JP3044273U - ペットケージ - Google Patents

ペットケージ

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JP3044273U
JP3044273U JP1997005445U JP544597U JP3044273U JP 3044273 U JP3044273 U JP 3044273U JP 1997005445 U JP1997005445 U JP 1997005445U JP 544597 U JP544597 U JP 544597U JP 3044273 U JP3044273 U JP 3044273U
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耕平 佐藤
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケージ本体とトレイとの脱着が容易なペット
ケージを提供する。 【解決手段】 ペットケージ1のトレイ2の長辺15を
形成するフランジ部13に、切欠部16を設け、切欠部
16の両縁に垂下壁17を形成する。各垂下壁17に貫
通穴21を設け、各貫通穴21を長辺15に沿って一直
線上に配列する。トレイ2の短辺31を形成するフラン
ジ部13に凹部を設け、各貫通穴21の延長線上に位置
する凹部の壁面に挿入穴を形成する。ケージ本体に切欠
部13へ挿入される係止片を形成し、係止片の下端にリ
ング状のリング部を形成する。ケージ本体の係止片を切
欠部16に挿入した後、L字状の阻止部材を挿入穴より
挿入し、係止片のリング部に阻止部材を貫通させて、切
欠部16からの係止片の抜けを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ペットを飼う際に用いられるペットケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ペットを飼う際には、図9に示すようなペットケージ81が用いられて おり、該ペットケージ81は、下部を形成するトレイ82と、該トレー82に脱 着自在に取り付けられた上部を形成するケージ本体83とにより構成されている 。該ケージ本体83は、前記トレイ82の各辺に沿って起立した矩形状の側壁部 84,・・・と、各側壁部84,・・・の上縁に架橋した天井部85とからなり 、前記各側壁部84,・・・及び天井部85は、格子状に組まれたスチール製の 線材により形成されている。
【0003】 前記ケージ本体83と前記トレイ82との係止構造は、図10に示すように、 前記ケージ本体82における前記側壁部84の下縁より側方へ屈曲されてなる係 止片91と、前記トレイ82の周壁92に開設され、前記係止片91が内嵌され る嵌合穴93とからなり、前記側壁部84あるいは前記トレイ82の周壁92を 弾性変形させつつ、前記側壁部84の係止片91を前記トレイ82の嵌合穴93 に嵌合させ、前記ケージ本体83を前記トレイ82に係止できるように構成され ている。
【0004】 また、他の係止構造としては、図11及び図12に示すように、前記トレイ8 2の周壁92に、内側に平行して突出する一対の爪95,95を設け、前述と同 様に、前記側壁部84あるいは前記トレイ82の周壁92を弾性変形させつつ、 前記側壁部84の下縁96を前記両爪95,95の間に内嵌して、前記ケージ本 体83を前記トレイ82に係止できるように構成されているものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述した両者の係止構造にあっては、ケージ本体83とトレイ 82とを脱着する際に、ケージ本体83を構成する側壁部84、あるいは、フラ ンジ部97が全周にわたり形成された前記トレイ82の周壁92を弾性変形させ なければならず、大きな力を必要とする。このため、前記ケージ本体83を前記 トレイ82より取り外し、該トレイ82を清掃するには苦労を要する。