JP2566913Y2 - 合成樹脂製中蓋 - Google Patents

合成樹脂製中蓋

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JP2566913Y2
JP2566913Y2 JP2968292U JP2968292U JP2566913Y2 JP 2566913 Y2 JP2566913 Y2 JP 2566913Y2 JP 2968292 U JP2968292 U JP 2968292U JP 2968292 U JP2968292 U JP 2968292U JP 2566913 Y2 JP2566913 Y2 JP 2566913Y2
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cylindrical side
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英彦 近江
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製の中蓋に関
し、より詳細には、密封性が改善された中蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の中蓋は、上蓋との組
み合わせで二重キャップとして使用され、飲料等の各種
液体用容器の密封等、種々の用途に供されている。かか
る二重キャップの中蓋として、例えば実開平3−458
63号公報の第1図には、開封用リングを有する円形状
平板部(38) と、該平板部の周縁部から下方に延びてい
る円筒状側壁(31) とを備え、且つ円形状平板部(38)
の下側には密封補助リング(33) が一体に形成されてい
る中蓋(21) が開示されている。この中蓋は、円筒状側
壁(31) の内面と補助リング(33) の外面との間に容器
口部を嵌合せしめることにより、容器口部に装着され
る。即ち、この補助リング(33) の外面と容器口部との
接触により、密封性が保持される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、上記先行
技術等に開示されている従来の中蓋においては、これを
容器口部に装着した状態において、補助リングが、容器
口部からの反発力によって円形状平板部の中心側に撓ん
でしまい、この結果、補助リングと容器口部との接触面
積が著しく小さくなり、密封性が損なわれるという問題
がある。従って本考案の目的は、密封性が改善された合
成樹脂製の中蓋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、容器口
部の外壁と係合する円筒状側壁と、該円筒状側壁で囲ま
れている領域に形成された開封用リングを有する平板部
とを備え、該平板部の周縁は段差部を介して円筒状側壁
の上端部に連なっている合成樹脂製の中蓋において、前
記段差部と円筒状側壁との間には、これらと一体に密封
補助リングが形成されており、該密封補助リングの最外
径は、容器口部の内径よりも若干大きく、且つ該補助リ
ングと段差部とは、該補助リングの外壁と円筒状側壁内
壁との間に容器口部が嵌合されている状態において、該
補助リング内壁が容器口部からの反発力によって段差部
に圧接するような位置関係に、配置されていることを特
徴とする合成樹脂製中蓋が提供される。
【0005】
【作用】本考案の中蓋においては、開封用リングを有す
る平板部が段差部を介して円筒状側壁の上端部に連なっ
ており、しかもこの段差部が、前記補助リングと微小間
隔で配置されていることが重要な特徴である。即ち、容
器口部を補助リングの外壁と円筒状側壁内壁との間に嵌
合せしめた状態(該中蓋が容器口部に装着された状態)
では、先にも述べた通り、該補助リングは、容器口部か
らの反発力によって撓むことになる。而して本考案によ
れば、前記位置関係で段差部が形成されていることか
ら、撓んだ補助リングは段差部に圧接し、この段差部に
よってそれ以上撓まない様に保持され、この結果とし
て、補助リングと容器口部との接触面積が有効に保持さ
れ、密封性の低下が有効に回避されるのである。
【0006】
【実施例】以下、本考案を、添付図面に示す具体例に基
づいて詳細に説明する。本考案の中蓋を、これと組み合
わせで使用される上蓋とともに示す図1において、この
中蓋1は、容器口部の外壁と係合する円筒状側壁2と、
この側壁2に囲まれた領域に位置している実質的に円形
状の平板部3とを備えている。平板部3は、段差部4を
介して円筒状側壁2の上端部に連なっている。また平板
部3には、開封用リング5が設けられており、さらに平
板部3の周縁部には弱化線乃至スリット6が形成されて
いる。即ち、この中蓋1が容器口部に装着された状態に
おいて、開封用リング5を手で引張ることにより弱化線
乃至スリット6が破断し、内容物注出口が形成される。
またこの中蓋1には、通常、円筒状側壁2の上端部に上
蓋10が旋回自在にヒンジ連結されており、さらに上蓋10
を閉じた際にこれと係合する上向きの突起11及び12が設
けられている。
【0007】本考案においては、前記円筒状側壁2と段
差部4との間に、密封補助リング15が設けられる。密封
補助リング15は、その最外径が容器口部の内径よりも若
干大きくなるように形成されており、図2に示す通り、
円筒状側壁2の内面と密封補助リング15の外面との間
の空間に容器口部20が嵌め込まれて中蓋1が固定され
る。
【0008】本考案によれば、上記密封補助リング15と
段差部4との間隔を微小範囲、例えば0.5乃至1.5mm程
度とすることが重要である。即ち、密封補助リング15と
段差部4との間隔をこのような微小間隔に設定すること
によって、容器口部20が嵌め込まれた状態において両者
が圧接し、この密封補助リング15は容器口部20と段差部
4との間に挟まれた状態で保持され、密封補助リング15
と容器口部20との間に一定の接触面積Xが確保されるの
である。このように、本考案においては、容器口部20か
らの反発力による密封補助リング15の撓みが、段差部4
によって最小限となり、前記接触面積Xの低下による密
封性の低下を有効に防止することができる。
【0009】尚、上述した本考案の中蓋は、一般的には
上蓋とともに、例えばポリプロピレン等のオレフィン樹
脂を用いての一体成形により製造される。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、容器口部からの反発力
による密封補助リングの撓みによって密封性が低下する
という不都合が有効に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の中蓋を、これと組み合わせで使用さ
れる上蓋とともに示す図。
【図2】 図1の中蓋を、容器口部に装着した状態を示
す図。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部の外壁と係合する円筒状側壁
    と、該円筒状側壁で囲まれている領域に形成された開封
    用リングを有する平板部とを備え、該平板部の周縁は段
    差部を介して円筒状側壁の上端部に連なっている合成樹
    脂製の中蓋において、 前記段差部と円筒状側壁との間には、これらと一体に密
    封補助リングが形成されており、 該密封補助リングの最外径は、容器口部の内径よりも若
    干大きく、且つ該補助リングと段差部とは、該補助リン
    グの外壁と円筒状側壁内壁との間に容器口部が嵌合され
    ている状態において、該補助リング内壁が容器口部から
    の反発力によって段差部に圧接するような位置関係に、
    配置されていることを特徴とする合成樹脂製中蓋。
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JPH0586852U JPH0586852U (ja) 1993-11-22
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