部と呼ぶ)である。
【0025】
以上の構成により、画像形成部104は記録紙Pを装置の前後方向(矢印E方向)に搬送させることで、記録紙Pの給送、画像形成、定着、排出を行う構成である。
【0026】
すなわち、前述した原稿の読み取り走査が装置の幅方向(矢印C方向)に対して記録紙の搬送方向は装置の前後方向(矢印E方向)となり、原稿の走査方向と記録紙の搬送方向が直交する構成となっている。
【0027】
105は表示部・入力キー等により構成される操作部であり、装置前面に設けられ使用者が装置前面から操作可能に構成され良好な操作性を実現している。
【0028】
次に各部の詳細及び動作について説明する。
【0029】
(フラットベットスキャナ部)
まずフラットベットスキャナ部101の動作について説明する。
【0030】
フラットベットスキャナ部101は原稿を載置する原稿台ガラス101aが設けられている。ここで、101cは原稿突き当て部であり、使用者が原稿台ガラス101aに原稿をセットする際の突き当て基準となる。また、原稿突き当て部101cの下部には原稿を読み取る際の白基準となる白地部101dが設けられ、密着型イメージセンサ101bは白地部101dの下(待機位置Dと呼ぶ)で待機して、原稿を読み取る前に白地部101dを読み取ることで電気的な白基準の補正を行っている。
【0031】
圧板102は、回転中心部(以下ヒンジと呼ぶ)が装置奥側に設けられ、装置上方に所定の角度だけ開くよう回動可能に構成されており、使用者が圧板102を開き、原稿台ガラス101a面上に原稿を載置する構成になっている。
【0032】
101eは密着型イメージセンサ101bを駆動するモータ(読取走査モータと呼ぶ)であり、密着型イメージセンサ101bを原稿の副走査方向(矢印C方向)に駆動する。
【0033】
次に原稿台ガラス101a面上に載置された原稿Bを読み取る際の動作について説明する。
【0034】
密着型イメージセンサ101bは待機位置Dで待機する。原稿Bを読み取る際には、まず、白地部101dを読み取って電気的な白基準の補正を行う。次に原稿Bを読み取るために密着型イメージセンサ101bが原稿Bの直下を装置右方向に走査しながら原稿面上の画像が読み取られる。その後、密着型イメージセンサ101bが原稿Bの右端部にきたところで、読取を終了して左方向に移動して再び待機位置Dで停止し、待機状態となり読取動作が終了する。
【0035】
(シート読取部)
シート読取部103での読取時の原稿の搬送方向を図3の矢印Fに示し動作の説明を行う。
【0036】
まず、シート読取部103は原稿積載台103aの上に積載された原稿Sを一枚ずつ分離して、シート読取位置103cに送り込む。ここで、前述のごとく密着型イメージセンサ101bは待機位置Dで白地部101dを読み取って電気的な白基準の補正を行った後、シート読取位置103cに移動し、静止する。ここで図示せぬ搬送ローラにより、原稿台ガラス101a上に原稿を搬送させつつ、密着型イメージセンサ101bにより原稿面(画像面)の読み取りを行う。その後、読み取られた原稿は、更に搬送され原稿排出トレイ103b上に排出され、積載される。
【0037】
なお、本実施形態では密着型イメージセンサ101bの待機位置Dを図3に示すように、画像形成部104の上から外れた場所にすることで、画像形成部104の定着部(熱定着器)114やFD排出された記録紙から発生する熱が上に上がっても密着型イメージセンサ101bが昇温することはない。
【0038】
また、フラットベットスキャナ部101内に設けられた電気部品である、読取走査モータ101e及び密着型イメージセンサ101bの位置を検知するセンサ(図示せず)などの電気部品も画像形成部104の上から外れた場所に配置しており、画像形成部104の定着部114やFD排出された記録紙から発生する熱が上に上がっても密着型イメージセンサ101bが昇温しにくい。
【0039】
また、シート読取部103での読取時には、前述のごとく密着型イメージセンサ101bはシート読取位置103cに停止した状態で読取が行われるが、シート読取位置103cの位置は画像形成部104の上から外れた場所に配置しており、画像形成部104の定着部114やFD排出された記録紙から発生する熱が上に上がっても密着型イメージセンサ101bが昇温しにくい。
【0040】
また、103dは前述したシート読取部103内に設けられ、シート読取部103で原稿を搬送するための読取モータであり、ステッピングモータやDCモータなどが一般的には使用されている(今回の実施形態ではステッピングモータを使用)。またシート読取部103には原稿のエッジを検知するためのセンサや給送ソレノイド、送信済みのスタンプを原稿に押下するためのソレノイドなどの電気部品などが設けられている。
【0041】
(画像形成部)
次に画像形成部104について詳細な構成及び動作について説明する。
【0042】