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ケージ本体と トレイとの脱着を容易に行うことができるペットケージを提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の考案のペットケージにあっては、上方開 口状のトレイと、該トレイの上部に脱着自在に取り付けられるケージ本体とから なり、前記トレイの周壁にフランジ部が設けられたペットケージにおいて、前記 トレイの前記フランジ部に、切欠部を設けるとともに、前記ケージ本体に、前記 切欠部に抜き差し自在に挿入される係止片を形成する一方、前記トレイに形成さ れた前記切欠部に、前記ケージ本体の前記係止片が挿入された状態で、該係止片 の前記切欠部からの抜けを阻止する阻止部材を、前記フランジ部の下部に、抜き 差し可能に介装した。
【0008】 すなわち、トレイにケージ本体を取り付ける際には、前記トレイのフランジ部 に設けられた切欠部に、前記ケージ本体に形成された係止片を挿入した後、前記 フランジ部の下部に、前記係止片の前記切欠部からの抜けを阻止する阻止部材を 介装する。すると、前記ケージ本体は、前記係止片が前記切欠部からの抜けが阻 止された状態で、前記トレイに取り付けられる。一方、前記トレイより前記ケー ジ本体を取り外す際には、前記フランジ部の下部に介装された前記阻止部材を抜 き取るとともに、前記ケージ本体の前記係止片を前記切欠部より抜き出し、前記 トレイと前記ケージ本体とを分離する。このように、前記阻止部材を、前記フラ ンジ部の下部に抜き差しすることによって、前記トレイと前記ケージ本体との取 り付け取り外しが行われる。
【0009】 また、請求項2の考案においては、前記切欠部を、矩形状に形成された前記ト レイの一辺に複数並設するとともに、前記ケージ本体に、前記各切欠部の各々に 抜き差し自在に挿入される前記係止片を複数形成し、前記各切欠部の縁に、該縁 より垂下する垂下壁を形成する一方、前記一辺の端部に、前記阻止部材が前記一 辺の長さ方向に沿って挿入される挿入穴を形成し、前記各垂下壁に、前記挿入穴 より挿入された前記阻止部材が貫通する貫通穴を設けた。
【0010】 すなわち、トレイにケージ本体を取り付ける際には、前記トレイの一辺に複数 設けられた切欠部に、前記ケージ本体に複数形成された係止片をそれぞれ挿入し た後、前記一辺の端部に形成された挿入穴に阻止部材を挿入する。すると、該阻 止部材は、前記各切欠部の縁に形成された垂下壁の貫通穴に貫通されるとともに 、前記トレイのフランジ部の下部に介装され、各係止片の各切欠部からの抜けを 阻止するので、前記ケージ本体は、各係止片が各切欠部からの抜けが阻止された 状態で、前記トレイに取り付けられる。
【0011】 さらに、請求項3の考案では、前記阻止部材を、前記挿入穴より挿入される挿 入部と、該挿入部の端部が屈曲されてなる屈曲部とによりL字状に形成するとと もに、前記一辺に交差する前記トレイの交差辺に、前記屈曲部に当接し、前記阻 止部材の前記挿入穴からの抜け方向への移動を阻止する抜け止め機構を設けた。
【0012】 すなわち、挿入穴より挿入される挿入部と、該挿入部の端部が屈曲されてなる 屈曲部とによりL字状に形成された阻止部材は、前記屈曲部が前記挿入穴の縁部 に当接することにより、挿入穴への挿入方向への移動が規制される一方、前記屈 曲部が前記トレイの交差辺に形成された抜け止め機構に当接することにより、前 記挿入穴からの抜け方向への移動が規制される。
【0013】 加えて、請求項4の考案にあっては、前記係止片を、前記挿入部が挿入される リング状に形成した。
【0014】 これにより、リング状に形成された係止片は、阻止部材の挿入部が挿入された 状態で係止されるので、係止片の横ずれ等による前記阻止部材からの外れが防止 される。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本実施の形 態に係るペットケージ1を示す図であり、該ペットケージ1は、下部を形成する 上方開口状のトレイ2と、該トレイ2の上部に脱着自在に取り付けられたケージ 本体3とにより構成されている。
