JP5598169B2 - 集塵装置及び電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機等に搭載される集塵装置及び電気掃除機に関するものである。
近年のサイクロン式の電気掃除機に搭載される集塵装置は、吸込具から塵埃と共に吸引される空気を円筒集塵部内で旋回させることにより、空気中に混じった塵埃を遠心力を利用して分離し、分離した塵埃を円筒集塵部下方の集塵室に捕集するものであり、塵埃が分離された空気は、電動送風機による吸引側に吸込まれるようになっている。ところが、集塵室内に捕集した塵埃が、吸引側に舞い戻る現象が発生するため、サイクロン室と集塵室との径を変えることで段差を設け、舞い戻りを抑えるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−135184号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されたような従来の集塵装置の構成では、集塵室からの舞い戻りを抑えるにはまだ不十分で、集塵効果をさらに高めることが必要であった。また、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間範囲へ舞い戻り、一次フィルターに巻き付く等の問題を有していた。そこで本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、サイクロン方式の集塵装置で捕集した塵埃が吸引側に吸込まれるのを極力少なくすることができると共に、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などが一次フィルターに巻き付くのを防止しその集塵効果を格段に高めることができる集塵装置及び電気掃除機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の集塵装置は、略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記サイクロン空間の下方には略円筒状の塵埃蓄積空間を設け、前記一次フィルターの下部に、前記塵埃蓄積空間に向けて延出する傘状の延出部を設け、前記延出部の下端の一部にスリットを形成したもので、上記スリットを通じて延出部内部の塵埃蓄積空間の空気の圧力を逃がすことで延出部内部の塵埃蓄積空間の圧力を下げ塵埃が保持され、蓄積され易くすることで塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃がサイクロン空間範囲へ舞い戻るといったことをより一層防ぐことができる。
また、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などをスリット部分に引っ掛けてそれ以上上方へ引っ張られるのを防止し、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間範囲へ舞い戻り一次フィルターに巻き付くのを防止することができる。
また、本発明の電気掃除機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えたもので、使い勝手のよい電気掃除機を提供することが出来る。
本発明のサイクロン式の集塵装置は、塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃がサイクロン空間へ舞い戻ることを防ぐことで集塵効果を高めることができ、また集塵装置自体もコンパクトなものにすることができる。
本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図 同集塵装置の斜め前方からの斜視図 同集塵装置の斜め後方からの斜視図 同集塵装置の内部構成を示す斜視図 図3におけるB−B断面図 図2におけるA−A断面図 図6におけるC−C断面図
第1の発明は、略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記サイクロン空間の下方には略円筒状の塵埃蓄積空間を設け、前記一次フィルターの下部に、前記塵埃蓄積空間に向けて延出する傘状の延出部を設け、前記延出部の下端の一部にスリットを形成したもので、上記スリットを通じて延出部内部の塵埃蓄積空間の空気の圧力を逃がすことで延出部内部の塵埃蓄積空間の圧力を下げ塵埃が保持され、蓄積され易くすることで塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃がサイクロン空間範囲へ舞い戻るといったことをより一層防ぐことができる。
また、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などをスリット部分に引っ掛けてそれ以上上方へ引っ張られるのを防止し、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間範囲へ舞い戻り一次フィルターに巻き付くのを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のスリットを複数形成したもので、複数のスリットを通じて延出部内部の塵埃蓄積空間の空気の圧力を分散して逃がすことで延出部内部の塵埃蓄積空間に均一に分散して塵埃が保持され、蓄積され易くすることで塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃がサイクロン空間範囲へ舞い戻るといったことをより一層防ぐことができる。
