JP2013034751A - 集塵装置およびこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

集塵装置およびこれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Toshiyuki Yoshida
稔之 吉田
Hiroshi Nakamoto
博司 仲本
Masakazu Onda
雅一 恩田
Isamu Horibe
勇 堀部
Takeshi Hasegawa
毅 長谷川
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Abstract

【課題】従来のサイクロン式集塵装置において誤って取付け係合部を回動させてしまうと即座にカバー部と集塵容器(ダストボックス本体)が分離され、集塵容器(ダストボックス本体)を床面に落として破損させてしまうという課題があった。
【解決手段】ダストボックス本体8の上面を塞ぐように構成されたカバー11を引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠でカバー11の爪部11aに引掛けてダストボックス本体8と締結係合させると共に前記回動レバー15を軸支するU字溝62をダストボックス本体8上面の取付け部8aに形成したことにより、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合には、U字溝62から回動レバー15の軸15aが外れることで引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は集塵装置に関するもので、特に、電気掃除機の集塵装置に関するものである。
近年のサイクロン式掃除機の集塵装置は、カバー部の下方に内筒を有した内筒部が取り付けられ円筒状の集塵容器(ダストボックス本体)は内筒部の下方に取り付けられて、内筒が集塵容器内に同軸に配されている。カバー部の下部の周面には内筒部に係合して内筒部を保持する保持部A、Bが対向して設けられている。内筒部の外周面にはカバー部の保持部A、Bに係合する取付係合部A、Bが対向して設けられている。一方、取付係合部Bは回動自在に形成され、取付係合部Aを保持部Aに係合し、取付係合部Bが回動して保持部Bに係合する。これにより、内筒部がカバー部に取り付けられる。また、取付係合部Bを手動で回動させることにより、内筒部をカバー部から脱着することができる構成としていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−78461号公報
しかしながら上記構成だけでは、誤って取付係合部Bを回動させてしまうと即座にカバー部と集塵容器(ダストボックス本体)が分離されることとなり、カバー部と集塵容器(ダストボックス本体)が分離して集塵容器(ダストボックス本体)を床面に落として破損させてしまうという問題を有していた。
そこで本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、誤って回動レバー(取付係合部B)を回動させても即座にカバーとダストボックス本体が分離されることを防止し、誤って回動レバーを回動させてしまいカバーとダストボックス本体が分離してダストボックス本体を床面に落として破損させてしまうことを防止すると共に、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合には、U字溝から回動レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することが出来る使い勝手のよい集塵装置もしくは電気掃除機を提供することを目的とする。
略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記ダストボックス本体の上面を塞ぐように構成されたカバーを引掛け部と回動レバーからなる尾錠でカバーの爪部に引掛けてダストボックス本体と締結係合させると共に前記回動レバーを軸支するU字溝をダストボックス本体上面の取付け部に形成したことにより、前記回動レバーを回動させて引掛け部とカバー爪部の締結係合を解除させても、この時点では引掛け部とカバーの爪部の締結係合だけが解除されるだけで、引掛け部と爪部の引っ掛りは継続されたままとなりカバーにダストボックス本体は引っ掛った状態となる。
この状態から更に引掛け部をカバーの爪部から取り外して初めてカバーとダストボックス本体は分離される。つまり、誤って回動レバーを回動させても即座にカバーとダストボ
ックス本体が分離されることを防止し、誤って回動レバーを回動させてしまいカバーとダストボックス本体が分離してダストボックス本体を床面に落として破損させてしまうことを防止することが出来る。
また回動レバーを軸支するU字溝をダストボックス本体上面の取付け部に形成したことにより、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合には、U字溝から回動レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部のU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することが出来る。
本発明のサイクロン式集塵装置によれば、誤って回動レバーを回動させてしまいカバーとダストボックス本体が分離してダストボックス本体を床面に落として破損させてしまうことを防止することが出来る。
本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図 同集塵装置の斜め前方からの斜視図 同集塵装置の斜め後方からの斜視図 同集塵装置の内部構成を示す斜視図 同集塵装置の図3におけるB−B断面図 同集塵装置の図2におけるA−A断面図 同集塵装置の図6におけるC−C断面図 同集塵装置の引掛け部と回動レバーの動作を示す図3におけるB−B断面図 同集塵装置の引掛け部と回動レバーの動作を示す図3におけるB−B断面図 同集塵装置のU字溝から回動レバーの軸が外れる動作を示した部分拡大図 実施の形態2におけるU字溝から回動レバーの軸が外れる動作を示した部分拡大図 実施の形態3におけるU字溝から回動レバーの軸が外れる動作を示した部分拡大図
