JP2001154288A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2001154288A
JP2001154288A JP33272699A JP33272699A JP2001154288A JP 2001154288 A JP2001154288 A JP 2001154288A JP 33272699 A JP33272699 A JP 33272699A JP 33272699 A JP33272699 A JP 33272699A JP 2001154288 A JP2001154288 A JP 2001154288A
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Satoru Sekine
哲 関根
Naoki Otomo
直樹 大友
Saburo Shimizu
三郎 清水
Taro Miyamoto
太郎 宮本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取装置が衝撃や長期間に亘る歪み力等
の外力により変形し画質が低下することを防止する。 【解決手段】 画像読取装置の諸部品が取り付けられる
枠体を基板の2枚の板金を結合した箱状のもので形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置及び該
画像読取装置を有する画像形成装置に関し、特に、前記
画像読取装置の各構成部品を高精度、且つ、堅牢に支持
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やスキャナを構成する画像読取装
置は原稿からの光を受光して電気信号に変換する撮像素
子と該撮像素子に原稿の画像を結像する光学系を支持枠
で支持した構成となっている。そして、前記画像読取装
置は、結像性能が長期間に亘って維持されることが必要
であるために、変形し難いユニットに形成されて、複写
機等に取り付けられる構成が多く用いられている。該ユ
ニットの骨格は1枚の板金を折り曲げて箱状に形成する
ことにより枠の剛性を高め、該枠に前記の諸部品等が取
り付けられる。そして、画像読取装置の各構成部品は、
それぞれの取り付け場所等に応じて、前記枠の底板部分
を構成する基板や側壁部に取り付けられる。例えば、走
査光学系の走査軌道を形成する案内部材は前記側壁部に
取り付けられ、走査光学系のレンズや撮像素子は前記基
板に取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、読取ユ
ニットの骨格を形成する枠を、1枚の板金で構成した場
合に、たとえ縁端部を折り曲げて側壁部を形成すること
により剛性を高めたとしても、なお、十分な剛性が得ら
れないことが判明した。その結果、衝撃や長期間に亘っ
て加えられる歪力等の外力により変形し、画像の鮮鋭性
が低下したり、画像に歪みが生ずるという欠点があるこ
とが判明した。
【0004】また、画像読取装置の各部品を枠の種々の
部分に取り付ける構成では、各部品を高精度で取り付け
ることが困難である。更に、長期間に亘る使用により各
部品間の精度が低下する可能性がある。
【0005】従って、本発明は、画像読取装置における
従来技術の前記した問題を解決することを目的とし、画
像読取装置の骨格を形成する枠の強度を向上し、或いは
画像読取装置の各部品の取り付け精度を向上することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)2枚の板金の少な
くとも一方の辺に折曲部を設け、該折曲部を結合するこ
とにより、前記2枚の板金を4辺で結合して、基板を構
成し、該基板の4辺に側板を結合することにより構成さ
れた箱状の枠体内に、少なくとも撮像素子及び該撮像素
子に像光を導く光学系を取り付けたことを特徴とする画
像読取装置。
【0007】(2)前記枠体に原稿載置台及び原稿位置
規制部材を取り付けたことを特徴とする前記(1)項に
記載の画像読取装置。
【0008】(3)前記枠体に原稿搬送装置を取り付け
たことを特徴とする前記(1)又は(2)項に記載の画
像読取装置。
【0009】(4)前記2枚の板金が溶接により互いに
結合されたことを特徴とする前記(1)〜(3)のいず
れか1項に記載の画像読取装置。
【0010】(5)前記2枚の板金がネジにより互いに
結合されたことを特徴とする前記(1)〜(3)のいず
れか1項に記載の画像読取装置。
【0011】(6)前記基板に部品取出用の孔を設けた
ことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に
記載の画像読取装置。
【0012】(7)原稿が載置される原稿載置台、該原
稿載置台の辺に設けられた原稿位置規制部材、原稿を照
明する光源、原稿からの反射光を受光する撮像素子及
び、原稿を走査し、前記撮像素子上に画像を結像する光
学系を有する画像読取装置において、前記光学系の走査
方向に直角な方向の両端部に設けられた側板に少なくと