また、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などを複数のスリット部分に引っ掛けてそれ以上上方へ引っ張られるのを防止し、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間範囲へ舞い戻り一次フィルターに巻き付くのを防止することができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のスリットを、延出部の下端から垂直に延びるフランジに形成したもので、傘状の延出部の外周方向に向けて気流が放出されることでサイクロン空間の旋回気流の流れを阻害することなくスムーズな流れを確保することが出来るものである。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明のスリットをサイクロン空間の旋回気流の接線ベクトル方向に傾斜させて形成したもので、旋回気流の接線ベクトル方向に向けて気流が放出されることでサイクロン空間の旋回気流の流れを阻害することなくスムーズな流れを確保することが出来るものである。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明のスリットを集塵装置の後方に設けたもので、掃除機本体に収納された状態での外観を損なうことなく使用できるものであ
る。
第6の発明にかかる電気掃除機は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えたもので、使い勝手のよい電気掃除機を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機について、図1〜7を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における集塵装置を備えた電気掃除機の全体斜視図、図2は、同集塵装置の前方斜視図、図3は、同集塵装置の後方斜視図、図4は、同集塵装置の内部構成を示す斜視図、図5は、図3のB−B断面図、図6は、図2のA−A断面図、図7は、図6のC−C断面図である。
図1〜7において、本実施の形態における集塵装置を用いた電気掃除機は、掃除機本体1と、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aに一端が接続されるホース2と、ホース2の先端に設けられた接続パイプ3と、接続パイプ3に接続される延長管4と、延長管4の先端に設けられ塵埃を吸引する開口部(図示せず)を有する吸込具5からなり、掃除機本体1には、塵埃を吸引するための電動送風機6と、塵埃を集塵する集塵装置7が内蔵されている。
集塵装置7は、図2に示すように、構成部品を大きく分けると、外郭は、ダストボックス本体8と、ダストボックス本体8の上面を塞ぐように構成されたカバー11と、カバー11に備え付けられたハンドル10と、ダストボックス本体8の下面を塞ぐように設けられたフタ9とから構成される。
フタ9は、ダストボックス本体8に設けたヒンジ部13で回動可能で、尾錠18でダストボックス本体8に係止されている。またフタ9に取り付けられたパッキンD29によってダストボックス本体8とエアータイト(気密性保持)される。
また、図6に示すように、フタ9は、尾錠18が回動することでロックが外れて、開閉できる構成となっており、押しレバー12を押すとスライダー47が下がることで尾錠18が開き、フタ9が開放される。なおカバー11は、図2に示すように、バックル15と爪部14でダストボックス本体8と係合している。
ダストボックス本体8内には、図4、5に示すように、その略同心状に一次フィルター21が設けられ、一次フィルター21の下方に、傘状の延出部22が爪による嵌合、または溶着などの手段により、一次フィルター取り付け枠57に取り付けられている。
一次フィルター21の上方には、プリーツ状に形成された二次フィルター23が設けられ、更にその上方には、二次フィルター23に蓄積した塵埃を振動などの手段により落とすための除塵部24や、除塵部24に振動を与える手段となるモーター部25を備えている。
一次フィルター21は、金属材料で構成されており、金属表面部分には樹脂などによる凹凸形状を設けない構成とすることで、旋回流が滑らかに流れることになり、分離効率を高めるとともに、塵埃などの巻きつきを軽減する効果を発揮する。なお、一次フィルター21の表面に研磨処理を施すことによって、その効果を高めることができ、また抗菌処理を施すことによって、一次フィルター21を清潔に保つことができる。
吸込具5から吸い込まれた塵埃の混じった空気は、掃除機本体1の前方に設けた吸入口1aを経由して、図3に示すダストボックス本体8に設けた吸気口B17に吸い込まれる。吸気口B17に吸い込まれた空気は、一次フィルター21の外周とダストボックス本体8の内面との間に形成されたサイクロン空間31に流れ、そこに発生する旋回流により綿ごみを主とした塵埃と細塵を含んだ空気とに遠心分離される。綿ごみを主とした塵埃は、延出部22とダストボックス本体8間に形成された集塵通路32を通り塵埃蓄積空間52へと蓄積されていく。
ここで、サイクロン空間31の幅L1は、集塵通路32の幅L2より大きくなっている。そして塵埃蓄積空間52の内径R4は、サイクロン空間31の外径R3より大きくなっており、ダストボックス本体8は、延出部22の形状に合わせて広がる傾斜部53を有している。延出部22の上端は、傾斜部53より上方の位置にあり、また延出部22の下端は、傾斜部53より下方の位置にある。