第1の発明は、略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記ダストボックス本体の上面を塞ぐように構成されたカバーを引掛け部と回動レバーからなる尾錠でカバーの爪部に引掛けてダストボックス本体と締結係合させると共に前記回動レバーを軸支するU字溝をダストボックス本体上面の取付け部に形成したことにより、前記回動レバーを回動させて引掛け部とカバー爪部の締結係合を解除させても、この時点では引掛け部とカバーの爪部の締結係合だけが解除されるだけで、引掛け部と爪部の引っ掛りは継続されたままとなりカバーにダストボックス本体は引っ掛った状態となる。
この状態から更に引掛け部をカバーの爪部から取り外して初めてカバーとダストボックス本体は分離される。つまり、誤って回動レバーを回動させても即座にカバーとダストボックス本体が分離されることを防止し、誤って回動レバーを回動させてしまいカバーとダストボックス本体が分離してダストボックス本体を床面に落として破損させてしまうことを防止することが出来る。
また回動レバーを軸支するU字溝をダストボックス本体上面の取付け部に形成したことにより、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合には、U字溝から回動
レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部のU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することが出来る。
第2の発明は、上記回動レバーを軸支するU字溝の開口部を奥よりも狭めたことにより、通常使用時には回動レバーの軸はダストボックス本体上面取付け部のU字溝に取り付けられ抜けたり、外れたりすることなく軸支されているが、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合には、狭められたU字溝の開口部を回動レバーの軸が押し広げることでU字溝から回動レバーの軸が外れ、引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。また、外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部の狭められたU字溝の開口部を回動レバーの軸で押し広げてU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することができる。
第3の発明は、上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の外周方向に向けて開口させたことにより、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体の外周方向に向けた外力や上方から外力が加わった場合、U字溝から回動レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。また、外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部のU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することができる。
第4の発明は、上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の上方向に向けて開口させたことにより、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体の内周方向に向けた外力や下方から外力が加わった場合、U字溝から回動レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。また、外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部のU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することができる。
第5の発明は、上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の下方向に向けて開口させたことにより、引掛け部と回動レバーからなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体の外周方向に向けた外力や上方から外力が加わった場合、U字溝から回動レバーの軸が外れることで引掛け部と回動レバーからなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体上面の取付け部が破損したりするのを防止することができる。また、外れた回動レバーの軸をダストボックス本体上面取付け部のU字溝に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することができる。
第6の発明は、前記1〜5に記載の集塵装置を備えた電気掃除機とすることで、使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機について、図1〜7を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図、図2は同集塵装置の斜視図、図3は同集塵装置の後方斜視図、図4は同集塵装置の内部構成を示す斜視図、図5は図3のB−B断面図、図6は図2のA−A断面図、図7は図6のC−C断面図である。
本実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機は、掃除機本体1と、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aに接続されるホース2と、ホース2の先端に設けられた接続パイプ3と、接続パイプ3に接続される延長管4と、延長管4の先端に設けられ塵埃を吸引する開口部(図示せず)を有する吸込具5からなり、掃除機本体1には、塵埃を吸引するための電動送風機6が内蔵されて、塵埃を集塵する集塵装置7が取り付けられている。
集塵装置7は図2に示すように、構成部品を大きく分けると、外郭はダストボックス本体8と、ダストボックス本体8の上面を塞ぐように構成されたカバー11と、カバー11に備え付けられたハンドル10と、ダストボックス本体8の下面を塞ぐように設けられたフタ9とから構成される。