【0016】 前記トレイ2は、図2及び図3にも示すように、長方形状に形成された底面1 1と、該底面11の各辺より起立した周壁12とによって容器状に形成されてい る。該周壁12の上縁には、全周にわたって外方へ延出したフランジ部13が形 成されており、該フランジ部13には、下方へ延出する延出部14が形成されて いる。前記トレイ2の相対向する長辺15,15を形成するフランジ部13には 、図4にも示すように、該フランジ部13の長さ方向に直交して延在する切欠部 16,・・・が、4カ所に設けられており、各切欠部16,・・・の両縁には、 両縁より垂下する垂下壁17,17が形成されている。両垂下壁17,17の下 端部は、前記周壁12に突設されたリブ18を介して連設されており、前記フラ ンジ部13には、前記両垂下壁17,17と前記リブ18とによって溝部19が 形成されている。前記垂下壁17には、図3にも示したように、前記周壁12と 前記リブ18との角部に貫通穴21が開設されており、各垂下壁17,・・・に 形成された各貫通穴21,・・・は、前記長辺15の長さ方向に沿って一直線上 に配列されている。
【0017】 前記トレイ2の一方の短辺31を形成するフランジ部13の両端部には、図2 及び図5に示すように、該フランジ部13と、当該フランジ部13より下方へ延 出する延出部14との角部に、凹部32,32が形成されており、該凹部32に は、前記長辺15を形成する前記フランジ部13にて、前記各溝部19,・・・ 側へ後退した長辺側後退部33,33と、前記短片31を形成する前記フランジ 部13にて、他方の凹部32側へ後退した短辺側後退部34,34とが形成され ている。前記長辺側後退部33,33を形成する壁面には、前記長辺15の長さ 方向に沿って配列された前記各貫通穴21,・・・の延長線上に、挿入穴35, 35が形成されており、前記短辺側後退部34における相対向する壁面には、内 側に突出した凸部36,36が形成されている。
【0018】 また、前記ケージ本体3は、前記トレイ2の各辺15,15,31,31に沿 って起立した矩形状の側壁部41,・・・と、各側壁部41,・・・の上縁に架 橋する天井部42とからなり、該天井部42の中央部には、取っ手43が取り付 けられている(図1参照)。前記各側壁部41,・・・及び天井部42は、図6 (側壁部41のみ図示)に示すように、縦方向及び横方向へ格子状に組まれたス チール製の線材44,・・・により形成されており、前記側壁部41には、前記 トレイ2のフランジ部13に形成された前記各切欠部16,・・・に抜き差し自 在に挿入されるとともに、該切欠部16を有してなる溝部19,・・・に収容さ れる係止片45,・・・が4カ所に形成されている。該係止片45は、図7にも 示すように、前記側壁部41を形成するとともに、縦方向に延設された前記線材 44が、前記側壁部41の下縁46より下方へ延出されてなり、その下端部は、 リング状に曲げ加工されてなるリング部47が形成されている。
【0019】 一方、図8は、前記トレイ2に形成された各切欠部16,・・・に、前記ケー ジ本体3の各係止片45,・・・が挿入された状態で、各係止片45,・・・の 前記切欠部16,・・・からの抜けを阻止する阻止部材51を示す図である。該 阻止部材51は、棒状のワイヤにより形成されており、前記トレイ2の前記凹部 32,32に形成された前記挿入穴35,35より挿入される挿入部52と、該 挿入部52の端部が屈曲されてなる屈曲部53とによりL字状に形成されている 。前記挿入部52の外形寸法Oは、前記ケージ本体3に形成された係止片45, ・・・のリング部47における内径寸法I、前記トレイ2の凹部32,32に形 成された挿入穴35,35、及び前記トレイ2の各溝部19,・・・を形成する 各垂下壁17,・・・の貫通穴21,・・・より小さく設定されており、前記挿 入部52が、前記リング部47、前記挿入穴35、及び前記各貫通穴21,・・ ・のそれぞれに挿入可能に構成されている。