この構成により、サイクロン空間31から塵埃蓄積空間52に向けて、押さえつける力が発生し、塵埃蓄積空間52に蓄積された塵埃のサイクロン空間31への舞い上がりを防止している。なお延出部22の下端は、傾斜部53より下方の位置にあるとしたが、傾斜部53にかかっていても同様の効果が得られる。
また、延出部22とダストボックス本体8の傾斜部53は、フタ9側から見てれば垂直上方に天井壁を形成したような構成となるので、塵埃蓄積空間52へ蓄積された綿ごみを主とした塵埃は、サイクロン空間31へ舞い戻りにくくなり、集塵効率を高めることができるようになっている。
本実施の形態では、延出部22の斜面58とダストボックス本体8の傾斜部53は略平行になるようにしており、旋回流の乱れを軽減し、塵埃の塵埃蓄積空間52からサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、塵埃が、集塵通路32に詰まるのを防ぐことが出来る。なお略平行を保ったまま延出部22の上端の位置を上下に変化させることによって、集塵通路の32の幅L2の調整が可能で、幅L2が下方にいくにつれ徐々に広くしたり、狭くしたりすることが可能である。
なお塵埃蓄積空間52に向かうにつれて、集塵通路32の幅L2が広くなるようすれば、傾斜部53の傾斜を緩やかにすることができるので、集塵装置7の高さ寸法を低く保つことが出来、コンパクトな構成となる。更に、塵埃蓄積空間52に向かうにつれて集塵通路32の幅L2が徐々に狭くなるように構成すれば、塵埃蓄積空間52方向に押し付ける力が大きくなり、塵埃蓄積空間52の塵埃がサイクロン空間31へ舞い戻るのをより抑制することが出来る。
サイクロン空間31の外径R3は、延出部22の最大外径R2より大きくなっている。これにより、一次フィルター21と延出部22を一部品として構成したとしても、ダストボックス本体8の上方からの抜き差しが可能となるので組み立て性に優れている。
また、ダストボックス本体8および延出部22は、少なくともその一部が透明材料で構成されており、塵埃蓄積空間52や延出部22の傘状内部に蓄積した塵埃の量も確認できるので、ユーザーがごみ捨ての時期を判断しやすくなっている。
なお、本実施の形態では、延出部22は、その斜面58の下端から垂直方向に延びるフランジ59を備えている。これにより塵埃蓄積空間52内の塵埃が圧縮されサイクロン空間31への舞い戻りを防ぐとともに、集塵性能を高めることが出来る。
ここで60は、一次フィルター21の下部に設けた傘状の延出部22の下端の一部に形成されたスリットで、このスリット60が形成されたことにより、スリット60を通じて延出部22内部の塵埃蓄積空間52の空気の圧力を逃がすことで、延出部22内部の塵埃蓄積空間52の圧力を下げ塵埃をより保持し易くし、蓄積され易くすることで塵埃蓄積空間52に蓄積した塵埃が、サイクロン空間31範囲へ舞い戻るといったことをより一層防ぐことができるものである。
また、塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間31範囲へ舞い戻りそうになりサイクロンの旋回気流に乗って延出部22の下端(フランジ59の下端)から一次フィルター21に向かって引っ張られながら延出部22の下端を回転していってもスリット60部分に引っ掛りそれ以上上方へ引っ張られるのを防止し、一次フィルター21に犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などが巻き付くのを防止することができるものである。
また、上記スリット60を複数形成した場合には、複数のスリット60を通じて延出部22内部の塵埃蓄積空間52の空気の圧力を分散して逃がすことで延出部22内部の塵埃蓄積空間52に均一に分散して塵埃が保持され、蓄積され易くすることで、塵埃蓄積空間52に蓄積した塵埃がサイクロン空間31範囲へ舞い戻るといったことをより一層防ぐことができる。
また、サイクロン空間31範囲へ舞い戻りそうになった塵埃中に含まれる犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などを複数のスリット60により引っ掛けそれ以上上方へ引っ張られるのを防止し、一次フィルター21に犬や猫等のペット毛及び人の髪の毛などが巻き付くのを更に防止することができるものである。
また、スリット60を、延出部22の下端から垂直に延びるフランジ59部に形成したことにより、傘状の延出部22の外周方向に向けて気流が放出されることでサイクロン空間31の旋回気流の流れを阻害することなくスムーズな流れを確保することが出来るものである。
また、図7に示すように上記傘状の延出部22の下端のスリット60を、サイクロン空間31の旋回気流の接線ベクトル方向に傾斜させて形成した場合には、旋回気流の接線ベクトル方向に向けて気流が放出されることにより、サイクロン空間31の旋回気流の流れを阻害することなくスムーズな流れを確保することが出来るものである。
また、上記傘状の延出部22の下端のスリット60を集塵装置7の後方の位置に設けたことにより、掃除機本体1に収納された状態での外観を損なうことなく使用できるものである。