フタ9は、ダストボックス本体8に設けたヒンジ部13で回動可能で、尾錠18でダストボックス本体8に係止されている。またフタ9に取り付けられたパッキンD29によってダストボックス本体8とエアータイト(気密性保持)される。
図5に示すように、フタ9は尾錠18が回動することでロックが外れて、開閉できる構成となっており、押しレバー12を押すとスライダー47が下がることで尾錠18が開き、フタ9が開放される。なおカバー11は引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠でダストボックス本体8と締結係合されている。
操作としてまず、カバー11の爪部11aに引掛け部14を引っ掛けて、次に回動レバー15を回動させて引掛け部14とカバー11の爪部11aの締結係合を行うことで、カバー11とダストボックス本体8とを締結係合させている。また、その逆の操作としてまず、回動レバー15を回動させて引掛け部14とカバー11の爪部11aの締結係合を解除させ、次にこの状態から更に引掛け部14をカバー11の爪部11aから取り外して初めてカバー11とダストボックス本体8は分離される。
上記引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠は、略円筒状のダストボックス本体8上面の相対する2箇所に配設されており、ダストボックス本体8上面の取付け部8a上面にカバー11の爪部11aの下端を載せ位置合わせをしている。
ここで、ダストボックス本体8の上面を塞ぐように構成されたカバー11を引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠でカバー11の爪部11aに引掛けてダストボックス本体8と締結係合させたことにより、回動レバー15を回動させて引掛け部14とカバー11の爪部11aの締結係合を解除させても、この時点では引掛け部14とカバー11の爪部11aの締結係合だけが解除されるだけで、引掛け部14と爪部11aの引っ掛りは継続されたままとなりカバー11にダストボックス本体8は引っ掛った状態となる。
この状態から更に引掛け部14をカバー11の爪部11aから手で取り外して初めてカバー11とダストボックス本体8は分離される。つまり、誤って回動レバー15を回動させても即座にカバー11とダストボックス本体8が分離されることを防止し、誤って回動レバー15を回動させてしまいカバー11とダストボックス本体8が分離してダストボックス本体8を床面に落として破損させてしまうことを防止することが出来るものである。
また、上記引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠は、略円筒状のダストボックス本体8上面の相対する2箇所に配設されており、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠を略円筒状のダストボックス本体8上面の相対する2箇所に配設したことにより、片方の回動レバー15を誤って回動させても、もう片方の引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠でカバー11とダストボックス本体8との締結係合は継続されたままとなり、
誤って回動レバー15を回動させてしまいカバー11とダストボックス本体8が分離してダストボックス本体8を床面に落として破損させてしまうことを更により一層防ぐことができるものである。
また、上記引掛け部と回動レバーからなる尾錠を略円筒状のダストボックス本体上面に複数形成した場合には、一箇所の回動レバー15を誤って回動させても他の引掛け部と回動レバーからなる尾錠でカバー11とダストボックス本体8との締結係合は継続されたままとなり、誤って回動レバー15を回動させてしまいカバー11とダストボックス本体8が分離してダストボックス本体8を床面に落として破損させてしまうことを更により一層防ぐことができる。
また、上記引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠を配設した略円筒状のダストボックス本体8上面の取付け部8a上面にカバー11の爪部11aの下端を載せたことにより、ダストボックス本体8上面の取付け部8a上面の座にカバー11から突出した爪部11aの下端の座を載せることでダストボックス本体8とカバー11の位置合せを容易にし、ダストボックス本体8へのカバー11の取付け操作を容易且つ楽にすることが出来るものである。
また、回動レバー15を軸支するU字溝62をダストボックス本体8上面の取付け部8aに形成したことにより、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合には、U字溝62から回動レバー15の軸15aが外れることで引掛け部と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができる。そして外れた回動レバー15の軸15aをダストボックス本体8上面取付け部8aのU字溝62に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することが出来るものである。
また、回動レバー15を軸支するU字溝62の開口部は、U字溝62の奥よりも狭めた寸法に形成されており、通常使用時には回動レバー15の軸15aはダストボックス本体8上面取付け部8aのU字溝62から抜けたり、外れたりすることなく軸支されているが、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合には、狭められたU字溝62の開口部を回動レバー15の軸15aが押し広げることでU字溝62から回動レバー15の軸15aが外れ、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができるものである。
そして外れた回動レバー15の軸15aをダストボックス本体8上面取付け部8aの狭められたU字溝62の開口部を回動レバー15の軸15aで押し広げてU字溝62に再取り付けすることで機能障害を起こすことなく再使用することができるものである。