も、前記原稿位置規制部材、前記光学系の走査移動のた
めの軌道を形成する走査案内部材、前記光学系の結像レ
ンズ及び、原稿搬送装置を取り付けたことを特徴とする
画像読取装置。
【0013】(8)前記側板に前記原稿搬送装置の位置
を設定する位置決め部材を取り付け、該位置決め部材に
前記原稿搬送装置を取り付けたことを特徴とする前記
(7)項に記載の画像読取装置。
【0014】(9)前記(1)〜(8)のいずれか1項
に記載の画像読取装置及び該画像読取装置から出力され
る画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段を
有することを特徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る画像形
成装置を図1により説明する。
【0016】図1は、デジタル式画像形成装置(以下、
単に画像形成装置という)100の構成を示す図であ
る。
【0017】図において、画像形成装置100は、原稿
搬送装置Aと、原稿搬送装置Aにより搬送される原稿の
画像を読み取るための画像読取部Bと、読み取った原稿
画像を処理する画像制御基板Cと、画像処理後のデータ
に従って像担持体としてのドラム状の感光体10上に書
込装置Dと、感光体10及びその周囲に帯電電極14、
磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16、転写電極
18、分離電極20、クリーニング手段21等の画像形
成手段を含む画像形成部Eと、記録紙Pを収納する給紙
トレイ22、24のための収納部Fとを有している。画
像読取装置は原稿搬送装置Aと画像読取部Bとで構成さ
れる。
【0018】原稿搬送装置Aは、原稿載置トレイ26
と、ローラR1を含むローラ群および原稿の移動通路を
適宜切り替えるための切換手段等(参照記号なし)を含
む原稿搬送処理部28とを主要素とする。
【0019】画像読取部Bは、2枚の板金よりなる基板
36(図2に詳細に説明)に4枚の側板340、34
2、381、385を設け、側板381、385の内側
に、走査案内部材としての案内レール383、387を
設けている。この側板340、342、381、385
の上に原稿載置台としてのプラテンガラスGを設けると
ともに、基板36と側板340、342、381、38
5により形成される上方が開放した箱内には、光路長を
保って往復移動できる照射ランプLとともに、2つのミ
ラーユニット30、31を前記案内レール383、38
7に移動自在に設ける。
【0020】更に、前記箱内には固定の結像レンズ3
3、ラインCCDからなる撮像素子35を設ける。
【0021】書込装置Dは、光源としての半導体レーザ
40、偏向手段としての回転多面鏡42等からなる。
【0022】記録紙Pの移動方向からみて、転写電極1
8の上流側に示すR10はレジストローラであり、分離
電極20の下流側にHで示してあるのは定着手段であ
る。
【0023】定着手段Hは、実施の形態においては、加
熱源を内蔵するローラと、当該ローラに圧接しながら回
転する圧接ローラとで構成してある。
【0024】また、Zは定着手段Hのためのクリーニン
グ手段で、巻き取り可能に設けたクリーニングウェブを
主要素とする。
【0025】原稿載置トレイ26上に載置される原稿
(図示せず)の1枚が原稿搬送処理部28によって搬送
され、ローラR1の下を通過中に、原稿を照明する光源
としての照射ランプLによる露光が行われる。
【0026】原稿からの反射光は、移動するミラーユニ
ット30、31と、レンズ33を経て固定された撮像素
子35上に結像され、読み取られる。
【0027】画像読取部Bで読み取られた画像情報は、
画像処理手段により処理され、符号化されて画像制御基
板C上に設けてあるメモリーに格納される。
【0028】また、画像データは画像形成に応じて呼び
出され、画像データに従って、書込装置Dにおけるレー
ザ光源40が駆動され、感光体10上に露光が行われ
る。
【0029】当該露光に先立ち、矢印方向(反時計方
向)に回転する感光体10は、帯電電極14のコロナ放
電作用により所定の表面電位を付与されているが、露光
により、露光部位の電位が露光量に応じて減じ、結果と
して、画像データに応じた静電潜像が感光体10上に形
成される。
【0030】静電潜像は、現像手段16により反転現像
され、トナー像が形成される。一方、感光体10上のト
ナー像の先端部が転写領域に到達する前に、例えば、給
紙トレイ22内の1枚の記録紙Pが給紙搬送されてレジ
ストローラR10に到達し、先端規制される。
【0031】記録紙Pは、トナー像、即ち感光体10上
の画像領域と重畳するように、同期を取って回転を開始
する一対のレジストローラR10により転写領域に向け
て搬送される。
【0032】転写領域において、感光体10上のトナー
像は転写電極18の付勢により記録紙P上に転写され、
次いで、当該記録紙Pは分離電極20の付勢により感光
体10から分離される。
【0033】その後、定着手段Hの加圧、加熱により、
トナー像は記録紙P上に溶融定着され、当該記録紙P
