JP2009139673A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な画像読取部のハウジング構成で、高剛性を有するとともに、排出用紙の取り扱いの操作性に優れた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、画像形成部12と、この画像形成部12の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部20と、画像形成部12と画像読取部20との間に形成された排紙空間15に配置される用紙排出トレイ151と、画像読取部20を収納する略直方体状の上ハウジング16と、画像形成部12を収納する主フレーム11aとこの主フレーム11aの上方で排紙空間15の一面を開放し他面を囲う連結フレーム11bとを配する下ハウジング11とを備える。この上ハウジング16は、その下面部16gの後方と側方の三方において下方に突出する突出部16a、16b、16cが設けられ、この突出部16a、16b、16cが後方及び側方の連結フレーム11b1、11b2、11b3上に取り付けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特にその画像読取部を収納するハウジングの構造に関するものである。
従来の画像形成装置は、複数サイズの用紙をそれぞれ別個に収納するための用紙収納トレイを装置の下方に内装することにより、設置床スペースを小さくするものではあるが、画像形成後の排出された用紙を集積する排出トレイが画像形成装置の側面外側に突き出ているために、装置の設置に必要な実質的設置床スペースは装置の側面外側に突き出ている排出トレイを含めたものとなってしまう。そこで、上記の課題を解決するために、画像形成部を収納する装置の上方と画像読取部を収納するハウジングの下方との間に排紙空間を形成して、その排紙空間に、画像形成部から排出される用紙を受け取って積載するための用紙排出トレイを設けているもの(胴内排紙方式)がある。この胴内排紙方式により、用紙排出トレイが画像形成装置の側面外側に突き出ることなく装置ハウジング内に収まっているため、実質的な設置床スペースが大幅に縮小されている。
しかし、この胴内排紙方式では、画像形成装置のハウジング内の下部には用紙収納トレイが複数積み重ねられた状態で内装され、その上部には画像形成部が配置され、さらにその上部には上記の用紙排出トレイが配置される。また、さらにこの用紙排出トレイの上方には用紙を積載して、それらの用紙を手作業で取り出すための空間スペースを必要とするため、画像形成装置のハウジングは必然的に高くになり、その上方に設置される画像読取部はかなり高い位置に配置されざるを得なかった。このような画像形成装置の高さ方向のサイズを極力小さくすることが、従来の胴内排紙方式の画像形成装置における課題であった。
そこで、特許文献1では、画像形成部を内装するハウジングの上方の排紙空間に3箇所の支柱が設けられ、周辺枠がそれらの支柱で支えられ、その周辺枠により画像読取部が支持されている。そして画像読取部を構成するレンズ、CCD基板、制御基板等の嵩張る部材が、排紙空間内で用紙排出トレイの用紙の略後部を受ける凹みがある部分の上方空間に突き出るように配置され、操作者の用紙取り出し作業に不都合を与えることなく、画像読取部の読み取る原稿面を低くして、画像形成装置の高さ方向のサイズを小さくすることに寄与させている。ここで、画像読取部を支持する周辺枠が3箇所の支柱で支えているので、画像読取部に捩りモーメントがかかり、この捩りモーメントにより、画像読取部内の光学ユニットを支えるガイドレール等の精度を保てなくなって、光学ユニットの作動不調や読取画像の劣化を引き起こすおそれがある。このような画像読取部への偏った荷重を避けるために、走査駆動モータ等の重い部材を画像読取部の後方に配置して、画像読取部の重心を後方の支柱側に偏らせることにより、画像読取部へのひずみを極力与えないようにしている。
しかしながら、上述した従来技術では、画像形成装置の高さを低くするために、画像読取部内でレンズ、CCD基板、制御基板等の部材の配置が制約されることになり、また、画像読取部かかる荷重によるひずみを抑えるために、走査駆動モータ等の部材の配置が制約されるという不都合があった。また、周辺枠が装置の四方に延びるフレームにより形成され、画像読取部がそのフレーム上で支持されているので、そのフレームの下方に形成された排紙空間がそのフレームの厚み分高さ方向に狭くなるために、排紙空間内における排出用紙の積載量が少なくなり、また用紙取り出し作業を行いづらくなるという不都合があった。
特開2001−134030号公報(段落[0025]、[0061]−[0063]、図1、図2)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な画像読取部のハウジング構成で、高剛性を有するとともに、排出用紙の取り扱いの操作性に優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、感光体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部と前記画像読取部との間に形成された排紙空間に配置される用紙排出トレイと、前記画像読取部を収納する略直方体状の上ハウジングと、前記画像形成部を収納する主フレームと該主フレームの上方で前記排紙空間の一面を開放し他面を囲う連結フレームを配される下ハウジングとを備え、前記上ハウジングは、該下面の三方において下方に突出する突出部が設けられ、前記突出部が前記連結フレーム上に取り付けられることを特徴としている。