ここで、図10に示すように回動レバー15を軸支するU字溝62がダストボックス本体8取付け部8aの外周方向に向けて開口されているため、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体8の外周方向に向けた外力や上方からの外力が加わった場合に、U字溝62から回動レバー15の軸15aが外れることで引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができるものである。
ダストボックス本体8内には、図5に示すように、その略同心状に一次フィルター21が設けられ、一次フィルター21の下方に、傘状の延出部22が爪による勘合、または溶着などの手段により、一次フィルター21の取り付け枠57に取り付けられている。
一次フィルター21の上方にはプリーツ状に形成された二次フィルター23が設けられ、更にその上方には、二次フィルター23に蓄積した塵埃を振動などの手段により落とすための除塵部24や、除塵部24に振動を与える手段となるモーター部25を備えている。
一次フィルター21は金属材料で構成しており、金属表面部分には樹脂などによる凹凸形状を設けない構成とすることで、旋回流が滑らかに流れることになり、分離効率を高めるとともに、塵埃などの巻きつきを軽減する効果を発揮する。なお、一次フィルター21の表面に研磨処理を施すことによって、その効果を高めることができ、また抗菌処理を施すことによって、一次フィルター21を清潔に保つことができる。
吸込具5から吸い込まれる塵埃の混じった空気は、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aを経由して、図3に示すダストボックス本体8に設けた吸気口B17に吸い込まれる。
吸気口B17に吸い込まれた空気は一次フィルター21の外周とダストボックス本体8で形成されるサイクロン空間31に流れ、そこに発生する旋回流により綿ごみを主とした塵埃と細塵を含んだ空気とに遠心分離される。綿ごみを主とした塵埃は、延出部22とダストボックス本体8間に形成される集塵通路32を通り塵埃蓄積空間部52へと蓄積されていく。
ここでサイクロン空間31の幅L1は、集塵通路32の幅L2より大きくなっている。そして塵埃蓄積空間部52の内径R4は、サイクロン空間の内径R3より大きくなっており、ダストボックス本体8は延出部22の形状に合わせて広がる傾斜部53を有している。
延出部22の上端は傾斜部53より上方の位置にあり、また延出部22の下端は傾斜部53より下方の位置にある。この構成により、サイクロン空間31から塵埃蓄積空間部52に向けて、押さえつける力が発生し、塵埃蓄積空間部52に蓄積された塵埃のサイクロン空間への舞い上がりを防止している。なお延出部22の下端は傾斜部53より下方の位置にあるとしたが、傾斜部53にかかっていて同様の効果が得られる。
また、延出部22とダストボックス本体8の傾斜部53は、フタ9側から見てれば垂直上方に天井壁を形成したような構成となるので、塵埃蓄積空間部52へ蓄積された綿ごみを主とした塵埃は、サイクロン空間31へ舞い戻りにくくなり、集塵効率を高めることができるようになっている。
延出部22の斜面58とダストボックス本体8の傾斜部53は略平行になるようにしており、旋回流の乱れを軽減し塵埃蓄積空間部52からサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、塵埃が集塵通路32に詰まるのを防ぐことが出来る。なお略平行を保ったまま延出部22の上端の位置を上下に変化させることによって、集塵通路の53の幅L2の調整が可能で、幅L2が下方にいくにつれ徐々に広くしたり、狭くしたりすることが可能である。
なお塵埃蓄積空間部52に向かうにつれて集塵通路32の幅L2が広くなるようすれば、傾斜部53の傾斜を緩やかにすることができるので、集塵装置7の高さ寸法を低く保つことが出来るのでコンパクトな構成となる。更に、塵埃蓄積空間部52に向かうにつれて集塵通路32の幅L2が徐々に狭くなるように構成すれば、塵埃蓄積空間部52方向に押し付ける力が大きくなり、塵埃蓄積空間部52の塵埃がサイクロン空間31へ舞い戻るのをより抑制することが出来る。
サイクロン空間31の内径R3は、延出部22の最大外径R2より大きくなっている。これにより、一次フィルター21と延出部22を一部品として構成したとしても、ダストボックス本体8の上方からの抜き差しが可能となるので組み立て性に優れている。
また、ダストボックス本体8および延出部22は少なくともその一部が透明材料で構成されており、塵埃蓄積空間部52や延出部22の傘状内部に蓄積した塵埃の量も確認できるので、ユーザーがごみ捨ての時期を判断しやすくなっている。
なお、本実施形態では、延出部22はその斜面58の下端から垂直方向に延びるフランジ59を備えている。これにより塵埃蓄積空間部52内の塵埃が圧縮されサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、集塵性能を高めることが出来る。
ところで、サイクロン空間31で細塵に分離された空気は、一次フィルター21を通過し、二次フィルター23によって細塵が濾過される。そして、細塵を含まない空気のみが二次フィルター23を通過し吸気口A16を通過し、電動送風機6に吸引される。
二次フィルター23に堆積した細塵は、電動送風機6の運転が停止中の時に、二次フィルター23の上方に設けられた除塵部24にモーター部25により振動が与えられることによって、二次フィルター23から剥離する。そして剥離した細塵は、一次フィルター取り付け枠57より内側の空間を通り、一次フィルター21下方でかつ延出部22の内側に設けた、内筒33へと蓄積される。
内筒33の上部は、剥離した細塵を内筒33の底部へ導きやすくするために傾斜形状となっている。内筒33の内側には返り55が設けられ、集塵装置7の上下を逆さまにされた場合であっても、内筒33に蓄積した細塵が再び二次フィルター23側に戻って、再付着するのを防いでいる。内筒33は、一次フィルター21と連通しており、開口した下端はフタ9に設けられたパッキンE30により塵埃蓄積空間部52と隔離されている。