記録紙Pの搬送方向を図1の矢印Gに示す。画像形成部104は装置下部に配置されている。ここで、記録紙の給紙口としてまず、カセット給紙部112が、画像形成部104の底部に配設されている。給紙カセット112bに積載されたシート材Pは、給紙ローラ112aによって1枚ずつ分離、搬送され図示せぬ搬送ローラにより更に搬送され、作像部111に送り込まれる。
【0043】
ここで、給紙カセット112bは装置手前方向(A方向)に引き出すことで装置手前から記録紙のセットやジャム処理が行える。
【0044】
また、113は前面給送部であるところのマルチ給送部であり、装置前面に配置されている。マルチトレイ113b上に積載された記録紙Pは、マルチ分離部113aにより分離、搬送され作像部111に送り込まれる。
【0045】
ここで、マルチトレイ113bへの記録紙のセットは装置手前方向から行うことが可能に構成されている。
【0046】
カセット給送部112またはマルチ給送部113から作像部111に送り込まれた記録紙Pは、転写ローラ111bと感光体ドラム111cとの間に搬送される。
【0047】
画像形成部104は、記録制御基板(図示せず)から出力される画像信号に基づいてレーザースキャナ110から画像光を射出し、この画像光を作像部111の感光体ドラム111cに照射して、感光体ドラム111c表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段111dによってトナー像に可視化し、カセット給紙部112から作像部111に給送された記録紙Pにトナー像を転写する。
【0048】
感光体ドラム111cは帯電手段と現像手段とクリーニング手段と共にプロセスカートリッジ111a内に一体に組み込まれていて、装置前面に設けた開閉部材としての開閉カバー1を開閉することで、画像形成部104に対して着脱自在に構成されている。
【0049】
また、開閉カバー1を開き、プロセスカートリッジ111aを外すことで、作像部111から定着部114の間の記録紙ジャムを装置前面から取り除くことができるようになっている。
【0050】
開閉カバー1は、マルチ給送部113の全て、または、一部を有しており、開閉カバー1の開閉と同時にマルチ給送部113の全て、または、一部が開放されるようになっている。
【0051】
作像部111の感光体ドラム111c下部には転写ローラ111bが配置され、また感光体ドラム111cよりも下流側の搬送経路に定着部(熱定着器)114が配置されている。
【0052】
記録紙Pは転写ローラ111bで感光体ドラム111c表面に形成されたトナー像を転写された後、記録搬送部に沿って搬送され、定着部114でトナー像が定着される。定着後の記録紙Pは更に搬送され、FD排紙部115により装置外に排出され、FD排出トレイ116に積載される。
【0053】
積載位置は記録紙の装置前端を使用者が装置前面から取り出し可能な位置である。
【0054】
以上により、原稿の挿入、取り出し、記録紙の取り出し、記録紙カセットの引き出し、マルチ給送部への記録紙のセット及び操作部の操作といった操作をすべて装置前面方向から行うことが可能であり、良好な操作性を実現している。
【0055】
一方、装置背面には記録画像面を上向きにして排出するフェイスアップ排出部(FU排出部と呼ぶ)117がある。ここでFU排出部117はトレイを兼ねたカバー(FUトレイと呼ぶ)117aを位置117a′に開くことで定着部114の下流の搬送路を切り替えることが可能であり、FUトレイ117a′の上に記録紙が排出、積載される。
【0056】
なお、ここでFUトレイ117とFUトレイ117a′の位置に開くことで定着部114とFD排出部115の間の搬送路を開放して、この間で記録紙Pがジャムした際にジャムした記録紙Pを容易の取り除くことが可能な構成となっている。
【0057】
(開閉カバーの構成及び動作)
以上の構成において本発明の特徴となる開閉カバー1の構成及びその動作について説明する。
【0058】
図4は、開閉カバー1を開いた状態の断面図であり、該開閉カバー1は前述したようにマルチ給送部113の全て(又は一部)を有している。そして、この開閉カバー1を開くことで、マルチ給送部113がプロセスカートリッジ111aの着脱に必要な範囲(着脱領域)から退避している。これにより、プロセスカートリッジ111aの着脱を装置前面から容易に行うことが可能となる。また、プロセスカートリッジ111aの着脱方向が装置上方に必要でなくなるため、FD排出トレイを開放する必要が無くなり、フラットベットスキャナ部101を低い位置に構成することができ、装置を小型化することが可能である。
【0059】
また、前記開閉カバー1の開閉動作に連動して、マルチ給送部113がプロセスカートリッジ111aの着脱領域から退避し、又は元の位置に戻ることにより、プロセスカートリッジ着脱時に、装置前面に設けられ前記画像形成部104に記録紙Pを供給するマルチ給送部113のマルチトレイ113bと、開閉カバー1を別々に開閉する必要をなくし、操作の簡略化を図ることができる。
【0060】
