JP3673531B2 - 注射針回収容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、注射器の注射筒から分離された使用済みの注射針を収納する注射針回収容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、注射器の注射筒の先端に嵌合された使用済みの注射針を、注射針回収容器の上面に穿設された貫通孔に挿入し、次いで、注射筒を回転させることにより、注射針と注射筒の嵌合状態を緩めて注射筒から注射針を分離し、注射筒から分離された注射針を注射針回収容器に収納するようにした注射針回収容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の注射針回収容器においては、注射筒を回転させて、注射針回収容器の上面に穿設された貫通孔に挿入された注射針と注射筒との嵌合状態を緩める際に、注射針回収容器が回転しないように注射針回収容器を手で押さえなければならないが、注射針回収容器を押さえている手に、注射針回収容器の上面に穿設された貫通孔に挿入しようとした注射針が誤って刺さったりすることがある。また、このような事故が起こらないまでも、注射針回収容器を押さえている手に、注射器の使用済みの注射針が接近すること自体が、作業者に不安感を与えることになり、更には、注射針の回収作業の効率低下を惹起することになる。
【0004】
また、注射針回収容器の上面に穿設された貫通孔に注射針が上手く挿入されずに、注射針が注射針回収容器の上面に接触し、注射針回収容器の上面が汚染される場合があり、このように汚染された注射針回収容器の上面に蓋をすると、蓋の内面も汚染されることになり、汚染範囲が広がり、従って、病原菌やウイルス等への感染の危険度が増すことになる。
【0005】
更に、注射筒を回転させることにより、注射針と注射筒の嵌合状態を緩めても、注射筒から注射針を分離せず、注射針の注射針回収容器への回収作業に手間取る等の問題がある。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の注射針回収容器が有する課題を解決するとともに、安全性の高い、しかも、作業性及び取扱性に優れた注射針回収容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、注射針回収容器が、容器本体と、該容器本体にヒンジ連結された蓋と、上面が、前記容器本体の開口縁部より下方に位置するように、前記容器本体に嵌着された分離板とを有し、前記分離板には、注射器の注射針が挿入可能な平面形状が楕円状の貫通孔が穿設されているとともに、前記貫通孔の短径が、前記注射器の注射筒から分離可能な注射針に設けられた楕円状の鍔部の長径より小さく形成されており、且つ、前記貫通孔の垂直面に、分離突起を突設したものであり、第2には、前記蓋の上面には、凸状リブを突設し、前記容器本体の蓋側の外壁には、前記凸状リブが嵌着可能な間隙を有する一対の垂直リブを突設したものである。
【0008】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0009】
先ず最初に、本発明の注射針回収容器の分解斜視図である図1、本発明の注射針回収容器の組み立て斜視図である図2、本発明の注射針回収容器の斜視図である図3、蓋が折り畳まれた状態を示す本発明の注射針回収容器の斜視図である図4を用いて、本発明の注射針回収容器について説明する。
【0010】
図1において、c1は、注射針回収容器Cの容器本体であり、上面が開口された有底の略角筒体或いは略円筒体等の筒状に形成されている。c2は、容器本体c1の開口縁部c3より下方で、容器本体c1の外壁の所定位置に配設された帯状の肉厚部であり、肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4に後述する蓋c5が嵌合されるように構成されている。なお、必要に応じて、このような肉厚部c2を省略することもできる。
【0011】