は、排紙通路78および排紙ローラ79を介して排紙ト
レイT上に排紙される。
【0034】給紙トレイ22、24は、実施の態様にお
いて、上下方向2段に配設した形態であるが、それ以上
の数の給紙トレイを備えることもできる。
【0035】給紙トレイの内、下段(実施の態様におい
て給紙トレイは2段重ねであるので下段としたが、最下
段の意)に配置した給紙トレイ24の底部(底壁と同
義)と装置本体の底壁との間に、所定の間隙を持った空
間部25を形成してある。
【0036】空間部25は、記録紙Pの両面に画像を形
成するモードにおいて使用するものであり、記録紙の表
裏反転用の第2搬送路80(後記)から搬送された記録
紙Pをスイッチバックさせるための空間を形成する。
【0037】給紙トレイ22、24のそれぞれの先端部
(給紙方向からみて、収納される記録紙Pの先端に対応
する)上部に示す50および53はローラからなる給紙
手段(以下、送り出しローラという)、51および54
はフィードローラ、52および55は重送防止ローラで
ある。
【0038】送り出しローラ50、53、とフィードロ
ーラ51、54、とはユニット化してあり、装置本体側
に設けた駆動源と接続している駆動軸あるいは給紙部に
設けた係止手段に対して容易に着脱できる構成を有す
る。
【0039】また、重送防止ローラ52、55もユニッ
ト化してあり、装置本体の固定部に設けた固定部材に対
して容易に着脱できる構成を有する。
【0040】60は手差し給紙部の手差し給紙トレイ
で、画像形成装置100の本体側壁に対して下端を支点
として開閉できるように構成してある。
【0041】61は手差し給紙トレイ60上に載置され
る記録紙を画像形成に伴って送り出すためのローラから
なる送り出しローラ、63は送り出しローラ61の下流
に設けてあるフィードローラ、65はフィードローラ6
3と圧接し、記録紙Pの複数枚送りを防止するための重
送防止ローラで、前述した給紙トレイ22、24の場合
と実質的に同じ構成を有する。
【0042】66は、手差しトレイ60から送り出され
る記録紙Pの搬送路で、フィードローラ63のすぐ左横
に示す一対の搬送ローラを経て後記する合流部に連通し
ている。
【0043】70は、記録紙P上に転写による画像形成
を行わせるための第1搬送路で、適宜の給紙トレイから
送り出される記録紙の移動方向から見て、下方から上方
に延びている。
【0044】72は上段の給紙トレイ22に収納される
記録紙用の給紙通路、74は下段の給紙トレイ24に収
納される記録紙用の給紙通路であり、76は両トレイ2
2および24から送られる記録紙Pが合流する合流部
(第1搬送路70の一部)である。
【0045】78は、所定の画像形成がなされた記録紙
を排紙トレイT上に排紙するための排紙通路である。
【0046】80は、記録紙の両面に画像形成を行う場
合に使用する記録紙の表裏反転用の第2搬送路であり、
図の上方において、第1搬送路70と連通している。
【0047】第2搬送路80は、記録紙の移動方向から
見て、上方から下方に向かって延びている。
【0048】また、第2搬送路80の下端部は略垂直に
延びる搬送路としてあり、その下端は下段の給紙トレイ
24の給紙部よりも下側に延び、そして、第1搬送路7
0と接続(連通)している。
【0049】上記から理解されるように、第1搬送路7
0と第2搬送路80とは、装置本体の一側壁側において
縦方向に長いループ状をなしている。
【0050】そして両面に画像を形成するモードで第2
搬送路80と搬送路801に記録紙Pを搬送されたとき
に記録紙Pを反転する可逆回転可能なスイッチバック用
の一対のローラからなる搬送ローラR20が設けられて
いる。
【0051】画像形成プロセスにおいて、第2搬送路8
0を移動してくる記録紙Pが搬送路801を介して空間
部25に向けて送り出された時、当該記録紙Pの後端は
搬送ローラR20で把持されているように構成してあ
り、従って、空間部25には記録紙の一部分が収納され
ることになる。
【0052】90は(上側)分岐ガイドで、第1面に画
像形成された記録紙Pを排紙通路78に向かわせたり、
または、第2搬送路80に向かわせたりするように制御
される。
【0053】分岐ガイド90はユーザが行う画像形成モ
ードの設定(記録紙の片面のみに画像を形成するモード
か、記録紙の両面に画像を形成するモードか)に応じて
制御される。
【0054】記録紙Pの両面に画像形成を行うモードが
設定されている場合、分岐ガイド90は、第1面に画像
形成され、転写トナー像を有するに至った記録紙Pを第
2搬送路80に送り込むように、図の破線位置に位置づ
けられ、第2搬送路80に記録紙を送り込んだ後は、図
の実線位置をとるように図示しない制御部を介して制御
される。
【0055】なお、第1搬送路70および第2搬送路8
0上に位置し、一対の丸印で示す部材(参照記号なし)
は、搬送ローラである。
【0056】上記構成の画像形成装置における記録紙の
第2面に対する画像形成プロセスは下記の通りである。
【0057】前述した如く、第1面に画像形成された記