【0020】 また、挿入部52は、該挿入部52が前記凹部32に設けられた前記挿入穴3 5へ挿入されるとともに、前記挿入部52の端部に形成された前記屈曲部53が 、前記凹部32に形成された前記短辺側後退部34に内嵌された状態で、前記各 溝部19,・・・を形成する各垂下壁17,・・・における総ての貫通穴21, ・・・、及び各溝部19,・・・に収容された各係止片45,・・・における総 てのリング部47,・・・を貫通する長さ寸法Lに設定されている。そして、前 記阻止部材51は、前記屈曲部53が前記短辺側後退部34に内嵌された状態で 、前記阻止部材51の前記挿入穴35からの抜け方向への移動が阻止されるとと もに、前記短辺側後退部34における相対向する壁面に形成された凸部36,3 6に当接し、前記短辺後退部34からの抜けが防止されるように構成されている 。
【0021】 以上の構成からなる本実施の形態において、トレイ2にケージ本体3を取り付 ける際には、先ず、前記トレイ3の長辺15,15のフランジ部13に設けられ た各切欠部16,・・・に、前記ケージ本体3に形成された各係止片45,・・ ・を挿入し、各係止片45,・・・を前記切欠部16,・・・を備えてなる各溝 部19,・・・に収容する。そして、前記トレイ2の凹部32に設けられた挿入 穴35より、阻止部材51の挿入部52を、前記トレイ2の長辺15に沿って挿 入するとともに、該挿入部52の端部に形成された屈曲部53を、前記凹部32 に形成された短辺側後退部34に内嵌して、前記阻止部材51をトレイ2に固定 する。すると、該挿入部52は、前記挿入穴35より前記トレイ2の長辺15の 長さ方向に沿って一直線上に配列されるとともに、前記各溝部19,・・・の垂 下壁17,・・・に形成された貫通穴21,・・・、及び前記各溝部19,・・ ・に収容された各係止片45,・・・のリング部47に貫通され、前記ケージ本 体3は、前記各係止片45,・・・が前記各切欠部16,・・・からの抜けが阻 止された状態で、前記トレイ2に取り付けられる。
【0022】 このとき、前記各係止片45,・・・は、リング状に形成されたリング部47 に、前記阻止部材51の挿入部52が挿入された状態で係止されるので、各係止 片45,・・・の横ずれ等による前記阻止部材51からの外れ、具体的には、ケ ージ本体3の側壁部41の変形やトレイ2の周壁12の変形に起因した前記阻止 部材51の各係止片45,・・・からの外れを確実に防止することができる。ま た、前記阻止部材51は、前記挿入穴35より挿入される挿入部52と、該挿入 部52の端部が屈曲されてなる屈曲部53とによりL字状に形成されており、該 屈曲部53が前記挿入穴35の縁部に当接することにより、挿入穴35への挿入 方向への移動が規制される一方、前記短辺側後退部34に内嵌された前記屈曲部 53が、前記短辺側後退部34の壁部に当接することにより、前記挿入穴35か らの抜け方向への移動が規制される。さらには、前記短辺後退部34における相 対向する壁面には、前記屈曲部53に当接する凸部36,36が形成されており 、前記阻止部材51は、前記屈曲部53が前記短辺側後退部34に内嵌された状 態で、前記屈曲部53の前記短辺後退部34からの抜けが防止される。このため 、前記ケージ本体3を前記トレイ2に固定する前記阻止部材51の不用意な外れ を防止することができ、前記ケージ本体3と前記トレイ2との不用意な外れを確 実に防止することができる。
【0023】 一方、前記トレイ2より前記ケージ本体3を取り外す際には、前記挿入穴35 より前記阻止部材51の挿入部52を抜き取るとともに、前記ケージ本体3の前 記各係止片45,・・・を、前記各切欠部16,・・・より抜き出し、前記トレ イ2と前記ケージ本体3とを分離する。このように、前記阻止部材51を、前記 挿入穴35より抜き差しすることによって、前記トレイ2と前記ケージ本体3と を脱着することができるので、ケージ本体3とトレイ2とを脱着する際に、ケー ジ本体3の側壁部41あるいはトレイ2の周壁12を弾性変形させなければなら なかった従来のように、前記側壁部41又は前記周壁12を変形させるための大 きな力が不要となり、ケージ本体3とトレイ2との脱着作業が容易となる。これ により、前記ケージ本体3を前記トレイ2より取り外し、該トレイ2を清掃する 際の作業性が向上するので、手入れが簡単なペットケージ1となる。