一次フィルター取り付け枠57の一次フィルター21より上方の径は、一次フィルターの外径R1より大きく、かつサイクロン空間31を形成するダストボックス本体8の外壁54の内径R3よりも大きくなっている。一次フィルター取り付け枠57はダストボックス本体8の上方から挿入され、パッキンB27で保持リブ56と圧接して保持される。
二次フィルター23は、一次フィルター21上方に設けられ、二次フィルター23の外周にはそれぞれパッキンA26とパッキンB27が取り付けられており、一次フィルター取り付け枠57に対して、それぞれ防振およびエアータイトの役割を果たしている。二次フィルター23の外径は、一次フィルター21の外径R1より大きくなっており、空気の流通抵抗を極力減らす構成となっている。これに従い、ダストボックス本体8の上部の外径は、サイクロン空間を形成する外壁54の内径R4より大きなっている。すなわちダストボックス本体8は、全体的にみれば、くびれ形状を有していることになる。
次に、二次フィルター23の除塵について説明する。図5、6に示すように、除塵部24は軸部43によって除塵板44とレール41がビスなどの連結手段により連結されることで構成されている。モーター部25はモーター40の回転軸に取り付けられたクランクシャフト37がコンロッド38を介してリニア振動子39と連結しており、これらをモーターカバー35とモーターケース36で囲われており、ケース体46にビス等の連結手段によって取り付けられている。
モーター40はケース体46に取り付けられた電気基盤49とつながっており、電気基
盤49に配設されたコンデンサ48が掃除機本体1側に設けた充電手段によって端子19を介して充電され、スイッチ34によってコンデンサ48に蓄積された電流を放電してモーター40を回転させ、リニア振動子39が振動する。リニア振動子39はレール41に接続されており、振動(図5の矢印で示すような左右方向の振動)を除塵板44に伝えることによって二次フィルター23に振動を与えて蓄積した細塵を剥離させることができる。
ケース体46は、内壁45とビス等の連結手段によりカバー11に連結されており、レール41をケース体46と内壁45に設けられたレール保持部42とで挟むことで保持されている。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について、図11を用いて説明する。なお、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図11において62は、回動レバー15を軸支するU字溝でダストボックス本体8取付け部8aの上方向に向けて開口されているため、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体8の内周方向に向けた外力や下方から外力が加わった場合に、U字溝62から回動レバー15の軸15aが外れることで引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができるものである。
(実施の形態3)
本発明の第2の実施の形態について、図12を用いて説明する。なお、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図12において62は、回動レバー15を軸支するU字溝でダストボックス本体8取付け部8aの下方向に向けて開口されているため、引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠に外力が加わった場合、特にはダストボックス本体8の外周方向に向けた外力や上方から外力が加わった場合に、U字溝62から回動レバー15の軸15aが外れることで引掛け部14と回動レバー15からなる尾錠が破損したり、ダストボックス本体8上面の取付け部8aが破損したりするのを防止することができるものである。
なお、上記実施の形態では、ダストボックス本体8や延出部22は円筒状と説明したが、図6に示すように、他部品との関係で、円筒状の一部が形成されない場合であっても、作用や効果の点は同じである。
以上のように、本発明に係る集塵装置は、塵埃をサイクロン式分離という原理に基づいて収集する集塵装置において、誤って回動レバーを回動させてしまいカバーとダストボックス本体が分離してダストボックス本体を床面に落として破損させてしまうことを防止することができるので、家庭用や業務用の電気掃除機等に適用できる。
1 掃除機本体
6 電動送風機
7 集塵装置
8 ダストボックス本体
8a 取付け部
9 フタ
11 カバー
11a 爪部
14 引掛け部
15 回動レバー
15a 軸
21 一次フィルター
22 延出部
23 二次フィルター
24 除塵部
31 サイクロン空間
32 集塵通路
33 内筒
52 塵埃蓄積空間部
53 傾斜部
55 返り
57 取り付け枠
58 斜面
59 フランジ
62 U字溝

Claims (6)

  1. 略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記ダストボックス本体の上面を塞ぐように構成されたカバーを引掛け部と回動レバーからなる尾錠でカバーの爪部に引掛けてダストボックス本体と締結係合させると共に前記回動レバーを軸支するU字溝をダストボックス本体上面の取付け部に形成したことを特徴とする集塵装置。
  2. 上記回動レバーを軸支するU字溝の開口部を奥よりも狭めたことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の外周方向に向けて開口させたことを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  4. 上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の上方向に向けて開口させたことを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  5. 上記回動レバーを軸支するU字溝を上記ダストボックス本体取付け部の下方向に向けて開口させたことを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  6. 前記集塵装置を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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