この構成によれば、画像読取部を収納する略直方体状の上ハウジングがその下方に突出する突出部を備え、その突出部が連結フレーム上に取り付けられることにより、上ハウジングにかかる荷重が突出部により支えられる。
また、この構成によれば、上ハウジングは、その下面の三方で突出する突出部が下ハウジングの三面を囲う連結フレーム上に取り付けられ、その取り付け状態では連結フレームの開放された一面には突出部が下ハウジングに設けられていないことによって、排紙空間の高さが用紙排出トレイ面から上ハウジングの下面までとなる。
また、請求項2に記載の発明では、キー入力されデータを表示する操作パネルと前記排紙空間の開放される面とが装置の前面側に設けられ、前記突出部が装置の両側面側と後面側に設けられることを特徴としている。この構成によれば、操作者が操作パネルを押し付ける等により上ハウジングに荷重がかかっても、突出部がその荷重を支える。また、操作パネルと排紙空間の開放されている面が装置の同じ面側になる。
また、請求項3に記載の発明では、読み取り原稿を前記画像読取部に向けて押さえる原稿押さえ部材と、前記画像読取部に対して原稿押さえ部材を揺動自在とするヒンジ部材とを備え、前記ヒンジ部材は前記上ハウジングの前記突出部が配された部分に設けられることを特徴としている。この構成によれば、原稿押さえ部材が原稿を押さえる閉止姿勢から原稿押さえ部材が略直立する開放姿勢に変更されるときに、原稿押さえ部材に開放方向に荷重がかかり、その荷重を揺動の支点となるヒンジ部材が受ける。
また、請求項4に記載の発明では、前記ヒンジ部材が、装置の後面側に設けられることを特徴としている。この構成によれば、原稿押さえ部材の開閉方向と操作パネルと排紙空間の開放されている面とが装置の同じ面側になる。
請求項1に記載の発明によれば、画像読取部を収納する略直方体状の上ハウジングがその下方に突出する突出部を備え、その突出部が連結フレーム上に取り付けられることにより、上ハウジングに荷重がかかっても、突出部がその荷重を支えるので、上ハウジングの剛性が向上して、画像読取部や外部からの荷重により画像読取部内の光源ユニットやミラーユニットの作動不調や読取画像の劣化を引き起こすおそれがない。
また、請求項1に記載の発明によれば、上ハウジングは、その下面の三方で突出する突出部が下ハウジングの三面を囲う連結フレーム上に取り付けられ、その取り付け状態では連結フレームの開放された一面には突出部が下ハウジングに設けられていないことによって、排紙空間の高さが用紙排出トレイ面から上ハウジングの下面までとなる。従って、用紙排出トレイでの用紙の積載量が多くなり、また用紙取り出し作業を行いやすくなるために、簡単な構成により、排出用紙の取り扱いの操作性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、操作者が操作パネルを押し付ける等により上ハウジングに荷重がかかっても、突出部がその荷重を支えることができる。また、操作パネルと排紙空間の開放されている面とが装置の同じ面側になるので、操作パネルを操作しながら印刷済みの用紙を取り出すときに、排出用紙の取り扱いの操作性がよい。
また、請求項3に記載の発明によれば、原稿押さえ部材が原稿を押さえる閉止姿勢から略直立する開放姿勢に変更されるときに、原稿押さえ部材に開放方向に荷重がかかり、その荷重を揺動の支点となるヒンジ部材が受けることになるが、ヒンジ部材が上ハウジングの突出部が配された部分に設けられているので、揺動方向にかかる荷重に対して強度を確保することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、原稿押さえ部材の開閉方向と操作パネルと排紙空間の開放されている面とが装置の同じ面側になるので、操作パネルを操作しながら原稿押さえ部材の開閉や印刷済みの用紙を取り出すときに、原稿用紙と排出用紙の取り扱いの操作性がよい。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
本発明に係る画像形成装置について図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る胴内排紙方式の画像形成装置の内部構成を示す断面側面図であり、図2は、画像形成装置の画像読取部の構成を示す断面正面図であり、図3は、画像形成装置の画像読取部の外観構成を示す斜視図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、直方体形状を呈し、下ハウジング11と上ハウジング16を備えて構成される。下ハウジング11には、用紙貯留部14と、その上方に配される画像形成部12と、画像形成部12の左上方に配される定着部13等が内装される。上ハウジング16には、原稿画像を読み取る画像読取部20が内装され、原稿押さえ部材161が画像読取部20の上方に開閉自在に配されている。画像形成部12の上方と画像読取部20の下方には、装置の前面(図1では右方)に向けて開放された排紙空間15が形成され、この排紙空間15に定着処理後の用紙Pが排出される。