【0024】 また、前記阻止部材51を、前記挿入穴35へ抜き差しするだけで、前記トレ イ2の長辺15に複数設けられた切欠部16,・・・からの前記各係止片45, ・・・の係脱を行うことができるので、ケージ本体3に形成された複数の係止片 45,・・・のそれぞれを、個別にトレイ2に係止する場合と比較して、ケージ 本体3とトレイ2との脱着作業が容易となる。そして、前記各係止片45,・・ ・は、前記長辺15を形成する前記フランジ部13の下部に沿って介装された前 記阻止部材51により、前記各切欠部16,・・・からの抜けが防止されており 、前記ケージ本体3に設けられた取っ手43を持ち上げた際に生じる前記各係止 片45,・・・の抜け方向への力を、前記阻止部材51を介して、前記トレイ2 の前記長辺15を形成するフランジ部13に均等に加えることができる。したが って、ケージ本体3に形成された各係止片45,・・・が、トレイ2の周壁12 に開設された内嵌穴に内嵌された状態で係止され、ケージ本体3を持ち上げた際 に生じる力が、前記内嵌穴の上縁に集中してしまう係止構造や、トレイ2の周壁 12に平行して突設された一対の爪の間に、ケージ本体3の下縁46が内嵌され た状態で係止され、ケージ本体3を持ち上げた際に生じる力が、前記爪のみに集 中してしまう係止構造と比較して、強度を高めることができ、係止部分における 破損を未然に防止することができる。
【0025】 なお、本実施の形態にあっては、トレイ2の切欠部16に挿入される係止片4 5に、阻止部材51の挿入部52が挿入されるリング部47が形成されたものを 例に挙げて説明したが、前記トレイ2に阻止部材51が装着された状態において 、前記切欠部16からの抜けが阻止される形状であれば良く、例えば、下端部が 外方へ屈曲されてなるL字状の係止片であっても良い。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案にあっては、トレイに形成されたフランジ 部の下部に阻止部材を抜き差しすることによって、前記トレイと前記ケージ本体 とを脱着することができるので、ケージ本体とトレイとを脱着する際に、ケージ 本体の側壁部あるいはトレイの周壁を弾性変形させなければならなかった従来の ように、前記側壁部又は前記周壁を変形させるための大きな力が不要となり、ケ ージ本体とトレイとの脱着作業が容易となる。これにより、前記ケージ本体を前 記トレイより取り外し、該トレイを清掃する際の作業性が向上するので、手入れ が簡単なペットケージとなる。
【0027】 また、請求項2の考案においては、前記トレイの一辺に複数設けられた切欠部 に、前記ケージ本体に複数形成された係止片をそれぞれ挿入した後、前記一辺の 端部に形成された挿入穴に阻止部材を挿入することにより、前記各係止片の前記 各切欠部からの抜けを阻止することができる。これにより、前記ケージ本体を、 各係止片が設けられた複数箇所にて前記トレイに固定した状態で、該トレイに取 り付けることができるので、ケージ本体に複数形成された係止片のそれぞれを、 個別にトレイに係止する場合と比較して、ケージ本体とトレイとの脱着作業が容 易となる。
【0028】 そして、前記各係止片は、前記フランジ部の下部に介装された前記阻止部材に よって、前記各切欠部からの抜けが防止されており、前記ケージ本体を持ち上げ た際に生じる前記各係止片の抜け方向への力を、前記阻止部材を介して、前記ト レイの前記一辺に形成されたフランジ部に均等に加えることができる。したがっ て、ケージ本体に形成された係止片が、トレイの周壁に開設された内嵌穴に内嵌 された状態で係止され、ケージ本体を持ち上げた際に生じる力が、前記内嵌穴の 上縁に集中してしまう係止構造や、トレイの周壁に平行して突設された一対の爪 の間に、ケージ本体の下縁が内嵌された状態で係止され、ケージ本体を持ち上げ た際に生じる力が、前記爪のみに集中してしまう係止構造と比較して、強度を高 めることができる。
