JPH0439168Y2 - - Google Patents

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JPH0439168Y2
JPH0439168Y2 JP7893586U JP7893586U JPH0439168Y2 JP H0439168 Y2 JPH0439168 Y2 JP H0439168Y2 JP 7893586 U JP7893586 U JP 7893586U JP 7893586 U JP7893586 U JP 7893586U JP H0439168 Y2 JPH0439168 Y2 JP H0439168Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器の開蓋装置に関する。
〔従来の技術〕
容器本体側に設けた係合部に蓋体側に設けた係
合部を係合させて蓋体を閉じる閉蓋構造におい
て、蓋体を開くためには、蓋体に指もしくは爪
を引つ掛けて強制的に前記係合部の係合を外す
か、実開昭59−85109号公報(第8図)に示さ
れるコンパクト容器のように、容器本体6に凹所
31を設け、この凹所31内に係合解除ボタン3
2を設け、この係合解除ボタン32を押すことに
より、蓋体8を押し上げ係合部10,11の係合
を強制的に解除して蓋体8を開くようにした構造
としたものが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、単に指や爪を引つ掛けて蓋体を外すの
では、とりわけ蓋体の形状と容器本体の形状とが
統一的になされ、指等を引つ掛ける場所が無い場
合に蓋体を外しずらいという問題がある。また、
容器本体6に凹所31を設け、この凹所31に係
合解除ボタン32を設ける構造について検討して
みると、コンパクト容器のように容器本体6があ
る程度硬い合成樹脂で成形されるものであれば凹
所31を形成することも可能であるが、容器本体
6をひねつて内容液を注出するスクイズ容器等の
ように、可撓性を有する柔らかい材質の合成樹脂
で容器本体6を成形するものにあつては、このよ
うな凹所31を設けて係合解除ボタン32を装着
するのに向かない場合が多い。また、これ以外に
も、容器の形状によつてはこのような凹所31や
係合解除ボタン32を設けるのに不都合な場合も
ある。
さらに、このような係合解除ボタン32は一箇
所に設ければ必要かつ十分であるから、一箇所の
みに設けるのが通常で、その場合、蓋体8を開く
には係合解除ボタン32を設けた部分を操作者側
に向ける必要が出てくる。
本考案は、このような問題点を改善することを
技術的課題とし、操作が簡単で、どの方向からも
開蓋操作をすることのできる開蓋装置を提供せん
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器本体6側と蓋体8側とにそれぞれ互いに係合し
て蓋体8を閉状態に保持する本体側係合部10と
蓋体側係合部11とを設けて、容器本体6に設け
た口部2に蓋体8を着脱自在に取り付ける容器に
おいて、次のような技術的手段をとつた。
すなわち、容器本体6の口部2を取り囲んで可
撓性のある材質で形成されたリング13を設け
る。
そして、蓋体側係合部11を本体側係合部10
に係合して口部2を閉じた状態の時、前記蓋体8
の周縁が前記リング13の内側面に当接するよう
にするとともに、このリング13に当接する蓋体
8周縁部分を蓋体8の外面から内面に行くにつれ
て下降するテーパー面14として容器の開蓋装置
とする。
〔作用〕
蓋体8が閉じている状態で、リング13を両側
から挟持するよう押圧すると、リング13が楕円
状にたわむので、リング13の内側面に蓋体8周
縁のテーパー面14が押されて蓋体8が押し上げ
られ、蓋体側係合部11が本体側係合部10から
外れて開蓋される。
そして、リング13であるため、どの方向から
押圧してもよい。
また、このリング13は可撓性のある材質で形
成されているため、蓋体8の周縁がこれに当接す
ることにより、シート部材としても作用する。
〔実施例〕
〈実施例 1〉 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
有底筒状の内容器1の口部2周囲にフランジ部
3が設けられとともに、フランジ部3の周囲に内
容器1の途中の高さまで筒部4が垂設され、この
筒部4に続いて有底筒状の底筒体5が接合されて
容器本体6が形成されている。
この容器本体6の一側にヒンジ7で蓋体8が回
動開閉自在に連結され、前記口部2を開閉するよ
うになつており、前記ヒンジ7部にはねじりコイ
ルばね9が装着されて蓋体8を開方向へと付勢し
ている。そして、ヒンジ7と反対側の口部2周縁
部に突起で形成された本体側係合部10が設けら
れているとともに、これに対応してフツク状の蓋
体側係合部11が垂設され、蓋体8を閉じた時本
体側係合部10に係合して蓋体8を閉状態に保持
するようになつている。
また、前記フランジ部は口部2の上端よりやや
低くなつており、この口部2を取り囲むように、
適当な間隔をおいて複数のボスが立設されてい
る。
このボスに支持されて前記容器本体6の口部2
を取り囲むようにゴムで形成されたリング13が
設けられ、このリング13は断面が円形に形成さ
れている。
そして、蓋体8を閉じた時、蓋体8の周縁がリ
ング13の内側面に当接するようになつており、
その当接面は蓋体8の外面から内面に向かうにつ