図2に示すように、画像読取部20は、その上面にコンタクトガラス31を備えた読取ユニット40と、CCDユニット50、及び枠体30を備える。枠体30には、矩形状を呈した大きな開口が設けられ、この開口に原稿P1を載置するためのコンタクトガラス31が嵌め込まれ、光源ユニット41とミラーユニット42を備える読取ユニット40が、図2における左右方向に移動可能に保持され、CCDユニット50が固定保持される。
光源ユニット41およびミラーユニット42は、図略の駆動モータや所定のプーリーに張設された走行ワイヤ等を有する走査駆動機構に接続されており、この走査駆動機構により所定の速度で図2における右方向(図2における2点鎖線)に移動することにより、コンタクトガラス31上に載置された原稿P1の全面を走査し、原稿全面の画像を読み取ることが可能なようになっている。
光源ユニット41は、コンタクトガラス31上に載置された原稿P1に光を照射する発光ダイオード等の光源62と、コンタクトガラス31上の原稿P1からの反射光をミラーユニット42に向けて反射するミラー61とを含んでいる。
ミラーユニット42は、上下方向に対向して配設された一対のミラーを備えており、光源ユニット41のミラー61からの光を一対のミラーで順次反射させてCCDユニット50へと導く。
CCDユニット50は、結像レンズとイメージセンサ等で構成される。結像レンズがミラーユニット42を介して入射した原稿からの反射光をイメージセンサ上に結像させ、結像された原稿の光学像を電気信号に変換する。
以上のように構成された画像読取部20では、光源62によって光がコンタクトガラス31に照射され、コンタクトガラス31上の原稿P1からの反射光が光源ユニット41のミラー61で反射され、その反射光がミラーユニット42の一対のミラーで順次反射され、CCDユニット50の結像レンズを介して原稿の光学像がイメージセンサ上に結像される。これにより、原稿画像の一部が読み取られる。そして、走査駆動機構により、光源ユニット41およびミラーユニット42が所定の速度で移動することにより、原稿画像の全面を走査し、原稿画像全面が読み取られて、読取画像が形成される。
図3に示すように、上述の画像読取部20は上ハウジング16に収納される。上ハウジング16は、外形を略直方体に形成され、上面に設けられた開口にコンタクトガラス31が臨むように、画像読取部20を内装している。また、上ハウジング16には、コンタクトガラス31上に載置された原稿を押さえるための原稿押さえ部材161がコンタクトガラス31に対して開閉自在に設けられ、操作パネル17がコンタクトガラス31の装置前方位置(操作者が操作する側)に配されている。操作パネル17は、原稿読み取りや複写処理等に関する条件を入力操作して、画像形成処理に関する各種のコメントや制御結果等が表示出力される。
原稿押さえ部材161は、上ハウジング16の上面で装置の後方位置(操作者が操作する位置から見て奥側)に一対のヒンジ部材162のヒンジ軸回りに揺動可能に支持され、コンタクトガラス31の上面を閉止した閉止姿勢と、上ハウジング16上で略直立してコンタクトガラス31の上面を開放した開放姿勢との間で姿勢変更可能になっている。原稿押さえ部材161を上方に開け、コンタクトガラス31上に原稿を載置して、操作パネル17上で印刷の開始操作を行うと、画像読取部20による原稿の露光走査が行われて、その画像が読み取られる。上記のように原稿を1枚ずつ取り替えて読み取る替わりに、原稿搬送装置を設けた原稿押さえ部材161を閉止姿勢にしたままで、原稿搬送装置よって、積み重ねられた複数枚の原稿を一枚づつ取り出して、コンタクトガラス31上に自動的に搬送して読み取るようにしてもよい。
図1に示すように、画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1の右側)から下流側へ向けてマゼンタ用ユニット12Mと、シアン用ユニット12Cと、イエロー用ユニット12Yと、ブラック用ユニット12Kとが順次配設されている。
各ユニット12M、12C、12Y、12Kには、感光体121および現像装置122がそれぞれ配され、各感光体121は、図1において反時計方向へ向けて回転して、対応した現像装置122からトナーの供給を受ける。
各感光体121の直下位置には、帯電器123がそれぞれ配されて、各感光体121周面を一様に帯電させる。各帯電器123のさらに下方位置には露光装置124が設けられ、露光装置124が画像読取部20で読み取られた画像データに基づく各色に対応したレーザー光を帯電後の感光体121周面に照射する。これにより、各感光体121の周面に静電潜像が形成され、この静電潜像に現像装置122からトナーが供給されると、感光体121周面にトナー像が形成される。