容器本体c1と蓋c5とは、略平板状のヒンジ板c6により連結されており、ヒンジ板c6は、ヒンジ板c6の上面c6’が、肉厚部c2の上端部c2’及び蓋c5の開口側縁部c5’と面一となるように構成されている。c7は、ヒンジ板c6の裏面c6”で、ヒンジ板c6の中間部に設けられた直線状のV溝であり、このV溝c7を挟んでヒンジ板c6を二つ折りにすることにより、V溝c7を中心に蓋c5を上方に回動させて、容器本体c1に蓋c5を被せることができるように構成されている。
【0012】
c8は、肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4の略中間に突設された水平な凸条であり、蓋c5の内壁には、凸条c8が嵌合する水平な凹溝c9が穿設されている。従って、図1に示されている蓋c5が開いた状態から、蓋c5を、ヒンジ板c6の裏面c6”に設けられた直線状のV溝c7を中心に回動させることにより、蓋c5を容器本体c1に被せるとともに、蓋c5の内側に設けられた凹溝c9と、容器本体c1の肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4に突設された凸条c8とを嵌合させることにより、蓋c5を容器本体c1にしっかりと被せることができるように構成されている。なお、図1には、ヒンジ板c6と反対側の肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4に凸条c8が突設され、また、蓋c5のヒンジ板c6より遠い側の内壁に凹溝c9が穿設された実施例が示されているが、肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4の他の箇所に凸条c8を突設することも、また、肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4の略全周に亘って凸条c8を突設することもでき、そして、このようにして突設された凸条c8に対応して蓋c5の内壁に凹溝c9を穿設することもできる。
【0013】
なお、蓋c5の深さdと、肉厚部c2の上端部c2’から開口縁部c3までの高さhとを略同じに形成することにより、蓋c5を、肉厚部c2の上端部c2’より上の部分c4を略覆うように被せることもでき、また、蓋c5の深さdを、肉厚部c2の上端部c2’から開口縁部c3までの高さhより浅く形成し、蓋c5を容器本体1に被せた際に、蓋c5の開口側縁部c5’と肉厚部c2の上端部c2’との間に間隙ができるように構成し、この間隙に爪等を挿入して容器本体c1に被せられた蓋c5を開け易く構成することもできる。
【0014】
c10は、後述する鍔部を有する注射針が挿入可能な貫通孔c11が適当数穿設された分離板であり、分離板c10は、分離板c10の側部c10’の周囲に突設された凸条c12を、容器本体c1の内壁c1’に略水平に穿設された凹溝c13に嵌合することにより、容器本体c1に嵌着され、図2に示されているように、注射針回収容器Cが組み立てられるように構成されている。また、容器本体c1に嵌着された際に、分離板c10の上面c10”が、容器本体c1の開口縁部c3より下方に位置するように構成されており、従って、蓋c5を容器本体c1に被せた場合に、分離板c10の上面c10”と蓋c5の天板側の内面c5”が接触することがない。このように、蓋c5を容器本体c1に被せた際に、分離板c10の上面c10”と蓋c5の天板側の内面c5”が接触することがないので、分離板c10の上面c10”に付着した血液等が、更に蓋c5の内面に付着し、汚染範囲が広がるようなことが防止できる。なお、上記の凸条c12は、分離板c10の側部c10’の全周囲に亘って突設し、また、それにともなって凹溝c13も、容器本体c1の内壁c1’の略全周に亘って設けることが好ましい。
【0015】
c14及びc15は、容器本体c1の相対する外壁c16、c17の下部に設けられた水平な凹溝であり、凹溝c14、c15には、後述するテーブル等に配設された取り付け部材が嵌合できるように構成されている。
【0016】