また、開閉カバー1の回転中心に歯車の歯型形状を設けるとともに、マルチ給送部113の(開閉カバー1の歯車形状部の)対向部に歯車を設け、開閉カバー1の開閉動作に連動させ、かつ開閉カバー1の回動量よりもマルチ給送部113を大きく回動させる構成を設けることにより、開閉カバー1を開いた時に開閉カバー1の内部にマルチ給送部113が退避することができ、開閉カバー1の回動量が少なくてもプロセスカートリッジ111aの着脱を容易に行うことが可能となる。また、マルチ給送部113が開閉カバー1に対し装置奥側に配置されていても、開閉カバー1の内部にマルチ給送部113が退避することができ、プロセスカートリッジ111aの着脱を容易に行うことが可能となる。
【0061】
〔第2実施形態〕
図5は、マルチ分離部113aの構成をマルチ給送ローラ113cの上側にマルチ分離片113dを配置し、開閉カバー1を開いた状態の断面図である。
【0062】
本実施形態では、図5に示すように、マルチ分離部113aの給送ローラ113cを装置本体側のプロセスカートリッジ111aの着脱領域外に配置し、マルチ分離部113aのマルチ分離片113dのみを開閉カバー1に設けたことにより、プロセスカートリッジ111aの着脱を装置前面から容易に行うことが可能となる。また、プロセスカートリッジ111aの着脱方向が画像形成部104の上部に必要なくなるため、FD排出トレイ116を開放する必要が無くなり、フラットベットスキャナ部101を低い位置に構成することができ、装置を小型化することが可能である。
【0063】
さらに、マルチ給送ローラ113cを装置本体100側に設けていることから、装置本体側の駆動からマルチ給送ローラ113cへの駆動の接続を分割する必要が無くなる。そのため、駆動を分割する時に必要となる振り子ギア等を設ける、または、開閉カバー1の開動と同方向に伝達部を配置し、ギアのモジュールを大きくすることで伝達部の位置精度を吸収する等、駆動を分割すること伴う部品や構成が不要となり、分割部の駆動レイアウトを簡素化でき、小型化・コストダウンができる。
【0064】
〔第3実施形態〕
図6は、開閉カバー1の開閉により、プロセスカートリッジ111a着脱用の把手111gが装置の前後方向に移動した状態を現す断面図である。
【0065】
本実施形態では、図6に示すように、プロセスカートリッジ111a着脱用の把手111gに圧縮バネ111hを設け、プロセスカートリッジ111aに把手111g摺動のためのガイド形状と、圧縮バネ111hの受け面を設け、開閉カバー1の開閉により、プロセスカートリッジ111a着脱用の把手111gが装置の前後方向に移動するように構成している。
【0066】
開閉カバー1の閉時には、開閉カバー1がプロセスカートリッジ111a着脱用の把手111gの対向部に突き当たることで把手111gが縮む構造になっている。
【0067】
開閉カバー1の開時には、プロセスカートリッジ111a着脱用の把手111gが突出してくることで、該把手111gを持って引き出すことでプロセスカートリッジ111aを画像形成部104から容易に取り出すことができる。
【0068】
また、本実施形態では、把手111gを摺動させる方法を記載したが、開閉カバー1の開閉により、把手111gが回動して突出するようにしても良い。
【0069】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、画像形成装置としてMFPを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いは搬送ベルト等の記録媒体担持体を使用し、該記録媒体担持体に担持された記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置や、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0070】
なお、本発明の様々な実施形態を示し説明したが、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるものではない。以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
【0071】
〔実施態様1〕
プロセスカートリッジが着脱可能であって、装置の前後方向に記録媒体を搬送しながら該記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配置され、原稿の画像を読み取る読取部と、を有する画像形成装置において、装置前面に設けられ前記画像形成部に記録媒体を供給する前面給送部と、装置前面に開閉可能に設けられ、前記プロセスカートリッジの着脱時に開閉する開閉部材と、を有し、前記開閉部材の開時に、前記前面給送部がプロセスカートリッジ着脱領域から退避する構成にしたことを特徴とする画像形成装置。
【0072】
〔実施態様2〕
前記読取部が、原稿台に載置された原稿の画像面に沿って走査しつつ該原稿の画像読み取りが可能なフラットベットスキャナであることを特徴とする実施態様1に記載の画像形成装置。