録紙Pが第1搬送路70を上昇移動し、その先端が分岐
ガイド90に達したとき、当該分岐ガイド90は図の破
線位置に保たれているので、記録紙Pは第2搬送路80
に進入し、移動を継続する。
【0058】第2搬送路80の進入部は緩やかな円弧を
描いており、記録紙Pのスムーズな移動を保証する。
【0059】第2搬送路80を下降し、その下端に達す
ると、記録紙Pは一対の搬送ローラR20に挟持され、
下方の搬送路801に搬送され、下段の給紙トレイ24
の下に形成してある空間部25に導かれる。
【0060】このとき、記録紙Pの画像形成された第1
面は下側に向いている。やがて、搬送ローラR20が記
録紙Pの後端を挟持した状態で回転を停止し、その後、
逆方向に回転を開始すると、記録紙Pは表裏を反転され
た状態、即ち、画像が形成されていない第2面が感光体
10側に向いた状態で合流部76に送り込まれ、レジス
トローラR10で先端規制される。
【0061】一方、感光体10上には、前述したプロセ
スにより第2のトナー画像が形成されており、当該感光
体10の回転に同期してレジストローラR10が回転を
始めると、第2のトナー画像領域と重なる状態で記録紙
Pが転写領域に進入する。
【0062】以後、転写処理、分離処理、定着処理が行
われた記録紙Pの先端が分岐ガイド90に達したとき、
前以て、分岐ガイド90は図の実線位置に保たれてお
り、第1搬送路70と排紙通路78とは連通状態となっ
ており、第2搬送路80との連通を絶っているので、記
録紙Pは排紙通路78に進入し、排紙ローラ79を介し
て排紙トレイT上に排出される。
【0063】次に、本発明の実施の形態である画像読取
部Bの構成を説明する。図2は画像読取部Bを構成する
基板の分解斜視図、図3は溶接部の斜視図、図4は基板
の孔を示す図、図5は枠体の分解斜視図である。
【0064】図2に示すように、上下の2枚の四角状の
板金360、370のうち、下側位置の板金360の4
辺を各々折り曲げ作業で上方に折り曲げることにより、
折曲部361、362、363、364を各々形成す
る。更に、折曲部361、362、363、364の端
縁には10カ所の切込部366をほぼ均等間隔で形成す
る。
【0065】次に、上側の板金370の4辺を折り曲げ
作業で下方に折り曲げることにより、折曲部371、3
72、373、374を形成する。この折曲部371、
372、373、374は、前記折曲部361、36
2、363、364より組み立て時に内側となるように
各々形成する。更に、折曲部371、372、373、
374の折曲位置には前記10カ所の切込部366に対
応した位置に10カ所の切込孔376を形成する。
【0066】このようにして形成された上下の2枚の板
金360、370を矢印の方向に移動して組み立てる、
その際、下側の折曲部361、362、363、364
に対して上側の折曲部371、372、373、374
が内側となるように挿入して上下2枚の板金360、3
70を一体となるように組み立てる。
【0067】板金360、370の固定方法として図3
に示すように、前記折曲部361、362、363、3
64に形成した切込部366の縁部と、折曲部371、
372、373、374に形成した切込孔376との縁
部で10カ所に形成された共通の縁部377を溶接等の
方法で固定し一体化する。又、固定手段としては、ネジ
を用いてもよい。
【0068】このようにして上下2枚の板金360、3
70により剛性が極めて高く、衝撃等の外力に対して強
く、長期間に亘って、変形することのない基板36を形
成することができる。なお、基板36を構成する2枚の
板金360、370としては、一方のみに、折曲部を設
け、他方の板金には結合の際の位置設定用の切込を設け
て、前記折曲部と前記切込部とを結合することにより形
成することも可能である。
【0069】更に、組み立て固定した板金360、37
0内に、ネジ等が落ち込んでも取り出せるように板金3
60の一部に取出用の孔365を形成しておく。又、図
4に示すように板金360の一部と、折曲部362、3
63の一部を切り込みを入れ、取出用の孔378を形成
してもよい。
【0070】図5に示す画像読取部Bの基板36の周囲
には複数の側板固定用ネジ孔391が形成されており、
4枚の側板340、342、381、385に各々形成
された多数の取付孔390を介して基板36の周囲に固
定する。
【0071】基板36に固定されている側板381、3
85の内側には前記ミラーユニット30、31を案内す
る案内レール383、387を各々内側に設けるととも
に、レンズ33と撮像素子35を設けた支持板332
(図7参照)を所定位置に取り付ける支持孔384、3
88が形成されている。
【0072】更に、側板381、385の上部にはプラ
テンガラスGを所定の位置に支持するプラテンガラス支
持部382、386が内側に折り曲げられて形成されて
いる。又、側板340、342の上部にも内側に折り曲
げられた折曲部341、343が形成されている。
【0073】次に、側板381、385が基板36とと