そして、各感光体121の図1における左方位置には感光体121周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置126が設けられている。クリーニング装置126によって清浄化処理された感光体121周面は、新たな帯電処理のために帯電器123へ向かう。クリーニング装置126で感光体121周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収され、貯留される。
感光体121の上方位置には、駆動ローラ125aおよび従動ローラ125bが配され、駆動ローラ125aと従動ローラ125b間に転写ベルト125が張設されている。各転写ローラ125cは、転写ベルト125を挟んで各感光体121と対向し、転写ベルト125cに接触するよう配置されている。従って、転写ベルト125は、各転写ローラ125cによって感光体121周面に押し付けられた状態で各感光体121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
転写ベルト125が周回することにより、その表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体121によりマゼンタのトナー像が転写され、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体121によりシアンのトナー像が転写され、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体121によりイエローのトナー像が転写される。最後に転写ベルト125の同一位置にブラック用ユニット12Kの感光体121によりブラックのトナー像が転写されると、転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。
駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125表面と当接した第2転写ローラ113が設けられ、用紙が転写ベルト125と第2転写ローラ113とに押圧挟持されると、転写ベルト125表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
そして、用紙への転写処理が完了した転写ベルト125は、クリーニング装置によりその表面の残留トナーが取り除かれ、次の転写処理へ向けて周回される。
用紙貯留部14は、露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された用紙トレイ141を有し、この用紙トレイ141には用紙束が貯留さている。そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142により用紙Pが1枚ずつ繰り出され、用紙搬送路111に搬送される。
用紙貯留部14の左上方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14の用紙Pがこの搬送ローラ対112により転写ベルト125へ向けて搬送され、転写ベルト125表面に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Pに2次転写される。
定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を備えた定着ローラ131と、この定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを備えて構成され、転写された用紙P上のトナー像に対し定着処理を施す。
定着処理の完了した用紙Pは、定着部13の上部から右方に屈曲して延設された排紙搬送路114を通って、排紙空間15に設けられた用紙排出トレイ151へ向けて排出されることになる。
次に、画像形成装置10の上及び下ハウジング11、16と排紙空間15との詳細な構成について、図1に加えて、図4、図5を用いて説明する。図4は画像形成装置の外観構成を模式的に示す側面図であり、図5は画像形成装置の外観構成を模式的に示す正面図である。
図4に示すように、下ハウジング11は、主フレーム11aと、その上方に位置して、上ハウジング16に連結される連結フレーム11bを備えて構成される。主フレーム11aには、用紙貯留部14と画像形成部12及び定着部13(図1参照)等が内装され、他方、連結フレーム11bには、排紙搬送路114(図1参照)が内装されている。
また、連結フレーム11bには、装置の前面側(図4における右方)に向けて開放された排紙空間15が形成されている。この排紙空間15には、連結フレーム11bの排紙搬送路114(図1参照)から水平方向に排出される用紙を受け取って積載するための用紙排出トレイ151が主フレーム11aの上面に設けられている。
用紙排出トレイ151は、用紙の後部を受けて排出方向に上る勾配面と、用紙の前部を受ける下り勾配気味の略水平面とを形成されており、用紙排出トレイ151上に排出された用紙は上り勾配面により滑り落ちて連結フレーム11bの壁面により用紙の後端を整合される。
図5に示すように、連結フレーム11bは、装置の後面側に配されて排紙搬送路114(図1参照)を内在する後方フレーム11b1と、後方フレーム11b1に連続して装置の側面側で装置の前面側に延びる側方フレーム11b2、及び後方フレーム11b1に連続して装置のもう一方の側面側で装置の前面側に延びる側方フレーム11b3にて形成される。この後方フレーム11b1と側方フレーム11b2、11b3が装置の三方から排紙空間15を囲い、排紙空間15は装置の前面側の面のみを開放している。