【0073】
〔実施態様3〕
前記開閉部材の開閉動作に連動して、前記前面給送部がプロセスカートリッジ着脱領域から退避し、又は元の位置に戻ることを特徴とする実施態様1又は実施態様2に記載の画像形成装置。
【0074】
〔実施態様4〕
前記前面給送部は、給送ローラと該給送ローラの上側に配置した分離片により構成され、前記給送ローラを装置本体側のプロセスカートリッジの着脱領域外に配置し、前記分離片を前記開閉部材に配置したことを特徴とする実施態様1乃至実施態様3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0075】
〔実施態様5〕
前記プロセスカートリッジは着脱用の把手を有し、該把手は前記開閉カバーの開閉により装置前後方向に移動することを特徴とする実施態様1乃至実施態様4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、開閉部材の開時に、前面給送部がプロセスカートリッジ着脱領域から退避する構成にしたことにより、画像形成部の上方に配置する読取部を低い位置に構成することができ、装置をコンパクトに構成することができ、また操作の簡略化を図ることができる。
【0077】
また、読取部がフラットベットスキャナになった場合であっても、画像形成部の上方に配置するフラットベットスキャナの位置を低い位置に構成することができ、装置をコンパクトに構成することができる。
【0078】
また、前記開閉部材の開閉動作に連動して、前面給送部がプロセスカートリッジの着脱領域から退避し、又は元の位置に戻ることにより、操作の簡略化を図ることができる。
【0079】
また、前記前面給送部は、給送ローラと該給送ローラの上側に配置した分離片により構成され、前記給送ローラを装置本体側のプロセスカートリッジの着脱領域外に配置し、前記分離片を前記開閉部材に配置したことにより、前面給送部における駆動部を固定したまま開閉部材の回動をすることができ、構成を簡略化することができる。
【0080】
また、プロセスカートリッジ着脱用の把手が、開閉部材の開閉により前後方向に移動可能にすることにより、プロセスカートリッジ着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るMFPを左側からみた断面図
【図2】本発明の第1実施形態に係るMFPを装置左斜め前から見た斜視図
【図3】本発明の第1実施形態に係るMFPを正面からみた断面図
【図4】本発明の第1実施形態に係るMFPの開閉カバーを開いた状態の断面図
【図5】本発明の第2実施形態に係るMFPのマルチ分離部の構成をマルチ給送ローラの上側にマルチ分離片を配置し、開閉カバーを開いた状態の断面図
【図6】本発明の第3実施形態に係るMFPの開閉カバーの開閉により、プロセスカートリッジ着脱用の把手が装置の前後方向に移動した状態を現す断面図
【図7】従来のMFPの断面図
【図8】従来のMFPの断面図
【符号の説明】
B …原稿
P …記録紙
S …原稿
1 …開閉カバー
100 …装置本体
101 …フラットベットスキャナ部
101a …原稿台ガラス
101b …読取センサ
101c …原稿突き当て部
101d …白地部
101e …読取走査モータ
102 …圧板
103 …シート読取部
103a …原稿積載台
103b …原稿排出トレイ
103c …シート読取位置
103d …読取モータ
104 …画像形成部
105 …操作部
110 …レーザースキャナ
111 …作像部
111a …プロセスカートリッジ
111b …転写ローラ
111c …感光体ドラム
111d …現像部
111e …帯電部
111f …クリーニング部
111g …把手
111h …圧縮バネ
112 …カセット給送部
112a …給送ローラ
112b …カセット
113 …マルチ給送部
113a …マルチ分離部
113b …マルチトレイ
113c …給送ローラ
113d …分離片
114 …定着部
115 …フェイスダウン排出部(FD排出部)
116 …フェイスダウン排出トレイ(FD排出トレイ)
117 …フェイスアップ排出部(FU排出部)
117a …カバー(FUトレイ)

Claims (1)

  1. プロセスカートリッジが着脱可能であって、装置の前後方向に記録媒体を搬送しながら該記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配置され、原稿の画像を読み取る読取部と、を有する画像形成装置において、
    装置前面に設けられ前記画像形成部に記録媒体を供給する前面給送部と、
    装置前面に開閉可能に設けられ、前記プロセスカートリッジの着脱時に開閉する開閉部材と、
    を有し、
    前記開閉部材の開時に、前記前面給送部がプロセスカートリッジ着脱領域から退避する構成にしたことを特徴とする画像形成装置。
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