もに所定位置で正確に対峙固定されるように組み立てる
組立方法を説明する。
【0074】図6(a)はそれぞれに案内レール38
3、387が固定された側板381、385を基板36
を介して所定位置で設定するための組み立て用治具の断
面図、図6(b)は側板381、385を基板36とと
もに所定位置に固定した側面図である。
【0075】図6(a)に示す組み立て用治具400に
は、側板381、385の底部を所定位置に支持する組
立基準部401、402と、側板381、385の一部
を保持する側板支持部403、404と、プラテンガラ
ス支持部382、386の一端を支持する支持部40
5、406とが各々設けられている。
【0076】図において側板381、385を上部より
側板支持部403、404を介して落とし込み、側板3
81、385の底面が組立基準部401、402の基準
位置M−M線の位置に突き当たるまで移動させる。即
ち、このようにして設定された位置が側板381、38
5の所定組み立て位置である。次に、基板36を側板3
81、385の間の一点鎖線位置に挿入し、図5に示す
基板36の側板固定用ネジ孔391と、側板381、3
85の取付孔390とを介してネジB1で基板36とと
もに側板381、385を固定する。
【0077】図6(b)は組立てを完了した基板36と
側板381、385を組み立て用治具400より取り出
した状態を示す。このようにして側板381、385が
所定の位置に設置された状態で側板381、385に基
板36が固定される。
【0078】図7は画像読取部Bの全体構成を組み立て
た斜視図である。前記図6(b)に示すように、基板3
6とともに側板381、385とを組み立固定するとき
予め、結像レンズ33と撮像素子35を設けた支持板3
32の両端を支持孔384、388に挿入して所定位置
に支持し、更に、照射ランプLとともに、2つのミラー
ユニット30、31を前記案内レール383、387に
組み立てておく。次に、図5に図示した基板36の複数
の側板固定用ネジ孔391と、側板340、342の取
付孔390とを介してネジB1を用いて基板36に側板
340、342を固定するとともに、複数のネジB1で
側板381、385、340、342を互いに強固に固
定する。
【0079】このようにして組み立てられた側板38
1、385のプラテンガラス支持部382、386に原
稿位置規制部材としての原稿突き当て板398を端部に
設けたプラテンガラスGを載置する。又、図示はしない
がプラテンガラスGをプラテンガラス支持部382、3
86の所定位置に固定部材で固定する。
【0080】更に、位置決めされた側板381の外側に
は原稿搬送装置Aを所定位置に設置するための位置決め
部材393、395を所定位置にネジB1で固定し、位
置決め部材393、395には原稿搬送装置Aに設けた
軸部材(図示せず)を挿入する位置決め孔394、39
6が各々形成されている。
【0081】また、側板340の外側には、2個の取付
部材399が設けられており前記のようにして構成され
た画像読取部Bに画像形成装置100の本体に取付部材
399で固定する。最後に位置決め部材393、395
に原稿搬送装置Aを取り付け組み立てを完了する。
【0082】以上のように歪みの発生しない高い剛性を
有する基板36に側板381、385、340、342
を固定し、この側板381、385、340、342に
プラテンガラスGと、原稿搬送装置Aと、光学系、即
ち、ミラーユニット30、31、及び、結像レンズ33
と、撮像素子35とを設けることにより簡単な構成で、
精度のよい画像読取装置を製作することが可能になっ
た。また、このような構成によりプラテンガラスGの調
整も不用になった。このような画像読取装置を画像形成
装置100に設けることにより、プラテンガラスG面と
撮像素子35との光路長が変化せず、長期間に亘って良
好な複写画像を得ることができる。
【0083】
【発明の効果】請求項1の発明により、衝撃力や長期間
に亘って加えられる歪み力に対して極めて変形し難く、
剛性の極めて高い画像読取装置が実現される。
【0084】請求項2の発明により、原稿載置台と原稿
位置規制部材が正確な位置に設置され、位置ずれがな
く、鮮鋭な画像が形成される。
【0085】請求項3の発明により、原稿搬送装置の設
置位置が長期間に亘って維持されるので、原稿搬送にお
ける原稿の傾きや搬送タイミングのずれ等が防止され
る。
【0086】請求項4又は請求項5の発明により、画像
読取装置を構成する枠体の基板として極めて高い剛性を
有するものが実現され、堅牢な画像読取装置が実現され
る。
【0087】請求項6の発明により、箱状に形成された
画像読取装置の基板内に部品等の異物が入った場合にも
簡単に取り出すことができる。
【0088】請求項7の発明により、画像読取装置にお
いて、高い位置精度が要求される光学部品等が高い精度
で位置設定された側板に取り付けられるので、光学系に
狂いがなく、長期間に亘って鮮鋭な画像を形成すること
ができる画像データが取得される。
【0089】請求項8の発明により原稿搬送装置が高い