上ハウジング16には、画像読取部20(図1参照)の下部で画像読取部20を保持する下面部16gと、この下面部16gから連結フレーム11b側に突出して、後方フレーム11b1に対向する位置に設けられる後方突出部16aと、下面部16gから連結フレーム11b側に突出して、側方フレーム11b2に対向する位置に設けられる側方突出部16bと、下面部16gから連結フレーム11b側に突出して、側方フレーム11b3に対向する位置に設けられる側方突出部16cとが形成される。これらの突出部16a、16b、16cが連結フレーム11b上に取り付けられる。そして、原稿押さえ部材161(図3参照)の一対のヒンジ部材162は、上ハウジング16上の後方突出部16aが配される部分に揺動自在に設けられる。この下面部16gから主フレーム11aの用紙排出トレイ151を形成する面までが排紙空間15の高さとなる。
図6に基づいて、上ハウジング16の連結フレーム11bへの取り付け構成について説明する。図6は、上ハウジングをその下面側から見た斜視図であり、図の上側が装置の前面側である。
図6に示すように、上ハウジング16は、合成樹脂で形成され、その下面部16gには、画像読取部20を保持する剛性を備えながら軽量にするために、薄肉のリブが交差して設けられている。下面部16gの周りには、下面部16gから突出した後方突出部16a及び側方突出部16b、16cが形成される。後方突出部16a及び側方突出部16b、16cにも、剛性を備えながら軽量にするために、薄肉のリブが交差して設けられている。
側方突出部16b、16cには、側方突出部16b、16cが延びる方向にそれぞれ2箇所に係合凹部16dが設けられている。上ハウジング16が連結フレーム11bに取り付けられる時に、係合凹部16dが連結フレーム11bのそれぞれ対応する凸部(図略)に嵌め込まれ、連結フレーム11bと上ハウジング16とが位置合わせされる。また、受け台16fが側方突出部16b、16cから突出して側方突出部16b、16c上の四方に設けられ、上ハウジング16を作業台等に載置して組み立てるときに、この受け台16fにより、上ハウジング16と作業台等との間に空隙が形成され、電気コード等をその空隙を介して作業台等に這わせて、組立作業が行いやすくなるようにしている。
下面部16gと後方突出部16aで形成される立壁には、2個の取り付け孔16eが設けられ、その取り付け孔16eと連結フレーム11bのネジ孔(図略)がネジにより固着される。係合凹部16dが連結フレーム11bの凸部に嵌め込まれて、連結フレーム11bと上ハウジング16の位置が合うと、取り付け孔16eと連結フレーム11bのネジ孔とがネジ止めされ、上ハウジング16が連結フレーム11bに取り付けられる。
上記実施形態によれば、画像形成装置10は、各感光体121上の静電潜像を現像してトナー像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部20と、画像形成部12と画像読取部20との間に形成された排紙空間15に配置される用紙排出トレイ151と、画像読取部20を収納する略直方体状の上ハウジング16と、画像形成部12を収納する主フレーム11aとこの主フレーム11aの上方で排紙空間15の一面を開放し他面を囲う連結フレーム11b1、11b2、11b3とを配する下ハウジング11とを備える。この上ハウジング16は、その下面部16gの後方と側方の三方において下方に突出する突出部16a、16b、16cが設けられ、この突出部16a、16b、16cが後方及び側方の連結フレーム11b1、11b2、11b3上に取り付けられる。
この構成によると、画像読取部20を収納する略直方体状の上ハウジング16がその下方に突出する突出部16a、16b、16cを備え、その突出部16a、16b、16cが連結フレーム11b1、11b2、11b3上に取り付けられることにより、上ハウジング16に荷重がかかっても、突出部16a、16b、16cがその荷重を支えるので、上ハウジング16の剛性が向上して、画像読取部20や外部からの荷重により、画像読取部20内の光源ユニット41やミラーユニット42の作動不調や読取画像の劣化を引き起こすおそれがない。
また、この構成によると、上ハウジング16は、後方と側方の突出部16a、16b、16cが下ハウジング11の連結フレーム11b1、11b2、11b3上に取り付けられ、その取り付け状態では連結フレーム11b1、11b2、11b3から開放された一面には突出部16a、16b、16cが下ハウジング11に設けられていないことによって、排紙空間15の高さが用紙排出トレイ151面から上ハウジング16の下面部16gまでとなる。従って、用紙排出トレイ151での用紙の積載量が多くなり、また用紙取り出し作業を行いやすくなるために、簡単な構成により、排出用紙の取り扱いの操作性を向上させることができる。