れて下降するテーパー面14となつている。
次に、この実施例の動作を説明する。
蓋体8を閉じると、蓋体側係合部11が本体側
係合部10に係合して蓋体8を閉じた状態に係止
する。そして、蓋体8を開く場合は、リング13
を両側から挟持するよう押圧すると、リング13
がたわんでその内側面が蓋体8周縁のテーパー面
14に当接し、蓋体8を押し上げるので、蓋体側
係合部11が本体側係合部10から外れるので、
ねじりコイルばね9で開方向に付勢されている蓋
体8は勢い良く開く。
なお、蓋体8を閉じた時、蓋体8周縁のテーパ
ー面14がリング13の内側面に当接している
が、リング13はゴムで形成されてテーパー面1
4に密着しているので、シール性が良い。
〈実施例 2〉 次に、他の実施例を第4図乃至第7図に基づい
て説明する。
この実施例は可撓性のスクイズ容器に本考案の
開蓋装置を使用したものである。
このスクイズ容器は、ポリエチレン等の可撓性
のある材質で成形された容器本体6の口筒部21
に蓋体8を嵌着したもので、まず、容器本体6に
ついて説明すると、この容器本体6は縦長に形成
され、上部に水平部を有し、この水平部中央に容
器口部2を形成している前記口筒部21が立設さ
れている。
この口筒部21の周囲には本体側係合部10と
して環状突起が突設してあり、また、口筒部2
1、容器口部2を取り囲むように容器本体6の水
平部周縁にリング13が設けられている。このリ
ング13は可撓性のある合成樹脂で形成され、リ
ング13を横断するように支持橋13aを一体に
架設してあり、この支持橋13aの中央に口筒部
21の基部に嵌合してリング13を容器本体6に
支持せしめる嵌合環13bを設けてある。
また、口筒部21内に注出口を形成してある内
栓22が嵌合してあり、この注出口部分から容器
本体6内に注出管23が垂設してある。
そして、前記蓋体8はドーム状に形成され、内
部に容器本体6の口筒部21に外嵌してその環状
突起10に係合する蓋体側係合部11としての係
合筒が垂設してある。
そして、蓋体8を口筒部21に嵌合した時、そ
の下端周縁がリング13の内側面に当接するよう
になつており、その当接面は蓋体8の外面から内
面に向かうにつれて傾斜したテーパー面14とな
つている。
よつて、リング13を両側から押圧すると、リ
ング13の内側面にテーパー面14が当接して蓋
体8を押し上げ、係合筒11を環状突起10から
離脱して、蓋体8を外す。
〔考案の効果〕
本考案によれば、リング13を押圧して開蓋す
るものであるため、どの方向から押圧しても、開
蓋でき、開蓋に容器の方向性を問わないため、開
蓋操作が容易である。
また、このリング13は可撓性のある材質で形
成されているため、蓋体8の周縁がこれに当接す
ることにより、シール部材としても作用し、容器
のシール性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図はその半裁縦断正面図、第3図はその縦断
側面図、第4図・第5図は他の実施例の縦断面
図、第6図は蓋体を外した状態の斜視図、第7図
は蓋体を閉じた状態の斜視図、第8図は従来例の
縦断面図である。 2……容器の口部、6……容器本体、8……蓋
体、10……本体側係合部、11……蓋体側係合
部、13……リング、14……テーパー面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体6側と蓋体8側とにそれぞれ互いに係
    合して蓋体8を閉状態に保持する本体側係合部1
    0と蓋体側係合部11とを設けて、容器本体6に
    設けた口部2に蓋体8を着脱自在に取り付ける容
    器において、 容器本体6の口部2を取り囲んで可撓性のある
    材質で形成されたリング13を設けるとともに、
    蓋体側係合部11を本体側係合部10に係合して
    口部2を閉じた時、前記蓋体8の周縁を前記リン
    グ13の内側面に当接せしめ、このリング13に
    当接する蓋体8周縁部分を蓋体8の外面から内面
    に行くにつれて下降するテーパー面14としたこ
    とを特徴とする容器の開蓋装置。
JP7893586U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0439168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7893586U JPH0439168Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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JP7893586U JPH0439168Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS62191648U JPS62191648U (ja) 1987-12-05
JPH0439168Y2 true JPH0439168Y2 (ja) 1992-09-14

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JP7893586U Expired JPH0439168Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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