精度で取り付けられるので、原稿搬送における原稿の曲
がりや搬送タイミングの狂いが防止される。
【0090】請求項9の発明により、長期間に亘って、
鮮鋭性の高い画像を形成する画像形成装置が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における基板の分解斜視図
である。
【図3】本発明の実施の形態における溶接部の斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態における基板の孔を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態における枠体の分解斜視図
である。
【図6】本発明の実施の形態における画像読取部の組立
を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像読取部の斜視図
である。
【符号の説明】 36 基板 100 画像形成装置 340、342、381、385 側板 360、370 板金 341、343、361、362、363、364、3
71、372、373、374 折曲部 400 組み立て用治具 A 原稿搬送装置 B 画像読取部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 太郎 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H012 CA02 CA03 CC01 5C062 AA02 AA05 AB17 AD06 5C072 AA01 BA04 DA21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板金の少なくとも一方の辺に折曲
    部を設け、該折曲部を結合することにより、前記2枚の
    板金を4辺で結合して、基板を構成し、該基板の4辺に
    側板を結合することにより構成された箱状の枠体内に、
    少なくとも撮像素子及び該撮像素子に像光を導く光学系
    を取り付けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体に原稿載置台及び原稿位置規制
    部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記枠体に原稿搬送装置を取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記2枚の板金が溶接により互いに結合
    されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記2枚の板金がネジにより互いに結合
    されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記基板に部品取出用の孔を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像
    読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿が載置される原稿載置台、 該原稿載置台の辺に設けられた原稿位置規制部材、 原稿を照明する光源、 原稿からの反射光を受光する撮像素子及び、 原稿を走査し、前記撮像素子上に画像を結像する光学系
    を有する画像読取装置において、 前記光学系の走査方向に直角な方向の両端部に設けられ
    た側板に少なくとも、前記原稿位置規制部材、前記光学
    系の走査移動のための軌道を形成する走査案内部材、 前記光学系の結像レンズ及び、 原稿搬送装置を取り付けたことを特徴とする画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 前記側板に前記原稿搬送装置の位置を設
    定する位置決め部材を取り付け、該位置決め部材に前記
    原稿搬送装置を取り付けたことを特徴とする請求項7に
    記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の画
    像読取装置及び該画像読取装置から出力される画像デー
    タに基づいて画像を形成する画像形成手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155603A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,及び画像読取装置の装着方法
JP2014142447A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
US9246351B2 (en) 2009-02-13 2016-01-26 Qualcomm Incorporated Antenna sharing for wirelessly powered devices

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