c18は、蓋c5の上面に設けられた凸状リブであり、また、c19及びc20は、容器本体c1の蓋c5側の外壁c21に所定の間隙wを置いて突設された所定の長さを有する垂直リブであり、蓋c5を、図4に示されているように、蓋c5の上面が、容器本体c1の蓋c5側の外壁c21と略平行になるように、ヒンジ板c6のV溝c7を中心に下方に回動させせて折り畳んだ際に、蓋c5の凸状リブc18が、容器本体c1の外壁c21に突設された垂直リブc19、c20の間隙wに嵌着され、蓋c5を容器本体c1の外壁c21に折り畳み状態に保持することができるように構成されている。このように、蓋c5を容器本体c1の外壁c21に折り畳み状態に保持することにより、注射針の注射針回収容器への回収作業中に、蓋c5が邪魔にならず、従って、注射針の回収作業の作業性が向上する。
【0017】
次に、注射針回収容器C及びテーブル等に注射針回収容器Cを取着するための取り付け部材の斜視図である図5を用いて、取り付け部材について説明する。
【0018】
Dは、テーブルT等に固着される取り付け部材であり、d1及びd2は、所定の間隔を置いて略平行に配設された棒状の係合枠部材であり、d3は、係合枠部材d1、d2の一端を連結する垂直板である。
【0019】
次に、係合枠部材d1、d2について説明するが、係合枠部材d1と係合枠部材d2は同じ構成を有し、垂直板d3を挟んで線対称に配設されているだけであるので、一方の係合枠部材d1についてのみ説明する。
【0020】
係合枠部材d1は、固定的にテーブルT等に固着される台座部d4と、台座部d4に対して取り付け部材Dの内側方向に傾斜した水平方向に回動可能な回動枠d5から構成されており、回動枠d5は、スリットd6を設けることにより形成される薄肉部d7を介して台座部d4に弾性的に連結されているとともに、回動枠d5の自由端部には取り付け部材Dの内側方向に向く係合突起d5’が設けられている。また、d8は、回動枠d5に連続して台座部d4に形成された取り付け部材Dの内側方向に向けて突設された水平な突出リブである。d4’は、台座部d4の水平部であり、水平部d4’には、適当数のボルト孔d9が穿設されており、ボルト孔d9に、ボルトbを挿入し、テーブルT等に穿設された溝孔t1にボルトbを螺合することにより、取り付け部材DをテーブルT等に固着することができるように構成されている。なお、上記の取り付け部材Dは、合成樹脂等で一体に成形することが好ましい。
【0021】
テーブルT等に固着された取り付け部材Dに注射針回収容器Cを取着するには、図5に示されているように、注射針回収容器Cを水平方向に移動させることにより、注射針回収容器Cに設けられた凹溝c14、c15に、取り付け部材Dの回動枠d5及び台座部d4の水平な突出リブd8を挿着するとともに、注射針回収容器Cに設けられた凹溝c14、c15に挿着された回動枠d5の自由端部に設けられた係合突起d5’を、注射針回収容器Cの蓋c5と反対側の外壁c22に係合させることにより、テーブルT等に注射針回収容器Cを取り付けることができるように構成されている。また、テーブルT等から注射針回収容器Cを取り外す場合には、回動枠d5を互いに外側に開くように回動させて、注射針回収容器Cの蓋c5と反対側の外壁c22に係合されている回動枠d5の自由端部に設けられた係合突起d5’を外し、次いで、注射針回収容器Cを、取り付け部材Dから遠ざかる方向に水平移動させることにより、注射針回収容器CをテーブルT等から取り外すことができる。なお、単に、注射針回収容器Cを、取り付け部材Dから遠ざかる方向に水平移動させることにより、回動枠d5を外側に回動させて、注射針回収容器CをテーブルT等から取り外すこともできる。
【0022】