ところで、サイクロン空間31で細塵に分離された空気は、一次フィルター21を通過し、二次フィルター23によって細塵が濾過される。そして、細塵を含まない空気のみが二次フィルター23を通過し吸気口A16を通過し、電動送風機6に吸引される。
二次フィルター23に堆積した細塵は、電動送風機6の運転が停止中の時に、二次フィルター23の上方に設けられた除塵部24にモーター部25により振動が与えられることによって、二次フィルター23から剥離する。そして剥離した細塵は、一次フィルター取り付け枠57より内側の空間を通り、一次フィルター21の下方でかつ延出部22の内側に設けた内筒33へと蓄積される。
内筒33の上部は、剥離した細塵を内筒33の底部へ導きやすくするために傾斜形状となっている。内筒33の内側には、返り55が設けられ、集塵装置7の上下が逆さまにされた場合であっても、内筒33に蓄積した細塵が再び二次フィルター23側に戻って、再付着するのを防いでいる。内筒33は、一次フィルター21と連通しており、開口した下端はフタ9に設けられたパッキンE30により塵埃蓄積空間52と隔離されている。
一次フィルター取り付け枠57の一次フィルター21より上方の径は、一次フィルターの外径R1より大きく、かつサイクロン空間31を形成するダストボックス本体8の外壁54の内径R3よりも大きくなっている。一次フィルター取り付け枠57は、ダストボックス本体8の上方から挿入され、パッキンB27で保持リブ56と圧接して保持される。二次フィルター23は、一次フィルター21の上方に設けられ、二次フィルター23の外周にはそれぞれパッキンA26とパッキンB27が取り付けられており、一次フィルター取り付け枠57に対して、それぞれ防振およびエアータイトの役割を果たしている。
二次フィルター23の外径は、一次フィルター21の外径R1より大きくなっており、空気の流通抵抗を極力減らす構成となっている。これに従い、ダストボックス本体8の上部の外径は、サイクロン空間31の外壁54の径R4より大きなっている。すなわちダストボックス本体8は、全体的にみれば、くびれ形状を有していることになる。
次に、二次フィルター23の除塵について説明する。
図5、6に示すように、除塵部24は、軸部43によって、除塵板44とレール41がビスなどの連結手段により連結されることで構成されている。モーター部25は、モーター40の回転軸(図示せず)に取り付けられたクランクシャフト37が、コンロッド38を介してリニア振動子39と連結しており、これらを、モーターカバー35とモーターケース36で囲われており、ケース体46にビス等の連結手段によって取り付けられている。モーター40は、ケース体46に取り付けられた電気基盤49とつながっており、電気基盤49に配設されたコンデンサ48が、掃除機本体1側に設けた充電手段(図示せず)によって端子19を介して充電され、スイッチ34によってコンデンサ48に蓄積された電流を放電してモーター40を回転させ、リニア振動子39が振動する。
リニア振動子39は、レール41に接続されており、振動(図5の矢印で示すような左右方向の振動)を除塵板44に伝えることによって、二次フィルター23に振動を与えて蓄積した細塵を剥離させることができる。
ケース体46は、内壁45とビス等の連結手段によりカバー11に連結されており、レール41をケース体46と内壁45に設けられたレール保持部42とで挟むことで保持されている。
なお、上記実施の形態では、ダストボックス本体8や延出部22は、円筒状と説明したが、図6に示すように、他部品との関係で、円筒状の一部が形成されない場合であっても、作用や効果の点は同じである。
以上のように、塵埃をサイクロン式分離という原理に基づいて収集する本発明に係る集塵装置は、塵埃蓄積空間に蓄積した塵埃やペット毛及び人の髪の毛などがサイクロン空間へ舞い戻ることを防ぐことができるので、家庭用や業務用の電気掃除機等に適用できる。
1 掃除機本体
6 電動送風機
7 集塵装置
8 ダストボックス本体
9 フタ
21 一次フィルター
22 延出部
23 二次フィルター
24 除塵部
31 サイクロン空間
32 集塵通路
33 内筒
52 塵埃蓄積空間
53 傾斜部
55 返り
57 一次フィルター取り付け枠
58 斜面
59 フランジ
60 スリット

Claims (6)

  1. 略円筒状のダストボックス本体内に、略円筒状の一次フィルターを同心状に配置して、前記ダストボックス本体の内面と前記一次フィルターの外周面との間にサイクロン空間を形成し、前記サイクロン空間の下方には略円筒状の塵埃蓄積空間を設け、前記一次フィルターの下部に、前記塵埃蓄積空間に向けて延出する傘状の延出部を設け、前記延出部の下端の一部にスリットを形成したことを特徴とする集塵装置。
  2. スリットを複数形成したことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. スリットを、延出部の下端から垂直に延びるフランジに形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の集塵装置。
  4. スリットをサイクロン空間の旋回気流の接線ベクトル方向に傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
  5. スリットを集塵装置の後方に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置を備えた電気掃除機。
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