【0029】 さらに、請求項3の考案では、トレイに形成された挿入穴より挿入される挿入 部と、該挿入部の端部が屈曲されてなる屈曲部とによりL字状に形成された阻止 部材は、前記屈曲部が前記挿入穴の縁部に当接することにより、挿入穴への挿入 方向への移動が規制される一方、前記屈曲部が前記トレイの交差辺に形成された 抜け止め機構に当接することによって、前記挿入穴からの抜け方向への移動が規 制される。このため、前記ケージ本体を前記トレイに固定する前記阻止部材の不 用意な外れを防止することができ、前記ケージ本体と前記トレイとの不用意な外 れを確実に防止することができる。
【0030】 加えて、請求項4の考案にあっては、リング状に形成された係止片に阻止部材 の挿入部を挿入した状態で、前記係止片を係止することにより、該係止片の横ず れ等に起因した前記阻止部材の不用意な外れを確実に防止することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】同実施の形態のトレイの要部を示す平面図であ
る。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】同実施の形態のトレイの側部を示す要部断面図
である。
【図5】図2のB矢示図である。
【図6】同実施の形態の側壁部を示す平面図である。
【図7】図6のC矢示図である。
【図8】同実施の形態の阻止部材を示す平面図である。
【図9】従来のペットケージを示す斜視図である。
【図10】図9のD部を示す拡大図である。
【図11】他の従来例の要部を示す斜視図である。
【図12】図11のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 ペットケージ 2 トイレ 3 ケージ本体 12 周壁 13 フランジ部 15 長辺 16 切欠部 17 垂下壁 21 貫通穴 31 短辺 35 挿入穴 45 係止片 47 リング部 51 阻止部材 52 挿入部 53 屈曲部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口状のトレイと、該トレイの上部
    に脱着自在に取り付けられるケージ本体とからなり、前
    記トレイの周壁にフランジ部が設けられたペットケージ
    において、 前記トレイの前記フランジ部に、切欠部を設けるととも
    に、前記ケージ本体に、前記切欠部に抜き差し自在に挿
    入される係止片を形成する一方、 前記トレイに形成された前記切欠部に、前記ケージ本体
    の前記係止片が挿入された状態で、該係止片の前記切欠
    部からの抜けを阻止する阻止部材を、前記フランジ部の
    下部に、抜き差し可能に介装したことを特徴とするペッ
    トケージ。
  2. 【請求項2】 前記切欠部を、矩形状に形成された前記
    トレイの一辺に複数並設するとともに、前記ケージ本体
    に、前記各切欠部の各々に抜き差し自在に挿入される前
    記係止片を複数形成し、前記各切欠部の縁に、該縁より
    垂下する垂下壁を形成する一方、 前記一辺の端部に、前記阻止部材が前記一辺の長さ方向
    に沿って挿入される挿入穴を形成し、前記各垂下壁に、
    前記挿入穴より挿入された前記阻止部材が貫通する貫通
    穴を設けたことを特徴とする請求項1記載のペットケー
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記阻止部材を、前記挿入穴より挿入さ
    れる挿入部と、該挿入部の端部が屈曲されてなる屈曲部
    とによりL字状に形成するとともに、 前記一辺に交差する前記トレイの交差辺に、前記屈曲部
    に当接し、前記阻止部材の前記挿入穴からの抜け方向へ
    の移動を阻止する抜け止め機構を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載のペットケージ。
  4. 【請求項4】 前記係止片を、前記挿入部が挿入される
    リング状に形成したことを特徴とする請求項3記載のペ
    ットケージ。
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