注射針回収容器CのテーブルT等への取り付け手段に関しては、上述したような取り付け部材Dに限定されることなく、種々の取り付け手段を適用することができる。例えば、注射針回収容器C及びテーブルT等の側面図である図6に示されているように、注射針回収容器Cの底に磁石mを固着し、また、テーブルT等には鉄板を固着して、テーブルT等に固着された鉄板に、磁石mが固着された注射針回収容器Cを磁力により吸着させることもできる。勿論、テーブルT等が鉄製の場合には、テーブルT等に鉄板を固着する必要はない。このように、注射針回収容器Cの底に磁石mを固着した場合には、テーブルT等への注射針回収容器Cの取り付けが迅速に行えるとともに、注射針回収容器C内に回収された注射針が、注射針回収容器Cの底に固着された磁石mの磁力により注射針回収容器Cの底部に吸着されて、その移動が抑制され、従って、注射針の移動により生じる騒音の発生が防止できる。また、注射針が、磁石mの磁力により注射針回収容器Cの底部に吸着されているので、誤って注射針回収容器Cを落とした場合などにも、注射針回収容器Cに収納された注射針が、分離板c10に穿設されたc貫通孔11から抜け出るようなことが防止できる。
【0023】
次に、図2、図2のI−I線に沿った注射器Sの断面を含む分離板c10に穿設された貫通孔c11の平面図である図7、注射器Sの斜視図である図8及び図7(a)のI−I線に沿った断面図である図9を用いて、注射器Sの注射針を、注射針回収容器Cに収納する工程について説明する。
【0024】
分離板c10に穿設された貫通孔c11は、図7及び図9に示されているように、平面形状が楕円状に形成されているとともに、貫通孔c11は、貫通孔c11の上部に位置する外側に拡がった傾斜面c11’及び傾斜面c11’に続いて傾斜面c11’の下部に位置する垂直面c11”から構成されている。c23は、貫通孔c11の垂直面c11”の上方部分に突設された分離突起であり、分離突起c23は、平面形状が楕円状の貫通孔c11の長径の垂直面c11”の一方に1個だけ突設することも或いは貫通孔c11の長径の垂直面c11”に対向させて2個突設することもできる。なお、本発明の実施例においては、分離突起c23が2個突設されている例が示されているが、このような分離突起c23は、分離板c10に穿設された貫通孔c11へ後述する注射器Sの注射針の鍔部が挿入できれば、貫通孔c11の長径の垂直面c11”に限らず、貫通孔c11の垂直面c11”のどの位置に突設してもよく、また、分離突起c23の個数も適宜、設定することができる。
【0025】
本発明の実施例に使用されている注射器Sは、図8に示されているように、注射筒s1と注射針s2とから構成されており、注射針s2には平面形状が楕円状の鍔部s2’が設けられている。平面形状が楕円状の鍔部s2’の長径y1は、上述した分離突起c23の間隙幅y2より小さく形成されており、また、平面形状が楕円状の鍔部s2’の長径y1は、分離板c10に穿設された平面形状が楕円状の貫通孔c11の短径y3より大きく形成されている。
【0026】
次に、注射器Sの注射針s2を注射筒s1から分離し、注射針s2を注射針回収容器Cに収納する工程について、主として図7を用いて説明する。
【0027】
先ず、図7(a)及び図9に示されているように、注射器Sを注射針s2の鍔部s2’が、貫通孔c11の垂直面c11”に突設された分離突起c23の下方に位置するように配置する。次いで、注射器Sを回転させて、図7(b)に示されているように、注射器Sの注射針s2の鍔部s2’を、分離板c10に穿設された貫通孔c11の垂直面c11”に当接させる。上述したように、注射針s2の鍔部s2’の長径y1が、分離板c10の貫通孔c11の短径y3より大きく形成されているので、上記のように、注射器Sの注射針s2の鍔部s2’が、分離板c10の貫通孔c11の垂直面c11”に当接できる。
【0028】
次いで、注射針s2の鍔部s2’が、分離板c10の貫通孔c11の垂直面c11”に当接して、注射針s2の回転が阻止されている状態の注射器Sの注射筒s1を適宜回転させて、注射器Sの注射筒s1と注射針s2の嵌合を緩める。この際、注射針s2の自重により、そのまま注射筒s1から注射針s2が落下しない場合には、図7(c)及び図8の二点鎖線で示されているように、注射器Sの鍔部s2’を、貫通孔c11の垂直面c11”に突設された分離突起c23の下方に配置し、その後、注射器Sを上方に持ち上げることにより、分離突起c23に注射器Sの鍔部s2’を引っかけて注射器Sの注射筒s1から注射針s2を引き抜き、注射筒s1から注射針s2を分離し、注射針s2を注射針回収容器Cに収納する。
【0029】