また、上記実施形態によると、キー入力されデータを表示する操作パネル17と排紙空間15の開放される面とが装置の前面側に設けられ、突出部16a、16b、16cが装置の両側面側と後面側に設けられることによって、操作者が操作パネル17を押し付ける等の上ハウジング16に荷重がかかっても、突出部16a、16b、16cがその荷重を支えることができる。また、操作パネル17と排紙空間15の開放されている面が装置の同じ面側になるので、操作パネル17を操作しながら印刷済みの用紙を取り出すときに、排出用紙の取り扱いの操作性がよい。
また、上記実施形態によると、読み取り原稿P1を画像読取部20のコンタクトガラス31に向けて押さえる原稿押さえ部材161と、画像読取部20に対して原稿押さえ部材161を揺動自在とする一対のヒンジ部材162とを備え、このヒンジ部材162は上ハウジング16の突出部16a、16b、16cが配された部分に設けられる。このことによって、原稿押さえ部材161が原稿を押さえる閉止姿勢から上ハウジング16上に略直立する開放姿勢に変更されるときに、原稿押さえ部材161に開放方向に荷重がかかり、その荷重を揺動の支点となるヒンジ部材162が受けることになるが、ヒンジ部材162が上ハウジング16の突出部16a、16b、16cの配された部分に設けられているので、揺動方向にかかる荷重に対して強度を確保することができる。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置において、画像読取部を収納するハウジングの構造に利用することができる。
は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す断面側面図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像読取部の構成を示す断面正面図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像読取部の外観構成を示す斜視図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す側面図である。 は、本発明の実施形態に係る排紙空間を形成された画像形成装置の外観構成を模式的に示す正面図である。 は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像読取部のハウジングを示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 下ハウジング
11a 主フレーム
11b 連結フレーム
12 画像形成部
13 定着部
14 用紙貯留部
15 排紙空間
16 上ハウジング
16a 後方突出部(突出部)
16b、16c 側方突出部(突出部)
16d 係合凹部
16e 取り付け孔
16f 受け台
16g 下面部
17 操作パネル
20 画像読取部
30 枠体
31 コンタクトガラス
40 読取ユニット
41 光源ユニット
42 ミラーユニット
111 用紙搬送路
114 排紙搬送路
121 感光体
122 現像装置
124 露光装置
151 用紙排出トレイ
161 原稿押さえ部材
162 ヒンジ部材

Claims (4)

  1. 感光体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部の上方に配置され原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部と前記画像読取部との間に形成された排紙空間に配置される用紙排出トレイと、前記画像読取部を収納する略直方体状の上ハウジングと、前記画像形成部を収納する主フレームと該主フレームの上方で前記排紙空間の一面を開放し他面を囲う連結フレームを配される下ハウジングとを備え、
    前記上ハウジングは、該下面の三方において下方に突出する突出部が設けられ、前記突出部が前記連結フレーム上に取り付けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. キー入力されデータを表示する操作パネルと前記排紙空間の開放される面とが装置の前面側に設けられ、前記突出部が装置の両側面側と後面側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 読み取り原稿を前記画像読取部に向けて押さえる原稿押さえ部材と、前記画像読取部に対して原稿押さえ部材を揺動自在とするヒンジ部材とを備え、前記ヒンジ部材は前記上ハウジングの前記突出部が配された部分に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ヒンジ部材が、装置の後面側に設けられることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015025641A1 (ja) * 2013-08-22 2015-02-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2015092259A (ja) * 2014-12-17 2015-05-14 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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