なお、注射筒s1と注射針s2の嵌合状態によっては、注射器Sを回転させることなく、貫通孔c11の垂直面c11”に突設された分離突起c23に注射器Sの鍔部s2’を引っかけた後、注射器Sを上方に持ち上げることにより、注射器Sの注射筒s1から注射針s2を引き抜き、注射筒s1から注射針s2を分離し、注射針s2を注射針回収容器Cに収納することもできる。
【0030】
なお、上述した容器本体c1、蓋c5及びヒンジ板c6は、合成樹脂で一体に成形し、蓋c5及びヒンジ板c6とともに一体に成形された容器本体c1に、分離板c10を嵌着することにより注射針回収容器Cを組み立てることが好ましい。勿論、容器本体c1、蓋c5及びヒンジ板c6を、それぞれ、別体に形成し、ヒンジ板c6或いは公知のヒンジ部材を介して容器本体c1と蓋c5を連結することもできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0032】
注射針回収容器をテーブル等に取り付けるように構成したので、注射針が誤って作業者の手に刺さったりするような事故を防止することができ、また、注射器の使用済み注射針が作業者の手に接近すること自体により生じる作業者の不安感を取り除くことができ、従って、注射針の回収作業の作業効率を向上させることができる。
【0033】
注射針回収容器の蓋を容器本体に被せた際に、分離板の上面と蓋の天板側の内面が接触することがないので、分離板の上面に付着した血液等が、更に蓋の内面に付着し、汚染範囲が広がるようなことが防止できる。
【0034】
注射針回収容器の底に磁石を固着したので、テーブル等への注射針回収容器の取り付けが迅速に行えるとともに、注射針回収容器内に回収された注射針が、磁力により注射針回収容器の底部に吸着されて、その移動が抑制され、従って、注射針の移動により生じる騒音の発生が防止できる。また、注射針が、磁石の磁力により注射針回収容器の底部に吸着されているので、誤って注射針回収容器を落とした場合などにも、注射針回収容器に収納された注射針が、注射針回収容器から抜け出るようなことが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の注射針回収容器の分解斜視図である。
【図2】図2は本発明の注射針回収容器の組み立て斜視図である。
【図3】図3は本発明の注射針回収容器の斜視図である。
【図4】図4は蓋が折り畳まれた状態の本発明の注射針回収容器の斜視図である。
【図5】図5はテーブル等に本発明の注射針回収容器を取着するための取り付け部材の斜視図である。
【図6】図6は本発明の別の実施例の注射針回収容器とテーブル等の側面図である。
【図7】図7は図2のI−I線に沿った注射器の断面を含む分離板に穿設された貫通孔の平面図である。
【図8】図8は一例としての注射器の斜視図である。
【図9】図9は図7(a)のI−I線に沿った断面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・注射針回収容器
D・・・・・・・取り付け部材
S・・・・・・・注射器
T・・・・・・・テーブル
c1・・・・・・容器本体
c5・・・・・・蓋
c6・・・・・・ヒンジ板
c10・・・・・分離板
d1、d2・・・係合枠部材
s1・・・・・・注射筒
s2・・・・・・注射針

Claims (2)

  1. 容器本体と、該容器本体にヒンジ連結された蓋と、上面が、前記容器本体の開口縁部より下方に位置するように、前記容器本体に嵌着された分離板とを有し、前記分離板には、注射器の注射針が挿入可能な平面形状が楕円状の貫通孔が穿設されているとともに、前記貫通孔の短径が、前記注射器の注射筒から分離可能な注射針に設けられた楕円状の鍔部の長径より小さく形成されており、且つ、前記貫通孔の垂直面には、分離突起が突設されていることを特徴とする注射針回収容器。
  2. 前記蓋の上面には、凸状リブが突設されており、前記容器本体の蓋側の外壁には、前記凸状リブが嵌着可能な間隙を有する一対の垂直リブが突設されていることを特徴とする請求項1に記載の注射針回収容器。
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